JPH04284713A - トラップ回路 - Google Patents

トラップ回路

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Publication number
JPH04284713A
JPH04284713A JP4962991A JP4962991A JPH04284713A JP H04284713 A JPH04284713 A JP H04284713A JP 4962991 A JP4962991 A JP 4962991A JP 4962991 A JP4962991 A JP 4962991A JP H04284713 A JPH04284713 A JP H04284713A
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JP
Japan
Prior art keywords
frequency
wave resonator
trap circuit
trap
bandpass filter
Prior art date
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Pending
Application number
JP4962991A
Other languages
English (en)
Inventor
Michio Kadota
道雄 門田
Hisakatsu Yoneyama
米山 寿克
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP4962991A priority Critical patent/JPH04284713A/ja
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  • Filters And Equalizers (AREA)
  • Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バンドパスフィルタに
結合されて用いられるトラップ回路に関し、特に、SH
タイプの表面波を利用した表面波共振子からなるトラッ
プ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン受像機では、VIF帯域フ
ィルタの選択度特性の良否が画質の良否に大きく影響す
る。従って、近年、VIF帯域フィルタとして、選択度
に優れた弾性表面波フィルタが広く用いられている。弾
性表面波フィルタよりなるVIF帯域フィルタの減衰量
−周波数特性の一例を図2に実線で示す。図2から明ら
かなように、VIF帯域フィルタの低域側の減衰極は、
隣接チャンネル映像搬送波周波数fapと等しくされて
おり、かつ高域側の減衰極は、隣接チャンネル音声搬送
波周波数fasと等しくされている。すなわち、受信チ
ャンネルの音声搬送波の周波数fs 、色副搬送波周波
数fc 及び映像搬送波周波数fp の周波数域で信号
を通過させ、隣接チャンネルの映像搬送波信号及び音声
搬送波信号の通過を確実に阻止するために、高域側及び
低域側の減衰極が上記のような周波数位置に設定されて
いる。
【0003】ところで、画質の向上を図るには、図2の
隣接チャンネル映像搬送波周波数fapにおいて、破線
Aで示すように、より大きな減衰量を実現することが必
要である。そこで、従来、VIF帯域フィルタに、LC
共振器で構成されたトラップ回路が結合されていた。こ
のトラップ回路のインピーダンス−周波数特性を図3に
示す。図3から明らかなように、用い得るトラップ回路
としては、隣接チャンネル映像搬送波周波数fapにお
いてインピーダンスが急激に低下しているものが用いら
れる。上記のようなトラップ回路をVIF帯域フィルタ
に結合することにより、図2の破線Aで示すように隣接
チャンネル映像搬送波周波数fapにおいて大きな減衰
量が実現されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インダ
クタンス及びコンデンサを用いて構成されたLC共振器
では、トラップ周波数すなわちfapを予め正確に設定
することは非常に困難であった。従って、テレビジョン
受像機を組み立てた後に、個々のテレビジョン受像機毎
にインダクタンス分を調整し、それによって初めてトラ
ップ周波数をfapに一致させることが可能であった。 よって、図2の破線Aで示す減衰量−周波数特性を得る
ために、組み立て途中のテレビジョン受像機一台一台を
、手作業により調整するといった煩雑な作業が強いられ
ていた。本発明の目的は、例えばテレビジョン受像機の
VIF帯域フィルタのようなバンドパスフィルタと組み
合わせて用いられるトラップ回路において、煩雑な周波
数調整作業を省略し得る構造を備えたものを提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願の第1発明は、バン
ドパスフィルタに結合されて用いられるトラップ回路で
あって、SHタイプの表面波を利用した表面波共振子か
らなり、該表面波共振子の共振周波数fr がバンドパ
スフィルタの低域側減衰極とほぼ等しくされており、か
つ表面波共振子の反共振周波数fa よりも高域側に表
れるスプリアスが、前記バンドパスフィルタの所望通過
帯域よりも高域側に位置されていることを特徴とする。 なお、SHタイプの表面波とは、変位が表面波伝播方向
と垂直な方向の変位を主体とするものをいい、例えばB
GS波やラブ波等がある。このようなSHタイプの表面
波を利用した表面波共振子では、インピーダンス−周波
数特性曲線において、反共振周波数fa よりも高域側
にスプリアスが表れる。そこで、第1発明では、このス
プリアスがバンドパスフィルタの所望通過帯域よりも高
域側に位置されている。
【0006】また、本願の第2発明では、上記スプリア
スが、反共振周波数fa の1.01〜1.08倍より
も高域側において発生するように、表面波共振子が構成
されている。また、本願の第3発明は、テレビジョン受
像機のVIF帯域フィルタと組み合わせて用いられるト
ラップ回路に関するものであり、表面波共振子を構成し
ている圧電材料の電気機械結合係数Kが、K>37.7
%とされている表面波共振子が用いられる。
【0007】
【作用】SHタイプの表面波を利用した表面波共振子で
は、共振周波数frにおいてインピーダンスが急激に低
下するため、該共振周波数fr をバンドパスフィルタ
の低域側減衰極とほぼ等しくすることにより、トラップ
が構成される。表面波共振子では、共振周波数fr を
正確に設計通りに設定することができるため、トラップ
周波数の無調整化を図ることができる。また、SHタイ
プの表面波を利用した表面波共振子では、上記のように
反共振周波数fa よりも高域側にスプリアスが表れる
が、第1発明では、該スプリアスがバンドパスフィルタ
の所望通過帯域よりも高域側に位置するように選ばれて
いるため、バンドパスフィルタの特性を劣化させること
もない。
【0008】また、第3発明では、上記第1発明の特徴
に加えて、表面波共振子の圧電材料の電気機械結合係数
Kが、K>37.7%とされているため、後述の実施例
から明らかなように、スプリアスがVIF帯域フィルタ
の受信チャンネルの映像搬送波周波数fp よりも高域
側において発生するように構成されている。従って、V
IF帯域フィルタの特性を劣化させることもない。
【0009】
【実施例の説明】図1に、本発明の一実施例に用いられ
る表面波共振子を示す。表面波共振子1は、図示の矢印
P方向に分極処理された矩形の圧電基板2の上面に、く
し歯電極3,4を形成した構造を有する。くし歯電極3
,4は、それぞれ、複数本の電極指3a,4aを有し、
電極指3a,4aは、互いに間挿し合うように配置され
ている。表面波共振子1では、くし歯電極3,4から交
流電圧を印加することにより、BGS波が励振され、圧
電基板2の端面2a,2bで発生したBGS波が反射さ
れて、所定の周波数で共振し得るように構成されている
。なお、図1に示した表面波共振子1は、本発明のトラ
ップ回路に用いられる表面波共振子の一例を示したもの
に過ぎない。すなわち、SHタイプの表面波を利用した
表面波共振子であって、その共振周波数fr がバンド
パスフィルタの低域側減衰極にほぼ等しく、かつ表面波
共振子の反共振周波数よりも高域側に表れるスプリアス
が、バンドパスフィルタの所望通過帯域よりも高域側に
位置されている限り、任意の構造の表面波共振子を、本
発明において利用することができることを指摘しておく
【0010】次に、表面波共振子1を、バンドパスフィ
ルタとしてのテレビジョン受像機のVIF帯域フィルタ
と組み合わせて用いる場合につき、図4及び図5を参照
して説明する。図4は、VIF帯域フィルタの減衰量−
周波数特性を示す。VIF帯域フィルタでは、低域側減
衰極が隣接チャンネル映像搬送波周波数fapに一致さ
れており、高域側減衰極が隣接チャンネル音声搬送波周
波数fasに一致されている。そして、良好な画質を得
るためには、受信チャンネルの音声搬送波周波数fs 
−色副搬送波周波数fc −映像搬送波周波数fp の
帯域で良好な特性を示すことが求められる。
【0011】本実施例では、表面波共振子1の共振周波
数fr が図5に示すように、上記VIF帯域フィルタ
の隣接チャンネル映像搬送波周波数fapに一致されて
、隣接チャンネル映像搬送波周波数fapにおいてトラ
ップが形成される。表面波共振子1では、共振周波数f
r は、製造段階において正確に所望の値に設定するこ
とができる。従って、本実施例のトラップ回路では、V
IF帯域フィルタと接続した後に、煩雑なトラップ周波
数の調整作業を実施する必要がない。
【0012】また、図5から明らかなように、表面波共
振子1のインピーダンス−周波数特性曲線において、反
共振周波数fa よりも高域側にスプリアス(矢印Xで
示す)が発生している。このスプリアスは、SHタイプ
の表面波を利用した表面波共振子1では避けることがで
きないものである。また、スプリアスがVIF帯域フィ
ルタの重要な通過帯域、すなわち上記fs からfp 
までの帯域に発生すると、VIF帯域フィルタの特性を
劣化させる。従って、本実施例では、図5のスプリアス
発生開始周波数fB 、すなわちスプリアス発生周波数
領域の下端周波数が、VIF帯域フィルタの高域側の減
衰極すなわち隣接チャンネル音声搬送波周波数fasよ
りも高域側に位置されている。言い換えれば、fB >
fasとなるように、表面波共振子1が構成されている
。従って、VIF帯域フィルタの通過帯域における特性
の劣化を防止することが可能とされている。
【0013】通常、上記スプリアスは反共振周波数fa
 の1.01〜1.08倍の周波数で励振される。従っ
て、スプリアス発生開始周波数fBが隣接チャンネル音
声搬送波周波数fasよりも高ければよい。BGS波の
場合、電気機械結合係数Kは、           K2 BGS =−(π/2)(
fa /fr )cot{(π/2)・       
             (fa /fr )}  
                      で表さ
れ、この式(1)は近似的に          K2
 BGS =(π2 /4)(fa −fr )/fr
 となる。いま、fB =1.08fa とすると、N
TSC方式のテレビジョン受像機では、fap=fr 
=52.75MHz、fas=60.25MHzであり
、fB >fas=60.25MHzより、             K2 BGS >0.142
1すなわち、K>37.7%となる。
【0014】従って、KBGS >37.7%という発
明の条件を満たす圧電材料を用いれば、反共振周波数よ
り高域側に発生するスプリアスをVIF帯域フィルタの
所望通過帯域外に発生させることができる。よって、V
IF帯域フィルタの通過帯域の特性を劣化させないこと
がわかる。上記実施例では、バンドパスフィルタがVI
F帯域フィルタの場合につき説明したが、本発明のトラ
ップ・フィルタは、VIF帯域フィルタ以外のバンドパ
スフィルタと組み合わせて用いることも可能である。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、表面波共振子によりト
ラップ回路が構成されているため、トラップ周波数を設
計通りに正確に設定することができ、従ってトラップ周
波数の煩雑な調整作業を省略することが可能となる。ま
た、表面波共振子の反共振周波数よりも高域側に表れる
スプリアスが、バンドパスフィルタの所望通過帯域より
も高域側に位置されているため、バンドパスフィルタの
通過帯域における特性の劣化も生じ難い。
【0016】さらに、テレビジョン受像機のVIF帯域
フィルタと組み合わせた場合には、表面波共振子を構成
している圧電材料の電気機械結合係数KをK>37.7
%を満たすように選択することにより、表面波共振子の
反共振周波数よりも高域側で発生するスプリアスをVI
F所望帯域外へ位置させることができるため、VIF帯
域フィルタの通過帯域における特性の劣化を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に用いられる表面波共振子を
示す斜視図である。
【図2】従来のVIF帯域フィルタの減衰量−周波数特
性を説明するための図である。
【図3】従来のトラップ回路のインピーダンス−周波数
特性を示す図である。
【図4】実施例に組み合わされるVIF帯域フィルタの
減衰量−周波数特性を示す図である。
【図5】実施例の表面波共振子のインピーダンス−周波
数特性を示す図である。
【符号の説明】
1…表面波共振子 2…圧電基板 3,4…くし歯電極

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  バンドパスフィルタに結合されて用い
    られるトラップ回路であって、SHタイプの表面波を利
    用した表面波共振子からなり、該表面波共振子の共振周
    波数fr が前記バンドパスフィルタの低域側減衰極と
    ほぼ等しくされており、かつ前記表面波共振子の反共振
    周波数fa よりも高域側に表れるスプリアスが、前記
    バンドパスフィルタの所望通過帯域よりも高域側に位置
    されていることを特徴とする、トラップ回路。
  2. 【請求項2】  前記スプリアスが、前記表面波共振子
    の反共振周波数fa の1.01〜1.08倍よりも高
    域側に発生する、請求項1に記載のトラップ回路。
  3. 【請求項3】  前記バンドパスフィルタがテレビジョ
    ン受像機のVIF帯域フィルタであり、かつ前記表面波
    共振子を構成する圧電材料の電気機械結合係数KがK>
    37.7%である請求項1に記載のトラップ回路。
JP4962991A 1991-03-14 1991-03-14 トラップ回路 Pending JPH04284713A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2287580A (en) * 1994-03-04 1995-09-20 Murata Manufacturing Co Piezoelectric saw resonators
US7119634B2 (en) 2003-07-25 2006-10-10 Murata Manufacturing Co., Ltd. Surface acoustic wave demultiplexer using different piezoelectric materials for substrates of two saw filters
WO2013180003A1 (ja) * 2012-06-01 2013-12-05 株式会社村田製作所 高周波モジュール

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