JPS5892508A - ベニヤレ−ス - Google Patents

ベニヤレ−ス

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JPS5892508A
JPS5892508A JP19125781A JP19125781A JPS5892508A JP S5892508 A JPS5892508 A JP S5892508A JP 19125781 A JP19125781 A JP 19125781A JP 19125781 A JP19125781 A JP 19125781A JP S5892508 A JPS5892508 A JP S5892508A
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JP
Japan
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log
spindle
center hole
veneer
appropriate
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Pending
Application number
JP19125781A
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English (en)
Inventor
長谷川 克次
似吹 「あ」博
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Meinan Machinery Works Inc
Meinan Seisakusho KK
Original Assignee
Meinan Machinery Works Inc
Meinan Seisakusho KK
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Publication date
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  • Manufacture Of Wood Veneers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はベニヤレースに関するものであり。
更に詳細には、あらかじめ軸芯部分に中心孔を穿設して
成る原木を切削するのに用いるベニヤレース及び、原木
の軸芯部分に中心孔を穿設して該原木を切削するベニヤ
レースに関するものである。
籾で、従来のベニヤレースは、爪と俗称される適宜形状
の突状体を先端部に適数個配設して成るスピンドルによ
って、切削すべき原木の木口面を直接把持して回転せし
めるべく構成したものであり、前記スピンドルの外径を
太くすれば、比較的大きなトルクを安定して原木へ供給
する事ができ、原木を損傷せしめる事な、く良好な切削
が行い得る反面、太い利息が残って歩留りを低下させる
致命的な損失が生じる事から。
該スピンドルの太さは通常100ff前後に設定されて
いるが、斯様な設定のスピンドルでは。
昨今の原木事情に適応しなくなりつつある。
即ち、近年ラワン等の所謂南洋材原木が急速に細径化す
る傾向が顕著であり、また近い将来南洋材原木の代替資
源となるであろうと見られている。ラジアータパイン・
カラ松・杉等の針葉樹原木は、いずれも従来の南洋材原
木に比べて一層細径であるから、前述の如き設定で成る
スピンドルを有するベニヤレースによって切削を行った
場合には、利息の比率が著しく増大して歩留りを低下さ
せ1合板工場の採算性を悪化させる要因となる事は明白
であり、また現にそうなりつつある。
そこで前記スピンドルの太さを細く設定する事によって
・、利息の小径化を図らんとする試みが成されたが、後
述の如く十分な成果を挙げるには至らなかった。
即ち、単にスピンドルの太さを従来よりも細くした場合
には、スピーンド、ル先端の爪が食込んだ原木の木口部
が、トルクに耐えきれずに局部的にねじ切れる損傷が多
発するので、大部分の原木は所望の太さまで切削する事
ができず、斯様に損傷した原木の木口部を切除して新た
な木口面を形成しても、所望の幅を有しない単板しか得
る事ができなくなる。また一方、原木の木口部が局部的
にねじ切れる損傷は、スピンドル先端の爪の長さを長く
して、該爪を原木に深く食込ませる事によって幾分低減
せしめる事が可能ではあるが、そうすると、原木の木口
郡全体がトルクに耐えきれずに、該木口部から原木を複
数片に裂開せしめる損傷(割れ)が反比例的に増大する
ので、やはり大半の原木は所望の太さまで切削する事が
できず、而も複数片に裂開した原木はほとんど再利用で
きないので1歩留り的には一層劣悪である。
゛ また通常の原木に散見されるように、本芯(年輪芯
)から放射状に延びる応力割れが、前記の如く原木を複
数片に裂開せしめる損傷のき1かけとなり、あるいは助
長する要因となる事は公知の通りであるが、いずれにせ
よ更に不都合□な点は、短かからぬ原木の木口面を把持
して回転せしめるものである為に、切削につれて原木が
小径化するのに伴い、該原木の剛性が低下するので、そ
れにより折損しないまでも撓みが著しく増大して、削成
した単板に実用上支障を来たす程の厚さむらが生じる事
であり、結局これらの諸問題を総合すると1幅1m程度
の原木を切削するに必要なスピンドルの太さとしては。
実際上90m’1前後が限界であった。
本発明は前述従来のベニヤレースの欠点を解消し、より
小径にまで原木を切削する事ができるようにして、実質
的な歩留りの向上を図るべく開発したもので、その詳細
は次に述べる通りである。
本発明の第1番目の発明に係るベニヤレースは、あらか
じめ軸芯部分に中心孔が穿設されtコ原木を対象とし、
該中心孔内ヘスピンドルを挿入して原木を回転せしめる
ようにしたものであり、また本発明の第2番目の発明に
係るベニヤレースは、′原木の軸芯部分に中心孔を穿設
すると共に、該中心孔内ヘスピンドルを挿入して原木を
回転せしめるようにしたものであって、いずれも原木に
穿設した中心孔内へ挿入すべきスピンドルの先端部又は
外周部の少くともいずれか一方に9例えば第5図−第6
図に例示する如く先端部に、あるいは第7図・第8図f
ζ例示する如く外周部に、更には第9図・第10図に例
示する如く先端部と外周部との双方に、適宜形状の突状
体3・3aを適数個配設する事により、該スピンドル2
・2a・2bをして原木を回転せしめル事を可能化して
いる。
即ち、前記スピンドルの種々の態様に関しては更(こ具
体的に後述するとして、原木に穿設された中心孔と前記
スピンドルとの係合関係については1例えば第11図・
第15図に図示するように、外周部に突状体8aを配設
して成るスピンドル2bを、原木1に貫通状に穿設され
た中心孔16内へ挿入する場合、みるいは第13図fこ
図示するように、外周部に突状体3aを配設して成るス
ピンドル2bを、原木iに未貫通状に穿設された中心孔
16内へ挿入する場合、若しくは第16図に図示するよ
う1こ、先端部に突状体3を配設して成るスピンドル2
aを、原木lに未貫通状に穿設された中心孔内へ挿入す
る場合、更には第14図に図示するように、先端部及び
外周部に突状体3・3aを配設して成るスピンドル21
t、原木1に未貫通状に穿設された中心孔内へ挿入する
場合など種々の保合関係が挙げられるが、いずれ(こし
てもスピンドルの中心孔内への挿入に伴い。
突状体が木材繊維を幾分分断しつつ中心孔の内壁に食込
み、あるいは突状体が木材繊維を幾分切除しつつ中心孔
の内壁に食込む事により、原木の回転(駆動)(ζ必要
な強固な保合が成される。
また本発明の第1番目及び第2番目のいずれの発明に係
るベニヤレースにせよ、原木の駆動の安定性からしてi
例えば第11図・筒柱2図に例示する如く、左右双方の
スピンドルとも、前述の如き構成で成るスピンドルとす
るのが最も望ましいが、第W図からも明らかな如く、必
ずしも左右のスピンドルは同じ態様のものに限るもので
はない。また必ずしも望ましくはないが。
左右いずれか片側のスピンドルt1例えば第袷図・第1
6図に例示する如く、先端部のみに突状体18を適数個
配設したスピンドル17と成して。
従来のベニヤレースに於けるスピンドルと同様に、単に
原木Iの木口部に食込ませて回転せしめるよう構成する
事も、あるいは例えば第14図・第15図に例示する如
く、突状体を配設しないスピンドル17aと成して、単
に原木1を支えるよう構成する事も可能ではある。
また更に9図示は省略したが、必要に応じては従来公知
のダブルスピンドル機構を採用し。
適当な時期までは前記覆々のスピンドルの外側に装置し
た大スピンドルから、原木の回転に必要なトルクを供給
すべく構成する事も可能であり、勿論その他ベニヤレー
スとしての基本的な構成並びに実用的な構成は、必要に
応じて総て具備する事が可能である。
籾で、第1図は本発明の第1番目の発明に係るベニヤレ
ースの実施例を例示する部分正面図であり、第2図はそ
の側面図で、実際に原木を切削する状態を例示している
。図中4は切削用刃物であって、中心孔16内に挿入さ
れたスピンドル2(2a、2b)によって回転せしめら
れる原木1の回転につれて、該原木1の軸芯゛に近づく
方向に移動する抱合9へ、刃物押え10fこまって固着
され、原木1から単板箋を削成する。5は分割状の固定
バーであって、前記抱合9と一諸に移動するプレッシャ
ーバ一台11へ図示する如(固着され、切111用刃物
4の刃先に近い単板と原木との境界付近を弾性変位可能
に押圧するとともに、スピンドルの軸芯方向と略直交す
る適宜幅の空隙8を複数箇所形成する。6は周囲に多、
数の突刺体6aを配設して成る回転体であって。
前記空隙8の部分に9通し軸7を介して回転自在に配設
され、切削用刃物4の刃先付近の原木外周部を、あるい
は切削用刃物4の刃先付近の原木外周部と削成直後の単
板とを突刺する。
例えば前記の如く構成したベニヤレースへ。
あらかじめ軸芯部分に中心孔が穿設された原木が供給さ
れると、該中心孔内ヘスピンドルを挿入して原木を回転
せしめ、切削用刃物の移動により順次原木の切削を行う
が、単に原木の軸芯付近に存在する応力割れの一部又は
全部が、中心孔の穿設に伴って除去される事によって、
原木が裂開損傷する確率が低下して良好な切削が行い得
るのみならず、仮に先端部に突状体を配設して成るスピ
ンドルを備えた場合には、従来と比較してあたかも中心
孔の周囲の原木部分によって補強を行ったかたちである
から、原木の裂開損傷が防止あるいは著しく低減でき、
而もそれを活用して、突状体を十分長くして原木に深く
食込ませる事が可能となるので、原木が局部的にねじ切
れる損傷も合わせて防止あるいは著しく低減する事がで
き、また仮に外周部に突状体を配設して成るスピンドル
を備えた場合には、中心孔の内周壁(局面)を対象とし
て、言わば原木内部から広範囲に、且つ回転方向にトル
クを伝達(供給)するものであるから、原木が局部的に
ねじ切れる損傷がほとんど生じないのは勿論のこと、原
木の裂開損傷も生じにくくなって9、前記実施例と同等
若しくはそれ以上に安定的に原木の切削を行う事が可能
となる。
また更に先端部と外周部との双方に突状体を配設して成
るスピンドルを備えた場合には2両者の作用を得て前記
両実施例に比べてより一層安定的に原木の切削を行い得
るが、いずれにせよ本発明の第1番目の発明に係るベニ
ヤレースによれば、従来のベニヤレースに比べてより小
径にまで原木を切削する事が可能であり、而もいずれの
場合も、原木を側木口部で保持する場合に比べてより短
い距離で保持するものであるから、原木が小径化するの
に伴って発生する撓みの量も著しく軽減され、削成した
単板に実用上支障を来たす程の厚さむらが生じに<<、
結果的に大幅な歩留りの向上が図り得る。
そして更に、ベニヤレースに於けるプレッシャーバーは
、単板の品質安定に不可欠な存在ではあるが1反面該プ
レッシャーバーの付近に。
中でも第2図に於て記号Xで示す部分に、外皮・木片等
の異物が詰まるトラブルが度々発生する事は公知の通り
であり、その都度原木の切削を停止する事によって、稼
動率や歩留りの低下を招く弊害があり、まIコ異物の除
去が遅れると。
原木が異常に押されて撓んだり折損したりするのみなら
ず、中心孔内へ挿入したスピンドルをも曲げたり折損し
たりする虞れがあるが1本発明に係るベニヤレースによ
れば、前述の如き原木保持の優位性を十分に活用した回
転体による原木外周面の突刺作用と、プレッシャーノく
−の弾性変位作用とを得て、異物は回転体の回転につれ
て速かに排除されるので、前記の如き不具合や不都合が
生じる虞れもほとんど解消され。
極めて円滑に原木をより小径にまで切削する事が可能と
なるばかりでなく、プレッシャ/<−の弾性変位作用に
よって1局部的なある(1は全体的な原木硬度の変化に
起因する。単板の厚さむらや肌荒などの不具合も合わせ
て解消されるので極めて効果的である。
因に、実験によれば、第5図に図示する如き形状で直径
が5備のスピンドルを左右両側に備え、直径が51深さ
が約15CIRの中心孔を面木口に穿設した幅1mのラ
ジアータ/でインを、直径6.5α以下まで切削して、
所望の厚さを有する単板を良好に削成する事ができた。
尚1本発明に係るベニヤレースの特徴部分を構成する各
部材については、いずれもその代表的な例を挙Nf、、
るものであり1種々の変更・応用が可能であって、以下
に述べる主たる態様についても1種々組合わせあるいは
置換して適用する事が可能である。
まず、スピンドルの太さは、剛性の点からしてできるだ
け太い方が好ましく、中心孔にゆるみなく挿入できる太
さであれば、中心孔の周囲の原木部分にも適当な剛性を
付与できるので効果的であるが、必ずしも全長にわtコ
って一様な太さである必要はなく、先端側又は基端側等
一部分が中心孔にゆるみなく挿入できる太さであっても
、その範囲で効果的であり、勿論それ以下の太さでも差
支えなく、要は挿入時に原木を損傷しない太さ以下の太
さであれば良い。また例えば第14図に例示する如く、
挿入方向先行端部に切刃14を設ければ、中心孔の誤差
あるいは歪等を幾分修整しつつ挿入する事ができ、ある
いは例えば第15図に例示する如く、中心孔とほぼ同じ
太さで先端を適宜形状に面取りした案内体15を設けれ
ば、挿入時の片寄りを防止する事ができるので効果的で
あるが、いずれにせよ原木の中心孔へ挿入しない部分に
ついては9例えば位置決め用の鍔部(図示省略)を設は
得るなど、その形状(こりいて特に制約はない。
またスピンドルの先端部に配設する突状体については、
原木をできるだけ損傷しない形状が好ましく、第5図・
第6図及び第9図・第10図に図示する如き形状及び配
列が一般的であり。
而も供給可能なトルクの大きさは、専らその長さによっ
て変化させるのが通例である事からも明らかなように、
配設個数とトルクとの間には蒸捏密接な相関関係はない
ので、その数は8乃至15個程度が適当である。
またスピンドルの外周部に配設する突状体については9
図示する如くスピンドルの軸芯方向に連続状に延びるも
のの他に9図示は省略したが例えばスピンドルの軸芯方
向に断続状に延びるもの、あるいはスピンドルの軸芯方
向に対し若干傾きを有して連続状又は断続状に延びるも
の、更には点状に散在するものなど種々の形態が挙げら
れるが、いずれにせよまったく分散的に配列するよりも
1図示する如く軸芯に対して均等放射列状に配列するの
が好ましく、その数はトルクと比較的密接に関係するの
で、3乃至80列程度が適当である。またスピンドルの
軸芯方向と直角な断面については9例えば第17図乃至
第3図に例示する如く、複数種の代表的な例が挙げられ
、あるいは原木に食込ませる高さとては、lff以上乃
至単板厚さの2.5倍以下が適当であるが、要はいずれ
にしても挿入時にできるだけ原木を損傷しない形状が好
ましく1例えば第7図に例示する如く、木材amを幾分
切除可能d切刃を挿入方向先端側に設けるが、あるいは
第8図乃至第10図に例示する如く、木材繊維を分断可
能な切刃を挿入方向先端側に設ければ効果的である。
また前記切刃14や突状体3あるいは突状体8aの挿入
方向先端側に設けた切刃等は、比較的摩耗が激しいので
、スピンドルの適宜部位から先端側を分割状にして着脱
自在に備え、随時交換可能とすれば至便であり、勿論例
えば第η図からも明らかなようlこ、突状体を細部とは
別体構造に備えて随時交換可能としても差支えなく。
あるいはスピンドルを、中心孔へ挿入する部分乃至若干
余裕を取った部分から二分割して着脱自在に備え、太さ
の異なる中心孔に適応可能な複数種の太さのものを、随
時交換して用いる事ができるようにしても差支えない。
またプレッシャーバーとしては、第1図・第2図に例示
する如き固定バーに限定するものではなく9例えば第4
図に例示する如く9分割状のホルダー5bでロール13
を回転可能に保持して成る回転バーでも差支えなく、勿
論いずれの態様のプレッシャーバーであれ1例えば第3
図に図示する櫛状の固定バー58からも明らかなように
、必ずしも分割状でなくても空隙8を形成する事は可能
である。また弾性変位可能に備えるに際しては、固定バ
ー5・5aあるいはホルダー5bを1図示する如く片持
状に備えるのが至便であり、材質としてバネ材を用いれ
ば一層好便であるが、別途に弾性体を介在せしめて揺動
めるいh移動によって変位するようにしても差支えない
また回転体については、複数箇所の空隙の総てに備える
のが効果的であり、而も図示する如く通し軸に嵌装する
よう備えれば、交換に至便であると共に、必要に応じて
駆動する場合に好便である。また突刺体は1図示する如
き楔状の他に、針状・円錐状・角錐状など種々の形状が
挙げられるが、いずれにしても突刺抵抗の少い、 形状
が好ましく、また必ずしも蒸捏密に配設する必要はない
。また更に図示は省略したが、必用に応じては9回転体
の回転方向下手側の位置に、突刺した異物を突刺体から
剥離するはがし部材を備えて、異物が適確fこ落下する
ようにすれば一層好便である。
匁で次lこ、原木に穿設する中心孔についてであるが、
まず中心孔を穿設すべき原木の軸芯位置は、連続状単板
の収率を第1目的として、原木の仮想内接円柱の軸芯を
目標(こして定める場合の他に1歩留りの向上を第1目
的として、原木の仮想外接円柱の軸芯を目標にして定め
る場合、あるいは単板を含水率別に大別できるよう削成
する事を第1目的として、原木の心材部分の軸芯を目標
にして定める場合、更には腐れ等の不良部分を避けて特
段に定める場合など1種々の定め方の中から目的に応じ
て適宜選定すれば差支えなく、またその深さについては
、先端部に突状体を配設したスピンドルを挿入する場合
には、比較的浅くても差支えなく、外周部に突状体を配
設したスピンドルを挿入する場合には、比較的深い方が
効果的であり、勿論原木の両木口に穿設する場合に、必
ずしも同じ深さである必要はなく、更に入口側を若干面
取りすれば好便であるが、いずれにしてもその太さと同
等乃至それ以上の深さであるのが好ましい。
そして斯様な中心孔を原木の軸芯部分に穿設する場合に
、切削すべき総ての原木の軸芯部分に中心孔を穿設して
貯蔵しておけば、応力割れ等の発生あるいは進展を防止
あるいは軽減する事ができるので効果的である反面、ベ
ニヤレースへ供給する場合に再度芯出しをして、中心孔
の位置とスピンドルを合致せしめる必要が生じるので非
能率的であり、また木工用ドリル等の穿孔具を有する穿
孔器具を人手によって取扱って穿設を行うと、単に非能
率的であるのみならず、芯ずれ・芯違い等の不具合が生
じて、適正な切削が行い得なくなる虞れがあるのであま
り好ましくない。
そこで、原木の軸芯部分に中心孔を穿設する穿孔機構と
、中心孔を穿設した原木をベニヤレース本体へ供給する
原木供給機構とを、前記第1番目の発明に係るベニヤレ
ースに更に加えて備え、能率的で而も適確に原木を切削
できるように構成したのが9本発明の第2番目の発明に
係るベニヤレースである。
即ち、第n図は本発明の第2番目の発明に係るベニヤレ
ースの実施例を例示する部分正面図であり、第お図はそ
の側面図であって1図中Aは9例えばモーター等の駆動
装置(図示省略)によって回転せしめられ、而も例えば
クランク装置・流体シリンダー等の往復装置(図示省略
)によって進退せしめられる木工用ドリル19を備えた
穿孔機構であって1例えば流体シリンダー等の昇降装置
ρによって昇降せしめられる原木受台21と、該原木受
台21に対設され、而も流体シリンダー等の昇降装置潤
によって前記原木受台21と同調して昇降せしめられる
原木押え田とを、左右に各一対づつ有し、原木1の外形
状を基準として軸芯を定めるよう構成した芯出し装置C
によって支えられ、軸芯が定められた原木1の軸芯部分
に中心孔を穿設する。−Bは原木供給機構であって9例
えばクランク装置・流体シリンダー等の往復装置(図示
省略)によってピン加を回転中心として往復回動せしめ
られる回動ペース田と、原木外周に対向する部分に多数
の刺着体部が付設されて成り、前記回転ベースあの左右
にそれぞれ付設された中間停止付流体シリンダー等の固
定機構付作動装置27iこまって、それぞれ昇降並びに
適宜位置で固定せしめられる左右一対の刺着ベース加と
を有し、前記穿孔機構Aによって軸芯部分に中心孔が穿
設された原木1を刺着保持してベニヤレース本体へ移送
する。尚、ベニヤレース本体の構成は先述の如く前記第
1番目の発明に係るベニヤレースと同じである。
例えば前記の如き構成で成るベニヤレースへ原木が供給
されれば、芯出し装置によって軸芯が定められた原木の
軸芯部分に、穿孔機構による中心孔の穿設が行なわれ1
次いで中心孔が穿設された原木は、原木供給装置によっ
て本体側へ移送された後に、前記第1番目の発明の説明
で述べたのと同様の順序で順次切削されるが。
あらかじめ軸芯部分子こ中心孔を穿設しておいたy木を
取出し、再度芯出ししながらスピンドルを中心孔Fこ挿
入して切削を行う場合に比べて著しく能率的であるのは
勿論のこと、穿孔器具を人手によって取扱って穿設を行
う場合の如き芯ずれ・芯違い等の不具合が生じに<<、
該不具合に起因する歩留り低下や、該不具合に伴うスピ
ンドルの片寄り・曲がり等に起因する単板の厚さむら等
の不都合が発生する虞れも防止され。
適正な切削が行い得るようになるので極めて効果的であ
り、無論ベニヤレース本体の作用・効果は前記第1番目
の発明の説明で述べたのと同様lこ極めて効果的である
尚、前記穿孔機構を左右いずれか片側のみに備えるか、
若しくは左右双方lこ備えるかは、ベニヤレース本体の
スピンドルの形態に応じて適宜選定すれば差支えなく、
また穿孔具の進退距離を適宜変更可能に備えても差支え
ないが、いずれにしても穿孔具の回転数・進退速度が変
換できれば、原木硬度の変化に適応できるので打倒であ
り、また太さの異なるスピンドルを変換して用いる場合
fこは、穿孔具の太さを変換可能lこ備えれば差支えな
い。
また原木供給機構は、前記実施例の如く、刺着ベース等
の原木保持部材を2穿孔機構からベニヤレース本体まで
往復移動自在に備えて成るものに限るものではなく2例
えば第9図及び第頷図tζ例示する如き原木供給機構B
1.即ち、原木木口面に対向する部分に多数の突刺部材
おが付設されて成り、連結綽々につらなる流体シリンダ
ー等の作動装置羽によって支点軸お上を移動せしめられ
、且つ例えばクランク装置・流体シリンダー等の往復装
置(図示省略)によって。
前記支点軸(9)を回転中心として前後に段階的に回動
せしめられる左右一対の刺着アーム31を有する原木供
給機構であって、原木保持部材であるところの刺着アー
ムを、第加図からも明らかなように、適宜の芯出し装置
(図示省略)の位置から、穿孔機構の位置を経てベニヤ
レース本体まで往復移動自在に備えて成る原木供給機構
であっても、あるいは図示は省略したが、前記刺着アー
ム・刺着ベース等の原木保持部材を。
回動ではなく平行に往復移動せしめるようにした原木供
給装置であっても、更(こは前記原木保持部材を複数組
備えて、順次輪転せしめるようにした原木供給装置であ
っても、要は中心孔が□穿設された原木を保持して少く
とも穿孔機構かラヘニャレース本体まで移送できるもの
であれば差支えない。勿論原木の芯出し装置は如何様な
構成で成るものであっても差支えない。
尚、前記いずれの発明に係るベニヤレースにせよ1図示
は省略したが、供給される原木の面木口面から適宜距離
だけ離れた位置に、スピンドルのみの進退を許容する適
宜形状のストッパーをそれぞれ備え、原木の切削を終了
した後に単にスピンドルを後退せしめるだけで、原木の
刹芯が前記左右のストッパーのいずれかに当接してスピ
ンドルから抜出し、排除されるよう構成すれば、一層能
率的な切削が行い得るので極めて効果的である。
以上明らかな如く本発明に係るベニヤレースによれば、
従来のベニヤレースに比べてより小径にまで原木を切削
する事ができ、更には極めて能率的に切削を行う事がで
き、資源の枯渇化から細径南洋材原木の消費を余儀無く
され、あるいは細径の代替原木への変換を迫られつつあ
る合板工場の現況に鑑みれば1本発明の実施効果は極め
て多大である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明を説明する為のものであって。 ”第1図は本発明の第1番目の発明に係るベニヤレース
の実施例を例示する部分正面図、第2図は第1図の側面
図、第8図は固定バーの他の実施例を例示する部分正面
図、第4図は回転バーの斜視図、第5図乃至第10図は
ス、ピンドルの部分斜視図、第11図乃至第16図は原
木の中心孔とスピンドルとの係合関係を説明する為の略
式正断面説明図、第17図乃至第1図はスピンドルの外
周部に配設する突状体の拡大側断面図、第n図は本発明
の第2番目の発明に係るベニヤレ−スの実施例を例示す
る部分正面図、第あ図は第n図の側面面、第四図は本発
明の第2番目の発明に係るベニヤレースの他の実施例を
例示する部分正面図、第1図は第9図の側面図である。 1・・・原木、2,2a、2b・・・スピンドル。 8・・・スピンドルの先端部に配設した突状体。 3a・・・スピンドルの外周部に配設した突状体。 4・・・切削用刃物、5.5a・・・固定バー。 6・−・・回転体、 5a・・・突刺体、8・・・空隙
、9・・・Jliil 台+ 11・・・プレッシャー
パ一台、L2・・・単板、16・・・中心孔、19・・
・木工用ドリル、26・・・刺着ベース、31・・・刺
着アーム、A・・・穿孔機構、B、B、・・・原木供゛
給機構、C・・・芯出し装置 特許出願人 株式会社名南製作所 第7図 3A 第9図 第1        h7 第16図 第17図        第18図 第22図        第23図 第19図        第20図        第
21図第24図        第25図      
  第26図ζ・、27図 第28図 第30図 1 手続補正書(へ竪) 昭和57年 1月 7日 1、事件の表示  昭和56年特許願第191257号
2、発明の名称 べS欠し一人 8、補正をする者 事件との関係  特許出願人 郵便番号  474  電話(0562)47−221
1居 所  愛知県大府市梶田町三丁目180番地5、
補正の対象 吐糸[0考全史

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 適宜場所に於て原木の軸芯部分Iこ穿設した中心
    孔内へ挿入して該原木を回転せしめるべく、前記中心孔
    の内径と略同じ太さ以下の外径で、而も先端部又は外周
    部の少くともいずれか一方に適宜形状の突状体を適数個
    配設して成るスピンドルを、少くとも左右いずれか片側
    に備え、更にプレッシャーバー付近から外皮・単板屑・
    木片等の異物を円滑に排除すべく、プレッシャーパーを
    弾性変位可能で而も分割状又は櫛状に形成して、適宜間
    隔毎にスピンドルの軸芯方向と略直交する適宜幅の空隙
    を複数箇所設けると共ζこ、該複数箇所の空隙の一部又
    は全部に9周囲に多数の突刺体を配設して成る回転体を
    回転自在に備えた事を特許とするベニヤレース。 2、 芯出し装置等によって軸芯を定められた原木の軸
    芯部分に中心孔を穿設すべく、少くとも左右いずれか片
    側に、木工用ドリル等の穿孔具を進退自在に備えて成る
    穿孔機構と、該穿孔機構によって軸芯部分に中心孔が穿
    設された原木をベニヤレース本体へ供給すべく、該原木
    を保持する刺着アーム等の原木保持部材を、少くとも前
    記穿孔機構からベニヤレース本体まで往復移動自在に備
    えて成る原木供給機構とを有し。 該原木供給機構によって供給される原木の中心孔内へ挿
    入して該原木を回転せしめるべく、前記中心孔の内径と
    略同じ太さ以下の外1径で、而も先端部又は外周部の少
    くともいずれか一方に適宜形状の突状体を適数個配設し
    て成るスピンドルを、少くとも左右いずれか片側Iこ備
    え、更にプレッシャーパー付近から外皮・単板屑・木片
    等の異物を円滑に排除すべく、プレッシャーバーを弾性
    変位可能で而も分割状又は櫛状に形成して、適宜間隔毎
    にスピンドルの軸芯方向と略直交する適宜幅の空隙、を
    複数箇所設けると共に、該複数箇所の空隙の一部又は全
    部に1周囲に多数の突刺体を配設して成る回転体を回転
    自在に備えた事を特徴とするベニヤレース。
JP19125781A 1981-11-28 1981-11-28 ベニヤレ−ス Pending JPS5892508A (ja)

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