JPS5910461B2 - 構築物のクラツク補修方法 - Google Patents

構築物のクラツク補修方法

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JPS5910461B2
JPS5910461B2 JP10295176A JP10295176A JPS5910461B2 JP S5910461 B2 JPS5910461 B2 JP S5910461B2 JP 10295176 A JP10295176 A JP 10295176A JP 10295176 A JP10295176 A JP 10295176A JP S5910461 B2 JPS5910461 B2 JP S5910461B2
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JP
Japan
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crack
resin
repair material
pipe
elastic film
Prior art date
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Expired
Application number
JP10295176A
Other languages
English (en)
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JPS5328926A (en
Inventor
順郎 篠原
庫一 坂口
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Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はコンクリート等の構築物に発生したクラックを
補修する方法に関する。
従来、第1図イ示のようにコンクリート構築物1に発生
したクランク2を補修するには口承のようにそのクラッ
ク2の開口両側3,3をV型に切削し、次にハ示のよう
にそのクラック2の一部に樹脂圧入用のパイプ4を挿入
すると共に、二足のようにクラック2の他の部分にはパ
テ5を填めてクラック2内を密閉し、ホ示のようにパイ
プ4より樹脂6をクラック2内に圧入し℃いた。
しかしかかる従来のものでは樹脂6の圧入口であるパイ
プ4は小さく、樹脂の流入抵抗が大きく、したがつ℃そ
の注入には高圧と長時間を要するばかりでなく、常時注
入圧力を作用させる必要があるので人手を要し、またク
ラック2の開口が微細なときには圧入が困難となり、ま
たその注入圧力を大きくし過ぎるとクラック2を拡げた
りホ示のように樹脂の一部6aがコンクリート基部1a
とモルタル表層1bの間等の弱い部分に入り、表面のモ
ルタル表層1bを膨出させる等の欠点があった。
本発明はかかる問題を解決するもので構築物のクラック
に補修材を注入してクラックを補修する方法において、
弾性物膜状体の収縮力により補修材に常時注入圧力を作
用させ、クラック内に補修材を圧入するようにしたこと
を特徴とする構築物のクラック補修方法を提供するもの
である。
更ニ具体的には構造物に発生したクラックの表面の一部
には弾性物膜状体を固着すると共にクラックの表面開口
の他の部分はパテ等により密封し、また上記弾性物膜状
体にはパイプを連設し℃弾性W状体内に熱可塑性樹脂等
の補修材を圧入し、この弾性物膜状体の圧力を利用して
広い入口面積でクラック内に補修材を圧入するようにし
たものである。
以下第2,3図につき本発明方法の一実施例を詳細に説
明する。
第2,3図示のようにクラツク20入口には天然ゴムま
たは合成ゴム等の弾性物膜状体10を当て、その周縁部
を構築物1のクラック2の上に接着剤11等により接着
する。
この弾性物膜状体10の形状は例えば長径4〜5cII
L、短径2〜3cIILの楕円形状にし、その長径をク
ラック2の方向に沿わせて当接する。
この弾性物膜状体10の中央にはパイプ9を連設し、更
にその弾性物膜状体10の外側には鉄、アルミ等の金属
、あるいはプラスチック、好ましくは透明なアクリル樹
脂よりなる椀状保護具12を当接し、上記パイプ9はこ
の保護具12の頂部に設けた通孔13より外方に引き出
す。
第3図示のようにクラック2の開口で弾性物膜状体10
を当接した部分以外の部分にはパテ14を充填する。
しかしてパイプ9を例えば手押しのガンに接続し、3〜
10Kgの圧力で弾性物膜状体10内に樹脂15を注入
する。
これによって弾性物膜状体10は膨張し、上記注入圧を
緩衝すると共にその反力すなわち収縮力により樹脂15
を一定に加圧し、クラック2内に圧入する。
この場合上記保護具12が透明体であれば注入状態が確
認でき、効果的である。
上記弾性物膜状体10がある程度膨張し、満杯になった
ら注入を停止し、その後は弾性物膜状体10の収縮力に
より樹脂力叩然圧入される。
しかし℃弾性物膜状体10がしぼんだら再び注入を開始
し、以下この動作を繰り返す。
注入された樹脂15は一定時間を経過後硬化を開始する
かくして充分にクラック2内に注入された樹脂15が硬
化したら、弾性物膜状体10および椀12を外し、その
部分で盛り上った樹脂15をたがね等により剥離し、一
定の平担な表面に仕上げる。
上記注入用の樹脂15とし又は低粘度エポキシ樹脂が好
適であるがポリエステル、ポリウレタン等地の熱硬化性
プラスチック、あるいはセメント剤等の他の補修材を用
い又もよい。
以上のように本発明によれば、構築物のクラックの開口
に弾性物膜状体を固着し、次にこの弾性物膜状体内に補
修材を圧入し℃いるのでこの補修材の注入圧力と弾性物
膜状体の収縮力とにより、補修材に常時注入圧力が作用
し、したがって常時作業員がつく必要がないので人手を
節減し5ると共に、弾性物膜状体はガン等による注入圧
を緩衝するのでクラック幅を拡げたり、モルタル表層を
膨出させたりすることはなく、更に上記弾性物膜状体は
クラック開口を広い面積で覆うことができるので、補修
材を低圧で短時間に注入でき微細なりラックを補修する
こともできるものである。
〈実施例〉 厚さ3藺の硬質ポリエチレンを第2,3図−7のような
椀状の保護具12の形状に成形し、厚さ2rtattの
EPTラバー(エチレン、プロピレン、シェ7S元共重
体)を楕円状に切りぬい℃、その保護具12のツバの部
分に熱溶着し、EPTラバーシートの中心に取り着けた
ゴムパイプ9を保護具12の頂部より外方に引き出した
次にこれをコンクリートの構築物1のクラック2にエポ
キシ樹脂ペーストで貼りつけ、周囲のクラック開口はエ
ポキシ樹脂ペーストでパテ埋めしたのち、エポキシ樹脂
補修材をグリスポンプにつめてゴムパイプよりクラック
内に注入した。
注入を完了したのち硬化するまで放置し、アタッチメン
トをたがねで破り、余分の樹脂をサンダーでけずり取つ
℃仕上げた。
拳法によれば従来のパイプ埋め込み法に比べ5分の1の
時間で補修材の注入が完了した。
【図面の簡単な説明】
第1図イ乃至ホは従来の方法を順次示す説明図で、イは
クラックの発生状態、叫マクラック開口を切削した状態
、ハは補修材注入状態を示す断面図、二はハにおける平
面図、ホは補修材注入後の状態を示す断面図、第2図は
本発明方法の一実施例の補修材注入時の断面図、第3図
は第2図の平面図である。 1・・・・・・構築物、2・・・・・・クラック、10
・・・・・・弾性物膜状体、15・・・・・・補修材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 構築物のクラックに補修材を注入してクラックを補
    修する方法において、弾性物膜状体の収縮力により補修
    材に常時注入圧力を作用させ、クラック内に補修材を圧
    入するようにしたことを%11にとする構築物のクラッ
    ク補修方法。
JP10295176A 1976-08-27 1976-08-27 構築物のクラツク補修方法 Expired JPS5910461B2 (ja)

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JP10295176A JPS5910461B2 (ja) 1976-08-27 1976-08-27 構築物のクラツク補修方法

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JP10295176A JPS5910461B2 (ja) 1976-08-27 1976-08-27 構築物のクラツク補修方法

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JPS5328926A JPS5328926A (en) 1978-03-17
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5787866A (en) * 1981-09-16 1982-06-01 Shiyoobondo Kensetsu Kk Adhesive impregnating device
JPS6092562A (ja) * 1983-10-26 1985-05-24 小林 直彦 コンクリ−ト建造物の微細クラツクへの薬液注入工法
JPS60108651U (ja) * 1983-12-27 1985-07-24 シヨ−ボンド建設株式会社 接着材注入装置
JPS60108652U (ja) * 1983-12-27 1985-07-24 ショーボンド建設株式会社 接着材注入装置
JP4834469B2 (ja) * 2006-06-16 2011-12-14 油化電子株式会社 補修剤注入装置

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JPS5328926A (en) 1978-03-17

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