JPS5911582B2 - フツ素化酸フツ化物及びその製造方法 - Google Patents

フツ素化酸フツ化物及びその製造方法

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JPS5911582B2
JPS5911582B2 JP16817979A JP16817979A JPS5911582B2 JP S5911582 B2 JPS5911582 B2 JP S5911582B2 JP 16817979 A JP16817979 A JP 16817979A JP 16817979 A JP16817979 A JP 16817979A JP S5911582 B2 JPS5911582 B2 JP S5911582B2
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fluoride
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浩次 宮内
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幹男 海老沢
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規なフッ素化酸フッ化物及びその製造法に関
する。
25更に詳しくは、ハロゲン化アルカリ金属水溶液の電
解用隔膜に用いられるフッ素化陽イオン交換膜の製造用
原料として有用な、スルホン酸基に誘導できる官能基を
有する新規なフッ素化酸フッ化物に関するものである。
30従来・・ロゲン化アルカリ金属水溶液の電解用隔膜
として、耐薬品性、耐熱性に優れたカルボン酸基または
スルホン酸基を有するフッ素化陽イオン交換膜が公知で
ある。
これらの膜のうち、スルホン酸基のみを有する陽イオン
交換膜は電流効率が35低いという欠点を有する。一方
、カルボン酸基のみを有する膜はスルホン酸基を有する
膜に比べ、電気抵抗が高く電流密度を高くすると電圧が
上昇、OQ−し消費電力が増大するという欠点がある。
従つて、これらの欠点を解消する上でスルホン酸基及び
カルボン酸基を有する陽イオン交換膜が好ましいタイプ
の膜である。しかしながら、カルボン酸基又はカルボン
酸基に転換し得る官能基を有する膜状共重合体とスルホ
ン酸基又はスルホン酸基に転換し得る官能基を有する膜
状共重合体をはり合わせた後陽イオン交換膜としたもの
は、電解中にはり合わせ部分からの剥離が生じ易い。ま
た、上記の二種の共重合体をブレンドしたものか又はス
ルホン酸基又はスルホン酸基に転換し得る官能基を有す
るビニルモノマーと、カルボン酸基又はカルボン酸基に
転換し得る官能基を有するビニルモノマー及びフツ素化
オレフインとの三元共重合体を用いて陽イオン交換膜と
したものは電流効率が充分に高くなく、電圧が高いとい
う欠点を有する。この様な観点より・・ロゲン化アルカ
リ金属電解用隔膜としては特開昭52−24176号公
報に開示される如く、スルホン酸基を有する膜の片側表
層を化学処理して片面表層にカルボン酸基を有する膜と
したものが最も好ましいタイプの膜であるが、この膜に
も次の様な欠点がある。即ち、当業界においてはより少
ない消費電力で高濃度のアルカリを取得するために高い
イオン交換容量を有し、かつ機械的強度の大きい膜が切
望されている。
そのためには、前述の片側表層にカルボン酸基を有する
膜の製造に用いられるスルホ1・ン酸基又はスルホン酸
基に転換し得る官能基を有するビニルモノマーとフツ素
化オレフインとの共重合体を製造する際、スルホン酸基
又はスルホン酸基に転換し得る官能基1当量当りの分子
量が小さいビニルモノマーを使用する必要がある。しか
るに、上記の目的で用いられてきた従来公知の(mは0
〜2の整数)なるフツ素化酸フツ化吻から誘導される(
mは上記と同じ)の如きフツ素化ビニルエーテルモノマ
ーのうち、最小の分子量を有するm=0のものは特公昭
47−2083号公報に記載されている如くビニル化工
程で(1)式のような環化反応を生じ、この環状スルホ
ンをCF2=CFOCF2CF2SO2Fに変えるため
には多くの反応が更に必要であつて工業的に製造するこ
とは非常に困難である上に、条件により重合時にも環化
してポリマー物性を低下させることがある。
従つてm=1のものが工業的には通常用いられているが
、このことは得られるスルホン酸型の膜及び上記の特開
昭52−24176号公報に開示されている化学処理に
よりカルボノ酸基をスルホン酸型膜の表層に形成させた
膜のイオン交換容量を十分に大きくできないという欠点
を生じる。m=2の場合は更にこの欠点が増幅される。
また特公昭41−13392号公報に開示されるトリフ
ルオロビニルスルホニルフルオライドなどエーテル結合
を有しないフツ素化ビニルモノマーとテトラフルオロエ
チレンとの共重合体は成膜性が高いという欠点を有して
いる。
更に特開昭52−28588号公報、特開昭52−23
192号公報、特開昭52−36589号公報には一般
式〔但し、X1はF又はCF3、X2、X3はF又はC
1〜ClOのパーフルオロアルキル基、X4はFlOH
、0R1、0M及びNR2R3(R1はC1〜ClOの
アルキル基、R2、R3はH1又はR1の一つであり、
Mはアルカリ金属又は第4級アンモニウム基)、aはO
〜3の整数、bはO又は1,.cはO〜12の整数〕で
表わされるフツ素化ビニル化合物が記載されている。
しかしながら、該フツ素化ビニル化合物の製造法につい
ては何等具体的に示されておらず、該化合物の前駆体に
ついても教示されていない。しかも、該公開公報の明細
書の記述から判るように、好ましい形態はX1=F,.
X2−CF3、X3一F又はCF3、X4−F..a−
0〜1、b−1、c=1〜3としているにもかかわらず
、実施例及び好ましい代表例としては、従来から公知の
(mは上記と同じ)なるフツ素化酸フツ化物から誘導さ
れるc−2のもののみをあげている。
本発明者らは特開昭52−24176号公報に開示され
たようなフツ素化陽イオン交換膜を製造する上で、従来
公知のを原料とした場合のイオン交換容量を十分高くす
ることができないという欠点を解消するために鋭意努力
した結果、スルホン酸基に転換し得る官能基を有するフ
ツ素化ビニル化合物の原料として、特定の構造のフツ素
化酸フツ化物を用いればよいことを見出し、本発明を完
成するに至つた。
即ち、本発明は、一般式:〔pは3〜5の整数、nはO
または1〕 で表わされる新規なフツ素化酸フツ化物を提供する。
更に、本発明は、一般式: 〔pは上記と同じ〕 で表わされる化合物をフルオライドイオンの存在下でヘ
キサフルオロプロピレンオキシドと反応させることを特
徴とする一般式:〔P.nは上記と同じ〕 で表わされるフツ素化酸フツ化物の製造法を提供する。
該フツ素化酸フツ化物の如き、同一分子内に酸フルオラ
イド基とスルホン酸基に転基し得る官能基とを合わせ持
つフツ素化化合物としては、従来わずかに特公昭42−
1664号公報に具体的に′(1−2、q=0〜50の
整数)なるフツ素化酸フツ化物が開示されているに過ぎ
ず、本発明の如き1が3〜5の化合物については何等具
体的に教示されていない。
本発明のフツ素化酸フツ化物は後述の(3)式に従つて
スルホン酸基に転換し得る官能基を有するフツ素化ビニ
ルエーテル化合物に誘導することができ、しかも該フツ
素化ビニルエーテル化合物とフツ素化オレフイン、例え
ばテトラフルオロエチレンとの共重合体より得られるフ
ツ素化陽イオン交換膜または樹脂は械機的強度を維持し
つつイオン交換容量を十分高くすることができるという
極めて優れた特徴を有する。
更に本発明のフツ素化酸フツ化物は種々のフツ素化化合
物、特に末端に−SO2− を含む官能基を有する種々
のフツ素化化合物例えば界面活性剤、繊維処理剤、農薬
、潤滑剤等の合成のための中間【体として有用である。
本発明のフツ素化酸フツ化物は次式に従つて製造される
(P.nは上記と同じ) 反応のメカニズムからnは本質的に分布をもつものであ
り、n−0と1のものが併産される。
この反応で使用される原料の酸フツ化物は例えば次式に
従つて合成することができる。(R4はC,〜C,Oの
アルキル基、M1はHまたはアルカリ金属)上記のルー
トに於いて なる反応によつて得られる含フツ素カルボン酸をSF,
と反応させるか、SOCl2またはPCl5次いでNa
FまたはKFと反応させてFSO2CF2CF2COF
とし、へキサフロロプロピ}3レンオキサィドとの付加
反応に用いることができる。
又、例えば次式に従つて (R5はR4と同じ) 得られるカルボン酸を上記と同様な処理によりFSO2
(CF2)3C0Fとすることができる。
更に、例えば次式に従つて(YはFを除くハロゲン) 得られるカルボン酸に上記と同様な化学処理をすること
によりFSO2(CF2)4C0Fが得られる。
一般式(pは上記と同じ)で表わされる化合物とヘキサ
フルオロプロピレンオキシドとの反応は好ましくは触媒
としてのフルオライドイオンの存在下に行われる。
これは適当なフルオライド、例えばフツ化セシウム、フ
ツ化カリウムのようなアルカリ金属フルオライド;フツ
化銀;フツ化アンモニウム;C,〜C4のテトラアルキ
ルアンモニウムフルオライド、例えばテトラメチルアン
モニウムフルオライド、テトラエチルアンモニウムフル
オライド、及びテトラブチルアンモニウムフルオライド
等を用いることによつて容易に達成される。フルオライ
ド触媒は、普通選択したフルオライドが少なくとも0.
001%溶解する不活性な液体稀釈剤(好ましくは有機
液体)と一緒に用いられる。
フルオライド触媒は一般式FSO2(CF2),一,C
OF (pは上記と同じ) で表わされる化合物1モル当り約0.01〜約2モル当
量の量で使用し得る。
適当な稀釈剤はエチレングリコールジメチルエーテル、
ジエチレングリコールジメチルエーテル、テトラエチレ
ングリコールジメチルエーテルなどのポリエーテル類又
はアセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類
などである。反応はいくつか発熱的であり、反応熱を消
散させる手段を講するべぎである。反応温度は約−50
〜約200℃、好適には約20〜約150℃が用いられ
る。圧力は厳密な変数でなく、大気圧以上及び以下で操
作し得る。反応時間は通常10分〜100時間である。
ヘキサフルオロプロピレンオキシドとFSO2(CF2
),−1C0Fとの適用し得るモル割合は約1/20〜
約100/1でありのn値が低い場合、例えばn−0〜
1の時は、FSO2(CF2),一,COFの割合を多
くし、低圧及び高温を選択することが好ましい。
一方、高いn値を有する生成物を得るためにはヘキサフ
ルオロプロピレンオキシドの割合を多くし、高圧及び低
温を選択することが好ましい。本発明のフツ素化酸フツ
化物 (P.nは上記と同じ)は製造上の容易さからp一3が
好ましく、またp≧6の時には製造が困難となる。
一方、該フツ素化ビニルエーテル化合物とテトラフルオ
ロエチレンの共重合体より得られた陽イオン交換膜また
は樹脂のイオン交換容量は大きい方が望ましいので、こ
の観点から該フツ素化ビニルエーテル化合物の分子量は
小さい方が好ましく、n−0が特に好ましい。
一般式 (p、nは上記と同じ)で表わされるフツ素化酸フツ化
物はスルホン酸基に誘導できる官能基を有する新規なフ
ツ素化ビニルエーテル化合物の製造における中間体とし
て有用である。
即ち、該化合物は(3)式 (P.nは上記と同じ) に従い、金属塩、例えばリン酸ナトリウム、炭酸リチウ
ム、炭酸ナトリウム又は炭酸カリウム、炭酸バリウム、
炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、等の存在下でビニ
ル化することができる。
尚上記(3)式のビニル化反応においては酸フツ化物を
原料として用いるのが好ましいが、加水分解して得られ
るカルボン酸のアルカリ金属塩を原料として使用するこ
とも可能である。
従来、公知のスルホニルフルオライド基を有する酸フツ
化物(mは上記と同じ)を熱分解することにより対応す
るフツ素化ビニルエーテル化合物(mは上記と同じ)を
製造する際、m−0の場合には環化反応が生じる為、工
業的にはFSO2(CF2)20CF−CF2の製造は
困難である上に、条件によつては重合時にも環化してポ
リマー物性を低下させることがあつた。
しかるに、本発明により与えられる一般式(P.nは上
記と同じ)で表わされるフツ素化酸フツ化物は環の大き
さが異なる為環化反応を引起こさないかまたは無視でき
る程度で熱分解せしめることができ、一般式(P.nは
上記と同じ)で表わされるフツ素化ビニルエーテル化合
物のうちでn−0のものを容易に製造できるのみならず
、該ビニルエーテルの重合時にも環化反応によるポリマ
ー物性の低下を生じないという優れた特徴を有する。
該フツ素化ビニルエーテルモノマーはフツ素化オレフイ
7類例えばテトラフルオロエチレンと共重合し、熱的及
び化学的安定性の優れた共重合体を与える。
該共重合体を成膜後、化学処理することにより、スルホ
ン酸基を有するフツ素化陽イオン交換膜が与えられ、更
に特開昭52−24176号公報と同様な方法により膜
の片側表層にカルボン酸基を有する極めて高性能のハロ
ゲン化アルカリ金属水溶液の電解用フツ素化陽イオン交
換膜を得ることができる。これらの膜は従来のものに比
べ、機械的強度を維持しつつ、イオン交換容量を大きく
できるという優れた特徴を有している。また、本発明の
共重合体は、一般のイオン交換樹脂を製造する方法に準
じて、重合時または成型時に粒状となした後、膜状物を
フツ素化陽イオン交換膜に変換する際に使用する上記の
反応を適用し、スルホン酸基及び/またはカルボン酸基
を有するフツ素化粒状イオン交換樹脂となすことも可能
である。これらのイオン交換樹脂は、耐熱性、耐薬品性
が、炭化水素系のものより優れていることを利用して、
一般に吸着を利用した分離プロセス例えば金属イオンの
吸着分離や、有機反応の酸触媒等に広く用いることがで
きる。
また、本発明の共重合体は、繊維状、ひも状として、フ
ツ素化陽イオン交換膜のイオン電導性の補強材として用
いることも可能である。
以下に実施例を示すが、本発明の技術的範囲はこれらに
制約されるものではない。
参考例 1 CA) 31のステンレス製オートクレーブにナトリ
こウムエチルメルカプチド250fと炭酸ジメチル53
0y及びテトラヒドロフラン7507を入れた後、反応
系を50〜60顛Hgの減圧にした。
反応系を激しく攪拌しながら、温度を15℃に維持しつ
つテトラフルオロエチレンを l減圧下で徐々に吹き込
んだ。反応の進行と共にテトラフルオロエチレンの消費
速度は低下し、最終的にはテトラフルオロエチレンの圧
力が1k9/Cri.のところで、最早テトラフルオロ
エチレンの消費は停止した。反応終了後、反応混合物に
198%硫酸を3007入れて中和した。生成した硫
酸ソーダを口別し、口液は予めエバポレーターを用いて
テトラヒドロフランを除去した後、残渣を蒸留し、8『
C/30u1Hgの留分を得た。該留分の構造は、元素
分析、赤外及び 2NMRスペクトルによりC2H
5SCF2CF2COOCH3であることが確認された
IR特性吸収(液体): 2960,2930、2870二 ?−1(C2H5−) 1780cTn−1(−CO2
−)1300〜1100cfL−1(−CF2−)元素
分析値:C6H8F4O2S計算値:Cl32.7;H
l3,6;Fl34.5;Sll45実測値:Cl32
.2;Hl3.9;Fl33.9;Sll43(B)前
記(A)によつて得られた C2H5SCF2CF2COOCH3(330y)を、
あらかじめトリフロロ酢酸(100!ILOに塩素ガス
(500m1/分)を通じている反応器に、激しく撹拌
しつつ室温で約1時間にわたり滴下をした。
滴下終了後更に10時間反応放置し、蒸留により60m
m/Hgで70〜75℃の留分を集める事により310
7を得た。該留分の構造は赤外吸収スペクトル、NMR
スペクトル、元素分析からClSCF2CF2CO2C
H3であることが確認された。
元素分析値 実測値:Cl2l.4;Hll.2;Fl33.l;S
ll3.9計算値(C4H3F4SO2Clとして):
Cl2l.2;Hll.3;Fl33.5:Sll4.
lZ)冷水(200d)にあらかじめ塩素を飽和してお
き、更に500m1/分で流しつつ、激しく攪拌しなが
ら、前言I2(B)で得られたスルフエニルクロラィド
(226.5y)を徐々に加えた。
添加後更に5時間反応せしめた後、下層を取り出し、6
0m1Hgで80〜82℃の留分を2327得た。該留
分の構造は、赤外吸収スペクトル、元素分析NMRスペ
クトルよりClSO2CF2CF2CO2CH3である
ことが確認された。
赤外吸収スペクトル 元素分析 実測値:C、18.7:H、1.0;F、29.1;S
ll2.6計算値(C4H3F4SO4Clとして):
Cll8.6;Hll.2;Fl29.4;Sll2.
4D前記0で得られたパーフルオロ一3−クロロスルホ
ニルメチルプロピオネート(258.57)をSN−N
aOHを用い中和を行つた後、水、メタノールを除去し
た。
残留物を乾燥した後、五塩化リン(312y)、オキシ
塩化リン(150y)を加え、130℃の温浴上で10
時間還流させながら反応せしめ、反応後、蒸留により1
00mmHgで70℃の留出物を2207得た。
この物質は、赤外吸収スペクトル、元素分析NMRスペ
クトルによりClSO2CF2CF2COCl(パーフ
ルオロ一3ークロロスルホニルプロピオニルクロライド
)であることが確認された。
赤外吸収スペクトル 1790C7!L−1 (−COCl) 1415?−
1 (〜SO2Cl)元素分析 分析値:C、13.4;F、28.5;S、12.1;
Cll27.3計算値(C3F4SO3Cl2として)
:Cll3.7;Fl28.9;Sl l2.2;C1、27.0 Dスルホラン(224m0とフツ化ナトリウム(336
t)を存在せしめた容器を80℃の温浴で加熱せしめ、
この容器に、前記旧で得られたパーフルオロ一3−クロ
ロスルホニルプロピオニルクロライド(263t)を滴
下し、1時間反応させた。
反応後、蒸留により50〜55℃の留出物を197y得
た。該留出物は、赤外吸収スペクトル、NMRスベクト
ル、元素分析からFSO2CF2CF2COF(パーフ
ルオロ一3−フルオロスルホニルプロピオニルフルオラ
イドであることが確認された。
赤外吸収スペクトル1890?−1 (−COF) 1
470儂−1 (−SO2F) 元素分析 ト分析値
:Cll5.5;Fl49.5;Sll3,8計算値(
C3F6SO3として): Cll5.7;Fl5O.O;Sl l3.9.l 実施例 1 前記(5)で得られたパーフルオロ一3−フルオロスル
ホニルプロピオニルフルオライド(230y)をジエチ
レングリコールジメチルエーテル(72m0、フツ化カ
リウム(5.4f)と一緒にオート Jクレーブに仕込
み、室温で攪拌しつつ、次いでヘキサフルオロプロピレ
ンオキサイド(182.6y)を30分間で圧入し、更
に30分攪拌放置した。
反応後、液を抜き出すと二層分離しており、下層を取り
出し蒸留にて601tmHgで45℃の留分tを225
f得た。この留出物の構造は、赤外吸収スペクトル、N
MRスペクトル、元素分析、分子量滴定から、FSO2
(CF2)30CFC0F(パーフルオロ一6一フルオ
ロスルホニル一3−オキサ−2−メチルヘキサノイルフ
ルオライド)であることが分かつた。
赤外吸収スペクトル 1880C1IL−1 (−COF) 1465儂−1
(−SO2F)元素分析 分杉腎直:Cll8.O:Fl57.8;Sl8,O計
算値(C6Fl2SO4として):Cll8.2;Fl
57.6;Sl8.l分子量滴定 滴定値:397 計算値:396 使用例 1 あらかじめ、炭酸ナトリウム(932y)を詰めた電気
管状炉を210℃に保ちながら窒素を100〜150m
1/分で流しておいた。
管状炉の入口に、実施例1で得られたパーフルオロ一6
−フルオロスルホニル−3−オキサ−2−メチルヘキサ
ノイルフルオライド4807を20CC/時の速度で滴
下せしめ、流出物を冷水で冷却した受器に貯めた。次い
で、蒸留にかけると、200m1/Hgで64℃の留出
物2007を得た。赤外吸収スペクトル、NMRスペク
トル、元素分析から、この留出物の構造はFSO2(C
F2)30CF=CF2(パーフルオロ一4−オキサ−
5−ヘキセンスルホニルフルオライド)であることが確
認された。
赤外吸収スペクトル 1840cm−1 (CF2−CFO−) 1460儂
−1 (−SO2F)元素分析 分析値:C,.l8,2、Fl57、7;S、9.5計
算値(C5F,OSO3として):Cll8.2;Fl
57.6;0114,5S19.7上記の方法で得られ
たビニルエーテルモノマーを水を溶媒とし、触媒として
、過硫酸アンモニウム一亜硫酸水素ナトリウムのレドツ
クス触媒、乳化剤としてパーフルオロオクタン酸アンモ
ニウムを用い、テトラフルオロエチレンの圧力5k9/
Cm2、重合温度40゜Cの条件下でテトラフルオロエ
チレンと共重合させた。
得られた共重合体を、厚さ250μの膜状物に成型した
後、この膜状物を、アルカリで加水分解して、交換容量
を1.06meq/Gr.乾燥樹脂のスルホン酸基を有
する、強靭なフツ素化陽イオン交換膜を得た。
この膜を、五塩化リンとオキシ塩化リンの混合物中12
0′Cで反応させてスルホニルクロライド型とした。
上記のスルホニルクロライド基を有する膜状物の片面を
、57%ヨウ化水素酸と氷酢酸を混合したもので処理し
た後、アルカリで加水分解し、更に5%次亜塩素酸ソー
ダ水溶液中に浸漬して、膜の片面の表層部分にカルボン
酸基を有し、残余の部分にスルホン酸基を有する強靭な
フツ素化陽イオン交換膜を得た。
また、重合により得られた、スルホニルフロラード型の
ポリマーを押出し成型でストランドにした後、ペレタイ
ザ一で径11の粒状樹脂とした。
これをアルカリで加水分解して、交換容量1.06me
q/Gr−.乾燥樹脂のスルホン酸型フツ素化陽イオン
交換樹脂を得た。
実施例 2 実施例1に於いて用いられたヘキサフルオロフロピレン
オキサイドの量を3157にして、同じ操作を行つた。
蒸留により、7を得た。
構造の確認は、赤外吸収スペクトル、ベクトル、元素分
析より行つた。
使用例 2 実施例2で得られた NMRスFSO2(CF2)30CFCF20CFC0
F2907を炭酸ナトウムを充填した管状炉に導き、2
60℃で反応させることにより、FSO2(CF2)3
0CFCF20CF−CF2(パーフルオロ一4・7ー
ジオキサ一5−メチル−S−ノネンスルホニルフルオラ
イド)153yを得た。
このものの沸点は、82℃/60muHgであり、また
構造の確認は赤外吸収スペクトル、NMRスペクトル、
元素分析により行つた。
比較例 使用例1に於いてFSO2(CF2)30CFC0Fの
代りにFSO2(CF2)20CFC0Fを炭酸ナトリ
ウム上に導いたところ、目的とするビニル化合物CF2
−CFO(CF2)2S02Fは得られず環化生成物C
FOCF2CF2のみが得られた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔pは3〜5の整数、nは0または1〕 で表わされる新規なフッ素化酸フッ化物。 2 p=3である特許請求の範囲第1項記載のフッ素化
    酸フッ化物。 3 n=0である特許請求の範囲第1項又は第2項記載
    のフッ素化酸フッ化物。 4 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔pは3〜5の整数〕 で表わされる化合物と、ヘキサフルオロプロピレンオキ
    シドとをフルオライドイオンの存在下で反応させること
    を特徴とする一般式▲数式、化学式、表等があります▼ 〔p、nは上記と同じ〕 で表わされる新規なフッ素化酸フッ化物の製造方法。 5 p=3である特許請求の範囲第4項記載の方法。 6 n=0である特許請求の範囲第4項又は第5項記載
    の方法。
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