JPS59127603A - ガス選択透過性膜およびその製造方法 - Google Patents

ガス選択透過性膜およびその製造方法

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JPS59127603A
JPS59127603A JP160283A JP160283A JPS59127603A JP S59127603 A JPS59127603 A JP S59127603A JP 160283 A JP160283 A JP 160283A JP 160283 A JP160283 A JP 160283A JP S59127603 A JPS59127603 A JP S59127603A
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polymer
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asymmetric pore
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Katsuya Yamada
克弥 山田
Koichi Okita
晃一 沖田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、ガス選択透過性膜およびその製造方法に関し
、更に詳しくはポリエーテルイミドを含む重合体混合物
よりなるガス選択透過性)換およびポリエーテルイミド
を含む重合体混合物よりなる非対称孔径膜又は、その非
対称孔径膜を支持体として重合体、特にプラズマ重合薄
膜が堆積されているガス選択透過性膜およびその製造方
法に関する。
、(従来技術とその問題点) 近年、流体混合物の分離、精製を、蒸留、深冷等の相変
化を伴うエネルギー多消費プロセスに代えて、選択透過
性膜により行なうことが積極的に検討されている。
流体混合物の膜分離、精製プロセスのうち、工業的規模
で実用化されているのは、海水の淡水化、工場廃水の処
理などの液体−液体分離および液体−同体分離が主刃あ
って、気体−′気体の分離についてはほとんどなされて
いない。ガスの膜分離が実用化され】1[い理由として
は、選択透過性が小さいこと、即ち特定の気体を選択的
に通し、他の気体をほとんど通さないとい−う)漢がな
いため、高純度の特定気体を得るためには膜分離を何回
も繰り返す多段方式を必要とし、従って装置が大型にな
ること、ガスの透過性が小さいため、大量のガスを処理
し難いことの二点が主としてあげられる。
特にガス選択性を太ぎくするとガス透過性が悪くなり、
ガス透過性を大きくすると選択透過性が低下する傾向に
あり、この関係を満足に改善することができなかった。
これまで満足しうる膜を得るための製膜方法としては、
高分子溶液のキャスティング工程として検討され、表面
の活性スキン層の厚みを極力薄くした非対称膜を追求す
る方法、活性スキン層に相当する超薄膜を独立に製造し
て他の多孔性支持体へ複合化しようとする方法等が代表
的である。これらはガス透過性を改善する一つの正攻法
ではあるが、必ずしも一般的な実際的な手法を提供して
いるとはいえない。これは、市販の高分子重合体あるい
は共重合体だけでは選択透過性、透過性、耐熱性、耐薬
品性、強度等のうち、少なくとも一つで特徴を有すると
同時に、他の性質の少なくとも一つでは欠点を有してお
り、全ての物性を満足した高分子重合体の構造を一義的
に決めることができないためである。
この様な中でも、近年機械特性、耐熱性シミ富み、かつ
製造コストの安filliをものの開発が特に望まれて
いるが、その代表的なものとして、ポリスルホンが検討
されている。しかし、コスト的にも充分なところまでに
はいたっていない。
(発明の構成) 本発明者は機械特性、コスト的にもまた耐熱性にも秀れ
たものとしてポリスルホンとは違ったポリエーテルイミ
ドを含む重合体混合物を素材とすることにより、この目
的に一歩前進できることを見い出した。ポリエーテルイ
ミドはフェノオキシフェニールジカルボン酸無水物トフ
エニレンジアミンとの縮合重合によって得られ、その代
表的な構造式は次式で表わされる繰返し構造単位を持つ
ものである。
さらに、ボ、リエーテルイミドに混合する重合体は次式
で表わされる繰返し構造単位を持つものである。
丘o −Qo −Q −■(0−Z辷 (Xは0を含む自然数) 〒H30 (式中、Qは−C−−S− 1 11:H3O 0O0 CHs            H さらに本発明のもう一つの特徴は、ガスの選択透過性は
比較的太きいものの透過性の低いポリエーテルイ“ミド
を含む重合体混合物を非対称孔径膜構造となし、その非
対称性を利用して緻密な平均孔径を有する片側表面にガ
ス透過性の太ぎい重合体の薄膜を積層するか、グロー放
電によるプラズマ重合薄膜を堆積させた構造とすること
にある。
ポリエーテルイミドは耐熱性、耐薬品性、強度等にあ・
いても非常に秀れているものの、ガス透過性が不足する
ことが決定的な欠点であった。また、ポリスルホンやポ
リエーテルイミドにおいては、非対称孔径膜の平、均孔
径範囲を容易に操作するのは困難であった。この様な欠
点を克服するため、本発明者らは、非対称孔径膜のポリ
スルホンやポリエーテルイミドを、ポリエーテルイミド
を含む重合体混合物に変え、ポリシロキサン等のゴム系
のガス透過性の大ぎい重合体薄膜を積層するが、更に選
択透過性の大きい複合膜を得るには、ポリエーテルイミ
ドを含む重合体混合物に直接またはゴム系の重合体薄膜
を積層した後に、グロー放電下のプラズマ重合法で重合
薄膜を堆積させる方法を採用することにより、1μ以下
の極薄厚の膜を処理して高い透過性を維持てきると同時
に、重合に用いる素材自体としても、ガス選択透過性の
大きい素材を広い範囲から自由に選べることを見い出し
た。
本発明の他の一つの特徴は、ポリエーテルイミドを含む
重合体混合物の非対称孔径膜のうち、緻密層の平均孔径
をプラズマ重合膜の形成と堆積により密閉、閉塞できる
範囲とすることにある。
緻密層の平均孔径がO11μよりも大きい時にはプラズ
マ重合膜で孔を閉塞できなくなり、一方、たとえば0.
001μ 以下のように平均孔径が小さすぎる時には閉
塞は容易となるが、ガス透過性が極端に低下してしまう
。勿論、プラズマ重合膜により閉塞しうる平均孔径は、
モノマーの種類やプラズマ重合条件によって幾分界なる
ものであるが、一般に好ましい平均孔径の範囲は0.0
1μ〜0.1μの範囲である。
本発明で用いるポリエーテルイミドは、で示される繰り
返し単位からなる重合体であって、L2−bis (4
−(:!x4−ジカルボギシ フェノオキシ)フェニー
ル〕プロパン無水物とメクフエニレンジアミンとの縮合
反応によって得られる。勿論カルボキシとフェノオキシ
の位置は3.3’、4..4・′、3,4・′あるいは
これらの混合物てあっても良く、またプロパンは、−C
(CH3)2−の構造が最も好ま外の−CnH2n−の
うちn = 1〜8の範囲でもかまわない。
本発明で用いる、ポリエーテルイミドに混合する重合体
は、 ÷0−■−〇−Qo(0−Z見 (XはOを含む自然数) CHa     0 11 (式中、Qは−C−−−−S− 1]I CHs     O で示される繰り返し構造単位からなる重合体であって、 代表的には、式、 CHs     O で示される繰り返し単位からなるポリカーボネート、式 で示される繰り返し単位からなる芳香族ポリエステル、
式 もしくは、式 で示される繰り返し単位からなるポリスルホン、をあげ
ることができる。
これらの、ポリエーテルイミドを含む重合体混合物はト
リクロロエチレン等の塩素系溶媒、ジメチルホルムアミ
ド等のアミド系溶媒、N−メチル2ピロリドン等の環状
含窒素系溶媒に溶解する。
また環状エーテルのテトラヒドロフラン、ジオキサン等
もかなりの溶解性を示すので溶解度の太きい第一溶媒に
沸点の低い第二溶媒を添加することも出来る。また多価
アルコール、無機塩等を添加剤として溶解性の大きい第
一溶媒に添加して非対称孔径膜の孔径を変えることも出
来る。これらの添加剤を膨潤剤と呼ぶこともある。
次にこれらの溶液をドクターナイフを用いて支持板上に
均一流延し、流延したのち非溶媒通常は水中に浸漬して
ゲル化させるか、あるいは流延した溶液中の溶媒を一部
蒸発させたのちにゲル化させることによりポリエーテル
イミドの非対称孔径膜を得る。勿論管状ノズルによる中
空体をつくることも出来る。
重合体の種類と混合比率、溶液の濃度、溶媒の種類、添
加剤の量などにより、非対称孔径j摸の構造や特性は影
響をうけ、一般に濃度が大きい程ガスの選択透過性が太
ぎくなるが、ガスの透過性は低下してくる。また、一般
にポリエーテルイミドと混合する重合体の混合比率がl
:lに近づく程平均孔径が増大し、ガスの透過性は大き
くなるが、ガス選択透過〜性は低下する。これらの傾向
について以下には写真によって更に説明をする。
図−1−aはポリエーテルイミド:芳香族ポリエステル
が1=4.の混合比率となっている重合体混合物からな
る非対称孔径膜の断面の走査電子顕微鏡写真である。
図−2はポリエーテルイミド:ポリカーボネートが1:
4・の混合比率となっている重合体混合物からなる非対
称孔径膜の断面の走査電子顕微鏡写真である。
図−1−aは、図−2に比較して、内孔が底面から膜表
面の真近まで規則的に配向しており、内孔を仕切る壁の
スポンジ構造も、より緻密になっている。
これは、芳香族ポリエステルとポリカーボネートの溶解
性パラメーターの相違によるもので、ポリエーテルイミ
ド芳香族ポリエステルポリエーテルイミド−ポリカーボ
ネートの相溶性のちがいが非対称孔径膜構造の差となっ
て表われたものてあり、相溶性の異なる重合体を用いる
ことにより、非対称孔径膜構造、平均孔径、ガスの透過
性を変化させることも可能である。
図−]、−bはポリエーテルイミド:芳香族ポリエステ
ルが1=1、図−1−cはポリエーテルイミド:芳香族
ポリエステルが4:]の混合比率となっている重合体、
混合物からなる非対称孔径膜の断面の走査電子顕微鏡写
真である。
図−1−81図−1,−cはほぼ同等な構造を示すが、
図−1−bでは図−1−81図−1−cに見られるよう
な規則的に配向した縦孔は緻密層近傍に限られており、
平均孔径の大きなスポンジ状構造が断面の大部分を占め
ている。これは、異種重合体同志の接触界面が大きくな
る混合比率、すなわち、一般的には1:1−近傍の混合
比率において、異種重合体同志の混和性の低下が最大と
なり、そうしたドープ液の性状が非対称孔径膜における
構造の乱れもしくは平均孔径の増大や、表面緻密層の荒
れとなって表われたものであり、混合比率の操作により
、非対称孔径膜構造、平均孔径、ガスの透過性を変化さ
せることも可能である。
また図−3は、ポリエーテルイミド:ポリスルホンがl
:1の混合率となっている非対称孔径膜の断面の走査電
子顕微鏡写真である。
このように混和性が著しくおとる組合せ及び混合比にな
ると、一方の成分の一部がドープ中で粒状にゲル化し、
非対称孔径膜構造中にその粒子となって析出することが
ある。
さて、平均孔径がo、o o 11t  以下の時はそ
のままガス選択透過性を示すが、0.01μ以上になる
と選択透過性がなくなってしまうことがある。この孔径
領域では別種の重合体溶液の含浸や直接プラズマ重合に
よって薄膜を積層することで再び選択透過性を回復する
ことが出来る。
孔径範囲が0.1μから0.5μ範囲では重合体塗布厚
みや濃度を増して幾分厚膜とする必要があるが、それで
もガスの選択透過性を示めすように積層することが可能
である。しかし0.5μを越えた孔径範囲になるとガス
透過性の太ぎい重合体膜を形成させるのが困難になって
くる。
次ニ、プラズマ重合させるモノマーについて説明する。
種々のモノマー、たとえばエチレンやア七チレンがグロ
ー放心された雰囲気中でプラズマ重合することが知られ
ているが、本発明の目的には、第8級炭素(C−CH−
C)  を管部基として有する化合物、または有機シラ
ン化合物が好ましく用いられる。第3級炭素含有化合物
の例としては、t−プチルアミン等のt−ブチル化合物
、4・−メチル−1−ペンテンなどのペンテン誘導体、
1−オフ7’ 7 i トのオクテン類、あるいはイソ
プレン等モ用いることができる。
有機シラン化合物としては、たとえばテトラメチルシラ
ン、ヘキサメチルジシラザン、メチルジクロロシラン、
メチルトリクロロシラン等のシランが挙げられる。さら
に、不飽和結合を有する有機シラン化合物、たとえばト
リメチルビニルシラン、ジメチルビニルクロロシラン、
ビニルトリクロロ・シラン、メチルビニルジクロロシラ
ン、メチルトリビニルシラン、アリルトリメチルシラン
、エチニールトリメチルシラン等がより好ましく用いら
れる。
0゜(101μから0.]μの孔径範囲のポリエーテル
イミドを含む重合体混合物からなる非対称孔径膜の緻密
層にプラズマ重合薄膜を直接堆積させてガスの透過性を
支配する構成要、素は可及的に薄くなければならない。
この理由は(次の通りである。素材特性の評価は、ガス
透過係数の単位 P = cm8°Cm/cm29sec10H!を用い
て表され、これは素材10厚さに換算したものである。
一方、複合膜においては素材の厚みそのものの透過速度 Q = cm3/cm2・sec −CmH7の単位で
表わされており、loμと1μの膜厚では、透過係数は
同じ値であっても、透過速度は10倍の差が生じる。従
って、実際に必要な特性は透過速度であり、膜の厚さで
ある。
本発明では、前記した孔径範囲のポリエーテルイミドを
含み、更に第2の重合体を含む混合物の非対称孔径膜を
乾燥した後、緻密層表面にプラズマ重合層を1μ以下、
好ましくは0.3μ以下の厚さ堆積する。たとえば系内
を5 torr以下、好ましくは2 torr  以下
の減圧とし、系に非重合性ガスと重合性ガスの混合ガス
を導入し、所定の出力、たとえば5〜500W、好まし
くは約20Wで系中に高周波によるグロー放電を行うと
重合性ガスがプラズマ重合し、ポリエーテルイミドを含
む重合体混合物の非対称孔径膜の緻密層表面に薄膜とし
て堆積する。この薄膜の厚みは、グロー放電時間の3長
さまたは重合性ガスの流量にほぼ比例して増加するので
、任意の厚み、たとえば1μまたは0.8μの厚みに調
節することができる。また、グロー放電時の出力の増減
によっても堆積厚みが増減するが、これらの造膜条件は
、この分野の技術に習熟している者にとって容易に最適
化できる範囲である。いずれにしても、本発明では欠陥
のない均一重合膜を上記厚みで堆積させることが必要で
ある。
重合性ガスの一つの選択基準は、プラズマ重合薄膜が厚
さ1μまたは0.3μ以下という極薄層であるからガス
分離しようとする混合ガスの一方の成分を可及的に透過
させないということである。
この基準を満すためには、エチレン、スチ°レン等の一
般のプラズマ重合性モノマーであってもJいが、好まし
い−Ittは前述の第3級炭素を官能基として有する化
合物であり、就中、さらに二重結合を有する化合物がよ
り好ましい。好ましい他の一群は前述の有機シラン化合
物であり、就中、二重結合または三重結合という不飽和
型官能基を有するものがより好ましい。
0.1μ以上の平均孔径を有するポリエーテルイミドを
含む重合体混合物非対称孔径1漢を用いる時には、ガス
透過性の大きい重合体の薄膜を積層することが好ましい
。代表的な重合体はジメチルポリシロキサンなどのシリ
コンゴムがガス透過性耐熱性の点から好ましい。中でも
二液反応型のRTV 。
LTV 、においては次式 %式% (3) の如ぎ縮合反応や付加反応によって高分子量化するので
、芳香族ポリエステル非対称孔径膜の微細孔内部への含
浸および含浸後の反応において好都合といえる。さらに
反応するまでの各成分がポリエーテルイミドや、一般式
で表わした第2の重合体を全く溶解しない低粘度の溶液
とできることも、好適な重合体となる。
ガス選択透過性を更に大きくする目的の一例としてはシ
リコンを積層した複合物に更にプラズマ重合により薄膜
を堆積することもできる。さらに他の例としてはポリエ
ーテルイミドを含む重合体混合物非対称孔径膜にプラズ
マ重合による薄膜を堆積し、その上にシリコンを積層す
るなどの組合せも可能となる。
以下には本発明を実施例によって更に説明する。
実施例−1゜ ゛ポリス)L/ホン(UdeIP1700.UCC製)
16重量%お上びポリエーテルイミド(ULTEM−1
0Q O、GE社製)4重量%を、N−メチル−2ピロ
リドン80重量%に溶解させて、ドープ液を調製した。
このドープ液を平滑なガラス板上にドクターナイフで厚
さ150μに流延した後、250°Cの雰囲気で、2時
間乾燥し、厚さ約15μの緻密な膜を得た。比重を測定
したところ1.25であった。空気を原料ガスとしてガ
ス透過特性を評価したところ酸素透過速度QO2(以下
単にQOsと記載する)はQO2キ7.7 X 10−
8 Cm3/an2 ・sec −anHP 酸素・窒
素選択性α(酸素透過速度/窒素透過速度;以下単にa
と記載する)はα士4・、3を示した。
このQO2を1cm厚み当りの酸素透過速度PO2(酸
素透過係数;以下単にPO2と記載)に換算すると、 PO2キ1.2 X 10−10 Cm3 ・Cm/(
z2 HSeC−mH,2であった。
実施例−2〜4 表−1に示す組成で、ドープ液を調製したこ仁を除いて
実施例−1と全く同様にして緻密な膜を得た。
厚さ、比重、ガス透過特性を実施例−1も含めて表−2
に示す。
比較例−1〜4 表−3に示す組成でドープ液を調製したことを除いて、
実施例−1と全く同様にして緻密な膜を得た。
厚さ、比重、ガス透過特性を表−4・に示す。
実施例−5 ポリスルホン16重量%及びポリエーテルイミド(UL
TEM−10OGE社製)4重量%をN−メチル−2−
ピロリドン60重量%及びテトラヒドロフラン20重量
%に溶解させて、ドープ液を調製した。このドープ液を
平滑なガラス板上にドクターナイフで厚さ300μに流
延し、2分間静置した後、−ガラス板ごと蒸留水中に浸
漬し、膜が凝固剥離した後、2時間水洗し、4,5°C
にて2時間通風乾燥して、厚さ約120μの非対称孔径
膜を得た。
ガス透過特性を評価したところ、 QO2六8.5 X 10−6 Cm87cm2 ・s
ec ・mHJ’PO2T−1,OX 10−7 ct
n8 ・cm/1yn2 ・see −CmHtα中2
.1 であった。
実施例−6〜9 表−1に示す組成でドープ液を調製したことを除いて実
施例と全く同様にして非対称孔径膜を得た。
厚チ、ガス透過特性を表−5に示す。
実施例−1O 実施例−7と全く同様にして得た非対称孔径膜の緻密層
表面に単体でα中2を示すシリコンゴム20重量%をフ
レオン80重′量%に溶解せしめた溶液を厚さ14.0
μに塗布し、170’C/30分熱風加硫した。得られ
た複合膜のガス透過特性を評価したところ、 QO2中6.9 X l 0−6cm87cm2・se
c−cmHJα出 2.4喀 であった。
実施例−11 実施例−8と全く同様にして得た非対称孔径膜を用いた
ことを除いて、実施例−1Oと全く同様にして複合膜を
得た。
得られた複合膜のガス透過特性を評価したところ、 QO2キ5.8 X 10−6z3 /cnr2・se
c ・cmHJ’αキ2,2 であった。
実施例−12 実施例10と全く同様にして得た複合膜の最外層表面に
、トリメチルビニルシラ:J 全流速0.7 Cm8/
rn i nで系内に導入しながら、20Wの出力で3
0分間、反応容器中にグロー放電を行ない、プラズマ重
合膜を積層させた。得られた8層複合膜のガス透過特性
を評価したところ、 QO2キ1.9 x 10−8 Cm87cm”sec
−cmHtαキ3.5 であった。
実施例−13 実施例−5と全く同様にして得た非対称孔径膜の緻密層
表面にトリメチノンビニルシランを流速0.7α’l/
minで系内に導入しながら、20Wの出力で30分間
、反応容器中にグロー放電を行ない、プラズマ重合膜を
積層させ左。
得られた複合膜のガス透過特性を評価したところ、QO
2キ2.6 X l 0−6cnp47cm2・sec
 −CrnHj’α中3.7 であった。
■)ポリスルホン  Udel   P−1700UC
C2)芳香族ポリエステル Uポリマー U−1,00
ユニチカ8)ポリエーテルイミド     ULTEM
−1000GE4、)ポリカーボネート  ニーピロン
 S−2000三菱瓦斯化学5)N−メチル−2−ピロ
リドン 表−2膜の物性 表−4・ 膜の物性
【図面の簡単な説明】
図−1−aは芳香族ポリエステル−ポリエーテルイミド
(4,:l)混合物の、 一 図−1−bは芳香族ポリエステルーポリエーテ非対称孔
径j漠の断面の走査電子顕微鏡写真で、υA手続補正書 昭和58年i月2日 特許庁長官 若 杉 和 夫  殿   11舅1、事
件の表示 昭和58年特許願 第 1602  号2、発明の名称 ガス選択透過性膜およびその製造方法 3、補正をする者 事件との関係   特許出願人 住所    大阪市東区北浜5丁目15番地名称(21
3)住友電気工業株式会社 社長 用上哲部 4・1代理人 住所    大阪市此花区島屋1丁目1番3号住友電気
工業株式会社内 6、補正の対象 明細暑中発明の詳細な説明の欄 7、補正の内容 (1)明細書筒14頁grJ10行目 「ポリエーテルイミド」の後に「を含む重体混合物」を
挿入します。 (2)同第・15頁第16行目 「リエーテルイミド芳香族ポリエステルボリエーテ」を
「リエーテルイミドー芳香族ポリエステル、ボリエーテ
」と補正します。 (3)同第16頁第5行目 「なっている重合体、混合物」を「なっている重合体混
合物」と補正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式 で示される繰り返し畦位を有するポリエーテルイミドと
    、 式: %式% (Xは0を含む自然数) ?Hs  、  、。 (式中、Qは−C−−S− 晶38 0     0      0 で示される繰り返し単位を有する重合体の少なくとも1
    種との混合物からなることを特徴とするガス選択透過性
    膜。 2、ガス選択性透過膜が非対称孔径構造を有する膜であ
    り、該非対称孔径膜の緻密層の平均孔径が0.5μ以下
    で、該緻密層の平均厚みが10μ以下であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載のガス選択透過性膜。 3、非対称孔径膜の緻密層に重合体薄膜が積層さ、れて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第2項記載のガス
    選択透過性膜。 4、非対称孔径膜の緻密層に積層されている重合体薄膜
    層の少なくとも一層が、ゴム系の溶液塗布による重合体
    薄膜層であることを特徴とする特許請求の範囲第3項記
    載のガス選択透過性膜。 5、非対称孔径膜の緻密層に積層されている重合体薄膜
    層の少なくとも1層が、グロ一対電によるプラズマ重合
    体薄膜層であることを特徴とする特許請求の範囲第3項
    記載のガス選択透過性膜。 6、式: で示される繰り返し単位を有するポリエーテルイミドと
    、式: %式% (Xは0を含む自然数ン CHa    O ]1 (式中Qは−C−−S− 1II CHa、0 CHs        H で示される繰り返し単位を有する重合体の少なくとも1
    種との混合物を重合体とし、該重合体、溶剤および必要
    があれば膨潤剤を含んで成る溶液を製膜し、溶剤を除去
    し乾燥させることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載のガス選択透過性膜の製造方法。 7、 溶剤が、N−メチル−2−ピロリドンN−ホルミ
    ルピペリジン 1−ホルミルモルフォリン テトラヒドロフラン から選ばれた1種もしくは2種以上の混合物であること
    を特徴とする特許請求の範囲第6項記載の製造方法。 8、製)罠した溶液を凝固剤と接触させ、溶剤を除去し
    、乾燥させて非対称孔径膜を得ることを特徴とする特許
    請求の範囲第6項記載の製造方法。 9、非対称孔径膜の緻密層に重合体溶液を塗布し、乾燥
    させて重合体薄膜を積層させることを特徴とする特許請
    求の範囲第8項記載のガス選択透過性膜の製造方法。 10、非対称孔径膜の緻密層にそのまま、あるいは重合
    体溶液を塗布し、乾燥させた後にQ、5.torr以下
    の雰囲気で重合性モノマーを供給しながらグロー放心さ
    せてプラズマ重合薄)i′を積層させることを特徴とす
    る特許請求の範囲第8項記載のガス選択透過性膜の製造
    方法。
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