JPH0343307Y2 - - Google Patents
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- JPH0343307Y2 JPH0343307Y2 JP5189384U JP5189384U JPH0343307Y2 JP H0343307 Y2 JPH0343307 Y2 JP H0343307Y2 JP 5189384 U JP5189384 U JP 5189384U JP 5189384 U JP5189384 U JP 5189384U JP H0343307 Y2 JPH0343307 Y2 JP H0343307Y2
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Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案のコーナー用のパネル、就中各種の表
面処理が施された化粧鋼板を素材とし、この化粧
表面を何等損ずることなく、しかも所期のコーナ
ー曲面を有するコーナー用パネルの提供に関す
る。
面処理が施された化粧鋼板を素材とし、この化粧
表面を何等損ずることなく、しかも所期のコーナ
ー曲面を有するコーナー用パネルの提供に関す
る。
従前における、この種のコーナー部分のパネル
施工は、現場においての鈑金施工による場合と、
予め所期の曲面を有するパネル材を成形用意し、
これを現場において取付け施工をなす場合とがあ
つた。
施工は、現場においての鈑金施工による場合と、
予め所期の曲面を有するパネル材を成形用意し、
これを現場において取付け施工をなす場合とがあ
つた。
しかしながら、現場における鈑金処理において
は、鈑金職人の確保が難しい上に職人手間が比較
的割高なものであり、又施工日時も多く必要とさ
れ、これ等が施工コストを必然的に割高としてい
た。又、鈑金職人における技術が必ずしも同一で
ないことよりして往々にして施工パネルの品質面
におけるバラつきを生じ、又現場施工においては
往々にして使用素材である鈑金表面に傷を生ずる
不都合があつた。かゝる鈑金処理時における発生
傷面あるいは素材の切断端縁に対する現場での防
錆処理が技術的に難しく、往々にして錆び、雨漏
りの原因となつていた。
は、鈑金職人の確保が難しい上に職人手間が比較
的割高なものであり、又施工日時も多く必要とさ
れ、これ等が施工コストを必然的に割高としてい
た。又、鈑金職人における技術が必ずしも同一で
ないことよりして往々にして施工パネルの品質面
におけるバラつきを生じ、又現場施工においては
往々にして使用素材である鈑金表面に傷を生ずる
不都合があつた。かゝる鈑金処理時における発生
傷面あるいは素材の切断端縁に対する現場での防
錆処理が技術的に難しく、往々にして錆び、雨漏
りの原因となつていた。
かゝる現場施工に伴う不都合に鑑み、素材を切
断、折りつけた後、この折りつけ切断縁を溶接し
たパネルを予め工場生産をもつて提供することが
試みられていたが、切断〜溶接面に対する後処
理、特に防錆と表面化粧処理に難を有し、必ずし
も満足し得るコーナーパネルの提供には到つてい
なかつた。即ち、かゝる手法においては折りつけ
られるパネルの切断隅縁にまで確実に溶接の盛り
つけをなすことが難しく、特にパネルの張込みに
おいて表面に露呈する折りつけコーナー部分とな
る切断縁の内奥部分に対する鑞の盛りつけが難し
いことより、往々にして雨水の浸潤孔を生ずる不
都合があつた。又、かゝる手法においては、パネ
ルの切断縁あるいは溶接面の表面保護層が破壊さ
れていることより、通例吹付け〜焼付けの一連の
表面塗装処理を必要とするため、割高なパネル成
形が余儀なくされるにも拘らず、仕上り表面の化
粧特性、防錆機能において必ずしも満足し得るも
のではなかつた。
断、折りつけた後、この折りつけ切断縁を溶接し
たパネルを予め工場生産をもつて提供することが
試みられていたが、切断〜溶接面に対する後処
理、特に防錆と表面化粧処理に難を有し、必ずし
も満足し得るコーナーパネルの提供には到つてい
なかつた。即ち、かゝる手法においては折りつけ
られるパネルの切断隅縁にまで確実に溶接の盛り
つけをなすことが難しく、特にパネルの張込みに
おいて表面に露呈する折りつけコーナー部分とな
る切断縁の内奥部分に対する鑞の盛りつけが難し
いことより、往々にして雨水の浸潤孔を生ずる不
都合があつた。又、かゝる手法においては、パネ
ルの切断縁あるいは溶接面の表面保護層が破壊さ
れていることより、通例吹付け〜焼付けの一連の
表面塗装処理を必要とするため、割高なパネル成
形が余儀なくされるにも拘らず、仕上り表面の化
粧特性、防錆機能において必ずしも満足し得るも
のではなかつた。
かゝる切断、折りつけ手法における不都合を回
避する目的においてパネル生地のプレスによる絞
り成形が一部試みられ、化粧面、防錆面ならびに
防水面における改良がなされていた。かゝるプレ
ス手法においては成形パネル材の折りつけ部分に
切断ないしは溶接等の表面保護層を毀損する原因
となる処置が一切必要でないことから、防錆面、
化粧面並びに防水面のいずれにおいても満足し得
るパネル材の提供を可能にしていた。
避する目的においてパネル生地のプレスによる絞
り成形が一部試みられ、化粧面、防錆面ならびに
防水面における改良がなされていた。かゝるプレ
ス手法においては成形パネル材の折りつけ部分に
切断ないしは溶接等の表面保護層を毀損する原因
となる処置が一切必要でないことから、防錆面、
化粧面並びに防水面のいずれにおいても満足し得
るパネル材の提供を可能にしていた。
しかしながら、かゝるプレス手法においては、
パネルの絞りに際して、装置面並びに素材面のい
ずれの側よりしても限界があり、特にパネルにお
ける絞りの立上り壁の高さ寸法が所定値以上とな
つた場合、素材が薄肉化し、塗膜表面に微細な割
れを発生し、破断等の不都合を誘起し、又かゝる
決定的な不都合に到らない場合においても表面保
護層に擦過傷をもたらす不都合があつた。又、当
然のことながら、コーナーパネル材は通例比較的
大版であることより、パネルの絞り成形において
特に大型のプレス装置を必要とし、パネルの絞り
幅を大とした場合には、更に大きいプレス圧を有
する装置の使用を必要とすることゝ、各成形パネ
ルの種類毎に、各別の雌雄プレス型を必要とする
事情と合せて、パネル材、就中コーナーパネル材
のプレス成形を極端に割高とする不都合があつ
た。
パネルの絞りに際して、装置面並びに素材面のい
ずれの側よりしても限界があり、特にパネルにお
ける絞りの立上り壁の高さ寸法が所定値以上とな
つた場合、素材が薄肉化し、塗膜表面に微細な割
れを発生し、破断等の不都合を誘起し、又かゝる
決定的な不都合に到らない場合においても表面保
護層に擦過傷をもたらす不都合があつた。又、当
然のことながら、コーナーパネル材は通例比較的
大版であることより、パネルの絞り成形において
特に大型のプレス装置を必要とし、パネルの絞り
幅を大とした場合には、更に大きいプレス圧を有
する装置の使用を必要とすることゝ、各成形パネ
ルの種類毎に、各別の雌雄プレス型を必要とする
事情と合せて、パネル材、就中コーナーパネル材
のプレス成形を極端に割高とする不都合があつ
た。
本考案に係わるコーナー用パネルは、かゝるパ
ネル成形面並びに成形提供されるパネルの構造面
における不都合に鑑み、パネルの立上り壁に対す
る絞り幅を一定の範囲内にとどめると共に、残余
の立上り壁を切除し、この切除空間をパネルの折
曲げ後において閉塞するようにしたものである。
ネル成形面並びに成形提供されるパネルの構造面
における不都合に鑑み、パネルの立上り壁に対す
る絞り幅を一定の範囲内にとどめると共に、残余
の立上り壁を切除し、この切除空間をパネルの折
曲げ後において閉塞するようにしたものである。
即ち、本考案に係わるコーナー用パネルにおい
ては、成形されるパネルにおいて要請される所定
の腰の強さと、パネル相互の接合面において要請
される所定の目地コーキング処理の為の面を提供
するパネル材立上り壁の必要幅寸のみを残し、残
余を切除したものであり、結果的に、成形パネル
の形状に合せたひ雄型と、これに対応し、しか
も、この形状に必ずしも一致していないラフな構
造を有する雌型を内容とするプレスベンダー装置
による容易、迅速な量産成形に適合するコーナー
用パネルの提供を目的としている。
ては、成形されるパネルにおいて要請される所定
の腰の強さと、パネル相互の接合面において要請
される所定の目地コーキング処理の為の面を提供
するパネル材立上り壁の必要幅寸のみを残し、残
余を切除したものであり、結果的に、成形パネル
の形状に合せたひ雄型と、これに対応し、しか
も、この形状に必ずしも一致していないラフな構
造を有する雌型を内容とするプレスベンダー装置
による容易、迅速な量産成形に適合するコーナー
用パネルの提供を目的としている。
かゝる構造的な特性よりして、プレス容量少な
い小型の装置と、比較的ラフな雌型の使用が可能
とされ、成形されるパネル寸法、形状別に逐一プ
レス型を用意する不都合を無くし、しかも、コー
ナーパネル材において往々要請される曲がり角の
変更に対しても、これに対応してコーナー用パネ
ルの成形提供を可能としている。
い小型の装置と、比較的ラフな雌型の使用が可能
とされ、成形されるパネル寸法、形状別に逐一プ
レス型を用意する不都合を無くし、しかも、コー
ナーパネル材において往々要請される曲がり角の
変更に対しても、これに対応してコーナー用パネ
ルの成形提供を可能としている。
又、かゝる構造的な特性よりして、立上り壁の
寸法設定における制約は全く無く、立上り壁上縁
に沿つて適宜の受け鍔、特に衝き合せの鍔を一体
的に連設するに際しても格別な制約が無く、比較
的自由なパネル設計が可能とされる。
寸法設定における制約は全く無く、立上り壁上縁
に沿つて適宜の受け鍔、特に衝き合せの鍔を一体
的に連設するに際しても格別な制約が無く、比較
的自由なパネル設計が可能とされる。
かゝる諸特性と共に、特に注目される点は、張
り込まれたパネル材の表面に露呈する曲がり縁
が、プレスによる絞り面とされ、しかも、この絞
り面が深絞りによる成形でないことよりして、切
断−折りつけ−溶接によるパネル成形における不
都合と、前記プレスによるパネル成形上における
不都合の、いずれもが有効に解消し得た。
り込まれたパネル材の表面に露呈する曲がり縁
が、プレスによる絞り面とされ、しかも、この絞
り面が深絞りによる成形でないことよりして、切
断−折りつけ−溶接によるパネル成形における不
都合と、前記プレスによるパネル成形上における
不都合の、いずれもが有効に解消し得た。
以下、本考案に係るコーナー用パネルの典型的
な一実施例を第1図〜第13図について説明す
る。
な一実施例を第1図〜第13図について説明す
る。
パネルPは、平滑な基版1の四周に立上り壁2
〜2を一体に連設され、凹欠部3において通例50
アール程度の比較的大きい弧をもつて折曲げられ
て構成されている。
〜2を一体に連設され、凹欠部3において通例50
アール程度の比較的大きい弧をもつて折曲げられ
て構成されている。
そして、この基版1の折曲げは、立上り壁2〜
2の下部を絞り込み部としての絞り壁4として残
した残余を、折曲げ時の円弧量に合せて切除し、
前記の凹欠部3とした状態で、この円弧、例え
ば、プレスベンダー装置の50アールの雄型と、比
較的ラフな雌型とをもつて基版1の折りつけ並び
に絞り壁4部の絞り込みをなすことにより、絞り
壁4部における皺の発生を防止し、特にすつきり
とした折曲げ縁とすることができる。又、パネル
の成形においては、かゝる基版1の折りつけと同
時に立上り壁2の絞り折りつけをなす。
2の下部を絞り込み部としての絞り壁4として残
した残余を、折曲げ時の円弧量に合せて切除し、
前記の凹欠部3とした状態で、この円弧、例え
ば、プレスベンダー装置の50アールの雄型と、比
較的ラフな雌型とをもつて基版1の折りつけ並び
に絞り壁4部の絞り込みをなすことにより、絞り
壁4部における皺の発生を防止し、特にすつきり
とした折曲げ縁とすることができる。又、パネル
の成形においては、かゝる基版1の折りつけと同
時に立上り壁2の絞り折りつけをなす。
次いで、凹欠部3を特に大きく設け、通例基版
1の折曲げ曲面の終了する位置に到るまで凹欠部
3を設けた場合、以下に述べるパネル相互の衝き
合せ、特にコーナー部分に於ける衝き合せ鍔の変
形、歪み出しに伴う衝き合せ不良の問題を効果的
に解消すると共にプレスベンダーによる容易且つ
確実な折りつけ成形が可能とされる。
1の折曲げ曲面の終了する位置に到るまで凹欠部
3を設けた場合、以下に述べるパネル相互の衝き
合せ、特にコーナー部分に於ける衝き合せ鍔の変
形、歪み出しに伴う衝き合せ不良の問題を効果的
に解消すると共にプレスベンダーによる容易且つ
確実な折りつけ成形が可能とされる。
かくして、立上り壁2を有し、この立上り壁2
の立設する方向に折曲げられたパネルPは、パネ
ルの張込み施工において順次パネル相互が重ね合
わされ、その衝き合せ間にコーキング目地5が構
成されるように、立上り壁2の上縁を外側方に折
出し、鍔6とし、又、この鍔6が順次相互に無理
なく重ね合される突出幅並びに突出する高さ位置
としてある。
の立設する方向に折曲げられたパネルPは、パネ
ルの張込み施工において順次パネル相互が重ね合
わされ、その衝き合せ間にコーキング目地5が構
成されるように、立上り壁2の上縁を外側方に折
出し、鍔6とし、又、この鍔6が順次相互に無理
なく重ね合される突出幅並びに突出する高さ位置
としてある。
第1図〜第3図は、上述のように構成されたパ
ネルPの全体構成を示したものである。第1図
は、パネルPの正面図であつて、第3図のx方向
からパネルPを見た図に相当する。また、第2図
はパネルPの側面図であつて、第3図のy方向か
らパネルPを見た図に相当する。
ネルPの全体構成を示したものである。第1図
は、パネルPの正面図であつて、第3図のx方向
からパネルPを見た図に相当する。また、第2図
はパネルPの側面図であつて、第3図のy方向か
らパネルPを見た図に相当する。
そこで、パネルPにおける立上り壁2の立上り
幅eと、この立上り壁2に連設される鍔6の伸び
幅fとを第4図/第12図において示される各要
部の拡大図のようにするのが好ましい。
幅eと、この立上り壁2に連設される鍔6の伸び
幅fとを第4図/第12図において示される各要
部の拡大図のようにするのが好ましい。
次いで第14図〜第17図の実施例について説
明する。この実施例は基板1の折曲げ部分を示し
たものであつて、鍔6の衝き合せの関係から、比
較的立上り壁2の立上り幅eを大きく、しかも鍔
6aを側方に大きく伸ばしたパネルの屈曲部(第
14図、第15図)と、立上り壁2の立上り幅e
を小さく、鍔6bを稍々側方に突き出る程度とし
たパネルの屈曲部(第16図、第17図)とを同
一パネルの折曲げ部分の両側に用意するのが組付
け上好ましい。
明する。この実施例は基板1の折曲げ部分を示し
たものであつて、鍔6の衝き合せの関係から、比
較的立上り壁2の立上り幅eを大きく、しかも鍔
6aを側方に大きく伸ばしたパネルの屈曲部(第
14図、第15図)と、立上り壁2の立上り幅e
を小さく、鍔6bを稍々側方に突き出る程度とし
たパネルの屈曲部(第16図、第17図)とを同
一パネルの折曲げ部分の両側に用意するのが組付
け上好ましい。
第18図以降で示される実施例は凹欠部3と補
助プレート7,8との関係を示したものであつ
て、凹欠部3に沿つた絞り壁4に対し、前記鍔6
a,6bの代替をなす概ね同形状のコーキング補
助プレート7,8を取付けることによつて、パネ
ルPにおけるコーナー部分においても、立上り壁
2の鍔6a,6bに連続する鍔部7c,8cを形
成するようにしている。
助プレート7,8との関係を示したものであつ
て、凹欠部3に沿つた絞り壁4に対し、前記鍔6
a,6bの代替をなす概ね同形状のコーキング補
助プレート7,8を取付けることによつて、パネ
ルPにおけるコーナー部分においても、立上り壁
2の鍔6a,6bに連続する鍔部7c,8cを形
成するようにしている。
先ず、パネルの組み付け状態において下側に位
置するパネルPの上端部は比較的大きい立上り壁
2と、側方に大きく伸びた鍔6aを有するもので
あり、パネルの組み付け状態において上側に位置
するパネルPの下端部は、前記パネルPよりも短
寸の立上り壁2と、短かい鍔6bとを有する。こ
の下側に位置するパネルPの上端部には、その凹
欠部3に沿つてプレート7を、又この上側に位置
するパネルPの下端部には、その凹欠部3に沿つ
てプレート8を、夫々の立上り壁2並びに鍔6
a,6bに連続するようにリベツト等をもつて止
着する構成としてある。
置するパネルPの上端部は比較的大きい立上り壁
2と、側方に大きく伸びた鍔6aを有するもので
あり、パネルの組み付け状態において上側に位置
するパネルPの下端部は、前記パネルPよりも短
寸の立上り壁2と、短かい鍔6bとを有する。こ
の下側に位置するパネルPの上端部には、その凹
欠部3に沿つてプレート7を、又この上側に位置
するパネルPの下端部には、その凹欠部3に沿つ
てプレート8を、夫々の立上り壁2並びに鍔6
a,6bに連続するようにリベツト等をもつて止
着する構成としてある。
従つて、凹欠部3に取付けられる夫々のプレー
ト7,8は、パネルP、Pの夫々の凹欠部の絞り
壁4と共にパネルP、Pにおける立上り壁2並び
に鍔6a,6bと同形状の立上り部並びに鍔部を
構成する。すなわち、プレート7においては絞り
壁4の内側面に密着する取付け曲面部7aと、凹
欠部3に位置し、パネル材Pの立上り壁2の立上
り幅eと略同一の立上り幅e′を有する立上り壁部
7bと、鍔6aに当接する鍔部7cとをもつて構
成し、又プレート8は、同様に絞り壁4の内側面
に密着する取付け曲面部8aと、凹欠部3に位置
し、パネル材Pの立上り壁2の立上り幅eと略同
一の立上り幅e′を有する立上り壁部8bと、鍔6
bに当接する短かく彎曲突成された鍔部8cとを
もつて構成し、パネルPの上端部及び下端部の折
曲げ弧に沿つた弧状に成形してある。
ト7,8は、パネルP、Pの夫々の凹欠部の絞り
壁4と共にパネルP、Pにおける立上り壁2並び
に鍔6a,6bと同形状の立上り部並びに鍔部を
構成する。すなわち、プレート7においては絞り
壁4の内側面に密着する取付け曲面部7aと、凹
欠部3に位置し、パネル材Pの立上り壁2の立上
り幅eと略同一の立上り幅e′を有する立上り壁部
7bと、鍔6aに当接する鍔部7cとをもつて構
成し、又プレート8は、同様に絞り壁4の内側面
に密着する取付け曲面部8aと、凹欠部3に位置
し、パネル材Pの立上り壁2の立上り幅eと略同
一の立上り幅e′を有する立上り壁部8bと、鍔6
bに当接する短かく彎曲突成された鍔部8cとを
もつて構成し、パネルPの上端部及び下端部の折
曲げ弧に沿つた弧状に成形してある。
次いで第19図,第20図で示される実施例
は、プレート7における立上り壁部7bを他方プ
レート8における鍔部8cの前方位置で、この鍔
部8cの方向に押し出して構成してある。第21
図、第22図で示される実施例は、立上り壁部
7′bにおける絞り壁4に対する取付け位置から
鍔部8cの前方位置に合せて該立上り壁部7′b
を窪設して構成してある。第23図〜第25図で
示される実施例は、プレート7″の鍔部7″c位置
より折返したプレート端を鍔部8′cの前方位置
に終端を位置づけて構成してあり、そのいずれで
もプレート7″の面に、プレート7″の絞り壁4と
の間隙に向けた雨水の湿潤を防止する為の予備シ
ーリング9の凹窪10を構成する。更に、第23
図〜第25図の実施例においてはプレート8′に
同様の凹窪11を構成し、これに予備シーリング
12を充填している。
は、プレート7における立上り壁部7bを他方プ
レート8における鍔部8cの前方位置で、この鍔
部8cの方向に押し出して構成してある。第21
図、第22図で示される実施例は、立上り壁部
7′bにおける絞り壁4に対する取付け位置から
鍔部8cの前方位置に合せて該立上り壁部7′b
を窪設して構成してある。第23図〜第25図で
示される実施例は、プレート7″の鍔部7″c位置
より折返したプレート端を鍔部8′cの前方位置
に終端を位置づけて構成してあり、そのいずれで
もプレート7″の面に、プレート7″の絞り壁4と
の間隙に向けた雨水の湿潤を防止する為の予備シ
ーリング9の凹窪10を構成する。更に、第23
図〜第25図の実施例においてはプレート8′に
同様の凹窪11を構成し、これに予備シーリング
12を充填している。
かくして構成されたパネルP…Pを順次組付
け、夫々の鍔6a,6bを重ね合わせ、その組付
け間隙たる目地5に対し、バツクアツプ材13と
コーキング材14を充填し、シーリング処理をす
る。
け、夫々の鍔6a,6bを重ね合わせ、その組付
け間隙たる目地5に対し、バツクアツプ材13と
コーキング材14を充填し、シーリング処理をす
る。
本考案に係わるコーナー用パネルは、叙上にお
ける特長ある構成、就中、その曲がり部分におい
て凹欠部3と、絞り壁4とを有する構成とし、し
かも、この割欠部3に相当するプレート7,8の
事後的な取付けとにより前記諸特性の具体的な奏
効を期し得た。
ける特長ある構成、就中、その曲がり部分におい
て凹欠部3と、絞り壁4とを有する構成とし、し
かも、この割欠部3に相当するプレート7,8の
事後的な取付けとにより前記諸特性の具体的な奏
効を期し得た。
即ち、パネルPの成形に於いて深絞り処理を不
要としながら任意立上り幅を有する立上り壁2の
構成を可能になすと共に、かゝる任意の、即ち深
絞りに相当する立上り壁2と、この壁2に対する
任意の鍔6とを有するパネルPを、小型のプレス
ベンダー装置をもつて容易、確実に提供し得た。
又成形提供されたパネルPにおいては、無理な深
絞りに伴う塗膜表面の微細な割れ、パネル面の皺
よれ、裂損ないしは表面層の損耗もなく、フツ素
樹脂等の表面化粧特性をそのまゝ有するコーナー
パネルの提供を可能としている。
要としながら任意立上り幅を有する立上り壁2の
構成を可能になすと共に、かゝる任意の、即ち深
絞りに相当する立上り壁2と、この壁2に対する
任意の鍔6とを有するパネルPを、小型のプレス
ベンダー装置をもつて容易、確実に提供し得た。
又成形提供されたパネルPにおいては、無理な深
絞りに伴う塗膜表面の微細な割れ、パネル面の皺
よれ、裂損ないしは表面層の損耗もなく、フツ素
樹脂等の表面化粧特性をそのまゝ有するコーナー
パネルの提供を可能としている。
又、提供されるパネル材におけるコーキング部
分は、絞り壁4をもつて充分な裏打ちがなされ、
コーキング材のダレ、クラツク発生等が確実に抑
止されると共に鍔6と、プレート7,8とにより
バツクアツプ材13が確実に支承され、一度充填
されたコーキング材の損耗は効果的に防止され
る。
分は、絞り壁4をもつて充分な裏打ちがなされ、
コーキング材のダレ、クラツク発生等が確実に抑
止されると共に鍔6と、プレート7,8とにより
バツクアツプ材13が確実に支承され、一度充填
されたコーキング材の損耗は効果的に防止され
る。
更に充填されるコーキング材より外側に露呈し
ているパネル面には、切断あるいは溶接ないしは
損耗部分が一切無く、このため外装材として良好
な化粧特性を有すると共に錆びの発生、雨水の湿
潤を効果的に防止しており、各種の超耐久性化粧
鋼反鈑等のコーナー用パネル構造として、特に意
味を有している。
ているパネル面には、切断あるいは溶接ないしは
損耗部分が一切無く、このため外装材として良好
な化粧特性を有すると共に錆びの発生、雨水の湿
潤を効果的に防止しており、各種の超耐久性化粧
鋼反鈑等のコーナー用パネル構造として、特に意
味を有している。
第1図は本考案に係るパネルの正面図、第2図
は同側面図、第3図は同底面図、第4図は第2図
A部の拡大図、第5図は同部を第4図のx方向か
ら見た拡大図、第6図は同y方向から見た拡大
図、第7図は第2図B部の拡大図、第8図は同部
を第7図のx′方向から見た拡大図、第9図は同
y′方向から見た拡大図、第10図は第1図C部の
拡大図、第11図は同部をx″方向から見た拡大
図、第12図は同y″方向から見た拡大図、第13
図は第3図D部の拡大図、第14図は他の実施例
にかゝるパネル屈曲部分Kの要部拡大図、第15
図は第14図m−m線の要部切断端面図、第16
図は同パネルの他の屈曲部分Kを示す要部拡大
図、第17図は第16図m′−m′線の要部切断端
面図、第18図は第16図で示されるパネルの屈
曲部分Kと補助プレート8との平面図、第19図
は第14図で示されるパネルの屈曲部分Kと補助
プレート7との底面図、第20図は第18図〜第
19図で示されるパネル及び補助プレート7の組
付け断端面図、第21図は第14図で示されるパ
ネルの屈曲部分Kと他の補助プレート7′との底
面図、第22図は第18図で示されるパネル及び
補助プレート7′の組付け断端面図、第23図は
第16図で示されるパネルの屈曲部分Kと他の補
助プレート8′との平面図、第24図は第14図
で示されるパネルの屈曲部分Kと他の補助プレー
ト7″との底面図、第25図は第14図で示され
るパネル及び補助プレート7″の組付け断端面図
である。 尚、図中1…基版、2…立上り壁、3…凹欠
部、4…絞り壁、5…コーキング目地、6…鍔、
7〜8…補助プレート、7′〜8′…補助プレー
ト、7″〜8″…補助プレート、9…予備シーリン
グ、10〜11…凹溝、12…予備シーリング、
13…バツクアツプ材、14…コーキング材。
は同側面図、第3図は同底面図、第4図は第2図
A部の拡大図、第5図は同部を第4図のx方向か
ら見た拡大図、第6図は同y方向から見た拡大
図、第7図は第2図B部の拡大図、第8図は同部
を第7図のx′方向から見た拡大図、第9図は同
y′方向から見た拡大図、第10図は第1図C部の
拡大図、第11図は同部をx″方向から見た拡大
図、第12図は同y″方向から見た拡大図、第13
図は第3図D部の拡大図、第14図は他の実施例
にかゝるパネル屈曲部分Kの要部拡大図、第15
図は第14図m−m線の要部切断端面図、第16
図は同パネルの他の屈曲部分Kを示す要部拡大
図、第17図は第16図m′−m′線の要部切断端
面図、第18図は第16図で示されるパネルの屈
曲部分Kと補助プレート8との平面図、第19図
は第14図で示されるパネルの屈曲部分Kと補助
プレート7との底面図、第20図は第18図〜第
19図で示されるパネル及び補助プレート7の組
付け断端面図、第21図は第14図で示されるパ
ネルの屈曲部分Kと他の補助プレート7′との底
面図、第22図は第18図で示されるパネル及び
補助プレート7′の組付け断端面図、第23図は
第16図で示されるパネルの屈曲部分Kと他の補
助プレート8′との平面図、第24図は第14図
で示されるパネルの屈曲部分Kと他の補助プレー
ト7″との底面図、第25図は第14図で示され
るパネル及び補助プレート7″の組付け断端面図
である。 尚、図中1…基版、2…立上り壁、3…凹欠
部、4…絞り壁、5…コーキング目地、6…鍔、
7〜8…補助プレート、7′〜8′…補助プレー
ト、7″〜8″…補助プレート、9…予備シーリン
グ、10〜11…凹溝、12…予備シーリング、
13…バツクアツプ材、14…コーキング材。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 基板1の四周に立上り壁2を有すると共に、こ
の立上り壁2を有する側に基板1が屈曲された断
面がL字状の化粧鋼板であつて、この化粧鋼板の
屈曲部分Kにある立上り壁2が、この立上り壁2
の頂端2aから該立上り壁2の基部2b側に亘る
凹欠部3と、該基部2b側にある絞り壁4とされ
ているパネル材Pと、 前記パネル材Pの屈曲部分Kに略等しいL字状
をなし、且つ前記パネル材Pの立上り壁2と略同
一の幅からなり、前記パネル材Pの凹欠部3と絞
り込み部4とを覆つて該パネル材Pの前記屈曲部
分Kにある立上り壁2に添つて固定される補助プ
レート7,8とからなるコーナー用パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5189384U JPS60164540U (ja) | 1984-04-11 | 1984-04-11 | コ−ナ−用パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5189384U JPS60164540U (ja) | 1984-04-11 | 1984-04-11 | コ−ナ−用パネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60164540U JPS60164540U (ja) | 1985-11-01 |
JPH0343307Y2 true JPH0343307Y2 (ja) | 1991-09-11 |
Family
ID=30571349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5189384U Granted JPS60164540U (ja) | 1984-04-11 | 1984-04-11 | コ−ナ−用パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60164540U (ja) |
-
1984
- 1984-04-11 JP JP5189384U patent/JPS60164540U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60164540U (ja) | 1985-11-01 |
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