JPS5898887A - リ−ダ−テ−プを有する磁気テ−プ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はリーダーテープを有する磁気テープに関する。

更に詳細には磁気記録装置の磁気ヘッド等をクリーニン
グすることの出来るクリーニングリーダーテープを端部
に有する磁気テープに関する。

オーディオカセットレコーダー、ビデオテープレコーダ
ーなどの磁気記録装置において、使用中−／　　− の録音再生ヘッドや走行路のガイドポールやローラーの
汚れを清掃するために、磁気テープの端部に接合された
リーダーテープが使用されている。

従来のリーダーテープとしてはアルミナ（ＡＩ。０３）
、炭化珪素（ＳｉＣ）、酸化クロム（Ｃｒ　２０３）、
酸化チタｙ（ＴｉＯ□）、ベンガラ（α−Ｆｅ　２０　
ａ　）、酸化珪素（ＳｉＯ２）の如き無機顔料をバイン
ダーと共に支持体上に塗布してクリーニング層を設ける
ことが知られている。これらのクリーニング層は充分な
汚れの除去能力を持つが、研磨能力が強過ぎるために、
しばしばヘッドやガイドポールを層積させることがあり
、且つテープ状に細断したり磁気テープを接合する際に
使う刃を層積させることがあることがわかった。

かかる欠点を防止するため、研磨材に代えて支持体次面
をサンドゲラスト処理などによりマット化する方法が提
案された（実公昭≠ターμ２７２６号）。しかし、この
方法では得られる表面凹凸には限度があり、またしばし
ば支持体の破断強度が低下することが認められた。

更に、粒子サイズｏ、ｏｏ、２〜μμの無機顔料とバイ
ンダーからなるクリーニング層を支持体上に設けたリー
ダーテープも知られている（特公昭オター７ｔ３／号）
。このリーダーテープはクリーニング効果は大きいが、
硬い無機顔料が磁気ヘッド面から付着物を研磨する際に
、ヘッド面を傷つけることがあり、この傷によって史に
磁気テープが傷つくため、感度及びＳ／Ｎが劣化するこ
とがあることがわかった。又、オーディオカセット及び
ビデオカセット等にリーダーテープを端部に有する磁気
テープを巻込む際、リーダーテープをハブに係止用ピン
、係止用爪で係止させるが、その時クリーニング層中の
硬い黒磯顔料が強い圧力により、支持体を傷付は切断す
る故障が発生することがあった。

従って、本発明の目的は、第７に、優れたクリーニング
効果を持つリーダーテープを有する磁気テープを提供す
ることにあり、第１に、磁気ヘッド、ガイドポール及び
テープ細断用の刃等を層積させないリーダーテープを有
する磁気テープを提供することにあり、第３に、リーダ
ーテープをハブに係止する際、リーダーテープ切断を防
止出来るリーダーテープを有する磁気テープを提供する
ことにあり、第≠に、リーダーテープをハブに係止した
後の係止力が大きいリーダーテープを有する磁気テープ
を提供することにあり、第ｊｙこ、繰返し使用してもク
リーニング効果の劣化が少いリーダーテープを有する磁
気テープを提供することにある。

本発明の上記の目的は、支持体の片面又は両面ニクｌｌ
−ニング層を設けてなり、該クリーニング層がバインダ
ー、熱可塑性高分子粉体及び熱硬化性高分子粉体を含み
、且つリーダーテープの光透過率が２０５Ａ以上である
リーダーテープを少なくとも一方の端部に有する磁気テ
ープによって遠戚される。

本発明において使用される有機熱可塑性高分子粉体の例
としては、アセチルセルロース、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリスチレン、熱可塑型ポリエステル、ポリ
アミド、ポリアクリロニトリル、ポリアセタール樹脂粉
末等がある。

これらの有機熱可塑性高分子粉体のサイズは、０、／〜
２０μ（特に好ましくは、最大粒子サイズ１０μで平均
粒子サイズが２．０〜３．ｊμである。）でサイズが０
．／μより小ぜいとクリーニング効果が劣化し好捷しく
なく、ｉｏμより大きいと粗面を形成した際表面の凸凹
が大きくなり、磁気テープを巻込んだ際、磁気テープへ
凸凹が写りレベル低下等の開祖を発生させ好ましくない
。

又、本発明において使用される有機熱硬化性高分子粉体
の例としては、フェノール樹脂、尿素樹脂、トリアジン
系樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、フラン樹脂、ア
クロレイン系樹脂等がある。

これらの有機熱硬化性高分子粉体のサイズはＯ９／−１
０μで特に平均粒子サイズ０．３〜３μが好ましい。粒
子サイズが０．／μより小きいとクリーニング効果が劣
化し好ましくなく、粒子サイズが１０μより大きいとリ
ーダーテープをハブに係止する時テープが切断する故障
の発生が普くなり　Ｓ　　− 好甘しくない。

熱可塑性高分子粉体と熱硬化性高分子粉体の混合割合は
重量比、２／りｒ−≠が好ましく、有機熱可塑性高分子
粉体の混合割合を１０％より多くなると、リーダーテー
プをハブに係止した後の係止力が劣化し、又繰返し使用
した時のクリーニング効果の劣化もあり好ましくない。

又有機熱硬化性高分子粉体の混合割合を７ｆ％以上にす
るとリーダーテープをノ・ヅに係止する際にリーダーテ
ープが切断する故障が発生し好ましくない。

これら混合した有機高分子粉体は支持体上に保存される
ために、バインダー（たとえば塩化ビニル−酢酸ビニル
樹脂、ニトロセルロース、塩化ビニル−塩化ビニリデン
樹脂、ポリウレタン樹脂、水溶性ポリマー（たとえばポ
リビニルアルコールナト）、ポリエチレンラテックスな
ど）と混合される。混合した有機高分子粉体とバインダ
ーの量は重量比で／／６〜３、好ましくはｌ／ｊ〜／で
ある。

４− これらの比率を変えろことによって光透過率を変えるこ
とができる。

この様Ｖこして得られる混付物は支持体の片面又は両面
の全面又は一部分に塗布される。

この際、有機高分子粉体を直径ｊ−，：２０μの島状に
し島と島の間隔をｔ−，２０μになる様に塗布すると光
透過率をｉｏ〜３０％調整することもできる。即ち、有
機高分子粉体を使用することにより光透過率のコントロ
ールが容易になる。

塗布に使用する溶剤は有機高分子粉体を溶解しないもの
であればよく、たとえばメチルエチルケトン−トルエン
混合に４剤などが用いられる。

本発明ｅこおいて、支持体（厚さｊ〜３ｊμ）、磁性体
、バインダー及び他の椎加剤は公知のものが使用できる
。これらＶこついては、たとえば、特開昭！λ−／　０
１＃０４を号に記載されている。

本発明の磁気テープは下記に示す性質のリーダーテープ
を有する。

（１）・・ブにテープを係止した後の係と力が大きい。

（２）ハブにテープを係止した際係止部にテープ切断が
発生しない。

（３）クリーニング効果が優れている。この効果は磁気
ヘッドだけでなく、ガイドポール、キャプスタン、ピン
チローラ−の表面の汚れに対しても有効である。

（４）　　クリーニング時に磁気ヘッドの表面に傷が生
じない。

（５）繰返し使用してもクリーニング効果の低丁は少い
。

（６）光透過率のコントロールが容易となり、しかも高
光透過率とすることができるため、磁気テープの終端を
光電センサー検出する磁気記録装置に対しても適してい
る。

以下に本発明を実施例及び比較例により（に具体的に説
明する。ここｅこ示す成分、操作、順序等は本発明の精
神から逸脱しない範囲において変更しうるものであるこ
とは本業界に携されるものにとっては容易に理解出来る
ことである。

実施例１ 厚味２０μのポリエチレンテレフタレート支持体表面に
乾燥後の塗布厚がｒμに々るように平均粒径λ、ｊμの
ポリエチレン粉末（融点１ｌｔ０Ｃ１密度０．りｊ）と
平均粒径１．Ｊ′μのトリアジン系樹脂粉末（真比重１
，３り、屈折率約／、夕、軟化点なし）と、塩酢ビ共重
合体（共重合比７：３、重合度≠００）及びポリウレタ
ン樹脂の混合分散物の塗膜を形成した。

更にこのテープを３，１ｍ７１１幅に細断してクリーニ
ングリーダーテープを得た。

このクリーニングリーダーテープをノ・ブに係止させ、
その時の係止力及び係止時のテープ切断発生について調
べると共に、このクリーニングリーダーテープを１ｍカ
セットハーフ内に収納し、このカセットをあらかじめ汚
した磁気ヘッドを有するカセットレコーダーにて走行さ
せた時、その汚れが取り除ける回数を調べた。従って、
汚れが取れるまでの走行回数が少いほどクリーニング効
果は大きい。同時に同一回数走行させた時のヘッド而の
偽を調べたつ −デ　　− 実施例２ 有機熱硬化性高分子粉末としてトリアジン系樹脂粉末を
用い、有機熱可塑性高分子粉末としては下表に示す粉末
を用いる以外は実施例１と同様の操作全繰返した。但し
クリーニング層の乾燥膜厚はｇμ、有機熱可塑高分子粉
末と有機熱硬化性高分子粉末の混合重量比は１０ニア０
であった。結果を丁記に示す。

−／　λ　− ｌｌ　　− これらの係止力及び係止時テープ切断発生率、クリーニ
ング効果は上表に示すように有機熱可塑性高分子粉体の
種類を変えても効果は変らず優れていることがわかった
。

実施例３ 有機熱可塑性高分子粉体としてポリエチレン粉末を用い
、有機熱硬化性高分子粉末としては下表に示す粉末を用
いる以外は実施例１と同様の操作を繰返した。

但し、クリーニング啼の乾燥膜厚ばｇμ、有機熱可塑性
高分子粉末と有機熱硬化性高分子粉末の混合重量比はノ
Ｏ：りＯであった、３結果を前記（（示す。

一７≠− これらの係止力及び係止時テープ切断発生率、クリーニ
ング効果は上表に示すように有機熱硬化性高分子粉体の
種類を変えても効果は変らず優れていることがわかった
。

実施例４ 有機高分子粉末の混合物とバインダーの重−敬比は、下
表に示す割合以外は実施例／と同様の操作を繰返した。

但しクリーニング層の乾燥膜厚はｇμ、有機高分子粉末
の混合Ｃ吻としては、有機熱可塑性高分子粉末としてポ
リエチレン粉末を用い、有機熱硬化性高分子粉末として
トリアジン系樹脂を用い、それらの混合割合はｌθ：デ
Ｏであった。

結果を下表に示す。

一／Ａ− 一　／　夕　− 高分子粉体混合物ｉｏｏ重量部に対しバインダー量３０
重量部以下では係止時テープ切断率が高くなり、又塗膜
脱洛も悪化し好捷しくなかった。

又、バインダー量がｒ　ｏ　ｏ　屯−ｉ部以上になると
クリーニング効果が劣化し好ましくなかった。

実施例５ 実施例１のサンプル屋りを次の比較用サンプルと比較し
その結果を下表に示す、 比較用サンプル 有機高分子粉末の混合物を平均粒径０，３μの酸化チタ
ン（ＴｉＯ２）を用いる以外は実施例１と同様にしてリ
ーダーテープを得た。

λ種類のリーダーテープをカセットテープにそれぞれ接
合しオーテイオカセットレコーダーｆ　同一回数走行さ
せた時のヘッド面の傷を調べた。リーダーテープ３０７
１１ｆカセツト・・−フ内に収納しそれ金オーディオカ
セットレコーダーにてｊＯ往後後走行せ、磁気ヘッドの
摩耗知を調べた。但し１更用した磁気ヘッドＶよ、軟質
パーマロイ類である。

又２種類のリーダーテープをハブに係止させ、その時の
係止力及び係止時のテープ切断発生率を調べた。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 支持体の片面又は両面にクリーニング層を設けてなるリ
   ーダーテープを少なくとも一方の端部に有する磁気テー
   プにおいて、該クリーニング層が（１）バインダー、（
   ２）粒子サイズ０．／、２θμの有機熱可塑性高分子粉
   体及び（３）粒子サイズ０．／〜１０μの有機熱硬化性
   高分子粉体を含み、且つリーダーテープの光透過率が、
   ２０％以上であることを特徴とするリーダーテープを有
   する磁気テープ。