JPS59127628A - ガスの精製方法 - Google Patents

ガスの精製方法

Info

Publication number
JPS59127628A
JPS59127628A JP58001097A JP109783A JPS59127628A JP S59127628 A JPS59127628 A JP S59127628A JP 58001097 A JP58001097 A JP 58001097A JP 109783 A JP109783 A JP 109783A JP S59127628 A JPS59127628 A JP S59127628A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
absorption
tower
absorbing
liquid
gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP58001097A
Other languages
English (en)
Inventor
Naohiko Ugawa
直彦 鵜川
Kosuke Yamashita
山下 功祐
Kenji Inoue
健治 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP58001097A priority Critical patent/JPS59127628A/ja
Publication of JPS59127628A publication Critical patent/JPS59127628A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、例えばオイルシェールを乾留処理してシエー
ルオイルを得るプロセスにみられるように、乾留工程よ
多発生する硫化水素(agS)と燃焼工程よ多発生する
二酸化イオウ(802)を同時に吸収除去する方法に関
する。
近年、石油代替エネルギー開発の意欲が高まシ、我が国
もオイルシェールから得られる油(シエールオイル)に
注目し始めだところである。
オイルシェール(油頁岩)とは、油脂分に富む藻類等の
遺物と鉱物質が同時に堆積し、藻類などが長い年月の間
に分解され、有機物として固体の形で含まれた堆積鉱床
であるとされ、オイルシェールは乾留によって油分を生
ずる。
乾留方法には多くの方法が提案されているが(例えば特
願昭56−090820号)、オイルシェールを500
℃程度迄加熱して油を得たのち、乾留後の廃シエールに
残留する有機炭素を燃焼させて燃焼熱を加熱用として利
用する方法が一般的である。
トコろで、前述のとおシオイルシェールの大部分は鉱物
質であ)、鉱物中にはパイライトのような硫黄を含む物
質を含んでいる場合が多い。
乾留工程は通常酸素を含まない雰囲気中で行なわれるが
、この際上記含硫黄鉱物の一部が熱分解してH2日ガス
を発生する。又、燃焼工程は酸化雰囲気で行なわれるが
、この場合には残留有機炭素の燃焼反応と同時に、−8
O2ガスを発生することとなる。
このようにオイルシェールの乾留方法では、その処理工
程でH,SとSO2を同時に発生することとなる。乾留
工程及び燃焼工程で、発生したガスの全部又は一部は最
終的には大気に放出されるととになるが、理知の通シ、
112S及びS02を含んだガスをそのまま放出すれば
大気汚染につながることとなシ、これを除去することが
重要課題となる。
H2Sガスの除去方法としては、従来よ多湿式法がよく
知られている。その概要は次のとおシである。キノン誘
導体、ナフトキノン誘導体、ピクリン酸等の酸化還元触
媒を含む炭酸アルカリ、水酸化アルカリなどのアルカリ
性物質溶液を吸収液とし、吸収装置内でI(2Sガスを
含むガスと接触させてH,Elを硫化物として吸収液中
に吸収した後、該吸収液を酸化装置で酸素を含むガスと
接触させて硫化物を硫黄に酸化して系外にとシだすと同
時に、吸収液を再生し、再生した吸収液を再び吸収装置
に循環する方法である。
この方法の欠点の一つは、吸収装置及び酸化装置が大容
量となることである。すなわち、H2Sは下式のように
液相で平衡関係にあり、H2S +−I(+ H8− 吸収速度を増加させるためには、H8−イオンを硫化物
とすることが有効である。酸化還元触媒がH8−と結合
しその役を果たすわけであるが、そのためには吸収液を
大量に抜きとシ、触媒を酸化再生する必要がある。又、
吸収効率を向上させるため、吸収装置容量を大きくする
とともに、大量の吸収液を循環する必要があるのである
又、従来、提唱されているH、Elの吸収除去方法は主
としてH2Elの吸収除去のみを目的としているものが
多く、従って前述のようにSO,を同時に吸収した場合
には、酸化装置で硫黄として系外にとシだすことができ
ない不都合を生じる。
一方、S02吸収法には石灰−石こう法、アルカリ吸収
法等があるが、bずれもガス中に炭酸を含む場合には、
吸収液pH値に上限があるため、H2Sの吸収率は非常
に低く、H2SとSO2の同時処理は困難である。
本発明は、上記従来法の問題点を解消するため、鋭意研
究の結果見い出されたもので、その骨子とするところは
、過酸化′水素とアルカリ性物質の混合液を吸収液とし
、H2SとSO2を含むガスを洗浄し、両者を同時に吸
収除去するガス精製方法である。
詳、シ<は、□過酸化水素(H20□)と炭酸塩”、水
酸化物などのアルカリ性物質の混合液を吸収液とし、H
2SとSO2を含むガスを洗浄して精製する方法におい
て、過酸化水素の供給量を吸収するHzB量の1〜4倍
モルとし、かつアルカリ性物質の供給量を吸収液のpH
を5以上とする量とすることを特徴とするガスの1%7
製方法に関するものである。
本発明方法では、過酸化水素にょシ吸収液中に1ll−
シ込んだH2Sを極めて迅速に酸化しながら吸収できる
ため、H2E+の吸収速度は速く、従って吸収装置の大
きさは従来法に比較して非常に小さくできる利点をもつ
。又、従来法に比較して循環量を減少させることが可能
となり、これはポンプ動力低減に寄与する。
本発明者らは、H,B吸収速度は供給するH2O2量に
より変化し、H2O2供給量が大きい程吸収速度は増加
することを確認しているが、実用的な吸収速度を得るた
めには吸収する硫化水素量の1〜4倍モル、好ましくF
i2〜4倍モルとすることが適当であることを見い出し
ている。すなわち、H2O2供給量が少なすぎれば所定
のH,Ell吸収率が得られず、多い場合には系よシ抜
きだす吸収液中に残留するH2O2量が増加するととも
に、H2O2の自己分解量が増加し、利用率の低下をま
ねくため、上記H,02供給量の範囲が好ましいのであ
る。
吸収液中にとシ込まれたH、Sは、以下の反応に示すと
おシ、H2O2供給量に従って種々の化学種として固定
される。
H,s +H2O2→2H20+ 8 2H2B +4H202→92032−+2H+−1−
5H,’04 H,S +9 H2O2−+ E140
s2− + 2 H++ 12 H20F12s  +
  5H,02→ BO,”−−4−2H−1−3H2
0−8−4−4H,02→So4”−+2H+4迅O吸
収液中にこれらの化学種が蓄積しても、H2Elの吸収
を著しく妨害するものではなく、従って従来法のように
、吸収液を多量に抜き出し酸化処理して触媒を再生する
必要もない。
一方、So2については、アルカリ物質によシ中和され
て例えば次のような中和反応によ)速やかに吸収液中に
固定される。
SO□十CO32−→ SO3” −1−Co25o、
−1−20E−→ SO32−−) H2Oとのように
液態に生成する化学種はH,E+の酸化吸収時と共通す
るものであシ、H2Sの吸収を妨げるものではなく、本
発明者らはSO2を同時に吸収した場合においてもH2
Sの吸収率に低下のないことを見いだしている。もちろ
ん、アルカリ物質の少ない場合すなわち吸収液のpHが
低い場合には、中和反応が進まず、SO□の吸収率が低
下する。従って、実用的なEIO2吸収率を得るために
はpgを゛5以上とすることが必要となる。
次に本発明方法の実施態様を明らかKするため図にもと
ず込て説明する。
第1図は本発明方法をオイルシェール乾留装置からの排
ガスの精製に適用する例を示すものである。
ラインaより供給されたオイルシェールハ、乾留ゾーン
1と燃焼ゾーン2を経てラインbよシ排出される。乾留
ゾーン1で発生したH、E3を含むガスの一部はとシだ
され、ラインCを通して吸収塔3へ供給される。又、燃
焼ゾーン2で発生したSO2を含むガスも同様にライン
Cよシ吸収塔3へ供給される。
吸収塔5には炭酸ナトリウムのようなアルカリ物質を含
む溶液がアルカリ液タンク4よシラインhを通って供給
される一方、H2O2水溶液タンク5よ’) HzOz
  水溶液がライン1を通って供給される。これら2種
の溶液は吸収塔内で混合され、吸収液とされ、循環ボン
ダ6によル塔頂に運ばれ塔内を流下する。吸収塔6内で
流下する吸収液とH2S及びSO2を含むガスが接触し
、H,S及びEIO2が同時に吸収除去されて精製され
た後、ラインdよシ系外へ排出される。
ライン1よシ吸収塔3内へ供給されるH2O2溶液量は
、吸収塔3内で吸収されるH、s量の1〜4倍モル当量
となるようH2Sの除去率を測定して調整される。
また、ラインhよシ吸収塔3へ供給されるアルカリ水溶
液量はSo、の除去率を測定してpH5以上に調整され
る。通常ガス中にはCO2が含まれておシ、pH値を極
端に上げるとCO2の吸収のため鈍アルカリを消費する
ことがら好ましくない。例えば、CO□濃度14容量パ
ーセントの場合でpHa5以下が好ましい。
吸収塔3からは吸収液の一部をラインjよシ抜きだし、
一部は排水処理設備7で通常の方法によp OOD処理
等を行ない系外へ排出する。一部はラインkを通じてア
ルカリ液タンク4へ循環し、再度吸収塔3へ供給される
。さらに排水よシ硫黄化合物を回収する必要のある場合
には、排水処理設備7の前段に回収装置(図示省略)を
付設することも可能である。例えば、排水を酸化後次式
のように石膏として回収する既知の方法等が適用される
Oa” −) 5O42−1−Aq 40a804−2
H20第1図に示すように、本発明方法では、H2S及
びSO2は一部によシ吸収処理され、また吸収塔内で同
時に酸化処理されるため、プロセスが極めて単純化され
る利点をもつ。なお、第1図でラインeからは炭酸ソー
ダ、ラインfからは補給水、ラインgからはH2O2水
溶液が供給される。
また、本発明方法は従来のTI、Bガス除去方法と組み
合わせることもできる。すなわち、酸化還元触媒を含む
アルカリ溶液を吸収剤とする従来のH2El除去方法の
後段に本発明方法を付加するものである。従来の方法の
みでは、H,Sの吸収率を上げるため大型の吸収塔を必
要とするのに対し、本発明方法との組み合せ方法によれ
ば、前段で従来法によりH2S除去率の負荷を下げて吸
収塔を小型化し、残留するH2Sは小型の後段吸収塔で
処理することができる。後段に適用する本発明方法は、
吸収塔内でH,Sを酸化しながら吸収する機構から、H
,S除去率は比較的容易に向上でき、小型の吸収塔でH
2Sの高次処理が達成できる。さらに、前段でH2Sの
一部を処理するととから、後段必要とする過酸化水素の
消費量を低減する利点も有する。
次に本発明方法の作用効果を明らかにするため実施例を
示す。
実施例 H,S及びSO2を含む下記組成のガスを洗気ビンに通
気し、この洗気ビンにはH2O2及びN a2 a o
Jの水溶液を連続的に供給し、吸収液はオーバーフロー
によシ抜きだす。
H2O2量の供給量を変化させてガス中のn、s及びS
O□を洗気ビン前後で測定したところ、表1の結果を得
た。なお、吸収液のpHはB、2〜a5に、吸収液温度
は50℃に保持した。
洗気ビン入口のガス組成: M、−77,4%、co、712.1 %、O,−1[
L。
チ、H2El ” 2850 ppm、  802キ2
500pm 表  1 比較例 実施例と同一ガス条件、同一装置を使用し、洗気ビンに
は、N a200g  及び1,4−ナフトキノン−2
−スルホン酸ンーダを育む水溶液を連続的に供給し、吸
収液はオーツく−フローによシ抜きだす。吸収液中の1
,4−す7トキノンー2−スルホン酸ソーダ濃度は5m
mol/L  とナルヨう調整した。H2S及びEI0
2を洗気ビン前後でIll定したところ、表2の結果を
得た。なお、吸収液のpH及び温度は実施例と同4−範
囲に保持した。
表  2 実施例と比較例を比較すると、実施例でのH,S除去率
が非常に高く、本発明方法の適用により容易にH,S吸
収除去を達成できることが明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の一実施態様例を示すフローシート
である。 復代理人  内 1)  明 復代理人  萩 原 亮 −

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 過酸化水素とアルカリ性物質の混合液を吸収液とし、硫
    化水素と二酸化イオウを含むガスを□洗浄して精製する
    方法において、前記過酸化水素の供給量を吸収する硫化
    水素量の1〜4倍モルとし、かつ前記アルカリ性物質の
    供給量を前記吸収液のpHを5以上とする量とすること
    を特徴とするガスの精製方法。
JP58001097A 1983-01-10 1983-01-10 ガスの精製方法 Pending JPS59127628A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58001097A JPS59127628A (ja) 1983-01-10 1983-01-10 ガスの精製方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58001097A JPS59127628A (ja) 1983-01-10 1983-01-10 ガスの精製方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS59127628A true JPS59127628A (ja) 1984-07-23

Family

ID=11491979

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58001097A Pending JPS59127628A (ja) 1983-01-10 1983-01-10 ガスの精製方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59127628A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100451285B1 (ko) * 2001-07-12 2004-10-06 박현 과산화수소수 및 산화칼슘용액을 이용한 질소산화물 및황산화물의 저감방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100451285B1 (ko) * 2001-07-12 2004-10-06 박현 과산화수소수 및 산화칼슘용액을 이용한 질소산화물 및황산화물의 저감방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2016515936A (ja) 吸収媒体、吸収媒体を製造するための方法、並びに酸性ガスから硫化水素を分離するための方法及び装置
US3959452A (en) Process for removing hydrogen sulfide from contaminated gas
CN102631832B (zh) 酸性气体中少量硫化氢脱除装置及方法
JPS61191504A (ja) ガス流から硫化水素を酸化除去する方法
US3822339A (en) Method for removing sulfur dioxide from the exhaust of a combustion furnace
JPH06228573A (ja) 石炭ガス化プラントのテールガス処理法
CA1130721A (en) Petroleum production technique utilizing a hot aqueous fluid
PL69777B1 (ja)
US3855390A (en) Process for purifying a gas containing hydrogen cyanide
JPS59127628A (ja) ガスの精製方法
JP6631240B2 (ja) 硫化水素含有ガスからの湿式脱硫方法
KR101486162B1 (ko) 연료가스에 함유된 황화수소의 제거방법
JP2001348346A (ja) メタン発酵ガスの浄化方法
EP1156867B1 (en) Method for conversion of hydrogen sulfide to elemental sulfur
JP3748861B2 (ja) 複分解法による排ガス脱硫方法
JPS60132695A (ja) 硫黄化合物を含む排水の処理方法
US4086324A (en) Removal of sulfur and nitrogen oxides with aqueous absorbent
KR100405522B1 (ko) 코크스가스정제에있어서이산화탄소의포집을제외시키는방법
JPH0929060A (ja) 排ガスの処理方法
JPS6219239B2 (ja)
KR20010045636A (ko) 코크스가스 중 황화수소, 시안화수소 및 암모니아의제거방법
JPS62501619A (ja) 排ガス浄化法
KR100418986B1 (ko) 코크스 가스 정제에 있어서 황화수소와 암모니아의 제거및 티오시안산 암모늄의 회수법
KR20010001431A (ko) 코크스가스 정제에 있어서 황화수소 포집방법
SU1255177A1 (ru) Способ очистки водных растворов от сероводорода