JPS587849Y2 - 断熱材フアスナ− - Google Patents
断熱材フアスナ−Info
- Publication number
- JPS587849Y2 JPS587849Y2 JP1978088747U JP8874778U JPS587849Y2 JP S587849 Y2 JPS587849 Y2 JP S587849Y2 JP 1978088747 U JP1978088747 U JP 1978088747U JP 8874778 U JP8874778 U JP 8874778U JP S587849 Y2 JPS587849 Y2 JP S587849Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat insulating
- insulating material
- fastener
- shaft
- base material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Building Environments (AREA)
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、ポリスチレン、発泡プラスチック、コルク、
グラスウール等の断熱材を、コンクリート。
グラスウール等の断熱材を、コンクリート。
レンガ、ブロック、木材等の母材に取付けるためのファ
スナーに関する。
スナーに関する。
従来、断熱材の母体への取付けは、断熱材または母材の
いずれか一方または双方の接合面に接着剤を塗布し、そ
の後に断熱材を母材に押し付けること等により行なって
いた。
いずれか一方または双方の接合面に接着剤を塗布し、そ
の後に断熱材を母材に押し付けること等により行なって
いた。
この場合、接着剤が硬化して充分な接着力を得るように
なるには相当な時間を要し、そのため、押し付は作業に
多大な時間を浪費していた。
なるには相当な時間を要し、そのため、押し付は作業に
多大な時間を浪費していた。
また、従来提供されていたファスナーは、複数の部分を
接着また溶接により結合してなるため、工作上コストが
高くなる欠点があった。
接着また溶接により結合してなるため、工作上コストが
高くなる欠点があった。
本考案の目的は、第1に、接着剤を用いることのない従
って押し付は作業を不要にした、合成樹脂材料より一体
的に成型された、断熱材を母材に取付けるための安価な
ファスナーを提供することにある。
って押し付は作業を不要にした、合成樹脂材料より一体
的に成型された、断熱材を母材に取付けるための安価な
ファスナーを提供することにある。
第2に、ファスナー自体を媒体として熱が伝導されて断
熱材による断熱効果を減少させるようなことのない、フ
ァスナーを提供することにある。
熱材による断熱効果を減少させるようなことのない、フ
ァスナーを提供することにある。
このような目的を達成するため、本考案の断熱材ファス
ナーは、合成樹脂材料より一体的に成型されており、一
端に母材に穿設した孔と摩擦的に結合しうる係止部を有
する軸と、断熱材を母材に取付けるのに充分な長さで伸
びた該軸の頂部に形成されかつ、断熱材を上部から弾性
的に押えるように半径方向に伸びた止め部とを有するこ
とを特徴とする。
ナーは、合成樹脂材料より一体的に成型されており、一
端に母材に穿設した孔と摩擦的に結合しうる係止部を有
する軸と、断熱材を母材に取付けるのに充分な長さで伸
びた該軸の頂部に形成されかつ、断熱材を上部から弾性
的に押えるように半径方向に伸びた止め部とを有するこ
とを特徴とする。
以下、添付図面を参照しながら、本考案のファスナーの
具体的態様を説明する。
具体的態様を説明する。
第1図は、本考案のファスナーの一実施例を示す斜視図
であり、本図により本考案の大要が容易に理解される。
であり、本図により本考案の大要が容易に理解される。
本図において、10は軸であり、該軸の一端において、
母材に穿設した孔と摩擦的に結合しうる係止部20を有
する。
母材に穿設した孔と摩擦的に結合しうる係止部20を有
する。
30は止め部であって、断熱材を母体に取付けるのに充
分な長さで伸びた軸の頂部に形成され、断熱材を上部か
ら弾性的に押えるのに充分な長さで半径方向に伸びかつ
先端に近づくにつれて下方に傾斜している。
分な長さで伸びた軸の頂部に形成され、断熱材を上部か
ら弾性的に押えるのに充分な長さで半径方向に伸びかつ
先端に近づくにつれて下方に傾斜している。
軸、係止部及び止め部は、合成樹脂材料より一体的に成
型されている。
型されている。
次に、第2図及び第3図を参照しながら、本考案のファ
スナーの具体的態様をさらに詳しく説明する。
スナーの具体的態様をさらに詳しく説明する。
第2図は、本考案のファスナーの一実施例の正面図であ
り、止め部の上半部並びに止め板30及び軸10との結
合部の上半部を断面図でもって示している。
り、止め部の上半部並びに止め板30及び軸10との結
合部の上半部を断面図でもって示している。
第3図は、本考案の左側面図であり、止め部30の半径
方向への伸び状態の一例を示している。
方向への伸び状態の一例を示している。
第4図は、第2図のA−A線における軸10の断面図で
ある。
ある。
添付図面に示した本考案の一実施例においては、第3図
から明瞭に理解できるように、断熱材を上部から弾性的
に押えるように半径方向に星形状で伸びている止め部が
、断熱材を母材に取付けるのに充分な長さで伸びた軸の
頂部に形成されている。
から明瞭に理解できるように、断熱材を上部から弾性的
に押えるように半径方向に星形状で伸びている止め部が
、断熱材を母材に取付けるのに充分な長さで伸びた軸の
頂部に形成されている。
該止め部は、半径方向に三角形、四角形、五角形等多角
形状で伸びてもよし、また円形状で伸びてもよい。
形状で伸びてもよし、また円形状で伸びてもよい。
該止め部の先端には、第2図に示すように、断熱材との
接触面に爪部31を形成して、断熱材を母体に本ファス
ナーにより取付けた際該爪部が断熱材に食い込むように
する。
接触面に爪部31を形成して、断熱材を母体に本ファス
ナーにより取付けた際該爪部が断熱材に食い込むように
する。
該止め部の周辺部には、これに沿って突出縁部32を形
成して(第1図及び第2図参照)、弾性力を増大させる
ことにより、断熱材を母材に押圧する力を増加させるの
が好ましい。
成して(第1図及び第2図参照)、弾性力を増大させる
ことにより、断熱材を母材に押圧する力を増加させるの
が好ましい。
該突出縁部に囲繞された止め部表面には、第1図及び第
3図からよく分るように、孔33をあけると材料費の節
約となる。
3図からよく分るように、孔33をあけると材料費の節
約となる。
また、該止め部の外表面を荒仕上げにすると、断熱材の
母材への取付は後に塗布するしっくいの付着が容易とな
る。
母材への取付は後に塗布するしっくいの付着が容易とな
る。
第1図及び゛第2図に示すように、軸10の係止部に、
複数の環状突出部を形成すると、本ファスナーの係止部
が母材に穿設された穴中に押し込まれた時に、該環状突
出部の先端が該穴の開口部方向に曲がり、係止部と穴の
内壁間の摩擦力が増大し、本ファスナーの母材からの抜
は落ちの防止が、より完全となる。
複数の環状突出部を形成すると、本ファスナーの係止部
が母材に穿設された穴中に押し込まれた時に、該環状突
出部の先端が該穴の開口部方向に曲がり、係止部と穴の
内壁間の摩擦力が増大し、本ファスナーの母材からの抜
は落ちの防止が、より完全となる。
係止部には、添付図面に示した環状突出部の代りにねじ
を形成しても、同様の効果が得られる。
を形成しても、同様の効果が得られる。
前記軸の止め部が形成された頂部側は、第2図に示すよ
うに中空としてもよいが、軸の中間部の断面形状を第4
図に示すように十字型にすると、該軸の軸線に対し垂直
方向に加わる荷重に対する抗力を増大させることができ
る。
うに中空としてもよいが、軸の中間部の断面形状を第4
図に示すように十字型にすると、該軸の軸線に対し垂直
方向に加わる荷重に対する抗力を増大させることができ
る。
軸、係止部及び止め部は、前述のように合成樹脂材料よ
り一体的に成型されるが、合成樹脂材料としては、耐衝
撃ポリプロピレンが最適である。
り一体的に成型されるが、合成樹脂材料としては、耐衝
撃ポリプロピレンが最適である。
次に、本考案のファスナーの使用法及び作用を、第5図
及び第6図を参照しながら説明する。
及び第6図を参照しながら説明する。
断熱材40の母材50への取付けにあたっては、まず断
熱材と母材の双方にドリル等により穴をあける。
熱材と母材の双方にドリル等により穴をあける。
該穴の大きさは、本考案のファスナーの軸及び係止部の
径よりも若干小さくする。
径よりも若干小さくする。
穴あけ後、断熱材の穴に本ファスナーの係止部を挿入し
、本ファスナーの軸の止め部形成端をハンマー等60で
たたき該係止部を母材の穴中に挿入する。
、本ファスナーの軸の止め部形成端をハンマー等60で
たたき該係止部を母材の穴中に挿入する。
。ハンマー等のたたき込みは、止め部に形成された爪部
が、断熱材に食い込むまで続ける(第6図参照)。
が、断熱材に食い込むまで続ける(第6図参照)。
このたたき込み力は、IO数kg/cnnM度で充分で
ある。
ある。
たたき込み完了後に、断熱材の外表面及び本ファスナー
を、しつくいにより塗り固めることができる。
を、しつくいにより塗り固めることができる。
このようにして、本ファースナーがたたき込まれると、
本ファスナーの係止部に形成された環状突出部の先端は
、母材の穴の径が該係止部の径よりも小であるため、該
穴の開口部方向に曲がり、該係止部ひいては本ファスナ
ーが該穴から抜は落ちようとする力に対し、摩擦力によ
り充分に抗しうる。
本ファスナーの係止部に形成された環状突出部の先端は
、母材の穴の径が該係止部の径よりも小であるため、該
穴の開口部方向に曲がり、該係止部ひいては本ファスナ
ーが該穴から抜は落ちようとする力に対し、摩擦力によ
り充分に抗しうる。
本ファスナーの軸の中間部は、その断面形状が十字型を
なしているため、断熱材の重み等により軸にその軸線に
対して垂直方向に加わる荷重に対しても充分に抗しうる
。
なしているため、断熱材の重み等により軸にその軸線に
対して垂直方向に加わる荷重に対しても充分に抗しうる
。
また、本ファスナーの止め部は、先端に近づくにつれて
下方に傾斜するように形成されているので、その弾性力
により断熱材を母材側に押圧し、断熱材の母材からの脱
落を効果的に防ぐ。
下方に傾斜するように形成されているので、その弾性力
により断熱材を母材側に押圧し、断熱材の母材からの脱
落を効果的に防ぐ。
さらに、止め部に形成された爪部の断熱材への食い込み
により、本ファスナーと断熱材との結合が強化されてい
る。
により、本ファスナーと断熱材との結合が強化されてい
る。
本ファスナーによる断熱材の母材への取付は方としては
、上述のほかに、母材には同様に穴をあけるけれども断
熱材には穴をあけずに、断熱材と断熱材との継ぎ目に本
ファスナーの軸を打ち込むようにしてもよい。
、上述のほかに、母材には同様に穴をあけるけれども断
熱材には穴をあけずに、断熱材と断熱材との継ぎ目に本
ファスナーの軸を打ち込むようにしてもよい。
この場合においても、止め部により、断熱材の脱落は防
止される。
止される。
次に、本考案の効果を説明する。
第1に、本考案のファスナーは、接着剤を用いることな
く、断熱材を母材に取付けられるので、接着剤が硬化し
て充分な接着力を生じるまで断熱材を母材に押圧し続け
るという作業が不要となり、このため、断熱材の母材へ
の取付は作業に要する時間が、大巾に短縮される。
く、断熱材を母材に取付けられるので、接着剤が硬化し
て充分な接着力を生じるまで断熱材を母材に押圧し続け
るという作業が不要となり、このため、断熱材の母材へ
の取付は作業に要する時間が、大巾に短縮される。
第2に、本ファスナーは、合成樹脂材料よりできている
ため、熱伝導率が低く従って断熱材による断熱効果を減
少させる虞れがない。
ため、熱伝導率が低く従って断熱材による断熱効果を減
少させる虞れがない。
第3に、本ファスナーは、合成樹脂材料より一体戊型さ
れうる形状のため、製造が極めて容易であり、製造コス
トも低く、かつ耐腐食性に優れている。
れうる形状のため、製造が極めて容易であり、製造コス
トも低く、かつ耐腐食性に優れている。
第1図は本考案の断熱材ファスナーの一実施例を示す斜
視図、第2図は本考案の断熱材ファスナーの一部断面正
面図、第3図は同左側面図、第4図は第2図のA−A線
における断面図、第5図及び第6図は本ファスナーを用
いて断熱材を母材に取付ける場合の説明図である。 10・・・・・・軸、20・・・・・・係止部、30・
・・・・・止め部。
視図、第2図は本考案の断熱材ファスナーの一部断面正
面図、第3図は同左側面図、第4図は第2図のA−A線
における断面図、第5図及び第6図は本ファスナーを用
いて断熱材を母材に取付ける場合の説明図である。 10・・・・・・軸、20・・・・・・係止部、30・
・・・・・止め部。
Claims (4)
- (1)全体が低熱伝導率の合成樹脂材料により一体的に
成型されており、一端に母材に穿設した孔と摩擦的に結
合しうる係止部を有する軸であって1、断熱材を母材に
取付けるのに充分な長さで伸びたものと、該軸の頂部に
形成された止め部であって、該断熱材を上部から弾性的
に押えるのに充分な長さで半径方向に伸び、かつ先端に
近づくにつれて下方に傾斜し、さらに該先端下面に該断
熱材に食い込む爪部を形成されたものとからなることを
特徴とする断熱材ファスナー。 - (2)前記止め部の周辺部に沿って、突出縁部を形成し
た実用新案登録請求の範囲第1項に記載の断熱材ファス
ナー。 - (3)前記軸の中間部の断面形状を、十字型とした実用
新案登録請求の範囲第1項または第2項に記載の断熱材
ファスナー。 - (4)前記止め部の外表面を、しつくいが付着し易いよ
うに荒仕上げとした実用新案登録請求の範囲第1項乃至
第3項のいずれかに記載の断熱材ファスナー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978088747U JPS587849Y2 (ja) | 1978-06-28 | 1978-06-28 | 断熱材フアスナ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978088747U JPS587849Y2 (ja) | 1978-06-28 | 1978-06-28 | 断熱材フアスナ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS556331U JPS556331U (ja) | 1980-01-16 |
JPS587849Y2 true JPS587849Y2 (ja) | 1983-02-12 |
Family
ID=29015513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1978088747U Expired JPS587849Y2 (ja) | 1978-06-28 | 1978-06-28 | 断熱材フアスナ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS587849Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS427526Y1 (ja) * | 1964-05-30 | 1967-04-12 |
-
1978
- 1978-06-28 JP JP1978088747U patent/JPS587849Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS427526Y1 (ja) * | 1964-05-30 | 1967-04-12 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS556331U (ja) | 1980-01-16 |
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