JPH0314486Y2 - - Google Patents

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JPH0314486Y2
JPH0314486Y2 JP1984083560U JP8356084U JPH0314486Y2 JP H0314486 Y2 JPH0314486 Y2 JP H0314486Y2 JP 1984083560 U JP1984083560 U JP 1984083560U JP 8356084 U JP8356084 U JP 8356084U JP H0314486 Y2 JPH0314486 Y2 JP H0314486Y2
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metal plate
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plate
metal
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JP1984083560U
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JPS60195408U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、屋根板などの建造物に用いる金属製
の外装板に関するものである。
〔従来の技術〕
建造物の外装板として、亜鉛メツキ鉄板、アル
ミニウム板、銅板、ステンレス板などの金属板に
所要の屈曲加工を施こし、屋根面、外壁面に使用
することは従来から行われているが、最近、特に
建造物全体が豪華絢燗となり、高級化の傾向を示
している。金属製外装板もその類にもれず、特開
昭52−118819号公報に示すように、板面全体にエ
ンボス加工(表面凹凸加工)を施こした外装板、
或いは、このエンボス加工したものに各種の塗装
や砂などを固着させた金属製外装板は既に公知で
ある。
また、特開昭52−66828号公報に示すように、
金属板の板面にエツチング加工を施こしたり、実
願昭50−94067号(実開昭52−8288号)の明細書
および図面に示すように、ステンレス板の光輝面
に部分研削によるつや消し面を形成したりした金
属製外装板も公知である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、前述したエンボス加工にはローラが用
いられ、このローラ外周面の凹凸形状には自ずと
形状、模様についての技術的限界があり、芸術的
な形状、模様をはじめとして、繊細な図形を施こ
すことは技術的に不可能な点が多かつた。
また、前述したエツチング加工を施こすもの
は、繊細な図形などを表現できるが、金属板に深
く加工することができず、前述した部分研削によ
るつや消し面の形成は、単純な模様しかできない
上で、金属板に深く加工することができなかつ
た。
そこで、前述した3つの加工を寄せ集めること
が考えられるが、加工が複雑で高価になるだけで
はなく、金属板の一面全体にエンボス加工を施こ
しており、光輝面にエンボス加工を施こした部
分、つや消し面にエンボス加工を施こした部分、
およびこれらの部分にエツチング加工を施こした
部分の4種類の部分が形成されるとしても、光輝
面とつや消し面とにエンボス加工およびエツチン
グ加工を行つた2つの部分の差が十分に表われ
ず、外観があまり向上しないという問題点があつ
た。
本考案は、前述した問題点を解決するためにな
されたもので、4種類の部分の差がはつきりと
し、豪華絢燗で、変化に富み、審美性にすぐれた
ものがエツチングおよびエンボスの2つの加工に
よつて行うことができ、安価な金属製外装板を提
供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案による金属製外装板は、金属板の一方の
面または両方の面の全体に該金属板の素材光輝面
を形成し、この光輝面の一部に、エツチング加工
部とエンボス加工部とをそれぞれ部分的に設ける
と共に、前記エツチング加工部とエンボス加工部
との一部を重ね合せた部分を形成したものであ
る。
〔作用〕
本考案は、金属板の素材光輝面の一部にエンボ
ス加工部とエツチング加工部とを設けることで、
金属板の板面に、前記光輝面が残つた部分と、光
輝面にエンボス加工を施こしたエンボス加工部
と、光輝面がなくなつたエツチング加工部と、前
記エンボス加工部とエツチング加工部とが重なり
合つた部分の4種類の部分を形成でき、これらの
4つの部分の差がはつきりと表われることによ
り、エンボス、エツチングの2つの加工を行うの
みで、豪華絢燗で変化に富み、審美性にすぐれて
いる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図に基いて詳述す
る。
第1図および第2図は、それぞれエツチング加
工とエンボス加工を施こした状態の金属板の平面
図と断面図である。また、第3図ないし第6図
は、加工処理ルートを示す概略説明図である。
図中、1は帯状の、または所要寸法にカツトさ
れたステンレス板、アルミニウム板、或いは銅板
などの金属板である。以下、本実施例では、前記
金属板1としてステンレス板を使用したものの処
理工程につき説明する。
第1工程は、第3図に示すように金属板1の表
面2全体に、研磨加工を施こして光輝面3を形成
させ、いわゆる磨きステンレスを形成する工程で
ある。
第2工程は、前記光輝面3へ公知の転写技術に
よつて所望のデザイン4を転写する工程である。
そして、下記に述べるように、デザインが転写さ
れた金属面のうち腐蝕液6により表面を暗白色に
腐蝕変化させたい部分、すなわち、エツチング加
工を施こすべき部分と、腐蝕液6による腐蝕変化
をさせたくない部分とに分け、後者に対しては予
め耐酸膜処理を施こしておくものとする。
第3工程は、耐酸膜処理が施こされた部分と耐
酸膜処理の施こされない部分の2種の部分を有す
るように形成した金属板1を、第4図に示すよう
な腐蝕液槽5に溜めてある第2塩化鉄液からなる
腐蝕液6に所要時分浸漬させる。この腐蝕液への
浸漬により、予め耐酸膜処理が施こされた部分に
は腐蝕変化は生じないから表面はもとのままを維
持している。これに反し、耐酸膜処理が施こされ
ない部分は腐蝕変化すると共に暗白色に変わる。
このような工程を経て表面の一部に腐蝕による浅
い凹凸面が形成されたデザイン面40、本明細書
ではエツチング加工部4と称するものを得る。
第4工程は、耐酸膜処理の施こされた面から耐
酸膜をシンナーなどの溶剤で取り除き、当該個所
にステンレス本来の光輝面3を取り戻させる。
第5工程は、第5図に示すように外周面にデザ
イン化された凹凸面(エンボス)を形成した彫刻
ロール、即ち、凸型彫刻ロール7と凹型彫刻ロー
ル7aとの間を、第4工程を経た金属板1を通過
させることで、金属板1の表面の一部にエンボス
加工が施こされたエンボス加工部9を形成するも
のである。
第6工程は、このようにして形成された金属板
1を、所望の形状に屈曲形成8し、屋根などの外
装板に形成したものである。
第1図は上記工程を経て形成された屋根板たる
金属板1の部分平面図であつて、金属板1の表面
の一部には、エツチング加工部4と、ステンレス
板本来の光輝面3と、エンボス加工により生じた
エンボス加工部9とが混在する。
そして、第1図中、10はエツチング加工部4
とエンボス加工部9とが重なり合つて形成された
重ね合せ部、11は光輝面3とエンボス加工部9
とが重なり合つた部分である。
なお、上記実施例中、エツチング加工部4は長
方形の図形としたが転写可能の範囲内であらゆる
種類の図形、模様を選択することができる。同様
に実施例のエンボス加工部9の形状は楕円または
長楕円に近い形状の凹凸となつているが、金属板
1を構成する素材の材質、厚さ、大きさと、エン
ボス加工のための各種彫刻ロール7,7との相関
関係で、各種の線図、図形、模様のエンボス加工
部を施こすことができる。
そして、前記実施例では、前記エツチング加工
部4、光輝面3、エンボス加工部9の上に、これ
らの特徴を失なわない範囲で塗料を塗布すること
で、金属板1本来の生地の色に多くの変化を与え
ることも可能である。
また、エンボス加工部が金属板の強度を増加さ
せ得ると共に、金属板をステンレスとしたとき
は、耐蝕性にも優れたものとなる。
なお、前記実施例は主として屋根板を中心に説
明したが、本考案は、壁面構成としての外装板に
使用したり、場合によつては、各種のインテリア
装飾用にも使用することができることはいうまで
もない。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案は、金属板の素材
光輝面の一部にエンボス加工部とエツチング加工
部とを設けることで、金属板の板面に、前記光輝
面が残つた部分と、光輝面にエンボス加工を施こ
したエンボス加工部と、光輝面がなくなつたエツ
チング加工部と、前記エンボス加工部とエツチン
グ加工部とが重なり合つた部分の4種類の部分を
形成でき、これらの4つの部分の差がはつきりと
表われることにより、豪華絢燗で変化に富み、審
美性にすぐれたものを、エンボス、エツチングの
2つの加工を行うのみで、安価に提供することが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る金属製外装板の一実施例を
示したものであつて、第1図は完成品の部分平面
図、第2図は同上A−A断端面図、第3図はデザ
インを転写した金属板の部分上面部、第4図は金
属板を腐蝕液槽に浸漬した状態の説明図、第5図
は彫刻ローラ部を示す概略説明図、第6図は金属
板を屈曲加工したものの側面図である。 1……金属板、2……表面、3……光輝面、4
……エツチング加工部、5……腐蝕液槽、6……
腐蝕液、7,7a……彫刻ローラ、8……屈曲形
成部、9……エンボス加工部、10……エツチン
グ加工部とエンボス加工部との重ね合せ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属板の一方の面または両方の面の全体に該金
    属板の素材光輝面を形成し、この光輝面の一部
    に、エツチング加工部とエンボス加工部とをそれ
    ぞれ部分的に設けると共に、前記エツチング加工
    部とエンボス加工部との一部を重ね合せた部分を
    形成したことを特徴とする金属製外装板。
JP8356084U 1984-06-07 1984-06-07 金属製外装板 Granted JPS60195408U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8356084U JPS60195408U (ja) 1984-06-07 1984-06-07 金属製外装板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8356084U JPS60195408U (ja) 1984-06-07 1984-06-07 金属製外装板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60195408U JPS60195408U (ja) 1985-12-26
JPH0314486Y2 true JPH0314486Y2 (ja) 1991-03-29

Family

ID=30632299

Family Applications (1)

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JP8356084U Granted JPS60195408U (ja) 1984-06-07 1984-06-07 金属製外装板

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS528288B2 (ja) * 1971-11-30 1977-03-08
JPS5266828A (en) * 1975-11-29 1977-06-02 Tamagawa Kikai Kinzoku Kk Method of fabricating metal material stock
JPS52118819A (en) * 1976-03-29 1977-10-05 Ig Gijutsu Kenkyusho Kk Artificial moire pattern metallic plate and its preparation method

Family Cites Families (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS528288U (ja) * 1975-07-04 1977-01-20

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JPS60195408U (ja) 1985-12-26

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