JPS5911671B2 - 鋼材の脱スケ−ル方法及び装置 - Google Patents
鋼材の脱スケ−ル方法及び装置Info
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- JPS5911671B2 JPS5911671B2 JP11931276A JP11931276A JPS5911671B2 JP S5911671 B2 JPS5911671 B2 JP S5911671B2 JP 11931276 A JP11931276 A JP 11931276A JP 11931276 A JP11931276 A JP 11931276A JP S5911671 B2 JPS5911671 B2 JP S5911671B2
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23G—CLEANING OR DE-GREASING OF METALLIC MATERIAL BY CHEMICAL METHODS OTHER THAN ELECTROLYSIS
- C23G3/00—Apparatus for cleaning or pickling metallic material
- C23G3/02—Apparatus for cleaning or pickling metallic material for cleaning wires, strips, filaments continuously
- C23G3/023—Apparatus for cleaning or pickling metallic material for cleaning wires, strips, filaments continuously by spraying
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- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
- Control Of Non-Electrical Variables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は鋼材の表面酸化スケールを除去する脱スケール
法の改良に関するものである。
法の改良に関するものである。
従来鋼材の脱スケール法は一部にメカニカル脱スケール
法が行れているが、大部分はケミカル脱スケール法が用
いられ、その代表的なものは塩酸にインヒビターを混じ
た水溶液に浸漬する方法又は該水溶液をスプレーする方
法である。
法が行れているが、大部分はケミカル脱スケール法が用
いられ、その代表的なものは塩酸にインヒビターを混じ
た水溶液に浸漬する方法又は該水溶液をスプレーする方
法である。
例えば鋼ストリップの脱スケールでは、横型酸洗ライン
が最も多く、主として塩酸水溶液による浸漬脱スケール
（酸洗）が行われている。鋼ストリップの脱スケールに
は縦型酸洗ラインによつて塩酸水溶液をスプレーする方
法も行われているが、そのスプレー圧力は極めて小さく
Ｏ、１ｋｇ／一以下である。 これら公知の脱スケール
法においては通常温度（７ｏｏ℃以下）で捲取られた鋼
ストリップにおいて、該ストリップのコイルの前部、肩
部及び端部はスケールが厚く、特に前部及び肩部は通常
酸洗ラインの速度を低下させることによつて中央部−５
より厚いスケールを脱スケールしている。
が最も多く、主として塩酸水溶液による浸漬脱スケール
（酸洗）が行われている。鋼ストリップの脱スケールに
は縦型酸洗ラインによつて塩酸水溶液をスプレーする方
法も行われているが、そのスプレー圧力は極めて小さく
Ｏ、１ｋｇ／一以下である。 これら公知の脱スケール
法においては通常温度（７ｏｏ℃以下）で捲取られた鋼
ストリップにおいて、該ストリップのコイルの前部、肩
部及び端部はスケールが厚く、特に前部及び肩部は通常
酸洗ラインの速度を低下させることによつて中央部−５
より厚いスケールを脱スケールしている。
又高温捲取（７ｏ０℃以上）した鋼ストリップの脱スケ
ールにおいては高温捲取のためスケール厚が大でかつ脱
スケール性が悪いため、通常温度で捲取した鋼ストリッ
プよりも酸洗ラインの速度を低下して処理しなければな
らない。これらの酸洗ラインの速度の低下は極めて非能
率的で、特に高温捲取した鋼ストリップの処理が多い場
合に著しい。本発明は例えば高温捲取した鋼ストリップ
の脱スケールにおける酸洗ラインの能率低下、或は通２
５常温度で捲取した鋼ストリップの脱スケールにおける
部分的な酸洗ラインの能率低下を改善し、更に従来公知
のスプレー酸洗の能率を向上せしめ、かつスケール状況
に応じて酸洗速度（脱スケール時間）を制御することが
出来るようにしたもので、ノＯ（１）脱スケール剤（例
えば塩酸、硫酸、硝酸、弗酸、等）の水溶液を鋼材表面
にスプレーして脱スケールを行う鋼材の脱スケールにお
いて、鋼材のスケール状況を検知し、該スケール状況に
対応してスプレー圧力をＯ、１ｋｇ／＋Ｏ、５に９／Ｃ
ｒ■１３５の範囲において制御し、又は該スプレー圧力
の範囲に対応するスプレー流量の範囲においてスプレー
流量を制御して脱スケール速度を制御することを特徴と
する鋼材の脱スケール方法、及び、（２）前記（１）、
において鋼材の脱スケールを行う前后に設けたスケール
検知装置と、該スケール検知装置の信号によりスプレー
制御を行うスプレー制御装置と、該スプレー制御装置の
信号によりスプレー圧力制御又はスプレー流量制御を行
う鋼材の進行方向及び巾方向に設けた単数又は複数のス
プレー圧力制御装置とを設置したことを特徴とする鋼材
の脱スケール装置、である。
ールにおいては高温捲取のためスケール厚が大でかつ脱
スケール性が悪いため、通常温度で捲取した鋼ストリッ
プよりも酸洗ラインの速度を低下して処理しなければな
らない。これらの酸洗ラインの速度の低下は極めて非能
率的で、特に高温捲取した鋼ストリップの処理が多い場
合に著しい。本発明は例えば高温捲取した鋼ストリップ
の脱スケールにおける酸洗ラインの能率低下、或は通２
５常温度で捲取した鋼ストリップの脱スケールにおける
部分的な酸洗ラインの能率低下を改善し、更に従来公知
のスプレー酸洗の能率を向上せしめ、かつスケール状況
に応じて酸洗速度（脱スケール時間）を制御することが
出来るようにしたもので、ノＯ（１）脱スケール剤（例
えば塩酸、硫酸、硝酸、弗酸、等）の水溶液を鋼材表面
にスプレーして脱スケールを行う鋼材の脱スケールにお
いて、鋼材のスケール状況を検知し、該スケール状況に
対応してスプレー圧力をＯ、１ｋｇ／＋Ｏ、５に９／Ｃ
ｒ■１３５の範囲において制御し、又は該スプレー圧力
の範囲に対応するスプレー流量の範囲においてスプレー
流量を制御して脱スケール速度を制御することを特徴と
する鋼材の脱スケール方法、及び、（２）前記（１）、
において鋼材の脱スケールを行う前后に設けたスケール
検知装置と、該スケール検知装置の信号によりスプレー
制御を行うスプレー制御装置と、該スプレー制御装置の
信号によりスプレー圧力制御又はスプレー流量制御を行
う鋼材の進行方向及び巾方向に設けた単数又は複数のス
プレー圧力制御装置とを設置したことを特徴とする鋼材
の脱スケール装置、である。
本発明の方法及び装置によれば、例えば従来公知の鋼ス
トリツプの酸洗ラインにおいて通常温度で捲取した鋼ス
トリツプコイルの前后部及び巾方向端部、或は高温捲取
した鋼ストリツプコイルの脱スケールにおいて、脱スケ
ール時間の相違或は脱スケール時間の過大のために生じ
ている酸洗ムラ或は酸洗ラインの能率低下を改良し、種
種のスケール状況に対応した脱スケールを行い、酸洗ム
ラを改善すると共に酸洗ラインの能率を最大に維持する
ことができる。即ち酸洗ラインの各機器の能力と酸洗設
備の能力を僅かの設備費で同一にすることができる。第
１図は普通鋼（前処理なし）に脱スケール剤として塩酸
を用いて、塩酸水溶液をスプレーした一例であり、第２
図はステンレス鋼に、脱スケール剤として硝酸及び弗酸
を用い、該二種の脱スケール剤の水溶液をスプレーした
一例である。
トリツプの酸洗ラインにおいて通常温度で捲取した鋼ス
トリツプコイルの前后部及び巾方向端部、或は高温捲取
した鋼ストリツプコイルの脱スケールにおいて、脱スケ
ール時間の相違或は脱スケール時間の過大のために生じ
ている酸洗ムラ或は酸洗ラインの能率低下を改良し、種
種のスケール状況に対応した脱スケールを行い、酸洗ム
ラを改善すると共に酸洗ラインの能率を最大に維持する
ことができる。即ち酸洗ラインの各機器の能力と酸洗設
備の能力を僅かの設備費で同一にすることができる。第
１図は普通鋼（前処理なし）に脱スケール剤として塩酸
を用いて、塩酸水溶液をスプレーした一例であり、第２
図はステンレス鋼に、脱スケール剤として硝酸及び弗酸
を用い、該二種の脱スケール剤の水溶液をスプレーした
一例である。
第１〜２図において明かなように脱スケール時間はスプ
レー圧力の増加と共に減少し略１．５ｋｇ／ｉ以上のス
プレー圧力において略一定となる。脱スケール時間に対
するスプレー圧力の効果はＯ．１ｋｇ／ｉ〜１ｋｇ／ｉ
において著しく、かつ処理される鋼材及び適用する脱ス
ケール剤の種類に拘らず略同様である。脱スケール時間
が脱スケール剤の種類及び適用温度に関係し、或一つの
脱スケール剤溶液の適用温度が高温である程脱スケール
時間が短いことは公知である。第１図及び第２図に示す
スプレー圧力と脱スケール時間の関係は脱スケール剤の
種類及び脱スケール剤溶液の適用温度が異なる場合にお
いても、脱スケール時間の数値は異なるが脱スケール時
間がスプレー圧力の増加と共に同一傾向で減少し略１．
５ｋｇ／ｉ以上の圧力において略一定となることは同様
である。スプレー速度及びスプレー流量はスプレー圧力
に関係し例えばスプレー流量と脱スケール時間の関係は
スブレー圧力と脱スケール時間の関係と同様であること
は明かである。
レー圧力の増加と共に減少し略１．５ｋｇ／ｉ以上のス
プレー圧力において略一定となる。脱スケール時間に対
するスプレー圧力の効果はＯ．１ｋｇ／ｉ〜１ｋｇ／ｉ
において著しく、かつ処理される鋼材及び適用する脱ス
ケール剤の種類に拘らず略同様である。脱スケール時間
が脱スケール剤の種類及び適用温度に関係し、或一つの
脱スケール剤溶液の適用温度が高温である程脱スケール
時間が短いことは公知である。第１図及び第２図に示す
スプレー圧力と脱スケール時間の関係は脱スケール剤の
種類及び脱スケール剤溶液の適用温度が異なる場合にお
いても、脱スケール時間の数値は異なるが脱スケール時
間がスプレー圧力の増加と共に同一傾向で減少し略１．
５ｋｇ／ｉ以上の圧力において略一定となることは同様
である。スプレー速度及びスプレー流量はスプレー圧力
に関係し例えばスプレー流量と脱スケール時間の関係は
スブレー圧力と脱スケール時間の関係と同様であること
は明かである。
従つて適切な設備によりスブレー圧力及びスプレー流量
を制御することによつて脱スケール時間を制御すること
ができる。
を制御することによつて脱スケール時間を制御すること
ができる。
スプレー流量の制御は複数のスプレー設備をオンーオフ
制御して制御することも出来る。従来公知の鋼ストリツ
プの縦型酸洗ラインにおいてはスプレー圧力は０．１ｋ
ｇ？以下でありスプレー圧力の有効性を見出していない
。
制御して制御することも出来る。従来公知の鋼ストリツ
プの縦型酸洗ラインにおいてはスプレー圧力は０．１ｋ
ｇ？以下でありスプレー圧力の有効性を見出していない
。
従つて従来公知の縦型酸洗ラインは低能率で横型酸洗ラ
インに対して有利点が少いとされ最近において設置され
た例は少い。本発明の方法によれば第１〜２図に示すよ
うにスプレー圧力１ｋｇ／ｉを採用すれば、従来の浸漬
酸洗（スプレー圧力０ｋｇ／ｃｉｉ）及び縦型酸洗（ス
ブレー圧力０．１ｋｇ／―以下）の場合に比し脱スケー
ル時間は略１／３で、従つて酸洗槽或は基他の附属設備
及び建屋の設備費用を節減することが出来る。
インに対して有利点が少いとされ最近において設置され
た例は少い。本発明の方法によれば第１〜２図に示すよ
うにスプレー圧力１ｋｇ／ｉを採用すれば、従来の浸漬
酸洗（スプレー圧力０ｋｇ／ｃｉｉ）及び縦型酸洗（ス
ブレー圧力０．１ｋｇ／―以下）の場合に比し脱スケー
ル時間は略１／３で、従つて酸洗槽或は基他の附属設備
及び建屋の設備費用を節減することが出来る。
第３図は本発明の方法及び装置の一例を示す系統図で、
１はスプレー制御装置、２及び２′はスケール検知装置
、３はスプレー制御装置、４はスプレー圧力制御装置又
はスプレー流量制御装置、５はスブレーヘツダー及びス
プレーノズル、６はキヤリヤロール、７は鋼ストリツプ
である。
１はスプレー制御装置、２及び２′はスケール検知装置
、３はスプレー制御装置、４はスプレー圧力制御装置又
はスプレー流量制御装置、５はスブレーヘツダー及びス
プレーノズル、６はキヤリヤロール、７は鋼ストリツプ
である。
鋼ストリツプのスケール状況は脱スケール前后において
スケール検知装置２及び２′によつて検知され、フイー
ドフオワード及びフイードバツクされて、スプレー制御
装置３は該スケール検知装置２及び２′の信号を処理し
、鋼ストリツブの長さ方向及び巾方向のスケール状況に
対応した制御信号を与え、該信号により各スプレー圧力
制御装置又はスプレー流量ｆｂＩ脚装置４は各スプレー
ノズル５のスプレー圧力又はスプレー流量を制御する。
第４図は第３図のスプレー圧力制御装置又はスプレー流
量制御装置４及びスプレーノズル５の一組の鋼ストリツ
ブの巾方向の設置例を示し、スプレー制御装置３の信号
によつて鋼ストリツプ巾方向のスプレー圧力又はスプレ
ー流量が制御されスプレーされることを示す。尚前記ス
プレー流量制御及びスプレー流量制御装置はオンーオフ
制御を行うことができる。本発明の方法及び装置におい
てはスプレーの方法は例えば鋼ストリツプの場合、鋼ス
トリツプを縦にして左右両面方向からスプレーしてよく
、鋼ストリツプを斜め或は水平にして上下面方向からス
プレーしてもよい。
スケール検知装置２及び２′によつて検知され、フイー
ドフオワード及びフイードバツクされて、スプレー制御
装置３は該スケール検知装置２及び２′の信号を処理し
、鋼ストリツブの長さ方向及び巾方向のスケール状況に
対応した制御信号を与え、該信号により各スプレー圧力
制御装置又はスプレー流量ｆｂＩ脚装置４は各スプレー
ノズル５のスプレー圧力又はスプレー流量を制御する。
第４図は第３図のスプレー圧力制御装置又はスプレー流
量制御装置４及びスプレーノズル５の一組の鋼ストリツ
ブの巾方向の設置例を示し、スプレー制御装置３の信号
によつて鋼ストリツプ巾方向のスプレー圧力又はスプレ
ー流量が制御されスプレーされることを示す。尚前記ス
プレー流量制御及びスプレー流量制御装置はオンーオフ
制御を行うことができる。本発明の方法及び装置におい
てはスプレーの方法は例えば鋼ストリツプの場合、鋼ス
トリツプを縦にして左右両面方向からスプレーしてよく
、鋼ストリツプを斜め或は水平にして上下面方向からス
プレーしてもよい。
鋼ストリツプを斜め或は水平にして上下面方向からスプ
レーする場合には上下面で鋼ストリツプの品種、脱スケ
ール剤の種類によつて脱スケール時間が異る場合があり
、これに対応して該上下面方向の各スブレー圧力或は各
スプレー流量を制御する必要がある。本発明の方法及び
装置においてはスプレーノズル、スプレー圧力制御装置
スプレー流量制御装置、スプレー制御装置及びスケール
検知装置等は種々の形式のものを使用することが出来こ
れらの形式に拘束されるものではない。本発明の方法及
び装置において、スプレー装置を適切に設置し、スプレ
ー圧力をＯ．１ｋｇ／誦〜１．５ｋｇ／ｉの範囲に、又
は該スプレー圧力に対応するスプレー流量の範囲に制御
すれば、例えば鋼ストリツプのスケール状況の悪い場合
、鋼ストリツプコイルの前部及び后部を処理する場合に
は例えば鋼ストリツプの中央部をＯ．５ｋｇ／？でスプ
レー処理し、該前部及后部は１ｋｇ／誦でスプレー処理
すれば、従来公知の酸洗ラインの如く該前部及后部の処
理において酸洗ラインの速度を下げることなく酸洗ライ
ンの速度を一定にしたま＼処理することができる。
レーする場合には上下面で鋼ストリツプの品種、脱スケ
ール剤の種類によつて脱スケール時間が異る場合があり
、これに対応して該上下面方向の各スブレー圧力或は各
スプレー流量を制御する必要がある。本発明の方法及び
装置においてはスプレーノズル、スプレー圧力制御装置
スプレー流量制御装置、スプレー制御装置及びスケール
検知装置等は種々の形式のものを使用することが出来こ
れらの形式に拘束されるものではない。本発明の方法及
び装置において、スプレー装置を適切に設置し、スプレ
ー圧力をＯ．１ｋｇ／誦〜１．５ｋｇ／ｉの範囲に、又
は該スプレー圧力に対応するスプレー流量の範囲に制御
すれば、例えば鋼ストリツプのスケール状況の悪い場合
、鋼ストリツプコイルの前部及び后部を処理する場合に
は例えば鋼ストリツプの中央部をＯ．５ｋｇ／？でスプ
レー処理し、該前部及后部は１ｋｇ／誦でスプレー処理
すれば、従来公知の酸洗ラインの如く該前部及后部の処
理において酸洗ラインの速度を下げることなく酸洗ライ
ンの速度を一定にしたま＼処理することができる。
更にスプレー圧力を一定にして前記スプレー圧力０．５
ｋｇ／？及び１ｋ９／ｉに対応するスプレー流量を適用
しても前記と同様に処理することができる。又鋼ストリ
ツプ巾方向端部もスケールが厚く、脱スケール速度が遅
い故、該端部に鋼ストリツプ巾方向中央部よりも大きな
スプレー圧力を適用処理することにより、或はスプレー
量を増加して処理することにより、従来公知の酸洗ライ
ンで生じ易い板巾中央部の過酸洗や端部の酸洗不足を防
止することができた。更に例えば高温捲取した鋼ストリ
ツプの酸洗においては、通常温度で捲取したものよりス
ケール状況が悪く多大の脱スケール時間が必要で、酸洗
ライン速度を低下して処理しなければならないが、本発
明の方法及び装置によれば、通常温度捲取鋼ストリツプ
の場合よりもスプレー圧力を大にし、或はスプレーノズ
ルの使用数を増加してスプレー処理することにより酸洗
速度を同一にすることが出来、酸洗ラインの酸洗設備以
外の設備の能力を十分に利用することが出来た。
ｋｇ／？及び１ｋ９／ｉに対応するスプレー流量を適用
しても前記と同様に処理することができる。又鋼ストリ
ツプ巾方向端部もスケールが厚く、脱スケール速度が遅
い故、該端部に鋼ストリツプ巾方向中央部よりも大きな
スプレー圧力を適用処理することにより、或はスプレー
量を増加して処理することにより、従来公知の酸洗ライ
ンで生じ易い板巾中央部の過酸洗や端部の酸洗不足を防
止することができた。更に例えば高温捲取した鋼ストリ
ツプの酸洗においては、通常温度で捲取したものよりス
ケール状況が悪く多大の脱スケール時間が必要で、酸洗
ライン速度を低下して処理しなければならないが、本発
明の方法及び装置によれば、通常温度捲取鋼ストリツプ
の場合よりもスプレー圧力を大にし、或はスプレーノズ
ルの使用数を増加してスプレー処理することにより酸洗
速度を同一にすることが出来、酸洗ラインの酸洗設備以
外の設備の能力を十分に利用することが出来た。
この場合における本発明の方法及び装置の普通温度捲取
鋼ストリツプ専用の設備費に対する増加は従来公知の方
法及び設備の場合に比し極めて僅かである。更に例えば
既設の鋼ストリツプの酸洗ラインを改造して本発明の方
法及び装置を適用する場合には従来の酸洗槽の一部に簡
単に設置することが出来、酸洗能力を増加することが出
来る。
鋼ストリツプ専用の設備費に対する増加は従来公知の方
法及び設備の場合に比し極めて僅かである。更に例えば
既設の鋼ストリツプの酸洗ラインを改造して本発明の方
法及び装置を適用する場合には従来の酸洗槽の一部に簡
単に設置することが出来、酸洗能力を増加することが出
来る。
第１図は普通鋼の塩酸水溶液スプレーにおけるスプレー
圧力と脱スケール時間の関係図、第２図はステンレス鋼
の硝酸及び弗酸の水溶液スブレーにおけるスプレー圧力
と脱スケール時間の関係図、第３及び第４図は本発明の
方法及び装置の一例を示す系統図である。 １・・・・・・スプレー制御装置、２，２ｔ・・・・・
スケール検知装置、３・・・・・・スプレー制御装置、
４・・・・・・スプレー圧力制御装置又はスプレー流量
制御装置、５・・・・・・スブレーヘツダー及びスブレ
ーノズル、６・・・・・・キヤリヤロール、７・・・・
・・鋼ストリツブ。
圧力と脱スケール時間の関係図、第２図はステンレス鋼
の硝酸及び弗酸の水溶液スブレーにおけるスプレー圧力
と脱スケール時間の関係図、第３及び第４図は本発明の
方法及び装置の一例を示す系統図である。 １・・・・・・スプレー制御装置、２，２ｔ・・・・・
スケール検知装置、３・・・・・・スプレー制御装置、
４・・・・・・スプレー圧力制御装置又はスプレー流量
制御装置、５・・・・・・スブレーヘツダー及びスブレ
ーノズル、６・・・・・・キヤリヤロール、７・・・・
・・鋼ストリツブ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 脱スケール剤の水溶液を鋼材表面にスプレーして鋼
材を脱スケールするに当り、鋼材のスケール状況を検知
し、該スケール状況に対応してスプレー圧力を０．１ｋ
ｇ／ｃｍ＾２〜１．５ｋｇ／ｃｍ＾２の範囲において制
御して脱スケール速度を制御することを特徴とする鋼材
の脱スケール方法。 ２ 鋼材の脱スケール工程の前后に設けたスケール検知
装置と、該スケール検知装置の信号によりスプレー制御
を行うスプレー制御装置と、該スプレー制御装置の信号
によりスプレー圧力制御を行う鋼材の進行方向及び巾方
向に設けた単数又は複数のスプレー圧力制御装置とを設
置したことを特徴とする鋼材の脱スケール装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11931276A JPS5911671B2 (ja) | 1976-10-06 | 1976-10-06 | 鋼材の脱スケ−ル方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11931276A JPS5911671B2 (ja) | 1976-10-06 | 1976-10-06 | 鋼材の脱スケ−ル方法及び装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5344432A JPS5344432A (en) | 1978-04-21 |
| JPS5911671B2 true JPS5911671B2 (ja) | 1984-03-16 |
Family
ID=14758310
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11931276A Expired JPS5911671B2 (ja) | 1976-10-06 | 1976-10-06 | 鋼材の脱スケ−ル方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5911671B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0543660Y2 (ja) * | 1986-04-01 | 1993-11-04 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19947857A1 (de) * | 1999-10-05 | 2001-05-03 | Thyssenkrupp Stahl Ag | Beizanlage für Metallbänder |
| DE10031978A1 (de) * | 2000-06-30 | 2002-01-10 | Sms Demag Ag | Verfahren und Vorrichtung zur automatischen Zundererkennung aus Oberflächen von metallischem Bandgut, insbesondere von warmgewalztem Stahlband und Edelstahlband |
| JP2009001876A (ja) * | 2007-06-22 | 2009-01-08 | Daido Steel Co Ltd | 帯状金属の酸洗装置 |
-
1976
- 1976-10-06 JP JP11931276A patent/JPS5911671B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0543660Y2 (ja) * | 1986-04-01 | 1993-11-04 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5344432A (en) | 1978-04-21 |
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