JPS6212265B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6212265B2
JPS6212265B2 JP53087424A JP8742478A JPS6212265B2 JP S6212265 B2 JPS6212265 B2 JP S6212265B2 JP 53087424 A JP53087424 A JP 53087424A JP 8742478 A JP8742478 A JP 8742478A JP S6212265 B2 JPS6212265 B2 JP S6212265B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
resistant
paint
cleaning
organic solvent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP53087424A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5513758A (en
Inventor
Nobushige Arai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP8742478A priority Critical patent/JPS5513758A/ja
Priority to FR7918347A priority patent/FR2431324B1/fr
Priority to DE2928895A priority patent/DE2928895C2/de
Publication of JPS5513758A publication Critical patent/JPS5513758A/ja
Priority to US06/229,522 priority patent/US4374754A/en
Priority to US06/433,525 priority patent/US4504717A/en
Priority to US06/683,644 priority patent/US4560620A/en
Publication of JPS6212265B2 publication Critical patent/JPS6212265B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Cookers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、珪素樹脂に耐熱無機質顔料を混合し
た耐熱性の有機溶剤溶液塗料に、白金、パラジウ
ム、銅、ニツケル、クロム、マンガン等の金属酸
化物等の単一物質或いは複合触媒粉末を添加混合
し、この塗料で調理機器の表面を塗装仕上げする
ことにより、魚、肉等の有機質の油やタンパク
質、炭水化物の汚れを容易に除去できるようにし
たものである。 従来、前記した効果を発揮する被膜として金属
酸化物触媒を混合したホーロー質のものや水溶性
完全無機質塗料が有るが、前者のホーロー仕上げ
のものに於いては加工工程の煩雑さとむずかしさ
があつてコスト高となり歩溜まりも大変悪い。特
に、素材はホーロー用鋼板を使用せねばならず表
面処理鋼板は使用できない。又、最近ではアルミ
ニウムメツキ鋼板にもホーロー処理できるものも
でてきているが、このものに於いても附着性に劣
る点や塗布時前処理を完全にしておかないと均一
な塗面を得ることができず、はじき現象がでて一
定の品質とするための管理がむずかしいという欠
点が有する。更に、ホーロー加工は水溶媒系のス
ラリー状の液体であるため前処理清浄化を厳重な
管理により完全にしておかねばならないこと、密
着性を良好にするためのアンダーコートとトツプ
コートの2回処理が必ずいること、ホーロー被覆
面形成のための釉薬焼成(400〜600℃で20〜30分
の高温加熱)が必要であること等加工工程が煩雑
となり、又形成された被覆面はガラス状で硬いが
器物変形や衝撃、落下及び冷熱シヨツクで欠けた
り、剥離を起こし易く、品質の安定性が悪いとい
う欠点が有つた。一方、完全無機質の水溶性のセ
ルフクリーニング塗料に於いては、金属酸化物系
の触媒粉末を塗装する前に、硬化剤、水ガラス系
溶液と2成分混合して水希釈し、口径の大きい吹
付け用ノズルのスプレーガンで吹き付けして100
〜200μの厚膜仕上げし、これを300〜400℃の高
温雰囲気中で20〜30分焼成することにより塗料塗
膜ができるが、実用上の大きな問題があつて十分
な品質のものではない。即ち、2成分混合の処理
時混合作業のわずらわしさと水溶性であるため前
処理を完全にしなければならず、完全に処理した
と思つても吹き付け塗装するとはじき現象がでて
均一な塗面にならない。又、均一な塗面にするた
めに塗装物をあらかじめ保温して80〜100℃に予
熱しなければならず仮に均一な外観仕上がりがで
きたとしても密着性の良いものが得難いのみなら
ず、仕上がり塗面の品質も実用上耐久性のある品
質でなく、クロスカツトの密着性テストで剥離し
たり、衝撃性、屈曲性、耐食性、冷熱シヨツク性
に劣るという欠点が有つた。 本発明は上述事項に鑑みて工夫されたもので、
品質、加工、コスト共に従来より優れたものを提
供せんとしたものである。 先ず本発明の塗料について説明する。この塗料
には従来から使用されているmax.600℃までの耐
熱性塗料即ち表1のような成分を有する有機溶剤
溶液塗料を用いる。
【表】 上記(表1)に於いて、金属酸化物ブラツク粉
末とは酸化鉄(FeO,Fe2O3,Fe3O4)、
MnO2Al2O3、酸化銅などの数μから十数μの粒
子で、これらを複数種類混合したものが黒色顔料
である。前記金属酸化物ブラツク粉末、黒色顔料
ともに耐熱無機質顔料である。又、有機溶剤形シ
リケート類の化合物とは、メチルエチルケトン、
アセトン、アルコール、エーテルなどの有機溶剤
に溶解したシリケートのことで、メチルシリケー
ト、エチルシリケートおよびケイ酸ソーダ、ケイ
酸アルミニウムなどの微細粉末を有機溶剤と混練
してどろどろにした塗料状になつたものを謂う。 而して、上記珪素樹脂に耐熱性無機質顔料を主
成分として配合した固形分60〜80%の有機溶液塗
料中に、コージライト(アルミナ)に白金を含浸
又はコーテイングした0・1〜1%の白金担持粉
末の40〜300μの粒子のものを均一混合して本発
明のセルフクリーニング塗料とする。前記耐熱有
機溶剤溶液塗料と触媒粉末の配合は塗料2に対し
て触媒粉末1の重量比配合が良く、1:1,3:
1,4:1でも充分な効果が有る。又、白金以外
の触媒としてパラジウムやフエライト触媒或いは
クロム、ニツケル、銅、マンガン等の金属酸化物
系触媒を同様の粒子径と配合比で配合させても良
い。 次に塗装方法について説明する。先ず、冷間圧
延鋼板(SPCC鋼板)、アルミニウムメツキ鋼
板、亜鉛メツキ鋼板、ステンレス鋼板、鉄鋳物等
から機械加工してなる部品又は組品の被塗装物を
有機溶剤脱脂又は弱アルカリ、中性などのエマル
ジヨン脱脂工程の処理で脱脂後、水洗洗滌し乾燥
する。而して、本発明のセルフクリーニング用耐
熱塗料を有機溶剤で希め適当な塗装粘度に調節し
て上記被塗装物に吹き付け塗装し、その後150〜
180℃の雰囲気中で乾燥させ、1コート1ベーク
の30μ以上150μ或いは2コート1ベークの100〜
200μの膜厚に仕上げる。このままでは触媒粒子
が珪素樹脂に覆われて活性化を妨害しているので
300〜400℃の炉に5〜10分間通して煙が出なくな
るまで珪素樹脂を炭化焼成させSiO2の膜に変換
させる。このようにして出来上がつた塗装被膜は
ポーラスで触媒活性のある密着性、硬さ、耐久性
の優れた信頼性のある性能を有する。又有機溶剤
系であるため脱脂不備による不良は皆無となる。 以上のように珪素樹脂と耐熱無機質顔料を混合
した600℃用耐熱塗料に触媒を含有させた塗装被
膜は従来にない作業の仕易さと簡単な管理で処理
でき、塗膜性能、クリーニング性能の優れたコス
トの安いものを得ることができる。 クリーニング性能については下記の表2に記載
する。これは各種触媒によるセルフクリーニング
用耐熱塗料被膜のデーターを表にしたものであ
る。該表2のデーターからは白金触媒が一番良い
が金属酸化物触媒も実用上良好な性能を示すこと
が判る。
【表】 上記実験の結果はガスレンジのオーブン内壁に
処理した塗装膜についてサラダオイルをふりかけ
て150〜200℃で固化し、実使用温度の300〜400℃
の温度で20時間、間欠使用してセルフクリーニン
グ性をみたものである。上記実験で使用したセル
フクリーニング塗面の構成は、第1図及び第2図
に示す通りで、表面にアルミニウムメツキ層1,
1′を有するアルミメツキ鋼板2でオーブン庫壁
3を形成し、このアルミメツキ鋼板2の片面のア
ルミニウムメツキ層1′上に本発明のセルフクリ
ーニング用耐熱塗料塗膜4を約100μの厚さに形
成したものである。 本発明は、以上の如く珪素樹脂に耐熱無機質顔
料を混合した耐熱性の有機溶剤溶液中に酸化触媒
作用を有する酸化触媒粉末を混合してなるセルフ
クリーニング用耐熱塗料を、清浄化処理した塗装
面に塗布し、焼き付け固化乾燥後、300゜〜600℃
の高温雰囲気中で焼成して樹脂分を炭化し、硬質
で強固に付着するポーラス状の耐熱、耐食性のあ
る塗装膜を形成したものであるから、酸化触媒を
含有させた塗装膜の形成が極めて簡単で、その塗
装膜の表面はポーラスとなり、活性化を有する表
面積を大きくすることができ、又塗装面との密着
性、硬さ、耐久性の優れた信頼性のある塗装膜を
得ることができると共に、有機溶剤系であるため
脱脂不備による不良がなく、作業の仕易さと簡単
な管理で処理することができるという顕著な効果
を奏し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に実施したガスオーブンの内箱
の外観斜視図、第2図は第1図の一部拡大断面図
を示す。 4:セルフクリーニング用耐熱塗料塗膜。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 珪素樹脂に耐熱無機質顔料を混合した耐熱性
    の有機溶剤溶液中に酸化触媒作用を有する酸化触
    媒粉末を混合してなるセルフクリーニング用耐熱
    塗料を、清浄化処理した塗装面に塗布し、焼き付
    け固化乾燥後、300゜〜600℃の高温度雰囲気中で
    焼成して樹脂分を炭化し、硬質で強固に付着する
    ポーラス状の耐熱、耐食性のある塗装膜を形成し
    た事を特徴としてなるセルフクリーニング用耐熱
    塗料の塗装仕上げ方法。
JP8742478A 1978-07-17 1978-07-17 Heat-resistant coating for self-cleaning and the method of finish coating Granted JPS5513758A (en)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8742478A JPS5513758A (en) 1978-07-17 1978-07-17 Heat-resistant coating for self-cleaning and the method of finish coating
FR7918347A FR2431324B1 (fr) 1978-07-17 1979-07-16 Compositions de revetements auto-nettoyantes contenant un catalyseur d'oxydation et appareils de cuisson revetus de ces compositions
DE2928895A DE2928895C2 (de) 1978-07-17 1979-07-17 Masse zur Bildung von selbstreinigenden Überzügen und ihre Verwendung
US06/229,522 US4374754A (en) 1978-07-17 1981-01-30 Self-cleaning coating compositions and cooking apparatus coated therewith
US06/433,525 US4504717A (en) 1978-07-17 1982-10-08 Self-cleaning coating compositions and cooking apparatus coated therewith
US06/683,644 US4560620A (en) 1978-07-17 1984-12-19 Self-cleaning coating compositions and cooking apparatus coated therewith

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8742478A JPS5513758A (en) 1978-07-17 1978-07-17 Heat-resistant coating for self-cleaning and the method of finish coating

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5513758A JPS5513758A (en) 1980-01-30
JPS6212265B2 true JPS6212265B2 (ja) 1987-03-17

Family

ID=13914481

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8742478A Granted JPS5513758A (en) 1978-07-17 1978-07-17 Heat-resistant coating for self-cleaning and the method of finish coating

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5513758A (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5767667A (en) * 1980-10-13 1982-04-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd Coated surface for self-cleaning
JPS5767668A (en) * 1980-10-15 1982-04-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd Coated surface for self-cleaning
JPS61115968A (ja) * 1984-11-09 1986-06-03 Mie Yushi Kako Kk 遠赤外線放射用塗料の組成物並びに遠赤外線放射ヒ−タ−
JP4762696B2 (ja) * 2005-11-24 2011-08-31 日本建工株式会社 野縁取付具及び野縁取付装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5513758A (en) 1980-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1132887A (en) Composition and method for coating metal surfaces
US5704995A (en) Method for forming a black, adherent coating on a metal substrate
CA2196255A1 (en) Non-stick coating for aluminium cooking vessels
JPS6212265B2 (ja)
US3708350A (en) Coated metal and method
JPS621780B2 (ja)
JPS5854613B2 (ja) 酸化触媒作用を有する皮膜
JPH02434B2 (ja)
CA1063890A (en) Composite coating having enhanced corrosion resistance
JPS6338830A (ja) 電子レンジ用セルフクリ−ニング塗料
JPS6010547B2 (ja) ポリフエニレンサルフアイド組成物
JP3928324B2 (ja) 自動車内板用中塗り塗料およびその塗装方法
JPH02141232A (ja) 着色セラミツク塗装鋼板及びその製造方法
JPH0317136Y2 (ja)
JPH0146541B2 (ja)
SU1221936A1 (ru) Состав дл алитировани металлических деталей
KR960015226B1 (ko) 불소수지 피복물 및 그의 제조방법
JPS6152374A (ja) 耐熱・耐食性の被覆形成方法
JPH01167379A (ja) セルフクリーニング皮膜材
JPH067738A (ja) 耐熱非粘着性皮膜
JPS5856551B2 (ja) 多色模様の酸化触媒作用を有する塗料
JPS58224175A (ja) 脱脂処理後の塗料密着性に優れた表面処理鋼板の製造方法
JPS60147478A (ja) 自己浄化被覆体
JP2002038280A (ja) 非クロム系塗装金属板
JPH0416682B2 (ja)