JPH0332665Y2 - - Google Patents

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JPH0332665Y2
JPH0332665Y2 JP5189484U JP5189484U JPH0332665Y2 JP H0332665 Y2 JPH0332665 Y2 JP H0332665Y2 JP 5189484 U JP5189484 U JP 5189484U JP 5189484 U JP5189484 U JP 5189484U JP H0332665 Y2 JPH0332665 Y2 JP H0332665Y2
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panel
cutout
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rising wall
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JP5189484U
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  • Building Environments (AREA)
  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Finishing Walls (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はコーナー用パネル、就中フツ素樹脂
コーテイング層等を有する超耐久性塗装鋼鈑等の
化粧鋼鈑を素材としたコーナー用パネル提供に最
適なパネル構造の開示に係わるものである。
而して、従前に於ける笠木、庇、水切あるいは
額縁等の施工は、現場に於ける鈑金仕上げによる
施工方法と、予めプレス成形又は折曲げ溶接され
た役物用パネル材を用意し、これを構築物に組付
ける施工方法とが存したものである。
しかし乍ら、これ等の従前手法、就中現場に於
ける鈑金施工に於いては、鈑金の職人手間が割高
であること、並びに施工日時を多く要する不都合
と共に鈑金職人の技術が必ずしも均一でないこと
から仕上り役物の品質面に於けるバラつきの発生
を余儀なくされたものである。又、かゝる現場施
工に於いては、使用素材である鋼鈑表面に傷を生
じ易く、この発生した傷面、あるいは切断端縁に
対する防錆処理が技術的に難しく、往々にして発
錆ないしは雨水浸潤の主たる要因とされたもので
ある。
かゝる不都合より一般的に採用されている工場
での折曲げ、溶接により成形パネル材の提供方法
に於いては現場施工に於ける不都合に回避される
ものゝ切断−溶接処理面に対する防錆処理を別途
要求されたものであつて、吹付け〜焼付けの一連
の塗装手続を要し、割高なパネル成形を余儀なく
なされたものである。又、かゝる切断−折曲げ−
溶接のパネル成形に於いては、切断隅部にまで充
分な肉の盛付けができず、往々にして雨水の浸潤
原因となる未処理接合面、ピンホール、巣等を生
じたものである。
かゝる不都合を回避する目的で、鋼鈑生地の絞
り込みをなし、折曲げ隅部に夫々絞り部を成形す
るようにしたプレス手法に於いては均一の品質を
有し、しかも折付け縁に対する一切の後処理を不
要になすと共に、漏れ出し、錆出しのない理想的
なパネル材の提供が可能とされるものである。し
かし乍ら、かゝるプレスによる絞り成形手法に於
いては、絞り幅に限界が存し、特異な深絞り、あ
るいは特異な絞り縁に対する鍔出し等に対し、素
材面並びにプレス装置の、いずれの側からも多く
の不都合を有したものである。即ち、鋼鈑素材を
特に深く絞り込む場合には当然のこと乍ら大型の
プレス装置を必要とし、又絞り込みに於いて雄雌
の金型が、形状を異にする夫々のパネル毎に必要
とされたものである。
この結果、多種、少量を内容とする役物用パネ
ル、とりわけ建築物のコーナー用パネルの成形手
段としては不適当なものであつた。
又、絞り込みに於いて、鋼鈑生地に肉薄部分を
生じ易く、又化粧塗膜面に微細な割れを生ずる等
の不都合を有したものである。
本考案に係るコーナー用パネルは、かゝる従前
例に於ける不都合に鑑み特にパネルの絞り折つけ
部分の構造に特異性をもたらすことによつて、プ
レスベンダー装置によるパネル成形を可能とし、
多種、少量のコーナー用パネルの廉価な成形提供
と、折付け隅部が絞り込まれた良質の且つ均一の
品質特性を有するパネル材の提供を可能としたも
のである。
以下、本考案に係るコーナー用パネルの典型的
な一実施例を添付の図面就中第9図〜第12図に
ついて説明するに、パネルPに於ける対向した一
対の立上り壁1の上縁1′より底部方に向けて割
欠2を設け、この割欠2に於いて該パネルPのプ
レスベンダー装置による折曲げをなすことによ
り、割欠2の下方に、絞り壁3を形成するように
したものである。
即ち、割欠2は、立上り壁1の上縁1′より底
部方に向けられたV状のものとし、このV状の割
欠部2aの下方に、該割欠部2aの側方立上り壁
の折込まれる膨成割欠部2bを連設し、パネルP
の折曲げ成形に際しての折付け壁の喰込みを防止
し、すつきりとした外観を呈するように考慮され
たものである。
これを更に仔細に検討するに、第9図のAに於
いて割欠部2aは、これが充分に折曲げられた際
に第10図、第11図に於いて示すパネルPとな
るように、その拡開幅、特にV状の下部拡開幅を
限定したことにより、この割欠部2a下部の壁肉
x,xがパネルPの折付けに際して喰み出す結果
となり、この壁肉x,xの逃げ用の膨成割欠部2
bを、V状割欠部2aの下部両方向に設けるよう
にしたものである。
次いで、第9図に於いて示される割欠2cは、
第12図に示される実施例に対応した他の実施例
であつて、概ね状をなす割欠とし、折線m−m
に於いて折つけることにより、割欠2cに於ける
一方の垂直縁yに底縁y′を、又他方の垂直縁y″を
パネルPの上縁1′に夫々当接又は接着せしめる
ようにして折つけ部を構成するようにしたもので
ある。
尚、これ等のV又は状をなす割欠部2a,2
cの割欠幅、角度と、膨成割欠部2bの割欠構成
間隙量、方向並びに形状とは、構成を予定される
パネルPに於ける壁1の立上り壁、折つけの予定
アール並びに折つけ立上り面に生ずる合せ縁の予
定形状等に合せて適宜決定されたものであつて、
第10図の実施例は比較的アールの小さ目のパネ
ル材として、又第11図の実施例は比較的アール
の大きいパネル材として、又第12図の実施例
は、折付け時の合せ縁を折つけ基線より側方に位
置せしめ、後に述べるシール処理特性と、折つけ
成形特性等を良好としたパネル材の提供に供する
ようにしたものである。
かゝる形状よりなる割欠2は、パネルPの絞り
曲げに於いて、割欠間隙を極力無くすように、即
ち夫々の割欠部を密着し、又は極力近接するごと
く位置づけ、第10図−第12図に於いて示され
るような合せ溝n(又は合せ縁)とし、この合せ
溝nの下方にパネルPの立上り底面に至る絞り壁
3を特に残すようにしたものである。
本考案に係るパネルPは、叙上に於ける特異な
割欠構造を、立上り壁1,1の対向する位置に設
け、折線m−mに沿つて折曲げ構成するものとし
た結果、雄型に比し雌型が必ずしも成形面形状に
一致していない比較的ラフな形状とされるプレス
ベンダー装置により、絞り曲げを可能としたもの
である。即ち、パネルPに於ける絞り量を、必要
且つ最小限の範囲にとどめ、その極力限定された
絞り壁3部分に対する正確な予定アール形状なす
プレスベンダー雄型による絞り成形と、残余の立
上り壁1に対する単純なベンダー成形とを可能と
したものであつて、プレス成形に於けるような大
容量のプレス圧を不要とし、又個々の成形パネル
形状に合せて個別に金型を用意する必要をなくし
たものである。
又、かゝる構造を有するパネルPの成形に於い
ては、従前困難とされた深絞りと同様の機能を呈
する充分な立上り壁1を有するパネル材の成形を
可能とし、この立上り壁1に於ける立上り寸法の
設定が特に自由とされると共に、立上り壁1の上
縁1′に対する適宜の縁鍔の連設が自由になし得
たものである。
更に、かゝる構造的特徴よりしてパネルPの成
形に於いて、素材たる化粧鋼鈑面に対する無理な
絞り込み、曲げ込みが解消され、鋼鈑面に皺よれ
等の生ずる危惧が効果的に回避されると共に表面
コーテイング層の損耗が少なく、発錆あるいは雨
水浸潤の生ずる余地を効果的になくしたものであ
る。
次いで、かゝる構造的特徴を有するパネルPの
実際的な使用に際して、絞り壁3部分の存在によ
り、パネルPに充分な腰の強さが約束されたもの
であり、又この絞り壁3部分が合せ溝nと立上り
壁1の底部とに残された結果、以下に述べるコー
キング目地処理を特に容易なものとし、これ等の
コーキング処理されたコーキング材の確実な裏打
面を提供したことにより、コーキング材の波打
ち、落込み、剥離等が有効に防止され、又、これ
等コーキング材に沿つて浸潤する雨水の効果的な
遮断をなすようにしたものである。更に、かゝる
構造的特性、特に合せ溝nを特に密着又は近接し
た接合縁として構成したことにより、バツクアツ
プ材をそのまゝ添装してシーリング処理が可能と
されたものであつて、容易、迅速なシーリング処
理と、的確なシール施工が約束されたものであ
る。
又、絞り壁3部分が残されていること、この絞
り壁部分が必要且つ最少限にとどめられたことの
構造的特性として、絞り壁3部分の絞りに於いて
鋼鈑の切断、化粧塗膜面の微細な割れと言つた危
惧は一切なく、又合せ溝nが常に衝合されるパネ
ルPのコーキング内方に位置づけられてことより
して被装されるパネル外装上に於ける外観特性が
特に良好なものとされ、又使用に際しての錆、漏
水の発生が効果的に防止されたものである。
かゝる諸特性を有するパネルPは、これが役物
用のパネル材として特に意味を有したものであ
り、以下に述べる笠木、窓回りの額縁、水切ある
いは庇等のように特異な形状を有し、且つ複数区
画に亘る折曲げを予定される異形、少量のパネル
材の実用に供されたものであり、その典型的な事
例を、特にパネルP相互の衝合せ構造に関し、第
1図以下の実施例に於いて示したものである。
第1図〜第8図に於いて示される実施例は、叙
上パネルPの基本的な折曲げ例を示したものであ
り、L字状に折曲げられた基版10の折曲げ方向
の基版四周に立上り壁102が設けられ、且つこ
の立上り壁102の上縁に鍔103a,b,c…
が夫々一体に連設されたものである。而して、こ
の基版101に於ける折曲げ部は、割欠104と
絞り部105とより構成され、割欠104は、基
本的にその間隙幅を少な目に設定されたものであ
る。
かゝる構成よりなるパネルPは、その立上り壁
102の立上り寸法と、鍔103の突出幅を図示
例のように設定することにより、第7図A−Eに
於いて示されるような相互の衝合せが可能とされ
たものであり、これに後に説明するコーキング処
理を施して、具体的な笠木、額縁部分としたもの
である。
第13図以下第19図に到る実施例は、更に具
体的且つ典型的なパネルPの使用構造に関するも
のであり、第13図に於いては各種のコーナー用
のパネルを、第14図並びに第16図に於いては
笠木用のパネルを、第17図は水切用のパネル
を、第18図並びに第19図は額縁用のパネルと
しての使用列を夫々示したものである。
尚、第15図の事例は、これ等役物用パネルの
衝合せ部を示したものであり、106はバツクア
ツプ材、107はコーキング材であつて、衝き合
される鍔103と立上り壁102との間に単純
に、これ等コーキング材等の充填処理がなされ得
るように構成されたものであり、従前に於ける衝
き付けによる溶接あるいは重ね合せ手法等に比し
てコーキング手間が少なく、又シーリング効果が
良好且つ長期間に亘り継続維持され得たものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るパネルの正面図、第2図
は同側面図、第3図は同底面図、第4図A−Cは
第2図A部の拡大正面、側面並びに底面図、第5
図A−Cは第2図B部の拡大正面、側面並びに底
面図、第6図A−Cは第1図C部の拡大正面、側
面並びに底面図、第7図Aはパネルの衝き合せ部
の正面図、同B−Eは個々のパネル衝合せ部の要
部断面図、第8図は第3図D部の拡大側面図、第
9図A−Bは割欠部の要部平面図、第10図〜第
12図は折曲げ部の要部平面図、第13図並びに
第14図はパネルの具体的な実施例を示す斜視
図、第15図はパネル衝合せ部の断面図、第16
図〜第19図は具体的なパネルの各実施例を示す
断面図である。 尚、図中1…立上り壁、2…割欠、3…絞り
壁、101…基版、102…立上り壁、103…
鍔、104…割欠、105…絞り部、106…バ
ツクアツプ材、107…コーキング材を示したも
のである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 四周に立上り壁を有する皿状のパネルであつ
    て、このパネルが該立上り壁の側に向けてL字
    形に屈曲されていると共に、この対向して設け
    られている屈曲部の下部を除く該立上り壁の上
    縁より底部方に向けた割欠部を介し、該割欠縁
    端が密着又は近接するごとく絞り曲げられてい
    ることを特徴とするコーナー用パネル。 (2) 前記割欠部を立上り壁上縁より底部方に向け
    たV状をなす割欠と、該割欠下部に連設される
    膨成割欠部とをもつて構成したことを特徴とす
    る登録請求の範囲第一項記載に係るコーナー用
    パネル。 (3) 前記割欠部を立上り壁上縁より底部方に向け
    た状をなすものとし、該状割欠の側部位置
    に於いて絞り曲げたことを特徴とする登録請求
    の範囲第一項記載に係るコーナー用パネル。
JP5189484U 1984-04-11 1984-04-11 Expired JPH0332665Y2 (ja)

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JP5189484U JPH0332665Y2 (ja) 1984-04-11 1984-04-11

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JPS6159711U JPS6159711U (ja) 1986-04-22
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