JPS5899004A - 映像中間周波フイルタ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はテレビジョン受像機の映像中間周波（ＶＩＰ）
回路に使用される映像中間周波フィルター（以下、ＶＩ
Ｐフィルターという）に関するものである。

テレビジョン受像機のＶＩＰフィルターは、広い幅の通
過帯域特性と、隣接するチャンネルの音声搬送波周波数
、映像搬送波周波数で鋭い減衰特性、および大きな帯域
外減衰量とを必要とする。

従って、一般のＶＩＰフィルターは、帯域通過フィルタ
ーと鋭い減衰特性をもつトラップ回路とによって構成さ
れている。

第１図は従来のＶＩＰフィルターの構成を示すブロック
図で、第２図、第３図にそのＶＩＰフィルターの一例を
示す。第１図において、１はトラップ回路で、隣接音声
トラップ回路１ａと隣接映像トラップ回路１ｂにより構
成されており、それに帯域通過フィルター２が接続され
ている。

第２図は３素子ヘリカルフイルターを使用した従来のＶ
ＩＰフィルターで、隣接音声トラップ回路１ａをコンデ
ンサＣ＋　、　０２　、　Ｏｓ　ト抵抗Ｒ＋、コイルＬ
１からなるブリッジＴ型のトラップ回路で構成し、更に
隣接映像トラップ回路１しをコンデンサ０４ｇＣｓとコ
イルＬ２からなる容量結合型のトラップ回路で構成し、
シールドケース３ａ内に内蔵した３素子ヘリカルフイル
ター３を帯域通過フィルター２としたものである。

また、第３図は、コンデンサＣ６，０７、０８と抵抗Ｒ
２、コイルＬ３によるブリッジＴ型トラップ回路で隣接
音声周波数を減衰させ、更にシールドケース４ａ内に他
のコイルと遮蔽したコイルＬ４を設けてヘリカルトラッ
プとして動作させ、これによって接隣映′像周波数を減
衰させるようにしたもので、帯域通過フィルター２とし
ては、４素子ヘリカルフイルター４を使用している。す
なわち、一端は開放し他端はシールドケース３に接続し
てなる％波長共振器６．ピ、５’、６″　を設けたもの
で、シールドケース４ａには、前記Ａ波長共振器６゜５
’　、　５’、　５”の結合を制御する結合窓６と遮蔽
板イルＬ２カシールドヶース４ａ内に収納されている。

また、８．９は％波長共振器６．６＃　と誘導結合して
信号の注入と取り出しを行う入力巻線と出力巻線である
。

これらの国内用ＶＩＰフィルターの周波数伝送特性を第
８図に点線と一点鎖線で示しており、第２図の特性は点
線、第３図の特性は一点鎖線である。すなわち、第８図
から明らかなように、これらの従来のＶＩＰフィルター
は１通過帯域の低周波側、高周波とも遮断特性はなだら
かで十分な減衰量が確保されておらず、特に通過帯域外
の近傍でのきれは非常に悪いという欠点があった。

本発明はこのような従来の欠点を解決しようとするもの
で、特に隣接映像トラップ回路の接続を変更して通過帯
域外の低周波餠の減衰量を十分に確保し、はね返りが極
力少なく、高周波側も急唆な遮断特性を有する映像中間
周波フィルターを提供するものである。以下、本発明の
実施例を示す第４図〜第８図により説明する。

第４図は本発明の一実施例によるＶＩＰフィルターの構
成を示すブロック図で、隣接音声トラップ回路１ｏと帯
域通過フィルター１１を直列接続し、帯域通過フィルタ
ー１１内と、隣接音声トラップ回路１ｏと帯域通過フィ
ルター１１との間に、隣接映像トラップ回路１２を挿入
接続したもので。

この具体的な回路の実施例を第６図に示す。

すなわち、第６図に示すように、隣接音声トラップ回路
１ｏを、コンデンサＣ９、Ｃ１ｏ　、Ｃ＋＋　ト抵抗Ｒ
３とコイルＬ５とピーキングコイルＬ６とからなるブリ
ッジＴ型トラップ回路で構成している。ピーキングコイ
ル−は１通過帯域外の高周波側の遮断特性を改善するも
のである。

次に、帯域通過フィルター１１について説明する。第６
図において、１３はアルミニウムなどのシールドケース
で、このシールドケース１３には。

内部を２つの空間に仕切る遮蔽板１３＆が設けられ、ま
たコイル間の誘導結合を制御する遮蔽板１４と結合窓１
６が設けられ、この遮蔽板１４．結合窓１６によって２
つの空間が４つの空間に分けられている。この４つの空
間のうち両端の空間には、一端を開放し他端をシールド
ケース１３に接続した具波長共振器１６　、１６’と、
これらの屁波長共振器１６　、１６’と誘導結合して外
部に引出される入力巻線１７、出力巻線１８が配置され
ている。

中央側の２つの空間には、それぞれコイル１９゜１９′
とコンデンサ２０．２０’により構成された並列共振器
が配設され、そして一端は開放され他端はシールドケー
ス１１より絶縁された外部に引き出され、互いに接続さ
れている。さらにこの′２個の並列共振器にそれぞれ誘
導結合する補助巻線２１．２１’が配設されており、こ
の補助巻線２１゜２１′の一端はシールドケース１３に
接続され、他端は並列共振器に接続されている。１だ、
前記２個の並列共振器は遮蔽板１３ａで完全に分離され
ている。以上のようにして帯域通過フィルターが構成さ
れている。

更に、補助巻線２１．２１’が接続されている中間接続
点と入力巻線１了との間にコイル２２が挿入接続されて
おり、このコイル２２の′インダクタンスと、入力巻線
１７．１／１波長共振器１６．並列共振器を構成してい
るコイル１９および補助巻線２１間の結合容量により並
列共振回路が構成されることになジ、通過帯域よりも低
周波側の遮断域に減衰極を生じさせるので、これを隣接
映像トラップ回路１２として使用している。また、並列
共振器とシールドケース１３との間の容量により容量結
合のトラップ回路を形成することにもなり、通過帯域よ
りも高周波側の遮断域に減衰極を生じさせている。

この結果、本発明による国内用のＶＩＰフィルターの周
波数伝送特性は、第８図の実線で示すように、同図の点
線および一点鎖線で示した従来のフィルターに比べて低
周波側、高周波側の遮断特性が大幅に改善さｈることに
なる。特に、低周波側については、隣接映像トラップ周
波数の減衰量と、はね返りの減衰量の差が著しく小さく
なり、すなわち隣接映像トラップがブロードになり、隣
接映像トラップの調整が若干ずれたとしても、減衰量は
ほとんど変らず、それだけ製造しやすいフィルターであ
ることも利点となっている。

第６図および第７図に本発明の他の実施例を示しており
、この実施例のものは第４図および第５図の実施例とほ
ぼ同様な構成であるが、隣接映像トラップ用のコイル２
３を補助巻線２１．２１’が接続されている中間接続点
と出力巻線１８との間に挿入接続している。特性的には
第４図および第６図の実施例と全く同じである。

このような実施例の他に、コイル２２．２３を同時に使
用することも可能で、同一周波数に調整すると、大きな
減衰量が得られ、また逆にコイル２２．２３で若干トラ
ップ周波数を変えてやると、はね返りが少ないジイルタ
ーが得られる。

以上のように本発明によるＶＩＰフィルターは、通過帯
域の低周波側、高周波側の両方の遮断特性がすぐれてお
り、隣接チャンネルの音声搬送波周波数、隣接チャンネ
ルの映像搬送波周波数での鋭い減衰特性が得られるもの
で、実用的価値の高いものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のＶＩＰフィルターの構成を示すブロック
図、第２図および第３図はそれぞれ従来のＶＩＰフィル
ターの具体的な回路を示す回路図、第４図は本発明の一
実施例によるＶＩＦフ（／レターの構成を示すブロック
図、第６図はそのＶＩＰフィルターめ具体的な回路を示
す回路図、第６図は本発明の他の実施例によるＶＩＰフ
ィルターの構成を示すブロック図、第７図はそのＶＩＰ
フィルターの具体的な回路を示す回路図、第８図は本発
明と従来のＶＩＰフィルターの伝送特性図である。 １ｏ・・・・・・隣接音声トラップ回路、１１・・・・
・・帯域通過フィルター、１２・・・・・・隣接映像ト
ラップ回路。 １３・・・・・・シールドケース、１６．１６’・・・
・・・％波長共振器、１７・・・・・・入力巻線、１８
・・・・・出力巻線、１９　、１９’・・・・・・コイ
ル、２０．２０’・・・・・・コンデンサ、２１．２１
’・・・・・・補助巻線、２２．２３・・・・・・コイ
ル。 代理人の氏名　弁埠士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 第４図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. シールドケース内に分離して配設されかつコイルとコン
   デンサとからなる少なくとも２個の並列共振器と、この
   並列共振器それぞれに誘導結合して配設した補助巻線と
   、前記並列共振器のコイルに誘導結合してシールドケー
   ス内に配設した少なくとも２個のＡ波長共振器と、この
   猛波長共振器に誘導結合された入力巻線および出力巻線
   とを備え、前記並列共振器それぞれの一端同志を接続す
   るとともに、他端を開放し、かつ前記補助巻線それぞれ
   の一端を前記シールドケースに薙続するとともに、他端
   を前記並列共振器に接続してフィルターを構成し、かつ
   前記入力巻線または出力巻線と並列共振器との間にコイ
   ルを挿入接続して隣接映像トラップ回路を構成するとと
   もに、前記フィルターの前段にコイルとコンデンサと抵
   抗とからなる隣接音声トラップ回路を配設した映像中間
   周波フィルター。