JPS5912621B2 - 軽量耐火パネル及びその製法 - Google Patents

軽量耐火パネル及びその製法

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JPS5912621B2
JPS5912621B2 JP8793176A JP8793176A JPS5912621B2 JP S5912621 B2 JPS5912621 B2 JP S5912621B2 JP 8793176 A JP8793176 A JP 8793176A JP 8793176 A JP8793176 A JP 8793176A JP S5912621 B2 JPS5912621 B2 JP S5912621B2
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Japan
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panel
sheet
heat
manufacturing
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JP8793176A
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JPS5388822A (en
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敏郎 田端
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Description

【発明の詳細な説明】 (概要) 本発明は半水石こう等に水を加え、これを発泡せしめて
なる発泡石こうスラリー等を得、これに不織布、織布、
紙、合成樹脂フィルム、薄金属板等の基材に切回を入れ
たのち、加熱発泡性の無機物を含浸せしめて引伸し、冷
却半固化状態の型枠を、表面シートの裏側に装填し、そ
の後前記発泡石こうスラリー等を型枠内に流しこみ、そ
の表面を裏シートで押え、1体化してなる軽量耐火パネ
ル及びその製造法に係わる。
(従来技術) 5 従来、建材用パネルとしては、石こうボードが多用
されているが、これは不燃ではあるが、断熱性が乏しく
、遮音性も劣つており、重量が大で取扱いに不便である
という欠点があつた。
これらの欠点を軽減するために、発泡石こうを10主体
としたパネルも散見されるが、強度が弱く、とくに対衝
撃性が劣り、実用にたえないものが多かつた。
(目的) 本発明は上記のような建材用パネルの欠点を解15消し
、強度大で、不燃、防音、軽量化の特性をもつ軽量耐火
パネルを提供するのを目的とする。
(構成)まず図面について説明すると、第1図は本発明
になるパネルの製造工程の説明図であるが、コンブ0
ベア1上に表面シート2を表面を下面にしておき矢印方
向に移動させる。
表面シートの内面には型枠3を入れておく、4は石こう
スラリー注入管であつて、表面シート2が石こうスラリ
ー注入管4の直下にきたとき、表ク5 面シート2内に
石こうスラリー5を入れるものである。
石こうスラリー5は半水石こうに水を加え、これに硬化
剤を添加した水溶性樹脂(例えば尿素樹脂エマルジョン
等)を加え、ガス吹込み、又は泡30の投入等の方法に
より、撹拌混合して発泡させたものである。
6は裏シートであり、注入の終つた石こうスラリーの表
面にロールTによつて圧接され、パネルが形成される。
このように注入された石こうスラリー5は、表35面シ
ート2と型枠3との間の空隙に入ると反応熱を発生して
10分後に70℃程度になり、15乃至20分間で形成
が完了し、型枠によつて補強されたサンドイツチ構造の
一体化されたパネルが完成する。
表面シート2に使用する材料としては、薄鉄板、アスベ
スト板、又は難燃合板等の不燃又は難燃性材料を用い、
裏シート6の材料としては、紙、布、合成樹脂フイルム
等の各種材料を用いる。
型枠3は第5図のような不織布、織布、紙、合成樹脂フ
イルム、薄金属板等の基材8を、第4図のように巻き枠
9に巻回しておき、引伸すことにより、菱型、亀甲型等
の多角形穴を形成するような切型Aをカツタ一10で入
れる。
そのあとタンク11内に入れた加熱発泡性の無機物12
の溶融液の中に浸し含浸せしめる。13は基材8が無機
物12の溶融液内に浸漬せしめられるのを確実にするた
めのローラーである。
次にローラ14とローラ15との間で引伸すことにより
、切型Aが引伸されて多角形穴となると共に、切型Aの
周縁部は傾斜されて、網状片Bの連鎖した形状をもつ型
枠3となる。
その後フアン16の風で冷やされ、半固化した状態にお
いて型枠の形状を維持しながら、そのまま第1図におけ
る位置に運ばれて、パネルの製造に加わるわけである。
無機物溶融液12とは、ホウ砂、メタホウ酸ソーダ等の
ホウ酸塩、又はケイ酸ソーダ、メタケイ酸ソーダ等のケ
イ酸塩類、もしくは、第2リン酸ソーダ、メタリン酸ソ
ーダ等のリン酸塩類のうちの一種を単独で、あるいは2
種以上を混合したものを加熱溶融したものであり、いづ
れも高温で加熱されると発泡膨張を開始し、耐火性の強
いち密な発泡層を形成する性質を有している。
又これらの溶融液12は冷却固化するとき、金属、繊維
等、他の物質と堅く接着固化する性質があるので、前記
第1図において、半固化状態の無機物12を含浸させた
型枠を表面シート2の上におくと、そのまま冷却固化し
て表面シートと強固に接着させることができる。次に第
2図は本発明により作られたパネルの横断面図であるが
、石こうスラリー5は粘性が高いために型枠3の空隙部
の内に、すべて完全に充填することは、実際上不可能で
あり、型枠3のすみの部分に未充填部Cを残しているこ
とを示している。
しかしながら、本発明における大きな利点は、このよう
な充填不足の空隙を生じることは、実用上全く支障にな
らないばかりか、むしろ耐火性を増大し、又一方では軽
量化を図れるという長所となつているのである。
第3図は火災加熱時におけるこのパネルの状態を示す断
面図であるが、矢印の方向から加熱をうけたパネルは、
熱が型枠3に及ぶと、含浸されていた無機物12は一斉
に発泡膨張を開始し、発泡石こう5′の未充填空隙部C
にふくれ上り、加熱発泡性の無機物が発泡した発泡体D
をもつて充満してしまう。
この発泡体Dは耐火不燃性の中空被膜であるため、発泡
石こう5′と協同して熱を遮断し、パネルの裏側へ熱が
伝わるのを防止する効果を発揮する。
もしも、このパネルにおいて発泡石こう5′が充填され
ておらず、型枠3のみの構成であるならば、火災加熱時
に型枠3に含浸された無機物12が発泡を開始し、空隙
をある程度発泡体Dで閉塞するが、これには限度があり
、空隙をすべて完全に閉塞することはできない。又型枠
3のみで作られたパネルは遮音性、断熱性及び機械強度
において著しく、性能が劣るのである。さりとて型枠3
に無機物12を含浸させずに、発泡石こう5′のみを充
填した場合は、前述のように空隙のすみずみまでに完全
に充填することが、実際上困難である。又本発明におけ
る型枠3に無機物12を含浸させることは型枠3の剛性
を大きくし、さらに型枠3と表面シート2との接着性を
よくするという効果があり、さらに本発明における無機
物12を含浸させた型枠3の空隙に、発泡石こう5′を
充填するということは、型枠と発泡石こうとの相互のも
つ長所をのばし短所を補うという相乗効果が期待できる
わけである。なお本発明においては発泡充填物の材料と
して半水石こうを使用しているが、これはそれに限定さ
れるものではなく、セメント等の水和硬化性をもつ無機
物であればなんでも差支えない。
(効果) 本発明によるパネルは次の効果を有している。
(1)従来の石こうボードと異なり、発泡石こう等を主
体とするので軽量であり、かつ機械強度(抗折剪断力、
対衝撃性)の大きいパネルがえられる。(2)火災加熱
時に型枠内に含浸した無機物が発泡し、型枠内の未充填
空隙を耐火性発泡物で満たすので、発泡石こう等の耐火
性と相まつて、きわめて防火・耐火性がすぐれたパネル
がえられる。
(3)パネルの遮音性、断熱性がすぐれ、均衡のとれた
特性をもつパネルがえられる。
(4)製造に当つては、高価なハニカムを使用せず、簡
単に安価に作れる型枠(展張前は平帯状でコイル巻取可
能)を使用するので、搬送、製造工程が単純であり、人
手を要せず製造コストが安い。
(5)型枠に含浸させた無機物溶融液は鉄板等に対して
接着性がよいので、表面シートと型枠とを結合する接着
剤の作用も果しており、特別に接着剤を必要としないの
で、一層コストダウンを図ることができる〇
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明になるパネルの製造工程の説明図。 第2図は本パネルの1実施例の断面図、第3図はこのパ
ネルの火災加熱時における状態断面図。第4図は型枠の
製造工程の説明図。第5図は同上の型枠の一実施例の切
型後の部分斜視図。第6図は第4図の工程よりえた型枠
の部分斜視図。1:コンベア、2:表面シート、3:型
枠、4:石こうスラリー注入管、5:石こうスラリー
5!発泡石こう、6:裏シート、7リロール、8:基材
、9:巻き枠、10:カツタ一、11:タンク、12:
無機物、13〜15:ローラ、16:フアン、A:切型
、B:網状片、C:未充填部、D:発泡体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 薄金属板等からなる表面シートを上面に、裏シート
    を下面にし、この両面間に、不織布、織布、紙、合成樹
    脂フィルム等の基材で形成した網状型枠に加熱発泡性を
    有する無機物を含浸せしめた型枠を内蔵接着せしめ、上
    許型枠の空隙内に発泡した無機物を未充填部を残して充
    填してなる軽量耐火パネル。 2 薄金属板等からなる表面シートを裏返してその上に
    、不織布、織布、紙、合成樹脂フィルム等の基材に切型
    を入れた後、加熱発泡性を有する無機物溶融物を含浸せ
    しめて引伸して形成した型枠を置き、その上から発泡す
    る無機物スラリーを注入し、その上を裏シートで押えて
    成形することを特徴とする軽量耐火パネルの製法。
JP8793176A 1976-07-23 1976-07-23 軽量耐火パネル及びその製法 Expired JPS5912621B2 (ja)

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JPS5388822A JPS5388822A (en) 1978-08-04
JPS5912621B2 true JPS5912621B2 (ja) 1984-03-24

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JP (1) JPS5912621B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02102014A (ja) * 1988-10-11 1990-04-13 Mitsui Toatsu Chem Inc 射出成形用金型
JPH0354612B2 (ja) * 1985-03-12 1991-08-20

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0354612B2 (ja) * 1985-03-12 1991-08-20
JPH02102014A (ja) * 1988-10-11 1990-04-13 Mitsui Toatsu Chem Inc 射出成形用金型

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JPS5388822A (en) 1978-08-04

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