JPS588719B2 - 石炭を脱灰造粒して輸送する方法 - Google Patents

石炭を脱灰造粒して輸送する方法

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JPS588719B2
JPS588719B2 JP56052421A JP5242181A JPS588719B2 JP S588719 B2 JPS588719 B2 JP S588719B2 JP 56052421 A JP56052421 A JP 56052421A JP 5242181 A JP5242181 A JP 5242181A JP S588719 B2 JPS588719 B2 JP S588719B2
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    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10LFUELS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NATURAL GAS; SYNTHETIC NATURAL GAS OBTAINED BY PROCESSES NOT COVERED BY SUBCLASSES C10G, C10K; LIQUEFIED PETROLEUM GAS; ADDING MATERIALS TO FUELS OR FIRES TO REDUCE SMOKE OR UNDESIRABLE DEPOSITS OR TO FACILITATE SOOT REMOVAL; FIRELIGHTERS
    • C10L9/00Treating solid fuels to improve their combustion
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B03SEPARATION OF SOLID MATERIALS USING LIQUIDS OR USING PNEUMATIC TABLES OR JIGS; MAGNETIC OR ELECTROSTATIC SEPARATION OF SOLID MATERIALS FROM SOLID MATERIALS OR FLUIDS; SEPARATION BY HIGH-VOLTAGE ELECTRIC FIELDS
    • B03BSEPARATING SOLID MATERIALS USING LIQUIDS OR USING PNEUMATIC TABLES OR JIGS
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    • B03B1/04Conditioning for facilitating separation by altering physical properties of the matter to be treated by additives
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B03SEPARATION OF SOLID MATERIALS USING LIQUIDS OR USING PNEUMATIC TABLES OR JIGS; MAGNETIC OR ELECTROSTATIC SEPARATION OF SOLID MATERIALS FROM SOLID MATERIALS OR FLUIDS; SEPARATION BY HIGH-VOLTAGE ELECTRIC FIELDS
    • B03BSEPARATING SOLID MATERIALS USING LIQUIDS OR USING PNEUMATIC TABLES OR JIGS
    • B03B9/00General arrangement of separating plant, e.g. flow sheets
    • B03B9/005General arrangement of separating plant, e.g. flow sheets specially adapted for coal
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    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10LFUELS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NATURAL GAS; SYNTHETIC NATURAL GAS OBTAINED BY PROCESSES NOT COVERED BY SUBCLASSES C10G, C10K; LIQUEFIED PETROLEUM GAS; ADDING MATERIALS TO FUELS OR FIRES TO REDUCE SMOKE OR UNDESIRABLE DEPOSITS OR TO FACILITATE SOOT REMOVAL; FIRELIGHTERS
    • C10L5/00Solid fuels
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は石炭を脱灰造粒して輸送する方法に関し、より
詳細には石炭粒子表面に微粉炭と油とからなるバインダ
ーを付着した石炭粒子が相互に親和性を有することを利
用して脱灰と造粒を一工程で行なう方法に関する。
従来、石炭を燃料として大量に使用するに際し、下記の
問題点が指摘されている。
(1)石炭中に含まれる土や岩石にもとづく大量の灰が
発生する。
(2)固体のままの運搬は煩雑で費用がかかり、炭塵の
飛散や自然発火の危険性もある。
これに対して、(1)については比重選による選炭工場
の設置、(2)に対しては石炭の水スラリー輸送や石炭
一油混合燃料(以下COMと略記する)の開発など個別
の解決策がとられている。
ところが近年、(1)、(2)の課題を同時に解決せん
とする総合的な石炭処理、輸送方法が注目され、(A)
米国特許第4126426号(シェルインターナショナ
ル社)に開示された方法、(B)ブロークンヒル社の方
法、および(C)脱灰COM化する方法などが提案され
ている。
(A)は石炭を水スラリー輸送後に、到着点でスラリー
に油を加え、いわゆる油添凝集(OilAgglome
ration in Water,以下OAWと略記す
る。
)の原理によって脱灰と造粒を行なう方法である。
また(B)は石炭の水スラリーの輸送管路の起点あるい
は途中で軽油を水中に分散させた乳化油を加え、管路内
でOAWを進め管の終端において造粒を完了させる方法
である。
(C)には、石炭と油の混合物中に水を添加し、灰分の
みを水で捕集、分離して、石炭・油混合物(脱灰COM
)を得る方法(米国特許第 4033729号)や、通常のOAW法で純炭の凝集物
を発生せしめた後に、第2次の油を多量に加えて、この
凝集物を水中から捕獲、分離し、脱灰COMを得る方法
(特公昭47−37095号などがある。
しかしながら、これら(A)〜(C)に共通することは
いずれも輸送の上流側に石炭の水スラリー輸送を配置し
、後流側にOAWを配置していることであり、本質的に
下記のような欠点がある。
(1)炭質の変動に対応したOAWの運転制御が不可能
である。
同一の山元でも、炭質の大巾な変動は当然ありえること
であり、灰分の含有率の変動、石炭表面の親油性も大巾
に変化する。
OAWぱ石炭の親油性を利用するものであるから、炭質
の変化に対応して添加油は制御されねばならない。
しかしながら、管内に滞留する石炭量が数万トンにも達
することを考慮すると、OAW装置の入口で炭質の変動
を分析しても、いわゆる“おくれ“のためにもはや対処
の方法もなく、異常なスラリーのままで系外に吐出せざ
るを得す、重大な環境汚染事故にもつながることになる
(2)スラリー輸送中の石炭の粉化量に対応したOAW
の運転制御がほとんど不可能である。
OAWにおいては、添加油量は石炭の粉径に左右され、
微粉が多いほど油を多く必要とする,しかも炭質の変動
は、粉化の率をも変化させる6しかしながら、粉化率を
事前に見積ることは困難であり、炭質の変動も加わると
、粉化量に対応した油量の添加はほとんど不可能となる
(3)OAWの操作には過犬な動力と時間を要し、装置
の大容量化が困難である。
たとえば500万トン/年の石炭を輸送する場合、石炭
濃度30重量%のスラリーとすると、2000m’/H
の流量のOAW装置を必要とする。
ところで発明者らの試算によれば、OAWに必要な動力
は石炭スラリ−1n3あたり2〜6KW{であり、従っ
て、2000n3/Hを処理するのに4000〜120
00κWの攪拌機をつげた内容積1000〜2000W
3のOAW装置が必要となり、かかる大容量装置の実用
化は困難である。
(4)上喧(C)で述べた脱灰COMを得る方法は、油
を対石炭基準で50wt%以上使用し、最終的にこの油
を燃焼してしまうので経済的でない。
石油の枯渇対策としての石炭利用がさげばれている現在
、このように多量の石油を使用するのは時代の要請に逆
行するものである。
(5)従来のOAWは、原炭を粉砕し、純炭と灰分の粒
子とに分離し、その純炭のみを凝集させてとり出そうと
するものであるが、実際には粉砕炭中には純炭分で囲ま
れた灰分粒子も存在し、これが純炭として造粒物中に入
ってしまうという本質的な大きな欠点がある。
このことが脱灰性能を脱灰率値で30〜40%以上に向
上できない理由であった。
そこで本発明は、かかる従来法が有する本質的な欠点を
解消せんとするものであり、適用炭種を拡大し、炭質の
変動に対応することができ、スラリー輸送時の粉化を防
止し、脱灰性能の向上と添加油量の低減をはかり、更に
操作動力と処理時間を低減することができるなどの特色
を有するものである。
すなわち本発明は、従来のOAW法が石炭の水スラリー
中に油を混合して油を石灰に選択的に付着せしめるもの
であり、従って石炭の親油性の程度、さらに灰分粒子の
分布状態によって従来法の成否が決することに着目して
なされたものであり、石炭の親油性に左右されずに石炭
表面に油を付着せしめること、さらに灰分の分布状態に
左右されずに、たとえば周囲な純炭でとりかこまれたよ
うな炭分を除去できることを見出し、本発明を完成した
本発明は微粉炭と油を混合してペースト状のバインダー
を製造し、このバインダーを粉炭と乾式で混合してバイ
ンダーを前記粉炭の粒子表面に付着せしめ、このバイン
ダーが粒子表面に付着した粉炭に水を加えて水スラリー
状とし、このスラリーを攪拌してバインダーが付着した
粉炭の粒子を凝集させ、転動させて粉炭の造粒炭を形成
せしめることを特徴とする石炭を脱灰造粒して輸送する
方法である。
また本発明は、造粒炭を形成せしめると共に、粉炭中の
灰分を水中に懸濁させ、次いで前記造粒炭を灰分から分
離して水力輸送することを特徴とするものである。
更に本発明は、灰分から分離して得られた造粒炭を比重
選別して灰分の少ない造粒炭を水力輸送し、一方、灰分
の多い造粒炭を再粉砕して微粉炭となし、この微粉炭に
油を加えて灰分を造粒、分離し、残部をバインダーとし
て使用することを特徴とする石炭を脱灰造粒して輸送す
る方法である。
以下、本発明を工程図にもとづき具体的に説明する。
第1図は本発明の実施例を示し、まず石炭1を粉砕機2
で粉砕する。
粉砕機2には、ケージミル、ロツドミルあるいはボール
ミル等が用いられる。
粉砕粒径は脱灰率との関係において適宜、選択すること
ができ、たとえば石炭を50μ以下に微粉化すれば、後
述の脱灰工程において脱灰率を50%以上に向上させる
ことができる。
しかし粒径が微小になればなる程、後述するバインダー
の対石炭使用量が増大する。
一方、石炭を5#m以下の平均径0.7In程度の粗粉
とすると、バインダー量は5重量%程度ですむが、脱灰
率は35〜45%に低下する。
すなわち最終的には、石炭の用途を考慮したうえで、脱
灰率とバインダー量のいずれを優先するかにもとづき、
粉砕、粒径が決定される。
粉砕機2の下流には、分級機3を配置しても良く、粗粒
炭28を除去し、微粉炭27のみを次段の造粒工程に送
る部分造粒の方法を採用することもできる。
ただし、この場合には炭質が低灰分であって、かつ運搬
中に粉化されにくい石炭を用いるのが好ましい。
粉砕機2で粉砕した石炭26あるいは27を乾式の攪拌
機4に送り、バインダー38を加えて攪拌する。
攪拌機4の粉体容器の空間は空気で良いが、褐炭のよう
に操作中に酸化が急速に進む炭質のときには、窒素ガス
雰囲気とすることが好ましい。
バインダー38は石炭微粉末と石油、人造石油等の油と
、好ましくは界面活性剤とから、後述するようにして製
造されるが、このバインダー38の対石炭添加量は前述
のように粉砕した石炭の粒径との関連において決定され
、粒径がたとえば50μ以下では少くとも20重量%が
必要であり、粒径が0.7mm程度ではバインダーは5
重量%程度で良い。
バインダーは後述のように石炭の表面に油を付着させる
機能を有し、石炭が微粉化される程、表面積が増大し、
従ってバインダーの使用量も増加する。
攪拌機4としては、固体の混合用機が適宜用いられるが
、ヘンシエルタイプの粉末ミキサー、あるいは偏心回転
レーキ付の傾斜回転皿型のミキサーが好ましくは用いら
れる。
この攪拌機4によって、石炭の粉層中にバインダーを分
散させて石炭粉体粒子の表面にバインダーが均一に付着
されると同時に、石炭粒子同志が摩擦されるので石炭の
表面の酸化膜が除去され、また石炭表面の付着水のバイ
ンダーとの置換が促進される。
なお、攪拌機4における滞留時間は通常3〜10分であ
り、攪拌翼周速は一般に3〜30m/sである。
バインダー38は、攪拌機4内に必要量を一気に投入し
ても良いが、石炭粉層を攪拌しながらバインダー38を
ノズルから噴霧すれば、バインダーが細かく分散され、
より早く石炭表面に付着されるので好ましい。
以上の操作によって石炭粉末粒子の表面をバインダーの
薄膜でお\うことができる。
次にバインダーの付着した石炭粒子29を混合槽5に送
り、ここで水40を加え石炭濃度30〜60重量%の石
炭の水スラリ−30を得る。
石炭濃度が30重量%以下では、整形機6で石炭粒子の
相互の衝突の機会が少なく、凝集に時間がか\るうえに
、余分の水を運動させるので動力エネルギーの無駄を生
ずる。
また60重量%以上では、石炭濃度が高すぎて灰分粒子
の放出がさえぎられ、また整形機6への供給時の流動性
が欠けるので好ましくない。
なお、混合槽5としては、縦型攪拌機付の槽型のものが
通常用いられる。
得られたスラリ−30を湿式の整形機6に供給する。
整形機6は、親水性である灰分粒子から付着バインダー
を水中に放出させて裸の粒子として水分に分散させ、一
万、バインダー膜でおNわれだ石炭粒子を、あたかも水
中に分散した油滴同志の凝集のように相互に凝集させる
機能を有するものであり、通常の攪拌機付きの槽が広く
用いられるが,縦型または横型の筒中に多段串型のプロ
ペラを設けたものが好ましい。
整形機6における滞留時間は一般に約15分であり、プ
ロペラ周速度は6〜30m/sである。
この整形機60筒内の前半(上流側)においては、回転
プロペラの発生する強いせん断力によって灰分粒子はそ
の付着バインダーを水中に放出し、裸の粒子として水中
に分散し、一方、同時にバインダー膜でお〜われだ石炭
粒子は互に凝集する。
整形機60箇中の後半(下流側)では、この石炭凝集物
はプロペラ回転による遠心力によって筒の内壁に押しつ
けられた状態で転動し、最終的に球状の造粒炭となる。
この転勤の条件は通常では6〜301/sで10分以下
である。
次いで造粒炭と灰分粒子を含む水スラリー31を目開き
0.3〜Q.7mmの箭7に流し込み、箭7上に粒径0
.3〜0.5rt以上の造粒炭33を得る。
また、箭下には灰分粒子の水スラリ−32を得る。
灰分粒子の水スラリ−32は固液分離機8で灰分粒子2
1と清澄水39に分離される。
なお、固液分離機8としては、たとえば粘土を含む排水
の処理に用いられるものが適肖である。
清澄水39は、混合槽5への添加用として用いられ、必
要に応じて系外から水22が補給される。
灰分粒子21ぱ、たとえば石炭の掘削跡の埋戻しに用い
られる。
次にバインダー38の製造法について述べる。
箭7上に得た造粒炭33を比重選別機9に投入し、精製
造粒炭34を浮上物として、高灰分の造粒炭35を沈降
物として夫々得る。
高灰分の造粒炭35には、灰分粒子の周囲を炭素が囲ん
だような形態の石炭粒子、あるいは造粒炭と同等の粒径
の灰分粒子が含まれている。
比重選別機9としては重液サイクロンまたは水選ジグ等
が使用できるが、造粒炭は粒径が確実に整っているので
分離効率が良好である。
分離比率は造粒炭の流量を基準にして浮上物を90%、
沈降物を10%程度にして操作される。
沈降した高灰分の造粒炭35は、バインダー製造の系統
に送られ、一万、浮上した精製造粒炭34は水スラリー
として使用目的地への輸送に供される。
まず、高灰分の造粒炭35を湿式の粉砕機10、たとえ
ばチューブボールミルに油、たとえば重油17と共に供
給し、lOμ以下に粉砕すると同時に混合して石炭分と
灰分の微粒子と重油のペースト状の混合物36を得る。
粉砕度が10μ以上では、油から粒子が分離してしまい
、混合物として一体的に挙動しないようになるので好ま
しくない。
また油の添加量は、得られたペースト中の固形物(石炭
+灰分)含有率が通常、30〜60重量%になるように
する。
ペースト中の固形物含有率が30重量%以下では、油添
量低城の効果が少なくなり、また60重量%以上では粘
度が高くなり石炭表面に薄く展伸できないので好ましく
ない。
バインダーに用いる油としては、石炭から得られる人造
石油、コールタール油、原油から得られる軽灯油、重油
、アスファルト等が適宜用いられる。
もし、油の粘度が高い場合は、適当に昇温して、粘度を
調整する。
次に高速攪拌槽11で、界面活性剤18と水19を加え
、灰分粒子の造粒を行なう。
高速攪拌槽11は翼車周速5〜15m/sで、平均滞留
時間5〜15分の仕様のものが通常用いられる。
界面活性剤18としては下記第1表に示すような、非イ
オン系のものが用いられ、添加量はバインダー38全量
の0.5〜1.0重量%である。
水19の添加量は高灰分造粒炭35の10〜30重量%
である。
か\る高速攪拌槽11における界面活性剤18および水
19の添加は、造粒炭35中に含まれる灰分がバインダ
ー中に残存したま又で石炭1に添加されることを回避す
るために好ましい処置ではあるが、これに限定されるも
のではな《、造粒炭35中に残存する灰分の量によって
は粉砕機10で得られた微粉炭と油との混合物を、直ち
にペーストとして攪拌機4に添加することもできる。
ただし、RはC6〜C2oのアルキル基、nは1〜30
の整数。
高速攪拌槽11中では、灰分粒子は重油中で水を結合剤
として凝集し、造粒灰を生ずる。
一方の石炭粒子は微粉状のままで重油中に分散している
得られたこの混合物37は篩またはバスケット形遠心分
離機12などで造粒灰20と石炭微粒子と重油とからな
るバインダー38に分離され、バインダー38は前記の
ように攪拌機4に供給される。
なお、造粒灰20は石炭掘削跡の埋戻しなどに用いられ
る。
以上、バインダー製造を高灰分の造粒炭35を原料とす
る場合を例により説明したが、精製造粒炭34を原料と
することもできるし、あるいは、石炭1とは炭質の異な
る石炭を用いてバインダーを製造し、このバインダーを
攪拌機4に混合しても良い。
一方、前述のようにして得られた精製造粒炭34は、輸
送媒体23、たとえば水、重油、軽油などと混合槽13
で混合し、濃度を調整したうえで、スラリー輸送管41
,42.43を経て消費地に水力輸送される。
輸送にあたっては、たとえばスラリー輸送ポンプ14,
15が100km毎に配置される。
これらのポンプは一般の土砂等輸送用のものでも良い。
精製造粒炭34は整形機6内でプロペラ周速5〜30m
/sの場合でも粉化しないことが判っているから、これ
らポンプ14,15でも、また輸送管41,42,43
内でも勿論粉化することがない。
到着地では、固液分離機16で輸送媒体25たとえば水
と造粒炭24に分離され、造粒炭は目的とする用途に供
される。
固液分離機16として、0.3〜lmmの振動篩を用い
れば、造粒炭24の付着水分は12重量%に出来る。
またIOOG程度灼かご型遠心分離機を用いれば、同水
分は7重量%以下に出来る。
また、スラリー輸送管43を船舶輸送、または車輌輸送
とすることもできる。
この場合は、たとえば船積み直前の篩による脱水、ある
いは船艙の底の金網を通しての脱水をすれば余分の水を
運ぶことがなくなる。
もしも原料炭1が低灰分の石炭であって、脱灰する必要
がなく、水力輸送の合理化のための造粒のみを油添量を
最低限界に押えて実施することを目的とすれば良い場合
には、前記第1図において比重選別機9、およびバイン
タ二製造用の高速攪拌槽11と遠心分離器12を省略し
、設備投資を軽減することもできる。
次に本発明を原理的面から、従来のOAW法と比較しな
がら、ミクロ的に説明する。
第2図A−Dは従来のOAW法の原理構成図であり、第
3図A−Fは本発明の原理構成図である。
第2図Aは石炭の水スラリーを示し、水W中に石炭Cお
よび灰分Aの粒子が浮遊している状態を現わしている。
これに油を添加すると第2図Bのようになり、石炭粒子
Cおよび灰分粒子Aの間に油の粒子Bが分散され、次に
この油の粒子Bに第2図Cに示すように、親油性の石炭
粒子Aに選択的に付着して石炭粒子Pを形成し、この油
が付着した石炭粒子Pは第2図Dに示すように凝集し、
水中転動によって造粒されて造粒炭Qが形成される。
一方、灰分粒子は親水性なので水中に愁濁し続け、最後
に造粒炭Qが灰分粒子の水スラリーから篩分けされる。
すなわち、この原理構成図から、従来のOAW法の成否
は、石炭の親油性の程度如何にかかつていることがわか
る。
したがって褐炭のように親油性のない石炭ではほとんど
造粒できず、精製造粒炭回収率の低下、灰分スラリーへ
の油分放出の増加など、従来の問題点は、ほとんどすべ
て上述のように石炭の親油性に起因すると云える。
これに対して本発明の原理構成は、第3図Aに示すよう
に、微粉炭と油を混合してバインダーZを製造し、この
バインダー2を大気中で粉炭Cと乾式混合するので、粉
炭Cと灰分粒子Aの表面にバインダー2が付着した粉炭
Xが形成される。
このとき、バインダー2の製造に用いた炭種と、粉炭C
の炭種とを同一種にすれば、バインダーZは粉炭Cにな
じみ易い、いわゆる親石炭性のバインダーとなり、バイ
ンダーZは粉炭C上に良好に付着される。
また乾式混合では粉炭Cの粒子同志がこすり合わされて
、石炭表面の付着水分や酸化膜が排除され、石炭の新鮮
な表面にバインダー2の膜が形成される。
次に第3図Bに示すように、水Wを添加して水中で攪拌
すると、親水性の灰分粒子Aからはバインダーがはずれ
て灰分粒子Aは裸で水中に分散する。
更に攪拌を続けると第3図Cに示すようにバインダー2
の膜が付着した石炭粒子Xは凝集し、かつ水中転動によ
って凝集粒子Yが形成される。
最後に、第3図Dに示すように灰分スラリーTを篩分け
し、第3図Eに示すような高灰分造粒炭Sと第3図Fに
示すような精製造粒炭Rとを比重分離し、精製造粒炭R
は水力輸送される。
すなわち、第3図A−Fから明らかなように、本発明で
は炭種の程度如何にかかわらず、油の付着ができる特徴
がある。
かかる本発明によれば、下記のような諸効果が奏せられ
る。
(1)微粉炭と油とを混合したペースト状のバインダー
を乾式攪拌によって直接石炭粒子の表面に付着させるの
で、炭質、特に親油性の程度によってバインダー付着が
支配されることがない。
特にバインダー製造に用いた微粉炭と処理される粉炭と
が同質、すなわち親炭性であれば良好なバインダー付着
が可能になる。
従って従来は全く不可能であった炭種、たとえば褐炭の
脱灰造粒処理が可能になる。
(2)本発明では上述のように石炭の微粉炭が添加され
たペースト状のバインダーを用いるので、バインダーの
流動性が低下しており、従って従来のように油のみを添
加する場合に比較して、油の消費量を40〜60%に減
少させることができる。
(3)従来のように、石炭の水スラリーに油を添加して
石炭に油を付着させるには、多量のスラリー媒体(水)
を攪拌するので非常に大きな動力エネルギーを要する。
しかし本発明では気中でバインダーを直接付着させるの
で、極端に動力が少なくてもすむ。
(4)石炭の表面が酸化されていると、親油性がとぼし
くなり、従来のOAW法では脱灰造粒が困難になるが、
本発明ではバインダーの付着に際して石炭粒子がこすり
合わされるので酸化膜を除去しつつバインダーが付着さ
れ、酸化の程度は問題にならない。
(5)付着水分の多い石炭も、前記こすり合わせによっ
て石炭表面で水とバインダーとの置換が行なわれ、脱水
しながらバインダーを付着させることができる。
(6)石炭中の土、岩石などの灰分の水中への分散は、
灰分が親水性であることを利用している。
一般に岩石や土の親水性は、その吸着水が圧力換算で1
0000kg/ca2に達する程の強力なものである。
したがって、炭種を問わず、一たんバインダーで包まれ
た灰分粒子中の灰分を効率的に水中に放出することがで
き、脱灰が効果的に行なわれる。
(7)造粒炭を比重(浮沈)選別するため、この段階ま
で除去できなかった灰分、すなわち純炭で周囲をかこま
れた灰分粒子を沈降除去することができる。
造粒炭の浮沈選別は、粒径が整っているので従来の石炭
そのものの浮沈選別に比較して非常に分離効率が良い。
(8)灰分を低減した造粒炭をスラリー輸送するため、
灰分を輸送する無駄が軽減する。
(9)本発明は上述のようにバインダーを用いる方法な
ので、一般炭(燃料炭)の他に原料炭(コークス炭)に
もそのまま適用可能である。
また、本発明はオイルシェール、褐炭、亜歴青炭、歴青
炭の全ての性質に適用できる。
以下、実施例にもとづき、本発明を更に詳細に説明する
実施例 1 前記第1図に示した工程に従い、パイロットプラントを
建設し、その運転結果にもとづき下記のような検討を行
なった。
なお、パイロットプラントは粉砕機2から比重選別機9
までの脱灰造粒過程は石炭流量100kg/Hの仕様と
し、混合槽13から脱水用の篩16までの造粒炭スラリ
ー輸送過程は石炭換算で10Ton/W)仕様とした。
(1)脱灰率 北極圏産の褐炭を用い、脱灰率と乾式攪拌機4における
攪拌時間との関係について検討した。
結果を第4図に示す。
なお、褐炭の粉砕粒径は平均0.777であった。
また第4図で、攪拌時間ゼロの数値(◎印)は乾式攪拌
を省略し、湿式整形機6のみを従来のOAW法と同様に
運転した場合を示している。
ただし、全プロセスの消費動力(KW)はすべて同一に
合わせた。
第4図から明らかなように、従来法では脱灰率が30%
であったものが、乾式攪拌機4を組み入れることによっ
て、脱灰率が約50%に向上していることがわかる。
なお脱灰率(η)の定義は次式に従った。
Aa:造粒炭の灰分 Ar:原炭の灰分 R:物質回収率 (2)純炭回収率 上記(1)と同様にして、総炭回収率と乾式攪拌時間と
の関係を検討した。
結果を第5図に示す。第5図から、従来法の回収率94
%が99%にまで改善されることが理解できる。
(3)廃水中の放出油分量 上記(1)と同様にして廃水中への放出油分量(対油添
量%)と乾式攪拌時間との関係をしらべた。
結果を第6図に示す。第6図から明らかなように、放出
油分量も約9%から約1.5%に大巾に改善されている
また、上言(1)〜(3)において従来のOAW法(◎
印)と同一の値を得る条件では、処理に必要な動力は従
来法の約1/2であった。
これは、従来法では油付着を行なうとき、必然的に水を
乱流攪拌しなければならず、本発明ではこの水の攪拌動
力が省略されたためである。
実施例 2 豪州産の高灰分の歴青炭を用い、実癩例1と同様に実験
を行なった。
なお油にぱC重油を用いた。結果を下記第2表に示す。
第2表から明らかなように、従来法と同程度の脱灰率を
達成するのに必要な油量はほg半減されている。
実施例 3 豪州産の高水分の褐炭を用い、実施例1と同様に実験を
行なった。
結果を下記第3表に示す。従来法ではコールタール添加
によって、しかも30重量%の添加でのみ造粒可能であ
った。
しかし、近年のようにコールタールの大量入手が困難に
なると、工業的には成立しがたくなる。
一方、本発明では、約半量のC重油の添加で造粒可能と
なり、油添量の著るしい改善が明らかである。
またこの原炭の粉砕粒径の変化と、重油添加量との関係
を検討した。
結果を第7図に示す。ただし、原炭の粒径分布は標準の
ロジン・ラムラー線図で傾斜が45°(tanθ−1)
程度のものであった。
第7図から明らかなように、油添量が従来のOAW法(
直線G)に比較して、本発明(直線H)では約1/2に
低減している。
実症例 4 実癩例2と同様の原炭を用い、実施例1と同様にして造
粒炭の比重分離と灰分含有量との関係をしらべた。
結果を第8図に示す。第8図において曲線JのK点(◎
印)は原炭の灰分(33重量%)を示し、K点からL点
(△印〕に至る破線は、いわゆる原炭の比重分離曲線で
あり、従来の原炭の比重分離では、たとえば処理すべき
石炭全量の20重量%の沈炭を棄却すれば、L点の灰分
20重量%の精製炭が得られる。
比重分離は水中で行なうのが普通であるから、得られた
精製炭を工程の下流側で更に脱灰するには、従来のOA
W法の適用も考えられる。
しかしながら前記実施例1〜3におけるOAW法との比
較の優劣もさることながら、L点で棄却される沈炭中に
は約15重量%の純炭が含まれているので、この棄却は
エネルギ経済上、また環境保全上大きな問題となる。
これに対して曲線MのN点(○印)は本発明の方法によ
る造粒炭の比重分離前の灰分を示す。
すなわち、前記第1図の造粒炭33を示している。
N点からO点(×印)への曲線は、この造粒炭の比重分
離曲線である。
本発明では造粒炭を比重分離し、たとえば20重量%の
沈炭部分をバインダー製造に活用できるので、精製炭と
して出荷される(O点)の灰分を11重量%とすること
ができる。
バインダー製造工程に戻される沈炭中には、約45重量
%の純炭が含まれ、これは処理前の石炭の約7重量%に
相当するが、前記第1図の攪拌槽11から分離機12に
おいて、この純炭分の約60%は重油と混合状態の親石
炭性のバインダーの製造原料となる。
このように本発明では油添量を半減し、純炭回収率を9
8%以上に確保しながら、極めて高い脱灰率を達成する
ことができる。
実施例 5 造粒炭の水力輸送は、いわゆる微粉炭のスラリー輸送よ
りも増径されている理由から、限界流速も太き《なり流
送困難と判断しやすい。
しかし、実施例1のパイロットプラントの、口径3B、
全長100mの配管を50重量%の造粒炭含炭率で流し
た結果、微粉炭スラリ一の標準流速1.5m/sで十分
な浮遊流送ができることが確認された。
造粒炭では高比重(ρ≧2)の灰分が除去された上に、
重油(ρ−0.9〜0−95)を含むため真比重が小さ
くなっていること、さらに本発明の乾式攪拌を入れた造
粒操作によって、粒中の空隙に空気が含まれていること
、等の効果によって水力輸送性が確保できたのである。
さらに豪州東部産の歴青炭では、微粉炭スラリーとする
と、PHが3〜5の強酸となり管腐蝕の問題が出たが、
同石炭な造粒後に水で運ぶ場合には、PHは7.3(中
性)を維持し、管腐蝕が発生しないことも確認された。
また、水力輸送時の造粒炭の粉化については、遠心ポン
プを185回通し、さらに配管を9H流送する過酷なテ
ストを実施したところ、0.5mm径以上の供試造粒炭
から0.5Im径以下のものが全量の10%程度発生し
た。
しかしこの0.5Lm以下のものもミクロン粒子ではな
く、なお凝集物であって下流での篩において脱水不良を
生せしめるものではないことが確認できた。
このように本発明は、従来の微粉炭スラリー輸送の下流
にOAWを配置する案よりもより合理的であることが証
された。
灰分の輸送の無駄が軽減されるという大きな効果はいう
までもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実椎例を示す工程図、第2図A−Dは
従来の油添凝集法の原理構成図、第3図A−Fは本発明
の原理構成図、第4図は本発明の脱灰率と乾式攪拌時間
との関係を示す図、第5図は本発明の純炭回収率と乾式
攪拌時間との関係を示す図、第6図は本発明の廃水中へ
の放出油分量と乾式攪拌時間との関係を示す図、第7図
は本発明および従来の油添凝集法における重油添加量と
原炭の粉砕径との関係を示す図、第8図は本発明および
原石炭そのままの比重分離における浮揚炭重量比と灰分
との関係を示す図である。 1・・・・・石炭、2・・・・粉砕機、4・・・・・攪
拌機、5・・・・・・混合槽、6・・・・・・整形機、
7・・・・・・篩、9・・・・・・比重選別機、10・
・・・・・粉砕機。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 微粉炭と油を混合してペースト状のバインダーを製
    造し、このバインダーと粉炭を乾式で混合して、このバ
    インダーを前記粉炭に付着せしめ、このバインダーが付
    着した前記粉炭に水を加えてスラリー状となし、このス
    ラリーを攪拌して前記バインダーが付着した粉炭な凝集
    、転動させて前記粉炭の造粒炭を形成せしめることを特
    徴とする石炭を脱灰造粒して輸送する方法。 2 微粉炭と油を混合してペースト状のバインダーを製
    造し、このバインダーと粉炭を乾式で混合して、このバ
    インダーを前記粉炭に付着せしめ、このバインダーが付
    着した前記粉炭に水を加えてスラリー状となし、このス
    ラリーを攪拌して前記バインダーが付着した粉炭を凝集
    、転動させて前記粉炭の造粒炭を形成せしめると共に、
    前記粉炭中の灰分を水中に懸濁させ、次いで前記造粒炭
    を前記灰分から分離して水力輸送することを特徴とする
    石炭を脱灰造粒して輸送する方法。 3 微粉炭と油を混合してペースト状のバインダーを製
    造し、このバインダーと粉炭を乾式で混合して、このバ
    インダーを前記粉炭に付着せしめ、このバインダーが付
    着した前記粉炭に水を加えてスラリー状となし、このス
    ラリーを攪拌して前記バインダーが付着した粉炭を凝集
    、転動させて前記粉炭の造粒炭を形成せしめると共に、
    前記粉炭中の灰分を水中に懸濁させ、次いで前記造粒炭
    を前記灰分から分離し、得られた造粒炭を比重選別して
    灰分の少ない造粒炭を水力輸送し、一方、灰分の多い造
    粒炭を再粉砕して微粉炭となし、この微粉炭に油を加え
    て灰分を造粒、分離し、残部を前記バインダーとして使
    用することを特徴とする石炭を脱灰造粒して輸送する方
    法。
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