JPS6243765Y2 - - Google Patents

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JPS6243765Y2
JPS6243765Y2 JP19721781U JP19721781U JPS6243765Y2 JP S6243765 Y2 JPS6243765 Y2 JP S6243765Y2 JP 19721781 U JP19721781 U JP 19721781U JP 19721781 U JP19721781 U JP 19721781U JP S6243765 Y2 JPS6243765 Y2 JP S6243765Y2
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JP
Japan
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blade
cutting edge
edge
wood
smooth
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Application number
JP19721781U
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JPS5899007U (ja
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  • Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は木材の表面に切傷を刻設して、その表
面に塗着した防虫防腐処理液の木材内部への浸透
を良好にする防虫防腐処理用切込み回転刃に関す
る。
建築用木材には防虫防腐加工として、防虫防腐
処理液の含浸を施すべきことが日本農林規格で定
められており、かかる含浸を良好にするため、予
め木材表面に切傷とか刺傷加工を施し、その傷口
から液剤を木材内部に浸透させることが既に行な
われている。
しかし、従来はかかる切傷、刺傷加工に使用す
る刃物は、V形刃物や針状刃を用いているもので
あるため、切傷後にその切口が木材の復元弾力に
よつて閉じて充分な効果を達成できなかつた。
本考案は前記の欠点を除去することを目的とし
たものであつて、刃先のほぼ尖つた当接隅部から
下方へ拡巾する平滑刃先面を設けた円弧刃を、先
端縁に形成した構成になり、先端縁の平滑刃先面
によつて底面が平らな切溝を施し、その切溝の側
壁が内方へ復元しようとしても、前記平滑面によ
つて傷口の閉鎖が可及的に防止されるようにし
て、液剤の傷口からの内部浸透を良好とするよう
にしたものである。
本考案の一実施例を添付図面について説明す
る。
1は本考案に係る防虫防腐処理用の円弧形切込
み回転刃であつて、垂直の前縁刃2、後縁刃3
と、該前後縁刃2,3下端から連続する円弧刃4
とによつて刃形が形成されるものであつて、第2
図に示すように前後縁刃2,3の刃先には、回転
刃1の肉厚sと同厚の上部側端aから先端の尖つ
た下部側端bまでV形に縮巾する平滑刃先面5を
形成し、円弧刃4の刃先には、前記下部側端bか
ら肉厚sよりも細い巾tの隅縁cまでV形に拡巾
した拡巾面6と、該隅縁cから先端dまでを同じ
巾tとした先端面7とからなる平滑刃先面8を形
成する。前記平滑刃先面5は約10度の傾斜角の傾
斜面9,9と表裏で連続し、また平滑刃先面8は
同程度の傾斜角の傾斜面10,10と表裏で連続
する。
11は回転刃1の上部後縁に切欠して設けたキ
ー溝であつて、第4図のように前記キー溝11に
キー13を挿入して回転刃1を回転胴12に取付
け、その円弧刃4を回転胴12の中心から放射方
向へ突出する。前記回転刃1は回転胴12の軸に
沿つて多数設けられる。
前記実施例の作用を説明する。
第4図のように送材面上を送行されて供給され
る被加工材xは、回転胴12の駆動回転によつ
て、その上面に回転刃1を喰込まれ、前記回転胴
12の喰込み回転により前送される。
このとき、第5図に示すように木材上面に刃物
1の前縁刃2と、円弧刃4との中間の下部側端b
付近の当接隅部eが最初に当接し、該当接隅部e
は刃先がほぼ尖つているからその喰い込みが容易
になされる。さらに円弧刃4の内部喰い込みとと
もに、平滑刃先面8のV形拡巾面6によつて当接
隅部eで施された切込みを拡げ、かつ先端面7に
よつてその拡開面を擦過して刃物1は第1図の一
点鎖線O−Oまで刺入する。而て、回転胴12の
回転によつて回転刃1は木材上面から外方へ抜出
し、第6図の切溝yを木材上面に無数に形成す
る。このとき前記後縁刃3の傾斜面9によつて、
前記抜出しが容易になされる。
前記切溝yは前記した回転刃1の喰い込み作用
によつて形成されて、円弧刃4が通る軌跡に先端
面7の巾tに相当する平底面mが形成される。
(第7図参照)。
切溝yの切口nは第8図に示すように、その巾
は回転刃1の肉厚sとほぼ等しく、その前後端l
は前後側刃2,3の平滑刃先面5によつて縮巾し
た形状に形成される。この刃先面5による前後端
nの喰い込みは、前記平滑刃先面5が当接隅部b
から拡巾しているため円滑になされる。
本考案の回転刃1は、前記したように刃先のほ
ぼ尖つた当接隅部eによつて被加工材xの上面に
無理なく刺入するとともに、その円弧刃4に当接
隅部eから下方へ拡径する平滑刃先面8を有する
から、前記した刃物1の切削作用により被加工材
xの加工面に前記平滑刃先面8の最大巾tに相当
する平底面mを有する切溝yを形成するものであ
り、このため、切溝yは刃物1の喰い込み作用に
よつて形成されるから、切傷加工後に切溝yの側
壁p,pが復元しようとして内方へ傾斜するが、
前記平底面mの保持作用によつて切口nの閉鎖は
可及的に防止される。而て、本考案は、切口nの
閉鎖を可及的に防止することによつて、木材に塗
着した防虫防腐剤の浸透を良好とする優れた効果
がある。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本考案の一実施例を示し、第1図は
回転刃1の正面図、第2図は同側面図、第3図は
同底面図、第4図は切傷加工を示す概要側面図、
第5,6図は同拡大側面図、第7図は切溝yの縦
断側面図、第8図は切口nの平面図である。 1……回転刃、4……円弧刃、5……平滑刃先
面、8……平滑刃先面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 刃先のほぼ尖つた当接隅部eから下方へ拡巾す
    る平滑刃先面8を設けた円弧刃4を、先端縁に形
    成してなる木材の防虫防腐処理用切込み回転刃。
JP19721781U 1981-12-26 1981-12-26 木材の防虫防腐処理用切込み回転刃 Granted JPS5899007U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19721781U JPS5899007U (ja) 1981-12-26 1981-12-26 木材の防虫防腐処理用切込み回転刃

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19721781U JPS5899007U (ja) 1981-12-26 1981-12-26 木材の防虫防腐処理用切込み回転刃

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5899007U JPS5899007U (ja) 1983-07-05
JPS6243765Y2 true JPS6243765Y2 (ja) 1987-11-16

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ID=30110429

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JP19721781U Granted JPS5899007U (ja) 1981-12-26 1981-12-26 木材の防虫防腐処理用切込み回転刃

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6713326B2 (ja) * 2016-04-01 2020-06-24 Idec株式会社 割裂処理機

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Publication number Publication date
JPS5899007U (ja) 1983-07-05

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