JPS589193Y2 - 炉蓋装置 - Google Patents

炉蓋装置

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Publication number
JPS589193Y2
JPS589193Y2 JP9715278U JP9715278U JPS589193Y2 JP S589193 Y2 JPS589193 Y2 JP S589193Y2 JP 9715278 U JP9715278 U JP 9715278U JP 9715278 U JP9715278 U JP 9715278U JP S589193 Y2 JPS589193 Y2 JP S589193Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
furnace
curtain
furnace lid
heat insulating
guide
Prior art date
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Expired
Application number
JP9715278U
Other languages
English (en)
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JPS5513392U (ja
Inventor
邦昭 佐藤
博幸 山外
謹司 中田
輝久 薄井
Original Assignee
川崎製鉄株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 川崎製鉄株式会社 filed Critical 川崎製鉄株式会社
Priority to JP9715278U priority Critical patent/JPS589193Y2/ja
Publication of JPS5513392U publication Critical patent/JPS5513392U/ja
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  • Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は均熱炉等の炉開口部を開閉する炉蓋装置に係り
、特に炉内部の保温が考慮された炉蓋装置に関する。
均熱炉では10本以上の鋼塊を同時に加熱、均熱し、炉
内のバーナーと反対側の鋼塊から順次抽出して分塊圧延
を行なってスラブを製作するようになっている。
ところがこの抽出時間は各均熱炉毎に20〜30分程度
必要であり、その間バーナーからの燃焼ガスは停止して
いると共に炉蓋は開放状態とされているために炉内温度
の低下は著しい。
このため均熱炉から最後に抽出されるバーナー直近の鋼
塊からはその保有熱が大気及び排気口へ多量に逃げ出す
ことになり、同時に炉壁からの放熱も著しい。
この結果抽出が後に行なわれる鋼塊はどその温度が下が
り圧延後の表面品質が低下する原因となっている。
このように分塊圧延中に低熱による表面疵が生じないよ
うな鋼塊表面温度を維持することが必要であるが作業時
間の増大、バーナー燃料の消費量増加に撃がるものであ
り、加熱時間を延長した場合にも各鋼塊間の温度差を解
消することは極めて困難であった。
本考案は上記事実を考慮し、炉開口部の開放時に炉内温
度が外部へ放散することのない炉蓋装置を提供すること
が目的である。
本考案に係る炉蓋装置は炉蓋本体の走行に従って炉蓋本
体に取りつけたカーテン昇降アームを炉蓋開口部に沿っ
て敷設されたガイドレールの案内で上下動させることに
より断熱カーテンを炉内へ挿入するようになっている。
以下本考案の実施例を図面に従い説明する。
第1図乃至第3図は本考案が上部一方焚均熱炉に適用さ
れた実施例であり、4個の側壁10,12,14゜16
及び炉底18によって形成された均熱炉は側壁10の上
部にバーナー20が設けられて加熱用とされており、炉
底18の中央部には排気口22が形成されている。
この均熱炉の上部には側壁14.16の両側にこれらと
平行に一対のベース24.26が設けられており、これ
らの上部にはレール28.30がそれぞれ敷設されてい
る。
これらのレール28.30には炉蓋本体32の4個の車
輪34が搭載されて炉蓋本体32をレール28.30に
沿って走行可能としている。
この炉蓋本体32の上部にはモータ36、減速機38を
主要部とする駆動装置が設けられて車輪34の車軸40
へ回転力を付与するようになっている。
このモータ36の駆動は図示しない制御手段により遠隔
操作されるようになっており、車軸40の回転により炉
蓋本体32は均熱炉の開口部を閉止する位置から完全に
開放する位置までレール28゜30上を走行することが
できるようになっている。
次に炉蓋本体32の前方(第1図左方向)にはブラケッ
ト42を介して一対の垂直レール44が固着されている
これらの垂直レール44の水平断面はコ字状とされてお
り、一対のローラ46を上下方向に案内している。
これらのローラ46を軸支する軸は水平ビーム48へ取
りつけられており、この水平ビーム48からはブラケッ
ト50が突出して断熱カーテン52のフック54を吊り
下げるようになっている。
これにより水平ビーム48はローラ46を介して断熱カ
ーテン52を垂直レール44に沿って上下動させるよう
になっている。
次に水平ビーム48にはその上部に一対のブラケット5
6が取りつけられており、連結リンク58の一端を軸支
している。
この連結リンク58の他端はカーテン昇降アーム60の
先端部へ軸支されており、このカーテン昇降アーム60
の基端は炉蓋本体32へ軸受62を介して軸支された回
転軸64へ固着されている。
これによりカーテン昇降アーム60は回転軸64が回転
した場合に連結リンク58を介して水平ビーム48及び
断熱カーテン52を上下動することかで゛きるようにな
っている。
ここにこのカーテン52の上下動はその最下降位置が第
1図に示されるごとく炉内部へ載置された複数の鋼塊6
6A乃至66Eの上端よりも若干上方位置とされており
、最上昇位置は側壁12の上端よりも若干上方位置とさ
れている。
前記回転軸64の端部にはガイドアーム68の一端が固
着されており、このガイドアーム68の先端にはガイド
ローラ70が軸支されている。
このガイドローラ70は均熱炉の開口部に沿って取りつ
けられた一対のガイドレール72.74への当接用とさ
れている。
これらのガイドレール72.74はその上端部がガイド
ローラ70の案内面とされており、ガイドローラ70が
水平ビーム48、断熱カーテン52等の自重により圧接
されるようになっている。
これらのガイドレール72.74はそれぞれ水平案内面
とこれに連続する傾斜案内面とを有しておりこれに応じ
てそれぞれ断熱カーテン52を水平方向及び傾斜方向に
移動させるようになっているが、ガイドアーム68とカ
ーテン昇降アーム60との長さ比率を適切に選択するこ
とにより断熱カーテン52のリフトを自由に選択するこ
とが可能である。
これによってガイドレール72の案内面は第4図にも示
されるごとくガイドアーム70を7OAから70 Fま
での軌跡を描いて案内し、炉蓋本体32が炉開口部を若
干量開放した直後に断熱カーテン52の下端部を均熱炉
内へ挿入させ(第4固持号52B、52C参照)、第1
図に示されるごとく炉蓋本体32がバーナー20の最遠
位置にある鋼塊66Aのみを抽出可能な位置まで炉開口
部を開放した場合には断熱カーテン52の下端部がこの
抽出位置にある鋼塊66Aの直近の鋼塊66B上部にあ
るように配置されており、抽出作業中に他の鋼塊の保有
熱及び炉内雰囲気熱が開口部を通して放散しないように
なっている。
またガイドレール74の傾斜案内面及び水平案内面は炉
蓋本体32がバーナー20に直近の鋼塊66Eを抽出す
る位置まで炉開口部を開放する場合には断熱カーテン5
2が再び持ち上げられて炉外へ移動されるようにカーテ
ン昇降アーム60を案内している(第4固持号52 D
、52 E 、52 F参照)。
このように構成された本実施例の作動を説明すると、炉
蓋本体32が均熱炉の開口部を完全に閉止している場合
にはガイドローラ70がガイドレール72の水平案内面
上に載置されているので断熱カーテン52はこの下端部
が側壁12の上端部付近へと移動されている(第4固持
号52A)。
次にモータ36の駆動により炉蓋本体32を第1図に示
されるごとく若干量移動してバーナー20から最遠位置
にある鋼塊66Aを抽出する場合にはガイドローラ70
がガイドレール70の傾斜案内面に沿って下降されてい
るので、カーテン昇降アーム60は垂直レール44に沿
って水平ビーム48及び断熱カーテン52を下降させる
(第4固持号52C)。
従って鋼塊66Aの抽出作業中には炉内雰囲気及び抽出
される鋼塊以外の鋼塊からの放熱を防止することが可能
である。
なお鋼塊66の抽出は図示しない抽出トングを用いて行
なうようになっている。
このように順次鋼塊を抽出するに従い炉蓋本体32を移
動させて炉開口部の開口面積を増大すれば抽出以前の鋼
塊からの放熱は極めて効果的に阻止されることになり、
バーナー20の直近にある鋼塊66Eの抽出時にはガイ
ドローラ70がガイドレール74の傾斜案内面を上昇し
て水平案内面へと至るので、断熱カーテン52は側壁1
0上へと移動されて鋼塊66の抽出に支障を来たすこと
はない(第4固持号52F)。
なお上記実施例において断面カーテン52の下端部高さ
を更に任意に調節しようとする場合にはカーテン昇降ア
ーム60と断熱カーテン52との間に電動機等を利用し
た昇降装置を設けることにより第4図2点鎖線で示され
るごとく断熱カーテン下端部の軌跡を更に下降すること
が可能である。
(第4固持号52 G 、52 H)。
なお上記断熱カーテン52は適宜直径の丸棒を中心にそ
の両側へ耐熱用金網を取りつけ更にその両側からセラミ
ックファイバー等の断熱材を取りつけた構造が極めて効
果的である。
上記炉蓋装置を18 tの鋼塊を14本装入する均熱炉
に適用した場合には最初の鋼塊から最後の鋼塊抽出まで
の温度差が従来80〜60℃であったものが、本考案の
適用により40〜30℃と大巾に縮小してバーナー直近
の鋼塊の表面品質が改善され鋼塊間の温度差が少なくな
るので在炉時間が30〜60分短縮可能であり炉内設定
温度を20〜30℃低下させることができ更に10×1
03Kcal/を程度のバーナー燃料が節減可能となっ
た。
以上説明したごとく本考案に係る炉蓋装置はガイドレー
ルでカーテン昇降アームを案内して炉蓋本体への走行に
従い断熱カーテンを−L下動させるので特別な駆動装置
を必要とすることなく炉内の保温を可能とする優れた効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る炉蓋装置の実施例を示す断面図、
第2図は第1図の平面図、第3図は第1図の断面側面図
、第4図はガイトロ・−ラと断熱カーテンの平端部移動
軌跡を示す説明図である。 28 、30・・・・・・レール、32・・・・・・炉
蓋本体、34・・・・・・車輪、36・・・・・・モー
タ、44・・・・・・垂直レール、46・・・・・・ロ
ーラ、52・・・・・・断熱カーテン、60・・・・・
・カーテン昇降アーム、66・・・・・・鋼塊、72.
74・・・・・・ガイドレール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 炉開口部に沿って走行して炉開口部を開閉する炉蓋本体
    と、この炉蓋本体に取りつけられて断熱カーテンを炉内
    へ挿入抜出するカーテン昇降アームと、前記炉開口部に
    沿って敷設され炉蓋本体の走行に従ってカーテン昇降ア
    ームを上下方向に案内するガイドレールと、を有する炉
    蓋装置。
JP9715278U 1978-07-13 1978-07-13 炉蓋装置 Expired JPS589193Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9715278U JPS589193Y2 (ja) 1978-07-13 1978-07-13 炉蓋装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9715278U JPS589193Y2 (ja) 1978-07-13 1978-07-13 炉蓋装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5513392U JPS5513392U (ja) 1980-01-28
JPS589193Y2 true JPS589193Y2 (ja) 1983-02-18

Family

ID=29031710

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9715278U Expired JPS589193Y2 (ja) 1978-07-13 1978-07-13 炉蓋装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4572693B2 (ja) * 2005-02-10 2010-11-04 光洋サーモシステム株式会社 炉組立部品搬送装置を有する連続焼成炉

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5513392U (ja) 1980-01-28

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