JP3054317B2 - 電気接続箱の端子収容構造および雌端子 - Google Patents

電気接続箱の端子収容構造および雌端子

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JP3054317B2
JP3054317B2 JP6196674A JP19667494A JP3054317B2 JP 3054317 B2 JP3054317 B2 JP 3054317B2 JP 6196674 A JP6196674 A JP 6196674A JP 19667494 A JP19667494 A JP 19667494A JP 3054317 B2 JP3054317 B2 JP 3054317B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヒューズボックス等の
電気接続箱の端子収容構造および雌端子に関する。
【0002】
【従来の技術】図8、図9は従来のヒューズボックス
(電気接続箱)の端子収容部の構成を示す断面図、図1
0は同部分の斜視図(端子は二点鎖線で示す)、図11
は収容されている雌端子の構成を示す斜視図である。
【0003】このヒューズボックスは、合成樹脂で成形
されたハウジング1の上面に、ブレード形ヒューズ(図
示略)を嵌め込み収容するヒューズ収容部2を有してい
る。ヒューズ収容部2の下方には、ヒューズの端子(相
手側雄端子)と接続される雌端子50を収容するための
端子収容室3が形成されている。
【0004】端子収容室3は、周囲を側壁1aによって
囲まれ、下端が雌端子50を挿入できるよう開放してい
る。端子収容室3とヒューズ収容部2との間の壁、即ち
端子収容室3の先端壁1bには、ヒューズの端子を差込
むための差込口5が形成されている。図8において、9
0は中継端子を収容するための端子収容室で、前記雌端
子50を収容する端子収容室3と隣接している。また、
端子収容室3の側壁1aには係止アーム7が設けられ、
係止アーム7の先端内面には係止突起9が形成されてい
る。
【0005】ヒューズの端子を受け入れる雌端子50
は、図11に示すように、端子本体51と、その先端に
一体形成された一対のバネ片56とを備えている。端子
本体51は、中央側板52と、左右側板54とからなる
断面コ字形をなし、基端に電線70が加締められてい
る。中央側板52の中央部には係合孔(係合部)60が
設けられ、左右側板54の各先端にはバネ片56が突設
されている。
【0006】バネ片56は、左右側板54の先端にそれ
ぞれ延設した延出片を、その長さ方向中間部で内側にU
字状に湾曲させて折り返すことにより、互いに対向する
よう形成されており、内側に折り返された部分56a、
56a間に、ヒューズの端子の受入部57が形成されて
いる。また、左右側板54の側縁は、端子収容室3に挿
入する際の位置決め用のガイド部58となっている。
【0007】図8、図9に示すヒューズボックスでは、
この雌端子50が、ハウジング1の端子収容室3内に下
方から挿入され、係合孔60に係止アーム7の係止突起
9が係止することにより、抜け止めされた状態で端子収
容室3内に収容固定されている。この状態で、雌端子5
0のバネ片56が差込口5の内側に位置し、ヒューズの
端子を受け入れることができるようになっている。
【0008】ところで、このようなヒューズボックスで
は、ワイヤーハーネスの先端の雌端子50をハウジング
1内にセットした段階で、雌端子50につながる回路が
正しく配線されているかどうかの導通チェックを行って
いる(同時に雌端子50のセット漏れもわかる)。導通
チェックは、図8、図9に示すように、ヒューズ収容部
2側からチェックピン100を挿入し、差込口5の内側
に位置する雌端子50のバネ片56の先端に、チェック
ピン100の先端100aを接触させることにより行っ
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法で
は、雌端子50のバネ片56に直接チェックピン100
の先端100aを押し当てるので、バネ片56が変形し
たり、破損したりするおそれがあった。
【0010】本発明は、上記事情を考慮し、導通チェッ
クの際にチェックピンでバネ片を押さずにすみ、バネ片
の変形や破損を未然に防ぐことのできる電気接続箱の端
子収容構造およびそれに用いる雌端子を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、端子
収容室を有し該端子収容室の先端壁に相手側雄端子の差
込口を有するハウジングと、前記相手側雄端子との接圧
を確保するためのバネ片を端子本体の先端に有し、前記
バネ片を前記差込口の内側に位置させて前記端子収容室
内に収容固定された雌端子と、前記端子本体の側面に設
けられ前記端子収容室の内側面の係止突起が挿入・係止
することで前記雌端子が端子収容室に対して抜け止めさ
れる係合孔とを有する電気接続箱の端子収容構造におい
て、前記端子本体の先端であって前記係合孔が設けられ
た側面の延長上に、前記バネ片と独立してチェックピン
当接用の突出片を設け、この突出片の先端のみを前記差
込口から外側に突出させ、前記バネ片を前記先端壁の下
部側に位置させたことを特徴とする。
【0012】請求項2の発明は、端子本体の先端に相手
端子の接圧を確保するためのバネ片と、端子本体の側面
に設けられて端子本体が収容される端子収容室の内側面
の係止突起が係止される係合孔とを有した電気接続箱用
の雌端子において、前記端子本体は、中央側板と左右側
板とを有する断面コ字状に形成され、前記バネ片は前記
左右側板の先端にそれぞれ延設した延出片をその長さ方
向中間部で内側にU字状に湾曲することにより互いに対
向するよう一対形成され、前記端子本体の先端であっ
て、前記係合孔を設けた中央側板の延長上に、前記バネ
片と独立してチェックピン当接用の突出片を設けたこと
を特徴とする。
【0013】
【0014】
【0015】
【作用】請求項1の発明では、チェックピンの先端を、
差込口から突出している突出片の先端に押し当てること
により、雌端子の導通チェックを行うことができる。ま
た、雌端子の係止孔が形成されている側面の延長上に突
出片が設けられているので、突出片にチェックピンによ
る押し当て力が作用した際、その力が係止部で確実に受
け止められ、その他の部分に余計な力が及ばない。
【0016】請求項2の発明では、雌端子を電気接続箱
の端子収容室内に収容した際、バネ片よりも突出片の方
が突出するので、導通チェックの際に、突出片の先端に
チェックピンを押し当てることにより、雌端子の導通チ
ェックを行うことができる。また、端子本体とバネ片と
突出片とを一枚の板の打ち抜き成形することにより構成
することができる。
【0017】
【0018】
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0020】図1は実施例のヒューズボックス(電気接
続箱)の全体構成を示す斜視図、図2はその部分拡大
図、図3はさらにその一部を拡大して示す斜視図、図4
は図3のIV−IV矢視断面図、図5は図3のV−V矢
視断面図、図6は図5の要部拡大図、図7は本実施例で
用いる雌端子の構成図である。
【0021】この実施例のヒューズボックスでは、図1
に示すように合成樹脂で成形されたハウジング1の上面
端部に、ブレード形ヒューズ(図示略)を嵌め込み収容
するヒューズ収容部2が形成されている。ヒューズ収容
部2の下方には、図4、図5に示すように、ヒューズの
端子(相手側雄端子)と接続される雌端子50Aを収容
するための端子収容室3が形成されている。端子収容室
3およびその周辺の構造は、図8〜図10の従来例と同
じであるので、図中同符号を付して重複説明は略す。
【0022】この実施例では、端子収容室3に収容する
雌端子の構造が従来例と異なる。
【0023】図7に示すように、本実施例の雌端子50
Aは、端子本体51の中央側板52の先端縁に、バネ片
56と独立した側面視形状山形の突出片65を突設し、
この突出片65の先端をバネ片56の先端よりも先に延
ばしたものである。それ以外の構成は、図11に示した
従来の雌端子50の構成と同じであるので、図中同符号
を付して説明を省略する。
【0024】本実施例のヒューズボックスでは、図4〜
図6に示すように、この雌端子50Aが、ハウジング1
の端子収容室3内に下方から挿入され、係合孔60に係
止アーム7の係止突起9が係止することにより、抜け止
めされた状態で端子収容室3内に収容固定されている。
そして、この状態で、雌端子50Aのバネ片56が差込
口5の内側に位置し、突出片65の先端67が、差込口
5から外側に突出している。
【0025】次に作用を説明する。
【0026】導通チェックする場合は、図6に示すよう
に、チェックピン100の先端100aを、差込口5か
ら突出している突出片65の先端67に押し当てること
により、雌端子50Aの導通チェックを行うことができ
る。よって、バネ片56にチェックピン100を当てる
必要がなく、バネ片56に無理な荷重がかかって変形し
たり破損したりするおそれがなくなる。従って、電気接
続時の信頼性を高めることができる。
【0027】特に雌端子50Aの係止側(係合孔60の
ある側)に突出片65があるので、突出片65にチェッ
クピン100による押し当て力が作用した際、その力が
係止部で確実に受け止められ、その他の部分に余計な力
が及ばず、無用な変形が生じない。
【0028】また、この場合の雌端子50Aでは、端子
本体51とバネ片56と突出片65とを一枚の板の打ち
抜き成形により構成することができる。よって、突出片
65を新たに設けるについて、ほとんど余計な手間がか
からず、コスト上昇もほとんどない。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、チェックピンの先端を突出片の先端に押し当て
ることにより雌端子の導通チェックを行うことができる
ので、バネ片にチェックピンを当てる必要がなく、バネ
片に無理な荷重がかかって変形したり破損したりするお
それがなくなる。従って、電気接続時の信頼性を高める
ことができる。また、突出片にかかる荷重を直接係止部
で受け止めることができるので、その他の部分に無理な
力が作用せず、無用な変形が生じない。
【0030】請求項2の発明によれば、導通チェックの
際にバネ片にチェックピンを押し当てる必要がなくな
り、バネ片に無理な荷重がかからなくなる。従って、バ
ネ片の変形や破損のおそれを解消することができる、電
気接続の信頼性を高めることができる。また、端子本体
とバネ片と突出片とを一枚の板の打ち抜き成形により構
成できるので、突出片を新たに設けるについてほとんど
余計な手間がかからず、コスト上昇もほとんどない。
【0031】
【0032】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のヒューズボックスの全体斜
視図である。
【図2】図1のII部の上から見た平面図である。
【図3】図2のIII部の斜視図である。
【図4】図3のIV−IV矢視断面図である。
【図5】図3のV−V矢視断面図である。
【図6】図5の要部拡大図である。
【図7】本発明の一実施例に用いる雌端子を示し、
(a)は斜視図、(b)は側面図である。
【図8】従来のヒューズボックスの側断面図である。
【図9】図8と直交する方向から見た従来のヒューズボ
ックスの側断面図である。
【図10】従来のヒューズボックスの要部斜視図であ
る。
【図11】従来のヒューズボックスに用いていた雌端子
の斜視図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 1a 先端壁 3 端子収容室 5 差込口 9 係止突起(係止部) 50A 雌端子 51 端子本体 52 中央側板 54 左右側板 56 バネ片 60 係合孔(係合部) 65 突出片 67 先端
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−138678(JP,A) 特開 平5−251143(JP,A) 実開 平1−124672(JP,U) 実開 平2−146762(JP,U) 実開 昭63−19775(JP,U) 実開 昭59−45875(JP,U) 特公 昭44−22982(JP,B1) 「コネクタ最新技術」編集委員会編、 「増補新版 コネクタ最新技術」、株式 会社総合技術出版、1987年4月10日、 p.165 図4 ポジティブロックコネ クタの構造 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/11 - 13/115 H02G 3/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子収容室を有し該端子収容室の先端壁
    に相手側雄端子の差込口を有するハウジングと、 前記相手側雄端子との接圧を確保するためのバネ片を端
    子本体の先端に有し、前記バネ片を前記差込口の内側に
    位置させて前記端子収容室内に収容固定された雌端子
    前記端子本体の側面に設けられ前記端子収容室の内側面
    の係止突起が挿入・係止することで前記雌端子が端子収
    容室に対して抜け止めされる係合孔とを有する電気接続
    箱の端子収容構造において、 前記端子本体の先端であって前記係合孔が設けられた側
    面の延長上に、前記バネ片と独立してチェックピン当接
    用の突出片を設け、この突出片の先端のみを前記差込口
    から外側に突出させ、前記バネ片を前記先端壁の下部側
    に位置させた ことを特徴とする電気接続箱の端子収容構
    造。
  2. 【請求項2】 端子本体の先端に相手端子の接圧を確保
    するためのバネ片と、端子本体の側面に設けられて端子
    本体が収容される端子収容室の内側面の係止突起が係止
    される係合孔とを有した電気接続箱用の雌端子におい
    て、前記端子本体は、中央側板と左右側板とを有する断
    面コ字状に形成され、前記バネ片は前記左右側板の先端
    にそれぞれ延設した延出片をその長さ方向中間部で内側
    にU字状に湾曲することにより互いに対向するよう一対
    形成され、 前記端子本体の先端であって、前記係合孔を設けた中央
    側板の延長上に、前記バネ片と独立してチェックピン当
    接用の突出片を設けた ことを特徴とする雌端子。
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JP6150524B2 (ja) * 2013-01-08 2017-06-21 矢崎総業株式会社 電気部品と端子付き電線との接続構造、電気部品設置ブロック、および電気接続箱

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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「コネクタ最新技術」編集委員会編、「増補新版 コネクタ最新技術」、株式会社総合技術出版、1987年4月10日、p.165 図4 ポジティブロックコネクタの構造

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