JPS59107036A - 焼結原料用非焼成ミニペレツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は焼結原料用非焼成ミニペレットに関するもので
ある。

周知の如く焼結鉱は粉鉱石、粉コークス、石灰石等の焼
結原料を充分混合、造粒した後焼結機へ送給し、該焼結
機において点火、焼成すること罠よって製造さ九ている
。近年、前記焼結原料の一つとして銑鋼一貫工程の各工
程、例えば高炉で発生するガス灰、焼結工程の集塵ダス
ト、転炉で鋼吹錬中に発生するダスト等を平均直径の２
〜５闘の粒に粒化した非焼成のミニペレットが瑣極的に
用いらｎ、ている。前記ミニペレットは、ガス灰、ダス
ト中の粉コークス及び鉄分を焼結鉱のＯ、ＦｅＯ源とし
て再利用するものである。

ところで従来の上記ミニペレットハ、ガス灰各種のダス
ト等の原料に必要に応じて蛇紋岩、珪石、石灰石等のス
ラグ成分調整用原料を加え、そｎぞれ所定割合で混合し
て粒化するのであるが前記原料の粒度が非常に小さいた
め、それを周知の造粒機で造粒さｎるのが一般的であフ
、そしてミニペレットの全体的な造粒性が悪く、又ミニ
ペレット中における成分も均一なものと鉱なり難い欠点
を有していた。

上記の造粒性に関して、水分の添加量を多くしたり、又
はバインダー機能を有するベントナイトの配合量を高め
ると造粒性り向上するけｎども、ミニペレット中に存在
するガス灰等のＣの燃焼性が悪くなシ、焼結鉱の品質を
低下させるため粉コークスの増配が必要となるという問
題を有していた。

本発明は、前記従来のミニペレットにおける問題点の抜
本的な解決を計ることを目的としてなさすしたもので、
その要旨は、鉄鋼一貫工程の各工程において発生する非
含炭集塵ダストに水分を添加し粒化したのちその表面に
高炉ガス灰を被着せしめたことを特徴とする焼結原料用
非焼成ミニ被レットに関するものである。

先づ、本発明に到達するまでの研究経緯妃ついて述べる
。

本発明者等は、前記造粒性が悪い原因を知るために前記
ガス灰およびダスト等について調査研究を行った結果、
ガス灰は造粒性が極めて悪く逆に転炉の鋼吹錬中に発生
するダストを集塵した転炉ダストは造粒性が秀九バイン
ダー機能をも発揮することが確認され、又、ガス灰及び
ダストを分析した結果、それらの一般的な成分は、下記
第１表に示す通シであり、ガス灰は造粒性は悪いが炭素
（Ｃ）が多く、当然のことながらその燃焼性は秀れてい
ることが判明した。

第１表 尚、第１表において１次ガス灰とは高炉の乾式集塵装置
で捕集さ几たガス灰をいい、２次ガス灰とは高炉の湿式
集塵装置で捕集さｎたガス灰を云う。

本発明は前記知見に基づき、さらに研究を重ねた結果、
上記の殆んどＣを含有しない集塵ダクト（以下、非含炭
集塵ダストという）を所定割合で混合し、こｆｌｕ水分
を添加して粒化したのち、その表面に炭素を多量に含有
しているガス灰を被着せしめた、非焼成のミニペレット
は、前記の問題点を効果的に解決するものであることを
知った。

第１図は、本発明に基づくミニベレットの製造手段の一
例を示す構ｉ回である。図において１は非含炭集裏ダス
トを貯留するバンカー、２はガス灰を貯留するバンカー
である。ノ々ンカーＩＫ貯留さ１１．た集塵ダストは、
それぞれ切出フィーダー３によって所定量づつ切出され
、ベルトコン４ヤ５ａ　、５ｂを介して造粒機６へ供給
さｊ２、該造粒機６において水分を添加しつ＼造粒して
粒子７としてベルトコンベヤ５ｄへ送シ出される。一方
。

バンカー２に貯留されたガス灰８は切出フィーダー４に
よって切出さ庇、ベルトコン４ヤ５Ｃを介して前記ベル
トコンベヤ５ｄへ乗載さｎ搬送される。そこで前記粒子
７は、第２図に示すようにガスに８の積層上に供給さｎ
、ガス灰８と共に後続設備の篩分設備９およびあるいは
ミキサー１０等へ順次送給される。前記送給過程のベル
トコンベヤ５の乗継部や篩分設備９等において、ガス灰
８は第３図に示すように粒子７０表表面体にまぶされ被
着し、本発明のミニベレット１１が形成される。

粒子７の表面にガス灰８を被着させる手段としては前記
実施例に限定するものではなく例えば第４図に示すよう
に粒子７とガス灰８を混合ペレタイザー１２へ送給し、
該混合ペレタイザー１２で混合しつ＼被着せしめること
、あるいは上記混合ペレタイザー１２に代えて図示けし
ないけ１．ども周知のドラムミキサーを用いることも可
能である。

又前述のベルトコンベヤ５の乗継部における被着効率を
高めるために第５図に示すように複数段の棚１３ａを設
けたシュート１３を配設することも効果的な手段である
。

前記の通り、本発明のミニペレット１１は造粒性がよい
ダストのみに水を加えて造粒し、その水分を含有した粒
子７の表面にガス灰８をまぶすように被着せしめである
ので、前記の造粒性が悪いという問題扛解決され、かつ
ガス灰８は粒子７０表面に均等に付着し、ミニペレット
の成分の不均一という問題も解決することができた。

加えて前記表面に付着したガス灰８は粒子７の水分を吸
収しミニベレット１１の強度は著しく向上した。

さらＫ、造粒性の極めて良好な転炉ダストに、原料、焼
結工程の集塵ダストを加え、場合によっては、スラグ成
分調整用微粉原料を加え、これに水分を添加して粒子７
を造粒することから、その造粒性は極めて秀れ、ベント
ナイトの添加量を減少させることが可能となった。

さらに、又本発明のミニペレット１１は、Ｃ含有率が高
いガス族８が粒子７内に埋没することなく、ガス族８の
層が外１１１１に形成さｎｌその内側に粒子７を形成し
ている集塵ダストが包蔵さ几ていることから、他の焼結
原料中に混合された本発明のミニペレット１１は、焼結
機において、その表面が直ちに燃焼し、高熱を発し、こ
ｎによって集塵ダストは効率的に溶融し反応を開始し焼
結鉱の品質を著しく向上させることができる。

尚、本発明において非含炭集塵ダストの殆んど炭素を含
有しないとは、前記造粒性に悪影響を与えない範囲のＣ
含有率以下のことを云い本発明者等の経験では３〜４Ｘ
程度以下であれば前記本発明の機能を充分発揮できるこ
とが確認された。

次に本発明の具体的実施例を詳述する。

実施例 焼結面積１７０ｒｒ？および１８３−のＤＬ焼結機にお
いて１ｏ、ｏｏｏ屯／日の焼結鉱製造を行った。第２表
は、本実施例における焼結原料の種類と配合量を示すも
ので同様に第３表は、ミニ被レットに用いた集塵ダスト
の種類およびガス族とその配合量を示すものである。而
して第３表に示す集塵ダストに水分を添加して粒化し、
その表面にガス族を被着せしめた本発明のミニペレット
は第３表の集塵ダストおよびガス族を同時に混合し粒化
した従来のミニペレットに対し、ミニペレット中のベン
トナイト配合量を２．　ＯＮから１．０Ｘに減少したに
も拘らず、ロータツブスクリーンでもって、第２表 第３表 ２分間篩分けした−０５−指数で、従来のミニペレット
の２０〜２５Ｎに対して１０〜１２％と大巾に改善され
、破壊され難いことが確認さ・ｎだ。又、本発明のミニ
ペレットを焼結原料に配合することＫより、従来のミニ
ペレットに対し、コークス原単位を０．８　ｋｖ／屯低
減できた。

以上のように本発明の実用的効果は極めて大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明のミニペレット製造手段の１例の構造
図、第２図はベルト上で粒子がガス版上に載置している
説明図、第３図は本発明のミニベレットの断面図、第４
．５図は粒子にガス灰を被着する他の手段を示す説明図
である。 １．２：バンカー、３，４：切出フィーダー、５．５ａ
−５ｆ：ベルトコン４ヤ、６：造粒機、７：粒子、８：
ガス灰、９：篩分設備、１０：ミキｆ−１１１：ミニペ
レット、１２：混合ペレタイザー、１３：シュート 代理人　弁理士　秋　沢　政　光 外２名 第４口

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）銑鋼一貫工程の各工程において発生する非含炭集
   塵ダストに水分を添加し粒化したのちその表面忙高炉ガ
   ス灰を被着せしめたことを特徴とする焼結原料用非焼成
   ミニペレット。