JPS6129989Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6129989Y2 JPS6129989Y2 JP3774879U JP3774879U JPS6129989Y2 JP S6129989 Y2 JPS6129989 Y2 JP S6129989Y2 JP 3774879 U JP3774879 U JP 3774879U JP 3774879 U JP3774879 U JP 3774879U JP S6129989 Y2 JPS6129989 Y2 JP S6129989Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotating shaft
- suction
- compressor
- oil
- diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000003921 oil Substances 0.000 claims description 17
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 9
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 claims description 4
- 239000010725 compressor oil Substances 0.000 claims 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 7
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 7
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 4
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 description 1
- 230000035936 sexual power Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Compressor (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕
この考案は圧縮機のケーシング内に収容された
潤滑用のオイルを回転軸の内周部に吸込む圧縮機
のオイルポンプに関する。
潤滑用のオイルを回転軸の内周部に吸込む圧縮機
のオイルポンプに関する。
この種のオイルポンプは回転軸の内周部に吸込
羽根を嵌挿し、この羽根を回転軸とともに回転さ
せることにより、回転軸内周部にオイルを吸込む
もので、その吸込羽根としては、回転軸内周部へ
の挿入が容易で、かつ挿入後には容易に回転軸か
ら脱落することがないことが必要である。従来に
おける吸込羽根は、帯状の鋼板材などをヘリカル
状に捻回するとともに、一端縁に互いに逆方向に
折曲する切起し片を形成し、これら切起し片を回
転軸の内周面に弾性的に衝合させてその保持を図
つている。しかしながら吸込羽根に形成する切起
し片は短寸であるから、弾性的に変形しにくく、
このため回転軸への挿入性が悪く、ベンチ等によ
り切起し片を収縮させて挿入するようにしてお
り、組立作業性が悪かつた。また挿入後において
も切起し片の先端のごく僅かな部分が回転軸の内
周面に衝合するに過ぎないから、その保持状態が
不安定で容易に脱落してしまうおそれがあると共
に、回転軸の回転によりオイルのスリツプ現象が
生じ給油特性も良くなかつた。
羽根を嵌挿し、この羽根を回転軸とともに回転さ
せることにより、回転軸内周部にオイルを吸込む
もので、その吸込羽根としては、回転軸内周部へ
の挿入が容易で、かつ挿入後には容易に回転軸か
ら脱落することがないことが必要である。従来に
おける吸込羽根は、帯状の鋼板材などをヘリカル
状に捻回するとともに、一端縁に互いに逆方向に
折曲する切起し片を形成し、これら切起し片を回
転軸の内周面に弾性的に衝合させてその保持を図
つている。しかしながら吸込羽根に形成する切起
し片は短寸であるから、弾性的に変形しにくく、
このため回転軸への挿入性が悪く、ベンチ等によ
り切起し片を収縮させて挿入するようにしてお
り、組立作業性が悪かつた。また挿入後において
も切起し片の先端のごく僅かな部分が回転軸の内
周面に衝合するに過ぎないから、その保持状態が
不安定で容易に脱落してしまうおそれがあると共
に、回転軸の回転によりオイルのスリツプ現象が
生じ給油特性も良くなかつた。
この考案はこのような点に着目してなされたも
ので、吸込羽根の回転軸内周部に対する挿入性に
優れるとともに、挿入後の脱落を確実に防止する
ことができるようにした圧縮機のオイルポンプを
提供することを目的としている。
ので、吸込羽根の回転軸内周部に対する挿入性に
優れるとともに、挿入後の脱落を確実に防止する
ことができるようにした圧縮機のオイルポンプを
提供することを目的としている。
この考案は圧縮機のケーシング内に収容された
潤滑用のオイル中に浸漬された回転軸内に、オイ
ル吸込用の吸込羽根を嵌挿してなる圧縮機のオイ
ルポンプにおいて、上記の吸込羽根は帯状板材を
ヘリカル状に捻回して形成すると共に、その外接
円の直径が上記回転軸の内周径より小さい上記吸
込羽根を、その長手方向に彎曲状ないし屈曲状に
変形させて形成し、両端部および中間部を回転軸
の内周面に弾性的に衝合させて保持したものであ
り、回転軸の内周部への吸込羽根の挿入に際して
吸込羽根を容易に弾性変形させることができ組立
作業性を向上することができる。
潤滑用のオイル中に浸漬された回転軸内に、オイ
ル吸込用の吸込羽根を嵌挿してなる圧縮機のオイ
ルポンプにおいて、上記の吸込羽根は帯状板材を
ヘリカル状に捻回して形成すると共に、その外接
円の直径が上記回転軸の内周径より小さい上記吸
込羽根を、その長手方向に彎曲状ないし屈曲状に
変形させて形成し、両端部および中間部を回転軸
の内周面に弾性的に衝合させて保持したものであ
り、回転軸の内周部への吸込羽根の挿入に際して
吸込羽根を容易に弾性変形させることができ組立
作業性を向上することができる。
以下、この考案の一実施例を図面を参照して説
明する。第１図はロータリ型圧縮機の下部断面を
示し、１がケーシング、２が電動機のロータで、
ケーシング１の内底部には潤滑用のオイルａが収
容されている。ロータ２は回転軸３に固着され、
この回転軸３がメインベアリング４およびサブベ
アリング５により回転自在に支持されている。そ
して上記両ベアリング４，５の相互間にシリンダ
６が密に設けられ、このシリンダ６に内周によつ
て圧縮室７が構成されている。圧縮室７には回転
体８が設けられ、この回転体８の内周に上記回転
軸３が挿通している。回転軸３の周面には上記回
転体８の内周面と対向する部位に偏心膨出部９が
一体形成され、この膨出部９が回転体８の内周面
に衝合し、これにより回転軸３の回転に伴い、回
転体８が圧縮室７内において偏心回転し、この偏
心回転により圧縮室７内に冷媒ガスが吸込まれる
とともに、それが圧縮され、図示しない吐出弁か
ら吐出されるようになつている。なお、回転軸３
の周壁には各ベアリング４，５および回転体８と
の摺接面に開口する複数の給油孔３ａ…が穿設さ
れている。
明する。第１図はロータリ型圧縮機の下部断面を
示し、１がケーシング、２が電動機のロータで、
ケーシング１の内底部には潤滑用のオイルａが収
容されている。ロータ２は回転軸３に固着され、
この回転軸３がメインベアリング４およびサブベ
アリング５により回転自在に支持されている。そ
して上記両ベアリング４，５の相互間にシリンダ
６が密に設けられ、このシリンダ６に内周によつ
て圧縮室７が構成されている。圧縮室７には回転
体８が設けられ、この回転体８の内周に上記回転
軸３が挿通している。回転軸３の周面には上記回
転体８の内周面と対向する部位に偏心膨出部９が
一体形成され、この膨出部９が回転体８の内周面
に衝合し、これにより回転軸３の回転に伴い、回
転体８が圧縮室７内において偏心回転し、この偏
心回転により圧縮室７内に冷媒ガスが吸込まれる
とともに、それが圧縮され、図示しない吐出弁か
ら吐出されるようになつている。なお、回転軸３
の周壁には各ベアリング４，５および回転体８と
の摺接面に開口する複数の給油孔３ａ…が穿設さ
れている。
回転軸３の下端はオイルａ中に浸漬するととも
に、その浸漬した端部の内周に吸込羽根１０が挿
入されている。この吸込羽根１０は、第２図に示
すごとく、例えば鋼板などの帯状板をその両端側
を互いに逆方向に90度あるいは180度捻回するこ
とによりヘリカル状に形成され、そしてこの全体
をその長手方向に例えば半径Ｒで彎曲状に変形し
て形成されている。そしてこの吸込羽根１０は、
第３図に示すごとく、これ自体の外接円イの直径
が回転軸３の内径よりも僅かに小さく、第２図に
示すごとく彎曲変形状態におけるその両側幅ロが
回転軸３の内径よりも大きくなつている。
に、その浸漬した端部の内周に吸込羽根１０が挿
入されている。この吸込羽根１０は、第２図に示
すごとく、例えば鋼板などの帯状板をその両端側
を互いに逆方向に90度あるいは180度捻回するこ
とによりヘリカル状に形成され、そしてこの全体
をその長手方向に例えば半径Ｒで彎曲状に変形し
て形成されている。そしてこの吸込羽根１０は、
第３図に示すごとく、これ自体の外接円イの直径
が回転軸３の内径よりも僅かに小さく、第２図に
示すごとく彎曲変形状態におけるその両側幅ロが
回転軸３の内径よりも大きくなつている。
しかしてこのように形成された吸込羽根１０の
挿入手順について説明すると、まず吸込羽根１０
の一端を回転軸３の端部開口に臨ませ、ついで全
体をその内周部に押込む。吸込羽根１０はその外
接円イの直径が回転軸３の内周径よりも小さく、
かつ、全体が彎曲状をなしているため、小さな力
で容易に弾性変形させることができ、手で簡単に
押込むことができる。回転軸３内周部への押込に
伴い吸込羽根１０は回転軸３の内周面と摺接して
その彎曲を復元させる弾性力が生じ、この全体の
弾性力により吸込羽根１０の両端部および中間部
が回転軸３の内周面に衝合して確実に保持され
る。
挿入手順について説明すると、まず吸込羽根１０
の一端を回転軸３の端部開口に臨ませ、ついで全
体をその内周部に押込む。吸込羽根１０はその外
接円イの直径が回転軸３の内周径よりも小さく、
かつ、全体が彎曲状をなしているため、小さな力
で容易に弾性変形させることができ、手で簡単に
押込むことができる。回転軸３内周部への押込に
伴い吸込羽根１０は回転軸３の内周面と摺接して
その彎曲を復元させる弾性力が生じ、この全体の
弾性力により吸込羽根１０の両端部および中間部
が回転軸３の内周面に衝合して確実に保持され
る。
このように組込まれた吸込羽根１０は回転軸３
と一体的に回転してオイルａを回転軸３内に吸込
み、各給油孔３ａ…に導びく。
と一体的に回転してオイルａを回転軸３内に吸込
み、各給油孔３ａ…に導びく。
なお、上記実施例では吸込羽根を彎曲状に変形
させたが、これはへの字状に屈曲させるようにし
ても差し支えない。
させたが、これはへの字状に屈曲させるようにし
ても差し支えない。
以上説明のようにこの傾案によれば、吸込羽根
を帯状板材をヘリカル状に捻回して形成するとと
もに、その外接円の直径が回転軸の内周径より小
さい上記吸込羽根をその長手方向に彎曲状ないし
屈曲状に変形させて形成し、両端部および中間部
を回転軸の内周面に弾性的に衝合させて保持する
ようにしたので、回転軸の内周部への吸込羽根の
挿入に際して、吸込羽根を容易に弾性変形させる
ことができるので、ベンチ等の道具を使用するこ
となしに手で容易に挿入することができると共
に、挿入後はその弾性力により確実に保持するこ
とができ、組立作業性を大幅に向上することがで
きる。また、吸込羽根の両端部および中間部を回
転軸の内周部に衝合させるようにしたので、上記
両者の接触部が多くなり回転軸の回転によるオイ
ルのスリツプ量を少なくでき、給油特性を向上す
ることができる。
を帯状板材をヘリカル状に捻回して形成するとと
もに、その外接円の直径が回転軸の内周径より小
さい上記吸込羽根をその長手方向に彎曲状ないし
屈曲状に変形させて形成し、両端部および中間部
を回転軸の内周面に弾性的に衝合させて保持する
ようにしたので、回転軸の内周部への吸込羽根の
挿入に際して、吸込羽根を容易に弾性変形させる
ことができるので、ベンチ等の道具を使用するこ
となしに手で容易に挿入することができると共
に、挿入後はその弾性力により確実に保持するこ
とができ、組立作業性を大幅に向上することがで
きる。また、吸込羽根の両端部および中間部を回
転軸の内周部に衝合させるようにしたので、上記
両者の接触部が多くなり回転軸の回転によるオイ
ルのスリツプ量を少なくでき、給油特性を向上す
ることができる。
図面はこの考案の一実施例を示し、第１図は圧
縮機の一部を示す断面図、第２図は吸込羽根の斜
視図、第３図は同じく正面図である。 ２……ロータ、３……回転軸、１０……吸込羽
根。
縮機の一部を示す断面図、第２図は吸込羽根の斜
視図、第３図は同じく正面図である。 ２……ロータ、３……回転軸、１０……吸込羽
根。
Claims (1)
- 圧縮機のケーシング内に収容された潤滑用のオ
イル中の浸漬された回転軸内に、オイル吸込用の
吸込羽根を嵌挿してなる圧縮機のオイルポンプに
おいて、上記の吸込羽根は帯状板材をヘリカル状
に捻回して形成すると共に、その外接円の直径が
上記回転軸の内周径より小さい上記吸込羽根を、
その長手方向に彎曲状ないし屈曲状に変形させて
形成し、両端部および中間部を回転軸の内周面に
弾性的に衝合させて保持したことを特徴とする圧
縮機のオイルポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3774879U JPS6129989Y2 (ja) | 1979-03-23 | 1979-03-23 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3774879U JPS6129989Y2 (ja) | 1979-03-23 | 1979-03-23 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55137280U JPS55137280U (ja) | 1980-09-30 |
| JPS6129989Y2 true JPS6129989Y2 (ja) | 1986-09-03 |
Family
ID=28901387
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3774879U Expired JPS6129989Y2 (ja) | 1979-03-23 | 1979-03-23 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6129989Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5621727B2 (ja) * | 2011-08-01 | 2014-11-12 | 株式会社デンソー | 圧縮機およびその製造方法 |
| JP5748723B2 (ja) * | 2012-10-11 | 2015-07-15 | 三菱電機株式会社 | 密閉型回転圧縮機及び冷凍サイクル装置 |
-
1979
- 1979-03-23 JP JP3774879U patent/JPS6129989Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55137280U (ja) | 1980-09-30 |
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