JP3300766B2 - コンクリート構造物のセパレータ廻り漏水の止水工法及び止水材注入用具 - Google Patents

コンクリート構造物のセパレータ廻り漏水の止水工法及び止水材注入用具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート構造物の
セパレータ廻り漏水の止水工法に関し、特にコンクリー
ト壁等コンクリート構造物中の残置セパレータを利用す
る止水工法及び止水材注入用具に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
コンクリート構造物、例えばコンクリート壁の打設にお
いては、図6にその断面図を示すごとく、左右堰板1
1、11’を立設し、それらの間にはセパレータ2を挟
装し、そしてセパレータ2端部には円錐台形のプラスチ
ックコン(又は木コン)3を介してフォームタイ12を
延設し、フォームタイ12の他端を単管(横ばた)13
とめがね形座金14及び締着ナット15を用いて緊締す
ることによって、型枠組み立てを行った後、コンクリー
ト未硬化物を充填打設する工程が採用されている。な
お、16は縦ばたである。ところがそうして硬化形設さ
れたコンクリート壁1、特に地下コンクリート壁のよう
な場合には、残置セパレータ2廻りに間隙、亀裂等が生
じ易く、その結果それらから地下水が侵入してくる場合
が多いので、セパレータ廻り漏水の止水工事の頻度は多
くなる。
【0003】その止水工法としてはエポキシ樹脂を注入
する工法の他、親水性一液型ポリウレタンプレポリマー
止水材を注入する止水工法が普及しつつある。止水作業
は、図7にその断面図を示すごとく、まず、コンクリー
ト壁1中のセパレータ2に向かって、下方から斜め上方
へ止水材充填用深穴17をドリルで穿孔し、次いで同穴
17中へ、止水材樹脂注入管10’と空気抜き管9’と
を結束帯19で重ねて結束したものを一部壁外に残して
挿入し、コンクリート壁1表面部で急結セメント18で
シールする。その後、外部から止水材樹脂注入管10’
を介して止水材樹脂を深穴17奥部へ圧入し、充満する
と空気抜き管から止水材樹脂が漏れ出すのでそれを確認
して注入を停止し、外部の注入管10’及び空気抜き管
9’を潰して放置することによって樹脂の重合硬化を行
うものである。この作業の場合、特にセパレータ2に向
かって、それを破壊しなく、かつそれに一部接触する程
度に、深穴17を穿孔しなければならないが、そうした
作業は、非常に難しく、熟練を要し、作業能率が上がら
ないものである。なお、図7において、2’はセパレー
タ端部、3は木コン跡凹部、3’は埋め込みモルタルで
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するものであって、従来工法のごときドリリングの必要
もなく、手間がかからない簡易、確実なコンクリート構
造物のセパレータ廻り漏水の止水工法及びそれに用いる
止水材注入用具を提供するものである。すなわち本発明
は、(1)コンクリート構造物中に残置されたセパレー
タの端部に、連結体を介して、止水材樹脂注入孔及び空
気抜き孔を有する粘弾性材料製当接体をコンクリート壁
表面に当接した状態で定着し、次いで前記止水材樹脂注
入孔から止水材樹脂を押圧注入することによって、セパ
レータ端部の木コン跡凹部及びセパレータ廻り間隙部に
止水材樹脂を充填すると共に、木コン跡凹部の空気を空
気抜き孔から排除した後、前記止水材樹脂注入孔と空気
抜き孔に密栓をして止水材樹脂が重合硬化するまでの間
保持し、その後前記粘弾性材料製当接体及び連結体を取
り外すことを特徴とするコンクリート構造物のセパレー
タ廻り漏水の止水工法、(2)コンクリート構造物中に
残置されたセパレータの端部に、連結ボルトの一端を締
着する第1工程、該連結ボルトの他側に、下側に止水材
樹脂注入孔、上側に空気抜き孔及び中央に定着ボルト貫
通孔を穿設してなる粘弾性材料製当接体をコンクリート
壁表面に当接した状態で締結する第2工程、前記止水材
樹脂注入孔から止水材樹脂を押圧注入することによっ
て、セパレータ端部の木コン又はプラスチックコン跡凹
部及びセパレータ廻り間隙部に止水材樹脂を充填すると
共に、木コン跡凹部の空気を空気抜き孔から排除する第
3工程、前記止水材樹脂注入孔と空気抜き孔に密栓をし
て止水材樹脂が重合硬化するまでの間保持する第4工
程、及びその後前記粘弾性材料製当接体及び連結ボルト
を取り外し、表面仕上げする第5工程とからなることを
特徴とするコンクリート構造物のセパレータ廻り漏水の
止水工法、(3)連結体と、止水材樹脂注入孔、空気抜
き孔及び前記連結体取り付け孔を穿設してなる粘弾性材
料製当接体との組み合わせからなることを特徴とするコ
ンクリート構造物のセパレータ廻り漏水の止水材注入用
具、及び(4)粘弾性材料製当接体が、その中央に連結
体としての連結ボルト貫通孔、表面側から裏面側中央部
に求心的に傾斜して穿設された止水材樹脂注入孔及び空
気抜き孔を備えてなることを特徴とする前記(3)記載
のコンクリート構造物のセパレータ廻り漏水の止水材注
入用具である。
【0005】前記において、止水材樹脂としては、エポ
キシ樹脂プレポリマーその他の止水材樹脂が使用できる
が、本発明の場合特に親水性一液型ポリウレタンプレポ
リマーが好適である。該止水材樹脂は水と反応して重合
硬化するため漏水があればそれを追跡するごとくして漏
水部に自ら侵入して重合密閉する作用を奏することか
ら、止水材樹脂を強力に圧入する必要がなく、しかも漏
水個所の隅々まで樹脂充填できる有利性がある。
【0006】〔参考例〕次に本発明の参考例を図面に基
づいて説明する。参考例:本参考例は、図1に断面説明
図を示すものであり、コンクリート壁内のセパレータ廻
りから漏水がある場合である。コンクリート壁1内に残
置されたセパレータ2の端部(ねじ部)は、木コン跡凹
部3内に突出しているが、まずこれに締着ボルト5を螺
結する。この締着ボルト5は、管状体であって前方に内
ねじが設けられており、それに隣接する後ろ管壁には複
数個の止水材樹脂流出孔6が穿設してあり、さらに後方
に外ねじが設けられている。次いで、螺結された締着ボ
ルト5のコンクリート壁外部突出部へ、粘弾性材料製当
接体4をその貫通孔4’を介して嵌挿する。なお、当接
体4は、発泡プラスチック、例えば発泡ポリエチレン、
発泡ポリプロピレン、発泡ポリウレタン等、のほかSB
R、NBR等の合成ゴム等の粘性及び弾性を有し、対象
物表面へ押圧することにより、密着接触しかつその弾性
により押圧力を解放すれば元の形状に戻る性質のものを
使用することが好ましい。また、当接体4の当接面の反
対側面には硬質の補強板4aを貼設しておく。さらに、
締着ナット8を螺入することによって、当接体4をコン
クリート壁1表面に密着当接した状態で固定する。な
お、当接体4には一端が当接面側の貫通孔4’近くに開
口し、他端が当接体4の上方側壁に開口する空気抜き孔
9に挿設された空気抜き管9’が配設されている。以上
により本発明に係る止水材注入用具のセッティングを完
了する。
【0007】その後、締着ボルト5の後方端の開口部の
矢印方向から、止水材樹脂の親水性一液型ポリウレタン
プレポリマーを周知注入ポンプのグリースポンプを使用
して注入した。上方の空気抜き管9’から止水材樹脂が
漏れ出した時点で、注入を停止し、それから、締着ボル
ト5の後方端の開口部に密栓をし、また空気抜き管9’
を取り除くと同時に楊枝状の木栓を詰める。
【0008】上記における止水材樹脂としては、水と反
応して重合硬化する材料が使用できるが、特に親水性一
液型ポリウレタンプレポリマーが好適である。親水性一
液型ポリウレタンプレポリマーは周知のものであるが、
水に接触すると、それと反応して炭酸ガスを生成して発
泡すると同時に架橋重合して硬化するものであり、ポリ
エステルグリコール、ポリエーテルグリコール等のポリ
オールと、末端にイソシアネート基を有する化合物とを
反応させた反応生成物であって、例えばエチレングリコ
ールにエチレンオキシドとプロピレンオキシドとを重合
させて得られる共重合体と、トリレンジイソシアネート
との反応物である。
【0009】親水性一液型ポリウレタンプレポリマーと
しは、「N.Lペースト」(商品名:武田薬品工業
(株)製)を用いた。その性状は表1に示すとおりであ
る。
【0010】
【表1】
【0011】その後、12〜24時間放置後、締着ナッ
ト8を緩め、当接体4を取り除き、連結ボルト5を取り
除いた後、跡部にモルタル、樹脂等を充填、塗着して表
面仕上げを行った。該止水材注入用具を用いる止水工法
によれば、コンクリート壁1内の残置セパレータ2の端
部を利用して、確実、容易に当接体4を固定することが
でき、続く止水材樹脂の注入によって、セパレータ2廻
りの間隙、亀裂部及び木コン跡凹部3に止水材樹脂を完
全に充填することができた。
【0012】
【実施例】 第1実施例 :本実施例は、図2に断面説明
図、図3に平面図を示すものである。コンクリート壁1
内に残置されたセパレータ2の端部(ねじ部)は、木コ
ン跡凹部3内に突出しているが、まずこれに連結ナット
7を一部螺合する。次いで、この連結ナット7内ねじ部
に連結ボルト5を螺入し、セパレータ2端と連結ボルト
5とを連結する。続いて、螺結された締着ボルト5のコ
ンクリート壁1外部突出部へ、粘弾性材料製(発泡プラ
スチック製)当接体4をその貫通孔4’を介して嵌挿す
る。なお、4aは補強板(硬質プラスチック板又は鉄
板)である。さらに、締着ナット8を螺合することによ
って、当接体4をコンクリート壁1表面に密着当接した
状態で固定する。本例の当接体4には、一端が当接面側
の貫通孔4’近くに開口し、他端が当接体4の上方側壁
に開口する空気抜き孔9に挿設された空気抜き管9’、
及び一端が当接面側の貫通孔4’近くに開口し、他端が
当接体4の下方補強板4a表面に開口する止水材樹脂注
入孔10に挿設された止水材樹脂注入管10’が設けら
れている。すなわち、粘弾性材料製当接体には、その中
央に連結体としての連結ボルト貫通孔、表面側から裏面
側中央部に求心的に傾斜して穿設された止水材樹脂注入
孔10及び空気抜き孔9を備え、それら孔にポリエチレ
ン、ポリプロピレン等の化学安定性プラスチック製の先
細のプラスチック管が挿設されている。以上により本発
実施例1に係る止水材注入用具のセッティングが完了
する。
【0013】その後、下方の止水材樹脂注入管10’開
口部の矢印方向から、止水材樹脂の「NLペースト」
(商品名:武田薬品工業(株)製の親水性一液型ポリウ
レタンプレポリマー)をグリースポンプを使用して注入
し、上方の空気抜き管9’から止水材樹脂が漏れ出した
時点で、注入を停止し、それから、止水材樹脂注入管1
0’を取り除く同時に楊枝状の木栓を詰め、また空気抜
き管9’を取り除くと同時に楊枝状の木栓を詰める。そ
の後、12〜24時間放置後、締着ナット8を緩め、当
接体4を取り除き、連結ナット7及び連結ボルト5を取
り除いた後、跡部にモルタル、樹脂等を充填、塗着して
表面仕上げを行った。該止水材注入用具を用いる止水工
法によれば、コンクリート壁1内の残置セパレータ2の
端部を利用して、確実、容易に当接体4を固定すること
ができ、続く止水材樹脂の注入によって、セパレータ2
廻りの間隙、亀裂部及び木コン跡凹部3に止水材樹脂を
完全に充填することができた。
【0014】第2実施例:本実施例は、図4に断面説明
図、図5に平面図を示すものである。前記実施例の場合
と同様、コンクリート壁1内に残置されたセパレータ2
の端部(ねじ部)は、木コン跡凹部3内に突出している
が、まずこれに連結ナット7を一部螺合する。次いで、
この連結ナット7内ねじ部に連結ボルト5を螺入し、セ
パレータ2端と連結ボルト5とを連結する。続いて、螺
結された締着ボルト5のコンクリート壁1外部突出部
へ、粘弾性材料製(発泡ポリエチレン製)当接体4をそ
の貫通孔4’を介して嵌挿する。なお、4aは補強板
(硬質プラスチック板又は鉄板)である。さらに、締着
ナット8を螺合することによって、当接体4をコンクリ
ート壁1表面に密着当接した状態で固定する。本例の当
接体4には、一端が当接面側の貫通孔4’近くに開口
し、他端が当接体4の上方側壁に開口する空気抜き孔9
及び一端が当接面側の貫通孔4’近くに開口し、他端が
当接体4の下方補強板4aに開口する止水材樹脂注入孔
10が設けられている。すなわち、粘弾性材料製当接体
には、その中央に連結体としての連結ボルト貫通孔、表
面側から裏面側中央部に求心的に傾斜して穿設された止
水材樹脂注入孔10及び空気抜き孔9を備えている。以
上により本発明実施例2に係る止水材注入用具のセッテ
ィングが完了する。
【0015】そこで、下方の止水材樹脂注入管10’開
口部の矢印方向から、止水材樹脂の「NLペースト」
(商品名:武田薬品工業(株)製の親水性一液型ポリウ
レタンプレポリマー)をグリースポンプを使用して注入
し、上方の空気抜き管9’から止水材樹脂が漏れ出した
時点で、注入を停止し、それから、止水材樹脂注入管1
0’を取り除くと同時に楊枝状の木栓を詰め、また空気
抜き管9’を取り除くと同時に楊枝状の木栓を詰める。
その後、12〜24時間放置後、締着ナット8を緩め、
当接体4を取り除き、連結ナット7及び連結ボルト5を
取り除いた後、跡部にモルタル、樹脂等を充填、塗着し
て表面仕上げを行った。該止水材注入用具を用いる止水
工法によれば、コンクリート壁1内の残置セパレータ2
の端部を利用して、確実、容易に当接体4を固定するこ
とができ、続く止水材樹脂の注入によって、セパレータ
2廻りの乾燥状態の間隙、亀裂部及び木コン跡凹部3に
止水材樹脂を完全に発泡充填し、重合硬化することがで
きた。
【0016】なお、以上の本発明止水工法によるセパレ
ータの止水コストは、従来止水工法によるセパレータの
止水コストの10〜15%程度であって、非常に低コス
トとなった。
【0017】
【発明の効果】以上に説明したごとく、従来非能率的
で、熟練を要するセパレータ廻り漏水の止水作業を、本
発明によれば簡単、確実かつ安価にに実施でき、漏水頻
度の高いセパレータ廻り漏水の止水工法の改善に大いに
貢献できる。また止水材樹脂として、親水性一液型ポリ
ウレタンプレポリマーを使用すると該止水材樹脂は水と
反応して重合硬化するため漏水があればそれを追跡する
ごとくして漏水部に自ら侵入して重合密閉する作用を奏
することから、止水材樹脂を強力に圧入する必要がな
く、しかも漏水個所の隅々まで樹脂充填できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例の断面説明図
【図2】本発明の実施例の断面説明図
【図3】図2の平面図
【図4】その他の実施例の断面説明図
【図5】図4の平面図
【図6】セパレータを用いるコンクリート壁の打設断面
説明図
【図7】従来のセパレータ廻り漏水止水工法の断面説明
【符号の説明】
1 コンクリート壁 2 セパレータ 3 木コン跡凹部 3’モルタル 4 粘弾性材料製当接体 4’貫通孔 4a補強板 5 連結体 6 止水材樹脂流出孔 7 連結ナット 8 締着ナット 9 空気抜き孔 9’ 空気抜き管 10 止水材樹脂注入孔 10’止水材樹脂注入管 11 堰板 12 フォームタイ 13 単管(横ばた) 14 めがね形座金 15 締着ナット 16 単管(縦ばた) 17 深孔 18 急結モルタル 19 結束帯
フロントページの続き (72)発明者 松林 松寿 広島市東区矢賀1−5−52 中国冨士化 工建設株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−236884(JP,A) 特開 昭64−17971(JP,A) 特開 昭61−53961(JP,A) 実公 平3−38361(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04G 23/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート構造物中に残置されたセパ
    レータの端部に、連結ボルトの一端を締着する第1工
    程、該連結ボルトの他側に、下側に止水材樹脂注入孔、
    上側に空気抜き孔及び中央に定着ボルト貫通孔を穿設し
    てなる粘弾性材料製当接体をコンクリート壁表面に当接
    した状態で締結する第2工程、前記止水材樹脂注入孔か
    ら親水性一液型ポリウレタンプレポリマー止水材樹脂を
    押圧注入することによって、セパレータ端部の木コン又
    はプラスチックコン跡凹部及びセパレータ廻り間隙部に
    前記止水材樹脂を充填すると共に、木コン跡凹部の空気
    を空気抜き孔から排除する第3工程、前記止水材樹脂
    入孔と空気抜き孔に密栓をして前記止水材樹脂が重合硬
    化するまでの間保持する第4工程、及びその後前記粘弾
    性材料製当接体及び連結ボルトを取り外し、表面仕上げ
    する第5工程とからなることを特徴とするコンクリート
    構造物のセパレータ廻り漏水の止水工法。
  2. 【請求項2】 連結体と、止水材樹脂注入孔、空気抜き
    孔及び前記連結体取り付け孔を穿設してなる粘弾性材料
    製当接体との組み合わせからなるコンクリート構造物の
    セパレータ廻り漏水の止水材注入用具であって、前記粘
    弾性材料製当接体は、その中央に連結体としての連結ボ
    ルト貫通孔、表面側から裏面側中央部に求心的に傾斜し
    て穿設された止水材樹脂注入孔及び空気抜き孔を備えて
    なることを特徴とするコンクリート構造物のセパレータ
    廻り漏水の止水材注入用具。
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CN112502299A (zh) * 2020-12-07 2021-03-16 中建八局第四建设有限公司 一种新型外墙对拉螺栓眼三色聚氨酯封堵工艺

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