JPH0426474Y2 - - Google Patents

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JPH0426474Y2
JPH0426474Y2 JP2811387U JP2811387U JPH0426474Y2 JP H0426474 Y2 JPH0426474 Y2 JP H0426474Y2 JP 2811387 U JP2811387 U JP 2811387U JP 2811387 U JP2811387 U JP 2811387U JP H0426474 Y2 JPH0426474 Y2 JP H0426474Y2
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JP
Japan
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spiral cutter
cutter
shearing machine
spiral
fluff
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JP2811387U
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JPS63135992U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、布地面の毛羽を刈り揃えるシヤーリ
ング機のスパイラルカツターに関し、特に合成繊
維毛羽のシヤーリングには好適に用いれられるス
パイラルカツターに関する。
〔考案の背景〕
シヤーリング機のスパイラルカツターは、スパ
イラルのカツターブレードとアンダーナイフとの
間で布地面の毛羽を挟み切るものであり、カツタ
ーブレードのスパイラルカツター回転方向側面に
はやすり目が刻まれていて、そのためにカツター
ブレードの先端面は研磨されても常に帯鋸の側面
形状と同様の形状を示す。
従来、シヤーリング機で合成繊維から成るパイ
ル布帛のパイルをシヤーリングした場合、シヤー
リングされたパイルの先端が第9図に見るように
互いに融着して、その結果パイルが第10図に見
るように開かずに畝状を成し、外観や感触の劣つ
たパイル布帛が得られると言う問題がしばしば発
生した。
本考案者は、この問題の発生について研究した
結果、従来のスパイラルカツターは、カツターブ
レード先端面の鋸歯形状が鋸歯の山角あるいは谷
角を形成する2つの線とアンダーナイフの刃先線
とが交わつて生ずる三角形の2つの内角の一方を
60°よりも大きな角度、極端な場合には90°前後と
するものであり、そのために、その内角を形成す
る部分では毛羽のシヤーリングが行われず、鋸歯
の谷部でシヤーリングされる毛羽が増えるように
なることが問題発生の主な原因と究明し、カツタ
ーブレード先端面の鋸歯形状を上述の内角が15°
以上60°以下、好ましくは30°以上50°以下になるよ
うにすることによつて問題の発生を解消し得るこ
とを見出した。
〔考案の目的〕
本考案は、上述の知見に基いてなされたもので
あり、合成繊維から成るパイル布帛のパイルをシ
ヤーリングしてもパイルに融着が生ずることな
く、したがつて、パイルがよく開いて外観及び感
触に優れたパイル布帛を得ることができるシヤー
リング機のスパイラルカツターを提供するもので
ある。
〔考案の構成〕
本考案は、アンダーナイフとの間で布地面の毛
羽を挟み切るシヤーリング機のスパイラルカツタ
ーにおいて、カツターブレードのスパイラルカツ
ター回転方向側面にやすり面を刻まれていること
によつてカツターブレード先端面に形成される鋸
歯形状が鋸歯の山角あるいは谷角を形成する2つ
のアンダーナイフの刃先線とが交わつて生ずる三
角形の2つの内角を15°以上60°以下にするもので
あることを特徴とするシヤーリング機のスパイラ
ルカツターにあり、この構成によつて前記目的を
達成する。
〔実施例〕
以下、本考案を第1図乃至第8図に示した実施
例によつて説明する。
第1図はシヤーリング機の概要側面図であり、
起毛布帛あるいはパイル布帛と言つた毛羽を有す
る布帛1は適当に配設されたガイドバーあるいは
ローラやテンシヨンローラ等を経てベツト2の先
端を回り、その際矢印方向に回転するスパイラル
カツター3とそれに接するアンダーナイフ4によ
つて毛羽をシヤーリングされ、そして送りローラ
群5やガイドローラ及び送り出しローラ6を経て
振り落しバケツト7により振り落とされる。な
お、スパイラルカツター3及びアンダーナイフ4
によつてカツトされた毛羽屑は吸引手段8によつ
て除去される。
スパイラルカツター3は、詳細を第2図の平面
図に示したように、多数のスパイラルカツターブ
レード31を周方向に並べて配設した構造から成
る。そして、カツターブレード31はスパイラル
カツター3の回転方向側面にやすり目31aを刻
まれており、それによつて先端面31bが第5図
の部分平面図に見るように帯鋸状の形状を示す。
アンダーナイフ4は、第3図の平面図と第4図
の側面図に示した構造から成り、刃先41の線が
スパイラルカツター3の軸と平行にカツターブレ
ード31の先端面31bと接するように設けられ
る。
第5図はアンダーナイフ4がカツターブレード
31の先端面31bに接している部分を示してお
り、本考案のスパイラルカツター3は、カツター
ブレード先端面31bに形成される鋸歯形状の山
角あるいは谷角を形成する2つの線とアンダーナ
イフ4の刃先41の線とが交わつて生ずる三角形
の2つの内角すなわち、第5図の角αとβが15°
以上60°以下、好ましくは30°以上50°以下になるよ
うにしたものである。このようにするのは、例え
ば第6図に示したようなやすり目刻印装置によつ
てカツターブレード31の帯状材料にやすり目を
刻むとき、たがね8に刃先角が60°以上150°以下
のものを用い、そして一方の刃先面とアンピル9
の面の角度α′がカツターブレード31のヘリカル
角度をθとして15°+θ以上60°+θ以下好ましく
は30°+θ以上50°+θ以下となり、他方の刃先面
とアンピル9の面の角度β′が15°−θ以上60°−θ
以下好ましくは30°−θ以上50°−θ以下となるよ
うにたがね8を保持しているバイブレータ10を
傾けることによりなし得る。
第5図のαが55°、βが20°の本考案のスパイラ
ルカツターを第1図のシヤーリング機に用いて第
9図、第10図に示したと同様のポリエステル繊
維から成るパイル布帛のパイルのシヤーリングを
行つたところ、長時間安定して第7図に見るよう
にパイル先端に融着を生ぜしめることなくシヤー
リングすることができ、得られたパイル布帛は第
8図に見るようにパイルが開いて外観及び感触の
優れたものであつた。なお、α,βが30°以上50°
以下の条件を満足すると一層長時間安定して融着
しないシヤーリングを行うことができ、α,βが
15°以上60°以下に近付くと、安定してシヤーリン
グできる期間が短くなる傾向を示す。
〔考案の効果〕
シヤーリング機に本考案スパイラルカツターを
用いると、合成繊維から成るパイル布帛のパイル
をシヤーリングしても融着を生ぜしめることがな
く、得られたパイル布帛はパイルが開いて外観及
び感触に優れると言う効果が得られる。なお、本
考案スパイラルカツターは、天然繊維の起毛布帛
等にも用いられることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図はシヤーリング機の概要側面図、第2図
はスパイラルカツターの平面図、第3図及び第4
図はアンダーナイフの平面図及び側面図、第5図
はスパイラルカツターのカツターブレード先端面
とそれに接するアンダーナイフの部分平面図、第
6図はやすり目刻印装置の概要側面図、第7図は
本考案スパイラルカツターを用いてシヤーリング
した布帛毛羽の先端部を示す顕微鏡写真、第8図
は同じ布帛の断面顕微鏡写真、第9図は従来のス
パイラルカツターを用いてシヤーリングした布帛
毛羽の先端部を示す顕微鏡写真、第10図は同じ
布帛の断面顕微鏡写真である。 3……スパイラルカツター、31……カツター
ブレード、31a……やすり目、31b……先端
面、4……アンダーナイフ、41……刃先あるい
は刃先線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) アンダーナイフとの間で布地面の毛羽を挟み
    切るシヤーリング機のスパイラルカツターにお
    いて、カツターブレードのスパイラルカツター
    回転方向側面にやすり目を刻まれていることに
    よつてカツターブレード先端面に形成される鋸
    歯形状が鋸歯の山角あるいは谷角を形成する2
    つの線とアンダーナイフの刃先線とが交わつて
    生ずる三角形の2つの内角を15°以上60°以下に
    するものであることを特徴とするシヤーリング
    機のスパイラルカツター。 (2) 前記三角形の2つの内角が30°以上50°以下で
    ある実用新案登録請求の範囲第1項記載のシヤ
    ーリング機のスパイラルカツター。
JP2811387U 1987-02-28 1987-02-28 Expired JPH0426474Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2811387U JPH0426474Y2 (ja) 1987-02-28 1987-02-28

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JP2811387U JPH0426474Y2 (ja) 1987-02-28 1987-02-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63135992U JPS63135992U (ja) 1988-09-07
JPH0426474Y2 true JPH0426474Y2 (ja) 1992-06-25

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