JPH0231800B2 - Beenhonpu - Google Patents
BeenhonpuInfo
- Publication number
- JPH0231800B2 JPH0231800B2 JP10202183A JP10202183A JPH0231800B2 JP H0231800 B2 JPH0231800 B2 JP H0231800B2 JP 10202183 A JP10202183 A JP 10202183A JP 10202183 A JP10202183 A JP 10202183A JP H0231800 B2 JPH0231800 B2 JP H0231800B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- side plate
- pump
- pressure
- side plates
- outer edge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 3
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 101100008044 Caenorhabditis elegans cut-1 gene Proteins 0.000 description 1
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- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 1
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- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
Landscapes
- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、側板を可撓性とし、ロータサイドク
リアランスを制御する機構を有するベーンポンプ
の羽根の摺動抵抗あるいは摩耗の低減および容積
効率の向上に関する。
リアランスを制御する機構を有するベーンポンプ
の羽根の摺動抵抗あるいは摩耗の低減および容積
効率の向上に関する。
従来例の構成とその問題点
従来のこの種のベーンポンプは側板を可撓性と
し、例えば側板の外側面にポンプ吐出圧力を導入
して、側板の外側面に作用するポンプの吐出圧力
と側板の内側面に作用するポンプ内部の圧力分布
との差圧により側板がロータ側にたわむ様に構成
されていた。
し、例えば側板の外側面にポンプ吐出圧力を導入
して、側板の外側面に作用するポンプの吐出圧力
と側板の内側面に作用するポンプ内部の圧力分布
との差圧により側板がロータ側にたわむ様に構成
されていた。
この構成によれば、ポンプ性能に重要な関係を
もつロータサイドクリアランスがポンプ圧力に応
じて自動的に調節され、高いポンプ効率が得られ
るという特徴があつた。
もつロータサイドクリアランスがポンプ圧力に応
じて自動的に調節され、高いポンプ効率が得られ
るという特徴があつた。
しかしながら、この側板のたわみは、ポンプ内
部の圧力分布あるいは、側板の支持条件等により
不均一となることは避けられなかつた。したがつ
て、ロータサイドクリアランスが、ロータ回転中
に場所により異なるという結果となりロータの回
転体の溝中で摺動する羽根に対してサイド方向に
不均一な力が発生していた。
部の圧力分布あるいは、側板の支持条件等により
不均一となることは避けられなかつた。したがつ
て、ロータサイドクリアランスが、ロータ回転中
に場所により異なるという結果となりロータの回
転体の溝中で摺動する羽根に対してサイド方向に
不均一な力が発生していた。
このサイド方向の力のアンバランスにより、羽
根は回転体の溝から飛び出し側板に接触しながら
回転することになるため、羽根の運動性が著しく
悪化すると共に、羽根の摩耗を生じさせていた。
また、変形が不均一であるため、ロータサイドク
リアランスを十分に小さく設定できず、容積効率
を高める上で限界があつた。
根は回転体の溝から飛び出し側板に接触しながら
回転することになるため、羽根の運動性が著しく
悪化すると共に、羽根の摩耗を生じさせていた。
また、変形が不均一であるため、ロータサイドク
リアランスを十分に小さく設定できず、容積効率
を高める上で限界があつた。
発明の技術的課題
本発明の技術的課題は側板のたわみが場所によ
り不均一であるがために生ずる羽根サイド方向へ
の力の解消、さらには容積効率の改善にある。
り不均一であるがために生ずる羽根サイド方向へ
の力の解消、さらには容積効率の改善にある。
発明の技術的手段
この課題を解決するために本発明は、側板に作
用する差圧が周方向に主として分布していること
に注目し、側板の周方向の剛性を高めて、変形量
の均一化を図つたものである。
用する差圧が周方向に主として分布していること
に注目し、側板の周方向の剛性を高めて、変形量
の均一化を図つたものである。
実施例の説明
本発明によるベーンポンプの一実施例を第1図
〜第7図に示す。
〜第7図に示す。
図において、ポンプケース1は内部にポンプ部
収納空間2およびトルク伝達用のマグネツト収納
空間3を有し、両空間は連通している。
収納空間2およびトルク伝達用のマグネツト収納
空間3を有し、両空間は連通している。
ポンプケース1にはさらに吸入口4および吐出
口5がポンプ部収納空間2に連通する如く設けら
れている。ポンプ部収納空間2には、吐出口5の
位置に軸方向にVカツト5bを有し、これはマグ
ネツト収納空間3まで連通している。
口5がポンプ部収納空間2に連通する如く設けら
れている。ポンプ部収納空間2には、吐出口5の
位置に軸方向にVカツト5bを有し、これはマグ
ネツト収納空間3まで連通している。
側板6は主軸受7および平端な面を有する部材
8とが一体に成形された樹脂成形品で構成され可
撓性を有し、ポンプ部収納空間2に挿入される。
8とが一体に成形された樹脂成形品で構成され可
撓性を有し、ポンプ部収納空間2に挿入される。
一対の側板6の間には偏心リング9が挿入され
ている。偏心リング9は外径と偏心した内径を有
し、この内径がカム面10を形成する。偏心リン
グ9は切り欠き11,12を有し、これらの切り
欠きがそれぞれ吸入口4、吐出口5と連通する流
通路を構成する。
ている。偏心リング9は外径と偏心した内径を有
し、この内径がカム面10を形成する。偏心リン
グ9は切り欠き11,12を有し、これらの切り
欠きがそれぞれ吸入口4、吐出口5と連通する流
通路を構成する。
切き欠き11,12の間のカム面10がポンプ
作動カム面13となる。
作動カム面13となる。
ロータ14は一対の側板6の間で、主軸受7で
自在に回転するよう保持される。このロータ14
は、軸15と回転体16とが一体に固定され、回
転体16の溝17には、内部に圧力導入口18を
有する羽根19が出没自在に挿入されている。
自在に回転するよう保持される。このロータ14
は、軸15と回転体16とが一体に固定され、回
転体16の溝17には、内部に圧力導入口18を
有する羽根19が出没自在に挿入されている。
一対の側板6と偏心リング9さらにロータ14
で囲まれた空間のうち、ポンプ作用に行なう区間
であるポンプ作動カム面13と対応する空間がポ
ンプ作動室20となる。
で囲まれた空間のうち、ポンプ作用に行なう区間
であるポンプ作動カム面13と対応する空間がポ
ンプ作動室20となる。
側板6、偏心リング9の外径はポンプ部収納空
間2の内径とほぼすき間なく嵌合される寸法関係
に設定されるとともに、回転体16の軸方向の幅
は偏心リング9の幅よりも僅かに小さくなるごと
く設定されている。
間2の内径とほぼすき間なく嵌合される寸法関係
に設定されるとともに、回転体16の軸方向の幅
は偏心リング9の幅よりも僅かに小さくなるごと
く設定されている。
ポンプケース1のポンプ部収納空間2は蓋21
で閉じており、側板6の外側面で空間A22を構
成する。
で閉じており、側板6の外側面で空間A22を構
成する。
マグネツト収納空間3は非磁性材料で構成され
たシール板23で閉じており、内部に被動マグネ
ツト24を有している。
たシール板23で閉じており、内部に被動マグネ
ツト24を有している。
被動マグネツト24はマゲネツト25とヨーク
板26がケース27により一体にモールドされて
いる。ケース27の中心には、Dカツト状の穴2
8を設け、軸15のDカツト部15aと嵌合し、
被動マグネツト24に伝えられたトルクを軸15
に伝達する。さらに、ケース27の凹部28aに
は端面軸受29が挿入され、被動マグネツト24
をシール板23上で回転自在に保持する。マグネ
ツト収納空間3の内径は被動マグネツト24の外
径よりも大となる如く設定されているために、マ
グネツト収納空間3内で被動マグネツト24は回
転自在である。
板26がケース27により一体にモールドされて
いる。ケース27の中心には、Dカツト状の穴2
8を設け、軸15のDカツト部15aと嵌合し、
被動マグネツト24に伝えられたトルクを軸15
に伝達する。さらに、ケース27の凹部28aに
は端面軸受29が挿入され、被動マグネツト24
をシール板23上で回転自在に保持する。マグネ
ツト収納空間3の内径は被動マグネツト24の外
径よりも大となる如く設定されているために、マ
グネツト収納空間3内で被動マグネツト24は回
転自在である。
以上の部品をもとに次のように組みたてる。
ポンプ部収納空間2内にまず一方の側板6を挿
入し、次に偏心リング9の切き欠き11,12が
それぞれ吸入口4、吐出口5と一致する向きに位
置合せして挿入する。さらに軸15をDカツト1
5aがマグネツト収納空間3側にくるように主軸
受7に挿入する。
入し、次に偏心リング9の切き欠き11,12が
それぞれ吸入口4、吐出口5と一致する向きに位
置合せして挿入する。さらに軸15をDカツト1
5aがマグネツト収納空間3側にくるように主軸
受7に挿入する。
回転体16の溝17にそれぞれ羽根19とバネ
19aを挿入し、さらにもう一方の側板6を偏心
リング9に重ねて挿入する。側板固定用のスプリ
ング30をさきの側板6上に乗せ、さらにOリン
グ31を溝32に入れ、蓋21を、スプリング3
0およびOリング31を押圧しながらビス33で
固定する。
19aを挿入し、さらにもう一方の側板6を偏心
リング9に重ねて挿入する。側板固定用のスプリ
ング30をさきの側板6上に乗せ、さらにOリン
グ31を溝32に入れ、蓋21を、スプリング3
0およびOリング31を押圧しながらビス33で
固定する。
マグネツト収納空間3には被動マグネツト24
を軸15のDカツト15aと合せて挿入するとと
もに端面軸受29をケース27の凹部26に挿入
した後、Oリング溝32′にOリング31′を入
れ、さらにシール板23をビス(図示せず)で固
定する。
を軸15のDカツト15aと合せて挿入するとと
もに端面軸受29をケース27の凹部26に挿入
した後、Oリング溝32′にOリング31′を入
れ、さらにシール板23をビス(図示せず)で固
定する。
以上のようにしてポンプ単体の組み立ては完了
する。モータ34はフランジ35とビス36で固
定されるとともに、モータ出力軸37には駆動マ
グネツト38がヨーク板39を介して固定されて
いる。
する。モータ34はフランジ35とビス36で固
定されるとともに、モータ出力軸37には駆動マ
グネツト38がヨーク板39を介して固定されて
いる。
以下動作を説明する。モータ出力軸37を回転
させると、駆動マグネツト38が回転し、この回
転トルクは磁気的に結合した被動マグネツト24
に伝えられる。この被動マグネツト24が回転す
ると、Dカツト15aを介して軸15および回転
体16が回転し、溝17に挿入された羽根19は
バネ19aの付勢力および遠心力により、カム面
10に当接しながら回転する。
させると、駆動マグネツト38が回転し、この回
転トルクは磁気的に結合した被動マグネツト24
に伝えられる。この被動マグネツト24が回転す
ると、Dカツト15aを介して軸15および回転
体16が回転し、溝17に挿入された羽根19は
バネ19aの付勢力および遠心力により、カム面
10に当接しながら回転する。
ポンプ作動カム面13と回転体16および羽根
19から構成される空間の容積を連続的に変化さ
せこの容積変化によりポンプ作用を行なう。
19から構成される空間の容積を連続的に変化さ
せこの容積変化によりポンプ作用を行なう。
さらにポンプ部収納空間2の吐出口5の位置に
設けたVカツト5bの動作につき述べる。このV
カツト5bは、ポンプの吐出圧力を空間A22お
よびマグネツト収納空間3に圧力を導入して、主
軸受7に強制潤滑を行ない、軸受部の寿命を確保
する働きをする。
設けたVカツト5bの動作につき述べる。このV
カツト5bは、ポンプの吐出圧力を空間A22お
よびマグネツト収納空間3に圧力を導入して、主
軸受7に強制潤滑を行ない、軸受部の寿命を確保
する働きをする。
さらにこのVカツト5bにより側板外側縁6b
に、ポンプ吐出圧力が導入され、側板外側縁6
b、側板内側縁6cとの間で圧力差が生ずる。側
板外側縁6b側の圧力のほうが高いために、側板
6は側板内側縁6c側すなわち回転体16側にた
わみ、ロータサイドクリアランスが小さくなる。
ロータサイドクリアランスが小さいほど容積効率
は高くなるので、本機構によればポンプ圧力上昇
による容積効率の低下を補償することができる。
に、ポンプ吐出圧力が導入され、側板外側縁6
b、側板内側縁6cとの間で圧力差が生ずる。側
板外側縁6b側の圧力のほうが高いために、側板
6は側板内側縁6c側すなわち回転体16側にた
わみ、ロータサイドクリアランスが小さくなる。
ロータサイドクリアランスが小さいほど容積効率
は高くなるので、本機構によればポンプ圧力上昇
による容積効率の低下を補償することができる。
ところで、側板外側縁6b側の圧力はポンプ吐
出圧力に等しく一定であるが、側板内側縁6c側
の圧力には分布があり、このため場所により撓み
量が変化し、したがつて、ロータ14の回転体1
6と側板内側縁6c間のクリアランス(以下RS
と称する)が局所的に変化することになる。これ
をさらに具体的に述べれば、ポンプ内部の圧力は
吸入口4側ではほぼ吸入圧力に等しく、低い圧力
であり、ポンプ作動室20の領域に入ると加圧さ
れるため、圧力は上昇していき、吐出口5側で最
高圧力に達する。
出圧力に等しく一定であるが、側板内側縁6c側
の圧力には分布があり、このため場所により撓み
量が変化し、したがつて、ロータ14の回転体1
6と側板内側縁6c間のクリアランス(以下RS
と称する)が局所的に変化することになる。これ
をさらに具体的に述べれば、ポンプ内部の圧力は
吸入口4側ではほぼ吸入圧力に等しく、低い圧力
であり、ポンプ作動室20の領域に入ると加圧さ
れるため、圧力は上昇していき、吐出口5側で最
高圧力に達する。
この時のRSの変化は、偏心リング9の境界形
状により変化するが、基本的には第6図に示した
ように、偏心リング9の吸入口4側の切き欠き1
1付近で最も小さくなり、ポンプ吐出側では、側
板外側縁6b、側板内側縁6cの圧力差が無いた
めに、側板6の変形は小さく一定となるため、
RSは大きくほぼ一定となる。
状により変化するが、基本的には第6図に示した
ように、偏心リング9の吸入口4側の切き欠き1
1付近で最も小さくなり、ポンプ吐出側では、側
板外側縁6b、側板内側縁6cの圧力差が無いた
めに、側板6の変形は小さく一定となるため、
RSは大きくほぼ一定となる。
ここで、羽根19と側板6とのサイド方向のク
リアランス(以下VSと称する)に注目する。VS
は、RSが極めて小さくなつたときでも羽根19
が溝17で自由に動き得るよう VS>RS となる寸法関係に設定されている。したがつて、
側板6と羽根19が圧接しながら回転することは
ないと考えられるが、一般にこの様な構成を有す
るベーンポンプにおいては、羽根の側面に摩耗痕
が観察されている。
リアランス(以下VSと称する)に注目する。VS
は、RSが極めて小さくなつたときでも羽根19
が溝17で自由に動き得るよう VS>RS となる寸法関係に設定されている。したがつて、
側板6と羽根19が圧接しながら回転することは
ないと考えられるが、一般にこの様な構成を有す
るベーンポンプにおいては、羽根の側面に摩耗痕
が観察されている。
この摩耗痕の発生のメカニズムについては、さ
きに示したRSの変化と大きな関係があると考え
られる。すなわち、第6図において、羽根19が
B、Cの位置からD、E、Fへと移動していくに
つれて、RSは増大していくが、RSを構成する空
隙はほぼ気密に保持されているために負圧を生
じ、羽根19が溝17からせり出してくることに
なる。このRSを構成する空隙は溝17の両側に
存在するため、常にロータ14が一対の側板6の
中央で回転すれば、羽根19の両側面に生ずる負
圧力がバランスすることも考えられるが、一般に
は圧力の均衡はくずれて、羽根19がB、Cの位
置からD、E、Fへと移動していくにつれて、羽
根19が溝17からせり出す機構が生ずるものと
考えられる。
きに示したRSの変化と大きな関係があると考え
られる。すなわち、第6図において、羽根19が
B、Cの位置からD、E、Fへと移動していくに
つれて、RSは増大していくが、RSを構成する空
隙はほぼ気密に保持されているために負圧を生
じ、羽根19が溝17からせり出してくることに
なる。このRSを構成する空隙は溝17の両側に
存在するため、常にロータ14が一対の側板6の
中央で回転すれば、羽根19の両側面に生ずる負
圧力がバランスすることも考えられるが、一般に
は圧力の均衡はくずれて、羽根19がB、Cの位
置からD、E、Fへと移動していくにつれて、羽
根19が溝17からせり出す機構が生ずるものと
考えられる。
そこで、本実施例においては側板6の外側縁6
bに凹部50を設けて肉薄部51を構成し、ポン
プ作用時に発生する側板6の外側縁6bと内側縁
6aでの圧力差で側板6が容易にたわむ構成と
し、かつこの圧力差が側板6上で不均一に分布す
ることによる側板6のたわみの歪を周方向に設け
た補強リブ52で抑制したものである。
bに凹部50を設けて肉薄部51を構成し、ポン
プ作用時に発生する側板6の外側縁6bと内側縁
6aでの圧力差で側板6が容易にたわむ構成と
し、かつこの圧力差が側板6上で不均一に分布す
ることによる側板6のたわみの歪を周方向に設け
た補強リブ52で抑制したものである。
上記構成によれば、側板6の内外縁の圧力差の
局所的変化による側板6のたわみ量への影響を、
補強リブ52により高められた側板6の周方向の
剛性の作用により無視できる程度にまで抑えるこ
とが可能となつた。したがつて側板のたわみ量の
変化によるRSの変化は生ずることが無く、羽根
19の側面に作用する負圧あるいは、圧力のアン
バランス等が生じない。
局所的変化による側板6のたわみ量への影響を、
補強リブ52により高められた側板6の周方向の
剛性の作用により無視できる程度にまで抑えるこ
とが可能となつた。したがつて側板のたわみ量の
変化によるRSの変化は生ずることが無く、羽根
19の側面に作用する負圧あるいは、圧力のアン
バランス等が生じない。
また側板6は、側板6の内外側縁の圧力差が場
所により変化するにもかかわらず、均一に変形す
るため、側板6と回転体16が圧接するまでの変
形量が大きくとれることになる。このことはこの
ポンプの容積効率を高める上で大きな効果があ
る。
所により変化するにもかかわらず、均一に変形す
るため、側板6と回転体16が圧接するまでの変
形量が大きくとれることになる。このことはこの
ポンプの容積効率を高める上で大きな効果があ
る。
発明の効果
本発明によるベーンポンプでは、可撓性を有す
る側板の周方向の剛性を十分に高める手段を有す
るため、板のたわみ量が圧力分布によらず均一と
なり、ロータサイドクリアランスの不均一に起因
するベーンの摩耗あるいは、容積効率が改善され
る。
る側板の周方向の剛性を十分に高める手段を有す
るため、板のたわみ量が圧力分布によらず均一と
なり、ロータサイドクリアランスの不均一に起因
するベーンの摩耗あるいは、容積効率が改善され
る。
第1図は本発明の一実施例のベーンポンプの分
解断面図、第2図は同ベーンポンプの蓋および側
板をとつた状態の上面図、第3図は同ベーンポン
プの上面図、第4図は同ベーンポンプの側断面
図、第5図は第2図のC−C線断面図、第6図
a,bは同ベーンポンプの側板の周方向剛性が低
い場合の正面図およびたわみ特性図、第7図は同
ベーンポンプの蓋側の側板を示す上面図、第8図
は同側板の第7図のA−A線断面図である。 5b……吐出圧力を導入する手段(Vカツト)、
6……側板、6b……外側縁、9……偏心リン
グ、16……回転体、17……溝、19……羽
根、50……凹部、51……肉薄部、52……補
強リブ。
解断面図、第2図は同ベーンポンプの蓋および側
板をとつた状態の上面図、第3図は同ベーンポン
プの上面図、第4図は同ベーンポンプの側断面
図、第5図は第2図のC−C線断面図、第6図
a,bは同ベーンポンプの側板の周方向剛性が低
い場合の正面図およびたわみ特性図、第7図は同
ベーンポンプの蓋側の側板を示す上面図、第8図
は同側板の第7図のA−A線断面図である。 5b……吐出圧力を導入する手段(Vカツト)、
6……側板、6b……外側縁、9……偏心リン
グ、16……回転体、17……溝、19……羽
根、50……凹部、51……肉薄部、52……補
強リブ。
Claims (1)
- 1 一対の側板と、この一対の側板に挾持された
偏心リングと、前記側板の外側縁に吐出圧力を導
入する手段と、前記一対の側板の間で回転自在に
保持された回転体と、この回転体の複数の溝内に
摺動自在に設けられた羽根とを備え、さらに前記
側板の外側縁に、前記外側縁とほぼ同心円状の形
状に構成された凹部を設けて肉薄部を構成すると
ともに、前記凹部底面に前記凹部とほぼ同心円状
に設けた少なくとも一本の補強リブを設けたベー
ンポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10202183A JPH0231800B2 (ja) | 1983-06-07 | 1983-06-07 | Beenhonpu |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10202183A JPH0231800B2 (ja) | 1983-06-07 | 1983-06-07 | Beenhonpu |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59226292A JPS59226292A (ja) | 1984-12-19 |
JPH0231800B2 true JPH0231800B2 (ja) | 1990-07-16 |
Family
ID=14316091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10202183A Expired - Lifetime JPH0231800B2 (ja) | 1983-06-07 | 1983-06-07 | Beenhonpu |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0231800B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH041684U (ja) * | 1990-04-18 | 1992-01-08 | ||
JP6031311B2 (ja) * | 2012-09-28 | 2016-11-24 | Kyb株式会社 | 可変容量型ベーンポンプ |
CN105179232B (zh) * | 2015-10-23 | 2018-01-26 | 泊头市广腾机械设备制造有限公司 | 盘式磁力连接化工滑片泵 |
-
1983
- 1983-06-07 JP JP10202183A patent/JPH0231800B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59226292A (ja) | 1984-12-19 |
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