JP2622703B2 - シーラントの注入方法 - Google Patents

シーラントの注入方法

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孝義 松古
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アオイ化学工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コンクリート構造物の他に、石、タイル、
モルタル等に発生したクラック中に接着剤等のシーラン
ト(充填剤または封止剤)を注入し充填補修する方法に
関するものである。
〔従来の技術と問題点〕
コンクリート構造物等に生じたクラックに接着剤等の
適当なシーラントを圧入充填し、補修することは従来よ
り行われている。
しかしながら、この種のクラックに接着剤等のシーラ
ントを注入するためには、特殊な技能を必要とするこ
と、手間がかかり作業能率が悪いこと、従来は入力によ
る注入のためその注入圧力に個人差が生じクラック幅を
増大させたり、コンクリート表面の仕上げモルタルを剥
離させたり、また逆にシーラントが完全に充填できない
場合もあった。
本発明は、上記問題点を改良するために、入力によら
ない低注入圧、低速で注入できる作業性に優れたシーラ
ントの注入方法を提供せんとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明のシーラントの注入方法は、コンクリート構造
物等に発生したクラックの一部に、座板付き注入パイプ
を貼着固定し、該クラックの残りの部分の表面にシール
を施し、該注入パイプに接着剤等のシーラントを充填し
た伸縮自在の蛇腹状注入用容器を接続し、該注入用容器
をバネ板と弦部材または2枚のバネ板とからなる圧縮用
部材間に挟んでバネ板の復元力によって注入用容器を圧
縮して、注入用容器内のシーラントをクラック内に加圧
注入することを特徴とする。
本発明において、シーラントは一成分系のものであっ
ても、また主剤と硬化剤とからなる二成分系ものであっ
てもよく、シーラントは接着剤やコウキング剤であって
もよい。
本発明において使用するシーラント注入装置は、一端
にコンクリート構造物等の面に接着固定するための座板
を有する座板付き注入パイプと、シーラントを入れるた
めの伸縮自在な蛇腹状容器本体と該容器本体の伸縮方向
の一方の端にパイプ状の接続端子と他方の端にパイプ状
の連結端子を備えた注入用容器と、該注入用容器を圧縮
するためのバネ板と弦部材とからなる圧縮用部材の三点
からなる。
注入用パイプは、好ましくはプラスチック製でシーラ
ントの注入状況が外部から目で見てわかるように透明な
ものとするとよい。注入パイプに設ける座板は、注入パ
イプに注入用容器および圧縮用部材を取り付けた場合で
も倒れない用に保持できる程度の大きさとする。
注入用容器の容器本体も上記注入パイプと同様に透明
なプラスチック製とするのが好ましい。注入用容器の両
端に設ける各端子は、その外周または内周に雄ネジまた
は雌ネジを形成しておき、例えば注入パイプの内周面に
設けた雌ネジに接続端子の外周に設けた雄ネジが螺合す
るようにするとよい。同様に、連結端子の内周面に雌ネ
ジを形成しておき、他の注入用容器の接続端子外周の雄
ネジと螺合するようにするとよい。しかしながら、これ
らの接合方法に限定されることなく、単に注入用容器の
端子を注入パイプに嵌合圧入する方法によってもよい。
注入用容器は、蛇腹状で伸縮性であるため、シーラン
トが例えば主剤と硬化剤とからなる2液型のエポキシ樹
脂接着剤などの場合には、一方の注入用容器に主剤を、
他方の注入用容器に硬化剤をそれぞれ所定量封入してお
き、使用に際し両容器を連結して両者を混合するのに用
いることができる。注入用容器の端子は適当な栓等で封
止しておくものとする。
注入用容器を圧縮するための圧縮用部材のバネ板は、
プラスチック、金属材料のいずれの材質からなるもので
もよく、軽量で復元力または反発力に富むものがよい。
弦部材は、ピアノ線、釣糸等の金属製やプラスチック製
の糸または紐状のもののほか、板状体でもよい。弦部材
の板状体としては、バネ板を使用することもでき、この
場合には圧縮用部材は2枚のバネ板からなる。
バネ板が適当に曲げられた状態となるようにして、注
入用容器をバネ板と弦部材または2枚のバネ板からなる
圧縮用部材の間に挟むと、バネ板が平になろうとする復
元力によって弦部材またはバネ板が引かれて注入用容器
が圧縮され、容器内のシーラントがクラック内に押し出
される。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面にしたがって説明す
る。
第1図はコンクリートI面に発生したクラックII中に
接着剤を注入する場合の例を示す図である。
まず、座板21付き注入パイプ2を貼付け用接着剤3で
クラックのあるコンクリート面に接着固定する。注入パ
イプ2は一個である必要はなく、クラックの大きさによ
って複数個使用してよい。注入パイプで覆われなかった
残りのクラック部分の表面は、接着剤またはシール剤で
シールする。
接着剤3またはシール剤が硬化したのち、予め配合し
た注入用接着剤8を入れた注入用容器5を注入パイプに
接続する。
圧縮用部材のバネ板4は、例えば中央部に孔を開けた
ものを用い、注入用容器5の接続端子10を注入パイプ2
に螺着させるときパイプ2と端子10との間に挟まるよう
にして固定してもよく、また単に孔に注入パイプ2が入
るようにするだけでもよい。
次に、バネ板4を注入容器5側に曲げて弦6を注入用
容器5に掛け渡す。弦6は、注入用容器5の連結端子栓
7に設けた係止部に係合させる。
上記のように、バネ板4と弦6との間に注入用容器5
があるようにすると、バネ板の復元力によって注入用容
器5が押されて収縮し、内容物である接着剤8は押し出
されて、低速、低圧で接着剤8をクラックIIに圧入する
ことができる。
容器5内の接着剤8がクラックII内に全量注入され、
容器5が空になったとき、注入パイプ2に接着剤の入っ
た別の新しい注入用容器5を装着してもよく、また第2
図に示すように新しい注入用容器5を最初の注入用容器
5に連結して注入を続けてもよい。
また、注入パイプ2に取り付けた空の注入用容器5に
接着剤8のみを供給または補給して使用してもよく、そ
の場合は第2図に示した容器の例と同様に、連結端子栓
7の代りに逆止弁11を設置するとよい。
注入用容器は、第1図に示すように注入パイプに接続
されない側、すなわち連結端子の設けられている側を容
器内に入り込んだ形状にすると、容器の収縮のとき接着
剤を押す面積が大となり、均一に押されるとともに容器
内に残留する接着剤の量を最少にすることができる。第
2図の例では、容器の形状を第1図のようにするほかに
更に、逆止弁11の先端部が容器5の注入側の凹部に入る
ようにしてある。
第2図の装置は、第1図の例における弦6の代りに更
にバネ板4を用いたものの例である。第1図における弦
6と同様に、容器側のバネ板4を容器の端部に掛けるこ
とにより、2枚のバネ板4、4が真直な板になろうとす
る復元力により容器5が圧縮されて、内部のシーラント
材か押し出される。
第1図および第2図の装置のいづれも、バネ板4の復
元力により接着剤8のクラックII内への注入速度が大き
く左右されるため、バネ板の材質を適当に選択するとよ
い。
〔発明の効果〕
本発明は、上記のように伸縮自在の蛇腹状注入用容器
をバネ板の復元力、反発弾性力によって圧縮してシーラ
ントをクラックに注入するようにしたため、従来の如く
注入作業を入力で行う必要がなく、また作業中人手を必
要とせず、省力化できる。人手によらないため、従来個
々の作業者によって起きていた注入状態のバラツキの問
題を解消することができる。本発明によれば、注入用容
器の材質やバネ板の材質を適宜に選択することにより、
注入用容器の圧縮される速度を調整できるので、シーラ
ントの注入速度を種々調整でき、その調整も容易である
など多くの優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、 第2図は蛇腹状注入用容器を2個以上連結使用したとき
の本発明の実施例を示す断面図である。 図中 I……コンクリート II……クラック 2……注入パイプ 3……接着剤 4……バネ板 5……注入用容器 6……弦 8……注入用接着剤

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリート構造物等に発生したクラック
    の一部に、座板付注入パイプを貼着固定し、該クラック
    の残りの部分の表面にシールを施し、該注入パイプに接
    着剤等のシーラントを充填した伸縮自在の蛇腹状注入用
    容器を接続し、該注入用容器をバネ板と弦部材または2
    枚のバネ板とからなる圧縮用部材間に挟んでバネ板の復
    元力によって注入用容器を圧縮して、注入用容器内のシ
    ーラントをクラック内に加圧注入することを特徴とする
    シーラントの注入方法。
  2. 【請求項2】シーラントが主剤と硬化剤とからなる二成
    分系接着剤であることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の注入方法。
  3. 【請求項3】最初の注入用容器が圧縮されて内容物が押
    し出され、更にシーラントが必要な場合、別な注入用容
    器を最初の注入用容器に連結させて接続して自動的に加
    圧注入することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の注入方法。
  4. 【請求項4】注入用容器が、蛇腹状容器本体と該容器本
    体の伸縮方向の両端部に設けられたパイプ状の連結端子
    と接続端子とからなることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の注入方法。
  5. 【請求項5】注入用容器を、シーラントが二成分系のも
    のの場合には主剤と硬化剤とを別々の注入用容器に所定
    量充填しておき、使用時に両者を連結し、連結した状態
    で2液を混合するための混合容器兼注入容器として使用
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の注入
    方法。
  6. 【請求項6】注入パイプに空の注入用容器を接続し、該
    注入用容器の連結端子に備えた逆止弁を介して配合され
    たシーラントを該容器内に充填し、注入することを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の注入方法。
  7. 【請求項7】注入用容器を圧縮したとき、容器内に残存
    するシーラントのロスを少なくするために、注入用容器
    の一方の端子を注入用容器の内側に設置したことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の注入方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021214902A1 (ja) * 2020-04-22 2021-10-28 三菱重工業株式会社 シーラント収容容器およびシーラント塗布方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021214902A1 (ja) * 2020-04-22 2021-10-28 三菱重工業株式会社 シーラント収容容器およびシーラント塗布方法
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