JPH0524140Y2 - - Google Patents

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JPH0524140Y2
JPH0524140Y2 JP1988029032U JP2903288U JPH0524140Y2 JP H0524140 Y2 JPH0524140 Y2 JP H0524140Y2 JP 1988029032 U JP1988029032 U JP 1988029032U JP 2903288 U JP2903288 U JP 2903288U JP H0524140 Y2 JPH0524140 Y2 JP H0524140Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は被覆電線とプリント基板とを相互に接
続できるコネクタに関するものである。
〔従来の技術〕 従来この種のコネクタとしては第7図に示すも
のが知られている。即ちコネクタ1は上面が開口
した箱型のハウジング11内にコンタクト12が
収容され、そのコンタクト12の下部はハウジン
グ11の底面より下方に突出してプリント基板に
固定される接続端子12aとなつている。このコ
ネクタ1に被覆電線としてリボンケーブル2を接
続するには、ケーブル2の先端の被覆部2aを剥
がし露出された芯線部2bをハウジング11の開
口から内部のコンタクト12に挿入接触させ、こ
れによりコネクタ1とリボンケーブル2との接続
を行なう。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら上記コネクタ1では、リボンケー
ブル2の被覆部2aから露出された比較的柔い芯
線部2bを直接ハウジング11内に挿入してコン
タクト12に接続するものであるから、その接続
作業中にしばしば芯線部2bの折れ曲がりや不揃
いが発生し、その為度々芯線部2bを修正せねば
ならず甚だ手間がかかつた。
本考案はかかる点に鑑みてなされたものであ
り、接続作業の途中に芯線部の不揃い等が生じる
ことなく、作業性及び取り扱い性に優れたコネク
タを提供することにある。
〔課題を解決する為の手段〕
本考案は、互いに嵌合する雄側コネクタと雌側
コネクタから成り、上記雄側コネクタは、先端の
被覆部を所定長切除して芯線部を露出した被覆電
線と、一側面に上記嵌合方向に延び上記芯線部を
収容して整列させる溝部を有し、該溝部の一端は
閉塞され上記芯線部の先端と対向する底部となつ
ているインシユレータ本体と、上記溝部の他端側
を覆うように上記インシユレータ本体の一側面に
重ね合わせて固定され、上記芯線部の先端側側面
を上記溝部から外方に露出させた状態で上記芯線
部を上記溝部内に押圧保持するカバー部材とを備
え、一方上記雌側コネクタは、上記雄側コネクタ
のインシユレータ本体の一端側が挿入嵌合される
開口部を有するハウジングと、該ハウジングの開
口部内に配列され該開口部内に挿入嵌合された上
記インシユレータ本体の溝部から露出した上記芯
線部の先端側側面と接触するコンタクトとを備え
たものである。
以上の如く構成したことにより、被覆電線の芯
線部はインシユレータ本体の溝部内に収容して整
列され、次いでカバー部材をインシユレータ本体
に重ね合わせ固定することによつて溝部から浮き
出ることなく保持される。そして芯線部の溝部か
ら外方に露出された先端側側面は、雌側コネクタ
のソケツトコンタクトに接触する雄コンタクトと
なる。この様に被覆電線の芯線部は雌側コネクタ
に挿入される前、予めインシユレータ本体の溝部
内にて整列保持された状態にあるので不揃いにな
らず、雌側コネクタとの接続作業に優れ、且つ取
り扱い性の向上したコネクタが得られる。
〔実施例〕
以下本考案の実施例について第1図乃至第6図
を参照しつつ説明する。第1図aはリボンケーブ
ル2に接続された雄側コネクタ3を示し、同図b
には雌側コネクタ4を示す。雄側コネクタ3は第
2図にも示すようにインシユレータ本体31とカ
バー部材32を所定の隙間を有して対峙させ、可
撓性を持つたヒンジ片33を介して一体に連結さ
れた合成樹脂成型品である。インシユレータ本体
31はほぼ直方体の板状に形成され、カバー部材
32と対向する板面には、リボンケーブル2の芯
線部2bの間隔に対応した一定の間隔をおいて複
数の溝部31aが並設されている。この溝部31
aはリボンケーブル2の芯線部2bを覆う被覆部
2aが収容される被覆部用溝31a−1と、これ
に連続する芯線部2bが挿入される芯線部用溝3
1a−2から成る。芯線部用溝31a−2はその
深さ寸法を芯線部2bの直径よりも大きく設定さ
れ、且つその開放端には溝31a−2を閉塞する
底部31a−3を設けている。又芯線部用溝31
a−2間には後述のカバー部材32と係合する鍵
形の嵌合突起31bを突設している(第5図a参
照)。更にインシユレータ本体31の長手方向両
端面における上部には門形の耳部31cが成形さ
れ、下部には雌側コネクタ4に係合するロツク片
31dを設けている。耳部31cの一側部からは
可撓性を有したヒンジ片33が延出され、このヒ
ンジ片33の先端にインシユレータ本体31より
も幅の狭いカバー部材32の長手方向両端を連結
してインシユレータ本体31とカバー部材32を
一体化している。このカバー部材32は、インシ
ユレータ本体31に重ね合わされたとき芯線部用
溝31a−2が一部露出するようにインシユレー
タ本体31よりも幅狭に形成されている。そして
カバー部材32のインシユレータ本体31と対向
する面には、被覆部用溝31a−1に対向する溝
32aと芯線部用溝31a−2に入り込む突出片
32bを設けている。この突出片32b間にはイ
ンシユレータ本体31の係合突起31bと係合す
る切り欠き凹部32cが形成されている。更にカ
バー部材32の長手方向両端には、インシユレー
タ本体31の耳部31cに形成された透孔31c
−1に係止する係止爪32dを一体に設けてい
る。一方雌側コネクタ4は上面が開口された箱型
のハウジング41内に複数のソケツトコンタクト
42を配列したものである。ハウジング41は開
口部41cの両内側壁に互いに対向する複数の溝
41aが形成され、更に一方の内側壁の溝41a
の配列方向の両端には雄側コネクタ3のロツク片
31dを受け入れる溝41bを形成している。ソ
ケツトコンタクト42は、第3図に示す如くばね
性を有した金属板にプレス加工を施して製作され
る。即ちソケツトコンタクト42は基部42aか
ら接触片42bと先端に接点42cを設けた接触
片42dを互いに対向させて延出すると共に、基
部42aから接触片42bと反対方向に端子42
cを延設したものである。従つてこのソケツトコ
ンタクト42をハウジング41内に組み込むに
は、接触片42b,42dをその外縁がハウジン
グ41の互いに対向する溝41aに嵌り込むよう
にして開口部41c内に挿入し、端子42eをハ
ウジング41の底壁に設けた孔41cへ圧入固定
する。この時接触片42dは開口部41の内側壁
の溝41bが設けられた側の溝41aに嵌め込ま
れ、その接点42cは開口部41内に突出してい
る。
次に第4図及び第5図に基づき雄側コネクタ3
をリボンケーブル2に取り付ける手順を説明す
る。第4図、第5図は雄コネクタ3に対するリボ
ンケーブル2の取り付け過程を夫々第2図におけ
るA−A線、B−B線に沿つて断面にして示す図
であり、a,b,cは夫々リボンケーブル2の取
り付け初期状態、途中過程及び完了状態を示して
いる。
先ず第4図で示すように先端の被覆部2aを所
定長切除して芯線部2bを露出したリボンケーブ
ル2をインシユレータ本体31とカバー部材32
の間に挿入して、被覆部2aをインシユレータ本
体31の被覆部用溝31a−1に位置させ、且つ
芯線部2bを芯線用溝31a−2に配置する。そ
の状態を保持したまま手指にてカバー部材32に
力を加えることによりヒンジ片33を撓め、カバ
ー部材32をインシユレータ本体31に接近させ
る。そして第5図bで示すようにカバー部材32
の切り欠き凹部32cの底部32c−1をインシ
ユレータ本体31の係合突起31bに係合させ
て、カバー部材32をインシユレータ本体31に
重ね合わせるように押し付ける。そうすると第4
図cで示すように突出片32bは芯線部用溝31
a−2内に入つてその溝内に配置された芯線部2
bを溝底部に押圧保持すると共に、その被覆部2
aが被覆部用溝31a−1と溝32aとの間に挾
持固定される。又同時に第1図aで示すようにカ
バー部材32の両端側に設けた係止爪32dがイ
ンシユレータ本体31の耳部31cの内側面から
透孔31c−1内に入つて弾性的に結合し、カバ
ー部材32がインシユレータ本体31に固定され
る。従つてリボンケーブル2の被覆部2a部分は
インシユレータ本体31の被覆部用溝31a−1
とカバー部材32の溝32aとの間に挟み込まれ
て固定されると共に、芯線部2bは先端部の側面
を外方に露出した状態にして芯線部用溝31a−
2内で突出片32bにより芯線部用溝31a−2
から浮き出さないように保持される。このように
して雄側コネクタ3に取り付けられたリボンケー
ブル2の芯線部用溝31a−2から露出する先端
部の側面は雄コンタクトとして機能する。尚イン
シユレータ本体31の係合突起31bとカバー部
材32の切り欠き凹部32cとの係合はコネクタ
の全長に渡つて成される為、カバー部材32は中
央部分で湾曲することなくインシユレータ本体3
1と一様な圧力で接することになる。上述したよ
うにリボンケーブル2を取り付けた雄側コネクタ
3をプリント基板(図示せず)に搭載された雌側
コネクタ4と接続するには、第3図に示す如くイ
ンシユレータ本体31の芯線部用溝31a−2か
ら芯線部2bが露出された雄側コネクタ3の下端
を、ソケツトコンタクト42の接触片42d側に
向けてハウジング41の開口部41cに挿入す
る。その為雄側コネクタ3の下端はソケツトコン
タクト42の接触片42bと接触片42dとの間
に挿入され、芯線部用溝31a−2の先端に設け
た底部31a−3を接触片42dの接点42cに
当接させて接触片42dを外方に撓める。尚も雄
雌コネクタ3,4同士の嵌合が進むと接点42c
は底部31a−3を乗り越え、芯線部用溝31a
−2に案内されながらの側面に接触する。一方雄
側コネクタ3の下端両側に設けてあるロツク片3
1dはハウジング41の溝41bの薄肉壁41b
−1を徐々に押圧して外方に弾性変形させながら
溝41b内に挿入される。そして雄雌側コネクタ
3,4同士が十分嵌合した時、ロツク片31dは
溝41bの壁面に設けた窓41b−2と係合して
雄雌側コネクタ3,4間のロツクが成される。尚
以上の如く説明したように雄雌側コネクタ3,4
の嵌合の際、ソケツトコンタクト42の接触片4
2dは雄側コネクタ3の底部31a−3によつて
外方に拡げられた後接点42cを芯線部2bの側
面に接触させるものであり、しかも芯線部2bは
芯線部用溝31a−2に整列保持されているの
で、芯線部2bは嵌合時接点42cとの接触によ
つて折れ曲がつたり不揃いになることはない。次
に第6図は本考案の他の実施例を示している。即
ちリボンケーブル2の被覆部2a間を連結する結
合壁2cに孔2dを形成すると共に、カバー部材
32−1の後端には孔2dと係合する突子32e
を設けたものである。それ故リボンケーブル2は
孔2dにカバー部材32−1の突子32eを係合
させた状態で、インシユレータ本体31とカバー
部材32−1との間に挟み込まれるのでより確実
に雄側コネクタ3に取り付けられる。
〔考案の効果〕
以上実施例によつて説明したように端末処理を
施した被覆電線の一端には、カバー部材とインシ
ユレータ本体の間に挾持されインシユレータ本体
の芯線部用溝から外方に露出された芯線部自体を
雄コンタクトとする雄側コネクタが取り付けられ
る。従つて被覆電線の芯線部は雌側コネクタに接
続される前からインシユレータ本体の溝部内に整
列して保持されている為、被覆電線の接続作業時
の取り扱いによつて芯線部の不揃い等の不具合が
生じる恐れも無く、雌側コネクタとの接続作業性
並びに取り扱い性を向上させたコネクタが得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは本考案のコネクタを示す斜視
図、第2図は雄側コネクタの平面図、正面図及び
側面図、第3図はコネクタの嵌合状態を示す断面
図、第4図及び第5図は被覆電線を取り付ける過
程を示し第4図は第2図のA−A線に沿う断面
図、第5図は第2図のB−B線に沿う断面図、第
6図は本考案の他の実施例を示す断面図、第7図
は従来のコネクタを示す斜視図及び断面図であ
る。 2……被覆電線、3……雄側コネクタ、31…
…インシユレータ本体、31a……溝部、31a
−1……被覆部用溝、31a−2……芯線部用
溝、31c……耳部、32……カバー部材、32
a……溝、32b……突出片、32d……係止
爪、33……ヒンジ片、4……雌側コネクタ、4
1……ハウジング、41c……開口部、42……
ソケツトコンタクト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互いに嵌合する雄側コネクタと雌側コネクタか
    ら成り、上記雄側コネクタは、先端の被覆部を所
    定長切除して芯線部を露出した被覆電線と、一側
    面に上記嵌合方向に延び上記芯線部を収容して整
    列させる溝部を有し、該溝部の一端は閉塞され上
    記芯線部の先端と対向する底部となつているイン
    シユレータ本体と、上記溝部の他端側を覆うよう
    に上記インシユレータ本体の一側面に重ね合わせ
    て固定され、上記芯線部の先端側側面を上記溝部
    から外方に露出させた状態で上記芯線部を上記溝
    部内に押圧保持するカバー部材とを備え、一方上
    記雌側コネクタは、上記雄側コネクタのインシユ
    レータ本体の一端側が挿入嵌合される開口部を有
    するハウジングと、該ハウジングの開口部内に配
    列され該開口部内に挿入嵌合された上記インシユ
    レータ本体の上記溝部から露出した上記芯線部の
    先端側側面と接触するコンタクトとを備えたこと
    を特徴とするコネクタ。
JP1988029032U 1988-03-04 1988-03-04 Expired - Lifetime JPH0524140Y2 (ja)

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JPH01132078U JPH01132078U (ja) 1989-09-07
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JP5981058B2 (ja) * 2016-01-12 2016-08-31 株式会社シマノ コネクタハウジング、電気コネクタ、および自転車用の照明装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS603748A (ja) * 1983-06-22 1985-01-10 Toshiba Corp コントロ−ラ用メモリの照合方法

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