JP2001193116A - 天板とシンクの接合方法 - Google Patents
天板とシンクの接合方法Info
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Abstract
はみ出したシリコーンコーキング材の仕上げ作業に手間
と時間を要し、また、このコーキング材が硬化するまで
養生しなくてはならないので、作業場に保管のためのス
ペースを要すると共に、この間、次の作業が行えず、組
立作業性が悪いという問題点があった。本発明は、これ
らの問題点の改善を課題とする。 【解決手段】人造大理石製の天板1に、ステンレス製の
シンク2を、ゲル状のシリコーンのシーリング材4を介
して一体的に接合する際に、天板1に形成されたシンク
取付用の開口1aの周縁に、その全周にわたって流動性
がなく、自己接着性を有するシリコーンゴム製のテープ
5を配置し、このテープ5で天板1とシンク2のフラン
ジ2aとの間に介挿されたゲル状のシーリング材4が、
シンク2の内方に漏れ出ることを阻止するようにした。
Description
板に、ステンレス製のシンクを取り付ける際の接合方法
に関する。
製のシンクを取り付けるには、図5に示すように天板1
1の下面と、シンク12のフランジ12aとの間にゴム
製のパッキン14を介在させ、この状態でウレタン13
を裏面に注型して天板11とフランジ12aを一体化
し、パッキン14よりシンク12内側(図1において左
側)でフランジ12aと天板11との間にシリコーンの
コーキング材15を塗布充填し、所定の時間(夏場で1
〜2時間、冬場で4〜6時間)この状態を維持すること
により、このシリコーンコーキング材15を硬化させる
こととしていた。
に、はみ出したシリコーンコーキング材15aは、硬化
する前に適宜、除去し、その表面仕上げをすることとし
ていた。
シンクの接合では、接合部分からはみ出したシリコーン
コーキング材の仕上げ作業に手間と時間を要するという
問題点があった。
するまで養生しなくてはならないので、作業場に組立途
中の天板を保管するためのスペースが必要になると共
に、この間、次の作業が行えず、組立作業性が悪いとい
う問題点があった。
方法が有していた問題点の解決を課題とする。
めに、本発明のうち、請求項1記載の発明は、人造大理
石製の天板に、ステンレス製のシンクを、シリコーンの
シーリング材を介して一体的に接合する際に、天板に形
成されたシンク取付用の開口の周縁に、その全周にわた
って流動性がなく、かつ自己接着性を有するシリコーン
ゴム製のテープを配置し、このテープで天板とシンクの
フランジとの間に介挿された流動性を有する未硬化のシ
リコーンが、シンクの内方に漏洩することを阻止して、
天板にシンクを取り付けるようにしたことを特徴とする
天板とシンクの接合方法である。
の方法において、シリコーンゴム製のテープが硬化する
前に、このテープのシンクの内方にはみ出した個所を直
ちに除去するようにしたことを特徴とする。
態に基づき詳細に説明する。
により組み立てられた流し台の要部断面図、図2は、そ
の要部の拡大図である。
天板1は、図3に示すように、所定位置にシンク取付用
の開口1aが設けられた人造大理石製のものであり、そ
の後側(図3において下側)には、水返し部1bが一体
的に設けられている。
いて下側周囲)にフランジ2aが形成されるように、ス
テンレスをプレス成形して形成したものであり、その下
端(図3においては上側)には、排水トラップ(図示せ
ず)接続用の排水孔2bが設けられている。
ず)を製造する際、この天板1に予めシンク2を水漏れ
しないように一体的に接合しておく必要が生じるが、一
般にこの接合は、図3に示すように天板1を裏返し、こ
の天板1に形成されたシンク取付用の開口1aの周縁
に、矢印で示すようにシンク2のフランジ2aを重ね合
せ、この状態で両者が位置ずれしないように、適宜、治
具(図示せず)などで固定保持することにより、両者の
間に適宜手段で介挿されたシリコーンのコーキング材4
を乾燥固化させ、図4に示すように一体的に取り付ける
ようにしている。
うに、その周囲の天板1の裏面と共にウレタン3で覆わ
れ、その接合をより確実なものとしている。
では、天板1のシンク取付用の開口1aの周縁に、その
全周にわたって自己接着性を有するシリコーンゴム製の
テープ5(例えば、信越ポリマー株式会社製、商品名ポ
リマエースHR−23S)を貼り付け、その外側(外周
側)に配置されたゲル状で流動性を有するシリコーンの
コーキング材4が、シンク2の内方側(図2において左
側)に漏れ出ることを防止するようにしている。
は、天板1にシンク2を接合する際に、予めその所定位
置に塗布しておいても良いが、シンク2のフランジ2a
をウレタン3で天板1に位置決め一体化した後、その内
部に形成された空間に、後から充填するようにしても良
い。
分子量シリコーンゴムで形成されており、使用するまで
は、その表面がキャリアフィルム(図示せず)で覆わ
れ、乾燥固化しないように冷蔵保管されている。そし
て、使用する際にこのキャリアフィルムをはがし、目的
の個所に押し付けることにより、自らの接着力で取り付
けられ、粘性を有する固体状のシーリング材として使用
されるものである。従って、乾燥固化するまでは、柔ら
かく、ある程度自由にその形状を変えることができるの
で、天板1にシンク2を接合した後、直ちにシンク2の
内方にはみ出した個所を除去したり、接合部分に隙間を
生じないように押し付けるなどして、その端面仕上げ加
工が容易に行えるものである。
は、乾燥硬化すると、通常のシリコーンのシーリング材
4と何ら変わることなく、シーリング材としての防水機
能を発揮する。また、このテープ5は、自己接着性を有
しているので、天板にシンクを位置決め接合した後、そ
の位置ずれが起こり難く、また、その接着強度を向上さ
せるように機能する。
合方法では、シーリング材4として使用されるゲル状で
流動性を有するシリコーンが、シンク2の内側に漏洩す
ることが防止されるので、その硬化を待たずに、キャビ
ネット(図示せず)への組み付けなどの次の作業に移る
ことができる。よって、養生のための保管スペースが不
要で、マテハンロスが少なく、効率的に作業が行える。
用後、すぐに加工することができるので、接合部分の仕
上げ作業が能率的に行えると共に、その作業も容易にな
る。
り付けられるキャビネット(図示せず)側の構造材であ
る横桟を示す。
求項1記載の発明は、天板の裏面にシリコーンのシーリ
ング材を介してシンクのフランジを接合する際に、天板
に形成されたシンク取付用の開口の周縁に、その全周に
わたってシリコーンゴム製のテープを配置し、このテー
プで未硬化のシリコーンが、外部にはみ出すことを防止
して天板にシンクを接合するようにしたので、従来のよ
うにシリコーンが乾燥硬化するまで養生する必要がな
く、そのためのスペースが不要になると共に、次の作業
が連続して行え、その組立作業性が向上するという効果
がある。また、このシリコーンゴム製のテープは、自己
接着性を有するので、天板とシンクの接合強度の向上に
も寄与する。
のテープが硬化する前に、このテープのシンク内方には
み出した個所を除去することにより、請求項1記載の発
明の効果に加え、接合部分の表面仕上げ加工が簡単、か
つ能率的に行えるという効果がある。
てられた流し台の要部断面図である。
である。
である。
Claims (2)
- 【請求項1】 人造大理石製の天板に、ステンレス製の
シンクを、シリコーンのシーリング材を介して一体的に
接合する際に、 天板に形成されたシンク取付用の開口の周縁に、その全
周にわたって流動性がなく、かつ自己接着性を有するシ
リコーンゴム製のテープを配置し、このテープで天板と
シンクのフランジとの間に介挿された流動性を有する未
硬化のシリコーンが、シンクの内方に漏洩することを阻
止して、天板にシンクを取り付けるようにしたことを特
徴とする天板とシンクの接合方法。 - 【請求項2】 シリコーンゴム製のテープが硬化する前
に、このテープのシンクの内方にはみ出した個所を直ち
に除去するようにしたことを特徴とする請求項1記載の
天板とシンクの接合方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000003151A JP4278808B2 (ja) | 2000-01-12 | 2000-01-12 | 流し台及びこの流し台における天板とシンクの接合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000003151A JP4278808B2 (ja) | 2000-01-12 | 2000-01-12 | 流し台及びこの流し台における天板とシンクの接合方法 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001193116A true JP2001193116A (ja) | 2001-07-17 |
JP2001193116A5 JP2001193116A5 (ja) | 2008-04-10 |
JP4278808B2 JP4278808B2 (ja) | 2009-06-17 |
Family
ID=18532141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000003151A Expired - Lifetime JP4278808B2 (ja) | 2000-01-12 | 2000-01-12 | 流し台及びこの流し台における天板とシンクの接合方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4278808B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007289381A (ja) * | 2006-04-25 | 2007-11-08 | Matsushita Electric Works Ltd | 木製キッチンカウンターへのシンクの取付構造 |
JP2010220671A (ja) * | 2009-03-19 | 2010-10-07 | Daikyonishikawa Corp | Frp製カウンター |
CN108842877A (zh) * | 2018-07-02 | 2018-11-20 | 安徽思源三轻智能制造有限公司 | 一种密封性能好的盥洗池及该种盥洗池主体的安装方法 |
-
2000
- 2000-01-12 JP JP2000003151A patent/JP4278808B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
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JP4674566B2 (ja) * | 2006-04-25 | 2011-04-20 | パナソニック電工株式会社 | 木製キッチンカウンターへのシンクの取付構造 |
JP2010220671A (ja) * | 2009-03-19 | 2010-10-07 | Daikyonishikawa Corp | Frp製カウンター |
CN108842877A (zh) * | 2018-07-02 | 2018-11-20 | 安徽思源三轻智能制造有限公司 | 一种密封性能好的盥洗池及该种盥洗池主体的安装方法 |
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JP4278808B2 (ja) | 2009-06-17 |
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