JPS59101189A

JPS59101189A - ミシンの布押え装置

Info

Publication number: JPS59101189A
Application number: JP58209276A
Authority: JP
Inventors: クルト・フオルマ−ル
Original assignee: Pfaff Industriemaschinen GmbH
Current assignee: Pfaff Industriemaschinen GmbH
Priority date: 1982-11-18
Filing date: 1983-11-09
Publication date: 1984-06-11
Also published as: US4508043A; IT1159633B; IT8353952V0; ES527338A0; ES8406594A1; BR8306148A; DE3242509C1; JPS6021754B2; IT8368210A0

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、特許請求の範囲第１項の前提概念に記載のミ
シンの布押え装置に関するものである。

この種の装置は、ドイツ特許公開筒２５０７５４４号公
報から公知である。振動駆動される押え棒には、下送り
のたびに止め要素に衝突する突出部が固定されている。

止め要素は第２の圧縮空気シリンダによって２つの異な
る高さ位置の間で動かされ、それによって押えの振動運
動の下部死点を布の強さ、ステッチの種類等のさまざま
な縫い条件に適合させることができる。もちろん、止め
要素が持ち上げられる場合には押えの振動運動の下部死
点だけが動かされ、従って押えの振動領域が狭くなる。

それ故この公知の布押え装置は高さが制限されているも
のに対し多連しているにすぎない。

多くの縫い作業の場合、例えば靴製造の場合、縫着中に
横縫い目で及び重ね合わされた工作物部分の移行位置で
布の厚さがまちまちになり、押えの下部死点の２段調整
が不正確になってしまう。

さらに、前記突出部が止め要素に衝突すると押え棒の下
方運動が突然に止まり、その結果大きな衝撃力が生じる
ため、この公知の布押え装置は緩速ミシンにだけ使用で
きるにすぎない。

本発明の課題は、押えの下部死点が押えの振幅を一定に
保ったままで多段階に変位可能であるような布押え装置
をつくることである。

止め要素を両圧縮空気シリンダのピストン棒の行程を制
限するレバーとして形成し、同時にこのレバーを押え用
振動駆動部の従動部材の高さ状態を変えるための調整部
材として用いるという手段をとることによって、従動部
材の運動軌道は、従って押えの振動領域は小さくも大き
くもならず、ただ高さに従って変位されるにすぎない。

その際押えの振動運動の運動学的経過が影響を受けない
ため、本発明による布押え装置は高速ミシンに対しても
適している。

さらに、第２の圧縮空気シリンダとして複動式シリンダ
を使用し、そしてシリンダ脱気時にピストンを中間位置
に保持するようなは□ね機構を設けるという手段をとる
ことによって、平行に配置されるただ２つの圧縮空気シ
リンダを用いて、１つの静止位置と、その都度変位する
高さ状態を含んでいる６つの作業領域とを制御すること
が可能になる。

上記はね機構の有利な構成は、特許請求の範囲第２項に
提示されている。

次に、本発明を１つの実施例に関し添付の図面を用いて
説明する。

ミシンのアーム内には上軸１が支承され、上軸１は偏心
輪２と偏心棒３を介してダブルレバー４を駆動させる。

ダブルレバー４は、アームト固く結合される板体６に支
持されているピン５で支承されている。ダブルレバー４
は円弧状の縦長スリット８を具備するアーム７を有し、
この縦長スリット８内で偏心棒３の枢着点がつば付ねじ
９によって調整される。ダブルレバー４の他の７−ム１
０はリンク１１と共にトグルレバー伝動装置１２を形成
し、トグルレバー伝動装置１２は同様に板体６で支承さ
れているベルクランク１６と結合されている。ベルクラ
ンク１６はほぼ水平に延びるリンク１４を介して他のベ
ルクランク１５と結合され、このベルクランク１５は押
え棒１７の突出部１６で支承されている。ベルクランク
１５は、球形に形成されかつ押え２０の止め面１９と係
合するカムを有する。押え２０は案内棒２１を具備し、
案内棒２１は押え棒１７の穴２２の中で案内され、そし
てばね２３の作用を受ける。ばね２３の圧力は、押え棒
１７の上端にねじ込まれている調整ねじ２４によって可
変である。

押え２０はミシンの針板２５と協働する押え底部２６を
有し、押え底部２６は針２８のための貫通穴２７を具備
する。針２８は、図示されていない公知の方法で上軸１
によって駆動される針棒２９に固定され、その際針板２
５の下方に取付けられ同様に図示されていないルーパー
と協働し、針板２５上にある布６０に縫い目を形成する
。

押え俸１７は、板体６と固く結合されるブシュ３１内に
移動可能に支承され、そしてアーム６２を有する。アー
ム３２の自由端には四部３６が形成され、この四部３３
内にカム６４が突出する。

カム３４は複動式圧縮空気シリンダ３乙のピストン棒６
５に配置されている。圧縮空気シリンダ６６はナツト６
７によって板体６に固定され、ピストン６８を有する。

ピン５には、６つのアーム４０，４１．４２を有するレ
バー６９が支承されている。アーム４０は押え棒１７の
アーム６２と係合する。アーム４１には、複動式圧縮空
気シリンダ４５のピストン棒４４に配置されている圧力
片４６が載置されている。

圧縮空気シリンダ４５は、ナツト４６によって板体６上
に固定され、そしてピストン４７を有する。

ピストン俸４４には、ナツト４８によって止め板４９が
固定され、そしてつば５１を具備する移動可能なスリー
ブ５０が配置されている。ピストン俸４４に取付けられ
ている圧縮ばね５２は、っば５１を具備するスリーブ５
０を、ナツト４６のねじ山付突出部５５の上にねじで取
付けられている調整リング５４の端壁５６に対して押圧
させる。

スリーブ５０、圧縮はね５２、調整リング５４、止め板
４９はばね機構５６を形成する。

レバー３９のアーム４２の自由端は、フォークヘッド５
７として形成され、そして板体６内に配置されオいるね
じピン５８と係合する。ねじピン５８は、フォークヘッ
ド５７のための止め部として用いられるつば５９を有し
、そしてねじ６ｏによって回動が阻止されている。さら
にねじピン５８は、同様にフォークヘッド５７のための
止め部として用いられ互いに締結される２つのナツト６
１゜６２を担持する。

ミシンは次のように作動する。

布６０が針板２５の上へ置がれていれば、圧縮空気シリ
ンダ３６のピストン６８が上方へ動がされており、従っ
て押え俸１７のアーム５２はレバー６９のアーム４ｏが
ら離れた状態にあり、そして押え２０は静止状態へ゛持
ち上げられている。布３０を針板２５の上へ置いた後、
圧縮空気シリンダ６６が反対の方向に荷重され、従って
ピストン３８が下方へ動き、それによってアーム６２が
アーム４０の上へ載置される。

布６０が第１図に図示された、布押え装置の中央制御位
置を必要とする場合には、圧縮空気シリンダ４５は両側
で脱気されたままになっている。

この場合スリーブ５ｏは、そのっば５１によって、圧縮
はね５２の力の作用により調整リング５４の端壁５６に
接合している。下方へ押している圧縮空気シリンダ３６
のピストン６８はアーム４１を圧力片４６に接触させ、
その際止め板４９はスリーブ５０に接合する。圧縮ばね
５２は、この圧縮ばねによってレバー３９に生じるトル
クが圧縮空気シリンダ６６によって生じるトルクよりも
大きいように選定されている。このように、レバー３９
はアーム３２のためのばね機構５６と結合して１つの止
め部を成しており、この止め部は、作業位置での押え俸
１７の高さ状態を決定する。この押え棒１７の、高さ状
態は調整リング５４の回転によって正確に決定される。

ミシンの稼動時に、偏心輪２は偏心棒６、ダブルレバー
４、リンク１１、ベルクランク１３、リンク１４、ベル
クランク１５を介してカム１８を振動運動させる。カム
１８で支持される押え２０は、この方式では鉛直の振動
運動を行ない、その際押え２０は、針２８が布６０に穿
刺されている場合には布上に軽く載置されており、そし
て針２８が布の外にある場合には布６０に対して間隔を
もって持ち上げられている。押え２０は、下部振動位置
で、ステッチ形成時の糸の撚り合わせを可能にし、そし
て針２８の戻しの際に布６０を針板２５上で平らに保持
する。さらに押え２０は、上部振動位置で、布ろ０から
次のような間隔をもって持ち上げられ、即ち例えば可動
なりランプで保持される布が支障なく搬送されることが
できるように持ち上げられている。

布３０が薄い場合には、圧縮空気シリンダ４５のピスト
ン４７が下面から荷重され、次にピストン４４がスリー
ブ５０と共に圧縮はね５２の力に抗して、止め板４９が
調整リング５４の端壁５３に突き当たるまで持ち上げら
れる。その結果、圧縮空気シリンダ６６が押え棒１７を
、時計回りに回転するレバー６９のフォークヘッド５７
が第６図に示すようにナツト６１に突き当たるまで下方
へ動かす。押え棒１７の沈降により、押え２０の振動領
域は振幅の変化なしに下方へ移り、このようにして薄い
布３０に適合される。両ナツト６１゜６２の調整により
、押え２０の振動領域の高さを正確に決定することがで
きる。

布が厚い場合、或は裁縫中例えば重ね布の移行位置にふ
くらみが生じた場合、押え装置を上部制御位置へ動かす
ことが必要な場合がある。このような場合、圧縮空気シ
リンダ４５のピストン４７が上面から荷重され、次にピ
ストン棒４４が下方へ動かされ、その際レバー３９が逆
時計口りに旋回され、その結果押え棒１７が圧縮空気シ
リンダ６６の力に抗して、レバー６９のフォークヘッド
５７が第２図に示すようにつば５９に突き当たるまで上
方へ動かされる。この制御過程を実施するためには、圧
縮空気シリンダ４５によってレバー６９に生じるトルク
が圧縮空気シリンダ３６によって生じるトルクよりも大
きくなければならない。

押え棒１７の持ち上げによって、押え２０の振動領域は
振幅の変化なしに上方へ移り、このようにして厚い布３
０または布のふくらみに適合する。

ねじピン５８を回すことによって押え２０の振動領域の
高さを正確に決定することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は中央制御位置にある布押え装置の一部を断面に
て示した側面図、第２図は上部制御位置にある両圧縮空
気シリンダとはね機構の一部を断面にて示した側面図、
第６図は下部制御位置にある両圧縮空気シリンダとはね
機構の一部を断面にて示した側面図である。１５・・・振動駆動部の従動部材２０・・・押え　　　　　　３５．４４・・・ピストン
棒３／）、４５・・・圧縮空気シリンダ３９・・・レバー　　　　４２・・・アーム４７・・・
ピストン　　　４９・・・止め板５０・・・スリーブ　
　　５１・・・つば５２・・・ばね　　　′　　５４・
・・調整リング５６・・・ばね機構５９；６１，６２・・・止め部

Claims

【特許請求の範囲】

（１）　　振動駆動部によってステッチ形成と同期に鉛
直な振動運動を行ないかつ第１の圧縮空気シリンダによ
って静止位置と作業位置の間で可動な押えと、第２の圧
縮空気シリンダによって調整可能で押えの下部死点位置
を調整するための止め要素とを具備するミシンの布押え
装置に於て、前記止め要素が、面圧縮空気シリンダ（３
６，４５）のピストン棒（３５，４４）の行程を制限し
同時に押え（２０）のための振動駆動部（１ないし１５
）の従動部材（１５）の高さ位置を変えるための調整部
材として用いられるレバー（３９）であること、そして
第２の圧縮空気シリンダ（４５）が、複動式シリンダで
あり、そのピストン（４７）がシリンダ脱気時にはね機
構（５６）によって中間位置で保持されていることを特
徴とする布押え装置。
（２）　　ばね機構（５６）が、ピストン棒（４４）に
調整リング（５４）の内側にて移動可能に配置されつば
（５１）を具備するスリーブ（５０）　、つば（５１）
を具備するこのスリーブ（５０）を調整リング（５４）
の端壁（５，）に押圧するはね（５２）、及びピストン
棒（４４）に固定される止め板（４９）とを有している
ことを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の布押え
装置。
（３）　　レバー（３９）が、調整可能な２つの止め部
（５９；６１．６２）の間で可動なアーム（４２）を有
していることを特徴とする特許請求の範囲第１項または
第２項に記載の布押え装置。