JPS6310313Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6310313Y2
JPS6310313Y2 JP2946182U JP2946182U JPS6310313Y2 JP S6310313 Y2 JPS6310313 Y2 JP S6310313Y2 JP 2946182 U JP2946182 U JP 2946182U JP 2946182 U JP2946182 U JP 2946182U JP S6310313 Y2 JPS6310313 Y2 JP S6310313Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
blade
cutting edge
scribe
cutting
scribing
Prior art date
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Expired
Application number
JP2946182U
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English (en)
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JPS58133493U (ja
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Publication date
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  • Knives (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、製図機における刃ホルダーに嵌装さ
せてフイルム版材面に対し、スクライブにより線
引製図をするスクライブ刃に関するものである。
従来の此種スクライブ刃は、総べて第7図及び
第8図に示す如く、標準寸法長さ7cm、太さ2mm
の円棒の刃主体1の前後、左右の各対向面を鋭角
切削面2,2′,3,3′にカツトしてスクライブ
刃先4を設けてなる単純形状の鋭角刃先にしかす
ぎないため、それでフイルム版材Fに対してスク
ライブ線引を行うと、その鋭角刃先はスクライブ
層F′を容易に貫いてベース層F″にまで突き刺り、
該ベース層F″を傷付けるおそれがあり、その下
地損傷はギザ線となつて鮮明美麗なスクライブ線
質が得られないことになるし、又、そのベース層
損傷を避けるため、刃体に対する荷重を軽く調整
すると、交叉線引における交叉壁に対して鋭角刃
先は衝突シヨツクが強い反面軽い荷重のために、
交叉壁を刃体が容易にジヤンプしてしまい、交点
の不鮮明スクライブが発生してしまう結果、それ
を防止するために荷重を過大にすると、前記のベ
ース損傷が起るという欠陥がある上に、更に単な
る鋭角刃先は、スクライブによつて生ずる多量の
切粉Kが前後のスクライブ運動につれて、前後の
鋭角切削面2,2′に対し、やたらに付着したり
積つたり或は又刃にまき込まれたりするため、そ
のまつわり付く切粉Kによつてスクライブ線壁が
崩されたり、堆積粉によつて刃先エツヂ部が磨耗
され易くなつて耐久性に欠ける上にスクライブ不
良が多発してしまう等の多くの欠点をもつてい
る。
そこで、本考案は、スクライブ刃先を、特にス
クライブ版材面に対し20゜±10゜程度の鈍角刃に形
成させることで、上記の従来欠点の総べてを解消
し、ベース地に対する突き刺さりを無くし、軽い
荷重で鮮明確実なスクライブ線引きが得られ、更
に刃の浮揚を無す上に、切粉の排出を良好ならし
めて、刃先磨耗を著しく減少させて耐久性を保障
し、抜群な鮮明スクライブ性能があるスクライブ
刃を提供することを目的とするものである。
本考案実施の一例を図面に付て説明すると、製
図機の刃ホルダーに嵌装させる標準寸法長さ7
cm、太さ2mmの円棒の刃主体1の刃先部を、前
後、左右の各対向面を鋭角切削面2,2′,3,
3′に形成して所定巾のスクライブ刃先4を定め
ると共に、更に前後の該切削面2,2′の先端部
をスクライブ版材面に対して20゜±10゜角の鈍角切
削刃面5,5′にカツト形成せしめて構成するも
のである。なを、図示では前後における両刃を対
象としているが、その両刃の場合は、前後の往復
でのスクライブが可能であり、片刃の場合も対象
となり、この場合は一方側だけに鈍角刃先を形成
する。又、鈍角切削刃面5,5′の各巾は0.04mm
が実験上適切である。本考案は上記の如く構成
し、刃主体1のスクライブを行う前後の鋭角切削
面2,2′側の各先端刃先部を、更にフイルム版
材F面に対して20゜程度の鈍角切削刃面5,5′に
カツト形成して2段刃型とすることにより、その
鈍角刃先は、フイルム版材F面に対して、従来の
単なる鋭角刃に比して荷重を大きくしても、深く
刺さらずベース層F″を傷付けるおそれが全くな
くなるし、その上、鈍角切削刃面5,5′は、そ
の角度からスクライブで生ずる切粉Kの排出が非
常になめらかでスムースとなつて、刃先面に対す
るまつわり付きや堆積が起らず、又、刃体に対す
る荷重を強くすこともできるから、切粉Kが刃き
まき込まれて浮揚を起す心配がなくなり、その結
果、鮮明確実なスクライブ線引性能が保障される
し、且つ又、常に切粉Kは外に排出されて堆積が
起らないため刃先エッヂの磨耗が極度に減少して
長期使用性もあり、更に、鈍角刃先は交叉壁に対
して衝突シヨツクが小さいため刃は全くジヤンプ
することがなく、確実な線質の良い交叉線引が保
障される。又、刃に対する荷重が軽くても、20゜
程度の鈍角刃は、良質なスクライブ線が得られ
る。即ち実験例としては、スクライブ刃先の鈍角
切削刃面5,5′の各巾を0.04mm、角度20°の刃形
の場合には、0.1mmのスクライブ巾に対しては、
実に約110gの軽い荷重で済み、相当の強い荷重
を加えても鈍角刃先はベース地にくい込むことが
ない。
以上のとおり、本考案のスクライブ刃は、ベー
ス地を損傷させることがない上に、軽い荷重でも
鮮明確実なスクライブ線引が得られるし、更に切
粉の排出性が良いのと鈍角による交叉壁に対する
衝突シヨツクの軽減とが相俟つて刃体のジヤンプ
が全く起らず、その結果、鮮明な交叉線引ができ
るし、刃先の磨耗が著しく少なく長期使用性に富
み、抜群な鮮明スクライブ性能があつて至便であ
る等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案実施の一例を示すもので、第1図
は本案品の一部省略の拡大正面図、第2図は同上
右側面図、第3図は同上底面図、第4図は本案品
のスクライブ作用を示す刃先要部の拡大側面図、
第5図は同上斜面図、第6図と第7図は従来品と
の作用対比拡大図であり、第6図は本案品の要部
側面図、第7図は従来品の要部側面図、第8図は
従来品の拡大底面図である。 1……刃主体、2,2′,3,3′……鋭角切削
面、4……スクライブ刃先、5,5′……鈍角切
削刃面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円棒の刃主体1の刃先部を、前後、左右の各対
    向面を鋭角切削面2,2′,3,3′に形成して所
    定巾のスクライブ刃先4を定めると共に、前後の
    該切削面2,2′の先端部をスクライブ版材面に
    対して20゜角程度の鈍角切削刃面5,5′に形成し
    てなる製図用スクライブ刃。
JP2946182U 1982-03-02 1982-03-02 製図用スクライブ刃 Granted JPS58133493U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2946182U JPS58133493U (ja) 1982-03-02 1982-03-02 製図用スクライブ刃

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2946182U JPS58133493U (ja) 1982-03-02 1982-03-02 製図用スクライブ刃

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58133493U JPS58133493U (ja) 1983-09-08
JPS6310313Y2 true JPS6310313Y2 (ja) 1988-03-28

Family

ID=30041250

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2946182U Granted JPS58133493U (ja) 1982-03-02 1982-03-02 製図用スクライブ刃

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JP (1) JPS58133493U (ja)

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JPS58133493U (ja) 1983-09-08

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