JPS5911582B2 - フツ素化酸フツ化物及びその製造方法 - Google Patents
フツ素化酸フツ化物及びその製造方法Info
- Publication number
- JPS5911582B2 JPS5911582B2 JP16817979A JP16817979A JPS5911582B2 JP S5911582 B2 JPS5911582 B2 JP S5911582B2 JP 16817979 A JP16817979 A JP 16817979A JP 16817979 A JP16817979 A JP 16817979A JP S5911582 B2 JPS5911582 B2 JP S5911582B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluorinated
- fluoride
- reaction
- sulfonic acid
- membrane
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Polyethers (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は新規なフッ素化酸フッ化物及びその製造法に関
する。
する。
25更に詳しくは、ハロゲン化アルカリ金属水溶液の電
解用隔膜に用いられるフッ素化陽イオン交換膜の製造用
原料として有用な、スルホン酸基に誘導できる官能基を
有する新規なフッ素化酸フッ化物に関するものである。
解用隔膜に用いられるフッ素化陽イオン交換膜の製造用
原料として有用な、スルホン酸基に誘導できる官能基を
有する新規なフッ素化酸フッ化物に関するものである。
30従来・・ロゲン化アルカリ金属水溶液の電解用隔膜
として、耐薬品性、耐熱性に優れたカルボン酸基または
スルホン酸基を有するフッ素化陽イオン交換膜が公知で
ある。
として、耐薬品性、耐熱性に優れたカルボン酸基または
スルホン酸基を有するフッ素化陽イオン交換膜が公知で
ある。
これらの膜のうち、スルホン酸基のみを有する陽イオン
交換膜は電流効率が35低いという欠点を有する。一方
、カルボン酸基のみを有する膜はスルホン酸基を有する
膜に比べ、電気抵抗が高く電流密度を高くすると電圧が
上昇、OQ−し消費電力が増大するという欠点がある。
交換膜は電流効率が35低いという欠点を有する。一方
、カルボン酸基のみを有する膜はスルホン酸基を有する
膜に比べ、電気抵抗が高く電流密度を高くすると電圧が
上昇、OQ−し消費電力が増大するという欠点がある。
従つて、これらの欠点を解消する上でスルホン酸基及び
カルボン酸基を有する陽イオン交換膜が好ましいタイプ
の膜である。しかしながら、カルボン酸基又はカルボン
酸基に転換し得る官能基を有する膜状共重合体とスルホ
ン酸基又はスルホン酸基に転換し得る官能基を有する膜
状共重合体をはり合わせた後陽イオン交換膜としたもの
は、電解中にはり合わせ部分からの剥離が生じ易い。ま
た、上記の二種の共重合体をブレンドしたものか又はス
ルホン酸基又はスルホン酸基に転換し得る官能基を有す
るビニルモノマーと、カルボン酸基又はカルボン酸基に
転換し得る官能基を有するビニルモノマー及びフツ素化
オレフインとの三元共重合体を用いて陽イオン交換膜と
したものは電流効率が充分に高くなく、電圧が高いとい
う欠点を有する。この様な観点より・・ロゲン化アルカ
リ金属電解用隔膜としては特開昭52−24176号公
報に開示される如く、スルホン酸基を有する膜の片側表
層を化学処理して片面表層にカルボン酸基を有する膜と
したものが最も好ましいタイプの膜であるが、この膜に
も次の様な欠点がある。即ち、当業界においてはより少
ない消費電力で高濃度のアルカリを取得するために高い
イオン交換容量を有し、かつ機械的強度の大きい膜が切
望されている。
カルボン酸基を有する陽イオン交換膜が好ましいタイプ
の膜である。しかしながら、カルボン酸基又はカルボン
酸基に転換し得る官能基を有する膜状共重合体とスルホ
ン酸基又はスルホン酸基に転換し得る官能基を有する膜
状共重合体をはり合わせた後陽イオン交換膜としたもの
は、電解中にはり合わせ部分からの剥離が生じ易い。ま
た、上記の二種の共重合体をブレンドしたものか又はス
ルホン酸基又はスルホン酸基に転換し得る官能基を有す
るビニルモノマーと、カルボン酸基又はカルボン酸基に
転換し得る官能基を有するビニルモノマー及びフツ素化
オレフインとの三元共重合体を用いて陽イオン交換膜と
したものは電流効率が充分に高くなく、電圧が高いとい
う欠点を有する。この様な観点より・・ロゲン化アルカ
リ金属電解用隔膜としては特開昭52−24176号公
報に開示される如く、スルホン酸基を有する膜の片側表
層を化学処理して片面表層にカルボン酸基を有する膜と
したものが最も好ましいタイプの膜であるが、この膜に
も次の様な欠点がある。即ち、当業界においてはより少
ない消費電力で高濃度のアルカリを取得するために高い
イオン交換容量を有し、かつ機械的強度の大きい膜が切
望されている。
そのためには、前述の片側表層にカルボン酸基を有する
膜の製造に用いられるスルホ1・ン酸基又はスルホン酸
基に転換し得る官能基を有するビニルモノマーとフツ素
化オレフインとの共重合体を製造する際、スルホン酸基
又はスルホン酸基に転換し得る官能基1当量当りの分子
量が小さいビニルモノマーを使用する必要がある。しか
るに、上記の目的で用いられてきた従来公知の(mは0
〜2の整数)なるフツ素化酸フツ化吻から誘導される(
mは上記と同じ)の如きフツ素化ビニルエーテルモノマ
ーのうち、最小の分子量を有するm=0のものは特公昭
47−2083号公報に記載されている如くビニル化工
程で(1)式のような環化反応を生じ、この環状スルホ
ンをCF2=CFOCF2CF2SO2Fに変えるため
には多くの反応が更に必要であつて工業的に製造するこ
とは非常に困難である上に、条件により重合時にも環化
してポリマー物性を低下させることがある。
膜の製造に用いられるスルホ1・ン酸基又はスルホン酸
基に転換し得る官能基を有するビニルモノマーとフツ素
化オレフインとの共重合体を製造する際、スルホン酸基
又はスルホン酸基に転換し得る官能基1当量当りの分子
量が小さいビニルモノマーを使用する必要がある。しか
るに、上記の目的で用いられてきた従来公知の(mは0
〜2の整数)なるフツ素化酸フツ化吻から誘導される(
mは上記と同じ)の如きフツ素化ビニルエーテルモノマ
ーのうち、最小の分子量を有するm=0のものは特公昭
47−2083号公報に記載されている如くビニル化工
程で(1)式のような環化反応を生じ、この環状スルホ
ンをCF2=CFOCF2CF2SO2Fに変えるため
には多くの反応が更に必要であつて工業的に製造するこ
とは非常に困難である上に、条件により重合時にも環化
してポリマー物性を低下させることがある。
従つてm=1のものが工業的には通常用いられているが
、このことは得られるスルホン酸型の膜及び上記の特開
昭52−24176号公報に開示されている化学処理に
よりカルボノ酸基をスルホン酸型膜の表層に形成させた
膜のイオン交換容量を十分に大きくできないという欠点
を生じる。m=2の場合は更にこの欠点が増幅される。
また特公昭41−13392号公報に開示されるトリフ
ルオロビニルスルホニルフルオライドなどエーテル結合
を有しないフツ素化ビニルモノマーとテトラフルオロエ
チレンとの共重合体は成膜性が高いという欠点を有して
いる。
、このことは得られるスルホン酸型の膜及び上記の特開
昭52−24176号公報に開示されている化学処理に
よりカルボノ酸基をスルホン酸型膜の表層に形成させた
膜のイオン交換容量を十分に大きくできないという欠点
を生じる。m=2の場合は更にこの欠点が増幅される。
また特公昭41−13392号公報に開示されるトリフ
ルオロビニルスルホニルフルオライドなどエーテル結合
を有しないフツ素化ビニルモノマーとテトラフルオロエ
チレンとの共重合体は成膜性が高いという欠点を有して
いる。
更に特開昭52−28588号公報、特開昭52−23
192号公報、特開昭52−36589号公報には一般
式〔但し、X1はF又はCF3、X2、X3はF又はC
1〜ClOのパーフルオロアルキル基、X4はFlOH
、0R1、0M及びNR2R3(R1はC1〜ClOの
アルキル基、R2、R3はH1又はR1の一つであり、
Mはアルカリ金属又は第4級アンモニウム基)、aはO
〜3の整数、bはO又は1,.cはO〜12の整数〕で
表わされるフツ素化ビニル化合物が記載されている。
192号公報、特開昭52−36589号公報には一般
式〔但し、X1はF又はCF3、X2、X3はF又はC
1〜ClOのパーフルオロアルキル基、X4はFlOH
、0R1、0M及びNR2R3(R1はC1〜ClOの
アルキル基、R2、R3はH1又はR1の一つであり、
Mはアルカリ金属又は第4級アンモニウム基)、aはO
〜3の整数、bはO又は1,.cはO〜12の整数〕で
表わされるフツ素化ビニル化合物が記載されている。
しかしながら、該フツ素化ビニル化合物の製造法につい
ては何等具体的に示されておらず、該化合物の前駆体に
ついても教示されていない。しかも、該公開公報の明細
書の記述から判るように、好ましい形態はX1=F,.
X2−CF3、X3一F又はCF3、X4−F..a−
0〜1、b−1、c=1〜3としているにもかかわらず
、実施例及び好ましい代表例としては、従来から公知の
(mは上記と同じ)なるフツ素化酸フツ化物から誘導さ
れるc−2のもののみをあげている。
ては何等具体的に示されておらず、該化合物の前駆体に
ついても教示されていない。しかも、該公開公報の明細
書の記述から判るように、好ましい形態はX1=F,.
X2−CF3、X3一F又はCF3、X4−F..a−
0〜1、b−1、c=1〜3としているにもかかわらず
、実施例及び好ましい代表例としては、従来から公知の
(mは上記と同じ)なるフツ素化酸フツ化物から誘導さ
れるc−2のもののみをあげている。
本発明者らは特開昭52−24176号公報に開示され
たようなフツ素化陽イオン交換膜を製造する上で、従来
公知のを原料とした場合のイオン交換容量を十分高くす
ることができないという欠点を解消するために鋭意努力
した結果、スルホン酸基に転換し得る官能基を有するフ
ツ素化ビニル化合物の原料として、特定の構造のフツ素
化酸フツ化物を用いればよいことを見出し、本発明を完
成するに至つた。
たようなフツ素化陽イオン交換膜を製造する上で、従来
公知のを原料とした場合のイオン交換容量を十分高くす
ることができないという欠点を解消するために鋭意努力
した結果、スルホン酸基に転換し得る官能基を有するフ
ツ素化ビニル化合物の原料として、特定の構造のフツ素
化酸フツ化物を用いればよいことを見出し、本発明を完
成するに至つた。
即ち、本発明は、一般式:〔pは3〜5の整数、nはO
または1〕 で表わされる新規なフツ素化酸フツ化物を提供する。
または1〕 で表わされる新規なフツ素化酸フツ化物を提供する。
更に、本発明は、一般式:
〔pは上記と同じ〕
で表わされる化合物をフルオライドイオンの存在下でヘ
キサフルオロプロピレンオキシドと反応させることを特
徴とする一般式:〔P.nは上記と同じ〕 で表わされるフツ素化酸フツ化物の製造法を提供する。
キサフルオロプロピレンオキシドと反応させることを特
徴とする一般式:〔P.nは上記と同じ〕 で表わされるフツ素化酸フツ化物の製造法を提供する。
該フツ素化酸フツ化物の如き、同一分子内に酸フルオラ
イド基とスルホン酸基に転基し得る官能基とを合わせ持
つフツ素化化合物としては、従来わずかに特公昭42−
1664号公報に具体的に′(1−2、q=0〜50の
整数)なるフツ素化酸フツ化物が開示されているに過ぎ
ず、本発明の如き1が3〜5の化合物については何等具
体的に教示されていない。
イド基とスルホン酸基に転基し得る官能基とを合わせ持
つフツ素化化合物としては、従来わずかに特公昭42−
1664号公報に具体的に′(1−2、q=0〜50の
整数)なるフツ素化酸フツ化物が開示されているに過ぎ
ず、本発明の如き1が3〜5の化合物については何等具
体的に教示されていない。
本発明のフツ素化酸フツ化物は後述の(3)式に従つて
スルホン酸基に転換し得る官能基を有するフツ素化ビニ
ルエーテル化合物に誘導することができ、しかも該フツ
素化ビニルエーテル化合物とフツ素化オレフイン、例え
ばテトラフルオロエチレンとの共重合体より得られるフ
ツ素化陽イオン交換膜または樹脂は械機的強度を維持し
つつイオン交換容量を十分高くすることができるという
極めて優れた特徴を有する。
スルホン酸基に転換し得る官能基を有するフツ素化ビニ
ルエーテル化合物に誘導することができ、しかも該フツ
素化ビニルエーテル化合物とフツ素化オレフイン、例え
ばテトラフルオロエチレンとの共重合体より得られるフ
ツ素化陽イオン交換膜または樹脂は械機的強度を維持し
つつイオン交換容量を十分高くすることができるという
極めて優れた特徴を有する。
更に本発明のフツ素化酸フツ化物は種々のフツ素化化合
物、特に末端に−SO2− を含む官能基を有する種々
のフツ素化化合物例えば界面活性剤、繊維処理剤、農薬
、潤滑剤等の合成のための中間【体として有用である。
物、特に末端に−SO2− を含む官能基を有する種々
のフツ素化化合物例えば界面活性剤、繊維処理剤、農薬
、潤滑剤等の合成のための中間【体として有用である。
本発明のフツ素化酸フツ化物は次式に従つて製造される
。
。
(P.nは上記と同じ)
反応のメカニズムからnは本質的に分布をもつものであ
り、n−0と1のものが併産される。
り、n−0と1のものが併産される。
この反応で使用される原料の酸フツ化物は例えば次式に
従つて合成することができる。(R4はC,〜C,Oの
アルキル基、M1はHまたはアルカリ金属)上記のルー
トに於いて なる反応によつて得られる含フツ素カルボン酸をSF,
と反応させるか、SOCl2またはPCl5次いでNa
FまたはKFと反応させてFSO2CF2CF2COF
とし、へキサフロロプロピ}3レンオキサィドとの付加
反応に用いることができる。
従つて合成することができる。(R4はC,〜C,Oの
アルキル基、M1はHまたはアルカリ金属)上記のルー
トに於いて なる反応によつて得られる含フツ素カルボン酸をSF,
と反応させるか、SOCl2またはPCl5次いでNa
FまたはKFと反応させてFSO2CF2CF2COF
とし、へキサフロロプロピ}3レンオキサィドとの付加
反応に用いることができる。
又、例えば次式に従つて
(R5はR4と同じ)
得られるカルボン酸を上記と同様な処理によりFSO2
(CF2)3C0Fとすることができる。
(CF2)3C0Fとすることができる。
更に、例えば次式に従つて(YはFを除くハロゲン)
得られるカルボン酸に上記と同様な化学処理をすること
によりFSO2(CF2)4C0Fが得られる。
によりFSO2(CF2)4C0Fが得られる。
一般式(pは上記と同じ)で表わされる化合物とヘキサ
フルオロプロピレンオキシドとの反応は好ましくは触媒
としてのフルオライドイオンの存在下に行われる。
フルオロプロピレンオキシドとの反応は好ましくは触媒
としてのフルオライドイオンの存在下に行われる。
これは適当なフルオライド、例えばフツ化セシウム、フ
ツ化カリウムのようなアルカリ金属フルオライド;フツ
化銀;フツ化アンモニウム;C,〜C4のテトラアルキ
ルアンモニウムフルオライド、例えばテトラメチルアン
モニウムフルオライド、テトラエチルアンモニウムフル
オライド、及びテトラブチルアンモニウムフルオライド
等を用いることによつて容易に達成される。フルオライ
ド触媒は、普通選択したフルオライドが少なくとも0.
001%溶解する不活性な液体稀釈剤(好ましくは有機
液体)と一緒に用いられる。
ツ化カリウムのようなアルカリ金属フルオライド;フツ
化銀;フツ化アンモニウム;C,〜C4のテトラアルキ
ルアンモニウムフルオライド、例えばテトラメチルアン
モニウムフルオライド、テトラエチルアンモニウムフル
オライド、及びテトラブチルアンモニウムフルオライド
等を用いることによつて容易に達成される。フルオライ
ド触媒は、普通選択したフルオライドが少なくとも0.
001%溶解する不活性な液体稀釈剤(好ましくは有機
液体)と一緒に用いられる。
フルオライド触媒は一般式FSO2(CF2),一,C
OF (pは上記と同じ) で表わされる化合物1モル当り約0.01〜約2モル当
量の量で使用し得る。
OF (pは上記と同じ) で表わされる化合物1モル当り約0.01〜約2モル当
量の量で使用し得る。
適当な稀釈剤はエチレングリコールジメチルエーテル、
ジエチレングリコールジメチルエーテル、テトラエチレ
ングリコールジメチルエーテルなどのポリエーテル類又
はアセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類
などである。反応はいくつか発熱的であり、反応熱を消
散させる手段を講するべぎである。反応温度は約−50
〜約200℃、好適には約20〜約150℃が用いられ
る。圧力は厳密な変数でなく、大気圧以上及び以下で操
作し得る。反応時間は通常10分〜100時間である。
ヘキサフルオロプロピレンオキシドとFSO2(CF2
),−1C0Fとの適用し得るモル割合は約1/20〜
約100/1でありのn値が低い場合、例えばn−0〜
1の時は、FSO2(CF2),一,COFの割合を多
くし、低圧及び高温を選択することが好ましい。
ジエチレングリコールジメチルエーテル、テトラエチレ
ングリコールジメチルエーテルなどのポリエーテル類又
はアセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類
などである。反応はいくつか発熱的であり、反応熱を消
散させる手段を講するべぎである。反応温度は約−50
〜約200℃、好適には約20〜約150℃が用いられ
る。圧力は厳密な変数でなく、大気圧以上及び以下で操
作し得る。反応時間は通常10分〜100時間である。
ヘキサフルオロプロピレンオキシドとFSO2(CF2
),−1C0Fとの適用し得るモル割合は約1/20〜
約100/1でありのn値が低い場合、例えばn−0〜
1の時は、FSO2(CF2),一,COFの割合を多
くし、低圧及び高温を選択することが好ましい。
一方、高いn値を有する生成物を得るためにはヘキサフ
ルオロプロピレンオキシドの割合を多くし、高圧及び低
温を選択することが好ましい。本発明のフツ素化酸フツ
化物 (P.nは上記と同じ)は製造上の容易さからp一3が
好ましく、またp≧6の時には製造が困難となる。
ルオロプロピレンオキシドの割合を多くし、高圧及び低
温を選択することが好ましい。本発明のフツ素化酸フツ
化物 (P.nは上記と同じ)は製造上の容易さからp一3が
好ましく、またp≧6の時には製造が困難となる。
一方、該フツ素化ビニルエーテル化合物とテトラフルオ
ロエチレンの共重合体より得られた陽イオン交換膜また
は樹脂のイオン交換容量は大きい方が望ましいので、こ
の観点から該フツ素化ビニルエーテル化合物の分子量は
小さい方が好ましく、n−0が特に好ましい。
ロエチレンの共重合体より得られた陽イオン交換膜また
は樹脂のイオン交換容量は大きい方が望ましいので、こ
の観点から該フツ素化ビニルエーテル化合物の分子量は
小さい方が好ましく、n−0が特に好ましい。
一般式
(p、nは上記と同じ)で表わされるフツ素化酸フツ化
物はスルホン酸基に誘導できる官能基を有する新規なフ
ツ素化ビニルエーテル化合物の製造における中間体とし
て有用である。
物はスルホン酸基に誘導できる官能基を有する新規なフ
ツ素化ビニルエーテル化合物の製造における中間体とし
て有用である。
即ち、該化合物は(3)式
(P.nは上記と同じ)
に従い、金属塩、例えばリン酸ナトリウム、炭酸リチウ
ム、炭酸ナトリウム又は炭酸カリウム、炭酸バリウム、
炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、等の存在下でビニ
ル化することができる。
ム、炭酸ナトリウム又は炭酸カリウム、炭酸バリウム、
炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、等の存在下でビニ
ル化することができる。
尚上記(3)式のビニル化反応においては酸フツ化物を
原料として用いるのが好ましいが、加水分解して得られ
るカルボン酸のアルカリ金属塩を原料として使用するこ
とも可能である。
原料として用いるのが好ましいが、加水分解して得られ
るカルボン酸のアルカリ金属塩を原料として使用するこ
とも可能である。
従来、公知のスルホニルフルオライド基を有する酸フツ
化物(mは上記と同じ)を熱分解することにより対応す
るフツ素化ビニルエーテル化合物(mは上記と同じ)を
製造する際、m−0の場合には環化反応が生じる為、工
業的にはFSO2(CF2)20CF−CF2の製造は
困難である上に、条件によつては重合時にも環化してポ
リマー物性を低下させることがあつた。
化物(mは上記と同じ)を熱分解することにより対応す
るフツ素化ビニルエーテル化合物(mは上記と同じ)を
製造する際、m−0の場合には環化反応が生じる為、工
業的にはFSO2(CF2)20CF−CF2の製造は
困難である上に、条件によつては重合時にも環化してポ
リマー物性を低下させることがあつた。
しかるに、本発明により与えられる一般式(P.nは上
記と同じ)で表わされるフツ素化酸フツ化物は環の大き
さが異なる為環化反応を引起こさないかまたは無視でき
る程度で熱分解せしめることができ、一般式(P.nは
上記と同じ)で表わされるフツ素化ビニルエーテル化合
物のうちでn−0のものを容易に製造できるのみならず
、該ビニルエーテルの重合時にも環化反応によるポリマ
ー物性の低下を生じないという優れた特徴を有する。
記と同じ)で表わされるフツ素化酸フツ化物は環の大き
さが異なる為環化反応を引起こさないかまたは無視でき
る程度で熱分解せしめることができ、一般式(P.nは
上記と同じ)で表わされるフツ素化ビニルエーテル化合
物のうちでn−0のものを容易に製造できるのみならず
、該ビニルエーテルの重合時にも環化反応によるポリマ
ー物性の低下を生じないという優れた特徴を有する。
該フツ素化ビニルエーテルモノマーはフツ素化オレフイ
7類例えばテトラフルオロエチレンと共重合し、熱的及
び化学的安定性の優れた共重合体を与える。
7類例えばテトラフルオロエチレンと共重合し、熱的及
び化学的安定性の優れた共重合体を与える。
該共重合体を成膜後、化学処理することにより、スルホ
ン酸基を有するフツ素化陽イオン交換膜が与えられ、更
に特開昭52−24176号公報と同様な方法により膜
の片側表層にカルボン酸基を有する極めて高性能のハロ
ゲン化アルカリ金属水溶液の電解用フツ素化陽イオン交
換膜を得ることができる。これらの膜は従来のものに比
べ、機械的強度を維持しつつ、イオン交換容量を大きく
できるという優れた特徴を有している。また、本発明の
共重合体は、一般のイオン交換樹脂を製造する方法に準
じて、重合時または成型時に粒状となした後、膜状物を
フツ素化陽イオン交換膜に変換する際に使用する上記の
反応を適用し、スルホン酸基及び/またはカルボン酸基
を有するフツ素化粒状イオン交換樹脂となすことも可能
である。これらのイオン交換樹脂は、耐熱性、耐薬品性
が、炭化水素系のものより優れていることを利用して、
一般に吸着を利用した分離プロセス例えば金属イオンの
吸着分離や、有機反応の酸触媒等に広く用いることがで
きる。
ン酸基を有するフツ素化陽イオン交換膜が与えられ、更
に特開昭52−24176号公報と同様な方法により膜
の片側表層にカルボン酸基を有する極めて高性能のハロ
ゲン化アルカリ金属水溶液の電解用フツ素化陽イオン交
換膜を得ることができる。これらの膜は従来のものに比
べ、機械的強度を維持しつつ、イオン交換容量を大きく
できるという優れた特徴を有している。また、本発明の
共重合体は、一般のイオン交換樹脂を製造する方法に準
じて、重合時または成型時に粒状となした後、膜状物を
フツ素化陽イオン交換膜に変換する際に使用する上記の
反応を適用し、スルホン酸基及び/またはカルボン酸基
を有するフツ素化粒状イオン交換樹脂となすことも可能
である。これらのイオン交換樹脂は、耐熱性、耐薬品性
が、炭化水素系のものより優れていることを利用して、
一般に吸着を利用した分離プロセス例えば金属イオンの
吸着分離や、有機反応の酸触媒等に広く用いることがで
きる。
また、本発明の共重合体は、繊維状、ひも状として、フ
ツ素化陽イオン交換膜のイオン電導性の補強材として用
いることも可能である。
ツ素化陽イオン交換膜のイオン電導性の補強材として用
いることも可能である。
以下に実施例を示すが、本発明の技術的範囲はこれらに
制約されるものではない。
制約されるものではない。
参考例 1
CA) 31のステンレス製オートクレーブにナトリ
こウムエチルメルカプチド250fと炭酸ジメチル53
0y及びテトラヒドロフラン7507を入れた後、反応
系を50〜60顛Hgの減圧にした。
こウムエチルメルカプチド250fと炭酸ジメチル53
0y及びテトラヒドロフラン7507を入れた後、反応
系を50〜60顛Hgの減圧にした。
反応系を激しく攪拌しながら、温度を15℃に維持しつ
つテトラフルオロエチレンを l減圧下で徐々に吹き込
んだ。反応の進行と共にテトラフルオロエチレンの消費
速度は低下し、最終的にはテトラフルオロエチレンの圧
力が1k9/Cri.のところで、最早テトラフルオロ
エチレンの消費は停止した。反応終了後、反応混合物に
198%硫酸を3007入れて中和した。生成した硫
酸ソーダを口別し、口液は予めエバポレーターを用いて
テトラヒドロフランを除去した後、残渣を蒸留し、8『
C/30u1Hgの留分を得た。該留分の構造は、元素
分析、赤外及び 2NMRスペクトルによりC2H
5SCF2CF2COOCH3であることが確認された
。
つテトラフルオロエチレンを l減圧下で徐々に吹き込
んだ。反応の進行と共にテトラフルオロエチレンの消費
速度は低下し、最終的にはテトラフルオロエチレンの圧
力が1k9/Cri.のところで、最早テトラフルオロ
エチレンの消費は停止した。反応終了後、反応混合物に
198%硫酸を3007入れて中和した。生成した硫
酸ソーダを口別し、口液は予めエバポレーターを用いて
テトラヒドロフランを除去した後、残渣を蒸留し、8『
C/30u1Hgの留分を得た。該留分の構造は、元素
分析、赤外及び 2NMRスペクトルによりC2H
5SCF2CF2COOCH3であることが確認された
。
IR特性吸収(液体):
2960,2930、2870二
?−1(C2H5−) 1780cTn−1(−CO2
−)1300〜1100cfL−1(−CF2−)元素
分析値:C6H8F4O2S計算値:Cl32.7;H
l3,6;Fl34.5;Sll45実測値:Cl32
.2;Hl3.9;Fl33.9;Sll43(B)前
記(A)によつて得られた C2H5SCF2CF2COOCH3(330y)を、
あらかじめトリフロロ酢酸(100!ILOに塩素ガス
(500m1/分)を通じている反応器に、激しく撹拌
しつつ室温で約1時間にわたり滴下をした。
−)1300〜1100cfL−1(−CF2−)元素
分析値:C6H8F4O2S計算値:Cl32.7;H
l3,6;Fl34.5;Sll45実測値:Cl32
.2;Hl3.9;Fl33.9;Sll43(B)前
記(A)によつて得られた C2H5SCF2CF2COOCH3(330y)を、
あらかじめトリフロロ酢酸(100!ILOに塩素ガス
(500m1/分)を通じている反応器に、激しく撹拌
しつつ室温で約1時間にわたり滴下をした。
滴下終了後更に10時間反応放置し、蒸留により60m
m/Hgで70〜75℃の留分を集める事により310
7を得た。該留分の構造は赤外吸収スペクトル、NMR
スペクトル、元素分析からClSCF2CF2CO2C
H3であることが確認された。
m/Hgで70〜75℃の留分を集める事により310
7を得た。該留分の構造は赤外吸収スペクトル、NMR
スペクトル、元素分析からClSCF2CF2CO2C
H3であることが確認された。
元素分析値
実測値:Cl2l.4;Hll.2;Fl33.l;S
ll3.9計算値(C4H3F4SO2Clとして):
Cl2l.2;Hll.3;Fl33.5:Sll4.
lZ)冷水(200d)にあらかじめ塩素を飽和してお
き、更に500m1/分で流しつつ、激しく攪拌しなが
ら、前言I2(B)で得られたスルフエニルクロラィド
(226.5y)を徐々に加えた。
ll3.9計算値(C4H3F4SO2Clとして):
Cl2l.2;Hll.3;Fl33.5:Sll4.
lZ)冷水(200d)にあらかじめ塩素を飽和してお
き、更に500m1/分で流しつつ、激しく攪拌しなが
ら、前言I2(B)で得られたスルフエニルクロラィド
(226.5y)を徐々に加えた。
添加後更に5時間反応せしめた後、下層を取り出し、6
0m1Hgで80〜82℃の留分を2327得た。該留
分の構造は、赤外吸収スペクトル、元素分析NMRスペ
クトルよりClSO2CF2CF2CO2CH3である
ことが確認された。
0m1Hgで80〜82℃の留分を2327得た。該留
分の構造は、赤外吸収スペクトル、元素分析NMRスペ
クトルよりClSO2CF2CF2CO2CH3である
ことが確認された。
赤外吸収スペクトル
元素分析
実測値:C、18.7:H、1.0;F、29.1;S
ll2.6計算値(C4H3F4SO4Clとして):
Cll8.6;Hll.2;Fl29.4;Sll2.
4D前記0で得られたパーフルオロ一3−クロロスルホ
ニルメチルプロピオネート(258.57)をSN−N
aOHを用い中和を行つた後、水、メタノールを除去し
た。
ll2.6計算値(C4H3F4SO4Clとして):
Cll8.6;Hll.2;Fl29.4;Sll2.
4D前記0で得られたパーフルオロ一3−クロロスルホ
ニルメチルプロピオネート(258.57)をSN−N
aOHを用い中和を行つた後、水、メタノールを除去し
た。
残留物を乾燥した後、五塩化リン(312y)、オキシ
塩化リン(150y)を加え、130℃の温浴上で10
時間還流させながら反応せしめ、反応後、蒸留により1
00mmHgで70℃の留出物を2207得た。
塩化リン(150y)を加え、130℃の温浴上で10
時間還流させながら反応せしめ、反応後、蒸留により1
00mmHgで70℃の留出物を2207得た。
この物質は、赤外吸収スペクトル、元素分析NMRスペ
クトルによりClSO2CF2CF2COCl(パーフ
ルオロ一3ークロロスルホニルプロピオニルクロライド
)であることが確認された。
クトルによりClSO2CF2CF2COCl(パーフ
ルオロ一3ークロロスルホニルプロピオニルクロライド
)であることが確認された。
赤外吸収スペクトル
1790C7!L−1 (−COCl) 1415?−
1 (〜SO2Cl)元素分析 分析値:C、13.4;F、28.5;S、12.1;
Cll27.3計算値(C3F4SO3Cl2として)
:Cll3.7;Fl28.9;Sl l2.2;C1、27.0 Dスルホラン(224m0とフツ化ナトリウム(336
t)を存在せしめた容器を80℃の温浴で加熱せしめ、
この容器に、前記旧で得られたパーフルオロ一3−クロ
ロスルホニルプロピオニルクロライド(263t)を滴
下し、1時間反応させた。
1 (〜SO2Cl)元素分析 分析値:C、13.4;F、28.5;S、12.1;
Cll27.3計算値(C3F4SO3Cl2として)
:Cll3.7;Fl28.9;Sl l2.2;C1、27.0 Dスルホラン(224m0とフツ化ナトリウム(336
t)を存在せしめた容器を80℃の温浴で加熱せしめ、
この容器に、前記旧で得られたパーフルオロ一3−クロ
ロスルホニルプロピオニルクロライド(263t)を滴
下し、1時間反応させた。
反応後、蒸留により50〜55℃の留出物を197y得
た。該留出物は、赤外吸収スペクトル、NMRスベクト
ル、元素分析からFSO2CF2CF2COF(パーフ
ルオロ一3−フルオロスルホニルプロピオニルフルオラ
イドであることが確認された。
た。該留出物は、赤外吸収スペクトル、NMRスベクト
ル、元素分析からFSO2CF2CF2COF(パーフ
ルオロ一3−フルオロスルホニルプロピオニルフルオラ
イドであることが確認された。
赤外吸収スペクトル1890?−1 (−COF) 1
470儂−1 (−SO2F) 元素分析 ト分析値
:Cll5.5;Fl49.5;Sll3,8計算値(
C3F6SO3として): Cll5.7;Fl5O.O;Sl l3.9.l 実施例 1 前記(5)で得られたパーフルオロ一3−フルオロスル
ホニルプロピオニルフルオライド(230y)をジエチ
レングリコールジメチルエーテル(72m0、フツ化カ
リウム(5.4f)と一緒にオート Jクレーブに仕込
み、室温で攪拌しつつ、次いでヘキサフルオロプロピレ
ンオキサイド(182.6y)を30分間で圧入し、更
に30分攪拌放置した。
470儂−1 (−SO2F) 元素分析 ト分析値
:Cll5.5;Fl49.5;Sll3,8計算値(
C3F6SO3として): Cll5.7;Fl5O.O;Sl l3.9.l 実施例 1 前記(5)で得られたパーフルオロ一3−フルオロスル
ホニルプロピオニルフルオライド(230y)をジエチ
レングリコールジメチルエーテル(72m0、フツ化カ
リウム(5.4f)と一緒にオート Jクレーブに仕込
み、室温で攪拌しつつ、次いでヘキサフルオロプロピレ
ンオキサイド(182.6y)を30分間で圧入し、更
に30分攪拌放置した。
反応後、液を抜き出すと二層分離しており、下層を取り
出し蒸留にて601tmHgで45℃の留分tを225
f得た。この留出物の構造は、赤外吸収スペクトル、N
MRスペクトル、元素分析、分子量滴定から、FSO2
(CF2)30CFC0F(パーフルオロ一6一フルオ
ロスルホニル一3−オキサ−2−メチルヘキサノイルフ
ルオライド)であることが分かつた。
出し蒸留にて601tmHgで45℃の留分tを225
f得た。この留出物の構造は、赤外吸収スペクトル、N
MRスペクトル、元素分析、分子量滴定から、FSO2
(CF2)30CFC0F(パーフルオロ一6一フルオ
ロスルホニル一3−オキサ−2−メチルヘキサノイルフ
ルオライド)であることが分かつた。
赤外吸収スペクトル
1880C1IL−1 (−COF) 1465儂−1
(−SO2F)元素分析 分杉腎直:Cll8.O:Fl57.8;Sl8,O計
算値(C6Fl2SO4として):Cll8.2;Fl
57.6;Sl8.l分子量滴定 滴定値:397 計算値:396 使用例 1 あらかじめ、炭酸ナトリウム(932y)を詰めた電気
管状炉を210℃に保ちながら窒素を100〜150m
1/分で流しておいた。
(−SO2F)元素分析 分杉腎直:Cll8.O:Fl57.8;Sl8,O計
算値(C6Fl2SO4として):Cll8.2;Fl
57.6;Sl8.l分子量滴定 滴定値:397 計算値:396 使用例 1 あらかじめ、炭酸ナトリウム(932y)を詰めた電気
管状炉を210℃に保ちながら窒素を100〜150m
1/分で流しておいた。
管状炉の入口に、実施例1で得られたパーフルオロ一6
−フルオロスルホニル−3−オキサ−2−メチルヘキサ
ノイルフルオライド4807を20CC/時の速度で滴
下せしめ、流出物を冷水で冷却した受器に貯めた。次い
で、蒸留にかけると、200m1/Hgで64℃の留出
物2007を得た。赤外吸収スペクトル、NMRスペク
トル、元素分析から、この留出物の構造はFSO2(C
F2)30CF=CF2(パーフルオロ一4−オキサ−
5−ヘキセンスルホニルフルオライド)であることが確
認された。
−フルオロスルホニル−3−オキサ−2−メチルヘキサ
ノイルフルオライド4807を20CC/時の速度で滴
下せしめ、流出物を冷水で冷却した受器に貯めた。次い
で、蒸留にかけると、200m1/Hgで64℃の留出
物2007を得た。赤外吸収スペクトル、NMRスペク
トル、元素分析から、この留出物の構造はFSO2(C
F2)30CF=CF2(パーフルオロ一4−オキサ−
5−ヘキセンスルホニルフルオライド)であることが確
認された。
赤外吸収スペクトル
1840cm−1 (CF2−CFO−) 1460儂
−1 (−SO2F)元素分析 分析値:C,.l8,2、Fl57、7;S、9.5計
算値(C5F,OSO3として):Cll8.2;Fl
57.6;0114,5S19.7上記の方法で得られ
たビニルエーテルモノマーを水を溶媒とし、触媒として
、過硫酸アンモニウム一亜硫酸水素ナトリウムのレドツ
クス触媒、乳化剤としてパーフルオロオクタン酸アンモ
ニウムを用い、テトラフルオロエチレンの圧力5k9/
Cm2、重合温度40゜Cの条件下でテトラフルオロエ
チレンと共重合させた。
−1 (−SO2F)元素分析 分析値:C,.l8,2、Fl57、7;S、9.5計
算値(C5F,OSO3として):Cll8.2;Fl
57.6;0114,5S19.7上記の方法で得られ
たビニルエーテルモノマーを水を溶媒とし、触媒として
、過硫酸アンモニウム一亜硫酸水素ナトリウムのレドツ
クス触媒、乳化剤としてパーフルオロオクタン酸アンモ
ニウムを用い、テトラフルオロエチレンの圧力5k9/
Cm2、重合温度40゜Cの条件下でテトラフルオロエ
チレンと共重合させた。
得られた共重合体を、厚さ250μの膜状物に成型した
後、この膜状物を、アルカリで加水分解して、交換容量
を1.06meq/Gr.乾燥樹脂のスルホン酸基を有
する、強靭なフツ素化陽イオン交換膜を得た。
後、この膜状物を、アルカリで加水分解して、交換容量
を1.06meq/Gr.乾燥樹脂のスルホン酸基を有
する、強靭なフツ素化陽イオン交換膜を得た。
この膜を、五塩化リンとオキシ塩化リンの混合物中12
0′Cで反応させてスルホニルクロライド型とした。
0′Cで反応させてスルホニルクロライド型とした。
上記のスルホニルクロライド基を有する膜状物の片面を
、57%ヨウ化水素酸と氷酢酸を混合したもので処理し
た後、アルカリで加水分解し、更に5%次亜塩素酸ソー
ダ水溶液中に浸漬して、膜の片面の表層部分にカルボン
酸基を有し、残余の部分にスルホン酸基を有する強靭な
フツ素化陽イオン交換膜を得た。
、57%ヨウ化水素酸と氷酢酸を混合したもので処理し
た後、アルカリで加水分解し、更に5%次亜塩素酸ソー
ダ水溶液中に浸漬して、膜の片面の表層部分にカルボン
酸基を有し、残余の部分にスルホン酸基を有する強靭な
フツ素化陽イオン交換膜を得た。
また、重合により得られた、スルホニルフロラード型の
ポリマーを押出し成型でストランドにした後、ペレタイ
ザ一で径11の粒状樹脂とした。
ポリマーを押出し成型でストランドにした後、ペレタイ
ザ一で径11の粒状樹脂とした。
これをアルカリで加水分解して、交換容量1.06me
q/Gr−.乾燥樹脂のスルホン酸型フツ素化陽イオン
交換樹脂を得た。
q/Gr−.乾燥樹脂のスルホン酸型フツ素化陽イオン
交換樹脂を得た。
実施例 2
実施例1に於いて用いられたヘキサフルオロフロピレン
オキサイドの量を3157にして、同じ操作を行つた。
オキサイドの量を3157にして、同じ操作を行つた。
蒸留により、7を得た。
構造の確認は、赤外吸収スペクトル、ベクトル、元素分
析より行つた。
析より行つた。
使用例 2
実施例2で得られた
NMRスFSO2(CF2)30CFCF20CFC0
F2907を炭酸ナトウムを充填した管状炉に導き、2
60℃で反応させることにより、FSO2(CF2)3
0CFCF20CF−CF2(パーフルオロ一4・7ー
ジオキサ一5−メチル−S−ノネンスルホニルフルオラ
イド)153yを得た。
F2907を炭酸ナトウムを充填した管状炉に導き、2
60℃で反応させることにより、FSO2(CF2)3
0CFCF20CF−CF2(パーフルオロ一4・7ー
ジオキサ一5−メチル−S−ノネンスルホニルフルオラ
イド)153yを得た。
このものの沸点は、82℃/60muHgであり、また
構造の確認は赤外吸収スペクトル、NMRスペクトル、
元素分析により行つた。
構造の確認は赤外吸収スペクトル、NMRスペクトル、
元素分析により行つた。
比較例
使用例1に於いてFSO2(CF2)30CFC0Fの
代りにFSO2(CF2)20CFC0Fを炭酸ナトリ
ウム上に導いたところ、目的とするビニル化合物CF2
−CFO(CF2)2S02Fは得られず環化生成物C
FOCF2CF2のみが得られた。
代りにFSO2(CF2)20CFC0Fを炭酸ナトリ
ウム上に導いたところ、目的とするビニル化合物CF2
−CFO(CF2)2S02Fは得られず環化生成物C
FOCF2CF2のみが得られた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔pは3〜5の整数、nは0または1〕 で表わされる新規なフッ素化酸フッ化物。 2 p=3である特許請求の範囲第1項記載のフッ素化
酸フッ化物。 3 n=0である特許請求の範囲第1項又は第2項記載
のフッ素化酸フッ化物。 4 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔pは3〜5の整数〕 で表わされる化合物と、ヘキサフルオロプロピレンオキ
シドとをフルオライドイオンの存在下で反応させること
を特徴とする一般式▲数式、化学式、表等があります▼ 〔p、nは上記と同じ〕 で表わされる新規なフッ素化酸フッ化物の製造方法。 5 p=3である特許請求の範囲第4項記載の方法。 6 n=0である特許請求の範囲第4項又は第5項記載
の方法。
Priority Applications (30)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16817979A JPS5911582B2 (ja) | 1979-12-26 | 1979-12-26 | フツ素化酸フツ化物及びその製造方法 |
US06/152,856 US4329435A (en) | 1979-05-31 | 1980-05-23 | Novel fluorinated copolymer with tridihydro fluorosulfonyl fluoride pendant groups and preparation thereof |
DE3050634A DE3050634C2 (de) | 1979-05-31 | 1980-05-24 | Perfluorierte Fluorsulfonylsäurefluoride und Verfahren zu ihrer Herstellung |
DE3020017A DE3020017C2 (de) | 1979-05-31 | 1980-05-24 | Fluorierte Carbonsäuren oder ihre Derivate und Verfahren zu ihrer Herstellung |
DE3050643A DE3050643C2 (ja) | 1979-05-31 | 1980-05-24 | |
DE19803047439 DE3047439A1 (de) | 1979-05-31 | 1980-05-24 | Fluorierte vinylaetherverbindungen, ihre herstellung und verwendung |
DE3047438A DE3047438C2 (de) | 1979-05-31 | 1980-05-24 | Fluorierte Copolymerisate, ihre Herstellung und Verwendung |
CA000352704A CA1148566A (en) | 1979-05-31 | 1980-05-26 | Fluorinated copolymer and preparation thereof |
SE8003902A SE450000B (sv) | 1979-05-31 | 1980-05-27 | Sett att framstella ett fluorerat katjonbytarmembran innehallande savel karboxyl- som sulfonsyragrupper |
FI801734A FI68847C (fi) | 1979-05-31 | 1980-05-28 | Foerfarande foer framstaellning av ett nytt fluorerat katjonbytarmembran |
FR8011912A FR2465718B1 (fr) | 1979-05-31 | 1980-05-29 | Acide carboxylique fluore et son procede de preparation |
BR8003403A BR8003403A (pt) | 1979-05-31 | 1980-05-30 | Acido carboxilico fluorado ou seu derivado,processo de producao de acido carboxilico fluorado ou seu derivado,fluoreto de acido fluorado e processo de producao do mesmo,composto de eter vinilico fluorado e processo de preparacao do composto fluorado,copolimero fluorado e processo de producao de copolimero fluorado e processo para a producao de uma membrana de permuta cationica fluorada |
GB8017838A GB2053902B (en) | 1979-05-31 | 1980-05-30 | Fluorinated compounds |
GB8017804A GB2051831B (en) | 1979-05-31 | 1980-05-30 | Fluorinated copolymers and cation exchange membrane and process for producing the same |
IT8022469A IT1193943B (it) | 1979-05-31 | 1980-05-30 | Copolimero fluorurato e sua preparazione |
GB08221499A GB2123812B (en) | 1979-05-31 | 1980-05-30 | Fluorinated carboxylic acids and derivatives their production and their use to produce fluorinated acid fluorides |
NLAANVRAGE8003170,A NL187488C (nl) | 1979-05-31 | 1980-05-30 | Gefluoreerd copolymeer alsmede kationuitwisselend membraan dat onder toepassing daarvan is vervaardigd en vinylether geschikt voor de bereiding van het copolymeer. |
NO80801636A NO801636L (no) | 1979-05-31 | 1980-05-30 | Fluorert kopolymer og fremstilling derav |
FR8024131A FR2463123A1 (fr) | 1979-05-31 | 1980-11-13 | Ether vinylique fluore et son procede de fabrication |
PT7213080A PT72130B (en) | 1979-05-31 | 1980-11-28 | Novel fluorinated cation exchange membrane and process forproducing the same |
NO81810160A NO154921C (no) | 1979-05-31 | 1981-01-19 | Fremgangsmaate ved fremstilling av en kationbyttermembran. |
NO81810161A NO810161L (no) | 1979-05-31 | 1981-01-19 | Fluorerte syrefluorider. |
NO81810159A NO159174C (no) | 1979-05-31 | 1981-01-19 | Fluorerte kopolymerer, samt fremgangsmaate ved fremstilling derav. |
NO81810162A NO810162L (no) | 1979-05-31 | 1981-01-19 | Fluorerte vinyleterforbindelser. |
US06/330,608 US4536352A (en) | 1979-05-31 | 1981-12-14 | Perfluoro vinyl ethers |
SU813367933A SU1230464A3 (ru) | 1979-12-26 | 1981-12-23 | Способ получени фторангидрида фторированной кислоты |
FR8212640A FR2514010B1 (fr) | 1979-05-31 | 1982-07-20 | Copolymere fluore, son procede de preparation et son utilisation dans la preparation d'une membrane d'echange de cations |
GB08221735A GB2118541B (en) | 1979-05-31 | 1982-07-27 | Fluorinated vinyl ethers and their preparation |
US06/527,746 US4613467A (en) | 1979-05-31 | 1983-08-30 | Fluorosulfonylperfluoroalkyl compounds |
US06/527,818 US4511518A (en) | 1979-05-31 | 1983-08-30 | Perfluorinated fluorosulfonylalkyleneoxy-2-propanoyl fluoride and hexafluoroepoxide addition compounds |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16817979A JPS5911582B2 (ja) | 1979-12-26 | 1979-12-26 | フツ素化酸フツ化物及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5692263A JPS5692263A (en) | 1981-07-25 |
JPS5911582B2 true JPS5911582B2 (ja) | 1984-03-16 |
Family
ID=15863246
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16817979A Expired JPS5911582B2 (ja) | 1979-05-31 | 1979-12-26 | フツ素化酸フツ化物及びその製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5911582B2 (ja) |
SU (1) | SU1230464A3 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06178384A (ja) * | 1992-12-05 | 1994-06-24 | Karasawamakoto Kenchiku Onkyo Sekkei Jimusho:Kk | ネックスピーカ装置 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ATE482929T1 (de) | 2003-07-04 | 2010-10-15 | Asahi Glass Co Ltd | Verfahren zur herstellung fluorierter sulfonylfluoride |
RU2475477C1 (ru) * | 2011-12-09 | 2013-02-20 | Закрытое акционерное общество научно-производственное Объединение "ПиМ-Инвест" (ЗАО НПО "Пим-Инвест") | Новый способ получения 2-фторсульфонилтетрафторэтилтрифторвинилового эфира |
WO2022059682A1 (ja) * | 2020-09-16 | 2022-03-24 | Agc株式会社 | 含フッ素エーテル化合物の製造方法 |
-
1979
- 1979-12-26 JP JP16817979A patent/JPS5911582B2/ja not_active Expired
-
1981
- 1981-12-23 SU SU813367933A patent/SU1230464A3/ru active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06178384A (ja) * | 1992-12-05 | 1994-06-24 | Karasawamakoto Kenchiku Onkyo Sekkei Jimusho:Kk | ネックスピーカ装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
SU1230464A3 (ru) | 1986-05-07 |
JPS5692263A (en) | 1981-07-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA1148566A (en) | Fluorinated copolymer and preparation thereof | |
US4526948A (en) | Fluorinated vinyl ethers, copolymers thereof, and precursors thereto | |
CA1185398A (en) | Fluorinated cation exchange membrane and process for producing the same | |
JPH0234935B2 (ja) | ||
CN113166304B (zh) | 含有氟磺酰基的含氟聚合物的制造方法、含有盐型磺酸基的含氟聚合物的制造方法及含有酸型磺酸基的含氟聚合物的制造方法 | |
JPH0347273B2 (ja) | ||
JPH11506149A (ja) | 置換トリフルオロスチレン組成物 | |
JP7148787B2 (ja) | 新規含フッ素化合物 | |
GB2053902A (en) | Novel Fluorinated Compounds | |
US4687821A (en) | Preparation, decarboxylation and polymerization of novel acid fluorides and resulting monomers | |
JP4894154B2 (ja) | フルオロスルホニル基を含有する化合物の重合体 | |
JPS5911582B2 (ja) | フツ素化酸フツ化物及びその製造方法 | |
US4474899A (en) | Process for preparing ester fluorinated ion exchange polymer precursor by acid treatment of ether | |
JPS5911581B2 (ja) | フツ素化ビニルエ−テル化合物及びその製法 | |
US4675453A (en) | Process and intermediates for fluorinated vinyl ether monomer | |
JPS5910658B2 (ja) | 新規なフツ素化ビニルエ−テル化合物及びその製法 | |
US4556747A (en) | Fluorinated vinyl ethers, copolymers thereof, and precursors thereto | |
JPS5912116B2 (ja) | 新規なフッ素化酸フッ化物及びその製造方法 | |
JP7339573B2 (ja) | 新規含フッ素化合物 | |
US4590015A (en) | Fluorinated polyether carboxylic acid fluorides | |
KR840000963B1 (ko) | 불소화 비닐 에테르 화합물의 제조방법 | |
JPS6258382B2 (ja) | ||
JPS58213749A (ja) | 新規なフツ素化カルボン酸誘導体及びその製造法 | |
JPS6128687B2 (ja) | ||
JPH031389B2 (ja) |