JPS5881001A - スキ−靴 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は硬い外殻と該外殻内に置かれた足を保持する少
なくとも１個の機構を有するスキー靴に関する。

足保持機構を有する靴の種々の態様が既に開発されてい
る。特に米国特許３８８３９６４号記載の如く外殻と内
殻との間に硬板金有しこれが外殻下部の上方に設けられ
たネジにより該内靴に対し垂直に圧着されて足を固定す
るスキー靴が既知である。

また本出願人のフランス特許２３４３４３７号記載の足
保持機構を有するスキー靴も既知であり、この場合には
足の周囲を巻いて外殻の各側面に固定される紐が設けら
れる。

さらにドイツ特許ＤＥ１８１６８１１号記載の如く靴の
軸に垂直に設けられた紐にフック環装置により張力が加
えられた際に該紐が足に垂直力を加えることにより足の
保持を行なうスキー靴も既知である。

この他にも特に前開き型スキー靴に適した外殻内の足保
持機構として該外殻内の足を保持するため壁の変形性を
利用するものが知られている。前述の各種の靴に於て使
用される足保持機構は種々の欠点を有する。例えば米国
特許３８８３９６４号及びドイツ特許ＤＥ１８１６８１
１号記載の如き後開き型の靴に於ては足の保持が足の甲
部のみに比較的局在しておシ、従って足は横方向の保持
なしに垂直方向に圧迫されることとなるが、フランス特
許２３４３４３７号に於ては靴内における足の保持は一
組の紐により足を内底上に位置されることにより行なわ
れ、該紐の取付法の複雑性により靴が高価となる。前開
き型の靴に於ては、外殻内に取付けられ外殻外に延長さ
れてフック環装置により張力を与えられる紐機構による
外殻壁の変形では足を十分に緊着保持するのに十分では
ない。

本発明の目的は足を同時に垂直及び水平方向に良好に保
持すると共に（内靴に包まれた）足を外殻の少なくとも
１個の側壁に接触させて靴との接触感を改善しさらにス
キー実施時にエツジングを容易としてスキー操作の精度
全増加させうる足保持機構を有する靴、特にスキー靴を
提供することにある。

この目的を達成するため本発明のスキー靴は； 硬い外殻と 該外殻内に設けられた足保持機構と を有し、該機構は： 該外殻とスキーヤ−の足との間に設けられて足を部分的
に取巻く少なくとも１個の支持部材と、 支持部材の調節可能な緊着装置とを有し、該装置は： 該支持部材を足に圧着する手段と、 外殻の外部またはそれ以外の部分に設けられて該圧着手
段を制御する手段とを有する：ものであり、支持部材の
該圧着手段がその休止状態に於て可撓性のほぼ円弧状を
成し、その１端が硬い外殻の内底の側縁近傍にあり、ま
た他端がスキーヤ−の足甲部の頂線近傍にあり、該両端
が靴の側壁の１者を部分的に含む面に対し傾斜しかつ硬
い外殻の内部の縦軸に対し直交する弦を規定することを
特徴とする。

本発明はさらに最適な足保持効果を非常に簡単に達成し
うる利点を有する。さらにかかる足保持機構の単純性に
より機能性を損うことなく靴のコストを低下させること
が出来る。

スキーヤ−の足は靴の内底及び外殻の側壁の少なくとも
１者に同時に圧着され、従って足の横方向保持及び靴と
の良好な接触感が得られる。実際に制御手段により圧着
手段に張力を与えると、該制御手段は該圧着手段の端部
により規定される斜の弦に近付く。従って内底の面と該
斜弦を含む、面とにより圧着はさみ角が形成される。こ
のはさみ角は足の１個面に当り、足の反対側面を靴の側
壁面に圧着する。また支持部材は足甲部の形状を有して
いるため圧着手段によシ与えられる力は足甲部の全面に
均等に分配される。

本発明には種々の・実施態様が可能であり、特につま先
部または足首に特に適合させることが可能である。例え
ばつま先部保持装置の場合には伸張性のない紐から成る
支持部材圧着手段を靴に設けることが有利であるが、こ
の圧着手段をケーブルで構成して足前部保持に利用する
ことも可能である。また他の可能性として圧着手段を足
甲部の形状を有する例えばプラスチック板から成る圧着
部材によ多構成しこれが外殻と足甲部の側方半部の１者
との間に於て楔として移動するように成すことも出来る
。

上記の変形実施態様に於ては調節可能な緊着装置は任意
に制御手段としてボルト・ナツト、カム、フック等の装
置含有する。

以下本発明の靴の実施態様を付図を参照して説明する。

第１図は本発明の足保持機構２を備えたスキー靴１を示
す。該靴は足前半部を覆う下部外殻３′と、少なくとも
部分的に連接された胴部４とから成る。胴部４の後部４
′はスキーヤ−のほぼくるぶしの高さに設けられた軸５
の周囲に回動し、該靴の後方からの脱着を可能とする。

足保持機構２は理解を助けるため靴の他の部２分より太
い線で示されている。該機構は硬い外殻３内に於て足甲
の外表面にほぼ対応する部分に設けられる。該機構には
支持部材あるいは足緊着力の分配板６が設けられ、該板
は好ましい実施態様に於ては足甲部全面及びその外側部
を覆うよう構成される。

該分配板６は外殻３と内靴７の外壁との間に設けられる
。該分配板６に作用する調節可能な緊着装置はボルト・
ナツト装置と柔軟な非伸張性のベルト８との組□合せに
より構成される。該ベルトの内側端９は靴の外殻３下部
に固定された内底１０に固定される。ベルト８の内側端
９の組付区域は靴の外側面３′にあり、また上端部１１
は制御手段に接続されており、該手段は外殻３下部の内
側上部に於て靴の縦軸に横断する方向で設けられたネジ
１３に沿って移動するナツト１２により構成される。該
ネジ１３は外殻外側から靴の外側３′上に設けられた操
作具１４によシ作動可能である。緊着を行なうためネジ
１３を回転させるとナツト１２は靴の内側３“に移動し
、弧を形成するベルト８はその内側端９と上端１１とに
より規定される弦に近付き、上端１１はこれに接続され
たナツト１２と共に移動する。

この作用により足は靴の内底１０及び内側壁３″に同時
に圧着され、良好な保持を行なうと共に足と靴の良好な
接触感が得られる。

第２図は足首部の保持に特に適した本発明の保持機構を
有する靴の実施態様を示す。靴１５は前記と同様であり
、胴部２２の後部から脱着を行なう硬外殻１６内に設け
られた保持機構を有する。該機構は調節可能な緊着装置
の作用を受ける分配板１７（前記と同様のもの）を介し
てほぼ足甲部に作用する。該緊着装置は分配板１７によ
り少なくとも部分的に覆われた足首部の胸囲にＩＪＩ−
形成する牽引ケーブル１８から成る。該壌１Ｂ′は靴の
外側面１６′上の連接軸の近傍に設けられた第１の開口
１９と該外殻下部の頂部付近で足首に対応する部分の内
側面１６“に設けられた第２の開口２０とを経て外殻下
部１６の壁面１６’、１６“外に延びている。ケーブル
１８は靴の胴部の下方に沿ってこのため設けられたガイ
ド溝内を走シ、胴部２２の後方に於て靴の壁外に設けら
れた制御手段２１に接続される。本発明の目的に沿って
スキーヤ−の足は靴底に完全に固定され、踵は内底２３
と、内側壁１６“と、胴部２２の後部とにより形成され
る三面部“分肉に同時に保持される。図示の場合に於て
ケーブルは前述のベルトと同様の作用を果し、外殻の全
中を横切る斜線に沿って配置された開口１９．２０によ
シ規定される弦に近寄る。この目的のため本例に於ては
外殻下部内の環部分形成する可撓性弧の上端は、内底の
外側縁の近傍に位置する下端に対し固定される。

第３図の断面図は本発明の靴の足保持機構２をより詳細
に示す図であり、第１図について説明した如くつま先部
の保持に応用されるものである。外殻３の下部は該機構
２の取付を容易とする構造を有している。即ち操作ボル
ト１３はその１端に於て軸２４を有し、これは外殻下部
の内面に於て２個の突起２５間に保持され、また他端は
孔２６により外殻を貫通し、ベアリングの役割を果すプ
ラスチック製のキャップ２７′ｆ：有する。該キャップ
２７はまた操作具１４とボルト１３を既知の方法で連結
する。ボルト１３上にはナツト１２が移動可能に設けら
れてベルト８の取付環２８に接続され、該ベルト８は内
底１０を経て外殻３下部に接続される。底の端部９にベ
ルトを接続する既知の組立手段２９は好ましくは該底の
外側縁１０′の近傍に設けられる。従って合成繊維製の
ベルト８は力の掛らぬ状態に於て内靴Ｔの外側面の形状
に沿い、足甲部の外側半分上に仕置する弧を形成する。

内底の縁部１０′近傍に固定して設けられたベルトの取
付点と、該ベルトの取付環２８によるナツト１２への連
結点とは内底面に対して傾斜した弦３０を規定する。ナ
ツト１２が靴の内面３“に向って移動するにつれて該傾
斜弦３０は３１で示す最終位置を取るようになり、従っ
てベルト８により当初形成された弧は最終位置の弦に一
致しようとすることとなる。

矢印３２は２個の位置間に於て可能な緊着範囲を示す。

第４図も前記と同様の構造を示しており、ベルトが比較
的柔軟なプラスチック板３３に置換えられている点が異
る。その作用は前述と同一であり、該板の下端３４は既
知の組立手段３４′により外殻３下部の壁面に底の縁部
１０′の近傍に於て固定され、また上部３５にはボルト
１３との連結用のナツト部３５′が設けられる。

これら２種の実施態様に於てベルトまたは板は傾斜弦に
対しほぼ垂直方向に力を及ぼす。

この力は分配板６から成る支持部材により足甲部上に均
等に分配される。またこの力は足を底に圧着する垂直成
分と、同時に足を靴の内側の側壁に圧着する水平成分と
に分解しうる。

第５図に示す他の実施態様に於ては、支持部材に加圧す
る手段はボルト３８に沿ってナツト３Ｔが移動すること
により圧縮される二種の楔３６によシ構成される。弾性
材から成り変形可能なこの楔３６は分配板３，９と外殻
３下部の内壁３′／／との間に挿入される。該楔３６は
圧縮力により体積が増加し、従って足甲部に緊着力を作
用させる。この緊着力はボルト３８上のナツト３７の位
置４２と内底１０の縁部１０′近傍に設けられた楔の内
側端４１とによシ規定される傾斜弦４０に対し垂直であ
る。楔の形状は種々のものが可能であり、弾性変形可能
な合成硬発泡体および発泡剤、液体、粘弾性物質等を含
む密閉の袋により形成しうる。

第６図は第２図の靴１４の外殻１６の下部の詳細の見取
図である。説明の便宜上肢外殻は胴部組立前の状態で示
してあり、従って支持部材１７の加圧手段とでるケーブ
ル１８の経路が明瞭に示されている。また簡単のため制
御部材２１は省略されケーブル１８に対する引張方向を
示す矢印２１′により示されている。

靴内で足を緊着する際にスキーヤ−が例えばケーブルに
連結されたレバーから成る制御部材２１を操作すると該
ケーブルの環１８が分配板１７を圧着し、該ケーブル１
８が外殻下部を貫通する上部開口２０′及び下部開口１
９′を結ぶ直線４３により規定される弦にほぼ垂直な方
向に内靴内の足を圧着する。従って該開口は環１８′が
形成する可撓性弧の上端２０及び下端１９をそれぞれ決
定する。

図示の場合この力は無論踵の後方及び足の内側に向って
作用する。

以上つま先部及び足首部保持用として足保持機構を別々
に説明したが、この両者は同一の靴内に設けてもよい。

前記の諸実施態様に於ては特に足の内側面を靴の内面壁
と接触させる機構を示した。しかし本発明はかかる場合
に限定されるもの、ではなく、足を靴の外側壁に接触さ
せる足保持機構にも応用しうる。また整形外科用補正靴
への応用も熱論可能である。

さらに本発明は後方から着用するスキー靴に応用するの
が特に有利であるが、同様に前開きスキー靴あるいは他
のスポーツ用靴にも応用しうる。

【図面の簡単な説明】

第１図はスキーヤ−のつま先部保−持用に応用された本
発明の実施態様の透視図、 第２図はスキーヤ−の足首部保持用に応用された本発明
の実施態様の透視図、 第３図は本発明の足保持装置の詳細を示す靴つま先部の
断面図、 第４図は本発明の足保持装置の他の実施態様を示す靴つ
ま先部の断面図、 第５図は弾性材料の圧縮を利用した足緊着部材を用いる
足保持装置の変形実施例を示す靴つま先部の断面図、 第６図は足保持装置を足首部の保持用に利用した本発明
の靴の外殻下部の透視図である０〔主要部分の符号の説
明〕 スキー靴　・・・１．１５ 足保持機構・・・２ 外殻　　　・・・１６ 出　願　人　：　エタブリスマン　フランソワサロモン
　エ　フイス 第１図 第２図 第５図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、硬い外殻と、 該外殻内に設けられた足保持機構と、 を有し、該機構が： 該外殻とスキーヤ−の足との間に設けられて足を部分的
   に取巻く少なくとも１個の支持部材と、 支持部材の調節可能な緊着装置とを有し該装置が： 該支持部材を足に圧着する手段と、 外殻の外部またはそれ以外の部分に設けられて該圧着手
   段を制御する手段とを有するニ スキー靴に於て、支持部材６，１７．３９の該圧着手段
   ８．１８’　、３３．３６　　が可撓性のほぼ円弧を形
   成し、その一端９゜１９．３４．４１が硬い外殻の内底
   １０の側縁の一考の近傍に位置し、また他端１１゜’２
   ０，３５．４２がスキーヤ−の足甲部の頂線の近傍に位
   置し、該両端が靴の側壁３′。 ３”、１６’、１６“の−者を部分的に含む面に対し傾
   斜しかつ硬い外殻の内部の縦軸に対し直交する弦３０，
   ３１，４０゜４３′ｆ！：規定することを特徴とするス
   キー靴。 ２、支持部材６，１７．３９の圧着手段８゜１８’　、
   ３３．３６が靴の外側壁３′。 １６′側に設けられ、従って足及び（または）すねの下
   部品内面が靴の内側壁３“。 １６″に支承されることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項記載のスキー靴。 ３、　支持部材の圧着手段が靴の内側壁側に設けられ、
   従って足及び（または）すねの下部の外面が靴の外側壁
   □に支承されることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   記載のスキー靴。 ４、足甲部の頂線近傍に位置する圧着手段８゜３３．３
   ６の上端１１，３５．４２が靴の外殻°下部の縦軸に垂
   直な方向に移動可能であり、底の縁部付近に位置する下
   端９゜３４．４１が固定されていること全特徴とする特
   許請求の範囲前記各項のいずれかに記載のスキー靴。 ５、支持部材の圧着手段がケーブル、ベルト。 可撓性金属板の如き引張部材８，１８．３３により構成
   されることを特徴とする特許請求の範囲第１乃至第３項
   のいずれかに記載のスキー靴。 ６、　支持部材の圧着手段が弾性材料製の楔。 粘弾性材料の袋の如き圧縮部材３６により構成されるこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１乃至第３項のいずれ
   かに記載のスキー靴。 ７、圧着手段８，３３．３６の可動上端１１゜３５．４
   ２が外殻内に設けられた制御手段に固定され、外殻外に
   設けられる操作具により既知方法で制御されるネジロッ
   ド１３上をナツト１２ｉ介して移動すること′ｆ：ｖｊ
   徴とする特許請求の範囲前記各項のいずれかに記載のス
   キー靴。 ８、　圧着手段１８の上端２０及び下端１９が外殻下部
   の内部に固定され、かつ底面に対し高さの異なる位置に
   於て靴の側壁１６′。 １６″それぞれに設けられた開口２０′。 １９′により規定されることを特徴とする特許請求の範
   囲第１乃至第３項のいずれかに記載のスキー靴。 ９、　開口１９’、２０に接続された支持部材１７の圧
   着手段１８′がケーブルの如き少なくとも１個の引張部
   材１８によシ構成されて中断されない環を形成し、靴の
   後部に於て既知の制御部２１と係合することを特徴とす
   る特許請求の範囲Ｍ８項記載のスキー靴。 ′　　−