JPS5910952B2 - 高炉樋の熱間吹き付け補修方法 - Google Patents
高炉樋の熱間吹き付け補修方法Info
- Publication number
- JPS5910952B2 JPS5910952B2 JP51055064A JP5506476A JPS5910952B2 JP S5910952 B2 JPS5910952 B2 JP S5910952B2 JP 51055064 A JP51055064 A JP 51055064A JP 5506476 A JP5506476 A JP 5506476A JP S5910952 B2 JPS5910952 B2 JP S5910952B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blast furnace
- spraying
- repair method
- hot spraying
- spraying repair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Ceramic Products (AREA)
- Blast Furnaces (AREA)
- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は高炉出銑大樋あるいは溶銑滓樋の溶損脱落など
により損傷した部分を補修する方法に関する。
により損傷した部分を補修する方法に関する。
高炉出銑大樋あるいは溶銑滓樋（以下高炉樋という）は
高炉出銑口より出銑された高温の溶銑および溶滓が流通
するためにその内張り用として耐火性、耐スポーリング
性、耐食性、耐熱間強度性等を有する材料が要求される
ため耐火レンガおよび不定形耐火物等が使用される。
高炉出銑口より出銑された高温の溶銑および溶滓が流通
するためにその内張り用として耐火性、耐スポーリング
性、耐食性、耐熱間強度性等を有する材料が要求される
ため耐火レンガおよび不定形耐火物等が使用される。
旋工にあたっては通常スタンプ方式によって構築される
ことが一般的である。
ことが一般的である。
高炉樋の出銑使用後の補修については従来は樋内の溶銑
、溶滓流出後、冷却の過程を経て、温度がかなり降下し
た後に溶損部をスタンプ旋工替えによって補修していた
。
、溶滓流出後、冷却の過程を経て、温度がかなり降下し
た後に溶損部をスタンプ旋工替えによって補修していた
。
しかし、近年、高炉が大型化され高能率出銑が行なわれ
るようになったため出銑量が大巾に向上してきた。
るようになったため出銑量が大巾に向上してきた。
これに対して高炉樋の補修に要する時間が長い従来のス
タンプ旋工法では高炉操業の能率化に支障を来たしてき
た。
タンプ旋工法では高炉操業の能率化に支障を来たしてき
た。
そこでこれに代って前記損傷部に不定形耐火物を熱間吹
付によって補修する方法が知られてきた。
付によって補修する方法が知られてきた。
公知となったこれらの熱間吹き付け方法は例えば損傷し
た高炉樋の部分の吹付被体（以下吹つけ面という）温度
が６００〜１２００゜Ｃの高温域において、Ａｌ２０３
３４〜５３％、ＳｉＯ２１６〜１７％ＳｉＣ２９〜４７
％からなる不定形耐火物に比較的少量の水分をあたえた
吹付剤を乾式吹つけ方法によって吹き付けることによっ
て補修するものである。
た高炉樋の部分の吹付被体（以下吹つけ面という）温度
が６００〜１２００゜Ｃの高温域において、Ａｌ２０３
３４〜５３％、ＳｉＯ２１６〜１７％ＳｉＣ２９〜４７
％からなる不定形耐火物に比較的少量の水分をあたえた
吹付剤を乾式吹つけ方法によって吹き付けることによっ
て補修するものである。
しかしこれらの熱間吹き付け補修剤は吹き付けの際の接
着性および早期焼結性を優先し、リバウンド ロスを極
力少なくすることを第１の目的として補修剤の成分およ
び吹つけ条件が決定さイユている。
着性および早期焼結性を優先し、リバウンド ロスを極
力少なくすることを第１の目的として補修剤の成分およ
び吹つけ条件が決定さイユている。
このため補修剤自体の耐食性に関してはスタンプ旋工法
の耐火材に比較して劣る結果となり、しかも接着性は未
だ完全とはいえず、十分、実用に供し得るものではなか
った。
の耐火材に比較して劣る結果となり、しかも接着性は未
だ完全とはいえず、十分、実用に供し得るものではなか
った。
そこで本発明者等は数多くの実験によりまず吹き付け面
と吹つけ剤の焼結性を測る付着力から吹きつけ面の一応
の最適温度範囲を求めた。
と吹つけ剤の焼結性を測る付着力から吹きつけ面の一応
の最適温度範囲を求めた。
更にその温度範囲内で特定の化学成分条件に於いて前記
付着面附近にアノーサイトが生成することが確かめられ
た。
付着面附近にアノーサイトが生成することが確かめられ
た。
このアノーザイトが吹き付け面に接する吹き付け剤に生
成すると、附着力が著しく強固となり、剥離、脱落など
の不安が全くナくナることを知った。
成すると、附着力が著しく強固となり、剥離、脱落など
の不安が全くナくナることを知った。
更に、このアノーサイト生成促進とバランスを持たせな
がら耐食性の向上のための最適化学成分範囲を実験によ
って確め、各種化学成分範囲を定めた。
がら耐食性の向上のための最適化学成分範囲を実験によ
って確め、各種化学成分範囲を定めた。
即ち、本発明による吹つけ剤の化学成分構成はまず第１
の条件として前述のアノーサイトの生成をうながすため
に、Ｓ １０２の量を従来のものより十分に少くし、２
〜１０％としたこと。
の条件として前述のアノーサイトの生成をうながすため
に、Ｓ １０２の量を従来のものより十分に少くし、２
〜１０％としたこと。
ざらに耐溶銑性即ち、溶銑に対する耐食性を高めるため
にＡｌ２０３量を十分に多くし、７０〜９０％とした。
にＡｌ２０３量を十分に多くし、７０〜９０％とした。
また耐高炉滓性即ち滓に対する耐食性を持たせるために
ＳｉＣ量を５〜１５％とした。
ＳｉＣ量を５〜１５％とした。
それぞれの化学成分の好ましい含有量の傾向をそれぞれ
バランスさせながらアノーサイトの十分なる生成と耐食
性の向上に最も優れた範囲条件を見出すために、以下の
ごとき実験を行なった。
バランスさせながらアノーサイトの十分なる生成と耐食
性の向上に最も優れた範囲条件を見出すために、以下の
ごとき実験を行なった。
まず、前記思想にもとすく化学成分の組合せについて、
吹き付け耐火物の回転侵食試験を行ない第１表のごとき
結果を得た。
吹き付け耐火物の回転侵食試験を行ない第１表のごとき
結果を得た。
これらの結果から明らかなごとく耐食性については十分
に有効なる範囲が得られることがわかり、しかもＳ ｉ
０２量を極力少なくすることによってアノーサイト生成
の条件が確保されているので附着性もよい。
に有効なる範囲が得られることがわかり、しかもＳ ｉ
０２量を極力少なくすることによってアノーサイト生成
の条件が確保されているので附着性もよい。
以上の条件により構成された吹き付け剤を補修に使用す
る際は水分をあたえる必要があるが、水分は１０〜２０
％量にするとよい、又、１０％より少なくなるとリバウ
ンド ロスが大きくなり、２０％を超えると附着力が低
下する。
る際は水分をあたえる必要があるが、水分は１０〜２０
％量にするとよい、又、１０％より少なくなるとリバウ
ンド ロスが大きくなり、２０％を超えると附着力が低
下する。
吹き付ける，ＬＡの条件１１通常圧縮空気４ｋｕ／ｉ以
上の圧力を利用して吹き付け厚さを５〜２００朋の厚さ
に吹つける。
上の圧力を利用して吹き付け厚さを５〜２００朋の厚さ
に吹つける。
本発明に於で、もう一つの重要条件は吹き付け面の温度
条件にある第１図に示した実験例のご吉く必要付着力５
０ｋｙ／ｃｆＩｌ以上を確保するためには吹き付け面の
温度は４００〜１１００℃でなければならない。
条件にある第１図に示した実験例のご吉く必要付着力５
０ｋｙ／ｃｆＩｌ以上を確保するためには吹き付け面の
温度は４００〜１１００℃でなければならない。
好ましくは５００〜１０００℃とするとよい。
次に本発明の方法による実施例と従来法との比較を第２
表に示す。
表に示す。
上記第２表のごとき条件で補修した結果本発明法による
附着部は第２図に示した偏光顕微鏡写真ａおよび解説図
ｂ｝こ見らイユるごとくスタンプ材１と補修剤２の中間
位置に柱状のポンド３が発達し両者を固く結びつけてい
る。
附着部は第２図に示した偏光顕微鏡写真ａおよび解説図
ｂ｝こ見らイユるごとくスタンプ材１と補修剤２の中間
位置に柱状のポンド３が発達し両者を固く結びつけてい
る。
この柱状ポンド３の鉱物名はアノーサイト（Ａｎｏｒｔ
ｈｉ ｔｅ） と呼ばれる。
ｈｉ ｔｅ） と呼ばれる。
このアノーサイトの生成が見られるのが本発明法の特徴
の一つである。
の一つである。
また、第３表に示したように焼成後の補修剤の材質は従
来法に比較して優れており、スタンプ材に劣らないこと
がわかる。
来法に比較して優れており、スタンプ材に劣らないこと
がわかる。
さらに本発明の補修方法の効果を溶損スピードにより従
来法およびスタンプ材と比較すると第４表のごとき結果
を得た。
来法およびスタンプ材と比較すると第４表のごとき結果
を得た。
これからも本発明の有効性が認められる。
第１図は本発明の吹つけ剤を吹き付けるに際し、吹き付
け面の温度範囲によって変化する附着力を示すグラフ。 第２図ａは本発明法による吹き付け部の断面の偏光顕微
鏡写真を示し、第２図ｂは第２図ａの解説図である。
け面の温度範囲によって変化する附着力を示すグラフ。 第２図ａは本発明法による吹き付け部の断面の偏光顕微
鏡写真を示し、第２図ｂは第２図ａの解説図である。
Claims (1)
- １ 高炉樋の溶損部に不定形耐火物を吹きつけて補修す
る方法において、Ａｌ２０３７０〜９０％，ＳｉＣ５〜
１５％＋ ８ １０２ ２〜１０％からなり、水分１
０〜２０％の不定形耐火物を温度４００〜１１００℃の
被補修面に吹き付け、附着せしめることを特徴とする高
炉樋の熱間吹き付け補修方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51055064A JPS5910952B2 (ja) | 1976-05-14 | 1976-05-14 | 高炉樋の熱間吹き付け補修方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51055064A JPS5910952B2 (ja) | 1976-05-14 | 1976-05-14 | 高炉樋の熱間吹き付け補修方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS52138002A JPS52138002A (en) | 1977-11-17 |
| JPS5910952B2 true JPS5910952B2 (ja) | 1984-03-12 |
Family
ID=12988244
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP51055064A Expired JPS5910952B2 (ja) | 1976-05-14 | 1976-05-14 | 高炉樋の熱間吹き付け補修方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5910952B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6353811U (ja) * | 1986-09-27 | 1988-04-11 | ||
| JPH049073Y2 (ja) * | 1985-12-23 | 1992-03-06 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61101470A (ja) * | 1984-10-22 | 1986-05-20 | 品川白煉瓦株式会社 | 吹付け施工用２成分耐火組成物 |
| JPH0226875A (ja) * | 1988-07-14 | 1990-01-29 | Shinagawa Refract Co Ltd | 鋳造用ノズル内壁の充填材焼付防止方法 |
| JP5606152B2 (ja) * | 2010-05-24 | 2014-10-15 | 株式会社神戸製鋼所 | 取鍋の地金除去方法 |
-
1976
- 1976-05-14 JP JP51055064A patent/JPS5910952B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH049073Y2 (ja) * | 1985-12-23 | 1992-03-06 | ||
| JPS6353811U (ja) * | 1986-09-27 | 1988-04-11 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS52138002A (en) | 1977-11-17 |
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