JP2947517B2 - 耕耘爪 - Google Patents

耕耘爪

Info

Publication number
JP2947517B2
JP2947517B2 JP63202871A JP20287188A JP2947517B2 JP 2947517 B2 JP2947517 B2 JP 2947517B2 JP 63202871 A JP63202871 A JP 63202871A JP 20287188 A JP20287188 A JP 20287188A JP 2947517 B2 JP2947517 B2 JP 2947517B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
tilling
edge
claw
slope
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63202871A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0253401A (ja
Inventor
昇 藤原
健志 小橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobashi Industries Co Ltd
Original Assignee
Kobashi Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobashi Industries Co Ltd filed Critical Kobashi Industries Co Ltd
Priority to JP63202871A priority Critical patent/JP2947517B2/ja
Publication of JPH0253401A publication Critical patent/JPH0253401A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2947517B2 publication Critical patent/JP2947517B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Soil Working Implements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】 本発明は耕耘爪に関し、特に耕耘抵抗および振動を低
減するように改良したナタ爪に関するものである。
【従来の技術】
従来、爪取付基部から真直ぐ延びる縦刃部から先端を
一側に弯曲させて横刃部を形成し、縦刃部から横刃部に
かけて、第4図(イ)で示す片刃の刃縁5,(ロ)で示す
両刃の刃縁8を有する耕耘爪(ナタ爪)1が知られてい
る。 また、耕耘爪1の回転軌跡は、第6図に示すように、
耕耘爪軸Cに爪取付ボックスを介して装着し、例えば車
速2kg/h,耕耘爪1の最大回転半径250mm,耕耘爪軸Aの半
径26.5mmで作業した際に、耕耘爪1の回転外周点Rはト
ロコイド曲線r2を、耕耘爪軸Aの軸心Oは直線r0を、耕
耘爪軸Aの外周の任意の点Pはサイクロイド曲線r1をそ
れぞれ描いて移動する。このとき、耕耘爪1の作業部分
である縦刃部、横刃部、刃縁5,8等が圃場面Fに打ち込
まれ、トコロイド曲線r2に沿って土中を通過して圃場面
Fから抜け出すまでの長さが掃過長さLである。 上記耕耘爪1における片刃5,両刃8,8は、それぞれ一
長一短がある。まず耕耘抵抗の面からみると、過去の各
種の試験結果から明らかなように、片刃5は刃の片面で
抵抗を受けるのに対し、両刃8,8は刃の両面で抵抗を受
けるため、片刃5の方が有利である。 次に、振動の面からみると、第5図(イ)に示すよう
に、片刃5の場合は土を切断すると腹面側を通るAと背
面側の通るBに分かれ、腹面側Aの方が土壌との接触面
積が広く、耕耘爪1が圃場面Fに打ち込まれてから抜け
出すまでの距離である土中掃過長さLが長くなり、背面
側Bより通過時間が長くかかることになる。 従って、背面側Bが土中を通過してしまうと腹面側A
のみの抵抗となり、左右の振動が発生し易い。これに対
して第5図(ロ)に示す両刃の刃縁8の場合は、腹面側
A,背面側Bとも土中通過長さLが等しくなり、左右の振
動は発生し難いことになる。
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、片刃5,両刃8とも一長一短があるの
で、これらの短所をなくし、長所のみを採り入れた耕耘
爪(ナタ爪)が要望されている。 本発明は上記の事情に鑑みなされたもので、片刃5,両
刃8のそれぞれの長所を生かし、耕耘抵抗が少く、左右
の振動の発生が少くなる耕耘爪を提供することを目的と
する。
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明は、 .爪取付基部2から真直ぐ延びる縦刃部3から先端を
一側に弯曲させて横刃部4を形成し、縦刃部3から横刃
部4にかけて片刃の刃縁5を形成した耕耘爪1におい
て、 上記縦刃部3および横刃部4のトロコイド曲線に沿う
断面における腹面側と背面側の長さがほぼ等しくなるよ
うに各断面を定めたこと、 .上記縦刃部3および横刃部4の刃縁5を形成した腹
面側と反対側の背面側に、刃縁5の傾斜と対向する傾斜
の斜面7を峯縁6から刃縁5側に向け形成したこと、 をそれぞれを特徴とするものである。
【作用】
上記の構成によって本発明は、片刃5よる土壌への打
込み,耕耘抵抗が少くなり、腹面側,背面側の各点の土
中における掃過長さがほぼ等しくなって振動の発生が少
くなる。
【実 施 例】
以下、図面を参照して本発明の一実施例について説明
する。 第1図において、符号1で示す耕耘爪(ナタ爪)は、
回転中心Oを中心に回転する耕耘軸(第6図のC)に爪
取付ボックス(第6図のD)を介して取付けられる取付
基部2と、取付基部2から真直ぐ延びる縦刃部3と、縦
刃部3の先端から一側に弯曲させた横刃部4とからな
り、縦刃部3から横刃部4にかけて片刃の刃縁5を形成
している。取付基部2には、第2図にも示すように、耕
耘軸の爪取付けボックスにボルトを挿通して取付けられ
る取付穴2aが穿設されている。これらの構成は、従来の
ナタ爪と同様である。 本発明においては、縦刃部3および横刃部4の背面側
に、刃縁5の傾斜と対向する傾斜を有して峯縁6から刃
縁5側に向けて斜面7を形成している。この斜面7を形
成することにより、縦刃部3および横刃部4のトロコイ
ド曲線に沿う各断面における腹面側および背面側の長さ
がほぼ等しくなっている。また、横刃部4の先端側の形
状は、船のスクリューの先端形状と同様に回転方向に対
しても最も抵抗が少くなるよう丸味を帯びた形状になっ
ている。 このような構成の耕耘爪1においては、耕耘軸に装着
されて回転中心Oを中心に第1図及び第6図で反時計方
向に回転して耕耘作業を行うとき、縦刃部3および横刃
部4は、片刃の刃縁5が土中に打込まれて土中を通過す
る抵抗が両刃の刃縁8に比べて少く、また、土壌との摩
擦で刃縁5が摩擦するとき、その斜面に沿って摩耗する
ので鋭利さを失わない。 また、第3図に示すように、耕耘爪1の腹面側Aと背
面側Bにおけるトコロイド曲線に沿う各断面における腹
面側および背面側の長さがほぼ等しくなっているところ
から、従来の耕耘爪1の両刃8の場合(第5図(ロ))
と同様に左右の振動が少くなり、耕耘爪1を装着した作
業機の機体振動を少くできる。
【発明の効果】
以上説明したように本発明の耕耘爪1によれば、縦刃
部3および横刃部4のトロコイド曲線に沿う断面におけ
る腹面側の長さがほぼ等しくなるように各断面を定め、
また、縦刃部3および横刃部4の刃縁5を形成した面と
反対側の面に、刃縁5の傾斜と対向する傾斜の斜面7を
峯縁6から刃縁5側に向け形成したから、耕耘抵抗を少
く、所要動力を小さくすることができると共に、左右の
振動を低減できて、耕耘爪1を装着した作業機に好影響
をもたらす。 また、耕耘爪1自体の軽量化が図れ、耕耘爪1を多数
本装着する作業機全体の軽量化が達成され、作業機を装
着するトラクタにも好影響をもたらす。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す耕耘爪全体の側面図、第
2図は第1図のII−II線断面図、第3図は本発明の耕耘
爪の作用説明図、第4図(イ),(ロ)および第5図
(イ),(ロ)は従来の耕耘爪の作用説明図、第6図は
は耕耘爪の回転軌跡の説明図である。 1……耕耘爪、2……取付基部、2a……取付穴、3……
縦刃部、4……横刃部、5……片刃の刃縁、6……峯
縁、7……斜面、O……耕耘軸の回転中心、L……耕耘
爪が圃場面に打ち込まれてから抜け出すまでの掃過長
さ、F……圃場面、r2……トロコイド曲線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−12410(JP,A) 実開 昭57−11902(JP,U) 実公 昭36−12410(JP,Y1)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】爪取付基部(2)から真直ぐ延びる縦刃部
    (3)から先端を一側に弯曲させて横刃部(4)を形成
    し、縦刃部(3)から横刃部(4)にかけて片刃の刃縁
    (5)を形成した耕耘爪(1)において、 上記縦刃部(3)および横刃部(4)のトロコイド曲線
    に沿う断面における腹面側と背面側の長さがほぼ等しく
    なるように各断面を定めたことを特徴とする耕耘爪。
  2. 【請求項2】上記縦刃部(3)および横刃部(4)の刃
    縁(5)を形成した腹面側と反対側の背面側に、刃縁
    (5)の傾斜と対向する傾斜の斜面(7)を峯縁(6)
    から刃縁(5)側に向け形成したことを特徴とする請求
    項1記載の耕耘爪。
JP63202871A 1988-08-15 1988-08-15 耕耘爪 Expired - Fee Related JP2947517B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63202871A JP2947517B2 (ja) 1988-08-15 1988-08-15 耕耘爪

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63202871A JP2947517B2 (ja) 1988-08-15 1988-08-15 耕耘爪

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0253401A JPH0253401A (ja) 1990-02-22
JP2947517B2 true JP2947517B2 (ja) 1999-09-13

Family

ID=16464576

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63202871A Expired - Fee Related JP2947517B2 (ja) 1988-08-15 1988-08-15 耕耘爪

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2947517B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5398202A (en) * 1977-02-07 1978-08-28 Kobashi Kogyo Kk Cultivating tine
JPS5711902U (ja) * 1980-06-24 1982-01-21

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0253401A (ja) 1990-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5343681A (en) Cutter blade for a rotary cutter
JPH09298903A (ja) 耕耘爪
JP2947517B2 (ja) 耕耘爪
JPH0687681B2 (ja) 正逆回転耕耘爪
JPS63160501A (ja) 耕耘爪
JP3077736B2 (ja) 作業ローター
JPS6322801Y2 (ja)
JPS629762Y2 (ja)
JP3443328B2 (ja) 耕耘爪
JPH0829001B2 (ja) 代掻・砕土爪
JPS6238484Y2 (ja)
JPH0742241Y2 (ja) 耕耘爪
JP2548541B2 (ja) 深耕用アップカットロ−タリ耕うん装置
JP6999191B2 (ja) 作業爪及び作業機
JP2548535B2 (ja) 耕耘爪
JPH0642405Y2 (ja) アツプカツト耕法による耕うん爪
JPH0220881Y2 (ja)
JPH0520081Y2 (ja)
JPS64722Y2 (ja)
JPH0481406B2 (ja)
KR920006934Y1 (ko) 경운삽
JPS5935042Y2 (ja) 耕耘機の残耕処理刀
JPH0715368Y2 (ja) 耕うん爪
JPS6014322Y2 (ja) 耕耘なた爪
JPS6021933Y2 (ja) ねぎ掘取用ロ−タリ−

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees