JPS59124448A - 自動車のドアミラ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動車のドアの外側に回動可能に取り付けられ
て不使用時にドア１１１１に倒すことができるドアミラ
ーに関する。９ 従来、自動車のドアミラーは第１図に示すものが使用さ
れていた。すなわち、同図において、自動車のドア１の
外側の所定位置に取付座２が固定され、この取付座２の
前面に回動可能な取付板４がねじ３等によって止着され
ており、片面に釧６を固定したミラ一本体５がこの取付
板４の前面に取り付けられていた。そして、このミラ一
本体５の取着は、ミラ一本体５の先端部に固着したピン
と取付板４に固着したピンとの間に張設された長尺なは
ね９と、ミラ一本体５の基端部と前記取付座２との間を
斜めに連結するトルクロンド１０とによってなされてお
り、ミラ一本体５に人間又は他の物体が衝突して、第２
図（イ）及び１口）に矢印で示すＰＩ又はＰ、方向の力
が加わった場合には、ばね９の引張力に抗してミラ一本
体が前方又は後方に傾いて衝撃を緩和すると共に、この
衝突による力がなくなったときは、ばね９により第１図
の位置に復帰するようになっていた。又、ミラ一本体５
を使用しない場合には、第３図に示すように、ねじ３を
取り外して前記取付１ｆｉ４ｅ矢印方向に回動せしめ、
取付板４と取付座２との間に固定杆１１を取り付けて、
ミラ一本体５を自動車のドアｌ側に倒し、車幅を狭くし
て、自動車の車庫入れや運搬時の邪魔にならないように
していた。

従って、不用意な力が加わっても、元の位置に復帰し、
又、不使用時には倒しておくことも可能であったが、こ
の従来のドアミラーは、前述のようにはね９がミラ一本
体５の先端部にまで長尺に取り付けられていたため、ば
ね９のコイル径だけミラ一本体５が厚くなると共に、ミ
ラ一本体５に過度の力が加わった場合にはミラ一本体５
が倒れ過ぎてばね９に高負荷が加わり、ばね９が切れた
り、へったりする欠点があった。又、ミラ一本体の復帰
はミラ一本体５とはね９との間のてこの作用全利用して
行なっているため、外力が加わって倒れる時の反撥力は
外力の大きさに応じて増大して故障の原因となっており
、さらには、不使用時にミラ一本体５をドア１側へ倒す
場合にも、ねじ３の取り外しや固定杆１１の取υ付は等
の必要があり、作業が面倒で、しにくい等の欠点もあっ
た。

本発明はこのような従来のドアミラーの欠点に鑑みてな
されたものであり、ミラ一本体の厚みや重量の軽減が可
能であるばかりでなく、人が衝突等した場合にも故障が
しにくく、不使用時の格納作業も容易な自動車のドアミ
ラーを提供することを目的としている。

本発明は、自動車のドアの外側に取り付けられて横長の
スリットと少なくとも２個の保合ビンとが上下の端面に
夫々形成されたブラケットと、片面に鏡が固着されてブ
ラケットの先端１１に前記係合ビンを中心に回動可能に
取り付けられると共に上下の端面の基部［Ｃ字形スリッ
トが開設されたミラ一本体と、前記横長のスリットとＣ
字形スリットとに挿入されて横架されるシャフトと、こ
のシャフトと前記ブラケットとの間に張設された少なく
とも２個のばねとにより、上記目的を達成したものであ
り、以下、第４図ないし、第６図を参照して本考案の一
実施例を具体的に説明する。なお、図示の実施例圧おい
て従来例と同一の部分は同一の符号を付して、その詳細
は省略する。

第４図は本考案の一実施例の平面図、第５図はその側面
図であり、自動車のドアｌの外１ＩＶｃは平面コ字状の
ブラケット１２が取り付けられいてる。

ブラケット１２は上下の端面の先端部に横長のスリット
１７が開設されると共に、このスリット１７の上下には
２個の矩形状のビン１４．１４’が突設されている。こ
のグラケラ）１２に取シ付けられるミラ一本体５は、基
端部に鍵Ｚ朕の切入部１８．１８’が上下に２個所形成
されて、ブラケット１２の前記矩形状のビン１４．１４
’がこの切欠部１８．１８’に夫々挿入されてビン１４
又はｌ　４”ｉ中心に回動可能に取り付けられている。

このミラ一本体５の上下の端面の基部には、第７図に示
すような上下の屈曲部１９ａ、１９ａとこの屈曲部間に
設けられた直線部１９ｂとからなり開放部がドア（ＩＩ
ｎ’を向いたＣ字形スリット１９が夫々形成されており
、このＣ字形スリット１９とグラケラ）１２の上１１面
に開設された前記横長のスリット１７とにシャフト１３
が挿入されて横架されている。従って、このシャフト１
３はＣ字形スリツ）１９内と横長のスリット１７内を２
次元的にスライドし、これにより、付加が加わったシ、
ミラ一本体５を倒す際の作用軸となっている。

さらに、このシャフト１３とブラケット１２との間には
２個のはね１６．１６が張設されている。

本実施例では、このはね１６．１６はコイルばねからな
シ、ブラケット１２の内部に上下に横突設されたビン１
５．１５とシャフト１３とに両端部が係止されて張設さ
れており、ミラ一本体５をブラケット１２に取り付ける
取着力を付与すると共にミラ一本体５が傾いたシした時
の復元力をも付与している。

以上のように構成された本実施例では、人間や　へ物体
が衝突して第６図（イ）の矢印Ｐで示す方向の力が負荷
した場合、同図（イ）の−力のビン１４と切欠部１８と
の係合が外れ、他方のビン１４”（ｉ−中心としてミラ
一本体５が回動し、その衝撃全緩和することができる。

この場合、前記シャフト１３はブラケット１２の横長の
スリット１７とミラ一本体５のＣ字形スリット１９との
間で、前記ばね１６を引っ張る方向に押されてスライド
する。このように引っ張られたばね１６はＣ字形スリッ
ト１９の屈曲部１９ａで最大の引張力を示し、屈曲部１
９ａを通過すると第４図の位置に復帰したり、あるいは
第６図（ロ）の位置Ｋまで反転する。従って、過度の力
が衝突しても、はね１６に過度の負荷が加わらないから
、ばねがへたったり、切れたりすることはなく、ばねの
撓み度も小さいからミラ一本体の反撥力が著しく増加す
ることもなく、故障が生ずることもない。なお、この場
合、荷重が反対方向の場合にも同様に作動する。一方、
ドアミラーを使用せずドア仰に倒す場合には、ミラ一本
体５を手でドア方向に回動すればよく、ミラ一本体５は
前記と同様に作動してドア側に倒すことができ、ミラ一
本体音引き起こす場合にも、反対方向に回動することｔ
′可能“てがり、これらの操作がワンタッチで簡単に行
なうことができ、操作性が極めて向上する。さらに、は
ね１６もミラ一本体５の基部とブラケット１２との間に
張設され、ミラ一本体５の先端部分に装着されていない
から、ミラ一本体５自体の厚みを薄くすることがｏＪ能
で、重ｉｔｆ軽減することも可能となる。

本発明は上記実施例に限らず、種々の変更が可能であり
、例えば上記係合ピンやぼね′ｆｒ２個以上設けてもよ
く、ばねをコイルはねとせずに挾みはねとしてもよい。

又、このばねを−ン１２ｔ−介さないでブラケットに直
接取着してもよい。さらに、前記Ｃ字形スリットを屈曲
部間に＠線部を形成しないＣ字形としてもよい。これら
の場合にも、上記実施例と同様な効果を得ることができ
る。

以上、詳細に説明したように、本発明によれば、ミラ一
本体の収納や引き起こしの操作が容易で、ミラ一本体を
薄く、軽量とすることができ、さらには、故障の少ない
自動車のドアミラーを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例の平面図、第２図（イ）、（ロ）は作動
を示す平面図、第３図は収納状態の平面図、第４図は本
発明の一実施例の平面図、第５図はその１ｉ１１１面図
、第６図（イ）及び（ロ）はその作動を示す平面図、第
７図はＣ字形スリットの一実施例の平面図である。 １・・・ドア、５・・・ミラ一本体、６・・・鏡、１２
・・・ブラケット、１３・・・シャフト、１４・・・係
合ピン、１６・・・はね、１７・・・横長のスリット、
１９・・・Ｃ字形スリット特許出願人　日本発条株式会
社 代理人　弁理士　　佐　藤　英　昭

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 自動車のドアの外側に取シ付けられて横長のスリットと
   少なくとも２個の保合ピンとが上下の端面に夫々形成さ
   れたブラケットと、片面に鏡が固着されてブラケットの
   先端部に前記係合ピンを中心に回動可能に取り付はられ
   ると共に上下の端面の基部にＣ字形スリットが開設され
   たミラ一本体と、前記横長のスリットとＣ字形スリット
   とに挿入されて横架されるシャフトと、このシャフトと
   前記ブラケットとの間に張設された少なくとも２個のば
   ねとからなること？％敵とする自動車のドアミラー。