JPS589843B2 - 留め具 - Google Patents

留め具

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JPS589843B2
JPS589843B2 JP53093473A JP9347378A JPS589843B2 JP S589843 B2 JPS589843 B2 JP S589843B2 JP 53093473 A JP53093473 A JP 53093473A JP 9347378 A JP9347378 A JP 9347378A JP S589843 B2 JPS589843 B2 JP S589843B2
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JP
Japan
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locking
pressure receiving
block
fastener
thin wall
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Expired
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JP53093473A
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JPS5433943A (en
Inventor
高木明
石井宏和
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kojima Industries Corp
Original Assignee
Kojima Press Industry Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、自動車等の構造物、各種機器において電気
配線を施す場合に、薄鋼板等よりなる被固着体に穿設さ
れた係合孔に係止され、かつ電線と上記被固着体との接
触を防止し得るように合成樹脂により一体状に形成され
た留め具に関するものである。
本発明留め具は初期発明の留め具をさらに改良したもの
で、初期発明の留め具Mは合成樹脂等からなるもので、
第1図に示すように、基盤部101の一部より断面略長
方形状の中央軸102を垂設し、同中央軸102の先端
部には左右側方へ張出す受圧面104を備える略弾頭形
状の受圧ブロック103が一体に形成され、中央軸10
2と受圧ブロック103との結合部には上端に平面状の
肩部106を有し、水平断面として内側面107を底面
とする略かまほこ状で垂直断面として下端部を尖端とす
る略くさび形状を有する一対の係止ブロック105を薄
肉部108を介して中央軸102に対して斜上方へ左右
対称に一体に斜出して設けられ、この左右対称の係止ブ
ロック105の上端に形成した肩部106には上方へ垂
設される首部109と同首部109の上端には基盤部1
01の下面と所定の間隔を隔てて水平状の係止棒110
が一体に形成されている。
このように形成された左右対称の係止フロック105は
薄肉部108を中心としてその内側面107が中央軸1
02に対し接離可能に回動しつるように形成されている
上記のように構成された初期発明の留め具Mは(イ)わ
ずかな挿入力で被固着体111に挿入が可能であるにも
拘らず強大な係止強度をもち、作業性と機能とを両立さ
せることができる。
(ロ)被固着体111の係合孔112の孔径の各製造工
程における誤差を吸収しうる。
(ハ)電線Wの配線のとき、傷付き易い箇所に配線する
場合、電線Wを鋼板から浮かすことによって、短絡等の
防止が可能である。
(ニ)板厚のちがった被固着体111にもがたがなく、
嵌装することが可能である。
等の作用効果を奏するものである。
しかしながら、初期発明の留め具Mの係止ブロック10
5の首部109に係止棒110を設けたことから、被固
着体111の板厚にも限度がある。
そこで本発明は上記初期発明の作用効果を具備するとと
もに、被固着体の板厚範囲を広げることができてその汎
用性を向上し、しかもかたつきをなくし確実に係止して
電気配線等を安定した状態で配設することのできる留め
具を提供することを目的とするものである。
次に、本発明の一実施例を図面にしたがって説明する。
まず、留め具係止状態を示す第3図について概説すると
、図中16は留め具Mを係止する被固着体で、薄鋼板等
よりなり、係合孔17を備え、留め具Mは該係合孔17
へ図示上方より押し込まれ左右の係止ブロック7と係止
片15との間に被固着体16を挾むように形成されてい
る。
なお、Wは留め具Mの基盤部1の上に支持された電線で
ある。
次に、本例留め具Mについて説明すると、1は基盤部で
平板状を備え、その上面に電線を支持し得るように形成
され、該基盤部1の中央部から断面略長方形状の中央軸
2が垂直に延出され、その先端部に以下詳述の受圧ブロ
ック3が、上記中央軸2の左右両側面より外側へ張り出
して後述の受圧面4を形成するように設けられている。
該受圧ブロック3の外側面には、上記被固着体16の係
合孔17へ嵌装する場合の案内曲面5および6をもち、
図示のように先細元太の略弾頭形状をなしている。
この略弾頭形状に形成されだ受圧ブロック3の受圧面4
の図示左右端部には中央軸2を挾んで左右対称の一対の
係止ブロック7が薄肉部12を介して中央軸2に対し所
定の相対する角度をもって斜上方に一体に形成されてい
る。
7は上記した左右一対の係止ブロックであって、留め具
Mに引き抜き荷重がかかつて係止ブロック7が下方へ押
圧された場合、係止ブロック7の下端部8が受圧面4に
よって積極的に受け止められるもので、その形状は下端
部8から首部9に至る内側面10は平滑面として中央軸
2に対向し係止ブロック7の中央軸2に向っての回動変
位が阻害されないように形成されている。
また係止ブロック7の外側面11は上記内側面10を底
面としてかまぼこ状に外側方へ張り出し下方に近づくに
従って次第にその張り出し量を減じて垂直断面がほほく
さび形状に形成され、下端部8は尖鋭に形成されている
このように形成された係止ブロック7の外側面11の下
端寄りには弾性能を有する薄肉部12が形成されて受圧
ブロック3の受圧面4の左右端に弾力性を保持して一体
に接合されている。
まだ、薄肉部12と受圧ブロック3との接合部の内側に
は係止ブロック7の動きによって薄肉部12に応力が作
用することを防止するため凹部13が形成されている。
また、一方、係止ブロック7の上端には被固着体16の
下面と対向する平面状の肩部14が形成されるとともに
同肩部14には所定の長さで上方へ立上る首部9か形成
されている。
また、基盤部1の図示左右端部の下面中央には、基盤部
1の端面より下方側方へ下傾状に延出する係止片15が
設けられ、との係止片15は先細に形成されて弾性変形
可能に形成されるとともに、同片15の自由端は首部9
の自由端より図示のように下方となる位置まで延設され
ている。
このように形成された留め具Mの左右の係止ブロック7
は薄肉部12を中心として内外方向へ回動しつるように
形成されている。
次に、上記のように構成された本実施例の作用および効
果について説明する。
さて、本例留め具Mの受圧フロック3を被固着体16に
貫設された係合孔17に挿通すると左右の係止ブロック
7の外側面11が係合孔17の孔縁に当接され、留め具
Mに下方への荷重Fを加えて挿入すると、左右の係止ブ
ロックは薄肉部12を中心として中央軸2方向へそれぞ
れ回動変位する。
との回動変位の過程で係止ブロック7の尖鋭な下端部8
は受圧ブロック3の受圧面4に当接し、さらに回動変位
により下端部8は受圧面4に案内摺動されて、中央軸2
と受圧ブロック3との接合角部に当接される。
なお、合成樹脂材料に屈曲強度、圧縮強度、表面硬度等
が優れ、かつ剛性も大きいポリプロピレンを選び、薄肉
部12にインテグラル・ヒンジを与える肉厚を選ぶと挿
入抵抗は相当軽減される。
したがって、本例留め具Mは極めて小さい力で容易に係
合孔17に挿入することができる。
しかして、係止ブロック7は肩部14の最外端部18が
係合孔17を通過するまで中央軸2の方向へ回動される
なお、本例留め具Mの設計に際して肩部14と内側面1
0との接点19と中央軸2との角度間隔を肩部寸法すな
わち18〜19間の寸法より大きくすることによって、
その差に応じて係合孔17の孔径の適応範囲が拡がるも
ので、しかも、係止ブロック7の下端部8は自由な状態
にありかつ凹部13を設けたので薄肉部12の弾性変形
も容易であるから、最小径の適用範囲が拡げられるもの
で、従って各製造工程で発生する孔径の誤差を充分に吸
収することができる。
なお、この場合、図示のように基盤部1の両縁に形成さ
れた係止片15の先端部は被固着体16の上面に近接あ
るいは当接されている。
このように、係合孔17の径に応じて左右の係止ブロッ
ク7は中央軸2側へ回動して係合孔17を通過すると、
まだ、荷重Fが下方へ作用しているがその荷重Fは係止
片15により受け止められる。
係止ブロック7の最外端部18が係合孔17を通過する
と薄肉部12に復元力が働き係止ブロック7を元の位置
に戻そうとするが、首部9が係合孔17の孔縁に規制さ
れて止まると同時に首部9の長さより薄い板厚の被固着
体16に嵌装された場合には、薄肉部12に発生する復
元力と首部9の傾きにより左右の係止ブロック7の肩部
14の面は被固着体16の下面に押付けられ、さらに、
基盤部1に形成した係止片15の復元力により引き抜き
側への力が作用してがたつきを防止し、強固に係着する
ことができる。
また、基盤部1に形成した係止片15は弾性変形可能に
形成したので図示二点鎖線で示すように首部9の長さよ
り板厚の厚い被固着体16であっても、初期発明の留め
具Mの係止棒110により制限されることなく係止片1
5の変形限度内においてこれを許容して板厚の範囲を拡
げることができる。
次に、嵌装後、本例留め具Mに引抜荷重Fが作用した場
合について説明すると、引抜荷重Fは中央軸2を介して
受圧ブロック3を引上げる力として働き、ついで中央軸
2と受圧ブロック3との接合角部にその下端部8を当接
した左右の係止ブロック7に分力として作用し係止ブロ
ック7の肩部9が被固着体16の下面に押圧される。
その後さらに引抜荷重Fが作用するとこの引抜荷重Fは
左右の係止ブロック7およひ受圧ブロック3により確実
に受け止められる。
まだ、引抜荷重Fの分力により同時に発生する左右の係
止ブロック7への拡開作用は係止ブロック7の肩部14
に垂設した首部9によりその拡開することが防止されて
、強大な係止強度を具有するものである。
また、薄肉部12は受圧ブロック3の受圧面4の端縁と
係止ブロック7の外側面の下端部寄りとを接続するとと
もに凹部13を設ける構成としたものであるから、引抜
荷重Fおよび係止ブロック7の動きにより薄肉部12に
直接応力が作用しないことから薄肉部12の機能の劣化
を防止することができ、留め具Mの耐用度を高めること
ができる。
このように本例留め具Mはわずかな挿入力で被固着体1
6に挿入可能であるにもかかわらず、強大な係止強度を
有し、作業性と機能とを両立させることができる。
なお、上記した実施例においては中央軸2の左右両側に
対称状の係止ブロック7を設けて例示したがこれに限定
するものではなく、例えば中央軸2の外周に沿って3個
以上の係止ブロックを放射状に設けてもよい。
さて、本発明は合成樹脂等からなる留め具であって、 (イ)基盤部の一部より断面略長方形状の中央軸を垂設
し、同中央軸の先端部には左右側方へ張出す受圧面を備
える略弾頭形状の受圧ブロックを一体に形成したこと。
(ロ)前記受圧ブロックの受圧面の端縁には上端に平面
状の肩部を有しかつ水平断面として内側面を底面とする
略かまぼこ形状で垂直断面として下端部を尖端とする略
くさび形状を有する一対の係止ブロックの外側面の下端
部寄りの一部に薄肉部を介して前記中央軸に灯して斜上
方へ左右対称に一体に斜出状に設け、かつ前記薄肉部と
受圧ブロックとの接合部に凹部を形成したこと。
(ハ)前記左右対称の係止ブロックの上端に形成した肩
部の中央には上方へ立上る首部を形成したこと。
(ニ)前記基盤部の前記係止ブロックと対応する左右の
端縁下面には下方側方へ下傾状に弾性能を有する係止片
を設けたこと。
(ホ)前記左右対称の係止ブロックは前記薄肉部を中心
としてその内側面が前記中央軸に対し接離可能に回動す
ること。
以上、(イ)〜(ホ)の要件にて構成したことにより、
(a)わずかな挿入力で被固着体に挿入が可能であるに
も拘らず強大な係止強度をもち、作業性と機能とを両立
させることができる。
(b)被固着体の係合孔の孔径の各製造工程における誤
差を吸収しうる。
(c)電線の配線のとき、傷付き易い箇所に配線する場
合、電線を鋼板から浮かすことによって、短絡等の防止
が可能である。
(d)基盤部の下面両側に弾性変形可能な係止片を設け
たので係止ブロックに形成した首部の長さより板厚の厚
い被固着体であっても、係止片の変形限度内において板
厚の範囲を拡げることができるとともにがたつきなく強
固に係着することができる。
(e)薄肉部には直接外力が及ばないので薄肉部の劣化
を防止することができるとともに留め具としてその耐用
度を高めることができる。
(f)上記実施例においては、被固着体の係合孔は丸孔
の場合を例示しだが、本発明においては必ずしもこれに
限ることなく、たとえは、角孔等にすることも可能であ
る。
等の各種のすぐれた特徴を有し、本発明の資するところ
きわめて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は初期発明を示し、第1図は拡大斜
視図、第2図は使用状態を示す正面図、第3図ないし第
7図は本発明の一実施例を示し、第3図は使用状態を示
す正面図、第4図は留め具の正面図、第5図は同じく側
面図、第6図および第7図は作用説明図である。 1・・・基盤部、2・・・中央軸、3・・・受圧ブロッ
ク、4・・・受圧面、7・・・係止ブロック、9・・・
首部、10・・・内側面、11・・・外側面、12・・
・薄肉部、13・・・凹部、14・・・肩部、15・・
・係止片、M・・・留め具。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 合成樹脂等からなる留め具であって、(イ)基盤部
    の一部より断面略長方形状の中央軸を垂設し、同中央軸
    の先端部には左右側方へ張出す受圧面を備える略弾頭形
    状の受圧ブロックを一体に形成したこと。 (ロ)前記受圧ブロックの受圧面の端縁には上端に平面
    状の肩部を有しかつ水平断面として内側面を底面とする
    略かまぼこ形状で垂直断面として下端部を尖端とする略
    くさび形状を有する一対の係止ブロックの外側面の下端
    部寄りの一部に薄肉部を介して前記中央軸に対して斜上
    方へ左右対称に一体に斜出状に設け、かつ前記薄肉部と
    受圧ブロックとの接合部に凹部を形成したこと。 (ハ)前記左右灯称の係止ブロックの上端に形成した肩
    部の中央には上方へ立上る首部を形成したこと。 (ニ)前記基盤部の前記係止ブロックと対応する左右の
    端縁下面には下方側方へ下傾状に弾性能を有する係止片
    を設けたこと。 (ホ)前記左右対称の係止ブロックは前記薄肉部を中心
    としてその内側面が前記中央軸に対し接触可能に回動す
    ること。 以上、(イ)〜(ホ)の要件にて構成したことを特徴と
    する留め具。
JP53093473A 1978-07-31 1978-07-31 留め具 Expired JPS589843B2 (ja)

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