JPS59102960A - 金属被覆用組成物 - Google Patents
金属被覆用組成物Info
- Publication number
- JPS59102960A JPS59102960A JP21166182A JP21166182A JPS59102960A JP S59102960 A JPS59102960 A JP S59102960A JP 21166182 A JP21166182 A JP 21166182A JP 21166182 A JP21166182 A JP 21166182A JP S59102960 A JPS59102960 A JP S59102960A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phenolic resin
- film
- tube
- metal
- coating
- Prior art date
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- Pending
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、高温熱水中、100℃以上の高温条件下、管
内に高温流体が流れる金属管のような温度勾配条件下等
の高温環境において、金属表面に皮膜として形成した場
合に優れた耐ブリスター性をもち、劣化しても皮膜全体
の剥離を生じない金属被覆用組成物に関する。
内に高温流体が流れる金属管のような温度勾配条件下等
の高温環境において、金属表面に皮膜として形成した場
合に優れた耐ブリスター性をもち、劣化しても皮膜全体
の剥離を生じない金属被覆用組成物に関する。
高温環境例えば高温熱水中では、皮膜の透湿、吸水が加
速度的に増大し、一般の有機系コーティングでは皮膜と
金属との密着力低下による皮膜剥1り(〔を生じたり、
皮膜ブリスターが発生する場合が多く、適用は困難であ
った。このため、本発明者らは、既に特開昭49−11
296ろ号において、110℃以下1時間以内で硬化す
る熱硬化性樹脂、例えば、エポキシ樹脂、アクリル樹脂
等とメルクとからなる有機−無機複合材料を開発した。
速度的に増大し、一般の有機系コーティングでは皮膜と
金属との密着力低下による皮膜剥1り(〔を生じたり、
皮膜ブリスターが発生する場合が多く、適用は困難であ
った。このため、本発明者らは、既に特開昭49−11
296ろ号において、110℃以下1時間以内で硬化す
る熱硬化性樹脂、例えば、エポキシ樹脂、アクリル樹脂
等とメルクとからなる有機−無機複合材料を開発した。
しかしこの被覆材料の使用は、100℃以下の熱水中に
限られ、それ以上の高温条件や金属管内面等の温度勾配
条注下では、さらに透湿性が加速されるため皮膜ブリス
ターを生じ易く、その耐食性はなお不充分であった。又
、特願昭57−122877号において、シリコーン樹
脂又はエポキシ樹脂と無機材料とからなる複合被覆材料
を金属表面に下地クロメート処理を施した後被覆するこ
とを特徴とする方法を提案したが、同様に、100℃以
上の高温環境中では<at脂自体の劣化が徐々に進行す
るため長期間における使用は困難であった。
限られ、それ以上の高温条件や金属管内面等の温度勾配
条注下では、さらに透湿性が加速されるため皮膜ブリス
ターを生じ易く、その耐食性はなお不充分であった。又
、特願昭57−122877号において、シリコーン樹
脂又はエポキシ樹脂と無機材料とからなる複合被覆材料
を金属表面に下地クロメート処理を施した後被覆するこ
とを特徴とする方法を提案したが、同様に、100℃以
上の高温環境中では<at脂自体の劣化が徐々に進行す
るため長期間における使用は困難であった。
本発明者らは、上記従来技術を史に改善して、優れた高
温特性を有する金属被覆用組成物を提供したものである
。すなわち、本発明による金属被覆用組成物は、含水ケ
イ酸マグネシウムを主成分とする鱗片状粒子(例えばタ
ルク)又はアルカリ金属を含むアルミノケイ酸塩を主成
分とする鱗片状粒子(例えば雲母群)のいずれか単独あ
るいは混合物を主成分とし、その他着色顔料、チキン剤
等の添加物よりなる無機材料1ooIIt喰部と、熱硬
化性フェノール樹脂を主成分とする結合剤10〜200
M喰部とを組合せたものである。
温特性を有する金属被覆用組成物を提供したものである
。すなわち、本発明による金属被覆用組成物は、含水ケ
イ酸マグネシウムを主成分とする鱗片状粒子(例えばタ
ルク)又はアルカリ金属を含むアルミノケイ酸塩を主成
分とする鱗片状粒子(例えば雲母群)のいずれか単独あ
るいは混合物を主成分とし、その他着色顔料、チキン剤
等の添加物よりなる無機材料1ooIIt喰部と、熱硬
化性フェノール樹脂を主成分とする結合剤10〜200
M喰部とを組合せたものである。
本発明の組成物は、無機材料として削片状粒子例えば、
雲母群、タルク等を主成分とするために、結合剤を用い
て塗膜化した場合に、微少な気孔を生じ易く、(但し、
この微少な気孔はピンホール的に素地に達するものでは
なく、皮膜中に独立的に散在するものである。)又、長
期間使用中に結合剤であるフェノール樹脂が仮りに劣化
したとしても、皮膜表面より前記鱗片状粒子が壁間して
いくので、皮膜全体として剥離することは無く管の閉塞
等の重大事故を発生することはない。また、従来の塗料
は連続した緻密な皮膜をつくるため、温度勾配により皮
11α表面より透湿した水分が、金属基材表面と皮膜の
間にたまり、その水分が緻密な皮膜にしゃ断されブリス
ターを形成するものと考えられるが、本発明では、皮膜
ブリスターを防止するために、透過した水分が逆に皮膜
外へ発散できる様に皮膜にある程度の微少な多孔性を持
たせている。
雲母群、タルク等を主成分とするために、結合剤を用い
て塗膜化した場合に、微少な気孔を生じ易く、(但し、
この微少な気孔はピンホール的に素地に達するものでは
なく、皮膜中に独立的に散在するものである。)又、長
期間使用中に結合剤であるフェノール樹脂が仮りに劣化
したとしても、皮膜表面より前記鱗片状粒子が壁間して
いくので、皮膜全体として剥離することは無く管の閉塞
等の重大事故を発生することはない。また、従来の塗料
は連続した緻密な皮膜をつくるため、温度勾配により皮
11α表面より透湿した水分が、金属基材表面と皮膜の
間にたまり、その水分が緻密な皮膜にしゃ断されブリス
ターを形成するものと考えられるが、本発明では、皮膜
ブリスターを防止するために、透過した水分が逆に皮膜
外へ発散できる様に皮膜にある程度の微少な多孔性を持
たせている。
フェノール樹脂の種類としては数多くあるが、100〜
200℃の温度範囲で10分間以上焼付ける[焼付硬化
タイプ−1が高温特性、耐薬品性に優れており、例えば
、レゾール型フェノール樹脂、変性レゾール型フェノー
ル樹脂などが好ましい。上記の多孔性で壁間性を有する
皮膜を得るためには、結合剤であるフェノール樹脂の量
は、無機材料100重量部に対して200重量部以下に
する必要がある。それより多い場合には樹脂成分が多す
ぎるため望む特性が得られない。また、10重量部より
少ない場合は、無機材料を結合させるに不充分である。
200℃の温度範囲で10分間以上焼付ける[焼付硬化
タイプ−1が高温特性、耐薬品性に優れており、例えば
、レゾール型フェノール樹脂、変性レゾール型フェノー
ル樹脂などが好ましい。上記の多孔性で壁間性を有する
皮膜を得るためには、結合剤であるフェノール樹脂の量
は、無機材料100重量部に対して200重量部以下に
する必要がある。それより多い場合には樹脂成分が多す
ぎるため望む特性が得られない。また、10重量部より
少ない場合は、無機材料を結合させるに不充分である。
使用する有機樹脂はフェノール系が主体であるが使用す
る環境条件に応じて、他の樹脂、例えばエポキシ、ポリ
ウレタン、シリコーン、ポリイミド、ポリエステル樹脂
等を適階添加することも可能である。皮膜厚みは100
〜500μ程度が好適で、100μ以下では皮膜が多孔
性のため下地に点サビを発生し易く、500μ以上では
塗装作業性が困難なことと、皮膜特性をそれ以上向上し
ないので、500μ以上は特に必要でない。
る環境条件に応じて、他の樹脂、例えばエポキシ、ポリ
ウレタン、シリコーン、ポリイミド、ポリエステル樹脂
等を適階添加することも可能である。皮膜厚みは100
〜500μ程度が好適で、100μ以下では皮膜が多孔
性のため下地に点サビを発生し易く、500μ以上では
塗装作業性が困難なことと、皮膜特性をそれ以上向上し
ないので、500μ以上は特に必要でない。
組成物を金属表面に被覆するには、通常適当な有機溶剤
例えばメチルエチルケトン、トルエン、シクロヘキサノ
ン等の混合溶剤で分散希釈して塗料化し、エアスプレー
、エアレススプレー又は刷毛塗υ等の手段で金属に塗布
し、120〜200℃のC温度範囲で10分間以上加熱
して硬化させる。
例えばメチルエチルケトン、トルエン、シクロヘキサノ
ン等の混合溶剤で分散希釈して塗料化し、エアスプレー
、エアレススプレー又は刷毛塗υ等の手段で金属に塗布
し、120〜200℃のC温度範囲で10分間以上加熱
して硬化させる。
対象とする被塗装物は、管内面、板、タンク、ボイラー
内外面、ダクト等どのような形状のものでもよく、金属
材としては、鋼、ステンレス、アルミニウム、銅等があ
げられる。
内外面、ダクト等どのような形状のものでもよく、金属
材としては、鋼、ステンレス、アルミニウム、銅等があ
げられる。
まだ、本皮膜処理を施す前に、全1礪表面にクロメート
処理等の化成処理を施しておくと、耐水性を更に向上す
ることができる。
処理等の化成処理を施しておくと、耐水性を更に向上す
ることができる。
次に、実施例および比較例によって、本発明をさらに説
明する。実施例、比較例で使用した被覆用組成物の成分
および試験結果は、第1表および第2表に一括して示し
た。
明する。実施例、比較例で使用した被覆用組成物の成分
および試験結果は、第1表および第2表に一括して示し
た。
(実施例1)
グリッドプラストした50ASGPfA管内面に、第1
表に示す成分の被覆用組成物を有機溶剤に希釈分散させ
た後、エアレスガンにて塗布し、180℃で20分焼付
け、皮膜厚約250μの内面被覆鋼管を得た。本被覆管
を約100闘の長さに切断し、図に示す温度勾配試験装
置を用いた温度勾配試1験及びオートクレーブ浸漬試験
を行って、第2表に示す結果を得た。
表に示す成分の被覆用組成物を有機溶剤に希釈分散させ
た後、エアレスガンにて塗布し、180℃で20分焼付
け、皮膜厚約250μの内面被覆鋼管を得た。本被覆管
を約100闘の長さに切断し、図に示す温度勾配試験装
置を用いた温度勾配試1験及びオートクレーブ浸漬試験
を行って、第2表に示す結果を得た。
図示した試験装置に於て、栓9を施した供試管1の内面
には、ヒーター2で90℃に加熱された加熱水4がポン
プろによって循環され、一方、入口6から出ロアに流れ
る40℃に保たれた水道水5が、金属体側を冷却する。
には、ヒーター2で90℃に加熱された加熱水4がポン
プろによって循環され、一方、入口6から出ロアに流れ
る40℃に保たれた水道水5が、金属体側を冷却する。
(実施例2)
第1表に示す被覆用組成物を用いて実施例1と同様に塗
布し、180℃で、20分焼付け、皮膜厚約25011
の内面被覆鋼管を得て同様の試験を行い、第2表の結果
を得た。
布し、180℃で、20分焼付け、皮膜厚約25011
の内面被覆鋼管を得て同様の試験を行い、第2表の結果
を得た。
(比較例1)
第1表に示す被覆用組成物を用い、他は、実施例1と同
様に行い、第2表の試験結果を得た。
様に行い、第2表の試験結果を得た。
(比較例2)
第1表に示す被覆用組成物を用いて、実施例1と同様に
塗布17.80℃で2時間焼付け、皮膜厚約250μの
内面被覆鋼管を得て、同様の試験を行い、第2表の結果
を得た。
塗布17.80℃で2時間焼付け、皮膜厚約250μの
内面被覆鋼管を得て、同様の試験を行い、第2表の結果
を得た。
第2表試験結果
但し。
実施例、比較例から明らかなように、本発明の被覆用組
成物を用いた実施例1および2では、第2表に示すよう
に、いずれも良好の結果を得ている。一方、比較例1は
鱗片状粒子を含む無機旧料を用いてないだめに、温度勾
配試験、オートクレーブ試験共にブリスターが発生し、
また、比較例2は本発明の結合剤を使用していないため
、オートクレーブ試験でブリスターが発生し、皮膜の劣
化がみられた。
成物を用いた実施例1および2では、第2表に示すよう
に、いずれも良好の結果を得ている。一方、比較例1は
鱗片状粒子を含む無機旧料を用いてないだめに、温度勾
配試験、オートクレーブ試験共にブリスターが発生し、
また、比較例2は本発明の結合剤を使用していないため
、オートクレーブ試験でブリスターが発生し、皮膜の劣
化がみられた。
図は、実施例において使用した温度勾配試験装置の説明
図。 1 供試管 6 水道水入口 2 ヒーター 7 水道水出口 5 ポンプ 8 撹拌機 4 力嶋水 9 栓 5 水道水 代理人 弁理士 佐々木 俊 哲
図。 1 供試管 6 水道水入口 2 ヒーター 7 水道水出口 5 ポンプ 8 撹拌機 4 力嶋水 9 栓 5 水道水 代理人 弁理士 佐々木 俊 哲
Claims (1)
- 含水ケイ酸マグネシウムを主成分とする鱗片状粒子、又
は、アルカリ金属を含むアルミノケイ酸塩を主成分とす
る鱗片状粒子のいずれか単独あるいは混合物を主成分と
する無機材料100重量部と、熱硬化性フェノール樹脂
を主成分とする結合剤10〜200重量部からなる金属
被覆用組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21166182A JPS59102960A (ja) | 1982-12-02 | 1982-12-02 | 金属被覆用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21166182A JPS59102960A (ja) | 1982-12-02 | 1982-12-02 | 金属被覆用組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59102960A true JPS59102960A (ja) | 1984-06-14 |
Family
ID=16609493
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21166182A Pending JPS59102960A (ja) | 1982-12-02 | 1982-12-02 | 金属被覆用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59102960A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63225647A (ja) * | 1987-03-14 | 1988-09-20 | Matsushita Electric Works Ltd | フエノ−ル樹脂成形材料 |
WO2015107966A1 (ja) * | 2014-01-14 | 2015-07-23 | 住友ベークライト株式会社 | コーティング材料及びコーティング方法 |
CN106247356A (zh) * | 2016-08-31 | 2016-12-21 | 江苏东方电力锅炉配件有限公司 | 锅炉用链带式炉排 |
-
1982
- 1982-12-02 JP JP21166182A patent/JPS59102960A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63225647A (ja) * | 1987-03-14 | 1988-09-20 | Matsushita Electric Works Ltd | フエノ−ル樹脂成形材料 |
WO2015107966A1 (ja) * | 2014-01-14 | 2015-07-23 | 住友ベークライト株式会社 | コーティング材料及びコーティング方法 |
US9718985B2 (en) | 2014-01-14 | 2017-08-01 | Sumitomo Bakelite Co., Ltd. | Method for coating pipe with acid-curable resin and acid curing agent |
CN106247356A (zh) * | 2016-08-31 | 2016-12-21 | 江苏东方电力锅炉配件有限公司 | 锅炉用链带式炉排 |
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