JPS5911262B2 - 高電圧発生装置 - Google Patents
高電圧発生装置Info
- Publication number
- JPS5911262B2 JPS5911262B2 JP3787278A JP3787278A JPS5911262B2 JP S5911262 B2 JPS5911262 B2 JP S5911262B2 JP 3787278 A JP3787278 A JP 3787278A JP 3787278 A JP3787278 A JP 3787278A JP S5911262 B2 JPS5911262 B2 JP S5911262B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- high voltage
- secondary winding
- core
- shield conductor
- voltage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Rectifiers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、高圧トランスと高圧整流回路とを備えた高電
圧発生装置の改良、特にその出力電流を正確に検出し得
る様に構成した高電圧発生装置に関する。
圧発生装置の改良、特にその出力電流を正確に検出し得
る様に構成した高電圧発生装置に関する。
先ず出力電流検出機能を備えた従来の高電圧発生装置を
第1図により説明すると、高圧トランス1はコア2に巻
装された1次巻線3と2次巻線4及びこれら巻線間に配
設されたシールド導体5を備え、2次巻線4の両端には
複数個のダイオード7とコンデンサ8とからなるコツク
クロフト・ウオルトン形の高圧整流回路6が接続されて
いる。
第1図により説明すると、高圧トランス1はコア2に巻
装された1次巻線3と2次巻線4及びこれら巻線間に配
設されたシールド導体5を備え、2次巻線4の両端には
複数個のダイオード7とコンデンサ8とからなるコツク
クロフト・ウオルトン形の高圧整流回路6が接続されて
いる。
そして該高圧整流回路6のアース側端子9と接地点10
との間には出力電流検出用の抵抗11が接続され、端子
9と抵抗11との接続点から検出端子12が導出されて
いる。尚、13は高圧出力端子である。斯かる構成の従
来の高電圧発生装置においては、シールド導体5は1次
巻線3と2次巻線4間を静電的にシールドするために直
接接地点1010に接続され、同様にコア2もその電位
をアース電位に固定するために直接接地点10、例えば
接地された金属製高電圧タンクに接続されている。しか
しこの様にコア2、シールド導体5のいずれもが導線に
よつて直接接地点10に接続された構15成にあつては
、出力電流により検出用抵抗11の両端に生じる検出電
圧は、出力電流に正確に対応した電圧値とはならない。
即ち実際に生じる検出電圧は第2図に示すように、出力
電流に対応する直流電圧に交流電源の周波数の交流電圧
が重畳されたものであり、この検出電圧から直流分のみ
を取り出すには大容量のフィルタが必要となり、特に高
圧出力電流を定電流制御するような場合にはそのフィル
タの時間遅れが問題となり好ましくない。このように、
検出用抵抗11に駆動周波数の交流電流が流れる理由は
次のように推定できる。即ち、高圧トランス1の2次巻
線4とコア2間、及び2次巻線4とシールド導体5間に
は図示するごとく分布容量Cl、C2が夫々存在するた
め、駆動交流電圧によつて、2次巻線4から分布容量9
0Cl及びC2、コア2及びシールド導体5、接地点1
0、検出用抵抗11及び2次巻線4の閉路で交流電流が
流れるためと考えられる。本発明は、このような閉路で
交流電流が流れるのを防止し、検出抵抗11には高圧出
力電流のみが流れるような回路を形成したことを特徴と
している。
との間には出力電流検出用の抵抗11が接続され、端子
9と抵抗11との接続点から検出端子12が導出されて
いる。尚、13は高圧出力端子である。斯かる構成の従
来の高電圧発生装置においては、シールド導体5は1次
巻線3と2次巻線4間を静電的にシールドするために直
接接地点1010に接続され、同様にコア2もその電位
をアース電位に固定するために直接接地点10、例えば
接地された金属製高電圧タンクに接続されている。しか
しこの様にコア2、シールド導体5のいずれもが導線に
よつて直接接地点10に接続された構15成にあつては
、出力電流により検出用抵抗11の両端に生じる検出電
圧は、出力電流に正確に対応した電圧値とはならない。
即ち実際に生じる検出電圧は第2図に示すように、出力
電流に対応する直流電圧に交流電源の周波数の交流電圧
が重畳されたものであり、この検出電圧から直流分のみ
を取り出すには大容量のフィルタが必要となり、特に高
圧出力電流を定電流制御するような場合にはそのフィル
タの時間遅れが問題となり好ましくない。このように、
検出用抵抗11に駆動周波数の交流電流が流れる理由は
次のように推定できる。即ち、高圧トランス1の2次巻
線4とコア2間、及び2次巻線4とシールド導体5間に
は図示するごとく分布容量Cl、C2が夫々存在するた
め、駆動交流電圧によつて、2次巻線4から分布容量9
0Cl及びC2、コア2及びシールド導体5、接地点1
0、検出用抵抗11及び2次巻線4の閉路で交流電流が
流れるためと考えられる。本発明は、このような閉路で
交流電流が流れるのを防止し、検出抵抗11には高圧出
力電流のみが流れるような回路を形成したことを特徴と
している。
即ち本発明では第3図の実施例で示す如く、コア2及び
シールド導体5を接地点10に直接゜り接続せず、高圧
整流回路6のアース側端子9に接続し、該端子9から検
出用抵抗11を介して接地点10に接続するようにした
ものである。
シールド導体5を接地点10に直接゜り接続せず、高圧
整流回路6のアース側端子9に接続し、該端子9から検
出用抵抗11を介して接地点10に接続するようにした
ものである。
この結果、分布容量C1、C2によつてコア2及びシー
ルド導体5と2次巻線4との間に流れる交流電流は、2
次巻線4から分布容量C1及びC2→コア2及びシール
ド導体5→アース側端子9→2次巻線4の閉路を流れ、
検出用抵抗11を流れないので検出用抵抗11の両端の
検出電圧はほぼ完全な直流となる。従つて斯かる実施例
によれば装置のコストを高めることなく極めて正確に出
力電流を検出することが可能になる。
ルド導体5と2次巻線4との間に流れる交流電流は、2
次巻線4から分布容量C1及びC2→コア2及びシール
ド導体5→アース側端子9→2次巻線4の閉路を流れ、
検出用抵抗11を流れないので検出用抵抗11の両端の
検出電圧はほぼ完全な直流となる。従つて斯かる実施例
によれば装置のコストを高めることなく極めて正確に出
力電流を検出することが可能になる。
また第4図に示す実施例は、高圧整流回路6として、n
個の2次巻線4a〜4nの夫々に2組のダイオード7と
2組のキヤパシタ8とを接続してなる倍電圧回路をn段
カスケード接続した両波倍重圧カスケード形整流回路を
採用し、上記実施例の様にシールド導体5を検出用抵抗
11を介して接地点10に接続すると共に、更に高圧ト
ランス1を囲むようにトランスシールド導体14を設け
てこれをも検出用抵抗11を介して接地点10に接続し
ていることにより、検出用抵抗11を流れる交流電流を
極めて小さく出来、出力電流を更に正確に検出すること
が可能になる。
個の2次巻線4a〜4nの夫々に2組のダイオード7と
2組のキヤパシタ8とを接続してなる倍電圧回路をn段
カスケード接続した両波倍重圧カスケード形整流回路を
採用し、上記実施例の様にシールド導体5を検出用抵抗
11を介して接地点10に接続すると共に、更に高圧ト
ランス1を囲むようにトランスシールド導体14を設け
てこれをも検出用抵抗11を介して接地点10に接続し
ていることにより、検出用抵抗11を流れる交流電流を
極めて小さく出来、出力電流を更に正確に検出すること
が可能になる。
なお上記コア、シールド導体、トランスシールド導体の
いずれか1つのみを高圧整流回路のアース端子側点に接
続するだけでも、従来に比べて検出用抵抗を流れる交流
電流を大幅に減少させることができることは明らかであ
ろう。
いずれか1つのみを高圧整流回路のアース端子側点に接
続するだけでも、従来に比べて検出用抵抗を流れる交流
電流を大幅に減少させることができることは明らかであ
ろう。
以上述べた様に本発明によれば、コア、1次、2次巻線
間を静電シールドするためのシールド導体、トランスシ
ールド導体の内の少くとも1個を出力電流検出用抵抗を
介して接地点に接続しているので、該検出用抵抗を通流
する交流電流を著しく低減することが出来、従つて出力
電流の検出精度を向上させることが出来る。
間を静電シールドするためのシールド導体、トランスシ
ールド導体の内の少くとも1個を出力電流検出用抵抗を
介して接地点に接続しているので、該検出用抵抗を通流
する交流電流を著しく低減することが出来、従つて出力
電流の検出精度を向上させることが出来る。
第1図は従来の高電圧発生装置を示す図、第2図は検出
用抵抗を流れる電流を説明するための図、第3図及び第
4図は夫々本発明に係る高電圧発生装置の別々の一実施
例を示す図である。 1・・・・・・高圧トランス、2・・・・・・コア、3
・・・・・・1次巻線、4・・・・・・2次巻線、5・
・・・・・シールド導体、6・・・・・・高圧整流回路
、10・・・・・・接地点、11・・・・・・検出用抵
抗、12・・・・・・検出端子、14・・・・・・トラ
ンスシールド導体。
用抵抗を流れる電流を説明するための図、第3図及び第
4図は夫々本発明に係る高電圧発生装置の別々の一実施
例を示す図である。 1・・・・・・高圧トランス、2・・・・・・コア、3
・・・・・・1次巻線、4・・・・・・2次巻線、5・
・・・・・シールド導体、6・・・・・・高圧整流回路
、10・・・・・・接地点、11・・・・・・検出用抵
抗、12・・・・・・検出端子、14・・・・・・トラ
ンスシールド導体。
Claims (1)
- 1 コアと該コアに巻装された1次巻線と2次巻線とを
少くとも有する高圧トランス、上記2次巻線に接続され
た高圧整流回路及び該高圧整流回路と接地点との間に接
続された電流検出用抵抗とを備えた高電圧発生装置にお
いて、上記高圧トランスのコア、上記1次巻線と2次巻
線との間に配設されるシールド導体、上記高圧トランス
を囲むように配設されたトランスシールド導体の内の少
くともいずれかが上記電流検出用抵抗器を介して接地点
に接続されたことを特徴とする高電圧発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3787278A JPS5911262B2 (ja) | 1978-03-31 | 1978-03-31 | 高電圧発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3787278A JPS5911262B2 (ja) | 1978-03-31 | 1978-03-31 | 高電圧発生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS552302A JPS552302A (en) | 1980-01-09 |
JPS5911262B2 true JPS5911262B2 (ja) | 1984-03-14 |
Family
ID=12509615
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3787278A Expired JPS5911262B2 (ja) | 1978-03-31 | 1978-03-31 | 高電圧発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5911262B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103475201A (zh) * | 2013-09-11 | 2013-12-25 | 昆山新金福精密电子有限公司 | 一种整流电路 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2552163B2 (ja) * | 1988-02-12 | 1996-11-06 | オリジン電気株式会社 | 高電圧浮動荷電回路を備えた直流高電圧発生装置 |
JP5338171B2 (ja) * | 2008-07-22 | 2013-11-13 | 富士電機株式会社 | スイッチング電源 |
US10546718B2 (en) | 2015-12-08 | 2020-01-28 | Hitachi High-Technologies Corporation | High voltage power supply device and charged particle beam device |
-
1978
- 1978-03-31 JP JP3787278A patent/JPS5911262B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103475201A (zh) * | 2013-09-11 | 2013-12-25 | 昆山新金福精密电子有限公司 | 一种整流电路 |
CN103475201B (zh) * | 2013-09-11 | 2016-02-10 | 昆山新金福精密电子有限公司 | 一种整流电路 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS552302A (en) | 1980-01-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR940007081B1 (ko) | 3권선 초크코일을 구비한 pwm-제어형 전원장치 | |
US4667173A (en) | Line filter | |
EP0172254A1 (en) | High frequency noise absorbing circuit | |
US5187737A (en) | Power supply device for X-ray tube | |
JPS59153176A (ja) | 高電圧発生装置 | |
EP0410526A1 (en) | Generator for generating an electric voltage | |
US4725739A (en) | AC branch power distribution filter | |
US2731589A (en) | High voltage apparatus | |
JPS5911262B2 (ja) | 高電圧発生装置 | |
JPS6358429B2 (ja) | ||
US6621670B2 (en) | Ground fault protection circuit for discharge tube lighting circuit | |
US4584637A (en) | Multiple step-up rectifier circuit | |
CA1100173A (en) | Internal combustion engine ignition noise preventing device | |
US4912447A (en) | Transformer with channels in bobbin | |
USRE25347E (en) | Electrical pulse divider | |
JPS6113699A (ja) | 電気機器のシ−ルド | |
JPS6021920Y2 (ja) | 放電灯点灯装置 | |
JP2814016B2 (ja) | X線電源装置 | |
SU1746488A1 (ru) | Источник вторичного электропитани | |
JPH04190624A (ja) | 内部故障検出装置を内蔵した直流コンデンサ | |
JP2504329B2 (ja) | 多段式絶縁変圧器型高電圧発生装置 | |
JP2711930B2 (ja) | X線電源装置 | |
JP2814014B2 (ja) | X線電源装置 | |
JP2631165B2 (ja) | X線電源装置 | |
JPS6230472Y2 (ja) |