JPS5910396Y2 - 偏心形回転ポンプ - Google Patents

偏心形回転ポンプ

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Publication number
JPS5910396Y2
JPS5910396Y2 JP9406778U JP9406778U JPS5910396Y2 JP S5910396 Y2 JPS5910396 Y2 JP S5910396Y2 JP 9406778 U JP9406778 U JP 9406778U JP 9406778 U JP9406778 U JP 9406778U JP S5910396 Y2 JPS5910396 Y2 JP S5910396Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
rotor
guide
vane
pump
Prior art date
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Expired
Application number
JP9406778U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5512029U (ja
Inventor
賢 西城
Original Assignee
松下電器産業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 松下電器産業株式会社 filed Critical 松下電器産業株式会社
Priority to JP9406778U priority Critical patent/JPS5910396Y2/ja
Publication of JPS5512029U publication Critical patent/JPS5512029U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は偏心形回転ポンプを構戊する部品の内、ロータ
と羽根に関する改良に係り、特に、ロータと羽根の材質
を合或樹脂にすることにより生ずる問題点を羽根ガイド
を設けることにより解決しつつ、羽根の組立性を向上さ
せる構造とするものである。
一般に偏心形回転ポンプの心臓部であるロータ部は円板
状のロータに放射状に羽根溝を設け、この羽根講に羽根
を出入自在にはめ合わせて構或され、その構造が複雑で
あり、このロータおよび羽根を合或樹脂による戊形品で
構戒することは、切削加工で戒形するのに比較してコス
ト的に大巾なメリットが生ずるのが、ロータと羽根とは
高速で摺動するので、次ぎのような問題点を生ずる。
■ ロータおよび羽根を合或樹脂で構或すると軟質材料
どうしの摺動になるので磨耗が激しい。
■ 軟質材料どうしの摺動では摺動面にきずが付きやす
く、このきすが互いにかみ合って、摺動抵抗を大きくな
し、ポンプ効率を低下させてしまう。
本考案は以上の問題を解決するため、ロータと羽根の間
に硬貨の金属材質による羽根ガイドを挿入し、軟質材料
と硬質材料の組み合わせによる摺動構造とし、さらにこ
の羽根ガイドなる余分な部品を追加することにより組立
て性の劣化を前記羽根ガイドの構戊を特殊なものとする
ことにより、最低限に押えようとするものである。
以下本考案を一実施例を示す図面とともに説明する。
第1図は、偏心形回転ポンプの蓋をはずした場合の外観
図である。
図中の1はポンプケーシングであり、両側に所定の吐出
口2、および吸引口3を有している。
4はポンプ室であり、前記吐出口2と吸引口3に連通し
ている。
5は軸であり、ポンプ室4に対し所定量偏心した位置に
回転自在に保持され、モータ(図示せず)に結合されて
いる。
前記軸5には合戊樹脂製のロータ6が完全に固定され、
複数の羽根溝7がロータ6に放射状に設けられている。
前記ロータ6は軸5が回転するとポンプ室4の内壁8と
は当接せずに回転するように構或される。
第2図aは羽根9を示す。
この羽根9は合或樹脂よりなり、先端部に曲率を有し、
下部にばね10用の穴11を有する。
すなわち、穴11にばね10の一部が挿入され、その位
置を固定される。
溝12は羽根9の厚み方向に堀られたものであり、高さ
方向の中間まで形戊されている。
第2図bは羽根ガイド13であり、金属薄板をコ字形に
曲げて形或されている。
この羽根力゛イド13の巾はロータ6の巾と一致し、高
さは、ロータ6の羽根溝7の深さと一致している。
さらに外側の厚みは羽根溝7の挿入できる寸法とされ、
内側の厚みは羽根9の厚みより若干大きな寸法とされて
いる。
また側片の内側の一部に切起片14が存在する。
この切起片14の高さは溝12の深さより小さな寸法と
され、羽根9の摺動運動の障害とならないようにされて
いる。
第3図は羽根9とばね10および羽根ガイド13を組立
てた状態を示す。
組立て順序は、まずばね10を穴11に挿入した後、羽
根9を羽根ガイド13に挿入する。
このとき、羽根ガイド13を少し押し広げて挿入した後
、もとの状態にもどすとばね10の力により羽根9は羽
根ガイド13から脱出しようとするが、切起片14が溝
12にはまっているため所定の位置に止められ、脱出す
ることはない。
巾方向に対しても切起片14が溝12にはまっているた
め抜けることはない。
この状態のものをロータ6の羽根溝7に挿入する。
このとき、羽根9、ばね10および羽根ガイド13が一
体となっているため、挿入は全く簡単である。
第1図のように全ての羽根溝7に羽根9を挿入した後、
蓋(図示せず)を締め付け、軸5を回転させると、羽根
9は内壁8に対してばね10により圧接されて回転し、
各羽根9間の体積変化を起こし、吸引口3より流体を吸
入し、吐出口2より吐出させ、ポンプ作用を起こす。
このとき、羽根9は、羽根ガイド13との間で摺動を起
こしロータ6を樹脂材料で構或しても、ロータ6と羽根
ガイド13との間には摺動がないので問題は発生しない
ロータ6と羽根ガイド13が摺動しない理由は、内壁8
に羽根9を押えつけるばね10の反力か゛、ロ一夕6の
羽根溝7に羽根ガイド13を押えつける力になり、羽根
ガイド13は羽根溝7内に固定されることになるためで
ある。
羽根9と羽根ガイド13の間で摺動が生じても、羽根ガ
イド13が金属材料であるため、羽根9が合或樹脂であ
っても磨耗は最低限に押えられる。
本考案による偏心形回転ポンプはつぎのような効果を有
する。
■ ロータおよび羽根を合或樹脂材質で或形しても、金
属材質の羽根ガイドを設置しているので合戊樹脂どうし
の摺動は発生せず、磨耗、摺動抵抗に問題はない。
■ ロータおよび羽根が合或樹脂材質で構或できるので
複雑な形状にしてもコスト的に高くなることはない。
■ 羽根と羽根ガイドはあらかじめ組立てができるので
、ロータの羽根溝に羽根を挿入するのが簡単で組立て性
が良い。
■ また本考案ではコ字状の羽根ガイドの側片の内側に
羽根の抜け止め用の切起片を設けたので、組み立て時に
一旦セットした羽根がばねの力で羽根ガイド外へ飛び出
すことはなく、ロータの溝への挿入がきわめて容易に行
える。
さらに金属薄板でコ字状の羽根ガイドを形威しているの
で、それを外方に広げて羽根の着脱をきわめて簡単に行
うこともできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の偏心形回転ポンプの蓋を取
りはずした状態の正面図、第2図aは羽根の正面および
側面図、第2図bは羽根ガイドの正面および側面図、第
3図は羽根と羽根ガイドとばねを組み立てた状態の側面
図である。 1・・・・・・ポンプケーシング、4・・・・・・ポン
プ室、5・・・・・・軸、6・・・・・・ロータ、7・
・・・・・羽根溝、9・・・・・・羽根10・・・・・
・ばね、11・・・・・・穴、12・・・・・・溝、1
3・・・・・・羽根ガイド、14・・・・・・切起片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ポンプ室と、このポンプ室に連結、した吸引口および吐
    出口を有するポンプケーシングと、このポンプケーシン
    グの上記ポンプ室内の偏心部に回転自在に設けた合威樹
    脂製のロータと、このロータの外周に形或した羽根溝に
    嵌合した金属薄板製の羽根ガイドと、この羽根ガイド内
    に摺動自在に嵌合させた合或樹脂製の羽根と、この羽根
    を上記ポンプ室の内壁方向に付勢したばねとを備え、上
    記羽根ガイドはコ字状に形或され、その側片の内側には
    上記羽根の抜け止め用の切起片を設けた偏心形回転ポン
    プ。
JP9406778U 1978-07-07 1978-07-07 偏心形回転ポンプ Expired JPS5910396Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9406778U JPS5910396Y2 (ja) 1978-07-07 1978-07-07 偏心形回転ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9406778U JPS5910396Y2 (ja) 1978-07-07 1978-07-07 偏心形回転ポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5512029U JPS5512029U (ja) 1980-01-25
JPS5910396Y2 true JPS5910396Y2 (ja) 1984-04-02

Family

ID=29025738

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9406778U Expired JPS5910396Y2 (ja) 1978-07-07 1978-07-07 偏心形回転ポンプ

Country Status (1)

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Families Citing this family (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6211349Y2 (ja) * 1981-06-12 1987-03-17

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Publication number Publication date
JPS5512029U (ja) 1980-01-25

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