JPS5889615A - 積層板の製造法 - Google Patents
積層板の製造法Info
- Publication number
- JPS5889615A JPS5889615A JP18822281A JP18822281A JPS5889615A JP S5889615 A JPS5889615 A JP S5889615A JP 18822281 A JP18822281 A JP 18822281A JP 18822281 A JP18822281 A JP 18822281A JP S5889615 A JPS5889615 A JP S5889615A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- resin composition
- molecular weight
- epoxy resin
- laminates
- Prior art date
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- Reinforced Plastic Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Epoxy Resins (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、塗工作業性に優れ、基材への濡れ性の良い積
層板用樹脂組成物lこ関する。
層板用樹脂組成物lこ関する。
積層板は、樹脂組成物を基材に含浸し乾燥して得たプリ
プレグを適当枚数積層し、必要に応じて表面に金属箔を
載置して、これを加熱加圧成形する乾式法で製造される
。積層板の諸物件は、樹脂組成物および基材の種類によ
り大きく異なるが、樹脂組成物が基材を良く濡らすこと
が、成形性を向上させ、積層板の耐熱性、耐湿性、耐ミ
ーズリング性などを向上させる条件である。特に、マル
チレイヤー用プリプレグや、金属箔を貼り付けた極薄の
積層板用プリプレグなどでこの要求が強(、基材への濡
れ性を充分満足できるものは見当らない。
プレグを適当枚数積層し、必要に応じて表面に金属箔を
載置して、これを加熱加圧成形する乾式法で製造される
。積層板の諸物件は、樹脂組成物および基材の種類によ
り大きく異なるが、樹脂組成物が基材を良く濡らすこと
が、成形性を向上させ、積層板の耐熱性、耐湿性、耐ミ
ーズリング性などを向上させる条件である。特に、マル
チレイヤー用プリプレグや、金属箔を貼り付けた極薄の
積層板用プリプレグなどでこの要求が強(、基材への濡
れ性を充分満足できるものは見当らない。
従来、基材への濡れ性を良くする方法として、(1)含
浸操作に時間をかける方法、(2)樹脂組成物の温度を
ヒげて含浸させる方法、(3)主剤となる樹脂の分子量
をできるだけ小さくする方法などが実施されている。し
かし、前記+11は塗工速度が遅くなり、(2)は余分
なエネルギーを消費する欠点がある。また、(3)は樹
脂のゲル化時間が短かく塗工制御を困難にしたりプリプ
レグに粘着性が残る問題点があり、現状では分子量1o
00程度の樹脂が多用されている。
浸操作に時間をかける方法、(2)樹脂組成物の温度を
ヒげて含浸させる方法、(3)主剤となる樹脂の分子量
をできるだけ小さくする方法などが実施されている。し
かし、前記+11は塗工速度が遅くなり、(2)は余分
なエネルギーを消費する欠点がある。また、(3)は樹
脂のゲル化時間が短かく塗工制御を困難にしたりプリプ
レグに粘着性が残る問題点があり、現状では分子量1o
00程度の樹脂が多用されている。
本発明は、上記の点に鑑み、塗工作業性、基材への濡れ
性の良い積層板用樹脂組成物を提供するものである。
性の良い積層板用樹脂組成物を提供するものである。
上記の目的を達成するために、本発明は、分子量500
以下のエポキシ樹脂と一般式キル基またはアルケニル基
を示す)で示される2価のフェノール類との混合物を主
剤とするものである。分子量500以下のエポキシ樹脂
は□ 常温で液状乃至半固型状であり、通常の乾式法
による積層板の製造に多用される分子量100G外 程度のエポキシ樹脂に比べて基材への濡れ橘が大幅に向
上する。そして、これを乾燥すると、エポキシ樹脂と2
価のフェノール類とが選択的に反応し、分子量が増大し
て適度の溶融粘度をもつ一ζ至り、かつ粘着性のないプ
リプレグを得られることになる。該プリプレグは次の加
熱加圧成形工程で硬化剤の作用により反応して硬化する
。
以下のエポキシ樹脂と一般式キル基またはアルケニル基
を示す)で示される2価のフェノール類との混合物を主
剤とするものである。分子量500以下のエポキシ樹脂
は□ 常温で液状乃至半固型状であり、通常の乾式法
による積層板の製造に多用される分子量100G外 程度のエポキシ樹脂に比べて基材への濡れ橘が大幅に向
上する。そして、これを乾燥すると、エポキシ樹脂と2
価のフェノール類とが選択的に反応し、分子量が増大し
て適度の溶融粘度をもつ一ζ至り、かつ粘着性のないプ
リプレグを得られることになる。該プリプレグは次の加
熱加圧成形工程で硬化剤の作用により反応して硬化する
。
例えば、分子量400、エポキシ当量200のエピビス
系エポキシ樹脂80重量部(以下、単に部という)にビ
スフェノールA20部を混合した樹脂組成物を用いれば
、塗工後の乾燥工程で分子量800〜900、エポキシ
当量400〜450のエポキシ樹脂となり、最初から分
子量1000程度のエポキシ樹脂を選んだ場合と塗工制
御、プリプレグの粘着性は何ら変らない。もちろん、エ
ピビス系エポキシ樹脂とビスフェノールAとの混合比を
適当に変化させ、塗工制御、得られる積層板の特性を変
えることも可能である。
系エポキシ樹脂80重量部(以下、単に部という)にビ
スフェノールA20部を混合した樹脂組成物を用いれば
、塗工後の乾燥工程で分子量800〜900、エポキシ
当量400〜450のエポキシ樹脂となり、最初から分
子量1000程度のエポキシ樹脂を選んだ場合と塗工制
御、プリプレグの粘着性は何ら変らない。もちろん、エ
ピビス系エポキシ樹脂とビスフェノールAとの混合比を
適当に変化させ、塗工制御、得られる積層板の特性を変
えることも可能である。
尚、硬化剤としてノボラック樹脂を使用すれば、乾燥工
程においてエポキシ樹脂と2価フェノール類の反応を選
択的に行なわせるために一層有利である。また、これを
使用することによって、得られる積層板の耐熱性、耐湿
性を改善することができる。
程においてエポキシ樹脂と2価フェノール類の反応を選
択的に行なわせるために一層有利である。また、これを
使用することによって、得られる積層板の耐熱性、耐湿
性を改善することができる。
次に、本発明の適用範囲について説明する。
使用できるエポキシ樹脂は分子量SOO以下のエポキシ
樹脂の全てであるが、エピビス系でかつ加水分解性塩素
含率の少ないエポキシ樹脂が2価フェノール類との反応
性に優れるため望ましい。分子量500を越えるエポキ
シ樹脂は基材への濡れ性お′よびプリプレグの粘着性の
両問題を同時に解決する上で適当でない。また、2価フ
ェノール類としては、4.4′−ジヒドロキシ−ジフェ
ニルメタン、4.4’−ジヒドロキシ−ジフェニル−1
,1−エタン、4.4′−ジヒドロキシ−ジフェニル−
1,1−7”Oパン(ビスフェノールA)、4.4’−
ジヒドロキシ−ジフェニル−4,4−n−ペンタン等で
ある。
樹脂の全てであるが、エピビス系でかつ加水分解性塩素
含率の少ないエポキシ樹脂が2価フェノール類との反応
性に優れるため望ましい。分子量500を越えるエポキ
シ樹脂は基材への濡れ性お′よびプリプレグの粘着性の
両問題を同時に解決する上で適当でない。また、2価フ
ェノール類としては、4.4′−ジヒドロキシ−ジフェ
ニルメタン、4.4’−ジヒドロキシ−ジフェニル−1
,1−エタン、4.4′−ジヒドロキシ−ジフェニル−
1,1−7”Oパン(ビスフェノールA)、4.4’−
ジヒドロキシ−ジフェニル−4,4−n−ペンタン等で
ある。
硬化剤であるノボラック樹脂としては、ノボラック型フ
ェンール樹脂、ノボラック型クレゾール樹脂などが適用
でき、第3級アミン等の硬化促進剤を併用してもよい。
ェンール樹脂、ノボラック型クレゾール樹脂などが適用
でき、第3級アミン等の硬化促進剤を併用してもよい。
尚、本発明の樹脂組成物は、従来の樹脂組成物に混ぜて
使用してもよい。
使用してもよい。
次暑こ、本発明の詳細な説明する。
、実施例1
エポキシ樹脂(分子量37′o1エポキシ当量sss)
go部、ビス7 エンールA 20部、ノボラック型ブ
チルフェノール樹脂(水酸基当量103)20部、ベン
ジルジメチルアミン05部をアセトン溶媒中で混゛合し
て固型分60重量係の樹脂組成物を得た。これをガラス
クロス基材に含浸し乾燥して樹脂量40重量係のプリプ
レグを得た。該プリプレグを8枚積層し、加熱加FEし
て1.6 w@厚の積層板を製造した。
go部、ビス7 エンールA 20部、ノボラック型ブ
チルフェノール樹脂(水酸基当量103)20部、ベン
ジルジメチルアミン05部をアセトン溶媒中で混゛合し
て固型分60重量係の樹脂組成物を得た。これをガラス
クロス基材に含浸し乾燥して樹脂量40重量係のプリプ
レグを得た。該プリプレグを8枚積層し、加熱加FEし
て1.6 w@厚の積層板を製造した。
実施例2
実施例1においてノボラック型ブチルフェノール樹脂の
代り暑こジアミノジフェニルメタン1゜部を混合し、他
は同様にして1.6 wm厚さの積層板を得た。
代り暑こジアミノジフェニルメタン1゜部を混合し、他
は同様にして1.6 wm厚さの積層板を得た。
従来例1
エポキシ樹脂(分子量96o、エポキシ当量48G)1
00部、実施例1と同様のノポラッり型ブチルフェノー
ル樹脂20部、ベンジルジメチルアミン0.5部をアセ
トン溶媒中で混合して固型分60重量%の樹脂組成物を
得た。これを用いて実施例1と同様に1.6■厚の積層
板を得た。
00部、実施例1と同様のノポラッり型ブチルフェノー
ル樹脂20部、ベンジルジメチルアミン0.5部をアセ
トン溶媒中で混合して固型分60重量%の樹脂組成物を
得た。これを用いて実施例1と同様に1.6■厚の積層
板を得た。
従来例2
実施例1と同様のエポキシ樹脂100部、実施例1と同
様のノボラック型プチルフェノールレ′ 樹脂30部、ベンジ1xメチルアミン0.5部ヲアセト
ン溶媒に混合して固型分6′0重量憾の樹脂組成物を得
た。これを用いて実施例1と同様に1、61111m厚
の積層板を得た。
様のノボラック型プチルフェノールレ′ 樹脂30部、ベンジ1xメチルアミン0.5部ヲアセト
ン溶媒に混合して固型分6′0重量憾の樹脂組成物を得
た。これを用いて実施例1と同様に1、61111m厚
の積層板を得た。
上記各倒置おける樹脂組成物のゲル化時間および基材へ
の含浸性、プリプレグの粘着性、積層板の特性を第1表
に示す。
の含浸性、プリプレグの粘着性、積層板の特性を第1表
に示す。
一試峡方法一
(1)ゲル化時間
1+no’tの熱盤上で樹脂組成物がゲル化するまでの
時間を測定する(塗工制御性の目安)。
時間を測定する(塗工制御性の目安)。
(21含浸性
ガラスクロス基材から径25111の小片を切り出し、
これを温度20°Cの樹脂組成物に浮かべて完全に濡れ
るまでの時間を測定する。
これを温度20°Cの樹脂組成物に浮かべて完全に濡れ
るまでの時間を測定する。
(3)粘着性
所定条件で乾燥したプリプレグの粘着性を指触判定する
。
。
○:粘着性なし。 X:粘着性あり。
(4)耐ミーズリング性
積層板を260’Cの半田浴番と30秒間浮かべ、ミー
ズリング発生の有無を観る。
ズリング発生の有無を観る。
○:ミーズリングなし。
×:ミーズリングあり。
(51絶縁抵抗
JI8−に−6911による。処理条件:D−2/10
0第1表より、本発明は樹脂組成物のゲル化時間、プリ
プレグの粘着性は従来と同程度あり、作業性に支障がな
いことが判る。そして、基材への含浸性が良いために塗
工時間は短かくて済み、かつ積層板の耐ミーズリング性
、絶縁抵抗が優れたものとなる。また、実施例1と実施
例2の比較から、硬化剤としてノボラック樹脂を用いな
いと絶縁抵抗が低下することが判る。
0第1表より、本発明は樹脂組成物のゲル化時間、プリ
プレグの粘着性は従来と同程度あり、作業性に支障がな
いことが判る。そして、基材への含浸性が良いために塗
工時間は短かくて済み、かつ積層板の耐ミーズリング性
、絶縁抵抗が優れたものとなる。また、実施例1と実施
例2の比較から、硬化剤としてノボラック樹脂を用いな
いと絶縁抵抗が低下することが判る。
上述のように、本発明によれば、作業性を低下させるこ
となく樹脂組成物の基材への濡れ性を改善でき、耐熱、
耐湿性の良好な積層板を提供できる点、その工業的価値
は極めて大なるものである。
となく樹脂組成物の基材への濡れ性を改善でき、耐熱、
耐湿性の良好な積層板を提供できる点、その工業的価値
は極めて大なるものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 i、 分子量590以下のエポキシ樹脂と一般式14υ
u R1−〈コXos (ただし、111.I*C,
〜k。 のアルキル基またはアルケニル基を示す)で示すしる2
価のフェノール類との混合物を主剤とする積層板用樹脂
組成物。 2 エポキシ樹脂がエピビス系でかつ加水分解性塩素含
率、の小なるものである特許請求の範囲第1項記載の積
層板用樹脂組成物。 3、 硬化剤としてノボラック樹脂を使用した特許請求
の範囲第1項記載の積層板用樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18822281A JPS5889615A (ja) | 1981-11-24 | 1981-11-24 | 積層板の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18822281A JPS5889615A (ja) | 1981-11-24 | 1981-11-24 | 積層板の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5889615A true JPS5889615A (ja) | 1983-05-28 |
JPS624406B2 JPS624406B2 (ja) | 1987-01-30 |
Family
ID=16219902
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18822281A Granted JPS5889615A (ja) | 1981-11-24 | 1981-11-24 | 積層板の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5889615A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61246228A (ja) * | 1985-04-24 | 1986-11-01 | Shin Kobe Electric Mach Co Ltd | 積層板用樹脂組成物 |
-
1981
- 1981-11-24 JP JP18822281A patent/JPS5889615A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61246228A (ja) * | 1985-04-24 | 1986-11-01 | Shin Kobe Electric Mach Co Ltd | 積層板用樹脂組成物 |
JPH0252928B2 (ja) * | 1985-04-24 | 1990-11-15 | Shin Kobe Electric Machinery |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS624406B2 (ja) | 1987-01-30 |
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