JPS5910706Y2

JPS5910706Y2 - プラグにおけるスリ−ブ金具の取付装置

Info

Publication number: JPS5910706Y2
Application number: JP4515981U
Authority: JP
Inventors: 英朗茂治
Original assignee: 株式会社茂治製作所
Priority date: 1981-03-30
Filing date: 1981-03-30
Publication date: 1984-04-03
Also published as: JPS57157091U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は、多極の同軸状に組立てたプラグ主体部の後方
に、別の２つのプラグが同時に差込めるよう一対のプラ
グ差込口を設けた中継用のプラグにおいて、それのプラ
グ主体部の後方に、別の２つのプラグが同時に差込める
よう一対のプラグ差込口を構或するためのスリーブ金具
を取付ける取付装置についての改良に関する。

本考案における目的は、ハンダ付け等の手段を用いなく
ても多極に組立てたプラグ主体部のスリーブと一対のス
リーブ金具とが確実に接続した状態で、しかも、簡単に
組付けられるようにすることにある。

図面に基づき実施例について具体的に説明すると、ａは
プラグＡの軸状をなすプラグ主体部で、第１図の如く前
端側（図において左端側）がら内極となるチツプ１およ
び第２極となるリング２ならびに外極となるスリーブ３
が軸方向に並列し、チツプ１の後端に連続するチツプピ
ン１０及びリング２に接続する軸筒状のリング端子部２
０ならびに前記スリーブ３が同軸状に配置された状態と
して、絶縁となる合或樹脂材により一体に組立てられて
いること従来公知の３極のプラグ主体部と変わりなく、
それの後端側には、第２図の如く合戊樹脂材の或型によ
りプラグ主体部ａの軸方向と直交する方向に偏平な保合
部４が形設してある。

保合部４は、前記プラグ主体部ａに連続する基台部４０
が、プラグ主体部ａより若干大径にした角筒状をなし、
その基台部４０の四角な後端面から後方に突出して連続
する胴部４ａが、第３図に示している如くプラグ主体部
ａの軸方向から見てその軸方向と直交する方向（同第３
図で上下方向）に沿い偏平に形威してある。

そしてその偏平な胴部４ａの後端の上下の両端部に後方
に向け角状に突出する突部４１，４１が夫々形威してあ
り、また、該胴部４ａの上下方向の中間部は、後面視に
おいて左右に弧状に張り出した膨出部４２．４２に形
或され、その膨出部４２．４２の前半側に前述のリン
グ端子部２０の後端部の周面が露出し（第４図）、また
膨出部４２．４２の中心に位置する胴部４ａの後端面
の上下の中央部に前述のチツプピン１０の後端か露出さ
せてある（第４図）。

５及び６は前記係合部４に組付けたチップ接続端子片と
リング接続端子片である。

リング接続端子片５は、第５図、第６図の如く帯板状の
バネ材をコの字状に屈曲して、前記基台部４０の後端面
に接合させるよう平らに形或した中央部位の組付部５０
と、その組付部５０の両端から屈曲して突出する一対の
バネ片５１．５１とを形戊するとともに、前述組付部５
０には、前記係合部４の偏平な胴部４ａと嵌合し合う長
孔状の嵌合孔５２を開口せしめ、その嵌合孔５２の中央
部位に、該嵌合孔５２を係合部４に嵌挿したときに、前
記リング端子部２０の露出面と嵌合し合う拡径部５３を
設け、その拡径部５３の口縁には、リング端子部２０の
後端の露出面との接触面を大きくするための突出片５４
が形設してある。

また、チップ接続端子片６は、第７図、第８図の如く前
記リング端子片５と同じように、帯板状のバネ材をコの
字状に屈曲して、胴部４ａの後端面に接合するための平
らな組付部６０とその組付部６０から屈曲して突出する
一対のバネ片６１．６１とに形戒してある。

該チップ接続端子片６は、前記リング接続端子片５より
小さく作られている。

また、該チップ接続端子片６の組付部６０には、それの
長子方向に沿う溝巾の狭い切欠溝６２を設け、その切欠
溝６２の両端部に、前記保合部４の一対の突部４１，４
１と嵌合し合う嵌合孔部６３．６３を設け、切欠溝６２
の長手方向の中間部には、前記嵌合孔部６３．６３を突
部４１，４１に嵌合したときに、チツプピン１０の後端
部と嵌合し合う拡径部６４を設け、その拡径部６４の口
縁には、チツプピン１０の周面との接続面が大きくなる
ようにするための突出片６５が形威してある。

そして、これらリング接続端子片５及びチップ接続端子
片６は、前述した如く、組付部５０の嵌合孔５２と係合
部４の胴部４ａとの嵌合及び組付部６０の嵌合孔部６３
．６３と保合部４の一対の突部４１，４１との嵌合によ
り、第９図に示している如く、チップ接続端子片６がチ
ツプ１にチツプピン１０を介して層接続しリング接続端
子片５がリング２にリング端子部２０を介して接続する
状態において、チップ接続端子片６の各バネ片６１．６
１がリング接続端子片５の各バネ片５１．５１とそれぞ
れ対向し合う状態として組付けられる。

７は、上述の如くバネ片５１．５１の夫々がバネ片６１
．６１の夫々と対向し合うように前記チップ接続端子片
６とリング接続端子片５を組付けたプラグ主体部ａの後
端に樹脂戊型して前記チップ接続端子片６及びリング接
続端子片５の基端側全体を一体に埋めた戒形部で、対向
する前記バネ片５１とバネ片６１及びバネ片５１とバネ
片６１の基端側を被覆して先端側を露出させる一対の軸
筒状の嵌合部７０，７０を形成している。

８は前記嵌合部７０，７０に組付けるスリーブ金具９，
９とプラグ主体部ａのスリーブ３とを接続させるための
金属板である。

該金属板８は第１１図の如く帯板材をプレス戒型して前
記プラグ主体部ａのスリーブ３へ嵌挿させるハトメ部８
０と、そのハトメ部８０より二又状に分岐し、かつ、軸
方向に沿って延長した一対の接続部８１．８１とよりな
り、前記合戒樹脂材よりなる軸筒状の嵌合部７０，
７０の周面に沿って配位できるようそれの巾及び長さを
設定してある。

そして、この金属板８は、それのハトメ部８０を、前述
のプラグ主体部ａのスリーブ３に嵌挿して、それの一対
の接続部８１．８１が前記一対の軸筒状の嵌合部７０
，７０の周面に夫々当接する状態に組付ける（第１２図
）。

また、嵌合部７０．７０に組付けるスリーブ金具９，
９は、それの後端側を、別のプラグＢが差込まれるプラ
グ差込口９０に形或し、前端側の開放口９１の口径を前
記嵌合部７０の外径と略同一としてあって、その前端側
の開放口９１を前述の軸筒状の嵌合部７０，７０の後
端部に第１２図で鎖線に示している如く夫々対応させて
第１３図に示している状態に圧入嵌合し、該スリーブ金
具９の内面と金属板８の各接続部８１とが強く密着した
状態に組付ける。

これにより、ジャック部を構或する該スリーブ金具９は
、プラグ主体部ａのスリーブ３と接続する状態としてプ
ラグ主体部ａの後端に組付けられプラグＡに組立てられ
る。

なお、７１は前記戊形部７の周面に設けた係合溝で、嵌
合部７０，７０の周面には、それの軸方向に沿って
延長してあり、該溝７１に金属板８を嵌め込んだ際に、
正しく位置決めされた状態で係合溝７１より上方に突出
するようそれの溝底を前記金属板８の板厚分より浅く、
また、溝巾は金属板８の形状に合わせた形状としてある
。

９２はスリーブ金具９，９る嵌合部７０，７０に組付
けた際に、外力でそれらスリーブ金具９，９が内側に寄
ることがないようスリーブ金具９とスリーブ金具９の間
に介装して組付位置に保持するための保持部材で、スリ
ーブ金具９とスリーブ金具９の後方から挿入するよう絶
縁材によりそれの両側面９３．９３を第１４図の如く
スリーブ金具９の周壁に沿って弧状に形威してある。

また、第１６図にて鎖線に示している部材Ｃは、プラグ
Ａを組立てた後、組付けたスリーブ金具９，９の外周を
覆うよう一体にインサート戒形した合戊樹脂材よりなる
外皮である。

次に作用効果について説明すると、本考案によるプラグ
におけるスリーブ金具の取付装置は、上述した如く、チ
ツプ１、リング２、スリーブ３とが同軸状に配位されて
組立られたプラグ主体部ａの後端に、一対のバネ片６１
．６１を具備するチップ接続端子片６と一対のバネ片５
１．５１を具備するリング接続端子片５とを、チップ接
続端子片６が前記チツプ１に接続しリング接続端子片５
がリング２に接続し、かつ、チップ接続端子片６の各バ
ネ片６１．６１がリング接続端子片５の各バネ片５１．
５１とそれぞれ対向し合う状態に組付けるとともに、そ
のプラグ主体部ａの後端に、対向する前記バネ片５１と
バネ片６１及び゛バネ片５１とバネ片６１の基端側を被
覆して先端側を露出させる樹脂或形よりなる軸筒状の嵌
合部７０，７０を一対に形或し、前記プラグ主体部ａ
のスリーブ３外周に嵌合するハトメ部８０と前記一対の
軸筒状の嵌合部７０，７０の周面に夫々当接する一対
の接続部８１．８１とを具備する金属板８を、それのハ
トメ部８０が前記プラグ主体部ａのスリーブ３に嵌装し
、一対の接続部８１，８１が前記一対の軸筒状の嵌合部
７０，７０の各周面に夫々当接する状態に組付け、そ
れら嵌合部７０．７０に、後端側にプラグ差込口９０を
具備せしめたスリーブ金具９の前端側の開放口を、前記
金属板８の一対の接続部８１．８１の外面側から嵌合し
て組付けるよう構威しているのだから、プラグ主体部ａ
の後端に、別のプラグＢを差込んで接続さすジャック部
を構戒せしめるためのスリーブ金属９を、２連に取付け
る際に、２つのスリーブ金具９，９を、プラグ主体部ａ
の後端に樹脂戊形により形威した一対の軸筒状の嵌合部
７０，７０に夫々嵌合していくだけで、このジャッ
ク部を構或するスリーブ金具９，９がプラグ主体部ａの
スリーブ３と確実に接続する状態で取付られるようにな
って、従来の如くハンダ付けを行なうことなく２連のス
ノーブ金具９を取付けられるようになる。

しかもその取付作業もすこぶる簡単になる。

【図面の簡単な説明】

第１図はプラグ主体部の切断面図、第２図はプラグ主体
部の後端に樹脂成型よりなる保合部を設けた状態の平面
図、第３図は同上のプラグ主体部の後面図、第４図は同
上プラグ主体部の後端部の斜視図、第５図はリング接続
端子片の平面図、第６図は同上の側面図、第７図はチッ
プ接続端子片の平面図、第８図は同上の側面図、第９図
はプラグ主体部の後端にチップ接続端子片及びリング接
続端子片を組付け樹脂戊形の嵌合部を設けた状態の一部
切断平面図、第１０図は同上の平面図、第１１図は金属
板の平面図、第１２図はプラグ主体部に金属板を組付け
た状態の平面図、第１３図は同上のプラグ主体部にスリ
ーブ金具を取付けてプラグに組立てた状態の平面図、第
１４図は保持部材の斜視図、第１５図は組立てたプラグ
に保持部材をスリーブ金具とスリーブ金具の間に組付け
た状態の平面図、第１６図は同上のプラグに外皮をイン
サートする状態を示す平面図である。図面符号の説明、Ａ・・・・・・プラグ、ａ・・・・・
・プラグ主体部、Ｂ・・・・・・別のプラグ、１・・・
・・・チップ、１０・・・・・・チツプピン、２・・・
・・・リング、２０・・・・・・端子部、３・・・・・
・スリーブ、４・・・・・・係合部、４ａ・・・・・・
胴部、４０・・・・・・基台部、４１・・・・・・突部
、４２・・・・・・膨出部、５・・・・・・リング接続
端子片、５０・・・・・・組付部、５１・・・・・・リ
ング接続端子片のバネ片、５２・・・・・・嵌合孔、５
３・・・・・・拡径部、５４・・・・・・突出片、６・
・・・・・チップ接続端子片、６０・・・・・・組付部
、６１・・・・・・チップ接続端子片のバネ片、６２・
・・・・・切欠溝、６３・・・・・・嵌合孔部、６４・
・・・・・拡径部、６５・・・・・・突出片、７・・・
・・・戊形部、７０・・・・・・嵌合部、７１・・・・
・・係合溝、８・・・・・・金属板、８０・・・・・・
ハトメ部、８１・・・・・・接続部、９・・・・・・ス
リーブ金具、９０・・・・・・プラグ差込口、９１・・
・・・・前端側の開放口、９２・・・・・・保持部材、
９３・・・・・・側面、Ｃ・・・・・・外皮。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

チツプ１、リング２、スリーブ３とが同軸状に配位され
て組立られたプラグ主体部ａの後端に、一対のバネ片６
１．６１を具備するチップ接続端子片６と一対のバネ片
５１．５１を具備するリング接続端子片５とを、チップ
接続端子片６が前記チツプ１に接続しリング接続端子片
５がリング２に接続し、かつ、チップ接続端子片６の各
バツネ片６１．６１がリング接続端子片５の各バネ片５
１．５１とそれぞれ対向し合う状態に組付けるとともに
、そのプラグ主体部ａの後端に、対向する前記バネ片５
１とバネ片６１及びバネ片５１とバネ片６１の基端側を
被覆して先端側を露出させる樹脂戒形よりなる軸筒状の
嵌合部７０，７０を一対に形戊し、前記プラグ主体部
ａのスリーブ３外周に嵌合するハトメ部８０と前記一対
の軸筒状の嵌合部７０，７０の周面に夫々当接する一
対の接続部８１．８１とを具備する金属板８を、それの
ハトメ部８０が前記プラグ主体部ａのスリーブ３に嵌装
し、一対の接続部８１．８１が前記一対の軸筒状の嵌合
部７０，７０の各周面に夫々当接する状態に組付け
、それら嵌合部７０．７０に、後端側にプラグ差込
口９０を具備せしめたスリーブ金具９の前端側の開放口
を、前記金属板８の一対の接続部８１．８１の外面側か
ら嵌合して組付けたことを特徴とするプラグにおけるス
リーブ金具の取付装置。