JPS59102145A - 印刷錠剤検査装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はベルトコンベア等に載置されて順次移送され
る印刷錠剤の表面欠陥の有無を検査する印刷錠剤検査装
置に関するものである。

錠剤には、裸錠９糖衣錠、フィルムコーティング醍とい
った種類があシ、色や剤型については各メーカーの製造
基準があるものの、医薬品の性格から錠剤外観上のメー
カー間の差異は小さく、使用側での製品管理上、何らか
の明確な区別をする手段を付加することが要求されてい
る。そのために、例えば裸錠につ（八てはメーカーの略
号や製造管理用の記号等を表面に刻印することによって
錠剤の区別をしたシ、また、刻印することのできない曲
率面のある糖衣錠やフィルムコーティング錠においては
同様のメーカーの略号や管理データを印刷する方法がと
られている。

これらの印刷は、通常錠剤表面のほぼ中央付近に、肉眼
にて容易に表面の色と明確に区別できる色によって施さ
れるが、非常に微細なパターンが多く、また、印刷を施
す錠剤面の微小凹凸のために、かすれたり、にじんだり
、またしみになるなどの不良が発生する。

従来、このような錠剤表面の印刷の欠陥検査は複数の検
査員によって全数もしくはサンプリングの目視検査で行
われており、以下のような欠点を有していた。つまり、
検査員の個人差による検査精度のばらつき、疲労等によ
る検査能力の低下をもたらし、また、微細印刷のため細
部検査が困難であり、さらに、ベルトコンベア等の載置
搬送手段においては軽量な錠剤は常に振動しておシ、位
置ずれが生じるため、現実には、印刷てついては粗検査
となってしまい、逆に検査精度を向上させるために、／
：ｌ：、生産効率の低下といった結果になる。

さらに、印刷錠剤といっても、同じ印刷パターンが表裏
面ともに存在することはまれで、通常異なった印刷パタ
ーンが存在するか、または片面が無印刷の場合が多く、
任意に並べられた状態で搬送される錠剤について、各々
の印刷不良や無印刷面の汚れや傷等の欠陥を瞬時に確実
に検査す′る、のけ容易ではない。

従来の目視による錠剤外観検査方法に代り、テレビカメ
ラと高速処理能力のある電子回路やマイクロコンピュー
タを用いた錠剤検査装置が開発されておシ、目視検査に
おける問題点を解消し製剤工程の生産効率の向上に効果
をあげている。

この錠剤検査装置は、ベルトコンベアやターンテーブル
等に載置され順次搬送される錠剤のＥ面をテレビカメラ
で撮像し、表面上に存在する汚点。

傷、異物付着、形状不良といった代表的な外観の不良を
各表面の映像信号から特徴抽出し、さらＫ。

正常パターンとの比較判定を施した上、マイクロコンピ
ュータ等にて総合判定して不良品を選別するものであり
、高速処理や検査精度の向上、再現性の向上などの効果
が認められている。

ところが、このような錠剤検査装置は、錠剤表面に存在
している印刷パターンの欠陥等については全く考慮され
ていなかった。

したがって、この発明の目的は、錠剤の表面上に存在す
る印刷パターンの欠陥を、汚点９傷等の欠陥と合わせて
自動的に高精度でかつ高効率で検査することができる印
刷錠剤検査装置を提供することである。

この発明は、錠剤表面に存在している印刷パターンの検
査を目視に代えてテレビカメラを用いて行うもので、錠
剤自身の映像パターンに基き、表面の中心に存在する印
刷パターンの近傍を印刷の検査対象エリアとして任意に
設定し、その中の印刷パターンの面積を基準面積と比較
判定することによシ印刷欠陥検査を行い、かつ、この検
査対象エリア外の錠剤面捷たは無印刷面について汚点。

傷等の欠陥検査を同時に行い、従来の印刷検査において
生じている精度の低下、精度のばらつき、処理効率の悪
さといった問題を解決するものである。

以下、この発明の実施例を第１図ないし第１２図に基い
て説明する。

第１図はこの発明の一実施例の印刷錠剤検査装置の構成
を示すブロック図であり、ガラスターンテープｌｖＴ上
に載置されて順次移送される被検錠剤の表面の印刷欠陥
および印刷パターン以外の欠陥検査を行うものである。

被検錠剤１は適当なピッチを有し、テレビカメラ２の視
野内を順次−列に移送しつつ被検錠剤表面す態に応じた
映像信号に変換され、テレビカメラコントローラ３によ
り水平同期信号Ｈ９垂直同期信号Ｖとともに出力される
。

この映像信号は、映像信号処理回路４にて雑音消去３信
号増幅等のアナログ処理を行った後、特８１ＨＢ回Ｆｊ
８５　トレベルコンバレータ６゜７に入力される。この
レベルコンパレータ６は、レベル調節器８によシ被検錦
剤１の表面映像レベルを背景映像レベルと分離するよう
なしきい値を設定して表面の２値化パターンａを出力し
、またレベルコンパレータ７は、レベル調節器９により
印刷部の映像レベルを表面の映像レベルと分離するよう
なしきい値を設定して印刷部の２値化パターンを出力す
る。

検査エリア信号発生回路１０において、検査視野内にお
ける錠剤表面の２値化パターンａの有無を毎走査フィー
ルド判定を行い、検知した場合には、さらに被検錠剤１
の移送条件に応じて被検錠剤１が検査視野内に完全に入
シ得る検知後の任意の定食フィールドを検査フィールド
としてサンプリングする。

また、この検査フィールドにて検査視野内で最初に錠剤
表面の２値化パターンａを走査する水平走査線アドレス
を基準として、垂直方向検査エリアスタートアドレス設
定器１１．垂直方向検査エリアサイズ設定器１２により
、被検錠剤１の中心付近に存在する印刷パターンのサイ
ズに応じて任意の垂直方向検査エリア幅に相当するタイ
ミングパルスを発生し、また検査視野内の各水平走査に
おける錠剤表面の２値化パターンａの立上シタイミング
を基準にして水平方向検査エリアスタートアドレス設定
器１３．水平方向検査エリアサイズ設定器１４によシ、
印刷パターンサイズに応じて任意の水平方向検査エリア
幅に相当するタイミングパルスを発生し、この垂直９水
平方向の検査エリア幅タイミングパμヌを合成して検査
エリア信号すを出力する。

前記レベルコンパン−夕７より出力される印刷２値化パ
ターンは、通常、明るい錠剤表面レベルに対しては明度
の低い色を用いて印刷を施してお９、表面レベル（Ｈレ
ベル）　、　印刷レベル（Ｌレベ／Ｌ／）になるため、
インバータ１５を介して反転し、前記検査エリア信号す
とともにアンドゲート１６に通し、被検錠剤１の表面の
印刷ノくターン近傍に任意に設定した検査対象エリア内
のみの信号を印刷面積計数回路１７に入力する。

前記検査エリア信号発生回路１０にて内部発生した高速
クロックＣを印刷面積計数回路１７にて各水平走査線毎
に印刷パターン信号の幅に相当するタイミングの間有効
カウントして検査フイールドにおけるカウントのトータ
ルを印刷パターンの面積値として出力する。

印刷面積判定回路１８によシ、面積上限基準設定器１９
および面積下限基準設定器２ｏにて印刷パターン面積の
許容範囲を定め、この許容範囲内に面積測定値が入シ得
るかどうかを比較判定し、印刷検査情報を出力する。

印刷錠剤は、通常、片面印刷や両面印刷でも異なるパタ
ーンを印刷することが多く、その場合、任意に載置され
て搬送される被検錠剤毎に表面および裏面を検査し、各
検査において印刷面であるのか、またはどの印刷パター
ンであるのかを判定した上で面積判定を行う。そのため
、上記印刷面積判定回路１８をマイクロコンビーータに
置換え、無印刷面と印刷面識別用の面積基準値や異なる
印刷パターンの識別用面積基準値を各々比較判定のしき
い値として設定し、各面積状態を予め認識した上で各印
刷パターン毎に予め設定した前記許容面積値を基準に欠
陥判定を行うことが可能である。

なお、被検錠剤１の表面および裏面を検査するには、透
明なガラスターンテーブルＴの場合ハ、ガラスターンテ
ープ／Ｉ／Ｔの上方および下方の両方から被検錠剤１を
撮像して検査し、またレベルコンベアの場合は、被検錠
剤をベルトコンベア上で反転させることにょシ行う。

前記特徴抽出回路５では、微分処理等にょシ表面レベル
の急峻な変化部を微分ピークとして抽出し、さらに正９
負の微分ピークのしき込値設定器２１．２２により適当
なしきｂ値を定め、２値化微分信号ｅを出力する。この
２値化微分信号ｅには、背景と被検錠剤１との境界パタ
ーン、印刷パターン９その他汚点、傷等の欠陥パターン
が含まれるが、印刷パターンを汚点、傷等の欠陥パター
ンと区別するために、インバータ２３．アンドゲート２
４を通し前記検査対象エリア外のみの２値化微分信号ｄ
を印刷面の欠点判定に有効な信号として出力する。無印
刷面の場合は、検査対象エリアによって制限する必要が
ないので、全面における上記２値化微分信号ｅを無印刷
面の欠点判定に有効な信号として出力する。

これらの信号は、欠点判定回路２５において、各々の２
値化微分信号の個数を各水平走査期間カウントし、カウ
ント基準設定器２６．２７により設定された基準値と比
較判定し、不良信号を出力する。欠点判定についても、
上記不良信号により印刷面積判定の場合と同様にマイク
ロコンビー−タにて無印刷面または印刷面の識別を行っ
た上で、有効な検査情報を選択し、任意の比較判定が可
能である。また、特徴抽出については、上記のような微
分処理の他に二次微分等の強調やレベル判定による方法
が考えられ、実施例に制限されるものではない。

第２図（ａｌは被検錠剤１の印刷面をテレビカメラ２で
とらえた映像パターンであシ、背景２８と錠剤２９は容
易に表面レベルが２値化できるようなコントラスト比が
あるものとし、また印刷パターン３０も錠剤表面レベル
とのコントラスト比がある場合の映像である。第２図（
ｂｌは印刷パターン３０ににじみ欠陥がある場合の映像
パターンを示し、同図（Ｃ１は印刷パターン３０にかす
れ欠陥がある場　、合の映像パターンを示し、同図（ｄ
ｌは印刷パターン３０の近傍以外の錠剤面に汚点３１が
存在している場合の映像パターンを示している。

第３図はこのような被検錠剤１の印刷面に対して印刷パ
ターン３０のみ面積測定を行い、また印刷パターン近傍
を除く表面上の欠点等を検査するために設定した印刷検
査対象エリア３２を示すものであシ、被検錠剤２９がテ
レビカメラ視野内に完全に入り得る任意の走査フィール
ドにおいて被検錠剤２９を最初に走査する水平走査線Ｘ
工を基準として任意の検査スタートまでの走査線数Ｘ２
および検査有効な走査線数Ｘ３を設定することにより垂
直方向の検査対象エリア幅に相当するタイミングパルス
ｘ４を発生する。一方、各水平走査線例えばＸ８におい
て錠剤表面パターンの背景との境界位置Ｘ５を基準とし
て任意の検査スタートタイミングＸ６および検査有効な
タイミングＸ７を設定し、水平方向の検査対象エリア幅
に相当するタイミングパルスＸ、を発生し、この垂直お
よび水平方向のタイミングパルスを合成することによシ
検査対象エリア信号を発生し、検査対象エリア３２を規
定する。

第４図は前記検査エリア信号発生回路１ｏの具体構成を
示すものである。被検錠剤１の表面の２値化パタ一ン信
号ａをリセット信号とし、垂直同期信号Ｖをクロックと
し、２値化パターンａを検知後、任意の検査すべき走査
フィールドまでのカウント設定値ｆになると、１フイ一
ルド分の検査フィールド信号を出力するようにグリセッ
トカウンタ３３を溝成し、この検査フィールドにおける
２値化パタ一ン信号ａをアンドゲート３４を介し出力す
る。このアンドゲート３４の出力信号ｇをリセット信号
とし、水平同期信号Ｈをクロックとして、垂直方向検査
エリアスタートアドレス設定器１１にて設定されるプリ
セット値までカウントし、カウントアツプ信号りを出力
するプリセットカウンタ３５を構成し、また、カウント
アツプ信号りをリセット信号とし、水平同期信号Ｈをク
ロックとして、垂直方向検査エリアサイズ設定器１２に
て設定されるプリセット値までカウント後、カウントア
ツプ信号ｋを出力するプリセットカウンタ３６を構成し
、フリップフロップ３７にて所定の検査スタート垂直ア
ドレスから検査エリア垂直方向幅に相当するタイミング
パルスを発生する。

一方、前記出力信号ｇをすセット信号とし、水平方向検
査エリアスタートアドレス設定器１３にて設定されるプ
リセット値まで自走マルチパイプレーク３８により発生
する高速りＯ−）りＣをカウンンし、力ヴントアッグ信
号ｉを出力するグリセットカウンタ３９を構成し、この
カウントアツプ信号ｉをリセット信号とし、同じく自走
マルチバイブレータ３８の高速クロックＣを水平方向検
査エリアサイズ設定器１４にて設定されるグリセット値
までカウントし、カウントアツプ信ｆｊを出力するグリ
セットカウンタ４０を構成し、フリップフロップ４１に
て所定の検査エリアの水平方向幅に相当するタイミング
パルスを発生し、前記検査エリア垂直方向幅に相当する
タイミングパルスとともにアンドゲート４礼に加え検査
対象エリア信号すを出力する。

第５図は前記映像信号処理回路４の具体構成を示すもの
で、演算増幅器４３．４４ならびに外付の抵抗Ｒ□〜Ｒ
６およびコンデンサＣよ、Ｃ２により、映像信号を増幅
および高周波遮断フィルり処理を行い、整形映像信号を
出力する。

′！８６図は前記特徴抽出回路５の具体構成を示すもの
で、演算増幅器４５と外けの抵抗Ｒ７〜Ｒ０およびコン
デンサＣ３゜Ｃ４とにより微分回路を構成し、レベルコ
ンパレータ４６．４７およびインバータ４８と外付の抵
抗Ｒ□。〜Ｒ工、および可変抵抗ＶＲ工９ｖＲ２とによ
シ正および負の微分ピークを適当なしきい値を設定して
各々Ｚｆｆｌ化微分信号ｅとして出力する。

第７図は前記欠点判定回路２５の具体構成を示すもので
、水平同期信号Ｈをリセット信号とし、２値化微分信号
ｅ、ｄを各々クロックとするようなカウンタ４９．５０
により、各水平走査期間の２値化微分信号ｅ＊　ｄの個
数をカウントし、予め基準設定器２６．２７にて各々設
定した基準カウント値を超える場合に出力するようなコ
ンパレータ５１．５２および検査フィールド間出力を保
持するフリップフロップ５３．５４にて無印刷面および
印刷面に有効となる欠点検査情報を出力する第８図な込
し第１０図は欠点判定方法の説明図である。

第８図（Ａｔは被検錠剤２９の無印刷面上に汚点３１′
が存在して込る場合の映像パターンを示し、同図（Ｂｌ
は同図（３）の映像パターンにお込て水平走査線Ｙ工に
対応する水平走査期間の映像信号を示し、同図（ＣＩは
同図（８）の映像信号に対応する微分信号を示し、同図
（Ｄｉ　、　（Ｅｌは同図（Ｃ１の微分信号に対応する
正微分のピークおよび負微分のピークの２値化微分信号
をそれぞれ示している。第９図囚は被検錠剤２９の印刷
面上の印刷パターンの近傍外に汚点３１が存在して込る
場合の映像パターンを示し、同図（Ｂ）。

（ＣＩ　、　（ＤＪ　、　（Ｄｌはそれぞれ第９図（３
）の映像パターンに対応する第８図（Ｂｌ〜（ＤＪと同
様の映像信号、微分信号ならびに正懲分のピークおよび
負微分のピークの２値化微分信号をそれぞれ示している
。第１０図（至）は良品の被検錠剤２９の印刷面の映像
パターンを示し、同図（Ｂ）〜（Ｅ）はそれぞれ同図（
Ｅ）の映像パターンに対応する第８図（Ｂｌ〜（Ｅｌと
同様の映像信号９微分信号ならびに正微分のピークおよ
び負微分のピークの２値化微分信号をそれぞれ示してい
る。

第９図（Ｆｌおよび第１０図（Ｆ）はそれぞれ第９図囚
および第１０図（Ａ）の印刷検査対象エリア３２に対応
する印刷検査対象エリア信号を示し、第９図（Ｇ）。

卸は第９図（Ｆ）の印刷検査対象エリア信号により印刷
検査対象エリア３２内の２値化微分信号を無視して残る
正微分のピークおよび負微分のピークの２値化微分信号
を示し、第１０図（Ｇ）、圓は第１０図（Ｒ１の印刷検
査対象エリア信号によシ印刷検査対象エリア３２内の２
ｇｉ化微分信号を無視して残る正微分のピークおよび負
微分のピークの２値化微分信号を示している。

映像信号は、第８図（Ｂ）９第９図卸９第１０図（Ｂｌ
のように、明度の大きさに応じてレベルが変化し汚点３
１　、３１’や印刷パターン３０のように表面明度より
低い部分がレベルの落込みとなシ、このような急峻な変
化部で第８図（Ｃ）、第９図（Ｃ）、第１０図（Ｃ１の
ように微分ピークを発生する。今、適当なしきい値を設
定し、上記微分ピークをコンノくレートすることにより
第８図（Ｄ）　、　（Ｅ）　、第９図（Ｄｌ　、　ｆＥ
ｌ　。

第１０図の１　、　（Ｅｌのような２値化微分信号を発
生する。正常な被検錠剤２９の無印刷面においては、２
値化微分信号は背景と被検錠剤２９との境界部にのみ発
生し、各水平走査期間におけるカウント数は正、負各々
１となる。ところが第８図のように汚点３１′が存在す
ると汚点部のカウントが加わり、カウント数は２以上と
な９、このカウント数の比較によって欠点判定が可能と
なる。さらに、印刷面においては、正常な場合でも印刷
〕くターン３００カウントがあり、無印刷面の欠点とし
て誤判定されるため、第９図（Ｆ）９第１０図（Ｆ）の
印刷検査対象エリア信号を発生し、この印刷検査対象エ
リア３２内の２値化微分信号を無視して、−残る第９図
（Ｇｌ　、　（）］および第１１図（Ｇ）　、　［１の
２値化微分信号の個数のカウントにて比較判定を行なえ
ばよい。

第１１図は前記印刷面積計数回路１７の具体構成を示す
もので、印刷検査対象エリア３２内にある印刷２値化パ
ターンと高速クロックＣとをアンドゲート５５に入力し
、このアンドゲート５５の出力をバヲレル出力可能なカ
ウンタ５６の入力とし、垂直同期信号Ｖによってリセッ
トされるまでカウント値を保持し、出力する。

第１０図は前記印刷面積判定回路１８の具体構成を示す
もので、面積上限基準設定器１９１面積下限基準設定器
２０にて設定される値と面積カウント値をコンパレータ
５７．５８にて比較し、上限の超過時または下限に満た
な−場合のみゲート５９を介し印刷欠陥情報として出力
する。

このように、この実施例は、ガラスターンテープ／ｌ／
　Ｔ上に載置されて順次移送される任意の印刷を有する
錠剤表面をテレビカメラ２にて撮像して外観検査を行う
場合において、印刷近傍に錠剤自身の位置を基準とした
印刷検査対象エリア３２を設定し、この印刷検査対象エ
リア３２内にて任意のサイズ、形状を有する印刷パター
ン３００面積を測定し、基漁面積値と比較判定すること
により移送時の錠剤変動による検査精度の低下？防止し
、処理効率の向上を図り、また、印刷パターン３０以外
の表面上の汚点、傷等の代表的欠点の検査を同時に行う
ことにより多種多様な錠剤への対応を可能にするもので
ある。

以上のように、この発明の印刷錠剤検査装置は、錠剤を
載置して順次移送する手段の近傍に設置されて前記錠剤
を被検物として撮像するテレビカメラと、このテレビカ
メラに接続し水平および垂直同期信号とともに前記錠剤
に対応する映像信号を出力するテレビカメラコントロー
ラと、前記錠剤の映像信号から前記錠剤の特徴信号を抽
出する特徴抽出手段と、前記特徴信号を基準信号と比較
して判定を行う欠点判定手段と、前記錠剤の映像信号か
ら錠剤表面を背景と分離して第１の２値化パターンとす
る第１の比較手段と、前記錠剤の映像信号から錠剤表面
の印刷パターンを背景と分離して第２の２値化パターン
とする第２の比較手段と、前記第１の２値化パターンが
前記テレビカメラの視野に完全にとらえ得る任意の走査
フィールドにおいて前記第１の２値化パターンを最初に
走査する水平走査線アドレスを基準として任意の軸方向
検査エリア幅信号を電気的に発生し、かつ内部発生クロ
ックによシ前記第１の２値化パターンの水平方向始端位
置を基準として任意の水平方向検査エリア１ぶ信号を電
気的に発生し、＠記垂直方向検査エリア幅信号と前記水
平方向検査エリア幅信号とを合成して印刷検査対象エリ
ア信号を出力する検査エリア信号発生手段と、前記印刷
検査対象エリア信号の発生期間内でかつ前記第２の２値
化パターンの発生期間中前記内部発生クロックを計数し
この計数値を前記錠剤表面の印刷パターンの面積測定値
として出力する印刷面積計数手段と、前記面積測定値を
基準面積値と比較して印刷不良を判定する印刷判定手段
とを備えているので、錠剤の表面上に存在する印刷パタ
ーンの欠陥を、汚点。

傷等の欠陥と合わせて自動的に精度良くかつ高効率で検
査することができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の構成を示すブロック図、
第２図（ａｔ〜ｆｄ＋は実施例における被検錠剤の映像
パターンを示す概略図、第３図は同じく印刷検査対象エ
リア発生の様子を示す説明図、第４図は同じく検査エリ
ア信号発生回路の具体構成を示すブロック図、第５図は
同じく映像信号処理回路の具体構成を示すブロック図、
第６図は特徴抽出回路の具体構成を示すブロック図、第
７図は同じく欠点判定回路の具体構成を示すブロック図
、第８図（Ａｌ−（Ｅ）、第９図■〜（Ｅおよび第１０
図（３）〜■は欠点判定方法を説明するための説明図、
第１１図は実施例における印刷面積計数回路の具体構成
を示すブロック図、第１２図は同じく印刷判定回路の具
体構成を示すブロック図である。 １・・・被検錠剤、２・・・テレビカメラ、３・・・テ
レビカメラコントローラ、４・・・映像信号処理回路、
５・・・ｌ［Ｈ１ｌｂ出回路、６，７・・・レベルコン
パレータ（比較手段）、１０・・・検査エリア信号発生
回路、１７・・・印刷面積計数回路、１８・・・印刷面
積判定回路、２５・・・欠点判定回路 第９図 （Ｇ）」Ｌ−一」− （Ｈ）ｕ 第１０図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）錠剤を載置して順次移送する手段の近傍に設置さ
   れて前記錠剤を被検物として撮像するテレビカメラと、
   このテレビカメラに接続し水平および垂直同期信号とと
   もに前記錠剤に対応する映像ｉ’ｔｔ出力するテレビカ
   メラコンドローラド、前記錠剤の映像信号から前記錠剤
   の特徴信号を抽出する特徴抽出手段と、前記特徴信号を
   基準信号と比較して判定を行う欠点判定手段と、前記錠
   剤の映像信号から錠剤表面を背景と分離して第１の２値
   化パターンとする第１の比較手段と、＠記錠剤の映像信
   号から錠剤表面の印刷パターンを背景と分離して第２の
   ２値化パターンとする第２の比較手段と、前記第１の２
   値化パターンが前記テレビカメラの視野に完全にとらえ
   得る任意の走査フィールドにおいて前記第１の２値化パ
   ターンを最初に走査する水平走査線アドレスを基準とし
   て任意の垂直方向検査エリア幅信号を電気的に発生し、
   かつ内部発生クロックによシ前記第１の２値化パターン
   の水平方向始端位置を基準として任意の水平方向検査エ
   リア幅信号を電気的に発生し、前記垂直方向検査エリア
   幅信号と前記水平方向検査エリア幅信号とを合成して印
   刷検査対象エリア信号を出力する検査エリア信号発生手
   段と、前記印刷検査対象エリア信号の発生期間内でかつ
   前記第２の２値化パターンの発生期間中前記内部発生ク
   ロックを計数しこの計数値を前記錠剤表面の印刷パター
   ンの面積測定値として出力する印刷面積計数手段と、前
   記面積測定値を基準面積値と比較して印刷不良を判定す
   る印刷判定手段とを備えた印刷錠剤検査装置。
2. （２）　　錠剤を載置して順次移送する手段の近傍に設
   置されて前記錠剤を被検物として撮像するテレビカメラ
   と、このテレビカメラに接続し水平および垂直同期信号
   とともに前記錠剤に対応する映像信号を出力するテレビ
   カメラコントローラと、前記錠剤の映像信号から前記錠
   剤の特徴信号を抽出する特徴抽出手段と、前記特徴信号
   を基準信号と比較して判定を行う欠点判定手段と、ｌ￥
   ｔＪ記錠剤の映像信号から錠剤表面を背景と分離して第
   １の２値化パターンとする第１の比較手段と、前記錠剤
   の映像信号カラ錠剤表面の印刷パターンを背景と分離し
   て第２の２値化パターンとする第２の比較手段と、前記
   第１の２値化パターンが前記テレビカメラの視野に完全
   にとらえ得る任意の走査フィールドにおいて前記第１の
   ２値化パターンを最初に走査する水平走査線アドレスを
   基進として任意の垂直方向検査エリア幅信号を？′ｌ！
   気的に発生し、かつ内部発生クロックにより前記第１の
   ２値化パターンの水平方向始端位置を基準として任意の
   水平方向検査エリア幅信号を電気的に発生し９＠記垂直
   方向検査工リア幅信号と前記水平方向検査エリア幅信号
   とを合成して印刷検査対象エリア信号を出力する検査エ
   リア信号発生手段と、前記印刷検査対象エリア信号の発
   生期間内でかつ前記第２の２値化パターンの発生期間中
   前記内部発生クロックを計数しこの計数値を前記錠剤表
   面の印刷パターンの面積測定値として出力する印刷面積
   計数手段と、前記面積測定値を基準面積値と比較して印
   刷不良を判定する印刷判定手段と、前記特徴抽出手段と
   前記欠点判定手段との間に介在して前記印刷検査対象エ
   リア信号の発生期間中前記錠剤の特徴信号を遮断するゲ
   ート手段とを備えた印刷錠剤検査装置。