JPS5912647Y2 - ジャンピング時間短縮形流量調整弁 - Google Patents

ジャンピング時間短縮形流量調整弁

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JPS5912647Y2
JPS5912647Y2 JP385078U JP385078U JPS5912647Y2 JP S5912647 Y2 JPS5912647 Y2 JP S5912647Y2 JP 385078 U JP385078 U JP 385078U JP 385078 U JP385078 U JP 385078U JP S5912647 Y2 JPS5912647 Y2 JP S5912647Y2
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JP
Japan
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pressure
valve
throttle
control section
chamber
Prior art date
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Expired
Application number
JP385078U
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English (en)
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JPS5522801U (ja
Inventor
正吉 真壁
康郎 菱沼
一三 永田
正光 石井
康生 榊原
Original Assignee
油研工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 油研工業株式会社 filed Critical 油研工業株式会社
Priority to JP385078U priority Critical patent/JPS5912647Y2/ja
Publication of JPS5522801U publication Critical patent/JPS5522801U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、シリンダ等のアクチュエー夕の飛び出し現
象の原因となるジャンピング現象を早期に終了させるよ
うにした流量調整弁に関する。
圧力補償付流量調整弁の従来例には第1図に示すものが
ある。
すなわち、入口ポート1と出口ポート5をもつ弁本体9
、ばね6および調整ねじ8で調整自在な絞り弁7、該絞
り弁の前室17および後室16に一定の流体圧力差を維
持する作用をする圧力補償ピストン2からなり、入口ポ
ート1での流体圧力が前記補償ピストンに作用するばね
3の押圧力を相殺するように作用して該補償ピストンを
作動させて流量を調整している。
しかるに、上述の流量調整弁においては、入口圧力と出
口圧力との差がないときには圧力補償ピストン2が全開
となり、入口圧力が急激に上昇すると前記ピストンが所
定の制御位置になるまでの時間遅れの間に設定流量以上
の流量が流れる、いわゆるジャンピング現象が起る。
この現象を防止するために、現在まで種々な案が提出さ
れているが、いずれも構造複雑、かつ高原価であって実
用的でないとされている。
この考案は前述の状況に鑑みてなされたもので、絞り弁
と弁本体内通路の若干の変更だけで前述の時間遅れの間
に生しるジャンピング現象を極力短かい時間内に終了さ
せることのできる流量調整弁を提供することを目的とし
ている。
すなわちこの考案の流量調整弁は、入口ポートに流入し
てから圧力補償弁の制御部を経由した圧油流れを、前記
圧力補償弁によってその絞り制御部前後の差圧を一定に
制御される絞り弁によって流量制御する圧力補償付流量
調整弁であって、前記圧力補償弁のばね室を前記絞り弁
に設けられた微少の絞り穴を介して前記出口ポートに連
通させ、入口ポートに圧油が流入したときに前記圧力補
償弁がその前記制御部を閉鎖する方向へ作動することに
より前記ばね室から流出する圧油流れによって前記絞り
穴前後に差圧を生じさせるようにし、この差圧で前記絞
り弁がその絞り制御部を閉鎖する方向へ移動するように
してなることを特徴とするものである。
この考案のジャンピング時間短縮形流量調整弁によれば
、圧油流れの開始時においてノーマルオープンの圧力補
償弁制御部が所定制御開度になるまでの圧力補償ピスト
ンの過渡的動作に追従して絞り弁がその絞り制御部を閉
鎖方向へ絞るので、前述第1図に関連して述べた従来例
に比べてジャンピング現象による圧力ピークの生じる期
間を月ないし兄程度に短縮できるものである。
この考案の実施例を図面と共に説明すれば、第2図およ
び第3図において、入口ポート21と出口ポート35を
有する弁本体44内には圧力補償ピストン26が圧力補
償ばね25によって弾圧されて摺動可能に配置されると
共に出口ポート35に通孔34で内部室33が連通ずる
ようにスリーブ38が固定配置され、スリーブ38内に
は主弁ばね32によって付勢されて流量調整ねじ48に
当接する絞り弁31が摺動可能に配置されており、弁本
体内に設けられた制御室45とスリーブ38内とを連通
ずるスリーブ38の制御部開口37を、前記流量調整ね
じ48の弁本体剃に対する螺入螺出で位置調整される前
記絞り弁31の先端エッジ36で開度調整するようにし
てある。
制御室45は圧力補償ピストン室22に連通し、このピ
ストン室22は圧力補償ピストン制御部42で開度制御
される圧力補償制御部開口43を介して入口ポート21
に通じている。
絞り弁31は、第3図に拡大して示すように、その端部
につば部46を有しており、またスリーブ38の一端内
周側には、このつば部46と衝合して絞り弁31のスト
ローク端を定めるつば受部47が設けられている。
絞り弁31にはまた絞り穴30とシート穴41とが設け
られると共に、シート穴41に着座するチェック弁39
がチェック弁ばね40と共に内蔵されている。
圧力補償ピストン26は、圧油流れの存在下において前
記制御部45とスリーブ内部室33との間の圧力差を一
定に維持させるためのもので、圧力補償ばね室27内の
ばね25によって前記制御部開口43を全開にする方向
に付勢され、制御室45の圧力を、通路23を介して圧
力室24に導びくことで、絞り制御部上流の圧力をピス
トン26の一端側にばね25に対抗して作用させるよう
にしてある。
一方、圧力補償ばね室27は、通路28を介して絞り弁
背部室29に通じ、ピストン26の該ばね室側に絞り穴
30を介して絞り制御部下流の圧力が導びかれるように
なされている。
以上の構或を備えたこの考案に係る圧力補償付流量調整
弁では、入口ポート21から圧油が流入すると、ピスト
ン室22、通路23を経て背圧室24に導かれて圧力補
償ピストン26に作用し、これによって該ピストンは第
2図において上方に移動し、そのためピストンばね室2
7の油は通路28を経て絞り弁背部室29に流入し、さ
らに絞り弁31の絞り穴30を通過して調整ばね室33
および通路34を経て出口ポート35から吐出される。
前述の絞り穴30を油が通過する際に背部室29に圧力
が発生し、該圧力を絞り弁受圧面積Aに乗じた力が調整
ばね32の荷重よりも大きくなると、絞り弁31が前記
ばね力に抗して第2図において下側に移動し、これによ
って絞り弁制御部36とスリーブ制御部37とが形或す
る開口部が閉鎖されて入口ポート21からの圧油が出口
ポート35から流出しなくなる。
尚、背部室29内に調整ばね32の許容応力以上の圧力
が発生すると前記ばねが永久変形を起し、やがては前述
の開口部を閉鎖したままになって流量調整ができなくな
るが、これに対しては絞り弁つば部46がスリーブつば
受部47に当接するようにしておくことで絞り弁31が
中途で停止して所定の累重状態を越えないようにしてお
けばよく、これにより調整ばね32の永久変形が防止で
きる。
また、前記圧力補償ピストンが上方に移動して圧力補償
ピストン制御部42と弁本体制御部43が形或する制御
口が閉鎖状態になると、該ピストンに作用していた背部
室24の圧力が零となって前記ピストンは下方に移動し
、所定の制御位置に復旧しようとする。
この際に絞り弁31も主弁ばね32によって戻るが、そ
の紋り穴30だけでは絞り弁32が主弁ばね32によっ
て調整ねじ48に当接するまで復帰移動する時間の遅れ
が生じる。
これを避けたいときには絞り弁31に図示の例の如くチ
ェック弁39を設けておいてこのチェック弁39のチェ
ック弁ばね40を弱くすることで前述の復帰時間遅れが
防止される。
したがって、この考案に係る流量調整弁を使用した圧油
回路においては、圧力補償ピストンが所定の制御位置に
なるまでの間に該ピストンの動きに応じて絞り制御部を
絞り、これによって急激な流量の立上りを早期に抑制で
きるから、いわゆるジャンピング現象の生じる期間を少
なくとも従来の4分の1ないし6分の1に短縮可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来例の流量制御弁の縦断側面図、第2図は
、この考案の実施例を示す縦断側面図、第3図は、同じ
く絞り弁の拡大縦断側面図である。 21・・・・・・人口ポート、26・・・・・・圧力補
償ピストン、27・・・・・・ピストンばね室、28・
・・・・・通路、29・・・・・・絞り弁背部室、30
・・・・・・絞り穴、31・・・・・・絞り弁、35・
・・・・・出口ポート、38・・・:・・スリーブ、3
9・・・・・・チェック弁、46・・・・・・絞り弁つ
ば部、47・・・・・・スリーブつば受部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入口ポートに流入してから圧力補償弁の制御部を経由し
    た圧油流れを、前記圧力補償弁によってその絞り制御部
    前後の差圧を一定に制御される絞り弁により流量制御す
    るものにおいて、前記圧力補償弁のばね室を前記絞り弁
    に設けられた絞り穴を介して前記出口ポートに連通させ
    、入口ポートに圧油流れが流入したときに前記圧力補償
    弁がその前記制御部を閉鎖する方向へ作動することによ
    り前記ばね室から流出する圧油流れによって前記絞り穴
    前後に生じる差圧で前記絞り弁がその絞り制御部を閉鎖
    する方向へ移動するようにしてなることを特徴とするジ
    ャンピング時間短縮形流量調整弁。
JP385078U 1978-01-19 1978-01-19 ジャンピング時間短縮形流量調整弁 Expired JPS5912647Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP385078U JPS5912647Y2 (ja) 1978-01-19 1978-01-19 ジャンピング時間短縮形流量調整弁

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP385078U JPS5912647Y2 (ja) 1978-01-19 1978-01-19 ジャンピング時間短縮形流量調整弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5522801U JPS5522801U (ja) 1980-02-14
JPS5912647Y2 true JPS5912647Y2 (ja) 1984-04-16

Family

ID=28808213

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP385078U Expired JPS5912647Y2 (ja) 1978-01-19 1978-01-19 ジャンピング時間短縮形流量調整弁

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JP (1) JPS5912647Y2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3012001A1 (de) * 1980-03-28 1981-10-08 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Verfahren zur herstellung von polyetherpolyolen und deren verwendung in einem verfahren zur herstellung von starren polyurethanschaumstoffen
JPH039042Y2 (ja) * 1981-03-26 1991-03-07
JPH05149461A (ja) * 1991-11-22 1993-06-15 Kayaba Ind Co Ltd 流量制御弁の圧力補償装置
JP5740710B2 (ja) * 2011-03-30 2015-06-24 株式会社Lixil 給水制御弁装置
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JP2018091176A (ja) * 2016-11-30 2018-06-14 大豊工業株式会社 流量制御弁

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JPS5522801U (ja) 1980-02-14

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