JP2529455Y2 - 高整合電気コネクタ - Google Patents

高整合電気コネクタ

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JP2529455Y2
JP2529455Y2 JP1632493U JP1632493U JP2529455Y2 JP 2529455 Y2 JP2529455 Y2 JP 2529455Y2 JP 1632493 U JP1632493 U JP 1632493U JP 1632493 U JP1632493 U JP 1632493U JP 2529455 Y2 JP2529455 Y2 JP 2529455Y2
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JP
Japan
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contact
terminals
press
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electrical connector
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JP1632493U
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JPH0670173U (ja
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博勝 八重樫
忠洋 文倉
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Hirose Electric Co Ltd
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Hirose Electric Co Ltd
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  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、高速伝送用ケーブルの
接続に用いられる高整合電気コネクタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】かかる電気コネクタとしては、例えば特
開平4−65077に開示されたものが知られている。
この公知のコネクタは、添付図面の図3に示すごとく、
ハウジング50が互いに嵌合により結合される前部ハウ
ジング51と後部ハウジング52とに分割形成されてお
り、前部ハウジング51に同一形状の信号端子60及び
グランド端子61が上下対称となるように植設され、後
部ハウジング52にケーブル70が保持されている。
【0003】前部ハウジング51は、相手コネクタCを
受け入れるために前方に開口された受入凹部53が形成
され、その中央部には隔壁54を有している。該隔壁5
4の両面には溝55が形成されていて、該溝55内に上
記信号端子60及びグランド端子61のそれぞれの平帯
状の接触部62,63が平行に配されている。該接触部
62,63は、相手方コネクタCの中央開口C1の内壁
に設けられた端子C2,C3との接触を確実なものとす
るために、先端部は半円状の突部を形成している。
【0004】上記信号端子60内及びグランド端子61
はそれらの中間部で上記接触部62,63と直角をなす
ような起立部64,65を有し、該起立部64,65の
後方は再び接触部62,63と平行となるような平板状
の接続部66,67を有している。該接続部には中間部
から後方に向け延び開口されている圧接溝68,69が
それぞれ形成されている。
【0005】一方、後部ハウジング52には、ケーブル
70が保持されており、該ケーブル70の先端部の外皮
が剥離されて露呈することとなった信号線71及びドレ
イン線72が、上記後部ハウジング52の前面に沿って
形成された溝に案内されながらU字状に屈曲保持されて
いる。また、上記前面からは上記前部ハウジング51に
設けられた信号端子60及びグランド端子61の接続部
66,67をそれぞれ受け入れる溝56,57が形成さ
れている。
【0006】かかる後部ハウジング52に上述の前部ハ
ウジング51を結合すると、前部ハウジング51に植設
された信号端子60及びグランド端子61のそれぞれの
接続部66,67が後部ハウジング52の溝56,57
に進入する際に、上記接続部66,67の圧接溝68,
69に信号線71及びドレイン線72が圧接される。し
かる後、このコネクタを相手コネクタCと結合して、上
記信号端子60及びグランド端子61が相手コネクタC
の対応端子C2,C3と接続される。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、図3に
示される従来のコネクタにあっては、信号線71及びド
レイン線72の圧接部分における伝送路をみると、信号
線71あるいはドレイン線72から接続部66あるいは
67を経て起立部64あるいは65に至るようにU字状
をなし、その路長が長く、そのためにインピーダンスが
高くなって、インピーダンス整合の点で劣っている。
【0008】仮に、圧接溝68,69を前方に向けさら
に深く形成したとしても、圧接溝は信号線71の心線あ
るいはドレイン線72の太さよりも小さめの溝幅とし
て、溝幅を拡げるようにして上記心線あるいはドレイン
線を圧入して圧接がなされるものであり、圧接溝68,
69の奥部では拡がりが小さいので奥部までは圧入でき
ず中間位置にて圧入が停止されてしまい、やはり伝送路
長を短くすることができない。
【0009】実際には、上記起立部64,65との間の
屈曲部分の影響で、上記圧接溝68,69をあまり深く
形成できないので、上記問題は未解決のままとなってい
る。
【0010】本考案は、かかる問題を解決し、伝送路長
がきわめて短くなり、インピーダンス整合の点で優れて
いる高整合電気コネクタを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、上記目
的は、ケーブルの先端部にて外皮が剥離されて露呈せる
信号線及びドレイン線をそれぞれ接続するための信号端
子及びグランド端子の二つの端子をハウジングで保持
し、該二つの端子は半径方向に屈曲された上記信号線及
びドレイン線をそれぞれ後方からケーブルの軸線方向に
圧接するための前方に延びる圧接溝が形成された平板状
の接続部を軸線を含む面に対して平行となるように有し
ていると共に、該接続部から移行部を経て前方に向け互
いに平行に延びる帯状の接触部を有し、上記移行部は二
つの端子の接触部同士の間隔が接続部同士の間隔よりも
狭くなるように半径方向に向く起立部を有するように形
成され、上記二つの端子の接触部は、相手コネクタとの
嵌合方向たる前方に向けて開口されるハウジングの嵌合
空間内で前方に向けて突出形成された隔壁の平行な両面
に接面しかつ端子同士が対称となるように配置される電
気コネクタにおいて、移行部は接続部寄り部分が前方に
向けて屈曲され、しかる後に後方に向けて折返されて接
続部に移行するように形成されて、該接続部の圧接溝が
起立部よりも軸方向前方の位置まで延びていることによ
り達成される。
【0012】
【作用】かかる本考案の高整合電気コネクタにあって
は、接続部は移行部の折返し形成により起立部よりも前
方にまで及んで形成されており、圧接溝の奥部が起立部
より前方に位置している。したがって、ケーブルの信号
線及びドレイン線を上記圧接溝にて圧接した際、信号線
及びドレイン線は起立部に接触する位置にまで進入でき
る。したがって、伝送路長はきわめて短くなる。特にド
レイン線は裸線であるので、グランド端子の接触部へ直
接に至る伝送路を形成するようになり、伝送路長の短縮
が著しい。かくして、インピーダンス整合にきわめて有
効となる。
【0013】
【実施例】以下、添付図面の図1及び図2にもとづいて
本考案の実施例を説明する。図1は本実施例のコネクタ
のケーブル軸線を含む面での断面図、図2は図1のコネ
クタのハウジングを除外した形態での分解斜視図であ
る。なお、図において、本実施例のコネクタのハウジン
グ50が図3の従来のものとほぼ同一構成、相手コネク
タC及びケーブル70が同一構成なので、これらについ
ては共通部分に同一符号を付し、その説明は省略する。
【0014】本実施例の電気コネクタにおいて、信号端
子11及びグランド端子12は同一に構成されていて、
上下対称に配置されている。
【0015】上記信号端子11及びグランド端子12
は、図3に示される従来のものと同じ形態の平帯状で前
端に半円状突部を備えた接触部13,14を前部に有し
ている。該信号端子11とグランド端子12は本実施例
では後部に、接触部13,14に対し屈曲せられた起立
部15,16と、該起立部15,16から前方に向け接
触部13,14に対して平行になるようにされた折返部
17,18とから成る移行部19,20を有している。
上記折返部17,18からは、該折返部17,18に対
し密着するように折返されて後方に延びる平板状の接続
部21,22が延出して形成されている。該接続部2
1,22には起立部15,16よりも前方位置から後方
に向け延び開口する圧接溝23,24が形成されてい
る。
【0016】かかる信号端子11及びグランド端子12
は、上記接続部21,22が軸方向で折返部17,18
の範囲にて前部ハウジング51の植設孔25,26にそ
れぞればね力を利用して嵌着されている。
【0017】かかる本実施例のコネクタは次の要領で組
立てられ、又使用される。
【0018】 先ず、後部ハウジング52に対し、ケ
ーブル70の外皮が剥離されて露呈することとなった信
号線71及びドレイン線72を、図3の従来のコネクタ
の場合と同様に、後部ハウジング52の前面の溝に沿っ
てU字状に屈曲して収める。
【0019】 しかる後、信号端子11とグランド端
子12が植設された前部ハウジング51を上記後部ハウ
ジングに嵌合結合する。すると、前部ハウジング51か
ら後方に突出している信号端子11とグランド端子12
の接続部21,22はそれぞれ後部ハウジング52の溝
56,57に進入する。その際、接続部21,22に形
成されている圧接溝23,24に信号線71及びドレイ
ン線72が圧入されて圧接結線される。
【0020】 上記前部ハウジング51と後部ハウジ
ング52とが所定位置まで嵌合すると、圧接溝23,2
4で圧接された信号線71及びドレイン線72は、信号
端子11及びグランド端子12のそれぞれの起立部1
5,16に密着するようになる。したがって、信号側及
びグランド側の伝送路は信号線71及びドレイン線72
の圧接部位から起立部15,16をそれぞれ経て接触部
13,14に達する。ドレイン線は裸線の場合が多く、
そのときにはグランド側はドレイン線72からほぼ直接
に接触部14に達するようになり、きわめて短くなる。
【0021】 かくして組立てられた、本実施例のコ
ネクタは相手方コネクタCと結合される。
【0022】
【考案の効果】本考案は以上のように、信号線及びドレ
イン線のための信号端子及びグランド端子のそれぞれの
圧接溝が起立部より前方まで延びて形成することとした
ので、信号線及びドレイン線は起立部に密着する位置ま
で圧接溝内に深く圧入することができ、伝送回路がきわ
めて短くなって、インピーダンス整合において優れた電
気コネクタとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例としての電気コネクタの断面
図である。
【図2】図1の電気コネクタのハウジングを除外した形
態の斜視図である。
【図3】従来のコネクタの断面図である。
【符号の説明】
11 信号端子 12 グランド端子 13 接触部 14 接触部 15 起立部 16 起立部 19 移行部 20 移行部 21 接続部 22 接続部 23 圧接溝 24 圧接溝

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルの先端部にて外皮が剥離されて
    露呈せる信号線及びドレイン線をそれぞれ接続するため
    の信号端子及びグランド端子の二つの端子をハウジング
    で保持し、該二つの端子は半径方向に屈曲された上記信
    号線及びドレイン線をそれぞれ後方からケーブルの軸線
    方向に圧接するための前方に延びる圧接溝が形成された
    平板状の接続部を軸線を含む面に対して平行となるよう
    に有していると共に、該接続部から移行部を経て前方に
    向け互いに平行に延びる帯状の接触部を有し、上記移行
    部は二つの端子の接触部同士の間隔が接続部同士の間隔
    よりも狭くなるように半径方向に向く起立部を有するよ
    うに形成され、上記二つの端子の接触部は、相手コネク
    タとの嵌合方向たる前方に向けて開口されるハウジング
    の嵌合空間内で前方に向けて突出形成された隔壁の平行
    な両面に接面しかつ端子同士が対称となるように配置さ
    れる電気コネクタにおいて、移行部は接続部寄り部分が
    前方に向けて屈曲され、しかる後に後方に向けて折返さ
    れて接続部に移行するように形成されて、該接続部の圧
    接溝が起立部よりも軸方向前方の位置まで延びているこ
    とを特徴とする高整合電気コネクタ。
JP1632493U 1993-03-11 1993-03-11 高整合電気コネクタ Expired - Lifetime JP2529455Y2 (ja)

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JPH0670173U JPH0670173U (ja) 1994-09-30
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013051136A (ja) * 2011-08-31 2013-03-14 Yazaki Corp 接続端子

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013051136A (ja) * 2011-08-31 2013-03-14 Yazaki Corp 接続端子

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JPH0670173U (ja) 1994-09-30

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