JPS59109130A - チ−ズ様食品 - Google Patents

チ−ズ様食品

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JPS59109130A
JPS59109130A JP57219446A JP21944682A JPS59109130A JP S59109130 A JPS59109130 A JP S59109130A JP 57219446 A JP57219446 A JP 57219446A JP 21944682 A JP21944682 A JP 21944682A JP S59109130 A JPS59109130 A JP S59109130A
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JP
Japan
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protein
soybean
globulin
cheese
soluble
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Masao Motoki
本木 正雄
Norimare Nio
式希 丹尾
Koichi Takinami
弘一 滝波
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Ajinomoto Co Inc
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Ajinomoto Co Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、大豆蛋白を主体としたチーズ様食品に関し常
温ではゲル状態であるが70℃ないし120℃に加熱す
ることによって溶融することを特徴とする新規なチーズ
様食品である。従来、チーズ様食品の製造法としては特
公昭49−6107号、特公昭56−5L132号など
のような植物蛋白質を主原料とした方法が紹介されてい
る。しかし特公昭49−6107号にみられた如く、低
ゲル化能を有する大豆蛋白質、食用油脂、及びカゼイン
を用し・ることにより製造されたチーズは天然チーズが
本来布しているメルティ性に欠け、しなやかさ及び口ど
け、弾力性に欠けるものであり、更にゲル強度の限定さ
れた特殊の品質の大豆蛋白(分離状大豆蛋白)が必要と
されているなどの欠点があり、改良する必要があった。
本発明者らは、食感、味、風味に優れ、且つ安価なチー
ズ様食品を簡便な手段で得る方法を提供することを目的
とし鋭意検討した結果、以前に植物蛋白質を主体とした
蛋白質11部に対し食用油脂な0.5ないし4部及び水
を1.5ないし5部を少なくとも含む配合物を混練した
後、該混練物を0ないし60℃にて20分以上放置して
ゲル化せしめることを特徴とするチーズ様食品の製造法
を開発した(特願昭57−26960号;チーズ様食品
の製造法)。本発明者らは更に研究を進めた結果、植物
蛋白質の中で特に大豆7Sグμプリンを多量に含むもの
は、常温ではゲル状態であるが、70℃ないしは120
℃に加熱すると溶融し、流動性を有するようになり、一
般の大豆蛋白の挙動と異なることを発見し、本発明の動
機となった。この大豆7Sグロブリンは、油脂を混入し
た乳化系になると若干加熱ゲル化しやすくなるので、大
豆7Sグロブリンだけではメルティ性のあるチーズを組
立てることはできないが、加熱溶解性の蛋白が共存する
と目的とするチーズ様食品を得られることがわかり本発
明を完成するに至った。既ち本発明は、7Sグロブリン
を60%以−1−含有する大豆蛋白対加熱溶解色蛋白の
重量比が13ないし20:1であり、固型物含量が5%
ないし75%であるメルティ性を有するチーズ様食品で
ある。一般の分離状大豆蛋白に含まれる大豆7Sグロブ
リンは30%程度であり、通常の製造法では、本発明の
ように多量に大豆7Sグロブリンを含むチーズ様食品は
得られない。
本発明で用いる大豆7Sグロブリンは大豆の品種、大豆
より78グロブリンを得る方法などに制限されることな
く大豆7Sグロブリンを蛋白質中に60%以に含有すれ
ばよい。
丸大豆より78グロブリンを得る方法については、以下
に記載されている方法が一般的である。
Thankらの方法CJ、Agr、Food C1+a
m、、 24 (6)、 H,]7(1976) 〕に
従っ゛C低温抽出脱脂大豆フレーク(味の素■製)よl
:10.03M)IJスス−酸緩衝液(10mM2−メ
ルカプトエタノール含有、p Ii8.0)で抽出し、
抽出液をpH6,4に調整し生じた沈澱を遠心分離] 
0000 rpm 30分、3℃)で除き、得られる上
清をp 114.8とし、生成する沈澱を遠心分離(同
上条件)で集め、水に分散しp Hを中性(7,0)と
し、透析または限外濾過で脱塩し凍結乾燥あるいは噴霧
乾燥して大豆7Sグロブリンを得る。
また迫出らの方法(Agric、 Biol、Chem
、、 29.885(1965)  )に従って低温抽
出脱脂大豆フレークより、水抽出(p H7,8〜8.
0)L2〜4℃にて72時間冷蔵した後、生じた沈澱を
除き、上清に最終濃度0.025 Nにやるように塩化
力ルンウムを加え生じた沈澱を遠心分離で除き、上清を
得る。これを2N−塩酸でp I(4,5にし等電点沈
澱させ遠心分離で沈澱を集めこれをイオン強度o5の標
準リン酸緩衝液(0,0325M K、HPO,,0,
0026M KH,PO,,0,4M NaC1,0,
01M2−メルカプトエタノール含有pH7,6)に溶
解し充分透析する。更に遠心分離し微量の沈澱を除き、
上清な得る(粗7Sグロブリン)。これをコロジオンパ
、グで濃縮後、セファディクスG−100及びG−20
0で順次ゲル濾過すれば精製7Sグロブリンが得られる
迫出らの7フイニテイクロマトグラフイーによる方法(
「蛋白・核酸・酵素」別冊「植物酵素研究法J P2S
5(1976)、共立出版)も知られている。
即ち低温抽出脱脂大豆フレークより水抽出(p 117
.8〜8.0 ) L 2〜4℃にて72時間冷蔵後生
じた沈澱を除き、上溝に最終濃度0.025 Nになる
ようにCaCl2を加える。生じた沈澱を遠心分離で除
き、得られた上清な2 N −MCIでp 114.5
として等電点沈澱させ、遠心分離で沈澱を集め、これを
イオン強度0.5の標準リン酸緩衝液に溶解し充分透析
し、それをコロジオソバ、グで濃縮後、コンカナバリン
A (Con−A )−セファロース4B(スウェーデ
ン、ファルマシア製)によるアフィニティク 5− ロマトグラフィーにかけ78区分は選択的に吸着サレ、
それを0.1Mα−メチル−D−マンノジッドを含むイ
オン強度0.5の標準リン酸緩衝液で溶#1させて、7
8区分を得る。これを脱塩後乾燥すれば精製大豆7Sグ
ロブリンが得られる。また迫出らの特公昭57−299
82号に記載された製造法によっても目的とする大豆7
Sグロブリンが得うレる。
本発明においては、以上のような方法にて得られた大豆
7Sグロブリンを大豆蛋白質中に60%以上含有する大
豆蛋白に、加熱溶解性蛋白の重−樋゛比が1:3〜20
:1となるように加熱溶解性蛋白を加え、固型物含蓄が
5%ないし75%であるチーズ様食品を製造する。ここ
でいう固型物含量とは水以外のものをいい、蛋白質、食
用油脂、食品添加物などを含んだ含量をいう。
本発明は大豆7Sグロブリンを主原料として製造するこ
とを要旨とするが、加熱溶解性蛋白の混入も必要である
。加熱溶解性蛋白とは、カゼイン、ゼラチン等をいい、
7oないし100℃に加熱ス= 6− ると流動性を帯び溶融する蛋白のことをいう。又、大豆
蛋白などを部分加水分解して加熱溶解性の有する部分加
水分解蛋白なども含まれる。例えばカゼインナ)・リウ
ムを大豆7sfI2プリンに5〜40%混合して、粘り
の強い特性を持ったメルティチーズを作ることも可能で
ある。
本発明は蛋白質の他に蛋白質重石1部に対1〜水を1.
5〜5部、好ましくは2〜3部、食用油脂を0.5〜4
部、好ましくは1〜3部、必要に応じて食品添加物を加
えて混練しチーズ様食品とする。
食用油脂は大豆油、コーン油、ナタネ油、綿実油、パー
ム油、落花生油、米油、からし油などの植物油、及び牛
脂、肝脂、魚油、鯨油、バター脂などの動物油脂及びそ
れらの水泳用などエステル交換油脂、あるいは−変分別
処理した液体油脂も使用することができる。
本発明のチーズ様食品の品質、及び製造」−の操作性を
向上せしめる目的で組成物の特性に大きな支障を与えな
い範囲で食品添加物を添加すればより望ましい食品が得
られる。食品添加物としては調味ネ−1(食塩、汁味料
、調味料など)、着香料(チーズフレーバーなど)、乳
化剤(脂肪酸エステル、大ΩI/シチンなど) 、tJ
II 料(アルギン酸すlリウノ2、ポリアクリル酸ナ
トリウム、カルポギシメチルセルロースなど)、澱粉、
多糖類、香辛料、着色本4などを適址加えることができ
る。これらの食品添加物は混練前に加えても混練中に加
えても差j2支えない。
混練はリーイレント力、ター、ニーダ−など畜肉加工食
品製造工程にて通常用いられている混線機にて行う。混
線条件は混線機の種類及び混練速度によって変化するが
、油脂が分離してこない条件で行う。例えば1500 
rpm程度のサイレント力、ターでは10−.30分、
3000 rpm程度の高速サイレン1カ、ターでは5
〜20分間混練することによりゲル状の混線物とするこ
とができる。
混練物は好ましくは脱気した方が好ましい。脱気の方法
は特に限定されるものではなく、減圧状態にすればよい
。特に混練も同時に行うことのできる!ザイレントカ、
ターによって混練脱気すれぼ工程が簡略化される。脱気
することにより、しなやかさ、日溶け、弾力性が向−ヒ
する。斯1〜て得られた混練物を塩化ビニリデン製ケー
シング又は戒!(1)容器等に充填する。
該充填物を70〜120℃、好ましくは80〜95℃で
5分以」二通常30〜40分加熱処理し、冷却しゲルと
成しチーズ様食品を得る。
食品蛋白のうちゼラチン(豚皮、牛皮、骨髄由来)及び
カゼイン(α8、β、γ)は加熱すれば容易に溶は冷却
すればゲルになることが知られているが、分離大豆蛋白
においては加熱によって凝固又はゲル化し流動性がない
のが常識であった。
しかし大豆118グロブリンと共に主成分である大豆7
Sグpプリンにおいては、非乳化系では室温で保形して
いたゲルが加熱すると流動するようになり、乳化系では
若干ゲル化するが分離状大豆蛋白、大豆118グロブリ
ンに比してはるかに弱いものである。従って乳化系でも
若干の加熱溶解性蛋白の混入で充分メルティチーズ用素
材として実用性のあることは自明である。
 9− このような特質の由来は明らかではないが、大豆7Sグ
ロブリンは、加熱ゲル化の大きな要因であるS−S結合
、又、−M離のS II基が存在しない(Tbankら
、J、Agric、 Food Chom、、 26 
(3)、 692 (1978) )か、極微)4しか
存在しない蛋白なので、加熱によってSH−S −S交
換反応による網目構造を生じることが殆どないと考えら
れる。又、大豆7Sグロブリンは5部程度の糖を含む糖
蛋白質であることもゲル化[7ない要因と考えられる。
以下、実施例にて具体的に説明する。
実施例1 低温抽出脱脂大豆フレーク(味の素■製)8002を0
.03M+・リス−塩酸緩衝液(p H8,00,01
M 2−メルカプトエタノール含有)Bt中で攪拌抽出
l〜(常温で60分程度)、遠心分離等で、」−清を集
め抽出液を得た。これを約5℃に冷却後、2N−塩酸で
pH6,4に調整し30分間5℃中に放置し生じた沈澱
を遠心分離で除き」−清を集めた。これを更に2N−塩
酸でp H4,8に調整 10− し沈澱を生じさせた。この沈澱を遠心分離で集め更に0
.0 a M )リス−塩酸緩衝液p H8,0に再溶
解し、透析か限外濾過膜で脱塩し、凍結乾燥あるいは噴
震乾燥して粗7Sグロブリン約2001を得た。〔7S
グロブリン含有率80%;超遠心分析結果〕この7Sグ
ロブリン200fと市販ゼラチン(新田ゼラチン■製)
 50 fと水6002を常温下にてサイレントカッタ
ーを用いその回IF[3000rpmで3分混練後コー
ン油(味の素■製[コーンサラダ油J)400Fを徐々
に加え10分混練した。更に食塩24f、砂糖15y、
「味の素」6.6F、チーズフレーバー4al!、天然
色素1.22を加え、3分間混練し調味づ令を行った。
真空脱は 気後混練物を塩化ビニリデンケージソゲチューブ(30
箭φ)に充填し85℃、40分間加熱処理し、更に5℃
で20時間放置してチーズ様食品を得た。
 11一 実施例2 分離大豆蛋白(味の素■製「アジプロンS2」)を用い
て実施例】と同様の処理をして粗7Sグロブリン濃厚溶
液(粗蛋白量7.5%、うち7Sグロブリン6.0%含
有、水分92%) 2000+nt、を得た。
これを3倍位まで50℃で減圧濃縮して約650m1の
濃厚7Sグロブリン溶液(固型特約150 f。
水分5oorae)を得た。これにカゼインナ) IJ
ウム(日成共益■製r 5AVORTON 460 J
 ) 50 tを加え真空サイレントカッター中で混練
後、バター(雪印乳業■製)350fを加温溶解した状
態で徐々に加え、更に10分間混練した。更に実施例1
と同じ調味料等の食品添加物を同量加え、7分間混練し
得られた混練物を更にシャケ、ト付ニーグーに移し、9
5°〜100℃で20分間加熱溶融し、型砕に流し込み
冷所に放置してゲル化させチーズ様食品を得た。これは
優れたメルティ特性を有するものであった。
 12一 実施例3 低温抽出脱脂フレーク(味の素■製)を約20倍量の食
塩でイオン強度0.5に調整した温水(40〜50℃)
で攪拌抽出し、残渣を連続式遠心器で除き、得た抽出液
を5〜10′C急冷し、2N−HCIでpH6,4に調
整し、30分程度靜置後、遠心器で沈澱を除き、得られ
た上清液をp H4,8に調整し、沈澱凝固物を得た。
これを遠心分離機で集め水洗し粗7S蛋白質カード(固
型物35%程度、7S成分62%)を得た。この7Sグ
ロブリン蛋白質カード6002にカゼインカルシウム(
日成共益■製)25f、ナチュラルチーズパウダー10
01を加え真空サイレント力、ター中で充分混練後、マ
ーガリン(味の素■製「マリーナ」3002を加温溶解
した状態で徐々に加え、更に10分間混練した。更に食
塩18f1砂糖15f1[味の素J6.6f1チーズフ
レーバー4ml、天然色素1.21を加え、3分間混練
し調味づけを行った。真空脱気操作後、プラスチック製
容器に充填しプラスチック製フタをシールし高周波発生
装置 18− (2450メガヘルツ、波長12cm)を用いて3分程
加熱し均質化後冷却してチーズ様食品を得た。
実施例4 本発明によるチーズ様食品の基本レシピ−を以下のよう
にして、蛋白部分だけ7Sグロブリンと加熱溶解性蛋白
の比を変えて、インストロンキャピラリーレオメータ−
で溶融粘度を測定した。
基本レシピ− 蛋白画分は実施例1に記載ある通り調製された粉末粗7
Sグロブリン(78グロブリン含有率 14− 約80%、超遠心分析)と市販力ルンウム力ゼインネー
ト(日成共益■ r 5AVORTON 460 J 
)から成り、その重量比を01.1・3.2.2.31
.20:1.1:0  を変えて以下の実験に供した。
乳化物の調製方法は実施例3と同じである。
溶融粘度の測定 インストロン社製キャピラリーレオメータ−(Mode
l 3211 )を用いた。測定条件は、キャピラリー
径0.77問、その長さ2.5491cmのタングステ
ンカーバイド合金製のキャピラリーノズルを用いた。定
速プランジャーによるシェアレートは533 (sec
−’ )にした。測定温度は通常のチーズがメルティ性
を示す80℃とした。
く結 果〉 市販のナチュラルチーズのモツツアレラ(フランス製)
、グリエール(フランス製)、エメンタール(スイス製
)、エダム(オランダ製)、サムンー(デンマーク製)
は4.75 x ] 07〜2.28 x 1011p
oiseの範囲にあった。チーズにはもっと数多くのタ
イプのものがあるので、80℃での溶融性の範囲を3、
OX ] Ot〜3.Ox ] 0’ poiseと定
めた。そこで、試験区の6サンプルについて測定した所
第1図のようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例4の測定結果を示す。横軸は蛋白画分
の混合比(百分率)、縦軸は溶融粘度(poise :
対数表示)である。 特許出願人 味の素株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 7Sグpプリンを60%以上含有する大豆蛋白対加熱溶
    解性蛋白の重量比がl;3ないし20:】であり、固型
    物含量が5%ないし75%であるチーズ様食品。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998044807A1 (en) * 1997-04-04 1998-10-15 Monsanto Company High beta-conglycinin products and their use
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