JP2551525Y2 - 電線コネクタ - Google Patents

電線コネクタ

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JP2551525Y2
JP2551525Y2 JP1991072984U JP7298491U JP2551525Y2 JP 2551525 Y2 JP2551525 Y2 JP 2551525Y2 JP 1991072984 U JP1991072984 U JP 1991072984U JP 7298491 U JP7298491 U JP 7298491U JP 2551525 Y2 JP2551525 Y2 JP 2551525Y2
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wire
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JP1991072984U
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Inventor
一秋 小平
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日本エー・エム・ピー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電線コネクタ、特にカ
バーを押圧することにより電線を対応するコンタクトに
圧接接続する電線コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術と解決すべき課題】電線をコネクタのコン
タクトに接続する方法として、半田付接続、圧着(クリ
ンプ)接続、圧接接続(IDC)等が提案されている。
このうち、半田付接続及び圧着接続は、電線とコンタク
トとを個別に接続せざるを得ない。このため、多数のコ
ンタクトを有するコネクタにおいては、多数の電線及び
コンタクトを同時に一括接続できる圧接接続が多用され
ている。
【0003】圧接接続型の電線コネクタは、一般に電線
をコンタクトに圧入(圧接)する機能とコンタクトの露
出を防ぐ絶縁機能とを有するカバーを具備する。(例え
ば、実開昭58-79989号公報、実開昭60-75975号公報、実
開昭60-145565 号公報、実開昭62-98167号公報等。)
【0004】これらの電線コネクタに電線を接続する工
程は以下の通りである。まず、コネクタハウジングの所
定位置に電線を配置する。次に、カバーをコネクタハウ
ジングに仮係止することにより、電線をカバーとハウジ
ング(コンタクト)との間に保持する。続いて、電線を
保持したハウジングを押圧治具等に移し、カバーを押圧
する。この押圧により、カバーは電線をコンタクトに圧
接接続すると共に、ハウジングに本係止する。
【0005】ところが、これらの電線コネクタにおい
て、カバーをハウジングに仮係止する際に、電線を何ら
かの手段で保持していないと電線の位置がずれ易いとい
う問題がある。また、電線の位置ずれを防ぐ手段がある
場合、その手段の係止及び解除の作業が付加され、工程
が繁雑になるという問題がある。さらに、ハウジングへ
のカバーの仮係止のみでは電線の保持力が弱いので、コ
ネクタ(ハウジング)を圧入治具等へ移す際に電線の位
置ずれが発生するという問題もある。
【0006】そこで、実公平1-25420 号公報に開示され
ているように、キャップ(カバー)に折曲片を設け、キ
ャップの仮係止時に折曲片によって心線(電線)を仮固
定する方法が考えられる。
【0007】しかし、この場合、心線を本体(ハウジン
グ)内に挿入してからキャップを仮係止するまでの間、
心線は保持されていないので、圧接位置がずれるおそれ
がある。また、キャップの押圧に伴って折曲片と心線の
被覆が係合することにより、心線が引き込まれて圧接不
良を生じるおそれがある。さらに、心線を差込孔内に挿
入する工程があるので、本体への心線配置の作業性が良
くないという問題がある。
【0008】従って、本考案は、電線圧接工程を繁雑に
することなく、カバーの仮係止の前後において電線の保
持を確実にして電線の位置ずれを防ぐ電線コネクタを提
供することを目的とする。
【0009】
【課題解決の為の手段】本考案の電線コネクタは、相手
側コンタクトと接触する接触部及び電線と圧接接続する
圧接部を有する複数のコンタクトと、該コンタクトを収
容するハウジングと、前記電線及び前記圧接部を互いに
接続させる押圧部を有し、前記ハウジングに対する仮係
止の位置から前記電線及び前記圧接部の接続が完了する
本係止の位置まで移動可能なカバーとを具える電線コネ
クタにおいて、前記ハウジングは、互いに逆向きの2つ
の電線載置面と、前記圧接部より嵌合面側に位置すると
共に前記圧接部側へ突出する突出部とを有し、前記カバ
ーを前記ハウジングに仮係止する前に、前記電線載置面
から突出する前記圧接部の端部及び前記突出部の協働に
より前記電線の先端を内側に撓ませた状態で保持する
ことを特徴とする。
【0010】
【実施例】以下、本考案の電線コネクタの好適実施例を
図面を参照して説明する。
【0011】図1は、本考案の電線コネクタの好適実施
例を示す分解斜視図である。図2は図1のコネクタにお
いてカバーを仮係止した状態を示す断面図である。図3
は図1のコネクタの本係止した状態を示す断面図であ
る。図4は、図1のコネクタと嵌合するヘッダコネクタ
の斜視図である。尚、簡単のために一部省略されてい
る。
【0012】図1において、電線コネクタ2は、ハウジ
ング10、多数のコンタクト4及び対のカバー70
(一方のみ図示)から構成されている。ハウジング10
は、フェイスハウジング12及びベースハウジング40
の2体からなる。フェイスハウジング12の嵌合面14
には、ヘッダコネクタ100のコンタクト104(図
4)の挿入開口16が上下4段千鳥状に形成され、コ
ンタクト収容孔18(図2)に連通している。フェイス
ハウジング12の上面20の中央には、ヘッダコネクタ
100の係止部106(図4)に係止する突起22を有
するラッチアーム24が設けられている。ラッチアーム
24の自由端26は後方(嵌合面14とは反対側)に突
出しており、上面20に形成された略コの字状のゲート
28によってその上方への移動が制限されている。ま
た、ゲート28は、上面20とラッチアーム24との間
に電線が侵入し外力によりラッチアーム24を破損する
のを防止する機能も有する。
【0013】図2において、ベースハウジング40は、フ
ェイスハウジング12のコンタクト収容孔18に連通し、隔
壁42によって区画されたコンタクト収容凹部44を有す
る。リセプタクルコンタクト4は、一端にヘッダコネク
タ100 のポストコンタクト104( 図4)と接触する接触
部4aを、また、他端に略U字状のスロットを有する圧接
部4bを具える。接触部4a及び圧接部4bは、それぞれコン
タクト収容孔18及びコンタクト収容凹部44に収容され
る。コンタクト4は、その接触部4aと圧接部4bとの間の
連結部4cがベースハウジング40の隔壁42間に挟持される
ことにより、ベースハウジング40内に保持される。フェ
イスハウジング12の係止穴30とベースハウジング40の突
起60とが係合することにより両ハウジング12、40を一体
化する。
【0014】再び図1を参照する。ベースハウジング4
0の後方の互いに逆向きの2つの電線載置面45、4
5’には、半円筒面の電線載置凹部46がコンタクト
4の数に対応して形成されている。この電線載置凹部4
6からコンタクト4の圧接部4bが千鳥状に配列して突
出する。ベースハウジング40の両側面には凹面48、
50、52、54が設けられ、その中にカバー70の係
止部76と係止する仮係止突起56及び対の本係止突
起58、58が形成されている。対のカバー70(一
方のみ図示)には、そのベース72の長手方向の端の略
対角線の位置に対の係止アーム74、74(一方のみ
図示)を具え、上側カバー70の係止アーム74、74
は凹面48、54内に収容される。他方、図示していな
い下側カバーの係止アームは凹面50、52内に収容さ
れる。
【0015】コンタクト4の圧接部4bと接続する多数の
電線90は、コンタクト4のピッチと整合した状態でプラ
スチックフィルム92に接着剤により密着している。尚、
この電線90群の代りに1本のフラットケーブルであって
もよい。
【0016】再び図2を参照する。フェイスハウジング
12とベースハウジング40とが結合した状態において、ベ
ースハウジング40の電線載置凹部46の一部を覆うように
フェイスハウジング12の後端に突出部32が形成されてい
る。ハウジング10には、この突起部32によって電線90の
先端を受容する凹部62が形成される。
【0017】次に、電線コネクタ2への電線90の接続
工程について説明する。まず、プラスチックフィルム9
2によって整列状態を保った電線90の先端を凹部62
内に挿入し、上側の電線載置凹部46上に載置する。こ
のとき、電線90の先端は、突出部32のエッジ及び圧
接部4bの端部と摩擦係合し、図2に示すように内側へ
撓められる。次に、上側カバー70をベースハウジング
40に仮係止させる。同時に、下側の電線載置凹部4
6’上に電線90’を載置し、下側カバー70’を仮係
止させる。従来の電線コネクタでは、上述の如くこの仮
係止の際の電線の位置ずれが生ずる可能性があったが、
本実施例の電線コネクタ2では、電線90の先端と突出
部32及び圧接部4bとの摩擦係合により位置ずれが生
じない。続いて、仮係止の状態のまま、押圧治具等(図
示せず)に電線コネクタ2を移す。移動の間は、カバー
70の裏側の押圧面78と圧接部4bとの間に電線90
が狭持され、しかも電線90の先端が突出部32及び圧
接部4bと摩擦係合しているので、電線90の外れ、位
置ずれが確実に防止される。最後に、押圧治具等でカバ
ー70を押圧することにより、カバー70がベースハウ
ジング40に本係止すると共に、図3に示すように押圧
(押圧部)78が電線90を押圧して圧接部4bと電
線90とが圧接接続される。下側についても同様であ
る。尚、従来の電線コネクタでは、仮係止状態における
電線の保持が十分でなかったため、電線90、90’を
同時に治具上で固定する必要があり、カバー70、7
0’を同時に押圧する両面同時圧接が困難であった。し
かし、本実施例では、仮係止状態で電線90、90’が
十分に保持されているので、両面同時圧接が容易にな
り、作業性が著しく向上する。
【0018】以上、本考案の電線コネクタの好適実施例
を説明した。しかし、本考案は、上述の実施例に限定す
ることなく、必要に応じて種々の変形、変更が可能であ
る。例えば、ハウジング10は、フェイスハウジング12及
びベースハウジング40の2体から構成されるのではな
く、一体であってもよい。また、コンタクト4は、4段
千鳥状に配置されるのではなく、他の配置でもよい。さ
らに、圧接部4bが上下2方向に突出せず一方のみ(片面
圧接)であってもよいし、圧接部4bが後方へ突出し、電
線の方向とコンタクト4の長手方向とが直交してもよ
い。加えて、コンタクトは、リセプタクル(雌型)のみ
ならず、ピンコンタクト等の雄型コンタクトでもよい
し、雌雄同形のコンタクトでもよい。
【0019】本考案によれば、ハウジングが、互いに逆
向きの2つの電線載置面と、圧接部より嵌合面側に位置
すると共に圧接部側へ突出する突出部とを有し、カバー
をハウジングに仮係止する前に、電線載置面から突出す
る圧接部の端部及び突出部の協働により電線の先端を内
側に撓ませた状態で仮保持するので、次の効果を奏す
る。即ち、カバーを仮係止する前において、電線の外れ
及び位置ずれを確実に防止し、圧接不良を未然に防止し
分留りを向上させる。また、圧接のための治具及び工
程を複雑化することなく、両面同時圧接を容易に実現で
きる
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の電線コネクタの好適実施例を示す分解
斜視図である。
【図2】図1のコネクタにおいてカバーを仮係止した状
態を示す断面図である。
【図3】図1のコネクタにおいて、カバーを本係止した
状態を示す断面図である。
【図4】図1のコネクタと嵌合するヘッダコネクタの斜
視図である。
【符号の説明】
2 電線コネクタ 4、4’ コンタクト 4a、4a’ 接触部 4b、4b’ 圧接部 10 ハウジング14 嵌合面 32、32’ 突出部 45、45’ 電線載置面 70、70 カバー 78、78 押圧面(押圧部) 90、90 電線

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手側コンタクトと接触する接触部及び
    電線と圧接接続する圧接部を有する複数のコンタクト
    と、該コンタクトを収容するハウジングと、前記電線及
    び前記圧接部を互いに接続させる押圧部を有し、前記ハ
    ウジングに対する仮係止の位置から前記電線及び前記圧
    接部の接続が完了する本係止の位置まで移動可能なカバ
    ーとを具える電線コネクタにおいて、前記ハウジングは、互いに逆向きの2つの電線載置面
    と、前記圧接部より嵌合面側に位置すると共に前記圧接
    部側へ突出する突出部とを有し、 前記カバーを前記ハウジングに仮係止する前に、前記電
    線載置面から突出する前記圧接部の端部及び前記突出部
    の協働により 前記電線の先端を内側に撓ませた状態で
    保持することを特徴とする電線コネクタ。
JP1991072984U 1991-08-20 1991-08-20 電線コネクタ Expired - Lifetime JP2551525Y2 (ja)

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JP1991072984U JP2551525Y2 (ja) 1991-08-20 1991-08-20 電線コネクタ

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JPH0686264U JPH0686264U (ja) 1994-12-13
JP2551525Y2 true JP2551525Y2 (ja) 1997-10-22

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JPS6425420U (ja) * 1987-08-04 1989-02-13

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JPH0686264U (ja) 1994-12-13

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