JPS59106279A - 果実の果梗切り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、果実の果梗を、刃部が喰い切り状に閉じ合わ
される果梗切りニッパにより短くの断する果実の果梗切
り装置についての改良に関するものである。

上述の果実の果梗切り装置は、果実をそれの果梗が下面
側に露出して突出する状態として搬送する搬送コンベア
の下面側に、該搬送コンベアと同調してそれの搬送方向
に移動しながら開閉作動する果梗切りニッパを配設し、
この果梗切りニッパが、搬送コンベアに載置されて搬送
されてくる果実の果梗を喰い切るように切断していくよ
うにしている。そして、この果梗切りニッパによる果梗
の切断に際し、果梗切りニッパができるだけ果梗の根元
近くを切断して、切断した後に果実側に残る果梗の長さ
が短くなるようにするため、搬送コンベアと同調して搬
送方向に移動していく果梗切りニッパを、切断位置にお
いて、果実に向は上昇せしめ、その上昇位置において刃
部を閉じ合わす作動を行なうようにしている。

このことから、該果実の果梗切り装置には、果実を搬送
コンベアの果実受台に対しセットしていくときのセット
状態が悪いと、開いた状態で上昇していく果梗切りニッ
パの刃部が、果梗の回わりの果肉の底部に押圧して、果
実に傷みを生ぜしめる問題がある。

本発明における目的は、この問題を解消する新たな手段
を提起することにある。

そして、この目的を達成するための本発明による果実の
果梗切り装置は、果実をそれの果梗部が下面側に露出す
る状態に支承して搬送する搬送コンベアの下面側に、果
梗りリニツパを該［送：１ｍ／ベアの搬送方向に同調し
た速度で移動する支持部材に支持せしめて配設するとと
もに、該果梗切りニッパの刃部に喰い切り作動を行なわ
す開閉作動機構を配設し、かつ、該果梗切りニッパを、
該果梗切りニッパの刃部が前記開閉作動機構により喰い
切り作動を行なう行程の間に前述搬送コンベアの下面側
に向は上昇作動せしめる上昇作動機構を配設したことを
特長とするものである。

次に、実施の一例を、果実の外面に被せた袋の口元部を
切断してその袋を果実から取り除くとともに果梗を一定
の長さに切断する果実の除袋装置に、該装置のカッター
で切断された果実の果梗をさらに短く仕上げ切りするよ
うに組込んだ実施例について図面に従い詳述する。

第１図及び第２図は本発明による果梗切り装置を組込ん
だ果実の除袋装置Ａの全体の概要を示している。

同図において、ａは機枠（１）に装架した搬送コンベア
で、機枠（１）の前後の両端部（第１図で左右の両端部
）の上部及び下部に、左右に一対に並列せしめて軸架せ
るスプロケット（１０）・・・に、夫々チェン０υ・・
・をエンドレスに張架し、それにより一対に対向するチ
ェノ（１υ・（Ｉｌｌ　（ｍ　２図参照）に多数の搬送
プレート（１２１・・・をはしご状に渡架連結して形成
してあり、それの各搬送プレート（１２１には、載置す
る果実（２）の果梗■及びその周辺の果梗部を該搬送プ
レート（１２）の下面側に露出させるための果実受座０
東が、左右に２連に形設しである。そして、該コンベア
ａは、機枠ｆ１．）に装架せるモーターＭによる駆動（
で、同第１図において矢印イ方向に回動する。

前記搬送コンベアａの各搬送プレート（１〕に対する果
実（２）の供給は、該搬送コンベアａの搬送行程の始端
部である機枠（１）の後端側（第１図において右端側）
において、作業員が手作業により、紙袋（３）が被せで
ある果実（２）をそれの果梗（軸が搬送プレート圓に設
けた透孔よりなる果実受座（１３１の中心部に位置する
姿勢として個々に載置していくことで行なわれる。

ｂは搬送プレートｌＩ２上に載置される果実（２）の外
周に被せである紙袋（３）を、その果実（２）から剥離
せしめるための前処理として、その紙袋（３）の口元部
（至）を切り取るよう搬送プレートｔｔａの下面側に配
設せる紙袋切断装置であり、紙袋（３）の口元部（至）
を果梗（２０と一緒に左右から挾持して果実（２）の姿
勢を修正するよう左右に一対に対向させた修正ベルト顛
・顛と、該修正ベルト顛により修正された紙袋（３）の
口元部（３０１を掴んで搬送プレー［＋２）の搬送方向
に同調して搬送しながら下方に引き寄せる紙袋つかみチ
ャック（４１）・・・と、そのチャック（４１）で移動
させられる紙袋（３）の口元部（至）に作用して果梗（
至）を残し該紙袋（３）の口元部ｃ３０）だけを切除す
る紙袋切断ナイフ（４功と、紙袋（３）の口元部００の
切除により露出してきた果梗−を挾持して所定の姿勢に
修正しながら搬送プレート（１２１に同調して搬送する
左右に一対の搬送ベルト（４３１と、該搬送ベルト（４
東で搬送される間に果梗（２０）の突出端部を切り落す
果梗切断刃（４４）とよりなる。

Ｃは前述の紙袋切断装置すで紙袋（３）の口元部（３０
）の切除処理がなされた状態の果実（２）に対し、それ
の果梗噛を短く切り揃えるように、果実除袋装置Ａに組
込んだ本発明による果梗切り装置であって、第３図及び
第４図に示している如く、移動する搬送プレート（１２
の下面側において、搬送プレート（１２の果実受座（１
３）からその下面側に露出する果実（２）の果梗（イ）
に対し作用するよう設ける喰い切り状に形成した果梗切
りニッパ（５）と、その果梗切りニッパ（５）を支持し
て前記搬送プレート（１２）の移動方向に該搬送プレー
ト（１２の速度と同調した速度で移動する支持部材（６
）と、その支持部材（６）の移動により前記果梗切りニ
ッパ（５）が移動する間の所定のタイミング時に該果梗
切りニッパ（５）を搬送プレート（１２１の果実受座０
：１の中心部位に向けて押上げるよう作動せしめる上昇
作動機構（７）と、その押上げられた果梗切りニッパ（
５）の刃部（５０）す５０）に喰い切り作動を行なわ丁
開閉作動機構（８）よりなる。

前記果梗切りニッパ（５）の支持部材（６）は、搬送プ
レート（１２の下面側に搬送プレート（１渇の移動速度
と同調した周速でエンドレスに回動するよう張架せる一
対のチェノ（６０）　（図面では一方を省略している）
の外周面に、取付台（６１）・・・を渡架連結し、その
取付台（６１）・・・の各上面に、固定の支柱（６２を
立設し、その支柱（６２１に立設した方向に沿い自在に
摺動するよう支持杆（６３）を嵌装して構成しである。

前記果梗切シニツパ（５）は、ヒンジ５１）により鋏状
に連結された左右の柄（５２１・（５２１を開閉するこ
とで、その左右の柄（５２・（５２１の各先端に形設せ
る左右の刃部（５０）・（５〔が開閉する喰い切り状に
形成しである。

そして、該果梗切りニッパ（５）は、第３図及び第４図
に示している如く、前述の支持部材（６）の支持杆（６
３）の上端に該果梗切りニッパ（５）のヒンジ（’ｉｔ
）を軸架することで、チェノ（６０）の回動で搬送プレ
ート（１２１と同調して移動するよう支持せしめである
。

果梗切りニッパ（５）の刃部（瑚・（５０）を開閉さす
開閉作動機構（８）は、果梗切りニッパ（５）の左右の
柄（５２・（５２の間にそれら左右の柄（５２・（５２
を押し拡くように設けたバネ翰と、その左右の柄（：）
２・（５２の基端部に夫々設けたローラー＠１）・（８
１）と、果梗切りニッパ（５）が前記支持部材（６）の
移動により移動していくときの前記ローラー（８１）・
＠１）の各移動軌跡上に配位して機枠（１）に固定して
設けた一対のガイド曽・（８２とよりなり、それの一対
のガイド鈴４・啼の前記ローラー（８１）・（８＋）に
当接するガイド面鄭）・（ハ）は、第５図に示している
ように、果梗切りニッパ（５）の移動方向（同図で失印
口方向）における始端部側に、その移動方向に進むに従
い次第に移動してぃく果梗切りニッパ（５）の中心部に
向けて膨出してくる傾斜面（８３ａ）・（８３ａ）と、
その傾斜面（８３ａ）・（８３ａ）の終端から前記移動
方向と平行してその移動方向に連続する平行面（８３ｂ
）・（８３ｂ）と、その平行面（８３ｂ）・（８３ｂ）
の終端から前記移動方向に進むに従い移動していく果梗
切りニッパ（５）の中心部に対し急激に後退する傾斜面
（８３ｃ）・（８３ｃ）とを具備する形状に形成してあ
って、移動してぐる果梗切りニッパ（５）の左右の柄（
５）・（５２１の基端に設けであるローラー（８］）　
−（８１）を傾斜面（８３ａ　）　−（８３ａ　）　ニ
ョ−）Ｔ押し込み、左右の柄（５２・（５２を前述のバ
ネ（８０）の付勢に抗して押しすぼめ、先端の刃部（５
０）・（５ｅを閉じ合わせるように作用する。

前記」二昇作動機構（力は、前述した支持部材（６）の
支柱１＋５２）に摺動自在に嵌合する支持杆（６３）に
、作動杆（７０）を横架し、その作動杆（７０）をバネ
（７１）により取付台（６１）に向は下降するよう牽引
せしめ、かつ、作動杆（７０）にはローラー（７２を軸
支し、そのローラー（７２の移動軌跡上にガイドレール
（７３）を配設し、そのガイドレール（７，１に前述の
バネ（７１）の付勢に抗してローラー（７つを押上げる
ガイド而（７４）を形設することで構成しである。そし
て、そのガイド而（７４）は第４図に示すよう、果梗切
すニツパ（５）の移動方向（同第４図で矢印凸方向）に
おける始端側に、その移動方向に進むに従い次第に上昇
する上昇傾斜面（７４ａ）と、その上昇傾斜面（７４ａ
）の上昇端から前記移動方向に沿い平らに連続する平面
（７４ｂ）と、その平面（７４ｂ）の終端から急激に下
降傾斜する下降傾斜面（７４Ｃ）とを具備する形状に形
成してあり、かつ、そ′　れの上昇傾斜面（７４ａ）の
始端Ｐが、第５図で鎖線に示して前述の開閉作動機構（
８）のガイド（８２のガイド而ｇ３３）に対応させてい
るように、前述の移動方向において前記ガイドりの傾斜
面（８３ａ）の始端Ｐと対応し、該上昇傾斜面（７４ａ
）の終端Ｑが、前記ガイドりの傾斜面（８３ａ）の終端
Ｑよりも幾分前記移動方向の手前に位置するように形成
しである。そしてまた、前記ローラー６２ｃま第４図に
示しているように、前述の移動方向において前記果梗切
りニッパ（５）の柄６３に設けるローラー（８＋）と一
致するように配設しである。そしてこれにより、果梗切
りニッパ（５）の上昇作動が、その果梗りりニッパ（５
）の刃部ｔ５Ｉ・・′５１１が喰い切り作動を行なう行
程の間において行なわれるようにしである。

再び第１図において、ｄは口元部（３０）が切断されて
開口した紙袋（３）を果実（２）から剥離するよう圧風
を吹上げるノズル、ｅは前記ノズルｄで果実（２）から
上方に剥離してくる紙袋（３）を挾持して取り除く除袋
装置で、搬送コンベアａの上面側に、該コンベアａの速
度と同調した速度でエンドレスに回動するチェノ（９０
）を側面視で略三角形状に張架して、それの底辺側が搬
送コンベアａの搬送方向に回動しかつ、該コンベアａの
上面側に対し搬送方向に向い次第に上方に離れる状態に
配設し、そのチェノ（９０）に閉じ合せ作動により紙袋
（３）を挾持する挾持アーム（９１）・（９１）を一対
に対向させて取付けることで構成してあり、その挾持ア
ーム（９１）・（９１１が、紙袋（３）を挾持した状態
でチェノ（９０）の回動により移動することにより紙袋
（３）を果実（２）の外面から上方に抜き上げていくよ
うに作用する。またｆは搬送プレート（１，２１Ｊ−に
載置されて搬送される果実（２）が紙袋切断装置すの作
用を受けている間、その果実（２）を搬送プレート（１
２の上面に押しつけるように、搬送コンベアａの上面に
配設した抑圧コンベア、ｇは果実（２）が果梗切り装置
Ｃの作用を受けているときに、その果実（２）を搬送プ
レート（１２の上面に押し付けるように搬送コンベアａ
の−１−面に設けた抑圧ドラムである。

次に作用効果について説明すると、果実（２）をそれの
果梗部が下面側に露出する状態に載置せしめて搬送する
搬送コンベアａの下面側に、刃部（５０）・（５０）が
喰い切り状に閉じ合わされる果梗切りニッパ（５）を、
搬送コンベアａの搬送方向に同調して移動するように設
け、その果梗切りニッパ（５）により果実（２）の果梗
■を切断せしめる果実の果梗切゛り装置は、果梗（２０
）を短く切断していくようにするため、果梗切りニッパ
（５）を搬送コンベアａの下面側に向は上昇させて、そ
れの刃部（５０）・（５０）を第７図に示しているよう
に果実（２）に対して近づけ、その近づけた位置におい
て喰い切り作動を行なわすようにすると、搬送コンベア
ａの果実受座（１３）に対する果実（２）のセット状態
が悪い場合に、」二昇した果梗切りニッパ（５）の刃部
（５０）が果実（２）の果肉に当って傷みを生ぜしめる
ようになる。

ところが、本発明においては、果梗切りニッパ（５）を
上昇作動機構（力により搬送コンベアａに向は上昇せし
めて果実（２）の果梗（２０）を短く切り詰めるように
するに際し、上昇作動機ｆ＃（力によるその果梗切りニ
ッパ（５）の上昇作動が、開閉作動４１１１１Ｆ（８１
により該果梗切りニッパ（５）の刃部（５０）・６０）
が閉じ合わされていく喰い切り作動の行程の間において
行なわれるようにしであるのだがら、」−昇作動機構（
力の作動で」二昇していく果梗切りニッパ（５）の刃部
（５ｏ）・（５０）が第６図にて鎖線に示している如く
、果実（２）の底部に対し、その底部の果梗（２■の回
わりの窪み部（２１）の内部に入り込みながら−に昇し
ていくようになって、その刃部（５０）・（５０）と果
実（２）の底部との間の距離ｌを、前記第７図にて示す
従来手段における距離−ｅよりも充分に大きくとりなが
ら、果梗（２ｏ）の根元部の近くに作用していくように
なり、搬送コンベアａの果実受座側に果実（２）をセッ
トするときに狂いがあっても、果実に傷みを生ぜしめず
に果梗（２０１を短く切り詰めていけるようになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例装置の概要側面図、第２図は同
」二概要平面図、第３図は同上装置の要部の縦断正面図
、第４図は同一ヒ要部の縦断側面図、第５図は開閉作動
機構のガイドと上昇作動機構のガイドとの関係位置を現
わす説明図、第６図は作用の説明図、第７図は従来手段
の作用の説明図である。 図面符号の説明 Ａ・・・果実除袋装置　　　ａ・・・搬送コンベアト・
・機枠　　１０・・・スプロケット　１１・・・チェノ
１２・・・搬送プレート１３・・・果実受座２・・・果
実　　加・・・果梗　　ｚｌ・・・窪み部３・・・紙袋
　　加・・・口元部　　４ｏ・・・修正ベルト４１・・
・紙袋のつかみチャック　４３・・・搬送ベルト４２・
・・紙袋切断ナイフ　　　　４４・・・果梗切刃「刃５
・・・果梗切りニッパ　　関・・・刃部　５１・・・ヒ
ンジ５２・・・柄　　　６・・・支持部材　　　　印・
・・チェノ６１・・・取付台　６２・・・固定支柱　　
　　６３・・・支持杆７・・・上昇作動機構　　　７０
・・・作動杆７１・・・バネ　　７２・・・ローラー　
７３・・・ガイドレール７４・・・ガイド面　　７４ａ
・・・」二昇傾斜面　７４ｂ・・・平面７４Ｃ・・・下
降傾斜面　Ｐ・・・始端　　Ｑ・・・終端８・・・開閉
作動機構　８０・・・バネ　　８１・・・ローラー８２
・・・ガイド　　　　８３・・・ガイド面　８３ａ・・
・傾斜面８３Ｃ・・・傾斜面　　Ｍ・・・モーターｂ・
・・紙袋切断装置　　　Ｃ・・・果梗切り装置ｄ・・・
ノズル　ｅ・・・除袋装置　ｆ・・・押圧コンベアｇ・
・・抑圧ドラム ９０・・・チェノ　　　　　９１・・・挾持アーム巳、
−・　′、゛　　δ１ ＝Ｊ　６　図 手続補正書（方式） 特許庁長官　若　杉　和　夫　殿 １、　事件の表示 昭和５７年　特　許　願　第２１７３６７号２、発明の
名称　　果実の果梗切り装置３、補正をする者 事件との関係出願人 ４、　代　　理　　人　　代表者　井　関　　昌　孝５
、補正命令の日付　昭和脂年３月２９日（発送日）６、
　補正により増加する発明の数 ７、補正の対象　「図面」

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 果実をそれの果梗部が下面側に露出する状態に支承して
   搬送する搬送コンベアの下面側に、果梗切りニッパを該
   搬送コンベアの搬送方向に同調した速度で移動する支持
   部材に支持せしめて配設するとともに、該果Ｖ切りニッ
   パの刃部に喰い切り作動を行なわす開閉作動機構を配設
   し、かつ、該果梗切りニッパを、該果梗Ｉ；ｒｌシニツ
   パの刃部が前記開閉作動機構によシ喰い切り作動を行な
   う行程の間に前述搬送コンベアの下面側に向は上昇作動
   せしめる上昇作動機構を配設したことを特長とする果実
   の果梗切り装置。