JPS5911083B2 - 情報用ビ−ム検出光学系を有する走査光学系 - Google Patents

情報用ビ−ム検出光学系を有する走査光学系

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JPS5911083B2
JPS5911083B2 JP51030492A JP3049276A JPS5911083B2 JP S5911083 B2 JPS5911083 B2 JP S5911083B2 JP 51030492 A JP51030492 A JP 51030492A JP 3049276 A JP3049276 A JP 3049276A JP S5911083 B2 JPS5911083 B2 JP S5911083B2
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scanning
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尚登 河村
和也 松本
喬 北村
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はレーザー等の光源部より発せられる走査用ビー
ムを回転多面鏡あるいは振動ミラーの如き光偏向器で偏
向し結像レンズで走査面上に前記走査用ビームを結像さ
せることにより走査を行なう光学系に於て、前記偏向器
により走査される各走査毎の走査用ビームの一部を取り
出して情報を得るための情報用ビーム検出光学系を有す
る走査光学系に関するものである。
従来回転多面鏡や振動ミラーにより走査用のビームを偏
向し、走査面を走査する走査光学系に於て、走査用ビー
ムの一部を取り出して種々の情報を検知することは知ら
れている。
この様に走査用ビームの一部を情報用ビームとして検知
する場合情報用ビームを精度良く検知しなければならな
いが、特に検知しようとする情報の種類、例えば走査面
に於て表示又は書き込み等の走査の開始を指示する同期
用信号を得る場合又は偏向器が所定の速度で作動してい
るか否かを測定する信号を得る様な場合には特に情報用
ビームを精度良く検知することが必要とされる。但し前
記情報ビームの検出精度とは情報ビームが受光素子を通
過する際に受光素子が情報ビームを検知するタイミング
の精度を指すものである。第1図に示す装置は上記同期
用信号として情報用ビームを取るものであり、情報用ビ
ームを取り出す光学系としては光偏向器で偏向された走
査用の結像レンズを通過した光束で、走査面の必須走査
領域を走査する有効光束以外の光束を取り出すものであ
る。第1図に於てレーザー光源1より出た光は制御回路
2により制御された光変調器3により制御回路2からの
信号に応じた光変調を受けた後ビームエクスパンダー4
によりビーム径を広げられ回転多面鏡5に入射する。回
転多面鏡5で偏向された光ビームは結像レンズ6により
走査面である表示面或いは記録面T上に結像する。8は
受光素子で回転多面鏡5による走査像が一走査に於て記
録面Tより先に受光素子8に入る様に構成されている。
回転多面鏡5の反射光の内同期を取るための情報用ビー
ム9は必須走査領域外の光束で結像レンズ6及びナイフ
エッジ10を通過した後受光素子8に入射する。受光素
子8に光束が入射すると検出器11によりその立上りを
検出しタイマー回路が作動し始める。所定の時間を経過
した後、制御回路2が作動し始め一走査分に相当する信
号が順次光変調器3へ送り込まれる。このタイミング操
作を多面鏡の面毎に行なうことにより、回転鏡の分割面
のばらつきが走査に及ぼす悪影響を補正している。第1
図に示す如く走査用の結像レンズを介して情報用ビーム
を取り出す方法は情報用の結像レンズ系が小画角で短焦
点レンズ系が必要とされる様な場合には特に不都合な点
が生じてくる。
走査用の結像レンズに小画角で短焦点のレンズを用いる
必要性が生じる場合は例えば走査面がマイクロフイルム
の如き走査巾の狭いものに高分解能の光束で書き込み又
は表示を行なう場合がある。走査面上での走査光束のス
ポット径の半径φはλを走査ビームの波長、βを走査面
上に結像される走査ビλームの集光角とするとψ=1.
22X二ー一で表わSinβされる。
故にλを一定とすれば短焦点レンズにすることによりS
inβが大きくなりψが小さくなるのでスポット径の小
さな高分解能の走査ビームが得られる。又結像レンズの
焦点距離をfとすると画角θの光束は走査面上のy=f
・θの位置に像を結ぶ。但しyは結像レンズの光軸を原
点として測つた像高である。今一走査線上必要とする分
解点数をN、結像レンズの最大画角を片側θMaxとす
ると一点当りの角度(分解角)は2θMax/Nとなる
。従つて一点当りの像面上の大きさlはl=2・f・θ
Max/Nとなり焦点距離f或いは最大画角θMaxが
小さくなればlは小さくなる。従つて一点当りの像面上
の大きさlが小さいために受光素子の取り付けに要求さ
れる位置精度は厳しくなり、特に上述した如くマイクロ
フイルムの様に高分解能の走査光束で小画角の走査の場
合にはナイフエツジを含めた受光素子はビーム走査方向
に対し数μ〜数分の1μの振巾の振動も許されない。又
結像レンズの焦点距離fが小さい場合には焦点深度も必
然的に小さくなるので走査ビームの云播方向に対するナ
イフエツジ取付位置の精度も相当厳しいものが要求され
る。更に受光素子の受光部の長さが普通数分の1m似上
であるので受光素子の大きさに比して走査ビームのスポ
ット径が極端に小さくなり、受光部の不均質性等により
出力が変化し同期誤差を起すことがある。本発明は上記
従来の情報用ビーム取り出し光学系に於ける欠点の改良
を目的とするものである。
本発明に於ては上記欠点を改良するために走査用の結像
レンズの他に情報用ビーム結像レンズを設け、走査用ビ
ーム結像レンズの特性により情報用ビームが影響を受け
ない様にしたもので、走査用ビーム結像レンズに比して
情報用ビーム結像レンズの焦点を長くしたことによりナ
イフエツジを含めた受光素子の取付精度並びに位置精度
を緩和したものである。更に本発明に於ては情報用ビー
ムを取り出すために光偏向器と走査用結像レンズの間に
種々の情報用ビーム取り出し部材を設け、該部材を介し
て情報用ビームを前記情報用ビーム結像レンズに導くも
のである。
この情報用ビーム取り出し部材は不慮の振動に対しても
該部材に入射する光束の方向に対して該部材から出射す
る光束の方向が常に所定の関係を保持可能とするもので
ある。この情報用ビーム取り出し部材は大別すると三種
類の部材がある。その部材とは該部材に入射する光束と
同じ方向へ出射光束を導く第1の部材、該部材に入射す
る光束の入射方向とは全く逆の方向に出射光束を導く第
2の部材、該部材に入射する光束の入射方向に対して該
入射光束の平面内又は該平面と平行な面内で所望の方向
に出射光束を導く第3の部材である。更に上記光ビーム
取り出し部材を詳述すると入射する情報用ビームの方向
と出射する情報用ビームの方向が同じ方向をとる様な前
記第1の情報用ビーム取り出し部材は互いに平行なる面
から成る反射面を有する光学部材であり、該光学部材に
入射した情報用ビームは該部材内で偶数回反射した後に
出射する様に設ければ、該部材が不慮の振動により振動
しても情報用ビームの入射方向に対する出射方向は常に
一致する様に保たれる。
入射する情報用ビームの方向に対して出射する情報用ビ
ームの方向を全く逆の方向に導く様な第2の情報用ビー
ム取り出し用部材はコーナーキユーブ又は前記平行なる
反射面から成る光学部材とコーナーキューブの組み合わ
せであり、該情報用ビーム取り出し部材が不慮の振動に
より振動しても情報用ビームの入射方向に対して出射方
向は常に正反対の方向に保たれる。
情報用ビーム取り出し部材に入射する情報用ビームを含
む面又は該面と平行な面内で所望の方向に情報用ビーム
を導くことの可能な第3の情報用ビーム取り出し部材は
、該部材に入射する情報用ビームを含む面に対して垂直
な面であるが互いに平行でない二面をその一部に有し、
該二面より成る反射系を一度は介して情報用ビームを射
出させるものであり、情報用ビームは該情報用ビーム取
!り出し部材内で偶数回反射された後に出射する。
更に上記情報用ビーム取り出し部材として、通常光偏向
器の破壊等から装置を保護するために光偏向器を囲つて
いるケースに付設されている光ビームを通過させるため
のガラス部材が適用可能で 1ある。本発明に使用する
情報用ビーム取り出し部材は該部材が走査の記録又は表
示等を開始する信号を得るための同期用ビームを取り出
す場合には、情報用ビームを必須走査領域を走査する有
効光束とは時間的に分離して検出せねばならない。
従つて同期用のビームを検出する場合には情報用ビーム
は前記有効光束以外の走査ビームを取り出さなくてはな
らない。以後本発明を詳述する。
第2図は本発明に係る光学系の一実施例を示す平面図で
ある。第2図に於てレーザー等の光源21からの光束は
コンピユータ一等からの指令により入射光束を変調する
変調器22を介した後ビームエクスパンダ一23により
光束系を広げられ回転多面鏡24に入射する。回転多面
鏡24で偏向された有効光束27は走査用結像レンズ2
5を通過し走査面26上に結像される。一方前記必須走
査領域を走査する有効光束27以外の光束の一部を情報
用ビーム28として取り出し前記走査用結像レンズ25
よりも焦点距離の長い情報用ビーム結像レンズ29によ
り受光素子30上に結像される。尚31はナイフエツジ
である。今情報用ビーム結像レンズ29の焦点距離をF
T、走査用結像レンズ29の焦点距離をfとすると、受
光素子面30上に於ける像の大きさは走査面26に於け
る大きさの!工倍に対応する。f従つてFT>fと設定
すれば受光素子面上に於ける像の大きさは走査面上の像
の大きさよりも拡大される。
このとき情報用ビーム結像レンズ29によるスポツト径
は、該レンズに収差がなければ回折により前記走査用結
像レンズによるスポツト径FTの一倍となる。
従つて走査面26と受光素子面fフ 30に於ける結像状態を比較すると、走査面26fT上
に於ける結像状態を空間的に一倍した状態がf受光素子
面30上に現われている。
故にナイフエッジ31及び受光素子の位置設定は容易に
なり、両者の相対的振動に対しても情報用ビーム検出の
タイミング誤差は小さくなる。又受光素子30の面上で
はスポット径が拡大されるために、受光部の不均質性も
平均化され情報用ビームを検出する場合のタイミング誤
差は生じない。第3図ぱ本発明に係る光学系の他の実施
例を示す部分平面図で、以後本発明に係る発明の実施例
に付された同一の番号は同一の部材を示すものとする。
第3図に於ては回転多面鏡24と走査用結像レンズ25
の間にハーフミラー32を設けて情報用ビーム28を取
り出すもので、情報用ビーム28が前記ハーフミラーで
反射される際完全に有効光束27と分離されていれば情
報用ビーム28が反射されるハーフミラー面の部位は全
反射面としても良い。又有効光束27と情報用ビーム2
8が完全に分離されている場合には、情報用ビームが反
射される位置に情報用ビーム28を反射するだけの大き
さの全反射鏡を設けるだけでも良い。第4図より第15
図にかけて示す本発明の実施例は情報用ビーム取り出し
部材として該部材が振動した場合でも該部材に入射する
光束の方向に対して出射する光束の方向を常に所定の関
係に保持する様な部材を用いた場合の実施例である。第
4図A,Bは前述した本発明に係る光学系に第1の情報
用ビーム取り出し部材を適用した光学系の一実施例を示
す概略図で、第4図Aは光学系の斜視図を、第4図Bは
光学系の平面図を示すものである。第4図A,Bに於て
レーザー光源21からの光束はコンピユータ一等からの
信号により該光束を変調する変調器22を通過後、ビー
ムエクスパンダ一23でその光束径を拡大される。ビー
ムエクスパンダ一23からの光束は、回転多面鏡24の
破壊等に対して他の装置を防護するために回転多面鏡を
囲つているポリゴンボツクス33の入射窓34から回転
多面鏡24に入射する。回転多面鏡で反射される光束は
前記ポリゴンボツクス33の出射窓35を通過し結像レ
ンズ25により走査面26上に結像される。ポリゴンボ
ツクス33の入射窓34及び出射窓35は走査ビームを
通過させるためにガラスプロツクで構成されている。前
記出射窓35は情報用ビーム取り出し部材を兼ねていて
出射窓35は平行平面36,37を有する。情報用ビー
ム28は前記出射窓の平行平面36,37の一部に設け
られた反射面36a,37aで反射された後出射窓から
射出する。このとき前記反射面37aは情報用ビーム2
8が反射面37aに入射する際記録又は表示用の有効光
束27と完全に分離されておれば全反射ミラーとして、
又情報用ビームと有効光束が分離されていない場合は反
射面37aはハーフミラーに構成する。この様に反射さ
せる理由は、情報用ビーム28を走査面上に於ける走査
ビームの走査開始の同期用信号として得ようとする様な
場合にはその同期を精密に得るためには記録又は表示用
の有効光束27外の光束で、該有効光束と画角の近接し
た光束を用いた方が誤差が少ないためで、そうした場合
結像レンズ25を保持する金枠等でケラレない様にする
ことと又有効光束と空間的に完全に分離できる様にする
ためである。このことは以後述べる本発明の他の実施例
についても同じことである。この様にして出射した情報
用ビーム28はその焦点距離が前記結像レンズ25より
も長くした本発明に係る情報用ビーム結像レンズ29に
より結像され回転多面鏡24の回転に伴つて偏向されナ
イフエツジ31を通り受光素子30に入射する。次にこ
の情報用ビーム取り出し部材35が振動により傾いた場
合を考えてみる。第5図は情報用ビーム取り出し部材3
5を示す図で、面36を経て面37へ入射する光束のベ
クトルを盲一(a1、A2、A3)とする。面37に於
ける面法線を表わす単位ベクトルを了=(11、12、
13)、面36に於ける面法線を表わす単位ベクトル髪
?=(m1、M2、M3)とすると、反射の法則により
面37で反射された後面36で反射される光線のベクト
ル〜=(A7l、a″2)A73)は)で表わされる。
この場合面36及び面37は平行であり1=−mとなる
ので(1)式はとなる。
従つて反射面36で反射され面37から出射する光束の
方向は面36の方向によらず常に該部材35に入射する
入射光と同じ方向に出射することが分る。このため情報
用ビーム取り出し部材の両面を平行にしておけば情報用
ビームは取り出し部材の変位振動に対して角度的に変化
を受けない。故に情報用ビーム結像レンズ29による像
の位置は不変となり、情報用ビーム取り出し部材の振動
に基づく情報取り出し誤差は生じない。第6図は本発明
の光学系に前記第1の情報用ビーム取り出し部材を用い
た場合の他の実施例で、情報用ビーム取り出し部材及び
情報用ビーム結像レンズ29の周辺部を示す部分平面図
である。第6図に示す情報用ビーム取り出し部材38は
情報用ビーム結像レンズ29と走査用結像レンズ25を
離して配置する様な場合で、部材38はその平行な両面
39,40で4回以上の偶数回反射させるものである。
第4図及び第6図に示した情報用ビーム取り出し部材は
ポリゴンボックスの出射窓であるガラス部材を用いてい
るが、ポリゴンボツクスを用いない場合に於ては情報用
ビーム取り出し部材を単独の形態で設ければ良い。
第7図A,Bは同じく本発明による光学系に前記第1の
情報用ビーム取り出し部材の特性を用いる場合の変形実
施例を示すもので、情報用ビーム取り出し部材の周辺部
を拡大した部分概略図である。
第7図Aは斜視図、同図Bは平面図であり、光束は主光
線のみ示している。第7図に於て40及び41はガラス
プロツクより成る情報用ビーム取り出し部材で、両部材
40,41は基板42上に固設されている。又両部材が
対向する面40a及び41aは平行な面を形成している
。前記晴報用ビーム取り出し部材40の面40aの一部
は情報用ビーム28を取り出すために一部反射面40b
に成つており、反射面40bで反射したビーム28は部
材41の反射面41aで反射して走査用結像レンズより
も焦点距離の長い情報用ビーム結像レンズ29に向う。
一方有効光束27は前記部材40を通過して結像レンズ
に向う。前記部材40,41は基板42が振動しても同
様に振動するので面40aと面41aは平行に保たれ、
故に情報用ビームは常に一定の方向に導くことが可能で
ある。第8図は本発明の光学系に第1の情報用ビーム取
り出し部材の特性を用いた他の変形実施例を示すもので
あり、情報用ビーム取り出し部材の周辺部を示す部分斜
視図である。
第8図に於て直方体のガラスプロツク43の一部に三角
プリズム形状の小ガラスプロック44を固着した情報用
ビーム取り出し部材45は、直方体プロツク部材43の
内部に斜設されたハーフミラー面46を有している。前
記小プロツク44の一面には反射面47が設けられてお
り、該面47と前記ハーフミラー面46は平行な面であ
る。この場合情報用ビーム28はハーフミラー面46で
上方に反射され、反射面47で反射された後に部材45
より射出し、情報用ビーム結像レンズ29に向う。一方
有効光束27はハーフミラー面43を通過した後部材4
5より射出し結像レンズ25に入射する。この場合情報
用ビーム28と有効光束27が完全に分離されていれば
、前記反射面46は情報用ビームを取り出す部分のみ全
反射面とし、有効光束が通過する部分は単なるガラスプ
ロツクで良い。上述した実施例に於ては記録又は表示用
の有効光束は全て情報用ビーム取り出し部材を介してい
る。これは情報用ビーム取り出し部材が前記ポリゴンボ
ックスの出射窓を兼ねている場合を意識したもので、情
報用ビーム取り出し部材を単体で使用する様な場合は取
り出し位置にのみ部材を設ければ良く、有効光束は光偏
向器から直接結像レンズに導けば良い。このことは以下
に述べる実施例に於ても共通して言えることである。第
9図は本発明の光学系に上述した第2の情報用ビーム取
り出し部材を用いた一実施例を示す部分斜視図である。
第9図に示す情報用ビーム取り出し部材48は第8図に
示した直方体プロツク43と同様にその内部にハーフミ
ラー面46を有する直方体ガラスプロツク43と該ブロ
ック43に固着された小ガラスブロック49より成る。
該小ガラスプロックは二つの反射面49a及び49bを
有しており、該反射面49a及び反射面49b及び前記
ハーフミラー面46は互いに直交した面所謂コーナーキ
ユーブを形成している。情報用ビームはハーフミラー面
46、反射面49aノ及び反射面49bで反射されて本
発明に係る情報用ビーム結像レンズ29に入射するが、
該部材48に入射する情報用ビーム27の方向に対する
該部材内を通過した後の情報用ビームの方向は、この部
材48の振動にかかわらず常に一定で逆方向を成す。
第10図は本発明の光学系に同じく第2の情報用ビーム
取り出し部材を7用いた他の実施例を示す部分斜視図で
ある。
この情報用ビーム取り出し部材は二体に分離されていて
、部材45とコーナーキユーブ50より構成されている
。部材45は第8図に示した情報用ビーム取り出し部材
45と同一のものである。故に情報用ビーム28は部材
45のハーフミラー面46及び反射面47を経て入射方
向と同方向に出射した後コーナーキユーブ50で全く正
反対の方向に偏向され本発明に係る情報用ビーム結像レ
ンズ29に入射する。この場合部材45及びコーナーキ
ユーブ50は振動を受けても情報用ビーム28の射出方
向は影響を受けない。第11図A,Bは本発明に係る光
学系に上述した第3の情報用ビーム取り出し部材を用い
た一実施例を示す部分概略図である。
第11図Aは斜視図、第11図Bは平面図である。この
場合情報用ビーム取り出し部材51は、互いに平行なる
面52,53と、前記面52に連なる面で前記53面と
平行でない面54によりその内部で偶数回情報用ビーム
28を反射させ、前記面54及び面53に連なる面55
よりビーム28を射出させ、上述した如く、その焦点距
離を意識的に長くした情報用ビーム結像レンズ29によ
り受光素子30上に結像させる。一方記録又は表示用の
有効光束27は部材51を通過して結像レンズ25によ
り走査面26上に結像される。前記面53の一部53a
と面54の一部54aは情報用ビームを取り出すために
反射面となつている。この情報用ビーム取り出し部材5
1は第4図に示した部材35と比較して前記面54を付
加することにより情報用ビーム28を所望の方向に取り
出しているのである。次に前記部材51が振動等により
傾いた場合を考えてみる。
第12図は前記部材51の部分拡大図であり、該部材の
屈折率をNとする。ここで部材内の反射面53aへの入
射光と反射面54aで反射される反射光が成す角βを求
めてみる。第12図に示す如く反射面53aと54aの
成す楔角をσとし図示した如く座標系を取る。又反射面
53aに入射するビームの入射角をp、同じく面54a
の場合はqとする。更に面53に垂直な面と面54の成
す角をγとし、面52に入射する光束の入射角をi、屈
折角をSとする。すると前記βは故にβ−2σとなり、
角度βは反射面53aへの入射角には依存されない。
更に空気から部材51への入射は?=Nが成り立つ。部
材51から空気に射出する場合もこの関係が成立するの
で、面55に入射する情報用ビーム28の入射角がSに
なる様に面55を調整すれば、面55から出射するビー
ムの出射角はiとなる。この様に面55を設ければ屈折
による影響もなくなり情報用ビーム取り出し部材へ入射
する光束と該部材から出射する光束の成す角は常にβと
なる。即ち情報用ビーム取り出し部材から射出される光
束の方向は取り出し部材のz軸の回転に対しては不変と
なる。又、z軸の回転以外の回転に対しては一般に出射
光線の角度は変化する。しかしながら走査平面方向への
角度変化は振動角が小さければ微小である。第13図に
は同じく第3の情報用ビーム取り出し部材を用いた場合
の他の実施例の部分概略図が示されている。この部材5
6は第11図に示した部材51とほぼ同じであるが、平
行な面52,53が長く設けられているので情報用ビー
ム28は該部材56内で4回以上の偶数回反射した後本
発明に係る情報用ビーム結像レンズ29に向けて出射さ
れる。第14図A,Bには本発明の光学系に同じく第3
の情報用ビーム取り出し部材の特性を用いた場合の他の
変形実施例が示されている。
第14図Aは斜視図を、第14図Bは平面図を示してお
り、光束は主光線のみ示している。第14図A,Bに示
す構成は第7図A,Bに示す構成とほぼ同じであるが、
異なる点は情報用ビーム取り出し部材であるガラスプロ
ツク57及び58の対向する面57a,58aが平行で
ないということである。情報用ビーム28は部材57の
反射面57b及び部材58の反射面58bで反射され所
望の方向に取り出され本発明に係る情報用ビーム結像レ
ンズ29に向う。尚情報用ビーム取り出し部材57及び
58は基板42上に固着されているので両部材57,5
8は同じ振動を受けるので前述した如く情報用ビーム2
8の射出方向には影響を受けない。第15図は同じく本
発明に係る光学系に第3の情報用ビーム取り出し部材の
特性を利用した他の変形実施例を示す部分斜視図で、情
報用ビーム取り出し部材は別個に振動等の影響を受ける
二体から成る例である。この場合の情報用ビーム取り出
し部材は部材45及び走査面(不図示)に対して楔角を
成す二つの反射面60,61より成る部材59で構成さ
れている。尚部材45は第8図に示した情報用ビーム取
り出し部材と同等のものである。情報用ビーム28は部
材45のハーフミラー面46及び反射面47で反射され
入射時と同じ方向に部材45から射出後、部材59の反
射面60及び61で反射され情報用ビーム結像レンズに
入射する。このとき反射面60及び61が一体化されて
いれば上述したことと同様の効果を得ることができる。
又この部材59は二枚の反射鏡の代りにプリズムを用い
ることも可能である。以上本発明に於ける走査光学系に
於ては、走査光束の一部を情報用ビームとして取り出す
際に、情報用ビームが必須走査用の結像レンズの制約を
受けない様に情報用ビーム専用の結像レンズを設け、情
報用ビーム結像レンズの焦点距離を走査用結像レンズの
焦点距離よりも長くすることで走査用結像レンズを介し
て情報用ビームを取り出していたのに比して情報用ビー
ムを検出するナイフエツジを含めた受光素子を設置する
位置精度及び取付け精度が緩和でき更には受光素子の不
均等性による検出誤差をも解決できるものであり優れた
効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の情報用ビーム検知光学系を説明するため
の図、第2図は本発明に係る光学系の一実施例を示す平
面図、第3図は本発明に係る光学系の他の実施例を示す
部分平面図、第4図A,Bは本発明に係る光学系に第1
の情報用ビーム取り出し部材を適用した一実施例を示す
図で、第4図Aは斜視図、第4図Bは平面図である。 第5図は第1の情報用ビーム取り出し部材を説明するた
めの図、第6図は本発明の光学系に第1の情報用ビーム
取り出し部材を適用した他の実施例を示す部分平面図、
第7図A,Bは本発明の光学系に第1の情報用ビーム取
り出し部材を適用した他の実施例を示す図で、第7図A
は部分斜視図、第7図Bは部分平面図である。第8図は
本発明の光学系に第1の情報用ビーム取り出し部材を適
用した他の実施例を示す部分斜視図、第9図は本発明の
光学系に第2の情報用ビーム取り出し部材を適用した一
実施例を示す部分斜視図、第10図は本発明の光学系に
第2の情報用ビーム取り出し部材を適用した他の実施例
を示す部分斜視図、第11図A,Bは本発明の光学系に
第3の情報用ビーム取り出し部材を適用した一実施例を
示す図で、第11図Aは部分斜視図、第11図Bは部分
平面図である。第12図は第3の情報用ビーム取り出し
部材を説明するための図、第13図は本発明の光学系に
第3の情報用ビーム取り出し部材を適用した他の実施例
を示す部分平面図、第14図A,Bは本発明の光学系に
第3の情報用ビーム取り出し部材を適用した他の実施例
を示す図で、第14図Aは部分斜視図、第14図Bは部
分平面図である。第15図は本発明の光学系に第3の情
報用ビーム取り出し部材を適用した他の実施例を示す部
分斜視図。21・・・・・・光源、22・・・・・・変
調器、23・・・・・・ビームエクスパンダ一、24・
・・・・・回転多面鏡、25・・・・・・走査用結像レ
ンズ、26・・・・・・走査面、27・・・・・・有効
光束、28・・・・・・情報用ビーム、29・・・・・
・情報用ビーム結像レンズ、30・・・・・・受光素子
、31・・・・・・ナイフエッジ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 光源部からの走査用ビームを光偏向器で偏向し走査
    用の結像レンズを介して走査面を走査する光学系に於い
    て、前記光偏向器で偏向されたビームの内で、走査面の
    必須走査領域以外の領域に到達する光束の一部は情報用
    のビームとして、前記走査用結像レンズとは異なるレン
    ズで且つ走査用結像レンズの焦点距離よりも長い情報用
    ビーム結像レンズを介して受光素子に導かれる事を特徴
    とする情報用ビーム検出光学系を有する走査光学系。
JP51030492A 1976-03-16 1976-03-19 情報用ビ−ム検出光学系を有する走査光学系 Expired JPS5911083B2 (ja)

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JP51030492A JPS5911083B2 (ja) 1976-03-19 1976-03-19 情報用ビ−ム検出光学系を有する走査光学系
US05/776,894 US4130339A (en) 1976-03-16 1977-03-11 Scanning optical system including optical system for detecting an information beam

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