JPS5912734B2 - 銀−ニツケル−金属酸化物系電気接点材料 - Google Patents
銀−ニツケル−金属酸化物系電気接点材料Info
- Publication number
- JPS5912734B2 JPS5912734B2 JP50126104A JP12610475A JPS5912734B2 JP S5912734 B2 JPS5912734 B2 JP S5912734B2 JP 50126104 A JP50126104 A JP 50126104A JP 12610475 A JP12610475 A JP 12610475A JP S5912734 B2 JPS5912734 B2 JP S5912734B2
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- Japan
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- nickel
- silver
- electrical contact
- metal oxide
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、粉末冶金法により製造する銀−ニッケル系合
金からなる電気接点材料の改良に関する。
金からなる電気接点材料の改良に関する。
従来、銀−ニッケル系合金の電気接点材料は、小負荷な
いし中負荷電流域で使用されているが、過電流が流れる
と溶着を起す難点があつた。また、この電気接点材料は
多数回の開閉による摩耗盪が比較的大きいという難点も
あつた。本発明は従来の銀−ニッケル系電気接点材料に
伴なうこれらの難点を克服することを目的とし、この目
的は銀−ニッケルに或る種の金属酸化物を５ 添加する
ことにより達成できることが判明した。
いし中負荷電流域で使用されているが、過電流が流れる
と溶着を起す難点があつた。また、この電気接点材料は
多数回の開閉による摩耗盪が比較的大きいという難点も
あつた。本発明は従来の銀−ニッケル系電気接点材料に
伴なうこれらの難点を克服することを目的とし、この目
的は銀−ニッケルに或る種の金属酸化物を５ 添加する
ことにより達成できることが判明した。
すなわち、本発明の電気接点材料は、重量で、ニッケル
装−２０％、モリブデン酸化物０．１〜１５％、並びに
残部が銀という組成の合金、あるいはニッケル装−２０
％、モリブデン酸化物と錫１０酸化物の組合せで０．１
−１５重盪％、並びに残部が銀という組成の合金からな
る。本発明の銀−ニッケルー金属酸化物系合金の組成の
限定理由を次に記す。
装−２０％、モリブデン酸化物０．１〜１５％、並びに
残部が銀という組成の合金、あるいはニッケル装−２０
％、モリブデン酸化物と錫１０酸化物の組合せで０．１
−１５重盪％、並びに残部が銀という組成の合金からな
る。本発明の銀−ニッケルー金属酸化物系合金の組成の
限定理由を次に記す。
ニッケルは銀素地中に分散して合金の機械的強１５度を
高め、摩耗緻を低減させる働きがあるが、ニッケル量が
２％より少ないとその添加効果は薄い。
高め、摩耗緻を低減させる働きがあるが、ニッケル量が
２％より少ないとその添加効果は薄い。
また、２０％を超すと、別に金属酸化物も添加する関係
上、合金の固有抵抗が著しく増大し、電磁開閉器等で開
閉すると、電気抵抗が増大して、接２０点の温度が高ま
る。したがつて、ニッケルの量は２−２０重緻％の範囲
に限定した。上記の金属酸化物は、合金の機械的強度を
増大し、耐溶着性も改善される。
上、合金の固有抵抗が著しく増大し、電磁開閉器等で開
閉すると、電気抵抗が増大して、接２０点の温度が高ま
る。したがつて、ニッケルの量は２−２０重緻％の範囲
に限定した。上記の金属酸化物は、合金の機械的強度を
増大し、耐溶着性も改善される。
しかし、その添加量が０．１未満では、この効果が得ら
れず、また１５２５％を超すと合金の機械的強度が急激
に低下すると共に、電気接点材料として使用したときに
接触抵抗が大きくなつて摩耗盪力贈大するため、金属酸
化物の添加量をα１−１５重１％の範囲に限定した。３
０なお、この添力日量の範囲内で、錫酸化物を添加する
と合金の特性がさらに改善される。
れず、また１５２５％を超すと合金の機械的強度が急激
に低下すると共に、電気接点材料として使用したときに
接触抵抗が大きくなつて摩耗盪力贈大するため、金属酸
化物の添加量をα１−１５重１％の範囲に限定した。３
０なお、この添力日量の範囲内で、錫酸化物を添加する
と合金の特性がさらに改善される。
本発明において、上記の各金属酸化物は、それぞれ特定
の或る酸化物を指すのではなく、種々の原子価状態のも
のを含む酸化物の総称の意味であ３５る。
の或る酸化物を指すのではなく、種々の原子価状態のも
のを含む酸化物の総称の意味であ３５る。
本発明の合金は慣用の粉末冶金技術により製造される。
その一例を示すと、ニッケル粉末の所定量と、上記金属
酸化物粉末の量をそれぞれ秤量し、これを銀粉とｖ型混
合機で混合する。この粉末混合物を２０ｋ９／薦の成形
圧で成形し、窒素雰囲気中に｝いて９３０℃でｌ時間焼
結した後、８０ｋｇ／翻２で再圧縮し、窒素雰囲気中に
訃いて６００℃で１時間焼鈍すると、本発明の合金が得
られる。焼結は、還元雰囲気で還元されたう、９００−
１０００℃で熱分解しやすい金属酸化物（例、錫酸化物
、モリプデン酸化物等）を使用したときには窒素或いは
アルゴンのような不活性雰囲気が必要となる。焼結素材
の密度上昇に関しては、再圧縮法以外に、鍛造法或いは
押出し法も利用できる。上に述べた方法は当該技術分野
に卦いてはいずれも慣用の技術であつて、当業者なら合
金成分等を勘案して、有利な製造方法及び条件を適宜選
択できる。以下に実施例を挙げる。
酸化物粉末の量をそれぞれ秤量し、これを銀粉とｖ型混
合機で混合する。この粉末混合物を２０ｋ９／薦の成形
圧で成形し、窒素雰囲気中に｝いて９３０℃でｌ時間焼
結した後、８０ｋｇ／翻２で再圧縮し、窒素雰囲気中に
訃いて６００℃で１時間焼鈍すると、本発明の合金が得
られる。焼結は、還元雰囲気で還元されたう、９００−
１０００℃で熱分解しやすい金属酸化物（例、錫酸化物
、モリプデン酸化物等）を使用したときには窒素或いは
アルゴンのような不活性雰囲気が必要となる。焼結素材
の密度上昇に関しては、再圧縮法以外に、鍛造法或いは
押出し法も利用できる。上に述べた方法は当該技術分野
に卦いてはいずれも慣用の技術であつて、当業者なら合
金成分等を勘案して、有利な製造方法及び条件を適宜選
択できる。以下に実施例を挙げる。
実施例
本質的に上述の方法にしたがつて、後出の第１表に示し
た組成を有する各種の合金を製造した。
た組成を有する各種の合金を製造した。
この合金を冷間圧延した板よう所定形状に打抜いて得た
試験片の接点性能を下記の評価法１と評価法２にしたが
つて試験した。評価法１一電磁開閉器による定格電流の
３倍の寸動試験接点を電磁開閉器に卦いて高頻度で開閉
したときの、接点の摩耗緻と接触抵抗を次の試験条件下
で測定した。
試験片の接点性能を下記の評価法１と評価法２にしたが
つて試験した。評価法１一電磁開閉器による定格電流の
３倍の寸動試験接点を電磁開閉器に卦いて高頻度で開閉
したときの、接点の摩耗緻と接触抵抗を次の試験条件下
で測定した。
電気的条件 ＡＣ２ＯＯＶ，ｌＯ４Ａ，力率０．３５１
ａｇ開閉頻度１２００回／時間，開閉目標１０万回 ｍ！ψ Ｍｍ厚 Ｒ付 接点形状 可動接点７，１．２，３０ 固定接点７１ｔリ，１．０ｍｍ厚 試験結果は第２表に示すと卦ｂである。
ａｇ開閉頻度１２００回／時間，開閉目標１０万回 ｍ！ψ Ｍｍ厚 Ｒ付 接点形状 可動接点７，１．２，３０ 固定接点７１ｔリ，１．０ｍｍ厚 試験結果は第２表に示すと卦ｂである。
摩耗量は電磁開閉器内の３極の固定・可動接点の全部に
ついての摩耗量の合計である。この結果から、本発明の
合金系は比較合金系に比べて摩耗量が少ないことがわか
る。評価法２一大負荷電流下での摩耗址と耐？着性：電
気的条件 ＡＣｌＯＯＶ，２５ＯＯＡ，力率０．４５１
ａｇ接触圧力８００９，開離力６００９通電１サイクル
後しや断、測定位 相角４５イ開閉回数（目標）３回 接点形状 可動接点５１峠，１．戸厚 固定接点５．５町，０．７７７７！ｊ 試験結果は第３表に示す。
ついての摩耗量の合計である。この結果から、本発明の
合金系は比較合金系に比べて摩耗量が少ないことがわか
る。評価法２一大負荷電流下での摩耗址と耐？着性：電
気的条件 ＡＣｌＯＯＶ，２５ＯＯＡ，力率０．４５１
ａｇ接触圧力８００９，開離力６００９通電１サイクル
後しや断、測定位 相角４５イ開閉回数（目標）３回 接点形状 可動接点５１峠，１．戸厚 固定接点５．５町，０．７７７７！ｊ 試験結果は第３表に示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ ニッケル２−２０重量％、モリブデン酸化物０．１
〜１５重量％、並びに残部が銀という組成の銀−ニッケ
ル−金属酸化物系合金からなる電気接点材料。 ２ ニッケル２−２０重量％、モリブデン酸化物と銀酸
化物の組合せで０．１−１．５重量％、並びに残部が銀
という組成の銀−ニッケル−金属酸化物系合金からなる
電気接点材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50126104A JPS5912734B2 (ja) | 1975-10-20 | 1975-10-20 | 銀−ニツケル−金属酸化物系電気接点材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50126104A JPS5912734B2 (ja) | 1975-10-20 | 1975-10-20 | 銀−ニツケル−金属酸化物系電気接点材料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5250558A JPS5250558A (en) | 1977-04-22 |
| JPS5912734B2 true JPS5912734B2 (ja) | 1984-03-26 |
Family
ID=14926702
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP50126104A Expired JPS5912734B2 (ja) | 1975-10-20 | 1975-10-20 | 銀−ニツケル−金属酸化物系電気接点材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5912734B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57124239A (en) * | 1981-01-26 | 1982-08-03 | Aloka Co Ltd | Biochemical component analysis apparatus by laser beam |
| JPS59159952A (ja) * | 1983-03-03 | 1984-09-10 | Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk | 電気接点材料 |
| JPH0782008B2 (ja) * | 1987-07-27 | 1995-09-06 | 株式会社日立製作所 | 細胞の数並びに活性の診断装置 |
| JPH0791608B2 (ja) * | 1990-06-21 | 1995-10-04 | 松下電工株式会社 | 接点材料およびその製造方法 |
| JP4111906B2 (ja) * | 2003-11-26 | 2008-07-02 | マブチモーター株式会社 | 摺動接点材料及びクラッド複合材並びにそれを使用した直流小型モータ |
| WO2011125244A1 (ja) | 2010-04-09 | 2011-10-13 | 三菱マテリアル株式会社 | 焼結体形成用の粘土状組成物、焼結体形成用の粘土状組成物用粉末、焼結体形成用の粘土状組成物の製造方法、銀焼結体及び銀焼結体の製造方法 |
| CN107240513B (zh) * | 2016-03-29 | 2019-02-22 | 三菱电机株式会社 | Ag－Ni－金属氧化物类电触点材料及其制造方法、断路器及电磁接触器 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4879704A (ja) * | 1972-01-27 | 1973-10-25 |
-
1975
- 1975-10-20 JP JP50126104A patent/JPS5912734B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4879704A (ja) * | 1972-01-27 | 1973-10-25 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5250558A (en) | 1977-04-22 |
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