JPS59115330A - 水溶性樹脂の製造方法 - Google Patents

水溶性樹脂の製造方法

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JPS59115330A
JPS59115330A JP22369882A JP22369882A JPS59115330A JP S59115330 A JPS59115330 A JP S59115330A JP 22369882 A JP22369882 A JP 22369882A JP 22369882 A JP22369882 A JP 22369882A JP S59115330 A JPS59115330 A JP S59115330A
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幸平 後藤
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康之 下里
Hiroharu Ikeda
池田 弘治
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Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
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  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は水溶性樹脂の製造方法に関する。
従来、耐熱性の優れた水溶性樹脂としては、樹脂自体は
水溶性ではないが、樹脂に結合した親水性基、例えばカ
ルボキシル基、アミノ基などをそれぞれ塩基または酸と
反応させて造塩し、水溶性樹脂としたものが知られてい
る。これらの水溶性樹脂は、ポリアミド樹脂、ポリエス
テル樹脂、ポリエステルアミド樹脂、ポリアミドイミド
樹脂、ポリイミド樹脂についてそれぞれ知られているが
、これらの樹脂に塩基または酸を反応させると、副反応
として樹脂自体の加水分解を生じ、主鎖の切断がおこる
という問題がある。このため、反応条件を厳密にコント
ロールする必要があり、また得られる水溶性樹脂の保存
安定性にも問題があった。
一方、重付加反応または重縮合反応を行う際に、親水性
のアミノ基やカルボキシル基を多置換したモノマーを用
いて、水溶性ポリイミド樹脂を合成する試みも行なわれ
ている(例えば特開昭55−62926号、特開昭56
−26952号)−0しかしながら、これらのモノマー
の合成は製造工程が繁雑であり、工業的な方法とはいえ
ないのが現状である。
本発明者らは耐熱性の水溶性樹脂に関して鋭意研究の結
果、特定の化学構造を有するテトラカルボン酸またはそ
の無水物とジアミンとの反応生成物であるポリアミック
酸のカルボキシル基の1部または全部を、塩基で中和す
ることにより耐加水分解性の優れた水溶性樹脂が得られ
、しかもこの水溶性樹脂は、加熱処理により、耐熱性に
優れたポリイミド化合物とすることができることを見出
し、本発明に到達した。
本発明の目的は、耐熱性の優れたポリイミド化合物の前
駆体である耐加水分解性の優れた水溶性樹脂の製造方法
を提供することである。
本発明の水溶性樹脂の製造方法は、2,3.5−トリカ
ルボキシ−シクロペンチル酢酸またはその無水物とジア
ミンとの反応生成物であるポリアミック酸のカルボキシ
ル基の1部または全部をアンモニアおよび/または有機
塩基化合物で中和することを特徴とする。
本発明に使用される2、3.5−トリカルボキシ−シク
ロペンチル酢酸(以下、TCAと称する)は、例えばジ
シクロペンタジェンをオゾン分解し、過酸化水素で酸化
する方法(英国特許第872355号、J、Org、C
hem、28 (10)25’37.1963) 、ま
たはジシクロペンタジェンを水和して得られるヒドロキ
シ−ジシクロペンタジェンを硝酸酸化する方法(西独特
許第1078120号)などによって製造することがで
きる。T CAは無水物(通常は2無水物)として用い
るのが重合反応の点から好ましい。
またTCAまたはその無水物と反応させるジアミンは、
一般式 H,N −R−N Hユ で示される化合物(
Rは2価の脂肪族、脂環族または芳香族基)である。
上記一般式における好ましいRば、例えば1 3X4 (式中、xl、Xユ、×3および×4は同一または異な
り、HまたはCH3であり、YはCHユ、C,H,+、
0、CI]3CF3 S、−(、−、−(、−、SQユまたはC0NHでCH
3CF3 あり、nは0または1を示ず。)で示される芳香族基、
例えば、−(CH,)□−1−(CH2)3−1−(C
Hl)4−1−(CHよ)5−1−(CH2)6−1−
(CHよ)7−1−(CH2)fI−1−(CH,>9
−CH3 CH3 で示される炭素数6〜13の脂肪族もしくは脂環族炭化
水素基またはノルボルナン誘導体炭化水素基であり、本
発明の製造方法によって得られる水溶性樹脂を熱処理す
ることによってイミド化させたときの耐熱性をさらに向
上するためには、Rは芳香族基であることが好ましい。
上記ジアミンの具体例としては、パラフェニレンジアミ
ン、メタフェニレンジアミン、4.4′−ジアミノジフ
ェニルメタン、4.4′−ジアミノジフェニルエタン、
2,2−ジ(P−アミノフェニル)へキサフロロプロパ
ン、4.4’−ジアミノジフェニルプロパン、ヘンジジ
ン、4.4’−ジアミノジフェニルスルフィド、4,4
′−ジアミノジフェニルスルホン、4,4′−ジアミノ
ジフェニルエーテル、■、5−ジアミノナフタレン、3
,3′−ジメチル−4,4′−ジアミノビフェニル、3
,4′−ジアミノヘンズアニリド、3.4′−ジアミノ
ジフェニルエーテル、2,3−ジアミノトルエン、2.
4−ジアミノトルエン、3,4−ジアミノトルエン、2
,6−ジアミノトルエン、3. 5−ジアミノトルエン
、2.5−ジアミノトルエン、メタキシリレンジアミン
、およびパラキシリレンジアミン、エチレンジアミン、
プロパンジアミン、テトラメチレンジアミン、ヘキザメ
チレンジアミン、ヘプタメチレン、オククメチレンジア
ミン、ノナメチレンジアミン、4.4′−ジメチルへブ
タメチレンジアミン、1,4−ジアミノシクロヘキサン
、テトラヒドロジシクロペンタジエニレンジアミン、ヘ
キサヒドロ−4,7−メタノインダニレンシメチレンジ
アミン、1−リシクロ(6,2゜1.0 〕−ウランデ
シレンジメチルジアミンを挙げることができる。これら
は単独または混合して用いることができる。
これらTCAまたは無水物とジアミンとの反応に用いら
れる溶媒は、生成するポリアミック酸を熔解させるもの
であれば特に制限はない。これらの溶媒としては、例え
ばジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−
メチル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキシド、テト
ラメチル尿素、δ−ブチロラクトン等の双極子極性溶媒
が用いられる。また一般的に高沸点のこれらの溶媒のほ
か、底沸点溶媒もポリアミック酸が析出しない範囲に混
合して用いることができる。これらの底沸点溶媒として
は、具体的にはアルコール類、フェノール類、ケトン類
、エーテル類、例えばエチルアルコール、イソプロピル
アルコール、プロピレングリコール、1,4′−ブクン
ジオール、トリエチレングリコール、エチレングリコー
ル七ツメチルエーテル、フェノール、クレゾール、メチ
ルエチルケトン、テトラヒドロフラン、ジオキサン等が
挙げられる。
TCAまたはその無水物とジアミンとの反応割合は当モ
ルで行うのが好ましいが、本発明の目的が達成される限
り、これらのモノマーの比率を若干変動させてもよい。
高分子量のポリアミック酸を得るためには、通常テトラ
カルボン酸またはその無水物1モルに対してし゛アミン
0.フル1.3モル程度使用する。また片末端のジアミ
ン、ジカルボン酸またはその%水物を添加して分子量を
調整することができる。また反応は通常、溶媒中で行う
が、溶媒の使用量はTCAまたはその無水物とジアミン
に対して0.5〜20重量倍が好ましい。
本発明で用いられるポリアミック酸を製造する際の反応
温度は、T CAとその無水物のどちらを出発原料にす
るかによって異なり、TCAを原料とする場合には脱水
縮合を行なわせるために、通常、50〜300°C1好
ましくは100〜25o゛℃で反応を行なうのが効果的
である。一方、′「cA無水物を原料とする場合には重
付加反応であり、必ずしも高温で反応させる必要はなく
、通常は0〜100°Cで反応を行なえばよい。
上記反応でiMられるポリアミック酸は、一般に下記一
般式(1)で示される繰返し構造単位または下記一般式
(1)で示される繰返し構造単位と下記一般式(旧で示
される繰返し構造羊位を有するが、 (式中、Rは2価の脂肪族、脂環族または芳香族 久、
基、Rは を示す。) 上記の外に下記一般式(III)、(IV)、(V)ま
たは(Vl)で示される繰返し構造単位が一部存在して
も差支えない。
CHユ 得られるポリアミック酸は溶媒に熔は易く、かつポリア
ミック酸の1部がイミド化しても溶媒に溶けるために溶
液状態で非常に安定なものである。
上述のようにして得られるポリアミック酸の還元粘度(
濃度1 g / 100 m 12ジメチルアセトアミ
ド、測定温度30℃)は、好ましくは0.05dl/g
以上、特に好ましくはo、 i〜100dl/gである
本発明の製造方法においては、このようにして得られた
ポリアミック酸のカルボキシル基の1部または全部をア
ンモニアおよび/または有機塩基化合物により中和して
水溶性樹脂とするが、有機塩基化合物としては、有機ア
ミンが好適なものとしてあげられる。なお、無機塩基化
合物は、耐加水分解性が劣り、またflられる水溶性樹
脂がイミド化されにくいので好ましくない。
有機アミンとしては、例えば解離定数pKaの値(水中
、25°C基準)が8.0以上の有機アミン、有機アミ
ンがポリアミンの場合は、第一段目の解離定数pKaが
8.0以上のポリアミンが好ましく、メチルアミン、エ
チルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン、ヘンシル
アミン、ジエチルアミン、ジエチレンジアミン、ピリジ
ン、ピコリン、ピペラジン、モルホリン、N−メチルモ
ルホリン、トリエチルアミン、モノエタノールアミン、
ジェタノールアミン、トリエタノールアミン等を例示す
ることができる。
これらのアンモニアまたは有機塩基化合物のうち、アン
モニアが容易に水溶性樹脂を与えること、および沸点の
低いこと等の作業性の点から特に好ましい。
本発明において中和反応の温度は、特に制限はないが、
通常、5〜80°C1好ましくは10〜50°Cの範囲
である。中和反応は、ポリアミック酸のカルボキシル基
を全部中和しなくてもポリアミック酸が水溶化する程度
以上中和すればよい。
アンモニアおよび/または有機塩基化合物の使用量は、
下記式で示される(アンモニアまたは有機塩基化合物)
/(ポリアミック酸)(当量比)が0.3以上、好まし
くは0.5以上となる量である。
なおアンモニアと有機塩基化合物を4M用する場合は、
それぞれの当量比の和をもって前記の当量比とする。
以下余白 (なお、上式のアンモニアまたは有機塩基化合物の塩基
性当量とはアンモニアであれば単官能であるのでアンモ
ニアの分子ft17に相当し、有機塩基化合物では、そ
の分子量を塩基性基の数で除した値のことである。) ポリアミ、り酸のカルボキシル基の中和反応は、ポリア
ミック酸の合成反応溶液からポリアミック酸を分離し、
アンモニアおよび/または有機塩基化合物の水または有
機溶媒溶液に加えることによって行なってもよく、また
はポリアミック酸の合成反応?g液にアンモニアおよび
/または有機塩基化合物を加えることによって行なって
もよく、中和反応の方法を・限定するものではない。中
和反応に用いる有機溶媒としては、例えばメタノール、
エタノール、プロパツール、テトラヒドロフラン、ジオ
キサン、エチレングリコール、プロピレングリコール、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、エチ
レングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコ
ールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチ
ルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル
、1so−プロペノール、■−ブタノール、5ec−ブ
チルアルコール、t−ブチルアルコールジメチルセルソ
ルブ、ジグライム、アセトアルデヒド、アセトン、エチ
レンカーボネート、アセトニトリル、フルフリルアルコ
ール、2−シアノエタノール等の水と混和しうる有機溶
媒を例示することができる。また中和反応開始時におけ
る反応?g SE中のポリアミック酸およびアンモニア
および/または有機塩基化合物の水または有ta ?8
媒中の濃度は特に限定するものではないが、有機溶媒1
00重量部に対してポリアミック酸が3〜70重量部、
およびアンモニアおよび/または有機塩基化合物が0.
05〜70重量部の濃度が好ましい。
上記のようにして製造した水溶性樹脂は反応後の溶液を
そのまま使用してもよく、また反応後の溶液から水溶性
樹脂を分離して使用することもできる。
本発明により得られる水溶性樹脂は、加熱処理すること
により、すなわちイミド化することにより耐熱性の優れ
たポリイミドとすることができる。
イミド化の温度は、一般的には水溶性樹脂のガラス転移
温度以上が好ましく、油密100〜500°Cである。
イミド化時の温度が高温の時には、窒素雰囲気下に行な
うことが、熱劣化防止の点から好ましい。なおイミド化
前に、溶媒等を除去、乾燥さゼるために予備的に加熱し
てもよい。
本発明の製造方法により得られる水溶性樹脂は、耐加水
分解性に優れ、しかもその加熱処理によりiQられるポ
リイミドの耐熱性が極めて優れているため、電線焼付は
塗料などの耐熱性絶縁塗料、耐熱性接着剤等の分野に有
用である。
以下、本発明を実施例によってさらに詳細に説明するが
、本発明はこれらの実施例によって制限されるものでは
ない。
実施例1 2.3.5−)リヵルホキシーシクロベンチル酢酸9.
8重量部と4.4′−ジアミノジフェニルエーテル8,
7重量部を、ジメチルアセトアミド81.5重量部中で
25℃で反応させ、得られた反応溶液を大過剰の水中に
注ぎ、ポリアミック酸を凝固析出させ乾燥した。次いで
ポリアミック酸5g(還元粘度1.58dl/g)を7
重量%アンモニア水20gに加え25°Cで攪拌し中和
反応により溶解させた。この水溶性樹脂の水溶液は一週
…1後も、白濁せず安定であった。
得られた水溶性樹脂の水溶液をアルミニウム板にスピン
コーティングにより均一に塗布した。これを170℃で
2o分間乾燥後、300″Cで1時間加熱処理してイミ
ド化させた。得られた塗膜は気泡もなく、均一な膜を形
成していた。次に基盤上の塗膜にカンタ−により切込み
を入れ、2■四方の基盤目25個を作り、セロハンテー
プを基盤目に貼りつけ、引きはがした後のはがれた基盤
目の数を数えたところ、0であり、基板との接着性の優
れた塗膜が形成されていることが分った。
実施例2 実施例1て得られた水溶性樹脂の水溶液を、JIs  
K684’9に準じて研摩した2つのアルミニウム棒の
円形断面に塗布し、圧着固定しながら乾燥さゼ、さらに
300 ’cで1時間加熱処理してイミド化を行ないア
ルミニウム同士を接着した。
接着後、室温て引張試験することにより、引張破断さ一
已、接着強度を求めた。また、耐熱性を評価するために
接ぎ後、450℃の空気雰囲気下に15分間熱老化させ
、老化後の室温の接着強度を求めた。これらの結果を第
1表に示す。
第  1  表 実施例3 2,3.5−)リカルボキシーシクロペンチル酢M9.
8重量部と、4,4′−ジアミノジフェニルメタン8.
6重量部を、N−メチル−2〜ピロリドン81.6重量
部中で25°Cで反応させ、得られた反応溶液を大過剰
の水中に注いでポリアミック酸を凝固析出させ、乾燥し
た。次いでポリアミック酸5g(還元粘度2.38dx
/g)を7重量%アンモニア水20gに加え25℃で攪
拌し中和反応により熔解させた。この水溶性樹脂の水溶
液は一週間後も、白濁せず安定であった。得られた水溶
液を用い、実施例2と同様にして接着試験を行なった。
その結果を第1表に示す。
実施例4 2.3.5−)リカルボキシーンクロペンチル酢酸21
.2重量部および4,4′−ジアミノジフェニルエーテ
ル18,8重量部をジメチルアセトアミド60重量部中
で25°Cで反応させ、得られたポリアミック酸溶液(
ポリアミック酸の還元粘度3.52di/g)に、10
重量%アンモニア水50m7!を加えて25℃で攪+’
p シ中和反応を行ない均一な/8液とした。得られた
均一な水溶性樹脂の水溶液を用い、実施例2と同様にし
て接着試験を行なった。その結果を第1表に示す。
実施例5 実施例1で得られたポリアミック酸5gを、トリエチル
アミンの10重量%水溶液20gに加え25°Cで攪拌
し、中和反応により溶解させた。得られた水溶性樹脂の
水/S′液を用い実施例2と同様にして接着aj(験を
行なった。その結果を第1表に示す。
実施例6 実施例3でG7られたポリアミックf%(5gをジエチ
ルアミンの10%水78?lZ20gに加え25゛Cで
攪I!t’ L、中和反応により/8Mさせた。得られ
た水溶性樹脂の水溶液を用い、実施例2と同様にして接
着試験を行なった。その結果を第1表に示す。
実施例7 実施例5で17られたポリアミック酸の水/8液を、銅
板上にスピンコーティングにより均一に塗布した。次い
で実施例1と同様にして乾燥、イミド化を行なった。得
られた伝映は気泡もなく、均一な膜を形成していた。さ
らに実施例1と同様にして基盤目のセロテープはく離試
験を行なったところ、は(離した基盤目の数は0であり
、基板との接着性が極めて良好な塗膜が形成されている
ことが分かった。
実施例8 2.3.5−トリカルボキシシクロペンチル酢酸9.5
重量部とへキサヒドロ4.フ〜メクノインダニレンジメ
チレンジアミン8.2重量部をジメチルアセトアミド8
2.3重量部中で25°Cで反応させた。得られた反応
溶液を大過剰の水中に注いでポリアミック酸を凝固析出
させ乾燥した。
次いで、ポリアミックffi5g(還元粘度1.02d
l/g)を3重量%アンモニア水10gに加え、25°
Cで攪拌し、中和反応により熔解させた。
得られた水溶性樹脂の水溶液を用い、実施例2と同様に
して接着試験を行った。室温の接着強度は96 kg 
/ cJであった。また300°Cの空気雰囲気下で1
時間熱老化させたときの老化後の室温の接着強度は88
 kg / cnlであり、耐熱性の接着剤として有用
であることがわかる。
実施例9 実施例8てiフられた水溶性樹脂の水溶液をアルミ板上
にスピンコーティングにより均一に塗布し、実施例1と
同様にしてイミド化を行った。得られた塗膜は、気泡も
な(均一な膜を形成していた。
さらに実施例1と同様にして基盤目のセロハンテープに
よるはく離試験を行ったところ、はく離した2T:盤目
の数↓よOであり、基板との接着性が極め′(良好な塗
月史が形I戊された。
比較例1 ピロ、”J〕1−rfj、9.8.i置部ト4. 4’
−’;−7ミノソフエニルエーテル9.0重量部をジメ
チルアセ1−アミド81.2重量部中で反応させ、得ら
れた反応/8液を大過剰の水中に注ぎ、ポリアミック酸
を凝固析出させ、乾燥した。
次いでポリアミック酸5g(還元粘度1.58d1/g
)’c1重量%アンモニア水20gに加え、25°Cで
攪拌し中和反応により熔解させた。しかし、均一な溶液
を形成した後、直ちに加水分解が進行し、不溶分が析出
して白濁してしまった。
上記実施例および比較例から明らかなように、本発明の
製造方法により得られる水溶性樹脂は、耐加水分解性に
優れ、しかもその加熱処理により得られるポリイミドの
接着性および耐熱性が極めて優れていることが分かる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2,3.5−トリカルボキシ−シクロペンチル酢
    酸またはその無水物とジアミンとの反応生成物であるポ
    リアミック酸のカルボキシル基の1部または全部をアン
    モニアおよび/または有機塩基化合物で中和することを
    特徴とする水溶性樹脂の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01242631A (ja) * 1988-03-24 1989-09-27 Japan Synthetic Rubber Co Ltd ポリイミド前駆体膜の製造方法
JP2013144750A (ja) * 2012-01-13 2013-07-25 Ube Industries Ltd ポリイミド前駆体水溶液組成物、及びポリイミド前駆体水溶液組成物の製造方法
CN109438702A (zh) * 2018-09-29 2019-03-08 苏州市新广益电子有限公司 一种用于fpc行业的tpi薄膜及其制备和加工方法

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