JPS5917347B2 - 回転還元炉 - Google Patents
回転還元炉Info
- Publication number
- JPS5917347B2 JPS5917347B2 JP53037018A JP3701878A JPS5917347B2 JP S5917347 B2 JPS5917347 B2 JP S5917347B2 JP 53037018 A JP53037018 A JP 53037018A JP 3701878 A JP3701878 A JP 3701878A JP S5917347 B2 JPS5917347 B2 JP S5917347B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refractory material
- furnace
- refractory
- thermal conductivity
- silicon carbide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Ceramic Products (AREA)
- Manufacture Of Iron (AREA)
- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は鉱石、あるいは金属酸化物を主成分とした粉
体に、更に必要があれば粘結剤を添加してペレット状に
造粒したもの(以下ペレットという)などの金属酸化物
を還元性雰囲気下で加熱し金属化する直接還元炉に関す
る。
体に、更に必要があれば粘結剤を添加してペレット状に
造粒したもの(以下ペレットという)などの金属酸化物
を還元性雰囲気下で加熱し金属化する直接還元炉に関す
る。
更に詳しくは、炉内面に付着物を形成させずに円滑な操
業を可能ならしめるべく、黒鉛及び結合材としての炭素
(以下単に炭素という)、並びに炭化珪素を含有する内
張り耐火材を使用する事を特徴とした直接還元炉に関す
る。
業を可能ならしめるべく、黒鉛及び結合材としての炭素
(以下単に炭素という)、並びに炭化珪素を含有する内
張り耐火材を使用する事を特徴とした直接還元炉に関す
る。
直接還元法は従来の溶鉱炉のように巨額の設備投資が必
要でない事や、鉱石のほかに金属酸化物を多量に含有す
る集塵ダストの再利用も出来る事から、最近脚光を浴び
ている。
要でない事や、鉱石のほかに金属酸化物を多量に含有す
る集塵ダストの再利用も出来る事から、最近脚光を浴び
ている。
従来より、例えば回転炉を用いる場合には装入口より装
入されたペレットを順次炉体を回転させながら進行させ
、排出口部に設置した燃焼バーナーで加熱するので、排
出口に近い所では1000′ 〜1300°Cの最高温
度域が形成される。
入されたペレットを順次炉体を回転させながら進行させ
、排出口部に設置した燃焼バーナーで加熱するので、排
出口に近い所では1000′ 〜1300°Cの最高温
度域が形成される。
回転炉の内張り耐火材には比較的低熱伝導性で、かつ、
高耐火度を備えたシャモツト質、あるいは、高アルミナ
質煉瓦が使用されているが、炉内最高温度域を中心とし
て付着物の形成が著しく、炉内にリング状の堰ができ順
次進行して来るペレットが集積し、粉砕摩耗されたり、
あるいは半溶融して巨大な塊に成長したり、付着物の成
長を惹起して還元されたペレットの製造歩留りを低下さ
せている。
高耐火度を備えたシャモツト質、あるいは、高アルミナ
質煉瓦が使用されているが、炉内最高温度域を中心とし
て付着物の形成が著しく、炉内にリング状の堰ができ順
次進行して来るペレットが集積し、粉砕摩耗されたり、
あるいは半溶融して巨大な塊に成長したり、付着物の成
長を惹起して還元されたペレットの製造歩留りを低下さ
せている。
そのため、定期的に炉の運転を停止して前記術; 着物
を発破などにより除去しなければならないが、付着状況
が堅固であるため内張り耐火材を破損させる事も多く、
また、除去作業は長時間を要するため稼働率低下の大き
な原因と成っている。
を発破などにより除去しなければならないが、付着状況
が堅固であるため内張り耐火材を破損させる事も多く、
また、除去作業は長時間を要するため稼働率低下の大き
な原因と成っている。
発明者らは鉄鉱石を還元する回転還元炉に関し1 前記
炉内最高温度域を中心として形成される付着物の形成機
構を種々調査解析した結果、1000〜1300℃に加
熱された内張り耐火材の稼働面が主にペレットの微粉体
と初期に反応し、A4゜Si、Fe、C,0などから成
る化合物がペレット微粉体に不純物として介在している
K s Ca 、N aなどの共存下にあって高粘性低
融点物質(例えばFe0−At203や2FeO・2A
t203・5SiO□などのに、Ca、Naなどとの固
溶体)を生成し、これが順次進行して来るペレットやそ
の微粉体を更。
炉内最高温度域を中心として形成される付着物の形成機
構を種々調査解析した結果、1000〜1300℃に加
熱された内張り耐火材の稼働面が主にペレットの微粉体
と初期に反応し、A4゜Si、Fe、C,0などから成
る化合物がペレット微粉体に不純物として介在している
K s Ca 、N aなどの共存下にあって高粘性低
融点物質(例えばFe0−At203や2FeO・2A
t203・5SiO□などのに、Ca、Naなどとの固
溶体)を生成し、これが順次進行して来るペレットやそ
の微粉体を更。
に付着反応せしめて付着物が層状に重なって、ついには
層状になる事が判明した。
層状になる事が判明した。
一方、還元雰囲気下にある炉内では内張り耐火材の内部
が次第に脆弱化しており、又、付着物は付着した状態で
漸次還元鉄化している事も判明した。
が次第に脆弱化しており、又、付着物は付着した状態で
漸次還元鉄化している事も判明した。
そして、種々の耐火材材質を検討した結果、前記高粘性
低融点物質が付着しにくく、またたとえそれが付着して
も容易に剥落する性質を、それぞれ、あるいは複合して
有する耐火材を使用する事により前記現象を回避し得る
事を確認した。
低融点物質が付着しにくく、またたとえそれが付着して
も容易に剥落する性質を、それぞれ、あるいは複合して
有する耐火材を使用する事により前記現象を回避し得る
事を確認した。
本発明は、付着物層の成長を防止する事によって連続的
に長期間操業し得る回転還元炉を提供することを目的と
するものであって、その要旨とするところは、分析値に
よる炭素及び炭化珪素の合(E針金有量が10重量四以
上98重量%未滴の耐火材で稼働面側を内張すし、該稼
働面側内張りの鉄皮側を前記耐火材よりも低い熱伝導率
の耐火材で裏張りしてなる異質な耐火材の積層内張によ
り、最高温度加熱帯が築造されていることを特徴とする
回転還元炉である。
に長期間操業し得る回転還元炉を提供することを目的と
するものであって、その要旨とするところは、分析値に
よる炭素及び炭化珪素の合(E針金有量が10重量四以
上98重量%未滴の耐火材で稼働面側を内張すし、該稼
働面側内張りの鉄皮側を前記耐火材よりも低い熱伝導率
の耐火材で裏張りしてなる異質な耐火材の積層内張によ
り、最高温度加熱帯が築造されていることを特徴とする
回転還元炉である。
以下、本発明法について説明する。
一般に耐火材は炭素、炭化珪素系耐火物、あるいは酸化
アルミニウム(アルミナ)、酸化珪素(シリカ)などの
酸化物系耐火物等が使用されているが、前記アルミナや
シリカなどの酸化物に炭素及び炭化珪素を配合せしめそ
れらの組成量を変えて得た耐火材は、炭素及び炭化珪素
の組成合計量が増加する程高温粘性液体と濡れにくく、
すなわち付着しにくくなる。
アルミニウム(アルミナ)、酸化珪素(シリカ)などの
酸化物系耐火物等が使用されているが、前記アルミナや
シリカなどの酸化物に炭素及び炭化珪素を配合せしめそ
れらの組成量を変えて得た耐火材は、炭素及び炭化珪素
の組成合計量が増加する程高温粘性液体と濡れにくく、
すなわち付着しにくくなる。
第1図は炭素及び炭化珪素−金属酸化物(アルミノ・シ
リケート)からなる種々の耐火材について、空気雰囲気
1300℃における溶融スラグに対する付着性を表わす
濡れ角度の該組成量依存と、同時に熱伝導率と該組成量
との依存を示した。
リケート)からなる種々の耐火材について、空気雰囲気
1300℃における溶融スラグに対する付着性を表わす
濡れ角度の該組成量依存と、同時に熱伝導率と該組成量
との依存を示した。
また、第1表には前記試験に供した主な耐火材A−Iの
性状を示し耐火材Aは従来から使用されている耐火材で
ある。
性状を示し耐火材Aは従来から使用されている耐火材で
ある。
第1図から判るように、分析値で炭素及び炭化珪素の組
成合計量が10重量四未満の耐火材では濡れ角度がおよ
そ40°未満となって高温粘性液体に対する耐付着性の
効果は十分に発揮されない。
成合計量が10重量四未満の耐火材では濡れ角度がおよ
そ40°未満となって高温粘性液体に対する耐付着性の
効果は十分に発揮されない。
従って、本発明が目標とする耐火材は炭素及び炭化珪素
の該組成合計量を10重量%以上含有する事が好ましい
。
の該組成合計量を10重量%以上含有する事が好ましい
。
前記の事情を一般的な形状の回転炉にあてはめて伝熱計
算を例示する。
算を例示する。
肉厚50mmの鉄皮で内径4500mmの回転炉に22
5mmもしくは450mmの厚さの耐火材を用いた場合
、炉内稼働面温度が1100℃の時の炉壁貫流熱量と鉄
皮放散熱量(但し外気温度30℃、風速5m/Sの弱強
制対流を想定する)との鉄皮表面温度による変化を、熱
伝導率が1〜5Kcat/m−hr、。
5mmもしくは450mmの厚さの耐火材を用いた場合
、炉内稼働面温度が1100℃の時の炉壁貫流熱量と鉄
皮放散熱量(但し外気温度30℃、風速5m/Sの弱強
制対流を想定する)との鉄皮表面温度による変化を、熱
伝導率が1〜5Kcat/m−hr、。
Cの耐火材について計算し、第2図に示した。
第2図は、耐火材厚さが225mmで、かつ熱伝導率が
それぞれ1゜2 、3 、5 Kcal/ m−hr、
℃(実線a、b、c。
それぞれ1゜2 、3 、5 Kcal/ m−hr、
℃(実線a、b、c。
dで表わす)の場合の炉壁貫通熱量と鉄皮表面温度の関
係を示し、また耐火材厚さが450朋で、かつ熱伝導率
が1.2.3 s 5.6 Kcal/rrrhr。
係を示し、また耐火材厚さが450朋で、かつ熱伝導率
が1.2.3 s 5.6 Kcal/rrrhr。
℃(破線e、f、g、h、iで表わす)の場合の前記関
係を示し、さらにまた鉄皮表面温度と鉄皮からの放散熱
量の関係を実線rで示している。
係を示し、さらにまた鉄皮表面温度と鉄皮からの放散熱
量の関係を実線rで示している。
第2図より、鉄皮温度を300°C以下に保つためには
同温度で炉壁貫流熱量が鉄皮放散熱量より小さくなけれ
ばならず例えば、耐火材の厚さが225朋もしくは45
0mmの時その耐火材の熱伝導率はそれぞれ2.7 K
cal/m−hr、 ’Cもしくは55Kcal/ m
−hr 、℃以下でなければならない。
同温度で炉壁貫流熱量が鉄皮放散熱量より小さくなけれ
ばならず例えば、耐火材の厚さが225朋もしくは45
0mmの時その耐火材の熱伝導率はそれぞれ2.7 K
cal/m−hr、 ’Cもしくは55Kcal/ m
−hr 、℃以下でなければならない。
かかる制限された熱伝導率の耐火材であるためには、そ
の耐火材の炭素及び炭化珪素の分析値組成合計量は、第
1図からみて、それぞれ20重量%以下もしくは35重
量%以下である事が要求される。
の耐火材の炭素及び炭化珪素の分析値組成合計量は、第
1図からみて、それぞれ20重量%以下もしくは35重
量%以下である事が要求される。
本発明の目的である、高温粘性液体の付着物を形成せし
めない、または容易に剥落し得るなどの効果をより著し
く発現させるためには、炭素及び炭化珪素の組成合計量
を出来るだけ多量含有した耐火材を用いる事が好ましい
。
めない、または容易に剥落し得るなどの効果をより著し
く発現させるためには、炭素及び炭化珪素の組成合計量
を出来るだけ多量含有した耐火材を用いる事が好ましい
。
しかしながら、一方、炭素及び炭化珪素の組成合計量が
多くなるとこの耐火材は熱伝導率が大きくなって、もし
肉厚の薄い内張りを要求する炉でこの耐火材を用うれば
炉外殻の鉄皮温度が許容範囲以上に上昇して鉄皮に損傷
を与えるなどして、炉の安全操業を維持し得ない。
多くなるとこの耐火材は熱伝導率が大きくなって、もし
肉厚の薄い内張りを要求する炉でこの耐火材を用うれば
炉外殻の鉄皮温度が許容範囲以上に上昇して鉄皮に損傷
を与えるなどして、炉の安全操業を維持し得ない。
従って、炉の構造や炉内の加熱温度に応じて制限された
熱伝導率をもった耐火材を使用しなければならなく、シ
ャモツト質煉瓦、高アルミナ質煉瓦等断熱性耐火材の併
用が必要である。
熱伝導率をもった耐火材を使用しなければならなく、シ
ャモツト質煉瓦、高アルミナ質煉瓦等断熱性耐火材の併
用が必要である。
即ち、炉の内張り構造において稼働面側に炭素及び炭化
珪素を多量含有した耐火材Xと、その裏張り鉄皮側に前
記耐火材Xよりも低い熱伝導率を有する耐火材Yとを積
層せしめる。
珪素を多量含有した耐火材Xと、その裏張り鉄皮側に前
記耐火材Xよりも低い熱伝導率を有する耐火材Yとを積
層せしめる。
以上の事情を前記して来た回転炉の計算例に付は加えて
説明する。
説明する。
断熱性耐火材Yを鉄皮側に50關の厚さで裏張りし、耐
火材Xを稼働面側に残りの厚み、それぞれ175mmも
しくは400mmの厚さで内張すした場合を考える。
火材Xを稼働面側に残りの厚み、それぞれ175mmも
しくは400mmの厚さで内張すした場合を考える。
第3図は上記の積層内張り耐火材の熱伝導率が全体とし
て、それぞれ2.7 Kcal/m−hr 、℃もしく
は5.5Kca4/m−hr。
て、それぞれ2.7 Kcal/m−hr 、℃もしく
は5.5Kca4/m−hr。
℃以下となるべき耐火材X及びYの熱伝導率λX及びλ
Yの組み合わせを示した。
Yの組み合わせを示した。
第3図より内張り耐火材厚さが225mm(曲線a)も
しくは450mm(曲線b)の場合に、例えばλYが0
.6Kcat/rrL−hr0℃の耐火材Yを用いると
、λXがそれぞれ54Kcal/m−hr0℃もしくは
68Kcal/m−hr、 ℃迄の高熱伝導性耐火材X
を用いても差しつかえない。
しくは450mm(曲線b)の場合に、例えばλYが0
.6Kcat/rrL−hr0℃の耐火材Yを用いると
、λXがそれぞれ54Kcal/m−hr0℃もしくは
68Kcal/m−hr、 ℃迄の高熱伝導性耐火材X
を用いても差しつかえない。
従って、原理的には適当な熱伝導率λYを有した耐火材
Yを選定する事によって、耐火材Xはその炭素及び炭化
珪素の組成合計量に上限の制約を設定する事なく使用可
能である。
Yを選定する事によって、耐火材Xはその炭素及び炭化
珪素の組成合計量に上限の制約を設定する事なく使用可
能である。
前記のように、原理的には耐火材Xとして炭素及び炭化
珪素の組成合計量が100重量%のものまで使用しうる
訳であるが、以下に記載する理由で該組成合計量が98
重量%以上含有する耐火材は好ましくない。
珪素の組成合計量が100重量%のものまで使用しうる
訳であるが、以下に記載する理由で該組成合計量が98
重量%以上含有する耐火材は好ましくない。
炉の実操業上、特に火入れ当初などにおいては炉内雰囲
気中に酸素介在は現実的に避けられず、従って、炭素及
び炭化珪素の酸化を完全に回避する事が出来ない。
気中に酸素介在は現実的に避けられず、従って、炭素及
び炭化珪素の酸化を完全に回避する事が出来ない。
炭素分が酸化すると酸化消耗を来たして脆弱化し耐火材
としての使命を危うくするし、また、炉内容物との物理
的付着を促す事もある。
としての使命を危うくするし、また、炉内容物との物理
的付着を促す事もある。
炭化珪素分が酸化するとガラス状酸化珪素を生じ、この
現象が甚だしい時は付着物形成の助長ともなる。
現象が甚だしい時は付着物形成の助長ともなる。
これらの酸化に対する対策としてリン化合物、硼素化合
物、珪素化合物などの酸化抑制剤を2重量四程度添加す
る必要がある。
物、珪素化合物などの酸化抑制剤を2重量四程度添加す
る必要がある。
前記した酸化抑制処理を施した耐火材において、その結
果として分析値で炭素及び炭化珪素の組成合計量が98
重量四以上含有している耐火材は酸化抑制能力を十分に
備えておらず、結局、該組成合計量が98重量四未満含
有している耐火材を回転還元炉材として使用するのが好
ましい。
果として分析値で炭素及び炭化珪素の組成合計量が98
重量四以上含有している耐火材は酸化抑制能力を十分に
備えておらず、結局、該組成合計量が98重量四未満含
有している耐火材を回転還元炉材として使用するのが好
ましい。
本発明法は、亜鉛鉱石の予備処理を目的としたWa l
z法あるいはフェロアロイ原料の予備処理に使用され
ている直接還元回転炉への適用も可能である。
z法あるいはフェロアロイ原料の予備処理に使用され
ている直接還元回転炉への適用も可能である。
次に本発明の効果を実施例に基づいて具体的に説明する
。
。
実施例
鉄皮内径45 m、全長70mの鉄鉱石還元用直接還元
回転炉において、その排出口から4m乃至9mの最高加
熱帯に、第1表に示した耐火材Gを炉内稼働面側に17
5關と、圧縮強度100kg/d、熱伝導率0.6 K
cal/m−hr、 ’Cの耐火断熱材を鉄皮側に50
111!とを積層せしめて、全体として225mmの肉
厚で内張り築造した。
回転炉において、その排出口から4m乃至9mの最高加
熱帯に、第1表に示した耐火材Gを炉内稼働面側に17
5關と、圧縮強度100kg/d、熱伝導率0.6 K
cal/m−hr、 ’Cの耐火断熱材を鉄皮側に50
111!とを積層せしめて、全体として225mmの肉
厚で内張り築造した。
また、前記築造部分以外の部分には第1表に示した耐火
材A(従来品)を225mmの肉厚で同時に内張り築造
した。
材A(従来品)を225mmの肉厚で同時に内張り築造
した。
該回転還元炉の熱源として、排出口部に設備1けられた
主バーナーよりブタンガスを供給燃焼させ、炉内最高温
度を1150°Cに保持して操業を行なった。
主バーナーよりブタンガスを供給燃焼させ、炉内最高温
度を1150°Cに保持して操業を行なった。
そして連続3ケ月間の操業後炉を停止して点検したとこ
ろ、第2表に示した結果を観測した。
ろ、第2表に示した結果を観測した。
耐火材Gを用いた部分での付着物層厚みはわずか平均5
mmであり、また、侵食・摩耗量も極めて少なく本発明
の目的とした効果の著しい事が判明した。
mmであり、また、侵食・摩耗量も極めて少なく本発明
の目的とした効果の著しい事が判明した。
以上のごとく、本発明に係る回転還元炉は、炉内稼働面
に付着物が集積せず、稼働率と製品歩留を大幅に向上せ
しめ、しかも断熱性が優れているため、鉄皮の温度を許
容範囲内に納めてその劣化を防止するに充分であるなど
、その効果は非常に大きい。
に付着物が集積せず、稼働率と製品歩留を大幅に向上せ
しめ、しかも断熱性が優れているため、鉄皮の温度を許
容範囲内に納めてその劣化を防止するに充分であるなど
、その効果は非常に大きい。
第1図は、種々の耐火材において炭素及び炭化珪素の組
成合計量の変化に伴った熱伝導率と溶融スラグに対する
濡れ角度の依存性をそれぞれ破線と実線にて示したもの
である。 図中に記載した符号A、B、・・・、■は第1表に記載
した耐火材のそれぞれを示す。 第2図は、鉄皮厚み50龍、内径4.5mの回転炉にお
いて内張り耐火材の厚みが225龍もしくは4501組
内面温度が1100℃、外気温度が30℃として、鉄皮
表面温度の変化による炉壁貫流熱量と鉄皮放散熱量の依
存性を示したものである。 図中ayb、c、dは内張り耐火材の厚みが225闘で
熱伝導率がそれぞれ1゜2 、3 、5 Kcal/m
・hr ’Cの時の貫流熱量を示し、e、flg、h、
iは内張り耐火材の厚みが450mmで熱伝導率がそれ
ぞれ1,2,3,5゜6 Kcal/ m−hr’Cの
時の貫流熱量を示し、マタ、rは鉄皮放散熱量を示す。 第3図は、熱伝導率の異る耐火材XとYを積層した場合
、全体の熱伝導率を2.7 Kc a t/ m−h
r ’Cもしくは5.5 Kcal/m−hr・℃とす
るために、それぞれ耐火材X及びYのとりうる熱伝導率
λX及びλYの組み合わせ変化を示したものである。 図中曲線aは耐火材X及びYがそれぞれ175朋及び5
0mmの場合、また、曲線すはそれぞれ400龍及び5
0龍の場合を示す。
成合計量の変化に伴った熱伝導率と溶融スラグに対する
濡れ角度の依存性をそれぞれ破線と実線にて示したもの
である。 図中に記載した符号A、B、・・・、■は第1表に記載
した耐火材のそれぞれを示す。 第2図は、鉄皮厚み50龍、内径4.5mの回転炉にお
いて内張り耐火材の厚みが225龍もしくは4501組
内面温度が1100℃、外気温度が30℃として、鉄皮
表面温度の変化による炉壁貫流熱量と鉄皮放散熱量の依
存性を示したものである。 図中ayb、c、dは内張り耐火材の厚みが225闘で
熱伝導率がそれぞれ1゜2 、3 、5 Kcal/m
・hr ’Cの時の貫流熱量を示し、e、flg、h、
iは内張り耐火材の厚みが450mmで熱伝導率がそれ
ぞれ1,2,3,5゜6 Kcal/ m−hr’Cの
時の貫流熱量を示し、マタ、rは鉄皮放散熱量を示す。 第3図は、熱伝導率の異る耐火材XとYを積層した場合
、全体の熱伝導率を2.7 Kc a t/ m−h
r ’Cもしくは5.5 Kcal/m−hr・℃とす
るために、それぞれ耐火材X及びYのとりうる熱伝導率
λX及びλYの組み合わせ変化を示したものである。 図中曲線aは耐火材X及びYがそれぞれ175朋及び5
0mmの場合、また、曲線すはそれぞれ400龍及び5
0龍の場合を示す。
Claims (1)
- 1 分析値による炭素及び炭化珪素の合計含有量が10
重量%以上98重量%未溝の耐火材で稼働面側を内張す
し、該稼働面側内張り部の鉄皮側を前記耐火材よりも低
い熱伝導率の耐火材で裏張りしてなる異質な耐火材の積
層内張りにより、最高温度加熱帯が築造されていること
を特徴とする回転還元炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53037018A JPS5917347B2 (ja) | 1978-03-29 | 1978-03-29 | 回転還元炉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53037018A JPS5917347B2 (ja) | 1978-03-29 | 1978-03-29 | 回転還元炉 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54128415A JPS54128415A (en) | 1979-10-05 |
JPS5917347B2 true JPS5917347B2 (ja) | 1984-04-20 |
Family
ID=12485912
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53037018A Expired JPS5917347B2 (ja) | 1978-03-29 | 1978-03-29 | 回転還元炉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5917347B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6028956U (ja) * | 1983-07-29 | 1985-02-27 | 新日本製鐵株式会社 | 取鍋ライニング残存確認れんが |
EP2530051A1 (en) * | 2011-06-03 | 2012-12-05 | Evonik Solar Norge AS | Reduction furnace body |
CN113195992A (zh) * | 2018-11-13 | 2021-07-30 | 圣戈本陶瓷及塑料股份有限公司 | 耐火制品及其形成方法 |
-
1978
- 1978-03-29 JP JP53037018A patent/JPS5917347B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54128415A (en) | 1979-10-05 |
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