JPS5893893A - 連続メツキ装置 - Google Patents
連続メツキ装置Info
- Publication number
- JPS5893893A JPS5893893A JP19065981A JP19065981A JPS5893893A JP S5893893 A JPS5893893 A JP S5893893A JP 19065981 A JP19065981 A JP 19065981A JP 19065981 A JP19065981 A JP 19065981A JP S5893893 A JPS5893893 A JP S5893893A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- anode
- ion exchange
- plating
- anode chamber
- chambers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、、帯状の金属を走行させながら連続的に電気
メッキするための装置に関する。
メッキするための装置に関する。
従来、被メツキ金属を陰極とし、不溶性の陽極を用い、
メッキすべき金属の塩の水溶液をメッキ浴液として電気
メッキする方法は公知である。またメッキ浴液と陽極液
とを異なる組成とし、その間をイオン交換膜によって仕
切る型の電気メツキ槽も知られている(例えば特公昭5
1−2900号公報参照)。しかしこの型−9電気メツ
キ槽においては1通常は帯状金属をメッキすることは1
発生ガスがイオン交換膜に付着して摺電圧を高くしたり
、メッキむらを生ずるので困難である。
メッキすべき金属の塩の水溶液をメッキ浴液として電気
メッキする方法は公知である。またメッキ浴液と陽極液
とを異なる組成とし、その間をイオン交換膜によって仕
切る型の電気メツキ槽も知られている(例えば特公昭5
1−2900号公報参照)。しかしこの型−9電気メツ
キ槽においては1通常は帯状金属をメッキすることは1
発生ガスがイオン交換膜に付着して摺電圧を高くしたり
、メッキむらを生ずるので困難である。
本発明者らは、前記の電気メツキ法において、例えば帯
鋼などの帯状金属を走行させながら連続的に電気メッキ
しうる装置を開発するため種々研究した結果、本発明を
完成した。
鋼などの帯状金属を走行させながら連続的に電気メッキ
しうる装置を開発するため種々研究した結果、本発明を
完成した。
本発明は、メッキすべき金属の塩を含有する水溶液が満
たされるメッキ槽、不溶性の多孔質陽極を内蔵し少なく
とも1個の側壁がイオン交換膜から成る、メッキ槽の内
部に取付けられた少なくとも1個の陽極室、陽極液を循
環するための機構、及び帯状の金属の少なくとも片面と
陽極室のイオン交換膜面とが対面するように帯状金属を
メッキ槽内に案内するための機構から構成されることを
特徴とする、帯状の金属を走行させながら連続的に電気
メッキするための装置である。
たされるメッキ槽、不溶性の多孔質陽極を内蔵し少なく
とも1個の側壁がイオン交換膜から成る、メッキ槽の内
部に取付けられた少なくとも1個の陽極室、陽極液を循
環するための機構、及び帯状の金属の少なくとも片面と
陽極室のイオン交換膜面とが対面するように帯状金属を
メッキ槽内に案内するための機構から構成されることを
特徴とする、帯状の金属を走行させながら連続的に電気
メッキするための装置である。
本発明の装置を用いれば、普通の各種の帯状金属に種々
のメッキ被覆を形成することができる。例えば鋼板上へ
の銅、ニッケル、亜鉛、鉄その他のメッキ又はこれらの
合金ならびに複合及び分散メッキ又は多層メッキを行う
ことができる。このように被メツキ帯状金属とメッキ被
覆金属との適宜に組合せにより、従来公知の装飾、耐食
その他の目的で行われるすべてのメッキが可能である。
のメッキ被覆を形成することができる。例えば鋼板上へ
の銅、ニッケル、亜鉛、鉄その他のメッキ又はこれらの
合金ならびに複合及び分散メッキ又は多層メッキを行う
ことができる。このように被メツキ帯状金属とメッキ被
覆金属との適宜に組合せにより、従来公知の装飾、耐食
その他の目的で行われるすべてのメッキが可能である。
本発明の連続電気メツキ装置に用いられるメッキ槽自体
は普通のものであってよく、これにメッキすべき金属の
塩を含有する水溶液(メッキ浴液)が満たされる。メッ
キ浴液には通常の電気メッキに使用される種々の添加物
1例えば界面活性剤、光沢剤、pH調整剤その他の補助
剤を添加することができる。
は普通のものであってよく、これにメッキすべき金属の
塩を含有する水溶液(メッキ浴液)が満たされる。メッ
キ浴液には通常の電気メッキに使用される種々の添加物
1例えば界面活性剤、光沢剤、pH調整剤その他の補助
剤を添加することができる。
メッキ槽の内部にをζ少なくとも1個の陽極室が普通の
適宜な手段で1例えば着脱可能に取付けられる。この陽
極室は好ましくは縦長の立方体の形で、その少なくとも
1個の側壁好ましくは面積の大きい壁がイオン交換膜か
ら成る。また陽極室には不溶性の多孔質陽極が内蔵され
ており、これは好ましくはイオン交換膜の内側に隣接し
て、その背後に陽極液を存在させうる空間部を有してい
る。陽極室には、陽極液(一般に希硫酸)の供給口及び
排出口が設けられており、これらは陽極液循環機構に連
結される。この循環機構は液体の循環のための普通のも
のであってよく、一般に陽極液タンク、このタンクと陽
極液供給口及び排出口とを連結する配管系ならびにポン
プから成る。
適宜な手段で1例えば着脱可能に取付けられる。この陽
極室は好ましくは縦長の立方体の形で、その少なくとも
1個の側壁好ましくは面積の大きい壁がイオン交換膜か
ら成る。また陽極室には不溶性の多孔質陽極が内蔵され
ており、これは好ましくはイオン交換膜の内側に隣接し
て、その背後に陽極液を存在させうる空間部を有してい
る。陽極室には、陽極液(一般に希硫酸)の供給口及び
排出口が設けられており、これらは陽極液循環機構に連
結される。この循環機構は液体の循環のための普通のも
のであってよく、一般に陽極液タンク、このタンクと陽
極液供給口及び排出口とを連結する配管系ならびにポン
プから成る。
陽極室は2個の対向する側壁がイオン交換膜から成り、
その内側に隣接して陽極が内蔵されていてもよい。また
このような陽極室においては、前記の陽極間に隔板を設
けて、2個の副電極室に分けることもできる。
その内側に隣接して陽極が内蔵されていてもよい。また
このような陽極室においては、前記の陽極間に隔板を設
けて、2個の副電極室に分けることもできる。
さらに1、連続的に走行する被メツキ金属としての帯状
金属をメッキ槽内に案内するための機構、例えばガイド
ロールは、メッキ槽内部に取付けられた陽極室のイオン
交換膜面と帯′状金属の少なくとも片面とが対面するよ
うに配置される。帯状金属の両面にメッキを施す場合に
は、少なくとも1対(2個)又は好ましくは2対(4個
)の陽極室が用いられ、各1対の陽極室のイオン交換膜
面を比較的狭い間隔で互いに向い合わせ、その間を帯状
金属が走行するように案内することが好ましい。また片
面メッキの場合には、少なくとも1個好ましくは1対の
陽極室をより広い間隔でイオン交換膜面が対向するよう
に配置し、そして帯状金属が一方のイオン交換膜面に近
接して通過したのち、金属のメッキを施された面が他方
のイオン交換膜面に対向して通過するように配置するこ
とが好ましい。さらに前記の2個の陽極が内蔵された隔
板を有し又はそれを有しない陽極室を1個用い、帯状金
属を陽極室の対向するイオン交換体側壁に沿って導くこ
とによっても片面メッキを施すことができる。なお帯状
金属及び多孔質陽極にはそれぞれ通常゛の手段で負及び
正の電流が流される。
金属をメッキ槽内に案内するための機構、例えばガイド
ロールは、メッキ槽内部に取付けられた陽極室のイオン
交換膜面と帯′状金属の少なくとも片面とが対面するよ
うに配置される。帯状金属の両面にメッキを施す場合に
は、少なくとも1対(2個)又は好ましくは2対(4個
)の陽極室が用いられ、各1対の陽極室のイオン交換膜
面を比較的狭い間隔で互いに向い合わせ、その間を帯状
金属が走行するように案内することが好ましい。また片
面メッキの場合には、少なくとも1個好ましくは1対の
陽極室をより広い間隔でイオン交換膜面が対向するよう
に配置し、そして帯状金属が一方のイオン交換膜面に近
接して通過したのち、金属のメッキを施された面が他方
のイオン交換膜面に対向して通過するように配置するこ
とが好ましい。さらに前記の2個の陽極が内蔵された隔
板を有し又はそれを有しない陽極室を1個用い、帯状金
属を陽極室の対向するイオン交換体側壁に沿って導くこ
とによっても片面メッキを施すことができる。なお帯状
金属及び多孔質陽極にはそれぞれ通常゛の手段で負及び
正の電流が流される。
本発明による前記の構成及び配置は、帯状金属の連続的
電気メッキを簡単かつ経済的な手段で可能にする。陽極
室を着脱可能に取付けることにより、必要に応じてメッ
キ槽から取り出し、イオン交換膜の交換、電極の交換又
は再活性化などを行う、ことができる。このため予備の
陽極室を用いることにより、極めて容易にかつ短時間で
補修が可能となり、工場での運転停止時間を短縮し生産
性を向上することができる。
電気メッキを簡単かつ経済的な手段で可能にする。陽極
室を着脱可能に取付けることにより、必要に応じてメッ
キ槽から取り出し、イオン交換膜の交換、電極の交換又
は再活性化などを行う、ことができる。このため予備の
陽極室を用いることにより、極めて容易にかつ短時間で
補修が可能となり、工場での運転停止時間を短縮し生産
性を向上することができる。
第1図は本発明の連続メッキ装置の一例を示す概要図で
ある。第1図において、帯状の禽り金属1は適当な駆動
手段により矢印の方向へ移動しており、その間にメッキ
浴液が満たされたメッキ槽2に入り、そこで電気メッキ
される。
ある。第1図において、帯状の禽り金属1は適当な駆動
手段により矢印の方向へ移動しており、その間にメッキ
浴液が満たされたメッキ槽2に入り、そこで電気メッキ
される。
メッキ槽2の内部には、不溶性の多孔質呻極6を内蔵す
る陽極室4が着脱可能に固定される。
る陽極室4が着脱可能に固定される。
使用できる。この例における陽極室4は、1個の側壁が
イオン交換膜5、特に陰イオン交換膜又は両性イオン交
換膜から成り、その内側に隣接して陽極3が収納されて
いる。
イオン交換膜5、特に陰イオン交換膜又は両性イオン交
換膜から成り、その内側に隣接して陽極3が収納されて
いる。
第1図には帯状金属板の両面にメッキを行う場合の一例
が示されており、同様に構成された4個の陽極室が用い
られ、そのうちの各1対の陽極室4及び4aならびに4
b及び4Cは、それらのイオン交換膜面が互いに向い合
うように配置されている。しかし片面のみにメッキを行
う場合には、例えば陽極室4a及び4bは不要である。
が示されており、同様に構成された4個の陽極室が用い
られ、そのうちの各1対の陽極室4及び4aならびに4
b及び4Cは、それらのイオン交換膜面が互いに向い合
うように配置されている。しかし片面のみにメッキを行
う場合には、例えば陽極室4a及び4bは不要である。
各陽極室には、タンク6で調整された陽極液がポンプ7
を用いて配管30により送られる。
を用いて配管30により送られる。
陽極室内液及び場合により陽極上で発生する。ガスは配
管61を通してタンク6に直接に又は適当な処理工程を
経たのち返送される。タンク6に返送された陽極液はそ
こで脱気され、配管32から薬剤例えば中和剤等を投入
して液組成、pH等の調整ののち再赫陽極室に供給され
る。
管61を通してタンク6に直接に又は適当な処理工程を
経たのち返送される。タンク6に返送された陽極液はそ
こで脱気され、配管32から薬剤例えば中和剤等を投入
して液組成、pH等の調整ののち再赫陽極室に供給され
る。
帯状金属板1はガイドロール8によりまず陽極室4と4
aの間を通ったのち4bと40の間を通るように案内さ
れる。その場合の極間距離は通常のメッキにおける距離
、例f&f”約5〜50m1iになるようにする。なお
帯状金属板1は通電ロール9により陰極とされ、各陽極
3はブスバー10に接続される。
aの間を通ったのち4bと40の間を通るように案内さ
れる。その場合の極間距離は通常のメッキにおける距離
、例f&f”約5〜50m1iになるようにする。なお
帯状金属板1は通電ロール9により陰極とされ、各陽極
3はブスバー10に接続される。
メッキ槽−陽極室からのユニットを直列に複数個設ける
ことにより必要なメッキ厚−を得ることもできる。第2
図は2個のユニットを設けた場合の例を示す。第3図及
び第4図には2個のユニットを用いる他の態様が示され
ている。これらの場合には、対向する両側壁がイオン交
換膜から成る陽極室4′がメッキ槽2内に取付けられる
。第3図の装置により帯状金属1の片面に、第4図の装
置によりその両面にメッキが施される。さらに陽極室4
′の変形として、陽極間に隔板を設けることもできる(
図示しない)。この種の陽極室はζ第1図に示す2個の
陽極室4がそれらのイオン交換膜面に対向する側壁にお
いて適宜な手段例えばはり付げにより固着されたものに
相当する。
ことにより必要なメッキ厚−を得ることもできる。第2
図は2個のユニットを設けた場合の例を示す。第3図及
び第4図には2個のユニットを用いる他の態様が示され
ている。これらの場合には、対向する両側壁がイオン交
換膜から成る陽極室4′がメッキ槽2内に取付けられる
。第3図の装置により帯状金属1の片面に、第4図の装
置によりその両面にメッキが施される。さらに陽極室4
′の変形として、陽極間に隔板を設けることもできる(
図示しない)。この種の陽極室はζ第1図に示す2個の
陽極室4がそれらのイオン交換膜面に対向する側壁にお
いて適宜な手段例えばはり付げにより固着されたものに
相当する。
、 第5図は、本発明に用いられる陽極室の一例を示す
一部破断した斜視図である。陽極室4の本体はポリ塩化
ビニルなどの樹脂製が一般的で、この例においては額縁
状枠11により、イオン交換膜5が陽極3上に押付けら
れている。枠11は場合によりスペーサ(桟)13を有
し、これはイオン交換膜が陽極室内圧の増大により膨張
するのを防、止するために、また帯状金属の波打ち等に
よるイオン交換膜の傷つき防止のためにも有効である。
一部破断した斜視図である。陽極室4の本体はポリ塩化
ビニルなどの樹脂製が一般的で、この例においては額縁
状枠11により、イオン交換膜5が陽極3上に押付けら
れている。枠11は場合によりスペーサ(桟)13を有
し、これはイオン交換膜が陽極室内圧の増大により膨張
するのを防、止するために、また帯状金属の波打ち等に
よるイオン交換膜の傷つき防止のためにも有効である。
桟13の形状は特に限定されないが、被メツキ金属板の
走行方向に平行に設けると当該部分で電流を遮蔽するた
め、被メツキ金属板上にメッキが不完全な部分を生ずる
おそれがあるので好ましくない。なお第5図において1
0は陽極に電流を通ずるブスバーで、12はその被覆材
である。16は陽極室への液供給口、17は液排出口で
、これらはそれぞれフレキシブルホース等で配管30及
び31に接続される。陽極液を陽極室の全体に均一に供
給するための適当な手段を構することが好ましい。
走行方向に平行に設けると当該部分で電流を遮蔽するた
め、被メツキ金属板上にメッキが不完全な部分を生ずる
おそれがあるので好ましくない。なお第5図において1
0は陽極に電流を通ずるブスバーで、12はその被覆材
である。16は陽極室への液供給口、17は液排出口で
、これらはそれぞれフレキシブルホース等で配管30及
び31に接続される。陽極液を陽極室の全体に均一に供
給するための適当な手段を構することが好ましい。
このために例えば破線で示すインターナルパイプ18が
液供給口から延長しており、陽極室内の全幅にわたって
均一な上昇流が得られるように室内下部でL字形に曲げ
られ、多数の孔19が設けられている。
液供給口から延長しており、陽極室内の全幅にわたって
均一な上昇流が得られるように室内下部でL字形に曲げ
られ、多数の孔19が設けられている。
第6図は本発明における陽極室の縦断面図である。陽極
室4は、陽極6とその前面にイオン交換膜5を有し、枠
11により同定されている。
室4は、陽極6とその前面にイオン交換膜5を有し、枠
11により同定されている。
陽極の形状は特に限定されないが、網状、格子状、スダ
レ状、孔あき板その他の多孔体でかつその背後にガス抜
及び液上外を可能とする厚さ、例えば10〜50朋程度
の空間を有することが好ましい。また陽極の平面性を保
持し、これを固定するため、陽極は電導性リプ20によ
って支えられており、リプ20はブスバー10に接続さ
れる。
レ状、孔あき板その他の多孔体でかつその背後にガス抜
及び液上外を可能とする厚さ、例えば10〜50朋程度
の空間を有することが好ましい。また陽極の平面性を保
持し、これを固定するため、陽極は電導性リプ20によ
って支えられており、リプ20はブスバー10に接続さ
れる。
第1図ないし第6図においては竪型のメッキ装置につい
て説明したが、本発明は水平型ならびに特公昭42−1
6530号公報に記載の起立型のメッキ装置に適用する
こともできる。
て説明したが、本発明は水平型ならびに特公昭42−1
6530号公報に記載の起立型のメッキ装置に適用する
こともできる。
下記に本発明の装置の使用例を示す。第1図に示すと同
様の装置を用い、硫酸亜鉛メッキ浴による帯状鋼板への
亜鉛メッキを行うために、イオン交換膜としては陰イオ
ン交換膜を用い、陽極としては白金又は銀を1%含む鉛
合金からなる格子状不溶性陽極を用い、また陽極液とし
ては稀硫酸を循環供給する。この条件下でメッキ電圧が
印加されると、メッキ浴槽においてはSO七と共に解離
しているZn2+が放電してZnとなり、陰極である鋼
板上に析出する。この際、pHが1〜6と低いため、被
メツキ鋼板がらFe”が溶解してメッキ浴内に蓄積する
が、陰イオン交換膜の存在により、陽極室へはほとんど
移行しない。このため、陽極上でのFe3+の生成を防
゛止できる。
様の装置を用い、硫酸亜鉛メッキ浴による帯状鋼板への
亜鉛メッキを行うために、イオン交換膜としては陰イオ
ン交換膜を用い、陽極としては白金又は銀を1%含む鉛
合金からなる格子状不溶性陽極を用い、また陽極液とし
ては稀硫酸を循環供給する。この条件下でメッキ電圧が
印加されると、メッキ浴槽においてはSO七と共に解離
しているZn2+が放電してZnとなり、陰極である鋼
板上に析出する。この際、pHが1〜6と低いため、被
メツキ鋼板がらFe”が溶解してメッキ浴内に蓄積する
が、陰イオン交換膜の存在により、陽極室へはほとんど
移行しない。このため、陽極上でのFe3+の生成を防
゛止できる。
一方陽極上では
2 H20→4 H+ +02+4eの反応が行われ
、メッキ浴から移行して来た5oX−によってH2SO
4が生成する。陽極液は排出してタンクに戻し、そこで
中和したのち陽極室に返送して循環させるが、あるいは
亜鉛金属又は酸化亜鉛と反応させて再びZnSO4とし
てメッキ浴へ供給することも可能である。こうして被メ
ツキ鋼板を例えば毎分1〜300m程度で走行させなが
ら、電流密度5〜5.OA/dm2又はそれ以上で亜鉛
メッキを行うことができる。
、メッキ浴から移行して来た5oX−によってH2SO
4が生成する。陽極液は排出してタンクに戻し、そこで
中和したのち陽極室に返送して循環させるが、あるいは
亜鉛金属又は酸化亜鉛と反応させて再びZnSO4とし
てメッキ浴へ供給することも可能である。こうして被メ
ツキ鋼板を例えば毎分1〜300m程度で走行させなが
ら、電流密度5〜5.OA/dm2又はそれ以上で亜鉛
メッキを行うことができる。
同様に被メツキ鋼板上に、例えば鉄−亜鉛メッキを施す
ことも可能である。この場合はメッキ浴として゛硫酸亜
鉛゛及び硫酸鉄(It)の水溶液が用いられる。メッキ
浴組成の例はZnSO4・7H20が150 g/−e
、Fe3O3・7Hρが250g/、、g、及びNa2
SO4が100g/影で、pHを2程度とすることによ
り、耐食性の優れたメッキ鋼板を得ることができる。
ことも可能である。この場合はメッキ浴として゛硫酸亜
鉛゛及び硫酸鉄(It)の水溶液が用いられる。メッキ
浴組成の例はZnSO4・7H20が150 g/−e
、Fe3O3・7Hρが250g/、、g、及びNa2
SO4が100g/影で、pHを2程度とすることによ
り、耐食性の優れたメッキ鋼板を得ることができる。
第1図は本発明の電気メツキ装置の一例を示す概要図、
第2〜4図はメッキ槽−陽極室からのユニットを複数個
直列に設けた場合の例を示す概要図、第5図は陽極室の
一例を示す一部破断した斜視図、第6図は陽極室の縦断
面図である。これらの図中、1は被メツキ帯状金属板、
2はメッキ槽、3は陽極、4.4a、4b及び4cなら
びに4′は陽極室、5はイオン交換膜、6は陽極液循環
タンク、8はガイドロール、9は通電ロール、1oはブ
スバー、11は陽極室枠、16は陽極液供給口、17は
陽極液排出口、18はインターナルパイプ、2oは電導
リプを示す0 蓼3図 5 8 :===モ拾 711 第1頁の続き 0発 明 者 津田哲明 尼崎市西長洲本通1丁目3番地 住友金属工業中央技術研究所内 0出 願 人 住友金属工業株式会社 大阪市東区北浜5丁目15番地
第2〜4図はメッキ槽−陽極室からのユニットを複数個
直列に設けた場合の例を示す概要図、第5図は陽極室の
一例を示す一部破断した斜視図、第6図は陽極室の縦断
面図である。これらの図中、1は被メツキ帯状金属板、
2はメッキ槽、3は陽極、4.4a、4b及び4cなら
びに4′は陽極室、5はイオン交換膜、6は陽極液循環
タンク、8はガイドロール、9は通電ロール、1oはブ
スバー、11は陽極室枠、16は陽極液供給口、17は
陽極液排出口、18はインターナルパイプ、2oは電導
リプを示す0 蓼3図 5 8 :===モ拾 711 第1頁の続き 0発 明 者 津田哲明 尼崎市西長洲本通1丁目3番地 住友金属工業中央技術研究所内 0出 願 人 住友金属工業株式会社 大阪市東区北浜5丁目15番地
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、 メッキすべき金属の塩を含有する水溶液が満たさ
れるメッキ槽、不溶性の多孔質陽極を内蔵し少なくとも
1個の側壁がイオン交換膜から成る、メッキ槽の内部に
取付けられた少なくとも1個の陽極室、陽極液を循環す
るための機構、キ槽内に案内するための機構から構成さ
れることを特徴とする、帯状の金属を走行させながら連
続的に電気メッキするための装置。 2、 陽極室が箱形の形状を有し、その1個の側壁がイ
オン交換膜から成り、イオン交換膜の内側に隣接して多
孔質陽極が、その背後(陽極液を存在させうる空間部を
有して内蔵されていることを特徴とする特許請求の範囲
第1項に記載の電気メツキ装置。 3、 陽極室が箱形の形状を有し、その対向する2個の
側壁がイオン交換膜から成り、各イオン交換膜の内側(
隣接して多孔質陽極が内蔵されていることを特徴とする
特許請求の範囲第1項に記載の電気メツキ装置。 4、 陽極室が、多孔質陽極間に隔板を設けて2個の副
陽極室に分けられていることを特徴とする特許請求の範
囲第3項に記載の電気メツキ装置。 5、特許請求の範囲第2項、第3項及び/又は第4項に
記載の陽極室が2個以上組合わせて取付けられているこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の電気メツ
キ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19065981A JPS5893893A (ja) | 1981-11-30 | 1981-11-30 | 連続メツキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19065981A JPS5893893A (ja) | 1981-11-30 | 1981-11-30 | 連続メツキ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5893893A true JPS5893893A (ja) | 1983-06-03 |
JPS646280B2 JPS646280B2 (ja) | 1989-02-02 |
Family
ID=16261763
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19065981A Granted JPS5893893A (ja) | 1981-11-30 | 1981-11-30 | 連続メツキ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5893893A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0499898A (ja) * | 1990-08-15 | 1992-03-31 | Arumetsukusu:Kk | メッキ装置の陽極構造 |
WO1992021794A2 (fr) * | 1991-05-30 | 1992-12-10 | Sikel, N.V. | Electrode pour cellule electrolytique, son utilisation et procede l'utilisant |
EP1091025A2 (de) * | 1999-10-06 | 2001-04-11 | Elektro-Kohle-Köln GmbH & Co. KG | In Flachbauweise ausgeführte Anodenzelle zur Verwendung in kataphoretischen Beschichtungsbädern |
KR20010069918A (ko) * | 2001-05-18 | 2001-07-25 | 이수재 | 도금장치 |
KR100576045B1 (ko) * | 2001-12-26 | 2006-05-03 | 주식회사 포스코 | 스테인리스강판의 전해 산세방법 |
CN100366801C (zh) * | 2005-08-30 | 2008-02-06 | 江阴长发耐指纹钢板有限公司 | 环保型无铬含锆电镀锌耐指纹钢板的表面处理方法 |
JP2021011624A (ja) * | 2019-07-09 | 2021-02-04 | 株式会社荏原製作所 | めっき装置 |
CN113383118A (zh) * | 2019-01-24 | 2021-09-10 | 德国艾托特克公司 | 用于电解锌-镍合金沉积的膜阳极系统 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0616256U (ja) * | 1992-08-04 | 1994-03-01 | 株式会社木島商店 | 昆布結束バンド |
JP3002748U (ja) * | 1994-02-07 | 1994-10-04 | 日田パック工業有限会社 | 食料品用円筒形容器 |
-
1981
- 1981-11-30 JP JP19065981A patent/JPS5893893A/ja active Granted
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0499898A (ja) * | 1990-08-15 | 1992-03-31 | Arumetsukusu:Kk | メッキ装置の陽極構造 |
WO1992021794A2 (fr) * | 1991-05-30 | 1992-12-10 | Sikel, N.V. | Electrode pour cellule electrolytique, son utilisation et procede l'utilisant |
EP1091025A2 (de) * | 1999-10-06 | 2001-04-11 | Elektro-Kohle-Köln GmbH & Co. KG | In Flachbauweise ausgeführte Anodenzelle zur Verwendung in kataphoretischen Beschichtungsbädern |
EP1091025A3 (de) * | 1999-10-07 | 2002-02-13 | Elektro-Kohle-Köln GmbH & Co. KG | In Flachbauweise ausgeführte Anodenzelle zur Verwendung in kataphoretischen Beschichtungsbädern |
KR20010069918A (ko) * | 2001-05-18 | 2001-07-25 | 이수재 | 도금장치 |
KR100576045B1 (ko) * | 2001-12-26 | 2006-05-03 | 주식회사 포스코 | 스테인리스강판의 전해 산세방법 |
CN100366801C (zh) * | 2005-08-30 | 2008-02-06 | 江阴长发耐指纹钢板有限公司 | 环保型无铬含锆电镀锌耐指纹钢板的表面处理方法 |
CN113383118A (zh) * | 2019-01-24 | 2021-09-10 | 德国艾托特克公司 | 用于电解锌-镍合金沉积的膜阳极系统 |
JP2022518053A (ja) * | 2019-01-24 | 2022-03-11 | アトテック ドイチェランド ゲーエムベーハー | 電解亜鉛ニッケル合金析出のための薄膜アノードシステム |
JP2021011624A (ja) * | 2019-07-09 | 2021-02-04 | 株式会社荏原製作所 | めっき装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS646280B2 (ja) | 1989-02-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS5893893A (ja) | 連続メツキ装置 | |
US3072545A (en) | Electroplating of metals | |
US3650935A (en) | Apparatus for electrolytic surface treatment | |
JPS613899A (ja) | 電着用の被覆バルブメタル電極 | |
JPS6230275B2 (ja) | ||
KR910003643B1 (ko) | 전해조 장치 | |
US4132609A (en) | Method of and apparatus for electrolytic treatment of metal | |
US5639360A (en) | Electrode for an electrolytic cell, use thereof and method using same | |
ITMI20001207A1 (it) | Cella di elettrolisi per il ripristino della concentrazione di ioni metallici in processi di elettrodeposizione. | |
JPS59222598A (ja) | 連続電解処理装置 | |
CA1134779A (en) | Electrolysis cell | |
SE459341B (sv) | Anordning foer elektrolytisk behandling av metallband | |
US4702812A (en) | Electrolytic apparatus and a method of operating it | |
US2399964A (en) | Method of electrogalvanizing | |
CN104762652A (zh) | 一种复合酸体系pcb垂直连续电镀装置和方法 | |
JPS6026689A (ja) | 電析による金属箔の製造方法および装置 | |
JPS61190096A (ja) | 電気めつき設備 | |
CN220413554U (zh) | 一种铜回收装置 | |
JP2558134B2 (ja) | 高能率電解クロムめっき鋼板の製造方法 | |
JP3426394B2 (ja) | ストリップの電気メッキ装置 | |
JPS6023200B2 (ja) | 鉄−亜鉛合金電気メツキ鋼板の製造装置 | |
JPS5980791A (ja) | ストリツプの近接電解装置 | |
JP3743737B2 (ja) | めっきに用いる陽極室、それを用いためっき方法及びめっき装置 | |
JPH08277492A (ja) | 水平型電気めっき装置 | |
KR910003621B1 (ko) | 다층 전극 전해조 |